JP2002035843A - 曲げ加工方法及び曲げ加工システム - Google Patents
曲げ加工方法及び曲げ加工システムInfo
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Abstract
ィーチングなどの位置合わせで調整する必要なく自動的
に位置設定を行う。 【解決手段】 予め、突当て装置とロボットグリッパと
をX軸方向並びにY軸方向より突き当てる(S1及びS
5)。この突当て装置の突当て基準位置とロボットグリ
ッパのロボット基準位置のX,Y軸座標を検出し、突当
て基準位置とロボット基準位置のX,Y軸座標の相対位
置関係を計算する(S3及びS6)。計算された相対位
置関係により、突当て基準位置とロボット基準位置の座
標系のうちの一方を基準点として設定し、この基準点に
対して他方の基準位置のX,Y軸座標を同一の座標系に
合わせて設定する(S4及びS7)。前記基準点に対す
るロボットの動作プログラムと突当て装置の動作プログ
ラムを作成し、各動作プログラムに基づいてロボットと
突当て装置を移動せしめてワークを曲げ加工する(S8
〜S12)。
Description
曲げ加工システムに関する。
工機としてのプレスブレーキへ供給し、所定の位置に位
置決め自在とする曲げ加工システムが存在している。
01を用いて自動運転によりワークWの曲げ加工が行わ
れる場合、プレスブレーキ(図示省略)には、ロボット
グリッパ203によりクランプされたワークWを突き当
ててプレスブレーキの所定の曲げ加工位置へ位置決めす
るための突当て装置205が設けられており、この突当
て装置205とロボット201は別々のコントローラに
より制御されるために、それぞれ異なる座標系にて動作
が行われる。
するロボットグリッパ203がロボットコントローラに
より制御されてロボット座標系のX,Y,Z軸方向へ移
動位置決め自在に設けられている。
御装置に制御されてストレッチ207がL軸方向(上記
のY軸方向と同じ方向)とZ軸方向へ移動されると共に
突当て部209がストレッチ207の長手方向に沿って
X軸方向へ移動位置決め自在に設けられている。
加工システムにおいては、突当て装置205とロボット
201が別々の座標系で動作し、接点となる同じ基準を
持たないために、お互いの位置合わせを行う手段とし
て、例えばティーチングなどの現物合わせが必要である
という問題点があった。
ット201は突当て装置205の突当て部としてのポテ
ンショメータ209との距離が正規寸法のLとなるよう
に所定量の距離Xを移動したはずなのに、結果としてポ
テンショメータ209との距離がL0の位置に位置決め
されてしまい、正規の距離Lに位置決めできないという
問題点があった。
れたもので、その目的は、突当て装置とロボットとの相
互の座標系をティーチングなどの位置合わせで調整する
必要なく自動的に位置設定を行って、曲げ加工を行い得
る曲げ加工方法及び曲げ加工システムを提供することに
ある。
に請求項1によるこの発明の曲げ加工方法は、曲げ加工
機に対してワークを供給及び位置決め自在なロボットに
備えられたロボットグリッパによりワークをクランプ
し、このワークを突当て装置の突当て部に突き当てるこ
とにより曲げ加工機の曲げ加工位置に対して位置決めし
て曲げ加工する際に、前記突当て装置、前記ロボットグ
リッパの一方を予め決めた基準位置に位置決めし、他方
をそれぞれX軸方向並びにY軸方向へ移動せしめて突き
当てて突き合わせ、前記突当て装置の突当て基準位置と
前記ロボットグリッパのロボット基準位置のX,Y軸座
標を検出し、この検出された突当て基準位置とロボット
基準位置のX,Y軸座標の相対位置関係を計算し、この
計算された相対位置関係により、前記突当て基準位置と
ロボット基準位置の座標系のうちの一方の基準位置の
X,Y軸座標を基準点として設定すると共にこの基準点
に対して他方の基準位置のX,Y軸座標を同一の座標系
に合わせて設定し、前記各基準点を基にして折曲げるべ
きワークに対するロボットの動作プログラムと突当て装
置の動作プログラムを作成し、前記ロボットの動作プロ
グラムと突当て装置の動作プログラムに基づいてロボッ
トと突当て装置を移動せしめてワークを曲げ加工するこ
とを特徴とするものである。
準位置とのX,Y軸上の相対位置関係が把握されること
から、突当て基準位置あるいはロボット基準位置の一方
