JP2001089324A - ケラチン物質のメイクアップのための組成物及び方法 - Google Patents
ケラチン物質のメイクアップのための組成物及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 輝く金属的外観及び良好な摩損耐性を有する
メイクアップを得ること。 【解決手段】 化粧品的に許容可能な媒体中に色素を含
むメイクアップ化粧品組成物であって、該色素が少なく
とも１つの金属性被覆で被覆される少なくとも１つのガ
ラス粒子を含むことを特徴とする組成物。
メイクアップを得ること。 【解決手段】 化粧品的に許容可能な媒体中に色素を含
むメイクアップ化粧品組成物であって、該色素が少なく
とも１つの金属性被覆で被覆される少なくとも１つのガ
ラス粒子を含むことを特徴とする組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理されたガラス
粒子を含む、ケラチン物質のメイクアップのための化粧
品組成物に関する。本発明はまた、ケラチン物質のメイ
クアップのための化粧方法に関する。本発明の組成物
は、爪、唇を含む顔又は体の皮膚、まつげ、及び、毛髪
に、特にヒトのそれらに適用されることができる。さら
には、本発明はネイルワニス（ネイルエナメル）に関す
る。
粒子を含む、ケラチン物質のメイクアップのための化粧
品組成物に関する。本発明はまた、ケラチン物質のメイ
クアップのための化粧方法に関する。本発明の組成物
は、爪、唇を含む顔又は体の皮膚、まつげ、及び、毛髪
に、特にヒトのそれらに適用されることができる。さら
には、本発明はネイルワニス（ネイルエナメル）に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】メイクアップ組成物は、ネイルワニス、
フェイスパウダー、アイシャドー、ファンデーション、
マスカラ、アイライナー、唇用のメイクアップ製品又は
体用のメイクアップ製品であることができる。該組成物
はまた、付けづめ、付けまつげ又はかつらのようなメイ
クアップアクセサリーに、あるいは、皮膚又は唇に付着
させるパステル又は（つけぼくろのような）パッチに適
用されることができる。
フェイスパウダー、アイシャドー、ファンデーション、
マスカラ、アイライナー、唇用のメイクアップ製品又は
体用のメイクアップ製品であることができる。該組成物
はまた、付けづめ、付けまつげ又はかつらのようなメイ
クアップアクセサリーに、あるいは、皮膚又は唇に付着
させるパステル又は（つけぼくろのような）パッチに適
用されることができる。
【０００３】ネイルワニスのようなメイクアップ組成物
は、可溶性染料、一般的には酸化鉄等の金属酸化物であ
る顔料のような色素、あるいは、酸化チタン等の金属酸
化物で被覆された雲母のような真珠光沢顔料の補助によ
り着色される。しかしながら、メイクアップの皮膜が、
衝撃、圧力又は摩擦のようなストレスを受けるとき、該
色素、特に顔料は、常にこれらのストレス及び摩滅に耐
性であるわけではなく、とれていってしまう。すると、
メイクアップの色の実質的な喪失が観察され、これが使
用者に該メイクアップを何度も、任意にはそのダメージ
を受けた被覆が除去された後で、繰り返し塗布すること
を強いている。金属的な効果を備えた色を得るためにア
ルミニウム片を用いることもまた、既知の操作である。
先ほどの顔料のように、これらの薄片はストレス及び摩
滅にほとんど耐性を示さず、とれていってしまう。さら
に、これらの薄片は光不透過性で、散乱をおこし、ま
た、光沢がない。加えて、それらが金属的外観を持たな
い有色顔料、例えば真珠光沢顔料と組み合わされると
き、これらの顔料の色は現れず；それゆえに有色の金属
的外観を有するメイクアップを得ることはできない。
は、可溶性染料、一般的には酸化鉄等の金属酸化物であ
る顔料のような色素、あるいは、酸化チタン等の金属酸
化物で被覆された雲母のような真珠光沢顔料の補助によ
り着色される。しかしながら、メイクアップの皮膜が、
衝撃、圧力又は摩擦のようなストレスを受けるとき、該
色素、特に顔料は、常にこれらのストレス及び摩滅に耐
性であるわけではなく、とれていってしまう。すると、
メイクアップの色の実質的な喪失が観察され、これが使
用者に該メイクアップを何度も、任意にはそのダメージ
を受けた被覆が除去された後で、繰り返し塗布すること
を強いている。金属的な効果を備えた色を得るためにア
ルミニウム片を用いることもまた、既知の操作である。
先ほどの顔料のように、これらの薄片はストレス及び摩
滅にほとんど耐性を示さず、とれていってしまう。さら
に、これらの薄片は光不透過性で、散乱をおこし、ま
た、光沢がない。加えて、それらが金属的外観を持たな
い有色顔料、例えば真珠光沢顔料と組み合わされると
き、これらの顔料の色は現れず；それゆえに有色の金属
的外観を有するメイクアップを得ることはできない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明の目的は、上述の欠点の克服を可能にす
るメイクアップ組成物を提供することであり、特に、ケ
ラチン物質上に、輝く金属的外観及び良好な摩損耐性を
有するメイクアップを得ることである。
の手段】本発明の目的は、上述の欠点の克服を可能にす
るメイクアップ組成物を提供することであり、特に、ケ
ラチン物質上に、輝く金属的外観及び良好な摩損耐性を
有するメイクアップを得ることである。
【０００５】出願人は、新規なタイプのケラチン物質の
ためのメイクアップが、特別なガラス粒子を含む化粧品
組成物を用いることによって得られることができること
を観察している。
ためのメイクアップが、特別なガラス粒子を含む化粧品
組成物を用いることによって得られることができること
を観察している。
【０００６】より具体的には、本発明の１つの主題は、
化粧品的に許容可能な媒体中に色素を含み、該染色剤が
少なくとも１つのの金属性被覆で被覆されたガラス粒子
を含むことを特徴とするメイクアップ化粧品組成物であ
る。
化粧品的に許容可能な媒体中に色素を含み、該染色剤が
少なくとも１つのの金属性被覆で被覆されたガラス粒子
を含むことを特徴とするメイクアップ化粧品組成物であ
る。
【０００７】本発明の組成物が爪のようなケラチン物質
に適用されるとき、該金属性被覆で被覆されたガラス粒
子は堆積された被覆中に容易に分配される。この組成物
は、観察の方向にかかわりなく、反射効果を備えた、非
常に光沢のある、輝く金属的外観を有し、また、光を散
乱させないメイクアップ皮膜を与える。該メイクアップ
はまた、割れ（chipping）に対する良好な耐性の他に、
良好な摩損耐性、特に衝撃、摩擦及び剥離への耐性を持
つ。これによりメイクアップされる支持体に十分に付着
