JPH0753535B2 - 粉粒体の材料供給装置における弁装置 - Google Patents

粉粒体の材料供給装置における弁装置

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JPH0753535B2
JPH0753535B2 JP2847392A JP2847392A JPH0753535B2 JP H0753535 B2 JPH0753535 B2 JP H0753535B2 JP 2847392 A JP2847392 A JP 2847392A JP 2847392 A JP2847392 A JP 2847392A JP H0753535 B2 JPH0753535 B2 JP H0753535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば射出成形機に合
成樹脂等の粉粒体材料を供給する供給筒部をもった材料
供給装置における弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に粉粒体の材料供給装置は、例えば
原料ホッパーから送られる粉粒体材料を一時的に貯蔵す
る材料供給ホッパーや、材料を計量する計量ホッパーを
備え、前記材料供給ホッパーや計量ホッパーには供給筒
部を設けて、この供給筒部から材料を前記計量ホッパー
に供給したり、混合機や成形機に供給するようにしてお
り、また、前記供給筒部には弁装置を設け、この弁装置
により前記供給筒部の開口部を開閉するようにしてい
る。
【0003】そして、この弁装置としては、ボール弁や
弁板をシリンダーで往復動させるようにした構造のもの
が用いられたりまた、例えば図7に示すように、水平状
に配置した供給筒部A上方に、前記供給筒部Aの軸方向
と直交する枢支軸Bを一対の支持部材Cを介して設け、
この枢支軸Bに板状の弁Dの上端部を枢支し、前記枢支
軸Bを介して前記弁Dを前記供給筒部Aの長さ方向に対
して揺動できるように支持し、弁Bの自重により前記先
端部を開放すると共に、例えば吸引等の外力により前記
弁Dを、矢印で示したように前記供給筒部Aの長さ方向
に対して揺動させ、前記供給筒部Aの開口部を閉鎖する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所で、以上のような弁
装置においてはボール弁を用いる場合シール性は良好に
行えるけれども、開時の充分な開口面積が得られない
し、また、構造が複雑となり、コスト高になる問題があ
ったし、また、図7に示した構造の弁装置では、前記弁
Dを枢支軸Bを介して揺動させるものであるから、シー
ル性よく前記開口部を閉鎖するためには前記枢支軸Bを
前記供給筒部Aの先端部に対し正確な位置に設ける必要
が生じ、このため前記枢支軸Bやこの枢支軸Bの両端部
を支持する一対の支持部材Cを取付する取付作業時にお
いて高精度が要求され、それだけ製作コストが高くなる
問題があったし、また、前記枢支軸Bの位置に狂いがあ
るとシール性が不充分となる問題があった。
【0005】本発明の目的は、構造が簡単で製作コスト
が安く、かつ、閉鎖時のシール性がよく、しかも開口面
積を大きくできる粉粒体の材料供給装置における弁装置
を供給する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、粉粒体を供給する供給筒部をもった材
料供給装置における弁装置において、平板状の弁本体4
と、該弁本体4を前記供給筒部3の開口部に支持する支
持ピン5とから構成し、該支持ピン5を前記開口部の上
方位置に設け、前記弁本体4を前記支持ピン5に軸方向
移動可能で、かつ、前記支持ピン5の軸方向に対し傾動
可能に支持したのである。
【0007】また、供給筒部3が水平方向に配設される
と共に、前記供給筒部3が吸引装置に連通したものにお
いて、前記供給筒部3における開口部の上方位置に水平
方向に突出する支持ピン5を設け、この支持ピン5に平
板状の弁本体4が軸方向移動可能で、かつ、前記支持ピ
ン5の軸方向に対し傾動可能に支持するのが好ましい。
【0008】更に、供給筒部3が垂直方向に配設されて
いるものにおいて、この供給筒部3における開口部の上
方位置に水平方向に延びる支持ピン5を突設し、この支
持ピン5に平板状の弁本体4を軸方向移動可能で、か
