JP2001088002A - 光学式倣い研削加工方法および光学式倣い研削盤 - Google Patents

光学式倣い研削加工方法および光学式倣い研削盤

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JP2001088002A JP26948299A JP26948299A JP2001088002A JP 2001088002 A JP2001088002 A JP 2001088002A JP 26948299 A JP26948299 A JP 26948299A JP 26948299 A JP26948299 A JP 26948299A JP 2001088002 A JP2001088002 A JP 2001088002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練者でなくても簡単に短時間で正確なNC
プログラムを作成することのできる光学式倣い研削加工
方法および光学式倣い研削盤を提供する。 【解決手段】 砥石11の移動経路を求める際に、まず
テストピースTPをスタート位置STにおいて砥石11
を移動して砥石形状47をテストピースTPに転写し、
このテストピースTPを砥石11の代わりにワーク移動
手段35、39により投影機41に投影されている加工
物Wの形状に沿って移動させ、形状変化点P1、P2、
P3、P4、P5、P6の位置を位置検出手段36、4
0によりワーク座標系で検出して次々に教示する。この
ようにして得られた座標データを制御装置3の演算部5
1が砥石座標系に変換すると共に砥石11の移動経路に
変換した後、制御装置3の制御により得られた移動経路
に従って砥石11を移動させることにより加工すべき加
工物Wに砥石11で研削加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学式倣い研削
加工方法および光学式倣い研削盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6を参照するに、光学式倣い研削盤で
は、投影機のスクリーン101に加工物の形状を描画し
てあるチャート紙103を貼り付け、X軸ハンドル10
5およびY軸ハンドル107によりチャート紙103の
上の加工物Wの形状に合わせながら砥石車109を移動
して位置を教示する、いわゆるティーチングプレイバッ
ク方式によりNCプログラムを作成して研削加工を行う
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ティーチングプレイバック方式では、スクリーン101
に砥石車109を映し出して位置を確認しながらNCプ
ログラムを作成するが、以下のような問題がある。
【0004】、スクリーン101においては、図7に
示してあるように、照明111が下から砥石車109の
形状を映し出すため、丸い砥石車109では投影像がぼ
やけてしまい、位置を正確に教示できない。このため、
NCプログラムに誤差が生じる。
【0005】、砥石車109の位置を正確に知るため
に、図8に示されているように、ダミーワークWにて各
形状変化点毎に加工を行う必要があり、教示する毎にテ
スト加工を行うため時間を要すると共に、熟練を要す
る。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、熟練者でな
くても簡単に短時間で正確なNCプログラムを作成する
ことのできる光学式倣い研削加工方法および光学式倣い
研削盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の光学式倣い研削加工方法
は、投影機を用いた光学式倣いにより教示された座標デ
ータに基づいて、砥石の移動経路を求めて研削加工を行
う光学式倣い研削加工方法において、まずテストピース
をスタート位置において前記砥石を移動して砥石形状を
テストピースに転写し、このテストピースを前記投影機
上の加工物の形状に沿って移動させて形状変化点の位置
をワーク座標系において次々に教示し、得られた各座標
データを砥石座標系に変換すると共に砥石の移動経路に
変換し、この移動経路に基づいて前記砥石を移動させて
加工すべき加工物に研削加工を行うこと、を特徴とする
ものである。
【0008】従って、砥石の移動経路を求める際に、ま
ずテストピースをスタート位置において前記砥石を移動
して砥石形状をテストピースに転写せしめる。この転写
されたテストピースを砥石の代わりに投影機により投影
