JP2001090310A - 窯業系建築板の取付け金具 - Google Patents

窯業系建築板の取付け金具

Info

Publication number
JP2001090310A
JP2001090310A JP2000255341A JP2000255341A JP2001090310A JP 2001090310 A JP2001090310 A JP 2001090310A JP 2000255341 A JP2000255341 A JP 2000255341A JP 2000255341 A JP2000255341 A JP 2000255341A JP 2001090310 A JP2001090310 A JP 2001090310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic building
building board
locking
mounting bracket
locking parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000255341A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Hatsutori
尚基 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiha Corp filed Critical Nichiha Corp
Priority to JP2000255341A priority Critical patent/JP2001090310A/ja
Publication of JP2001090310A publication Critical patent/JP2001090310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窯業系建築板を下地材に対して強固に,確実
に,長期間保持することができる取付け金具を提供する
こと。 【解決手段】 金属板を打抜き加工することにより作製
した取付け金具であって,固定板200に穿設された固
定用のネジ止め穴201と,窯業系建築板の下端を支承
係止するための略L字状の2つの支承係止部21と,窯
業系建築板の上端を係止するための略L字状の2つの上
端係止部22とを有する。上記支承係止部21と上端係
止部22とは,上記固定板を打抜くと共に略L字状に屈
曲させてなり,支承係止部21の先端片211と上端係
止部22の先端片221とは互いに反対方向に斜状に屈
曲されている。上記2つの支承係止部21と2つの上端
係止部22とは,両者を一対として2ケ所に打抜き形成
されており,打抜穴23の間には連結部25が残存形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,建築物の外壁等に使用される窯
業系建築板の取付け金具に関する。
【0002】
【従来技術】建築物の壁面を窯業系建築板により覆う際
には,後述する図2〜図4に示すごとく,まず下地材3
に取付け金具2を固定し,これに窯業系建築板を支承,
係止させて,次いで上部側より取付け金具を固定し,順
次繰り返し施工する。ところで,上記窯業系建築板は,
上記のごとく施工された後は長期間そのままに放置され
るが,その間,台風,地震,冬期及び夏期における昼夜
の温度変化等の外乱を受けやすい。そのため,取付け金
具はかかる外乱に対しても,しっかりと窯業系建築板を
保持しておく必要がある。
【0003】
【解決しようとする課題】本発明は,かかる従来の問題
点に鑑みてなされたもので,窯業系建築板を下地材に対
して強固に,確実に,長期間保持することができる取付
け金具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,金属板を打抜き加工する
ことにより作製した取付け金具であって,該取付け金具
は,下地材に固定するための固定板と,該固定板に穿設
された固定用のネジ止め穴と,窯業系建築板の下端を支
承係止するための略L字状の2つの支承係止部と,窯業
系建築板の上端を係止するための略L字状の2つの上端
係止部とを有してなり,また上記支承係止部と上端係止
部とは,上記固定板を打抜くと共に略L字状に屈曲させ
てなり,支承係止部の先端片と上端係止部の先端片とは
互いに反対方向に斜状に屈曲されており,上記2つの支
承係止部と2つの上端係止部とは,1つの支承係止部と
1つの上端係止部とを一対として2ケ所に打抜き形成さ
れており,また,上記各一対の支承係止部と上端係止部
とを打抜いた打抜穴の間には,連結部が残存形成されて
いることを特徴とする窯業系建築板の取付け金具にあ
る。
【0005】本発明にかかる取付け金具は,固定板に穿
設された固定用のネジ止め穴を形成しているので窯業系
建築板を固定する際に,窯業系建築板接合部の近くにて
取付け金具を固定できる。そのため,窯業系建築板を強
固に安定して固定できる。また,窯業系建築板の下端を
支承係止するための略L字状の支承係止部と,窯業系建
築板の上端を係止するための略L字状の上端係止部とを
有している。更に,支承係止部の先端片と上端係止部の
先端片とは互いに反対方向に斜状に屈曲させてある。そ
のため,窯業系建築板の下端及び上端を確実に把持し,
支承することができる。
【0006】また,取付け金具は金属板により作製して
あるので,弾力性を有し,台風,地震等により窯業系建