の座標系を基準としてロボット動作プログラム、突当て
動作プログラムが自動的に作成され、修正登録されるの
で、突当て装置に対するロボットの位置決め精度が大幅
に向上する。また、上記の突当て装置を利用して金型を
位置決めしてプレスブレーキに取り付けられた場合、金
型に対するロボットの位置決め精度も向上する。
ムは、曲げ加工機に対してワークを供給及び位置決め自
在なロボットグリッパを備えたロボットと、前記ロボッ
トグリッパによりクランプされたワークを突き当てて曲
げ加工機の曲げ加工位置に対してワークを位置決めする
突当て装置と、この突当て装置のX軸座標を検出する突
当てX座標検出装置と、突当て装置のY軸座標を検出す
る突当てY座標検出装置と、前記ロボットグリッパのX
軸座標を検出するロボットX座標検出装置と、ロボット
グリッパのY軸座標を検出するロボットY座標検出装置
と、前記突当て装置とロボットグリッパとを突当てたと
きの突当て装置の突当て基準位置とロボットグリッパの
ロボット基準位置のX,Y軸座標の相対位置関係を計算
する演算装置と、この演算装置で計算された相対位置関
係により、前記突当て基準位置とロボット基準位置の座
標系のうちの一方の基準位置のX,Y軸座標を基準点と
して設定すると共にこの基準点に対して他方の基準位置
のX,Y軸座標を同一の座標系に合わせて設定する基準
点設定部と、前記基準点を基にして折曲げるべきワーク
に対するロボットの動作プログラムを作成するロボット
プログラム作成部と、前記基準点を基にして折曲げるべ
きワークに対する突当て装置の動作プログラムを作成す
る突当てプログラム作成部と、を備えてなることを特徴
とするものである。
あり、突当て基準位置とロボット基準位置とのX,Y軸
上の相対位置関係が把握されることから、突当て基準位
置あるいはロボット基準位置の一方の座標系を基準とし
てロボット動作プログラム、突当て動作プログラムが自
動的に作成され、修正登録されるので、突当て装置に対
するロボットの位置決め精度が大幅に向上する。また、
上記の突当て装置を利用して金型を位置決めしてプレス
ブレーキに取り付けられた場合、金型に対するロボット
の位置決め精度も向上する。
曲げ加工システムの実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
形態に係わる曲げ加工装置としての例えばプレスブレー
キ1は、立設されたサイドフレーム3L,3Rを備えて
おり、このサイドフレーム3L,3Rの上部前面には上
部テーブル5が設けられており、この上部テーブル5の
下部にはパンチ装着部としての中間板7にパンチPが着
脱可能に装着されている。一方、サイドフレーム3L,
3Rの下部前面には下部テーブル9が設けられている。
この下部テーブル9の上のダイ装着部にはダイDが着脱
可能に装着されている。
ブル5,9の一方が昇降可動するラムとしてパンチPと
ダイDとの協働によりワークWに折曲げ加工が行われる
よう構成されている。なお、本実施の形態では例えば下
部テーブル9がラムシリンダ11(図7を参照)により
昇降するよう構成されている。
ッパ13にてワークWをクランプしてプレスブレーキ1
の曲げ加工線に対してワークWを自動的に供給及び位置
決め自在とするワーク移動装置としての例えばロボット
15が下部テーブル9の表側を図3において左右方向
(X方向)に移動自在に設けられている。なお、上記の
ロボット15には所望の曲げ加工線に対してワークWを
供給及び位置決め自在とするロボットグリッパ13がプ
レスブレーキ1に対して前後方向(Y方向)及び上下方
向(図4において上下方向で、Z方向)に移動自在に設
けられている。
昇降自在な下部テーブル9に一体的に取付けたベースプ
レート17に装着されている。
Dの長手方向に沿うX軸方向に延伸されており、このベ
ースプレート17の前面に第1移動台19がX軸方向に
移動自在に支承されている。この第1移動台19には、
ベースプレート17に備えたX軸方向のラック21に噛
合したピニオン(図示省略)が第1モータ23により回
転駆動自在に設けられている。なお、前記第1モータ2
3にはロボットX座標検出装置としての例えば第1エン
コーダ25(図7参照)が備えられているので、第1移
動台19のX軸方向の移動位置を検知することができ
る。なお、第1エンコーダ25は制御装置に接続されて
いる。
方向に拡大した扇形状部27が設けられており、この扇
