JP7007812B2 - 位置決めシステム及び位置決め方法 - Google Patents
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Description
図1及び図4に示すように、制御装置66のCPUは、各X軸モータ40を制御して各Y軸ポテンショメータ44をX軸方向へ移動させると共に、一対のY軸モータ26を制御して一対のY軸ポテンショメータ44をY軸方向へ移動させる。すると、各Y軸ポテンショメータ44の接触子44aが曲げ加工位置BPに応じたX軸方向及びY軸方向の所定位置に位置する。また、制御装置66のCPUは、Y軸モータ52を制御して一対のX軸ポテンショメータ64のY軸方向の間隔をワークWの側面Wsの長さに応じて調整する。これにより、ワークWをX軸方向及びY軸方向に位置決めするための準備を行うことができる。
第1工程の終了後に、図1、図4、及び図5に示すように、ロボット制御部68は、ロボットハンド16によってワークWを保持した状態でX軸ポテンショメータ64側(X軸方向の一方側)へ移動させるように曲げロボット14を制御する。そして、ロボット制御部68は、前述のように曲げロボット14を制御しながら、一対のX軸ポテンショメータ64からの検出結果に基づいて、ワークWの被曲げ部Waが曲げ加工位置BPに対して平行になるように曲げロボット14を制御する。
第2工程の終了後に、図4及び図5に示すように、動作情報補正部70は、ワークWの被曲げ部Waが曲げ加工位置BPに対して平行になったときにおける曲げロボット14のX軸方向の位置に基づいて、位置決め動作情報(位置決め動作指令)を補正する。
第3工程の終了後に、図4から図6に示すように、ロボット制御部68は、補正済みの位置決め動作情報に基づいて曲げロボット14を制御してワークWをX軸方向及びY軸方向へ移動させる。そして、ロボット制御部68は、一対のY軸ポテンショメータ44によってワークWの被曲げ部Waが曲げ加工位置BPと同じY軸方向の位置に位置したことが検出されると、曲げロボット14によるワークWの移動(Y軸方向の移動)を停止する。
従って、本発明の実施形態によれば、ワークWの位置決め精度を高めて、ワークWの曲げ加工精度の向上を図りつつ、ワークWの位置決めに要する時間を短縮し、曲げ加工の生産性を高めることができる。
12 台車
14 曲げロボット
16 ロボットハンド
18 バックゲージ機構
20 本体フレーム
22 Y軸サポータ
24 Y軸スライダ
26 Y軸モータ
28 Z軸スライダ
34 ストレッチ(X軸サポータ)
36 X軸スライダ
40 X軸モータ
42 センサ取付部材
44 Y軸ポテンショメータ(Y軸センサ)
44a 接触子
46 保持換え装置
48 支持台
50 可動ブロック
52 Y軸モータ
54 支柱
56 支持バー
58 バキュームパッド
60 センサ支持部材
62 X軸モータ
64 X軸ポテンショメータ(X軸センサ)
64a 接触子
66 制御装置
68 ロボット制御部
70 動作情報補正部
BP 曲げ加工位置
W ワーク(板金)
Wa 被曲げ部(曲げ線)
We 端面(後端面)
Ws 側面(左側面)
Claims (6)
- 板状のワークの被曲げ部がプレスブレーキにおける曲げ加工位置に位置するように、ワークをX軸方向及びY軸方向に位置決めする位置決めシステムにおいて、
ワークを保持した状態でX軸方向及びY軸方向へ移動させる曲げロボットと、
前記曲げ加工位置の後方にX軸方向に間隔を置いて設けられ、ワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置と同じY軸方向の位置に位置したか否かを検出する一対のY軸センサと、
前記プレスブレーキから離隔した位置にY軸方向に間隔を置いて設けられ、ワークがX軸方向の基準位置に位置したか否かを検出する一対のX軸センサと、
ワークを保持した状態で前記X軸センサ側へ移動させるように前記曲げロボットを制御しながら、一対の前記X軸センサからの検出結果に基づいて、ワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置に対して平行になるように前記曲げロボットを制御するロボット制御部と、
前記ロボット制御部による前記曲げロボットの制御によってワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置に対して平行になったときにおける前記曲げロボットのX軸方向の位置に基づいて、ワークをX軸方向及びY軸方向に位置決めするための位置決め動作情報を補正する動作情報補正部と、を具備し、
前記ロボット制御部は、前記動作情報補正部によって補正された前記位置決め動作情報に基づいて前記曲げロボットを制御してワークをX軸方向及びY軸方向へ移動させて、一対の前記Y軸センサによってワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置と同じY軸方向の位置に位置したことが検出されると、前記曲げロボットによるワークの移動を停止する
位置決めシステム。 - 一対の前記X軸センサのY軸方向の間隔は、調整可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の位置決めシステム。
- 各X軸センサのX軸方向の位置は、調整可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置決めシステム。
- 各X軸センサは、前記曲げロボットによる保持換えを行うための保持換え装置における支持アームに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の位置決めシステム。
- 板状のワークの被曲げ部がプレスブレーキにおける曲げ加工位置に位置するように、ワークをX軸方向及びY軸方向に位置決めする位置決め方法において、
ワークを保持した状態でX軸方向及びY軸方向へ移動させる曲げロボット、前記曲げ加工位置の後方にX軸方向に間隔を置いて設けられかつワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置と同じY軸方向の位置に位置したか否かを検出する一対のY軸センサ、及び前記プレスブレーキから離隔した位置にY軸方向に間隔を置いて設けられかつワークがX軸方向の基準位置に位置したか否かを検出する一対のX軸センサを用い、
ワークを保持した状態で前記X軸センサ側へ移動させるように前記曲げロボットを制御しながら、一対の前記X軸センサからの検出結果に基づいて、ワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置に対して平行になるように前記曲げロボットを制御し、
ワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置に対して平行になったときにおける前記曲げロボットのX軸方向の位置に基づいて、ワークをX軸方向及びY軸方向に位置決めするための位置決め動作情報を補正し、
補正済みの前記位置決め動作情報に基づいて前記曲げロボットを制御してワークをX軸方向及びY軸方向へ移動させて、一対の前記Y軸センサによってワークの被曲げ部が前記曲げ加工位置と同じY軸方向の位置に位置したことが検出されると、前記曲げロボットによるワークの移動を停止する
位置決め方法。 - ワークの側面側に段差が有る場合に、一対の前記X軸センサのX軸方向の位置がワークの段差に応じて予め調整しておくことを特徴とする請求項5に記載の位置決め方法。
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