し且つ良好な耐久力を有する輝くメイクアップが得られ
る。さらに、これらのガラス粒子は光をよく透過し、こ
れにより、それらは、金属的効果を備えた有色のメイク
アップを得るために、有色顔料に組み合わされることが
可能になる。
に適用されるとき、該金属性被覆で被覆されたガラス粒
子は堆積された被覆中に容易に分配される。この組成物
は、観察の方向にかかわりなく、反射効果を備えた、非
常に光沢のある、輝く金属的外観を有し、また、光を散
乱させないメイクアップ皮膜を与える。該メイクアップ
はまた、割れ（chipping）に対する良好な耐性の他に、
良好な摩損耐性、特に衝撃、摩擦及び剥離への耐性を持
つ。これによりメイクアップされる支持体に十分に付着
し且つ良好な耐久力を有する輝くメイクアップが得られ
る。さらに、これらのガラス粒子は光をよく透過し、こ
れにより、それらは、金属的効果を備えた有色のメイク
アップを得るために、有色顔料に組み合わされることが
可能になる。
【０００８】本発明の他の主題は、上述したような組成
物のケラチン物質への適用を含む、ケラチン物質のメイ
クアップのための化粧方法である。
物のケラチン物質への適用を含む、ケラチン物質のメイ
クアップのための化粧方法である。
【０００９】本発明の主題はまた、光沢があり及び／又
は摩損耐性のメイクアップを得るための、ケラチン物質
のメイクアップのための組成物中での、少なくとも１つ
の金属性被覆で被覆されたガラス粒子の使用である。
は摩損耐性のメイクアップを得るための、ケラチン物質
のメイクアップのための組成物中での、少なくとも１つ
の金属性被覆で被覆されたガラス粒子の使用である。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の組成物に色素として用い
られるガラス粒子は少なくとも１つの金属性被覆で被覆
される。
られるガラス粒子は少なくとも１つの金属性被覆で被覆
される。
【００１１】該金属性被覆は、銀、アルミニウム、クロ
ム、ニッケル、モリブデン、金、銅、スズ、マグネシウ
ム及びそれらの混合物（合金）から選択される少なくと
も１つの金属から形成されることができる。銀、クロ
ム、ニッケル、モリブデン及びそれらの混合物が好まし
く用いられる。
ム、ニッケル、モリブデン、金、銅、スズ、マグネシウ
ム及びそれらの混合物（合金）から選択される少なくと
も１つの金属から形成されることができる。銀、クロ
ム、ニッケル、モリブデン及びそれらの混合物が好まし
く用いられる。
【００１２】被覆されたガラス粒子の金属性被覆は、該
粒子の総重量に対して、０．１重量％から５０重量％、
好ましくは１重量％から２０重量％、さらに好ましくは
２重量％から８重量％の範囲の量で存在することができ
る。
粒子の総重量に対して、０．１重量％から５０重量％、
好ましくは１重量％から２０重量％、さらに好ましくは
２重量％から８重量％の範囲の量で存在することができ
る。
【００１３】金属性被覆で被覆されたガラス粒子は、１
μｍから５００μｍ、好ましくは１０μｍから３００μ
ｍ、さらに好ましくは２５μｍから１５０μｍの範囲の
平均サイズを有することができる。
μｍから５００μｍ、好ましくは１０μｍから３００μ
ｍ、さらに好ましくは２５μｍから１５０μｍの範囲の
平均サイズを有することができる。
【００１４】該金属性被覆で被覆されたガラス粒子は、
有利には、１００ｎｍから２５μｍ、好ましくは５００
ｎｍから１０μｍ、さらに好ましくは０．５μｍから５
μｍの範囲の厚さを有することができる。
有利には、１００ｎｍから２５μｍ、好ましくは５００
ｎｍから１０μｍ、さらに好ましくは０．５μｍから５
μｍの範囲の厚さを有することができる。
【００１５】金属性被覆で被覆されたガラス粒子は、特
に、日本国特許出願公開平９−１８８８３０号、日本国
特許出願公開平１０−１５８４５０号、日本国特許出願
公開平１０−１５８５４１号、日本国特許出願公開平７
−２５８４６０号及び日本国特許出願公開平５−０１７
７１０号に記載される。
に、日本国特許出願公開平９−１８８８３０号、日本国
特許出願公開平１０−１５８４５０号、日本国特許出願
公開平１０−１５８５４１号、日本国特許出願公開平７
−２５８４６０号及び日本国特許出願公開平５−０１７
７１０号に記載される。
【００１６】使用可能な、金属性被覆で被覆されたガラ
ス粒子は、例えば、Toyal社によりMicroglass Metashin
e REFSX 2025 PS and GF 2140の名称で販売される銀被
覆粒子であり、また、Toyal社によりCrystal Star GF 5
50 and GF 2525の名称で販売されるニッケル／クロム／
モリブデン合金で被覆された粒子である。
ス粒子は、例えば、Toyal社によりMicroglass Metashin
e REFSX 2025 PS and GF 2140の名称で販売される銀被
覆粒子であり、また、Toyal社によりCrystal Star GF 5
50 and GF 2525の名称で販売されるニッケル／クロム／
モリブデン合金で被覆された粒子である。
【００１７】金属性被覆で被覆されたガラス粒子は、該
組成物の総重量に対して、０．１重量％から９０重量
％、好ましくは１重量％から３０重量％、さらに好まし
くは２重量％から１０重量％の範囲の量で本発明の組成
物中に存在することができる。
組成物の総重量に対して、０．１重量％から９０重量
％、好ましくは１重量％から３０重量％、さらに好まし
くは２重量％から１０重量％の範囲の量で本発明の組成
物中に存在することができる。
【００１８】本発明では、本発明の組成物は、水性媒体
または有機溶媒媒体を含むことができる化粧品的に許容
可能な媒体を含む。
または有機溶媒媒体を含むことができる化粧品的に許容
可能な媒体を含む。
【００１９】本発明の組成物はまた、少なくとも１つの
皮膜形成ポリマーを含むこともできる。本出願におい
て、「皮膜形成ポリマー」の表現は、それ自身で、又は
皮膜形成補助の存在下で、単離可能な皮膜を形成するこ
とができるポリマーを意味する。該組成物中の皮膜形成
ポリマーは、本発明の組成物の化粧品的に許容可能な媒
体中に、溶解または粒子の形で分散されることができ
る。
皮膜形成ポリマーを含むこともできる。本出願におい
て、「皮膜形成ポリマー」の表現は、それ自身で、又は
皮膜形成補助の存在下で、単離可能な皮膜を形成するこ
とができるポリマーを意味する。該組成物中の皮膜形成
ポリマーは、本発明の組成物の化粧品的に許容可能な媒
体中に、溶解または粒子の形で分散されることができ
る。
【００２０】本発明の組成物に使用可能な皮膜形成ポリ
マーとしては、ラジカル誘導タイプまたは重縮合タイプ
の合成ポリマー、及び、天然由来のポリマー、及び、そ