形状部27の上部には図4に示されているように後側よ
りも前側が低くなるように湾曲した円弧状のガイド部材
としてラック部材29が設けられている。このラック部
材29には、ラック部材29に沿ってY軸方向に移動自
在の第2移動台31が支承されている。この第2移動台
31には、ラック部材29に噛合したピニオンが第2モ
ータ33により回転駆動自在に設けられている。なお、
前記第2モータ33にはロボットY座標検出装置として
の例えば第2エンコーダ35(図7参照)が備えられて
いるので、第2移動台31のY軸方向の移動位置を検知
することができる。なお、第2エンコーダ35は制御装
置に接続されている。
動台31の移動方向に対して直交する上下のZ軸方向に
移動自在な昇降支柱37が支承されている。この昇降支
柱37には上下方向のラックが形成されており、このラ
ックと噛合したピニオンが第3モータ39により回転駆
動自在に設けられている。なお、前記第3モータ39に
はロボットZ座標検出装置としての例えば第3エンコー
ダ41(図7参照)が備えられているので、昇降支柱3
7は第3モータ39の駆動によって上下動され、且つ上
下動位置は前記第3エンコーダ41により検知される。
なお、第3エンコーダ41は制御装置に接続されてい
る。
前側へ移動されたときには、昇降支柱37は前側へ傾斜
した状態になり、斜めに昇降するものであり、上昇時に
は下部テーブル9からワークWを離反するように機能す
るものとなる。
に延伸したアーム43が適宜に固定されている。このア
ーム43の先端部にはワークWの一側縁部を把持自在な
ロボットグリッパ13が装着されている。
軸と平行なB軸を中心として上下方向に回動自在に設け
られており、上記のB軸と直交するA軸を中心として旋
回自在に設けられている。また、上記A軸を中心として
ロボットグリッパ13を旋回するための第4モータ45
(図7参照)及びB軸を中心としてロボットグリッパ1
3を上下に回動するための第5モータ47(図7参照)
が上記アーム43に装着されている。上記の第4,第5
モータ45,47は、図7に示されているように後述す
る制御装置に接続されており、前述した第1モータ23
と同様に位置検出装置としての例えば第4エンコーダ4
9(図7参照),第5エンコーダ51(図7参照)を備
えているものである。
Wをクランプ・アンクランプするための上部ジョー53
と下部ジョー55とが備えられている。上記の上部、下
部ジョー55はB軸回りに回動自在な回動スリーブ(図
示省略)に旋回自在に支承されているので、上部ジョー
53と下部ジョー55にクランプされたワークWは例え
ば図4に示されているようにB軸回りに反転されるほど
の大きな角度範囲で旋回されるように構成されている。
ているようにロボット15のロボットグリッパ13に把
持されて移動されるワークWを所望の曲げ加工位置へ位
置決めをするためのワーク位置決め装置としての例えば
突当て装置57が下部テーブル9の裏側を図5において
左右方向(X軸方向)、前後方向(L軸方向、上記のY
軸方向と同じ方向)、図6において上下方向のZ軸方向
に移動位置決め自在に設けられている。
下部テーブル9の背面に2つのL軸方向に延伸された支
持架台59がZ軸突当てモータ61(図7参照)により
互いに同期してZ軸方向に昇降自在に設けられている。
Z軸突当てモータ61には図7に示されているように突
当てZ座標検出装置としての例えばZ軸突当てエンコー
ダ63が設けられており、制御装置に接続されている。
65により互いに同期して回転駆動されるボールネジ6
7がL軸方向に延伸されて軸承されており、L軸突当て
モータ65には突当てY座標検出装置としての例えばL
軸突当てエンコーダ69が設けられている。なお、L軸
突当てエンコーダ69は制御装置に接続されている。
合されており、ナット部材71の上部には支柱部材73
が上下方向に延伸されており、上記の2つの支柱部材7
3の上部にはX軸方向に延伸されたストレッチ75が設
けられている。
動自在であることと、L軸モータの回転駆動によりナッ
ト部材71がL軸方向へ移動自在であることから、スト
レッチ75はL軸方向、Z軸方向へ移動位置決め自在で
ある。
ているように本実施の形態では2つの左側突当て装置7
7と右側突当て装置79が備えられており、左側及び右
側突当て装置77,79はそれぞれ独立して図5におい
て左右方向(X軸方向;XL軸及びXR軸)に移動自在