されている加工物の形状に沿って移動させ、形状変化点
の位置をワーク座標系で次々に教示する。このようにし
て得られた座標データを砥石座標系に変換すると共に砥
石の移動経路に変換した後、得られた移動経路に従って
砥石を移動させることにより加工すべき加工物に研削加
工を行う。
【0009】請求項2による発明の光学式倣い研削加工
方法は、請求項1記載の光学式倣い研削加工方法におい
て、前記テストピースの移動を、前記砥石座標系の二座
標軸と平行な軸方向へ移動させるワーク座標系における
手動式の2個のハンドルにより行うこと、を特徴とする
ものである。
【0010】従って、加工物の形状変化点の教示を行う
べく、投影機上の加工物の形状に沿ってテストピースを
移動させる際に、手動式の2個のハンドル例えばU軸ハ
ンドルおよびV軸ハンドルを用いて、砥石座標系のX、
Y軸と平行なワーク座標系のU、V軸方向へ移動しなが
ら教示をする。
【0011】請求項3による発明の光学式倣い研削加工
方法は、請求項1記載の光学式倣い研削加工方法におい
て、前記移動経路が、NCプログラムにより定義される
こと、を特徴とするものである。
【0012】従って、教示された加工物の形状変化点の
座標値から、研削加工時における砥石の移動経路をNC
プログラムで定義する。
【0013】請求項4による発明の光学式倣い研削加工
盤は、投影機を用いた光学式倣いにより教示された座標
データに基づいて、砥石の移動経路を求めて制御装置の
制御により研削加工を行う光学式倣い研削盤であって、
前記砥石を移動せしめて砥石形状が転写されたテストピ
ースを挟持するワーク台を砥石座標系の二軸と平行な軸
方向へ手動により移動させるワーク移動手段と、このワ
ーク移動手段により加工物の形状に沿って移動されたテ
ストピースの位置を検出して前記制御装置に伝達する位
置検出手段と、を備え、前記制御装置が、前記位置検出
手段により検出された座標データを砥石座標系に変換す
ると共に砥石の移動経路に変換する演算部を備えてなる
こと、を特徴とするものである。
【0014】従って、砥石の移動経路を求める際に、ま
ずテストピースをスタート位置に置いて前記砥石を移動
して砥石形状をテストピースに転写せしめる。このテス
トピースを砥石の代わりにワーク移動手段により投影機
に投影されている加工物の形状に沿って移動させ、形状
変化点の位置を位置検出手段によりワーク座標系で検出
して次々に教示する。このようにして得られた座標デー
タを制御装置の演算部が砥石座標系に変換すると共に砥
石の移動経路に変換した後、制御装置の制御により得ら
れた移動経路に従って砥石を移動させて加工すべき加工
物に研削加工を行う。
【0015】請求項5による発明の光学式倣い研削加工
盤は、請求項4記載の光学式倣い研削盤において、前記
ワーク移動手段が、前記砥石座標系の二座標軸と平行な
軸方向へ移動させる手動式の2個のハンドルであるこ
と、を特徴とするものである。
【0016】従って、加工物の形状変化点の教示を行う
べく、投影機上の加工物の形状に沿ってワーク移動手段
によりテストピースを移動させる際に、手動式の2個の
ハンドル例えばU軸ハンドルおよびV軸ハンドルを用い
て、砥石座標系のX、Y軸と平行なワーク座標系のU、
V軸方向へ移動しながら教示をする。
【0017】請求項6による発明の光学式倣い研削加工
盤は、請求項4記載の光学式倣い研削盤において、前記
演算部が、前記砥石の移動経路としてNCプログラムを
作成するものであること、を特徴とするものである。
【0018】従って、演算部は、教示された加工物の形
状変化点の座標データから、研削加工時における砥石の
移動経路をNCプログラムで定義する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、光学式倣い研削盤
の全体については、すでに従来よりよく知られているの
で、概略を説明する。
【0020】図1を参照するに、光学式倣い研削盤1は
自動制御により研削加工を行う制御装置としてNC装置
3を備えている。このNC装置3は、図2に示されてい
るように、加工情報等のデータを記憶装置に入力するキ
ーボード5のごとき入力手段と、種々のデータを表示す
るCRT7のごとき出力手段を有している。
【0021】再び図1を参照するに、光学式倣い研削盤
1は、機台9の上部左側に砥石である砥石車11を保持
する砥石ヘッド13が、砥石車11を軸15の周りに回
転自在に支承しており、砥石ヘッド13は砥石昇降枠体
17に沿って昇降自在に設けてある。砥石ヘッド13の
回動を案内するコラム19の裏面に設けられた電動機の