築板が揺動するときでも,ネジ止め穴と窯業系建築板の
接合部とが近接していることと相俟って上記窯業系建築
板を確実に把持することができる。また,取付け金具
は,1枚の金属板を打抜き,屈曲させることにより作製
したものであるから,製造容易,軽量で,かつ低コスト
である。
【0007】また,支承係止部及び上端係止部は,両者
を一対として,合計2対が設けてあるので,窯業系建築
板を確実に保持できる。また,図4に示すごとく,窯業
系建築板同志が接触する逆T字状の部分,いわゆるまた
がけ接続部分の支承が可能となる。また,各一対の支承
係止部及び上端係止部を打抜いた打抜穴の間には連結部
を残存させてあるので,打抜穴周辺の剛性も高い。この
ように,本発明によれば,窯業系建築板を下地材に対し
て強固に,確実に,長期間保持することができる取付け
金具を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる,窯業系建築板の取付け金
具につき,図1〜図5を用いて説明する。本例の取付け
金具2は,図1,図2に示すごとく,金属板を打抜き加
工することにより作製した取付け金具である。該取付け
金具2は下地材3に固定するための固定板200と,該
固定板200に穿設された固定用の中央ネジ止め穴20
1と3つの小ネジ止め穴20と,窯業系建築板1の下端
15を支承係止するための略L字状の2つの支承係止部
21と,窯業系建築板1の上端16を係止するための略
L字状の2つの上端係止部22とを有してなる。
【0009】また,上記支承係止部21と上端係止部2
2とは,上記固定板200を打抜くと共に略L字状に屈
曲させてなり,支承係止部21の先端片211と上端係
止部22の先端片221とは互いに反対方向に斜状に屈
曲されている。上記2つの支承係止部と2つの上端係止
部とは,1つの支承係止部21と1つの上端係止部22
とを一対として2ケ所に打抜き形成されており,上記各
一対の支承係止部21と上端係止部22とを打抜いた打
抜穴23の間には連結部25が残存形成されている。
【0010】そして,上記取付け金具2を下地材3に固
定するに当っては,図2に示すごとく,取付け金具2の
上部平板部27と,下部脚片28とを下地材3に当接さ
せ,大きい方の中央ネジ止め穴201には大きいビス4
4を,小さい方の小ネジ止め穴20には小さいビスをそ
れぞれ挿入し,下地材3にネジ留めする。ネジ留めは必
ずしも両方を留めつける必要はない。
【0011】次に,取付け施工方法について説明する。
まず,予め固定した取付け金具2に窯業系建築板1を当
てがい,その窯業系建築板1の上端16に取付け金具2
の上端係止部22を嵌合,係止する。次いで,取付け金
具2の支承係止部21の上に,上方に位置する窯業系建
築板1の下端15を嵌合し支承,係止する。以下,同様
に下方から上方へ順次,取付け金具2に対して窯業系建
築板1を取付けていく。なお,図4に示すごとく,取付
け金具の設置個所は,窯業系建築板1同志が接触する逆
T字状部分,即ちまたがけ接続部分が支承されるように
構成することが好ましい。
【0012】また,本例の取付け金具2に窯業系建築板
1を施工してなる施工構造100は,図4に示すごと
く,表面に同一の柄模様11を施した窯業系建築板1を
多数用いて,これらを互いに隣接配置することにより構
成されている。
【0013】そして,上記配置に当たっては,図4に示
すごとく,一部の窯業系建築板1を,その上下方向を逆
にして,他の上下方向を逆にしていない窯業系建築板1
の間に混在配置させる。同図において,符号10は上下
を逆にして配置した窯業系建築板1を表している。ま
た,窯業系建築板1に示した「白丸」印19は,説明上
柄模様の1つとして示すものである。これにより,窯業
系建築板1を上下逆に配置した場合の模様の変化を知る
ことができる。
【0014】次に,上記窯業系建築板1は,図3に示す
ごとく,間切り柱39に設けた下地材3の表面である施
工面30に配置してある。上記下地材3は間切り柱39
に対して,複数枚を相抉り構造にて配設してある。そし
て,上記下地材3の表面に窯業系建築板1を取付け金具
2によって固定している。なお,取付け金具2の取付け
状態は,上記図1,図2の説明参照。
【0015】図3〜図5に示すごとく,上記窯業系建築
板1の表面には,岩石のような凹凸状の柄模様11が形
成されている。そして,施工後において隣接する他の窯
業系建築板との対向側面12は平面状である。そして,
上記対向側面12には,施工面30に設けた取付け金具
2に係止するための係止溝13が設けてある。該係止溝
13は,取付け金具2に接触する接触面側に,傾斜面を
有する。そのため,窯業系建築板の取付け施工が容易で
ある。なお,本例の窯業系建築板1はセメント系無機材
よりなる。
【0016】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例にかかる取付け金具2は,固定板に穿設された
固定用の中央ネジ止め穴201を形成しているので窯業
系建築板1を固定する際に,窯業系建築板接合部の近く
にて取付け金具を固定できる。そのため,窯業系建築板
を強固に安定して固定できる。また,窯業系建築板1の
下端15を支承係止するための略L字状の支承係止部2
1と,窯業系建築板1の上端を係止するための略L字状
の上端係止部22とを有している。更に,支承係止部2
1の先端片211と上端係止部22の先端片221とは
互いに反対方向に斜状に屈曲させてある。そのため,窯