に設けられている。したがって、左側及び右側突当て装
置77,79の間隔は拡げたり縮めたりすることができ
る。
77は突当てベース部81がストレッチ75にガイドさ
れてX軸方向に移動位置決め自在に設けられており、突
当てベース部81の後部にはXL軸突当てモータ83が
設けられており、このXL軸突当てモータ83の駆動軸
にはストレッチ75の背面にX軸方向に延伸されたラッ
ク85に噛合するピニオン87が設けられている。な
お、XL軸突当てモータ83には突当てX座標検出装置
としての例えばXL軸突当てエンコーダ89が設けられ
ており、このXL軸突当てエンコーダ89は制御装置に
電気的に接続されている。
的で同様の構造であるので同じ部材には同一符号で示す
と、右側突当て装置79の突当てベース部81の後部に
はXR軸突当てモータ91、ラック85に噛合するピニ
オン87が設けられており、XR軸突当てモータ91に
は突当てX座標検出装置としての例えばXR軸突当てエ
ンコーダ93が設けられ、制御装置に接続されている。
固定されており、このベース部95にはL軸ゲージング
用LMガイド(図示省略)を介してL軸ゲージング用セ
ンサとしての例えばポテンショメータ97がL軸方向に
移動自在に設けられており、上記のL軸ゲージング用L
Mガイドの先にはワークWを突き当てるための突当て部
としての例えば突当てパッド99が設けられている。し
たがって、上記のポテンショメータ97は突当てパッド
99のL軸方向動作を検出する検出器である。
がX軸方向に押圧されたときにX軸方向動作を検出する
X軸用近接センサ(図示省略)が取り付けられている。
ド99に接触すると、X及びLゲージングが行われ、ワ
ークが突当てパッド99に突当てられたことを検出す
る。例えば、Xゲージングの場合は、図7において矢印
Aあるいは矢印Bの方向から突き当てられ、Lゲージン
グの場合は矢印Cの方向から突き当てられる。
加工すべきワークWがロボット15によりクランプされ
てから、突当て装置57へ突き当てられるように移動さ
れて、パンチPとダイDとの間に位置決めされ、本実施
の形態では下部テーブル9が昇降して前記パンチPとダ
イDの協働でワークWがラムシリンダ11により折曲げ
加工される。なお、プレスブレーキ1としては下部テー
ブル9が固定で上部テーブル5が上下動自在であっても
構わない。
3Lの左側には、上記のロボット15及びロボットグリ
ッパ13、突当て装置57、ラムシリンダ11などを制
御せしめるための制御装置101が設けられている。
中央処理装置としてのCPU103に種々のデータを入
力するための入力手段としての例えばキーボードのごと
き入力装置105と、種々のデータを表示せしめるCR
Tごとき表示装置107が接続されている。
図、立体図等により得られるワークWの曲げ加工情報と
して例えば曲げ長さ、曲げ角度、フランジ長さなどのC
AD情報などのデータが入力装置105から入力されて
記憶されるメモリ109が接続されている。
情報、ロボットグリッパ情報、グリッパ基準面情報及び
グリッパ移動距離に基づき、ロボットグリッパ13をプ
レスブレーキ1の所定の金型取付位置へ移動位置決めす
る指令を与える主制御部111が接続されている。
工情報に基づいてロボット15の動作を予め設定したロ
ボット動作プログラムが記憶されるロボットプログラム
ファイル113と、突当て装置57の動作を予め設定し
た突当てプログラムファイル115が接続されている。
7の突当て基準位置のX,Y軸座標とロボットグリッパ
13のロボット基準位置のX,Y軸座標との相対位置関
係を計算する演算装置117と、この演算装置117で
得られる上記の2つの基準位置の相対位置関係により、
突当て基準位置とロボット基準位置の一方の基準位置を
基準点として設定すると共にこの基準点に対して他方の
基準位置のX,Y軸座標を同一の座標系に合わせて設定
する基準点設定部119が接続されている。
設定部119により設定された基準点に対するロボット
15の動作を修正してロボットプログラムファイル11
3に修正登録するよう指示を与えるロボットプログラム
作成部121と、上記の基準点に対する突当て部の動作
プログラムを修正して突当てプログラムファイル115
に修正登録するよう指示を与える突当てプログラム作成
部123が接続されている。
各軸を制御するロボット軸制御部125が接続されてお