ごとき駆動手段21により図示省略のベルトを介して砥
石車11を回転して研削を行うものである。コラム19
は下面に摺動面を有し、受台23の上面に形成した案内
溝に沿い、図1中紙面直交方向(X軸方向)に移動す
る。
【0022】受台23の下面には、X軸方向に砥石車1
1、砥石ヘッド13、コラム19を移動自在な移動台2
5が設けられ、移動台25の下面には砥石車11、砥石
ヘッド13、コラム19を図1中左右方向(Y軸方向)
に移動するY軸モータMYが設けられている。
【0023】機台9の前面には、X軸ハンドル27、Y
軸ハンドル29が設けられ、砥石車11、砥石ヘッド1
3、コラム19を砥石座標系におけるX軸方向、Y軸方
向へ手動により移動可能に構成されている。
【0024】一方、機台9の上面右側の砥石車11と対
向する位置には、加工物Wを挟持するワーク台31が設
けられており、ワーク台31は下面に設けられたU軸移
動台33の案内面に沿ってワーク移動手段としてのU軸
ハンドル35によって、手動で砥石座標系のX軸方向に
平行なワーク座標系におけるU軸方向へ移動自在に設け
られている。
【0025】U軸移動台33の下面には、Y軸方向に移
動自在な案内面を有するV軸移動台37が設けられ、V
軸移動台37の右端部に設けられたワーク移動手段とし
てのV軸ハンドル39の回転により、手動でU軸移動台
33を砥石座標系のY軸方向に平行なワーク座標系にお
けるV軸方向へ移動するものである。V軸移動台37
は、上下方向(Z軸方向)に移動自在であり、Z軸モー
タMZにより昇降するものである。
【0026】なお、図2に示されているように、前記U
軸ハンドル35にはテストピースTPのU軸座標を検出
する位置検出手段としてのエンコーダ36が設けられて
おり、V軸ハンドル39にはテストピースTPのV軸座
標を検出する位置検出手段としてのエンコーダ40が設
けられている。
【0027】再び図1を参照するに、砥石車11と加工
物の研削面の上方には、研削面を投影する投影機41が
設けられ、機台9の上方に設けられたスクリーン43
に、砥石車11と加工物を投影する。この投影の倍率は
数段階選択可能に設けられている。
【0028】また、光学式倣い研削盤1だけの制御に用
いられている制御盤45が機台9の図1中正面左上方に
設けられており、後方には、図示省略の研削粉末の集塵
装置が設けられている。
【0029】図2を参照するに、前述の光学式倣い研削
盤1における教示機構が示されている。すなわち、砥石
車11をX軸方向へ移動させるX軸モータMXおよびY
軸方向へ移動させるY軸モータMYと、ワーク台31を
U軸方向へ手動で移動させるU軸ハンドル35およびV
軸方向へ手動で移動させるV軸ハンドル39が設けられ
ており、これに加えてワーク台31をX軸方向と平行な
U軸方向へ移動させるU軸モータMUおよびY軸方向と
平行なV軸方向へ移動させるV軸モータMVが設けられ
ている。なお、U軸ハンドル35,V軸ハンドル39は
それぞれX軸ハンドル27,Y軸ハンドル29として兼
用して使われる。
【0030】次に、図3および図4を参照して、この発
明に係る光学式倣い研削加工方法について説明する。
【0031】まず、教示を開始する前に、テストピース
TPをワーク台31上のスタート位置にセットし、実際
に砥石車11を用いて、図3に示されているようにテス
トピースTPに砥石車11の形状を砥石形状47として
転写する。
【0032】次に、図4に示されているように、スクリ
ーン43上に張られたチャート紙49に描かれている加
工物Wのスタート位置STにテストピースTPの砥石形
状47を合わせ、U軸ハンドル35およびV軸ハンドル
39によりテストピースTPを移動させて、CRT7に
表示されている加工物Wの各形状変化点である教示点P
1、P2、P3、P4、P5、P6に移動して位置を教
示する。
【0033】図5に示されているように、前述のように
して教示された教示点P1、P2、P3、P4、P5、
P6の座標は、ワーク座標系のU・V軸座標なので、こ
れをNC装置3に設けられている演算部51が砥石座標
系のX・Y軸座標に変換して、CRT7のキーを押すこ
とによりNCプログラムを作成する。このNCプログラ
ムに基づいて、NC装置3の制御により加工すべき加工
物Wに研削加工を行う。
【0034】以上の結果から、テストピースTPに砥石
車11の形状を砥石形状47として転写し、このテスト
ピースTPをU軸ハンドル35およびV軸ハンドル39
により投影機41上のチャート紙49に描かれた加工物
Wの形状に合わせながらティーチング入力してNCプロ