つ、支持ピン5の軸方向に対し傾動可能に支持する一
方、前記供給筒部3の外側部位に、前記弁本体4に向か
って進退可能で、進出時前記弁本体4を開口部に押しつ
ける押体7をもつ往復動装置を設けることが好ましい。
【0009】
【作用】前記弁本体4が前記供給筒部3の開口部を閉鎖
するとき、前記弁本体4は前記支持ピン5の軸方向に移
動しながら、軸方向に傾動するから、即ち前記弁本体4
の前記供給筒部3の開口部に対する移動の自由度が大き
いから、前記開口部の全周面に前記弁本体4を密着させ
られるのであり、従って閉鎖時のシール性が向上するの
である。
【0010】また、前記供給筒部3を介して材料を供給
するとき、前記弁本体4は前記支持ピン5の軸方向外方
に移動しながら、軸方向に傾動するから、前記供給筒部
3の開口部の開口面積を大きくできるのである。
【0011】以上のように、前記支持ピン5に平板状の
前記弁本体4を前記供給筒部3の開口部に対する自由度
を大きくして支持することができるから、高度な製作精
度は要求されなく、簡単な構成で、かつ、製作コストを
安くできながら、閉鎖時のシール性がよくかつ、開口面
積も大きくできるのである。
【0012】また、供給筒部3が水平方向に配設される
と共に、前記供給筒部3が吸引装置に連通したものにお
いて、前記供給筒部3における開口部の上方位置に水平
方向に突出する支持ピン5を設け、この支持ピン5に平
板状の弁本体4を軸方向移動可能で、かつ、前記支持ピ
ン5の軸方向に対し傾動可能に支持する場合、圧縮空気
により材料を前記供給筒部3から例えば計量ホッパーに
供給するとき、この材料の圧送により前記弁本体4を開
放させられるし、また、このとき圧縮空気の圧力及び材
料の衝突により前記弁本体4を前記供給筒部3の開口部
から離れる方向に移動させられ、この移動により前記開
口部の開口面積を大きくできるのである。また、前記吸
引装置により材料タンクから材料を材料供給ホッパーに
空気輸送するときは、前記材料供給ホッパーに連通して
いる前記供給筒部3の内部は負圧になり、この負圧によ
って前記弁本体4は前記供給筒部3の開口部側へ移動す
ると共に、該開口部側に傾動して閉鎖するのであって、
閉鎖時前記弁本体4の前記支持ピン5に対する自由度が
大きいから前記開口部の全面に前記弁本体4が密着し、
閉鎖時のシール性が向上するのである。従って、前記吸
引装置により材料タンクから材料を前記材料供給ホッパ
ーへ空気輸送するとき、空気輸送の効率を損なうことは
ないのである。
【0013】また、供給筒部3が垂直方向に配設されて
いるものにおいて、この供給筒部3における開口部の上
方位置に水平方向に突出する支持ピン5を突設し、この
支持ピン5に平板状の弁本体4を軸方向移動可能で、か
つ、支持ピン5の軸方向に対し傾動可能に支持する一
方、前記供給筒部3の外側部位に、前記弁本体4に向か
って進退可能で、進出時前記弁本体4を開口部に押しつ
ける押体7をもつ往復動装置を設けている場合、前記押
体7の進出時前記弁本体4は該押体7の押圧により前記
供給筒部3の開口部に押し付けられ、該開口部を閉鎖す
るのであって、前記弁本体4は前記支持ピン5の軸方向
に移動しながら、しかも傾動するのであるから、前記開
口部の全面に前記弁本体4を密着させられ、閉鎖時のシ
ール性が向上するのである。また、前記押体7を退出さ
せると、前記供給筒部3から供給される材料の重みと、
弁本体4の自重により該弁本体4が前記支持ピン5の軸
方向に対して傾動すると共に、軸方向にも移動して、前
記開口部を開放され得るのであって、この場合も開口部
の開口面積を大きく開口させ得るのである。
【0014】
【実施例】図3に示した粉粒体の材料供給装置は、粉粒
体材料を一時貯蔵する材料供給ホッパー1と、該材料供
給ホッパー1から供給される材料を計量する計量ホッパ
ー2とを備えており、前記材料供給ホッパー1には原料
タンク(図示しない)に接続した空気輸送管11と、吸
引装置(図示しない)に接続した吸引管12とを接続
し、前記吸引管12の吸引作用により前記原料タンクか
ら材料を前記材料供給ホッパー1へ空気輸送すると共
に、前記材料供給ホッパー1の下部には、先端部を前記
計量ホッパー2に水平方向に突入させた供給筒部3と、
圧縮空気を噴射する噴射ノズル13とを設け、該ノズル
13から噴射する圧縮空気のエジェクター効果により前
記材料供給ホッパー1内の材料を前記供給筒部3を介し