り、このロボット軸制御部125を介して上述した第1
モータ23、第2モータ33、第3モータ39、第4モ
ータ45、第5モータ47及び各第1〜第5エンコーダ
25,35,41,49,51が接続されている。
7の各軸を制御する突当て装置軸制御部127が接続さ
れており、この突当て装置軸制御部127を介して上述
したXL軸突当てモータ83、XR軸突当てモータ9
1、L軸突当てモータ65及び各エンコーダ63,6
9,89,93が接続されている。
図1のフローチャート及び図2を参照して説明する。
ように構成されているので、図8及び図9に示されてい
るように、ロボット15の座標系としてはX軸,Y軸,
Z軸座標であり、突当て装置57の座標系としてはXL
軸,XR軸,L軸,Z軸座標であり、それぞれが独立し
ているのであるが、本発明の実施の形態では各座標を同
一の座標系に変換すべく共通の基準点座標を設定するこ
とにより突当て装置57に対するロボット15の位置決
め精度を向上している。
て計測用グリッパが取り付けられる。しかし、予め寸法
が設定されたロボットグリッパ13でも構わない。この
ロボットグリッパ13が図2(A)に示されているよう
にX,Y,Z座標が(0,0,0)であるロボット基準
位置へ移動される。本実施の形態では上記のロボット基
準位置が基準点とするように設定される(ステップS
1)。
2(A)、(B)に示されているように上記のロボット
基準位置に位置するロボットグリッパ13に対して接触
するまでX方向へ移動される。つまり、突当て装置57
はX軸用近接センサが検出したときに停止する(ステッ
プS2)。
て基準位置とのX座標の相対位置関係が演算装置117
にて計算される。
トグリッパ13のロボット基準位置から左突当て装置5
7の突当てパッド99がロボットグリッパ13に接触し
た位置までのX座標の距離がL1であり、突当てパッド
99とロボットグリッパ13との接触位置から突当てパ
ッド99の突当て基準位置までのX座標の距離がL2で
あるので、基準点に対する左突当て装置57の突当て基
準位置のX座標(L1+L2)が演算装置117にて計
算され、この計算値のX方向の相対位置座標が基準点設
定部119にて設定される。この設定は、右突当て装置
57においても同様に行われる(ステップS3及びS
4)。
は、図2(C)に示されているように上記のロボット基
準位置に位置するロボットグリッパ13に対して接触す
るまでY方向へ移動される。つまり、突当て装置57は
Y軸用近接センサが検出したときに停止する(ステップ
S5)。
とのY座標の相対位置関係が演算装置117にて計算さ
れる。
トグリッパ13のロボット基準位置から左突当て装置5
7の突当てパッド99の先端がロボットグリッパ13に
接触した位置までのY座標の距離がL3であり、突当て
パッド99とロボットグリッパ13との接触位置から突
当てパッド99の突当て基準位置までのY座標の距離が
L4+L5であるので、基準点に対する左突当て装置5
7の突当て基準位置のY座標(L3+L4+L5)が演
算装置117にて計算され、この計算値のY方向の相対
位置座標が基準点設定部119にて設定される。この設
定は、右突当て装置57においても同様に行われる(ス
テップS6及びS7)。
まとめて説明する。図10に示されているように、ロボ
ット基準位置(0,0)がX−Y絶対座標で(X1,Y
1)に変換されるとすると、左突当て装置77の突当て
基準位置のX−Y絶対座標は(X1+L1+L2,Y1
+L3+L4+L5)となり、この座標を(X2,
Y 2)に変換されるものとする。
のX−Y絶対座標は、上記の左突当て装置77の場合と
同様にして(X3,Y3)に変換されるものとする。
1),左突当て装置77の突当て基準位置の(X2,Y
2),右突当て装置79の突当て基準位置(X3,
Y3)が基準点設定部119にて設定される。
ログラムが作成される。つまり、実施の形態ではロボッ
ト基準位置のX−Y絶対座標(X1,Y1)が基準点と
して設定されたので、ロボットプログラムファイル11
3に予め設定登録されているロボット動作プログラムに
反映されて修正され、新たなロボット動作プログラムが
作成され、ロボットプログラムファイル113に修正登
録される。(ステップS8)。
グラムが突当てプログラム作成部123にて作成され
る。つまり、左突当て装置77の突当て基準位置
(X2,Y2)と右突当て装置79の突当て基準位置