グラムを作成するので、熟練者に限らず、初心者でも正
確にNCプログラムの作成を行うことができる。
【0035】また、従来のように各形状変化点において
ダミー加工を行う必要がなく、最初にテストピースTP
を1回転写(加工)するだけでよいので、NCプログラ
ムの作)成時間を短縮することができる。
【0036】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、CA
DとCAMに分別して、CADデータとして砥石形状を
転写したテストピースTPにて加工物の形状データのみ
登録して、あとから運動定義することも可能である。
【0037】また、出力データとしてNCプログラムを
作成する代わりに、DNC運転等、直接機械を作動させ
ることも可能である。
【0038】さらに、出力したNCプログラムを仕上げ
ようとして使用するだけでなく、先に出願した(特願平
11−171385)荒取り用のプログラムとしても使
用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる光学式倣い研削加工方法では、砥石の移動経路を求
める際に、まずテストピースをスタート位置において砥
石を移動して砥石形状をテストピースに転写し、このテ
ストピースを砥石の代わりに投影機により投影されてい
る加工物の形状に沿って移動させ、形状変化点の位置を
ワーク座標系で次々に教示する。このようにして得られ
た座標データを砥石座標系に変換すると共に砥石の移動
経路に変換するので、熟練者に限らず、初心者でも正確
に砥石の移動経路の作成を行うことができる。従って、
得られた移動経路に従って砥石を移動させることにより
容易に加工すべき加工物に研削加工を行うことができ
る。また、従来のように形状変化点においてダミー加工
を行う必要がなく、テストピースを1回転写するだけで
よいので、移動経路の作成時間を短縮することができ
る。
【0040】請求項2の発明による光学式倣い研削加工
方法では、加工物の形状変化点の教示を行うべく、投影
機上の加工物の形状に沿ってテストピースを移動させる
際に、手動式の2個のハンドル例えばU軸ハンドルおよ
びV軸ハンドルを用いて、砥石座標系のX、Y軸と平行
なワーク座標系のU、V軸方向へ移動しながら教示をす
るので容易且つ正確に砥石の移動経路の作成を行うこと
ができる。
【0041】請求項3の発明による光学式倣い研削加工
方法では、教示された加工物の形状変化点の座標値か
ら、研削加工時における砥石の移動経路をNCプログラ
ムで定義して、自動研削加工を行うことができる。
【0042】請求項4の発明による光学式倣い研削盤で
は、砥石の移動経路を求める際に、まずテストピースを
スタート位置に置いて砥石を移動して砥石形状をテスト
ピースN転写し、このテストピースを砥石の代わりにワ
ーク移動手段により投影機に投影されている加工物の形
状に沿って移動させ、形状変化点の位置を位置検出手段
によりワーク座標系で検出して次々に教示する。このよ
うにして得られた座標データを制御装置の演算部が砥石
座標系に変換すると共に砥石の移動経路に変換するの
で、熟練者に限らず、初心者でも正確に砥石の移動経路
の作成を行うことができる。従って、制御装置の制御に
より得られた移動経路に従って砥石を移動させることに
より容易且つ正確に研削加工を行うことができる。ま
た、従来のように形状変化点においてダミー加工を行う
必要がなく、テストピースを1回転写するだけでよいの
で、移動経路の作成時間を短縮することができる。
【0043】請求項5の発明による光学式倣い研削盤で
は、加工物の形状変化点の教示を行うべく、投影機上の
加工物の形状に沿ってワーク移動手段によりテストピー
スを移動させる際に、手動式の2個のハンドル例えばU
軸ハンドルおよびV軸ハンドルを用いて、砥石座標系の
X、Y軸と平行なワーク座標系のU、V軸方向へ移動し
ながら教示をするので容易且つ正確に砥石の移動経路の
作成を行うことができる。
【0044】請求項6の発明による光学式倣い研削盤で
は、演算部は、教示された加工物の形状変化点の座標デ
ータから、研削加工時における砥石の移動経路をNCプ
ログラムで定義して、加工すべき加工物に砥石で自動研
削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光学式倣い研削盤を示す正面図
である。
【図2】図1に示されている光学式倣い研削盤における
教示に関する機構を示す構成図である。
【図3】テストピースを示す説明図である。
【図4】この発明に係る光学式倣い研削加工方法を示す
