JP2001090185A - 木造建物の接合部を補強する金物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】木造建物の接合部を補強する箇所の形状に合わ
せて、可動が可能な金物を取付けることにより、木造建
物の接合部を補強する金物を提供する。 【構成】板状の細長い金物（１）にて構成される補強す
る箇所の形状に合わせて可動が可能なテープ（２）にて
構成される金物に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】この発明は、木造建物の接合
部を補強する箇所の形状に合わせて、可動が可能な金物
を取付けることにより、木造建物の接合部を補強する金
物と可動が可能であり、なおかつ、切断が可能な金物連
結方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、木造建物の接合部の補強は、接合
部の形状に合わせて、Ｌ字型やＴ字型の金物を釘やボル
トで留め付けたり、柱と横架材を羽子板ボルトで留め付
けている。

【０００３】したがって、接合部の形状や用途に応じて
金物を選択する必要があった。

【０００４】また、既存の木造建物の接合部において、
木材の乾燥収縮により、隙間が生じていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】接合部の形状や用途に
応じて金物を選択するのが煩わしかった。

【０００６】既存の木造建物の接合部において、木材の
乾燥収縮により、隙間が生じて接合部が外れる危険があ
った。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、木造建物の接
合部を補強する箇所の形状に合わせて、可動が可能な金
物（１）を取付けることにより金物を選択する煩わしさ
を解決し、木材の乾燥収縮により、生じた隙間を広く覆
うことにより接合部のはずれを防止するものである。

【０００８】

【実施例】図１、図２に示すように、梁（４）の継手を
補強する部材（１）を１ないし２以上設けられる穴に接
合部材（３）を用い留め付ける。

【０００９】自在に可動が可能なテープ（２）を使用し
た金物連結方法のため、同じ梁の継手の箇所を図１、図
２のような補強ができる。

【００１０】また、テープ（２）を使用する位置を図５
に示す長辺から図６に示す短辺に変更することで、図３
のような梁（４）と柱（５）の補強ができる。

【００１１】また、テープ（２）は切断が可能なので、
継手を補強する部材（１）を単体で補強ができる。

【００１２】

【発明の効果】本発明を使用することによって、木造建
物の接合部を補強する箇所の形状に合わせて、可動が可
能な金物を取付けることにより、木造建物の接合部を補
強が可能となった。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の斜視図である。

【図２】本発明の一実施例斜視図である。

【図３】本発明の一実施例斜視図である。

【図４】本発明の板状の細長い金物単体の正面図であ
る。

【図５】本発明の板状の細長い金物を連結した正面図で
ある。

【図６】本発明の板状の細長い金物を連結した正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 板状の細長い金物 ２ テープ ３ 柱の固定する部材 ４ 梁 ５ 柱

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 板状の細長い金物（１）にて構成される
   補強する箇所の形状に合わせて可動が可能な、木造建物
   の接合部を補強する金物。
2. 【請求項２】 自在に可動が可能であり、なおかつ、切
   断が可能なテープ状の（２）の金物連結方法。