(X3,Y3)が、予め設定されている突当て動作プロ
グラムに反映されて修正され、新たな突当て動作プログ
ラムが作成され、突当てプログラムファイル115に修
正登録される(ステップS9)。
イル115の新たな突当て動作プログラムに基づいて
X,Y,Z方向に移動位置決めされる。例えば、折曲げ
るべきワークWの大きさおよび折曲げ位置が予め分かっ
ているので、ワークの折曲げ位置を金型の折曲げ加工線
に位置決めすべく、左突当て装置77、右突当て装置7
9を移動することができる。図10においては、左突当
て装置77の突当て基準位置のX−Y絶対座標は
(X5,Y5)となり、右突当て装置79の突当て基準
位置のX−Y絶対座標は(X6,Y6)となる。(ステ
ップS10)。
てワークWをクランプし、このワークWはロボットプロ
グラムファイル113のロボット動作プログラムに基づ
いてX,Y,Z方向に移動されて所望の曲げ加工位置へ
位置決めされる。例えば、折曲げるべきワークWの大き
さおよび折曲げ位置が予め分かっているので、図10に
示されているようにワークの折曲げ位置を金型の折曲げ
加工線に位置決めすべく、ロボットグリッパ13のロボ
ツト基準位置のX−Y絶対座標(X4,Y4)へ移動す
ることができる。
縁は左、右突当て装置77,79の各突当てパッド99
に正確に突当てられることになり、パンチPとダイDと
の協働によりワークWが折曲げられる。(ステップS1
1及びS12)。
基準位置とのX,Y軸上の相対位置関係が把握されるこ
とから、突当て基準位置あるいはロボット基準位置の一
方の座標系が基準点としてロボット動作プログラムある
いは突当て動作プログラムが自動的に作成され、修正登
録されるので、従来のようにプレスブレーキ1とロボッ
ト15との相互の座標系をティーチングなどの位置合わ
せで調整する必要なく、突当て装置57に対するロボッ
ト15の位置決め精度が大幅に向上する。
置決めしてプレスブレーキ1に取り付けられた場合、金
型に対するロボット15の位置決め精度も向上する。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、突当て
基準位置とロボット基準位置とのX,Y軸上の相対位置
関係を把握できるので、突当て基準位置あるいはロボッ
ト基準位置の一方の座標系を基準点としてロボット動作
プログラムあるいは突当て動作プログラムを自動的に作
成し、修正登録できる。したがって、ロボット動作プロ
グラムあるいは突当て動作プログラムに基づいてロボッ
トと突当て装置を移動せしめるので、突当て装置に対す
るロボットの位置決め精度が大幅に向上する。突当て装
置を利用して金型を位置決めしてプレスブレーキに取り
付けられた場合も、金型に対するロボットの位置決め精
度を向上できる。
効果と同様であり、突当て基準位置とロボット基準位置
とのX,Y軸上の相対位置関係を把握できるので、突当
て基準位置あるいはロボット基準位置の一方の座標系を
基準点としてロボット動作プログラムあるいは突当て動
作プログラムを自動的に作成し、修正登録できる。した
がって、ロボット動作プログラムあるいは突当て動作プ
ログラムに基づいてロボットと突当て装置を移動せしめ
るので、突当て装置に対するロボットの位置決め精度が
大幅に向上する。突当て装置を利用して金型を位置決め
してプレスブレーキに取り付けられた場合も、金型に対
するロボットの位置決め精度を向上できる。
ーチャート図である。
置の動作説明図である。
としてのプレスブレーキの正面図である。
面図である。
図である。
図である。
すべきワークを折曲げ位置に位置決めするときの説明図
である。
を示す斜視図である。
を示す平面図である。
置) 91 XR軸突当てモータ 93 XR軸突当てエンコーダ(突当てX座標検出装
置) 97 ポテンショメータ 99 突当てパッド(突当て部) 101 制御装置 113 ロボットプログラムファイル 115 突当てプログラムファイル 117 演算装置 119 基準点設定部 121 ロボットプログラム作成部 123 突当てプログラム作成部
Claims (2)
- 【請求項1】 曲げ加工機に対してワークを供給及び位
置決め自在なロボットに備えられたロボットグリッパに
よりワークをクランプし、このワークを突当て装置の突
き当て部に突き当てることにより曲げ加工機の曲げ加工
位置に対して位置決めして曲げ加工する際に、 前記突当て装置、前記ロボットグリッパの一方を予め決