れらの混合物が言及されてよい。
マーとしては、ラジカル誘導タイプまたは重縮合タイプ
の合成ポリマー、及び、天然由来のポリマー、及び、そ
れらの混合物が言及されてよい。
【００２１】「ラジカル誘導タイプの皮膜形成ポリマ
ー」の表現は、不飽和、特にエチレン性不飽和を含む単
独重合可能なモノマーである、１、又はそれ以上のモノ
マーの重合によって得られる（重縮合物とは異なる）ポ
リマーを意味する。
ー」の表現は、不飽和、特にエチレン性不飽和を含む単
独重合可能なモノマーである、１、又はそれ以上のモノ
マーの重合によって得られる（重縮合物とは異なる）ポ
リマーを意味する。
【００２２】該ラジカル誘導タイプの皮膜形成ポリマー
は、特に、ビニルポリマー又はコポリマー、特に、アク
リルポリマーであることができる。
は、特に、ビニルポリマー又はコポリマー、特に、アク
リルポリマーであることができる。
【００２３】ビニル皮膜形成ポリマーは、少なくとも一
の酸の基及び／又はこれらの酸性モノマーのエステル及
び／又は、これらの酸性モノマーのアミドを有する、エ
チレン性不飽和を含むモノマーの重合により得ることが
できる。
の酸の基及び／又はこれらの酸性モノマーのエステル及
び／又は、これらの酸性モノマーのアミドを有する、エ
チレン性不飽和を含むモノマーの重合により得ることが
できる。
【００２４】使用可能な酸の基を有するモノマーは、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸及び
イタコン酸、及びそれらの混合物のようなα，β−エチ
レン性不飽和カルボン酸である。好ましくは（メタ）ク
リル酸及びクロトン酸が、さらに好ましくは（メタ）ク
リル酸が用いられる。
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸及び
イタコン酸、及びそれらの混合物のようなα，β−エチ
レン性不飽和カルボン酸である。好ましくは（メタ）ク
リル酸及びクロトン酸が、さらに好ましくは（メタ）ク
リル酸が用いられる。
【００２５】酸モノマー類のエステルは、有利には、
（メタ）クリル酸エステル（（メタ）クリレートとして
も知られる）、特にアルキル（メタ）クリレート、特に
Ｃ1−Ｃ20、好ましくはＣ1−Ｃ8アルキルの（メタ）ク
リレート、アリール（メタ）クリレート、特にＣ6−Ｃ
10アリールの（メタ）クリレート、及び、ヒドロキシア
ルキル（メタ）クリレート、特にＣ2−Ｃ6ヒドロキシア
ルキルの（メタ）クリレートから選択される。
（メタ）クリル酸エステル（（メタ）クリレートとして
も知られる）、特にアルキル（メタ）クリレート、特に
Ｃ1−Ｃ20、好ましくはＣ1−Ｃ8アルキルの（メタ）ク
リレート、アリール（メタ）クリレート、特にＣ6−Ｃ
10アリールの（メタ）クリレート、及び、ヒドロキシア
ルキル（メタ）クリレート、特にＣ2−Ｃ6ヒドロキシア
ルキルの（メタ）クリレートから選択される。
【００２６】言及されてよいアルキル（メタ）クリレー
トとしては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、２−エチルヘキシルメタクリレート及びラウリルメ
タクリレートである。
トとしては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、２−エチルヘキシルメタクリレート及びラウリルメ
タクリレートである。
【００２７】言及されてよいヒドロキシアルキル（メ
タ）クリレートとしては、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、２−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート及び２−ヒドロキシプロピルメタ
クリレートである。
タ）クリレートとしては、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、２−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート及び２−ヒドロキシプロピルメタ
クリレートである。
【００２８】アリール（メタ）クリレートとして言及さ
れてよいのはベンジルアクリレート及びフェニルアクリ
レートである。
れてよいのはベンジルアクリレート及びフェニルアクリ
レートである。
【００２９】特に好ましい（メタ）クリル酸エステルは
アルキル（メタ）クリレートである。
アルキル（メタ）クリレートである。
【００３０】本発明では、該エステルのアルキル基は、
フッ化又は過フッ化、すなわちアルキル基の水素原子の
いくつか又はすべてがフッ素原子で置換されたものので
あることができる。
フッ化又は過フッ化、すなわちアルキル基の水素原子の
いくつか又はすべてがフッ素原子で置換されたものので
あることができる。
【００３１】酸モノマーのアミドで言及されてよいの
は、例えば、（メタ）クリルアミド、特に、Ｎ−アルキ
ル（メタ）クリルアミド、特にＣ2−Ｃ12アルキルのＮ
−アルキル（メタ）クリルアミドである。Ｎ−アルキル
（メタ）クリルアミドとして特に言及されてよいのは、
Ｎ−エチルアクリルアミド、Ｎ−ｔ−ブチルアクリルア
ミド及びＮ−ｔ−オクチルアクリルアミドである。
は、例えば、（メタ）クリルアミド、特に、Ｎ−アルキ
ル（メタ）クリルアミド、特にＣ2−Ｃ12アルキルのＮ
−アルキル（メタ）クリルアミドである。Ｎ−アルキル
（メタ）クリルアミドとして特に言及されてよいのは、
Ｎ−エチルアクリルアミド、Ｎ−ｔ−ブチルアクリルア
ミド及びＮ−ｔ−オクチルアクリルアミドである。
【００３２】該ビニル皮膜形成ポリマーはまた、ビニル
エステル及びスチレンモノマーから選択される少なくと
も一のモノマーの単独重合又は共重合から得ることもで
きる。特に、これらのモノマーは、上述したような酸モ
ノマー及び／又はそれらのエステル及び／又はそれらの
アミドと重合することができる。
エステル及びスチレンモノマーから選択される少なくと
も一のモノマーの単独重合又は共重合から得ることもで
きる。特に、これらのモノマーは、上述したような酸モ
ノマー及び／又はそれらのエステル及び／又はそれらの
アミドと重合することができる。
【００３３】ビニルエステルの例として言及されてよい
のは、ビニルアセテート、ビニルネオデカノエート、ビ
ニルピバレート、ビニルベンゾエート及びビニルｔ−ブ
チルベンゾエートである。
のは、ビニルアセテート、ビニルネオデカノエート、ビ
ニルピバレート、ビニルベンゾエート及びビニルｔ−ブ
チルベンゾエートである。
【００３４】言及されてよいスチレンモノマーは、スチ
レン及びα−メチルスチレンである。
レン及びα−メチルスチレンである。