業系建築板1の下端15及び上端16を確実に把持し,
支承することができる。
【0017】また,取付け金具2は金属板により作製し
てあるので,弾力性を有し,台風,地震等により窯業系
建築板が揺動するときでも,ネジ止め穴と窯業系建築板
の接合部とが近接していることと相俟って上記窯業系建
築板1を確実に把持することができる。また,取付け金
具は,1枚の金属板を打抜き,屈曲させることにより作
製したものであるから,製造容易,軽量で,かつ低コス
トである。
【0018】また,支承係止部21及び上端係止部22
は,両者を一対として,合計2対が設けてあるので,窯
業系建築板1を確実に保持できる。また,図4に示すご
とく,窯業系建築板同志が接触する逆T字状の部分,い
わゆるまたがけ接続部分の支承が可能となる。また,各
一対の支承係止部21及び上端係止部22を打抜いた打
抜穴23の間には連結部25を残存させてあるので,打
抜穴23の周辺の剛性も高い。このように,本発明によ
れば,窯業系建築板1を下地材3に対して強固に,確実
に,長期間保持することができる取付け金具を提供する
ことができる。
【0019】また,本例に示す窯業系建築板1は,施工
後において隣接する他の窯業系建築板1との対向側面1
2が平面状であると共に取付け金具2係止用の係止溝1
3を有している。これにより,上記窯業系建築板1を上
下逆にして使用することができ(図4参照),1種類の
窯業系建築板1を2種類分の窯業系建築板1,10とし
て使用することができる。
【0020】即ち,図4に示すごとく,同じ窯業系建築
板1を上下逆にして適宜配置することにより,1種類の
柄模様であっても,全体として,規則性のない,変化に
富んだ意匠の施工構造とすることができる。
【0021】また,窯業系建築板1種類分の製造コスト
により,みかけ上,2種類の窯業系建築板1,10を製
造することができる。これにより,単調でなく,より変
化に富んだ外観を有する施工構造100を得ることがで
きる。また,上記係止溝13等を有するため,施工面3
0への窯業系建築板1の施工は容易,確実である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば,窯業系建築板を下地材
に対して強固に,確実に,長期間保持することができる
取付け金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,窯業系建築板の取付け
金具の斜視図。
【図2】実施形態例1における,取付け金具及び窯業系
建築板の施工状態を示す断面図。
【図3】実施形態例1における,窯業系建築板の施工構
造の説明図。
【図4】実施形態例1における,取付け金具及び窯業系
建築板の施工状態の正面説明図。
【図5】実施形態例1における,窯業系建築板の斜視
図。
【符号の説明】
1...窯業系建築板, 100...施工構造, 2...取付け金具, 20,201...ネジ止め穴, 21...支承係止部, 22...上端係止部, 211,221...先端片, 3...下地材,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を打抜き加工することにより作製
    した取付け金具であって,該取付け金具は,下地材に固
    定するための固定板と,該固定板に穿設された固定用の
    ネジ止め穴と,窯業系建築板の下端を支承係止するため
    の略L字状の2つの支承係止部と,窯業系建築板の上端
    を係止するための略L字状の2つの上端係止部とを有し
    てなり,また上記支承係止部と上端係止部とは,上記固
    定板を打抜くと共に略L字状に屈曲させてなり,支承係
    止部の先端片と上端係止部の先端片とは互いに反対方向
    に斜状に屈曲されており,上記2つの支承係止部と2つ
    の上端係止部とは,1つの支承係止部と1つの上端係止
    部とを一対として2ケ所に打抜き形成されており,ま
    た,上記各一対の支承係止部と上端係止部とを打抜いた
    打抜穴の間には,連結部が残存形成されていることを特
    徴とする窯業系建築板の取付け金具。
JP2000255341A 2000-08-25 2000-08-25 窯業系建築板の取付け金具 Pending JP2001090310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255341A JP2001090310A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 窯業系建築板の取付け金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255341A JP2001090310A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 窯業系建築板の取付け金具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12594895A Division JPH08296317A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 窯業系建築板及び施工構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001090310A true JP2001090310A (ja) 2001-04-03