て前記計量ホッパー2に供給するようにしている。尚、
14は電磁弁、15はフレキシブルテューブである。
【0015】また、前記計量ホッパー2にはロードセル
21を設け、前記材料供給ホッパー1から供給された材
料を計量すると共に、該計量ホッパー2の下部に設ける
排出口22にはコニカル弁23を配置し、前記計量ホッ
パー2の内部に宙吊り状に支持したエアシリンダ24の
作動により前記コニカル弁23を上下させ、前記排出口
22を開閉できるようにしている。尚、25は圧縮空気
を排出する排気管である。
【0016】しかして、以上のような粉粒体の材料供給
装置における前記供給筒部3の先端部に、平板状の弁本
体4と、該弁本体4を前記供給筒部3の開口部に支持す
る支持ピン5とから成る弁装置を設けるのであって、図
1及び図2に示したように、前記計量ホッパー2に水平
状に突入させた前記供給筒部3の前記開口部の上方外周
側に、先端部を屈曲させた棒状材から成る前記支持ピン
5を、前記供給筒部3の先端部から軸方向に突出すると
共に、屈曲させた先端部を上方に向けて固定する一方、
小判状に形成した平板状の前記弁本体4を、該弁本体4
に形成する前記支持ピン5の外径より大径な支持孔41
を介して前記支持ピン5に宙吊り状に支持し、宙吊り状
に支持することにより前記弁本体4が前記支持ピン5に
軸方向移動可能で、かつ、前記供給筒部3の軸方向、即
ち前記支持ピン5の軸方向に対し前記支持ピン5と前記
弁本体4との接触部を中心にして傾動可能にでき、前記
弁本体4の前記供給筒部3の開口部に対する自由度を大
きくするのである。
【0017】しかして、前記噴射ノズル13から噴出す
る圧縮空気のエジェクター効果により前記材料供給ホッ
パー1内の材料を前記供給筒部3を介して前記計量ホッ
パー2に供給するとき、前記弁本体4はこの材料の圧送
により前記開口部を図1実線のように開放すると共に、
圧縮空気の圧力及び材料の衝突により前記弁本体4を前
記供給筒部3の開口部から離れる方向に移動されられる
し、また閉鎖時と逆方向に傾動させることができること
から、前記開口部の開口面積を大きくできるのである。
【0018】また、前記吸引管12の吸引作用により原
料タンクから材料を前記材料供給ホッパー1に空気輸送
するときは、前記材料供給ホッパー1に連通している前
記供給筒部3の内部は負圧になり、この負圧によって前
記弁本体4は前記供給筒部3の開口部側へ移動すると共
に、該開口部側に傾動して閉鎖するのであって、閉鎖時
前記弁本体4の前記供給筒部3の開口部に対する自由度
が大きいから、該弁本体4は、図1点線のように前記開
口部の全面に密着させられるのであって、異物を挟むこ
となく閉鎖時のシール性を向上され得るのである。従っ
て、前記吸引管12の吸引作用により原料タンクから材
料を前記材料供給ホッパー1へ空気輸送するとき、空気
輸送の効率を損なうことはないのである。
【0019】しかも、前記したように、前記弁本体4に
動きの自由度を大きくもたせられるから前記支持ピン5
に平板状の前記弁本体4を前記支持孔41を介して宙吊
り状に支持するだけですみ、従って、高度な製作精度は
要求されなく、簡単な構成で、かつ、コストを安くでき
るのである。
【0020】以上説明した第1実施例では、前記供給筒
部3を水平方向に配置し、前記弁本体4を吸引力によっ
て傾動させ前記供給筒部3の開口部を閉鎖するようにし
たが、前記弁本体4を機械的外力によって押圧すること
により傾動させるようにしてもよい。
【0021】次に、前記供給筒部3を垂直方向に配置し
た場合を図4に従って説明する。
【0022】図4に示した実施例は、前記供給筒部3
を、例えばオートローダとか計量ホッパーなどのホッパ
ー10において該ホッパー10の下部に垂直方向に配設
し、材料を下向きに排出するようにしたもので、前記供
給筒部3の下端部に、平板状の弁本体4と、該弁本体4
を前記供給筒部3の開口部に支持する支持ピン5とから
成る弁装置を設けたものである。即ち、下端部を傾斜状
に形成した前記供給筒部3の開口部から少し上方位置に
おける外周部に、先端部を屈曲させた棒状材から成る前
記支持ピン5を、前記支持ピン5が前記供給筒部3から
水平方向に、即ち前記供給筒部3の半径方向外方に延び
るように突出させ、かつ、屈曲した先端部を上方に向け
て固定するのである。
【0023】また、小判状に形成した平板状の前記弁本