【００３５】与えられるモノマーのリストは、制限する
ものではなく、アクリル及びビニルモノマーの範疇（シ
リコーン鎖で修飾されたモノマーを含む）のうちの、当
業者に既知であるいかなるモノマーの使用も可能にする
ものである。
ものではなく、アクリル及びビニルモノマーの範疇（シ
リコーン鎖で修飾されたモノマーを含む）のうちの、当
業者に既知であるいかなるモノマーの使用も可能にする
ものである。
【００３６】本発明で用いられることができる水性分散
物中のアクリル皮膜形成ポリマーとしては、Zeneca社に
より販売される、Neocryl XK-90（商標）、Neocryl A-1
070（商標）、Neocryl A-1090（商標）、Neocryl BT-62
（商標）、Neocryl A-1079（商標）及びNeocryl A-523
（商標）、及び、Dow Chemical社により販売されるDow
Latex 432（商標）が言及されてよい。
物中のアクリル皮膜形成ポリマーとしては、Zeneca社に
より販売される、Neocryl XK-90（商標）、Neocryl A-1
070（商標）、Neocryl A-1090（商標）、Neocryl BT-62
（商標）、Neocryl A-1079（商標）及びNeocryl A-523
（商標）、及び、Dow Chemical社により販売されるDow
Latex 432（商標）が言及されてよい。
【００３７】皮膜形成ポリマーとして使用可能な重縮合
物としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は
両性の、ポリウレタン、ポリウレタン−アクリル酸、ポ
リウレタン−ポリビニルピロリドン、ポリエステル−ポ
リウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン、ポリ尿素及
びポリ尿素−ポリウレタン、及び、それらの混合物が言
及されてよい。
物としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は
両性の、ポリウレタン、ポリウレタン−アクリル酸、ポ
リウレタン−ポリビニルピロリドン、ポリエステル−ポ
リウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン、ポリ尿素及
びポリ尿素−ポリウレタン、及び、それらの混合物が言
及されてよい。
【００３８】皮膜形成ポリウレタンは、例えば： −脂肪族及び／又は環状脂肪族及び／又は芳香族のポリ
エステル由来の、少なくとも１つのシークエンス、及び
／又は、 −例えばポリジメチルシロキサン又はポリメチルフェニ
ルシロキサンのような、少なくとも１つの分枝又は非分
枝シリコーンシークエンス、及び／又は、 −フルオロ基を含む少なくとも１つのシークエンス を単独あるいは混合物として含む、脂肪族、環状脂肪族
又は芳香族のポリウレタン、ポリ尿素−ポリウレタン又
はポリ尿素コポリマーであることができる。
エステル由来の、少なくとも１つのシークエンス、及び
／又は、 −例えばポリジメチルシロキサン又はポリメチルフェニ
ルシロキサンのような、少なくとも１つの分枝又は非分
枝シリコーンシークエンス、及び／又は、 −フルオロ基を含む少なくとも１つのシークエンス を単独あるいは混合物として含む、脂肪族、環状脂肪族
又は芳香族のポリウレタン、ポリ尿素−ポリウレタン又
はポリ尿素コポリマーであることができる。
【００３９】本発明で使用可能な水性分散物中の皮膜形
成ポリウレタンポリマーとして、特に、Goodrich社の
「Avalure UR-405（商標）」、「Avalure UR-410（商
標）」、「Avalure UR-425（商標）」、「Avalure UR-4
50（商標）」及び「Sancure 2060（商標）」の名称で販
売されるポリエステル−ポリウレタン、及び、Goodrich
社の「Sancure 878（商標）」及びZeneca社の「Neorez
R 970（商標）」の名称で販売されるポリエーテル−ポ
リウレタンが言及されてよい。
成ポリウレタンポリマーとして、特に、Goodrich社の
「Avalure UR-405（商標）」、「Avalure UR-410（商
標）」、「Avalure UR-425（商標）」、「Avalure UR-4
50（商標）」及び「Sancure 2060（商標）」の名称で販
売されるポリエステル−ポリウレタン、及び、Goodrich
社の「Sancure 878（商標）」及びZeneca社の「Neorez
R 970（商標）」の名称で販売されるポリエーテル−ポ
リウレタンが言及されてよい。
【００４０】言及されてよい皮膜形成重縮合物は、ポリ
エステル、ポリエステルアミド、脂肪鎖ポリエステル、
ポリアミド及びエポキシエステル樹脂、ホルムアルデヒ
ドのアリールスルホンアミドとの縮合により得られる樹
脂、及び、アリールスルホンアミドエポキシ樹脂であ
る。
エステル、ポリエステルアミド、脂肪鎖ポリエステル、
ポリアミド及びエポキシエステル樹脂、ホルムアルデヒ
ドのアリールスルホンアミドとの縮合により得られる樹
脂、及び、アリールスルホンアミドエポキシ樹脂であ
る。
【００４１】該ポリエステルは、既知の方法で、ポリオ
ール、特にジオールとの、ジカルボン酸の重縮合により
得ることができる。
ール、特にジオールとの、ジカルボン酸の重縮合により
得ることができる。
【００４２】該ジカルボン酸は、脂肪族、脂環式又は芳
香族であることができる。言及されてよいそのような酸
の例は：シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、２，２−
ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバ
シン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル
酸、ドデカンジオン（dodecanedioic）酸、１，３−シ
クロヘキサンジカルボン酸、１，４−シクロヘキサンジ
カルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、２，５−ノ
ルボルナンジカルボン酸、ジグリコール酸、チオジプロ
ピオン酸、２，５−ナフタレンジカルボン酸及び２，６
−ナフタレンジカルボン酸である。これらのジカルボン
酸モノマーは単独又は少なくとも２つのジカルボン酸モ
ノマーの組み合わせで用いられることができる。これら
のモノマーでは、フタル酸、イソフタル酸又はテレフタ
ル酸が好ましく選択される。
香族であることができる。言及されてよいそのような酸
の例は：シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、２，２−
ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバ
シン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル
酸、ドデカンジオン（dodecanedioic）酸、１，３−シ
クロヘキサンジカルボン酸、１，４−シクロヘキサンジ
カルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、２，５−ノ
ルボルナンジカルボン酸、ジグリコール酸、チオジプロ
ピオン酸、２，５−ナフタレンジカルボン酸及び２，６
−ナフタレンジカルボン酸である。これらのジカルボン
酸モノマーは単独又は少なくとも２つのジカルボン酸モ
ノマーの組み合わせで用いられることができる。これら
のモノマーでは、フタル酸、イソフタル酸又はテレフタ
ル酸が好ましく選択される。
【００４３】該ジオールは、脂肪族、脂環式又は芳香族
ジオールから選択されることができる。好ましく用いら
れるジオールは：エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、１，３−プロパンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール及び４−ブタンジ
オールから選択される。用いられることのできる他のポ
リオールは、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール及びトリメチルオールプロパンである。
ジオールから選択されることができる。好ましく用いら
れるジオールは：エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、１，３−プロパンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール及び４−ブタンジ
オールから選択される。用いられることのできる他のポ
リオールは、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール及びトリメチルオールプロパンである。
【００４４】該ポリエステルアミドは、ポリエステルと
同様の方法で、ジアミンあるいはアミノアルコールと二
酸との重縮合により、得ることができる。使用可能なジ
アミンは、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、及び、メタ−又はパラ−フェニレンジアミンであ
る。使用可能なアミノアルコールはモノエタノールアミ
ンである。
同様の方法で、ジアミンあるいはアミノアルコールと二
酸との重縮合により、得ることができる。使用可能なジ
アミンは、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、及び、メタ−又はパラ−フェニレンジアミンであ
る。使用可能なアミノアルコールはモノエタノールアミ
ンである。
【００４５】該ポリエステルはまた、少なくとも１つの
基−ＳＯ3Ｍを有する少なくとも１つのモノマーを含む
ことができ、ここでＭは、水素原子、アンモニウムイオ
ンＮＨ4 +、又は、例えば、Ｎａ+、Ｌｉ+、Ｋ+、Ｍ
ｇ2+、Ｃａ2+、Ｃｕ2+、Ｆｅ2+又はＦｅ3+のような金属
イオンを表す。そのような基−ＳＯ3Ｍを含む二官能性
（difunctional）芳香族モノマーが特に用いられること
ができる。
基−ＳＯ3Ｍを有する少なくとも１つのモノマーを含む
ことができ、ここでＭは、水素原子、アンモニウムイオ
ンＮＨ4 +、又は、例えば、Ｎａ+、Ｌｉ+、Ｋ+、Ｍ
ｇ2+、Ｃａ2+、Ｃｕ2+、Ｆｅ2+又はＦｅ3+のような金属
イオンを表す。そのような基−ＳＯ3Ｍを含む二官能性
（difunctional）芳香族モノマーが特に用いられること
ができる。
【００４６】上述したような基−ＳＯ3Ｍも有する二官
能性芳香族モノマーの芳香族核は、例えば、ベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル及びメチレンジフェニル核
から選択されることができる。基−ＳＯ3Ｍも有する二
官能性芳香族モノマーの言及されてよい例は：スルホ−
イソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸及
び４−スルホナフタレン−２，７−ジカルボン酸であ
る。
能性芳香族モノマーの芳香族核は、例えば、ベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル及びメチレンジフェニル核
から選択されることができる。基−ＳＯ3Ｍも有する二
官能性芳香族モノマーの言及されてよい例は：スルホ−
イソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸及
び４−スルホナフタレン−２，７−ジカルボン酸であ
る。
【００４７】イソフタレート／スルホイソフタレートを
基とするコポリマー、さらに詳しくは、ジエチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸及
びスルホイソフタル酸の縮合により得られるコポリマー
が、本発明の主題を成す組成物中で好ましく用いられ
る。そのようなポリマーは、例えば、Eastman Chemical
Products社のEastman AQという商標で販売される。
基とするコポリマー、さらに詳しくは、ジエチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸及
びスルホイソフタル酸の縮合により得られるコポリマー
が、本発明の主題を成す組成物中で好ましく用いられ
る。そのようなポリマーは、例えば、Eastman Chemical
Products社のEastman AQという商標で販売される。
【００４８】天然由来の任意に修飾されたポリマーは、
セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル樹脂、エレ
ミゴム、コーパル樹脂、及び、ニトロセルロース、セル
ロースアセテート、セルロースアセトブチレート、セル
ロースアセトプロピオネート又はエチルセルロースのよ
うなセルロースポリマー、及び、それらの混合物から選
択されることができる。
セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル樹脂、エレ
ミゴム、コーパル樹脂、及び、ニトロセルロース、セル
ロースアセテート、セルロースアセトブチレート、セル
ロースアセトプロピオネート又はエチルセルロースのよ
うなセルロースポリマー、及び、それらの混合物から選