説明図である。
【図5】教示により得られたU、V座標を、X、Y座標
に変換すると共にNCプログラムに変換することを示す
説明図である。
【図6】従来における光学式倣い研削加工方法を示す説
明図である。
【図7】従来の光学式倣い研削加工方法における問題点
として、砥石車の投影状態を示す説明図である。
【図8】従来の光学式倣い研削加工方法における問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光学式倣い研削盤 3 NC装置(制御装置) 11 砥石車(砥石) 31 ワーク台 35 U軸ハンドル(ワーク移動手段) 36、40 エンコーダ(位置検出手段) 39 V軸ハンドル(ワーク移動手段) 41 投影機 47 砥石形状 51 演算部 TP テストピース P1、P2、P3、P4、P5、P6 形状変化点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影機を用いた光学式倣いにより教示さ
    れた座標データに基づいて、砥石の移動経路を求めて研
    削加工を行う光学式倣い研削加工方法において、まずテ
    ストピースをスタート位置において前記砥石を移動して
    砥石形状をテストピースに転写し、このテストピースを
    前記投影機上の加工物の形状に沿って移動させて形状変
    化点の位置をワーク座標系において次々に教示し、得ら
    れた各座標データを砥石座標系に変換すると共に砥石の
    移動経路に変換し、この移動経路に基づいて前記砥石を
    移動させて加工すべき加工物に研削加工を行うこと、を
    特徴とする光学式倣い研削加工方法。
  2. 【請求項2】 前記テストピースの移動を、前記砥石座
    標系の二座標軸と平行な軸方向へ移動させるワーク座標
    系における手動式の2個のハンドルにより行うこと、を
    特徴とする請求項1記載の光学式倣い研削加工方法。
  3. 【請求項3】 前記移動経路が、NCプログラムにより
    定義されること、を特徴とする請求項1記載の光学式倣
    い研削加工方法。
  4. 【請求項4】 投影機を用いた光学式倣いにより教示さ
    れた座標データに基づいて、砥石の移動経路を求めて制
    御装置の制御により研削加工を行う光学式倣い研削盤で
    あって、前記砥石を移動せしめて砥石形状が転写された
    テストピースを挟持するワーク台を砥石座標系の二軸と
    平行な軸方向へ手動により移動させるワーク移動手段
    と、このワーク移動手段により加工物の形状に沿って移
    動されたテストピースの位置を検出して前記制御装置に
    伝達する位置検出手段と、を備え、前記制御装置が、前
    記位置検出手段により検出された座標データを砥石座標
    系に変換すると共に砥石の移動経路に変換する演算部を
    備えてなること、を特徴とする光学式倣い研削盤。
  5. 【請求項5】 前記ワーク移動手段が、前記砥石座標系
    の二座標軸と平行な軸方向へ移動させる手動式の2個の
    ハンドルであること、を特徴とする請求項4記載の光学
    式倣い研削盤。
  6. 【請求項6】 前記演算部が、前記砥石の移動経路とし
    てNCプログラムを作成するものであること、を特徴と
    する請求項4記載の光学式倣い研削盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105119A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Tecno Wasino Co Ltd 研削盤による研削加工方法及び研削盤
JP2010076038A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Denso Corp プロファイル研削盤
JP7551164B2 (ja) 2021-12-10 2024-09-17 株式会社和井田製作所 画像ティーチングシステムにおける画像ティーチング方法及び画像ティーチングシステム

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JP7551164B2 (ja) 2021-12-10 2024-09-17 株式会社和井田製作所 画像ティーチングシステムにおける画像ティーチング方法及び画像ティーチングシステム

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