体4の上端部に、図5及び図6に示すように前記支持ピ
ン5の外径より大径な内径をもつ環状支持部42を接続
し、該環状支持部42を介してこの弁本体4を前記支持
ピン5に、前記弁本体4が前記支持ピン5に軸方向移動
可能で、かつ、前記供給筒部3の半径方向、即ち前記支
持ピン5の軸方向に対し前記支持ピン5と前記環状支持
部42との接触部を中心にして傾動可能に支持するので
ある。
【0024】更に、前記供給筒部3の外周部には例えば
エアシリンダ61から成る往復動装置を取付部材62を
介して固定した支持筒6に取付けると共に、前記弁本体
4の背面側中央部には曲面をもった受圧部43を設け、
前記往復動装置に該受圧部43に先端部が常時接触し、
かつ、前記エアシリンダ61の作動で前記供給筒部3の
半径方向に進退可能な押体7を設け、該押体7の前記弁
本体4側への進出時、前記押体7の先端部を前記受圧部
43に対して滑らしながら前記弁本体4を前記支持ピン
5の軸方向に移動させると共に軸方向に傾動させて前記
供給筒部3の開口部に押し付け、前記開口部を弁本体4
により閉鎖する一方、前記押体7の退出時前記弁本体4
の自重による前記支持ピン5の軸方向に対する傾動によ
り前記開口部を開放できるようにするのである。
【0025】しかして、前記押体7を前記エアシリンダ
61の作動で退出させると、前記供給筒部3から供給さ
れる材料の重みと、弁本体4の自重により該弁本体4が
前記支持ピン5の軸方向に対して傾動すると共に、軸方
向にも移動し、図4に一点鎖線で示したように、前記開
口部を開放するのであって、この実施例においても開口
部の開口面積を大きくすることができるのである。
【0026】また、材料の供給終了後前記開口部を閉鎖
する場合には、前記押体7の先端部を前記受圧面43に
対して滑らしながら前記押体7を進出させるのであっ
て、この押体7の進出により前記弁本体4を前記支持ピ
ン5の軸方向に移動させながら軸方向に対し傾動させ、
前記弁本体4を前記供給筒部3の開口部に押し付け、こ
の開口部を閉鎖し得るのである。そして閉鎖時前記弁本
体4の前記供給筒部3の開口部に対する自由度が大きい
から前記開口部の全面に前記弁本体4を密着させられ、
閉鎖時のシール性を向上できるのである。
【0027】尚、第2実施例では往復動装置としてエア
シリンダ61を用いたが、油圧シリンダを用いてもよい
し、またねじ棒等を用いて前記押体7を前記弁本体4に
向かって進退できるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は粉粒体を
供給する供給筒部をもった材料供給装置における弁装置
であって、平板状の弁本体4と、該弁本体4を前記供給
筒部3の開口部に支持する支持ピン5とから成り、該支
持ピン5が前記開口部の上方位置に設けられ、前記弁本
体4が前記支持ピン5に軸方向移動可能で、かつ、前記
支持ピン5の軸方向に対し傾動可能に支持したものであ
るから、前記弁本体4が前記供給筒部3の開口部を閉鎖
するとき、前記支持ピン5の軸方向に移動しながら、軸
方向にも傾動するから、即ち前記弁本体4の前記供給筒
部3の開口部に対する自由度が大きくでき、従って、前
記開口部の全面に前記弁本体4を密着されられるのであ
って、構造を簡単にできて、閉鎖時のシール性を向上す
ることができるのである。
【0029】また、前記供給筒部3を介して材料を供給
する場合、前記弁本体4を前記支持ピン5の軸方向に移
動させながら、軸方向に傾動させることができるから、
前記供給筒部3の開口部の開口面積を大きくできるので
ある。
【0030】このように、前記支持ピン5に平板状の前
記弁本体4を前記供給筒部3の開口部に対する自由度を
大きくして支持することができるから、高度な製作精度
は要求されなく、簡単な構成で、かつ、製作コストを安
くできながら、閉鎖時のシール性を良好にできかつ、開
口面積も大きくできるのである。
【0031】また、供給筒部3が水平方向に配設される
と共に、前記供給筒部3が吸引装置に連通したものにお
いて、前記供給筒部3における開口部の上方位置に水平
方向に突出する支持ピン5を設け、この支持ピン5に平
板状の弁本体4を軸方向移動可能で、かつ、前記支持ピ
ン5の軸方向に対し傾動可能に支持することにより、材
料を前記供給筒部3を介して供給する場合には、前記弁
本体4は自重により前記開口部を開放させられるし、ま