択されることができる。
【００４９】皮膜形成ポリマーは通常本発明の組成物中
に、該組成物の総重量に対して、１重量％から７０重量
％、さらに好ましくは１０重量％から４０重量％の範囲
の量で存在することができる。
に、該組成物の総重量に対して、１重量％から７０重量
％、さらに好ましくは１０重量％から４０重量％の範囲
の量で存在することができる。
【００５０】本発明に使用可能な有機溶媒として、言及
されてよいのは： −メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイ
ソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン及びア
セトンのような、室温で液体であるケトン； −エタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコー
ル、２−ブトキシエタノール及びシクロヘキサノールの
ような、室温で液体であるアルコール； −エチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチ
レングリコール及びグリセロールのような、室温で液体
であるグリコール； −プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート及びジプロ
ピレングリコールモノ−ｎ−ブチルエーテルのような、
室温で液体であるプロピレングリコールエーテル； −エチルアセテート、メチルアセテート、プロピルアセ
テート、ｎ−ブチルアセテート及びイソペンチルアセテ
ートのような、（全部で３から８の炭素原子を含む）短
鎖エステル； −ジエチルエーテル、ジメチルエーテル又はジクロロジ
エチルエーテルのような、室温で液体であるエーテル； −デカン、ヘプタン、ドデカン及びシクロヘキサンのよ
うな、室温で液体であるアルカン； −トルエン及びキシレンのような、室温で液体である環
状芳香族化合物； −ベンズアルデヒド及びアセトアルデヒドのような、室
温で液体であるアルデヒド； −それらの混合物 である。
されてよいのは： −メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイ
ソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン及びア
セトンのような、室温で液体であるケトン； −エタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコー
ル、２−ブトキシエタノール及びシクロヘキサノールの
ような、室温で液体であるアルコール； −エチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチ
レングリコール及びグリセロールのような、室温で液体
であるグリコール； −プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート及びジプロ
ピレングリコールモノ−ｎ−ブチルエーテルのような、
室温で液体であるプロピレングリコールエーテル； −エチルアセテート、メチルアセテート、プロピルアセ
テート、ｎ−ブチルアセテート及びイソペンチルアセテ
ートのような、（全部で３から８の炭素原子を含む）短
鎖エステル； −ジエチルエーテル、ジメチルエーテル又はジクロロジ
エチルエーテルのような、室温で液体であるエーテル； −デカン、ヘプタン、ドデカン及びシクロヘキサンのよ
うな、室温で液体であるアルカン； −トルエン及びキシレンのような、室温で液体である環
状芳香族化合物； −ベンズアルデヒド及びアセトアルデヒドのような、室
温で液体であるアルデヒド； −それらの混合物 である。
【００５１】これらの組成物は爪のメイクアップにさら
に適している。該組成物はこのようにネイルワニスを構
成する。
に適している。該組成物はこのようにネイルワニスを構
成する。
【００５２】本発明の組成物中の溶媒の量は、該組成物
の総重量に対して、３０重量％から９９重量％、好まし
くは６０重量％から９０重量％の範囲をとることができ
る。
の総重量に対して、３０重量％から９９重量％、好まし
くは６０重量％から９０重量％の範囲をとることができ
る。
【００５３】該溶媒は有機溶媒又は水性媒体であること
ができ、この媒体は、水、又は、水性−アルコール、特
にＣ1−Ｃ5低級モノアルコール性混合物から本質的にな
ることができる。
ができ、この媒体は、水、又は、水性−アルコール、特
にＣ1−Ｃ5低級モノアルコール性混合物から本質的にな
ることができる。
【００５４】本発明の組成物、特にベース及び／又は表
面の組成物の皮膜形成能を向上させるために、皮膜形成
補助剤が提供されてよい。
面の組成物の皮膜形成能を向上させるために、皮膜形成
補助剤が提供されてよい。
【００５５】皮膜形成補助剤が皮膜形成ポリマーと用い
られるとき、該皮膜形成補助剤は、望まれる機能を果た
すことが可能であるとして当業者に既知のいかなる化合
物からも選択されることができ、また、特に可塑剤から
選択されることができる。
られるとき、該皮膜形成補助剤は、望まれる機能を果た
すことが可能であるとして当業者に既知のいかなる化合
物からも選択されることができ、また、特に可塑剤から
選択されることができる。
【００５６】加えて、該組成物が、該組成物の対応する
媒体中に分散した粒子の形態で皮膜形成ポリマーを含む
とき、該皮膜形成補助剤はまた、合着剤（coalescer）
から選択されることができる。
媒体中に分散した粒子の形態で皮膜形成ポリマーを含む
とき、該皮膜形成補助剤はまた、合着剤（coalescer）
から選択されることができる。
【００５７】本発明の組成物はまた、先に記載したガラ
ス粒子以外に、付加的な色素を含むこともできる。該色
素は、特に、当業者に周知の、染料（水溶性又は脂溶
性）、又は、顔料、真珠光沢顔料及び薄片のような粉末
色素から選択されることができる。付加的な色素は、組
成物中に、該組成物の重量に対して、０．０１重量％か
ら５０重量％、好ましくは０．０１重量％から３０重量
％の範囲の量で存在することができる。
ス粒子以外に、付加的な色素を含むこともできる。該色
素は、特に、当業者に周知の、染料（水溶性又は脂溶
性）、又は、顔料、真珠光沢顔料及び薄片のような粉末
色素から選択されることができる。付加的な色素は、組
成物中に、該組成物の重量に対して、０．０１重量％か
ら５０重量％、好ましくは０．０１重量％から３０重量
％の範囲の量で存在することができる。
【００５８】本発明の組成物はまた、増粘剤、充填剤、
拡張剤（spreading agent）、湿潤剤、分散剤、消泡
剤、保存剤、ＵＶ遮蔽剤、活性剤、界面活性剤、モイス