めた基準位置に位置決めし、他方をそれぞれX軸方向並
びにY軸方向へ移動せしめて突き当てて突き合わせ、 前記突当て装置の突当て基準位置と前記ロボットグリッ
パのロボット基準位置のX,Y軸座標を検出し、 この検出された突当て基準位置とロボット基準位置の
X,Y軸座標の相対位置関係を計算し、 この計算された相対位置関係により、前記突当て基準位
置とロボット基準位置の座標系のうちの一方の基準位置
のX,Y軸座標を基準点として設定すると共にこの基準
点に対して他方の基準位置のX,Y軸座標を同一の座標
系に合わせて設定し、 前記各基準点を基にして折曲げるべきワークに対するロ
ボットの動作プログラムと突当て装置の動作プログラム
を作成し、 前記ロボットの動作プログラムと突当て装置の動作プロ
グラムに基づいてロボットと突当て装置を移動せしめて
ワークを曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法。 - 【請求項2】 曲げ加工機に対してワークを供給及び位
置決め自在なロボットグリッパを備えたロボットと、 前記ロボットグリッパによりクランプされたワークを突
き当てて曲げ加工機の曲げ加工位置に対してワークを位
置決めする突当て装置と、 この突当て装置のX軸座標を検出する突当てX座標検出
装置と、突当て装置のY軸座標を検出する突当てY座標
検出装置と、 前記ロボットグリッパのX軸座標を検出するロボットX
座標検出装置と、ロボットグリッパのY軸座標を検出す
るロボットY座標検出装置と、 前記突当て装置とロボットグリッパとを突当てたときの
突当て装置の突当て基準位置とロボットグリッパのロボ
ット基準位置のX,Y軸座標の相対位置関係を計算する
演算装置と、 この演算装置で計算された相対位置関係により、前記突
当て基準位置とロボット基準位置の座標系のうちの一方
の基準位置のX,Y軸座標を基準点として設定すると共
にこの基準点に対して他方の基準位置のX,Y軸座標を
同一の座標系に合わせて設定する基準点設定部と、 前記基準点を基にして折り曲げるべきワークに対するロ
ボットの動作プログラムを作成するロボットプログラム
作成部と、 前記基準点を基にして折り曲げるべきワークに対する突
当て装置の動作プログラムを作成する突当てプログラム
作成部と、を備えてなることを特徴とする曲げ加工シス
テム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216112A JP4460119B2 (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 曲げ加工方法及び曲げ加工システム |
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JP4460119B2 JP4460119B2 (ja) | 2010-05-12 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104331022A (zh) * | 2014-10-14 | 2015-02-04 | 福建骏鹏通信科技有限公司 | 一种工业机器人折弯快速编程系统 |
JP2016022541A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 株式会社アマダホールディングス | ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム |
DE102016002340A1 (de) | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Fanuc Corporation | Robotersystem mit einem Roboter, der synchron mit einer Biegemaschine betrieben wird |
-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000216112A patent/JP4460119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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