Family

ID=18744147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000255341A Pending JP2001090310A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 窯業系建築板の取付け金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001090310A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265864A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Nichiha Corp 留め付け金具及び外壁施工構造
CN103061483A (zh) * 2012-12-27 2013-04-24 施红 一种瓷砖

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265864A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Nichiha Corp 留め付け金具及び外壁施工構造
JP4546301B2 (ja) * 2005-03-22 2010-09-15 ニチハ株式会社 留め付け金具及び外壁施工構造
CN103061483A (zh) * 2012-12-27 2013-04-24 施红 一种瓷砖

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4127975A (en) Concealed fasteners for wall panels
DE60020075D1 (de) Verbindungsvorrichtung
MXPA02005205A (es) Caja electrica para ventiladores de techo.
JP2001090310A (ja) 窯業系建築板の取付け金具
JP2019112847A (ja) 設備機器の設置構造および天井構造
KR200436794Y1 (ko) 천장용 패널
JPH0141349Y2 (ja)
WO2004005641A1 (en) Surface mounted grid system
JPS6136691Y2 (ja)
JP2004244953A (ja) 天井板取付具
KR200238701Y1 (ko) 건축용 단열재 고정장치
KR200325430Y1 (ko) 천정 마감패널의 고정장치
JPH032570Y2 (ja)
JPH04134316U (ja) 天井の下地構造
KR200317010Y1 (ko) 천정 마감패널의 고정장치
JPS5925056Y2 (ja) 照明器具の吊下げ装置
JPH0318567Y2 (ja)
JPH0715935Y2 (ja) 軒天井取付装置
JP4315017B2 (ja) 照明器具
JPS6237844Y2 (ja)
JP2004218291A (ja) 折板屋根構造
JPH0318351U (ja)
JPH0358509U (ja)
JPH026216Y2 (ja)
JP2004300806A (ja) 天井板支持具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301