チャーライザー、香料、中和剤、安定剤及び抗酸化剤の
ような、そのような組成物に組み込まれることができる
ものとして当業者に既知のいかなる添加物も含むことが
できる。言うまでもないが、当業者は、本発明の対応す
る組成物の有利な特性が、予想される添加により、不利
な影響を受けないか又は実質的に受けないように、この
あるいはこれらの任意の付加的な化合物（類）及び／又
はそれらの量の選択に注意するであろう。
拡張剤（spreading agent）、湿潤剤、分散剤、消泡
剤、保存剤、ＵＶ遮蔽剤、活性剤、界面活性剤、モイス
チャーライザー、香料、中和剤、安定剤及び抗酸化剤の
ような、そのような組成物に組み込まれることができる
ものとして当業者に既知のいかなる添加物も含むことが
できる。言うまでもないが、当業者は、本発明の対応す
る組成物の有利な特性が、予想される添加により、不利
な影響を受けないか又は実質的に受けないように、この
あるいはこれらの任意の付加的な化合物（類）及び／又
はそれらの量の選択に注意するであろう。
【００５９】本発明の組成物は、当業者により、その一
般的な知識及び先行技術に基づいて調製されることがで
きる。
般的な知識及び先行技術に基づいて調製されることがで
きる。
【００６０】本発明は以下の実施例にてより詳細に例示
される。
される。
【００６１】
【実施例】実施例１：以下の組成を有するネイルワニス
が調製された。： −ニトロセルロース １０ｇ −可塑剤及び樹脂 １５ｇ −レオロジー剤（Rheological agent） １．５ｇ −銀被覆ガラス粒子（Toyal社のGF 2140） １０ｇ −エチルアセテート、ブチルアセテート １００ｇになるように
が調製された。： −ニトロセルロース １０ｇ −可塑剤及び樹脂 １５ｇ −レオロジー剤（Rheological agent） １．５ｇ −銀被覆ガラス粒子（Toyal社のGF 2140） １０ｇ −エチルアセテート、ブチルアセテート １００ｇになるように
【００６２】該組成物を爪に塗布した後、非常に光沢の
ある金属的外観を備えたメイクアップ皮膜が得られた。
該メイクアップは良好な摩損耐性を示す。
ある金属的外観を備えたメイクアップ皮膜が得られた。
該メイクアップは良好な摩損耐性を示す。
【００６３】実施例２：以下の組成を有するネイルワニ
スが調製された。： −ニトロセルロース １０ｇ −可塑剤及び樹脂 １５ｇ −レオロジー剤 １．５ｇ −ニッケル／クロム／モリブデン合金被覆されたガラス粒子（Toyal社の Crysta l Star GF 550） ５ｇ −赤色顔料 ０．５ｇ −エチルアセテート、ブチルアセテート １００ｇになるように
スが調製された。： −ニトロセルロース １０ｇ −可塑剤及び樹脂 １５ｇ −レオロジー剤 １．５ｇ −ニッケル／クロム／モリブデン合金被覆されたガラス粒子（Toyal社の Crysta l Star GF 550） ５ｇ −赤色顔料 ０．５ｇ −エチルアセテート、ブチルアセテート １００ｇになるように
【００６４】該組成物は爪に塗布された。輝く金属的外
観を備えた赤色メイクアップが得られた。
観を備えた赤色メイクアップが得られた。
【００６５】比較の実施例３から５：本発明の２つのネ
イルワニス（実施例３及び４）及び本発明の一部を形成
しないネイルワニス（実施例５）が以下の組成に従って
調製された。内容はグラムで与えられている。
イルワニス（実施例３及び４）及び本発明の一部を形成
しないネイルワニス（実施例５）が以下の組成に従って
調製された。内容はグラムで与えられている。
【００６６】
【表１】
【００６７】ａ）摩損耐性テスト：該被膜の摩損耐性は
AFNOR standard NF T 30-015 により測定される。各組
成物は、ディスク上に６００μｍ（乾燥前）の被覆の形
態で塗布され、それから１時間３０℃で乾燥された。デ
ィスク上に堆積されたワニスの皮膜はそれから１時間、
１秒に１回転する研磨ディスク（Taber abrasimeter）
と接触して置かれた。１時間後、ディスクの重さが量ら
れ、最初の重量に対する失われた重量のパーセンテージ
として表される製品の質量の損失ＬＭが評価された。
AFNOR standard NF T 30-015 により測定される。各組
成物は、ディスク上に６００μｍ（乾燥前）の被覆の形
態で塗布され、それから１時間３０℃で乾燥された。デ
ィスク上に堆積されたワニスの皮膜はそれから１時間、
１秒に１回転する研磨ディスク（Taber abrasimeter）
と接触して置かれた。１時間後、ディスクの重さが量ら
れ、最初の重量に対する失われた重量のパーセンテージ
として表される製品の質量の損失ＬＭが評価された。
【００６８】以下の結果が得られた。： 実施例３：ＬＭ＝３．５８％ 実施例４：ＬＭ＝４．９８％ 実施例５：ＬＭ＝５．９９％
【００６９】本発明の組成物３及び４は組成物５よりも
よい研磨強度を有することがわかる。
よい研磨強度を有することがわかる。
【００７０】ｂ）光反射テスト：テスト組成物は顔料
（１）、（２）又は（３）を、それぞれ、１０％ではな
く、５重量％含む。
（１）、（２）又は（３）を、それぞれ、１０％ではな
く、５重量％含む。
【００７１】各組成物について、３００μｍの厚さ（乾
燥前）の被覆がガラス板上に堆積され、室温で２４時間
乾燥した後、ワニスの皮膜の光反射能が決定された。
燥前）の被覆がガラス板上に堆積され、室温で２４時間
乾燥した後、ワニスの皮膜の光反射能が決定された。
【００７２】該皮膜は、１ｃｍの距離で、ガラス板の平
面に対する垂線から３０゜の角度で光ビームで照らさ
れ、角度の関数としての光の反射量が角度可変光電ゴニ
オメーターを用いて測定された。
面に対する垂線から３０゜の角度で光ビームで照らさ
れ、角度の関数としての光の反射量が角度可変光電ゴニ
オメーターを用いて測定された。
【００７３】各組成物に対し、反射曲線は以下の特徴を
持つ。
持つ。
【００７４】
【表２】
【００７５】本発明の実施例３及び４の組成物で得られ
る皮膜の反射曲線は、実施例５の皮膜の反射曲線よりも
高い最大値及び中間の高さでの狭い幅を示す。実施例３
及び４の皮膜はこのように、実施例５の皮膜よりも光を
反射する。加えて、反射されるビームの発散が実施例５
のよりも実施例３及び４のほうが小さいことから、実施
例３及び４の皮膜は実施例５の皮膜よりも光を散乱させ
ない。このように、実施例３及び４の被覆されたガラス
粒子は、アルミニウム粉末で得られる実施例５のメイク
アップ、これはより光沢のないものであるが、よりも光
沢があり且つ輝くメイクアップ得ることを可能にする。
る皮膜の反射曲線は、実施例５の皮膜の反射曲線よりも
高い最大値及び中間の高さでの狭い幅を示す。実施例３
及び４の皮膜はこのように、実施例５の皮膜よりも光を