た、この開放時、前記弁本体4を前記供給筒部3の開口
部から離れる方向に移動させられるので、前記開口部の
開口面積を大きくできるし、また、前記吸引装置により
材料タンクから材料を材料供給ホッパーに空気輸送する
ときは、前記材料供給ホッパーに連通している前記供給
筒部3の内部は負圧になるから、この負圧によって前記
弁本体4は前記供給筒部3の開口部側へ移動すると共
に、該開口部側に傾動して閉鎖することができるのであ
って、前記弁本体4の前記供給筒部3の開口部に対する
自由度が大きいから、閉鎖時には前記開口部の全面に前
記弁本体4を密着させられ、閉鎖時のシール性を向上で
きるのである。従って、前記吸引装置により材料タンク
から材料を前記材料供給ホッパーへ空気輸送するとき、
空気輸送の効率を損なうことなく、有効な空気輸送が可
能となるのである。
【0032】また、供給筒部3が垂直方向に配設されて
いるものにおいて、この供給筒部3における開口部の上
方位置に水平方向に延びる支持ピン5を突設し、この支
持ピン5に平板状の弁本体4を軸方向移動可能で、か
つ、支持ピン5の軸方向に対し傾動可能に支持する一
方、前記供給筒部3の外側部位に、前記弁本体4に向か
って進退可能で、進出時前記弁本体4を開口部に押しつ
ける押体7をもつ往復動装置を設けることにより、前記
弁本体4を前記押体7の押圧により前記供給筒部3の開
口部に押し付けて、該開口部を閉鎖することができる
し、この閉鎖時前記弁本体4は前記支持ピン5の軸方向
に移動しながら、しかも傾動するのであるから、前記開
口部の全面に前記弁本体4を密着させられるのであっ
て、この場合も、閉鎖時のシール性を向上させ得るので
ある。
【0033】また、前記押体7を退出させて前記開口部
を開放する場合には、前記弁本体4を前記支持ピン5の
軸方向に対して移動させながら傾動させて前記開口部を
開放するのであるから、それだけ前記開口部の開口面積
を大きくすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉粒体の材料供給装置における弁装置の要部拡
大断面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】本発明の弁装置を用いた粉粒体の材料供給装置
の機器配置図である。
【図4】本発明の弁装置の他の実施例を示す拡大断面図
である。
【図5】図4のA部拡大拡大断面図である。
【図6】同4のA部拡大正面図である。
【図7】従来の弁装置の説明図である。
【符号の説明】
3 供給筒部 4 弁本体 5 支持ピン 7 押体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を供給する供給筒部をもった材料
    供給装置における弁装置であって、平板状の弁本体4
    と、該弁本体4を前記供給筒部3の開口部に支持する支
    持ピン5とから成り、該支持ピン5が前記開口部の上方
    位置に設けられ、前記弁本体4が前記支持ピン5に軸方
    向移動可能で、かつ、前記支持ピン5の軸方向に対し傾
    動可能に支持されていることを特徴とする粉粒体の材料
    供給装置における弁装置。
  2. 【請求項2】 供給筒部3が水平方向に配設されると共
    に、前記供給筒部3が吸引装置に連通しており、前記供
    給筒部3における開口部の上方位置に水平方向に突出す
    る支持ピン5を設け、この支持ピン5に平板状の弁本体
    4が軸方向移動可能で、かつ、前記支持ピン5の軸方向
    に対し傾動可能に支持されている請求項1記載の粉粒体
    の材料供給装置における弁装置。
  3. 【請求項3】 供給筒部3が垂直方向に配設されてい
    て、この供給筒部3における開口部の上方位置に水平方
    向に延びる支持ピン5が突設しており、この支持ピン5
    に平板状の弁本体4を軸方向移動可能で、かつ、支持ピ
    ン5の軸方向に対し傾動可能に支持する一方、前記供給
    筒部3の外側部位に、前記弁本体4に向かって進退可能
    で、進出時前記弁本体4を開口部に押しつける押体7を
    もつ往復動装置を設けている請求項1記載の粉粒体の材
    料供給装置における弁装置。
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