反射する。加えて、反射されるビームの発散が実施例５
のよりも実施例３及び４のほうが小さいことから、実施
例３及び４の皮膜は実施例５の皮膜よりも光を散乱させ
ない。このように、実施例３及び４の被覆されたガラス
粒子は、アルミニウム粉末で得られる実施例５のメイク
アップ、これはより光沢のないものであるが、よりも光
沢があり且つ輝くメイクアップ得ることを可能にする。
【００７６】ｃ）光透過テスト：上述の光反射テストに
用いたのと同じ皮膜において、各皮膜は皮膜に垂直に設
置された光ビームで照らされた（ガラス板の面に対して
９０゜の角度）。角度の関数として皮膜を透過する光の
量が測定された。光の透過「ｔ」は−９０゜の角度で測
定され、以下の任意単位値が得られた。： 実施例３：ｔ＝１８８．６ 実施例４：ｔ＝１１４．９ 実施例５：ｔ＝０
用いたのと同じ皮膜において、各皮膜は皮膜に垂直に設
置された光ビームで照らされた（ガラス板の面に対して
９０゜の角度）。角度の関数として皮膜を透過する光の
量が測定された。光の透過「ｔ」は−９０゜の角度で測
定され、以下の任意単位値が得られた。： 実施例３：ｔ＝１８８．６ 実施例４：ｔ＝１１４．９ 実施例５：ｔ＝０
【００７７】光を透過しない実施例５の皮膜が不透明で
ある一方、実施例３及び４の皮膜は良好に光を透過し、
光を散乱させないことがわかる。
ある一方、実施例３及び４の皮膜は良好に光を透過し、
光を散乱させないことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 7/075 Ａ６１Ｋ 7/075
Claims (20)
- 【請求項１】 化粧品的に許容可能な媒体中に色素を含
むメイクアップ化粧品組成物であって、該色素が少なく
とも１つの金属性被覆で被覆される少なくとも１つのガ
ラス粒子を含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項２】 金属性被覆が、銀、ニッケル、クロム、
モリブデン、アルミニウム、金、銅、スズ及びマグネシ
ウム、及び、それらの混合物で形成される群から選択さ
れる少なくとも１つの金属から形成されることを特徴と
する請求項１記載の組成物。 - 【請求項３】 金属性被覆が、銀、ニッケル、クロム及
びモリブデン、及び、それらの混合物で形成される群か
ら選択される少なくとも１つの金属から形成されること
を特徴とする請求項１又は２記載の組成物。 - 【請求項４】 金属性被覆が、ガラス粒子中に、該粒子
の総重量に対して、０．１重量％から５０重量％、好ま
しくは２重量％から８重量％の範囲の量で存在すること
を特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の組成
物。 - 【請求項５】 金属性被覆で被覆されるガラス粒子が、
１μｍから５００μｍ、好ましくは１０μｍから３００
μｍ、さらに好ましくは２５μｍから１５０μｍの範囲
の平均サイズを有することを特徴とする請求項１から４
のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項６】 金属性被覆で被覆されるガラス粒子が、
１００ｎｍから２５μｍ、好ましくは５００ｎｍから１
０μｍ、さらに好ましくは０．５μｍから５μｍの範囲
の厚さを有することを特徴とする請求項１から５のいず
れかに記載の組成物。 - 【請求項７】 金属性被覆で被覆されるガラス粒子が、
該組成物の総重量に対して、０．１重量％から３０重量
％、好ましくは１重量％から１５重量％の範囲の量で存
在することを特徴とする請求項１から６のいずれかに記
載の組成物。 - 【請求項８】 有機溶媒媒体又は水性媒体を含むことを
特徴とする請求項１から７のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項９】 少なくとも１つの皮膜形成ポリマーも含
むことを特徴とする請求項１から８のいずれかに記載の
組成物。 - 【請求項１０】 皮膜形成ポリマーが、ラジカル誘導ポ
リマー、重縮合物及び天然由来のポリマーで形成される
群から選択されることを特徴とする請求項９記載の組成
物。 - 【請求項１１】 皮膜形成ポリマーが、ビニルポリマ
ー、ポリウレタン、ポリエステル及びセルロースポリマ
ーで形成される群から選択されることを特徴とする請求
項９及び１０のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項１２】 皮膜形成ポリマーの量が、該組成物の
総重量に対して、１重量％から７０重量％、好ましくは
１０重量％から４０重量％の範囲であることを特徴とす
る請求項９から１１のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項１３】 色素がまた、金属性被覆で被覆された
ガラス粒子の色素以外の付加的な色素を含むことを特徴
とする請求項１から１２のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項１４】 付加的な色素が、染料及び粉末色素か
ら選択されることを特徴とする請求項１３記載の組成
物。 - 【請求項１５】 補助皮膜形成剤、増粘剤、充填剤、拡
張剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、保存剤、ＵＶ遮蔽剤、
活性剤、界面活性剤、モイスチャーライザー、香料、中
和剤、安定剤及び抗酸化剤で形成される群から選択され
る少なくとも１つの添加物も含むことを特徴とする請求
項１から１４のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項１６】 ネイルワニス、フェイスパウダー、ア
イシャドー、ファンデーション、マスカラ、唇用のメイ
クアップ製品、アイライナー又は体用のメイクアップ製
品の形態であることを特徴とする請求項１から１５のい
ずれかに記載の組成物。 - 【請求項１７】 ケラチン物質のメイクアップのための
化粧方法であって、請求項１から１６のいずれかに記載
の組成物の少なくとも１つの被覆をケラチン物質に適用
することを含む方法。 - 【請求項１８】 メイクアップが適用される支持体であ
って、請求項１７に定義される方法で得られることので
きるメイクアップを含む支持体。 - 【請求項１９】 つけづめ、つけまつげ又はかつらの形
態であることを特徴とする請求項１８記載の支持体。 - 【請求項２０】 ケラチン物質のメイクアップのための
組成物中における、光沢があり及び／又は摩損耐性のメ
イクアップを得るための、少なくとも１つの金属性被覆
で被覆されるガラス粒子の使用。
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