JP2019171392A - パネルベンダー - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルベンダー1の稼働又は外気温の変化等に影響を受けることなく、ワークWの原点セットを高精度に行うこと。【解決手段】下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲の長さ方向両側に光学式距離センサ93,95がそれぞれ設置されている。補正値算出部101は、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93又は95の測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの長さ方向の位置を補正するための補正値を算出する。移動制御部99は、算出された前記補正値に基づいて、一方のY軸モータ69Aを制御して一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置を補正する。【選択図】 図3

Description

本発明は、トップダイとボトムダイとの協働により挟持された板状のワーク(板金)に対して正曲げ加工等の曲げ加工を行うパネルベンダーに関する。
一般に、位置決め装置(マニピュレータ)によってワークをボトムダイに対して奥行方向(パネルベンダーの奥行方向)に位置決めする前に、原点セットユニットを用いてワークの原点セットが行われる。ワークの原点セットは、加工プログラム上において設定されたワークの所定の部位を位置決め装置における上部クランプ部材と下部クランプ部材によってクランプするための動作である。そして、原点セットユニットの構成について簡単に説明すると、次のようになる。
下部テーブルの背面側には、一対の可動ブロックが長さ方向へ移動可能に設けられており、一対の可動ブロックは、互いに接近離反する。また、可動ブロックを含む下部テーブルの背面側等には、各可動ブロックを長さ方向へ移動させる移動機構が設けられている。各移動機構は、可動ブロックを長さ方向へ移動させるためのモータと、下部テーブルの背面側に設けられかつモータの出力軸に連動連結されかつ長さ方向に延びた駆動ロッドとしてのボールネジとを有している。各移動機構は、可動ブロックに設けられかつボールネジに連結(螺合連結)した連結部材としてのナット部材を有している。
各可動ブロックには、ワークの原点セットを行うためのピンゲージが設けられている。各ピンゲージは、パスライン(搬送高さ又は支持高さ)に対して出没可能かつ対応する可動ブロックと一体的に長さ方向へ移動可能に構成されている。また、各ピンゲージは、ワークのコーナ側の端面(第1端面)に当接可能かつ奥行方向に平行な第1当接面を有している。各ピンゲージは、ワークのコーナ側の他の端面(第1端面に直交する第2端面)に当接可能かつ長さ方向に平行な第2当接面を有している。
ここで、一方のピンゲージは、一方の可動ブロックに対して長さ方向に移動不能になっており、ワークの原点セットを行う際に、一方のピンゲージの第1当接面は、長さ方向の基準面になる。他方のピンゲージは、他方の移動機構のナット部材(他方のナット部材)に対して長さ方向の移動が許容されている。
従って、一対のピンゲージをパスラインに対して突出させた状態で、一方の移動機構によって一方の可動ブロックを長さ方向へ移動させて、長さ方向の基準面としての一方のピンゲージの第1当接面を目標位置に位置させる。また、他方のナット部材に対する他方のピンゲージの長さ方向の移動を許容しながら、他方の移動機構によって他方の可動ブロックを長さ方向内側へ移動させて、他方のピンゲージの第2当接面をワークのコーナ側の端面に押付ける。併せて、プッシャによってワークを一対のピンゲージの第2当接面側に押付ける。すると、ワークのコーナ側の端面が一対のピンゲージの第1当接面に当接すると共に、ワークのコーナ側の他の端面が一対のピンゲージの第2当接面に当接する。これにより、ワークのコーナ側の端面を奥行方向に平行にしかつワークのコーナ側の他の端面を長さ方向に平行にした状態で、ワークの所定の部位が長さ方向の原点位置に位置するように、ワークの原点セットを行うことができる。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2013−141673号公報 特開2000−176553号公報
ところで、ボールネジの軸長は、常時一定ではなく、パネルベンダーの稼働又は外気温の変化等に伴って変化する。仮に、一方の移動機構のボールネジの軸長が例えば0.1mm変化すると、長さ方向の基準面としての一方のピンゲージの第1当接面の位置決めに0.1mmの誤差が生じ、ワークの対辺部間の曲げ加工において、その倍の0.2mmの誤差が生じることになる。つまり、パネルベンダーの稼働又は外気温の変化等に影響を受けることなく、曲げ製品の寸法精度を安定させることは容易でないという問題がある。
なお、センサによってボールネジの軸長の変化量を測定し、センサからの測定結果に基づいて、一方のピンゲージの第1当接面の位置を補正する手法もあるが、曲げ製品の寸法精度を安定させるには十分ではない。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規なパネルベンダーを提供することを目的とする。
本発明の実施態様に係るパネルベンダーは、下部テーブル(下部フレーム)の背面側に長さ方向へ移動可能に設けられ、互いに接近離反する一対の可動ブロックと、前記下部テーブルの背面側に設けられかつ長さ方向に延びた駆動ロッド(ボールネジ又はラック)、及び前記可動ブロックに設けられかつ前記駆動ロッドに連結(螺合連結又は噛合連結)した連結部材(ナット部材又はピニオン)を有し、各可動ブロックを長さ方向へ移動させる移動機構と、各可動ブロックに設けられ、パスライン(搬送高さ位置、換言すれば、支持高さ位置)に対して出没可能かつ対応する前記可動ブロックと一体的に長さ方向へ移動可能に構成され、板状のワークのコーナ側の端面(第1端面)に当接可能でかつ奥行方向に平行な第1当接面、及びワークの他のコーナ側の端面(第1端面に直交する第2端面)に当接可能でかつ長さ方向に平行な第2当接面を有したピンゲージと、前記下部テーブルの背面側における一方の前記ピンゲージの移動範囲(ストローク範囲)の長さ方向両側(長さ方向内側及び長さ方向外側)にそれぞれ設置され、長さ方向の基準面としての一方の前記ピンゲージの前記第1当接面までの実際の長さ方向の距離を測定する光学式距離センサと、を具備したことである。
本発明の実施態様では、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面が長さ方向の目標位置に位置するように、一方の前記移動機構を制御する移動制御部と、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面が前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の前記光学式距離センサの測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の長さ方向の位置(基準位置)を補正するための補正値を算出する補正値算出部と、を具備し、前記移動制御部は、算出された前記補正値に基づいて、一方の前記移動機構を制御して一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の位置を補正してもよい。また、前記補正値算出部は、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面がその移動範囲の所定位置に位置した際における一対の前記光学式距離センサの測定値を加味して、前記補正値を算出してもよい。
また、本発明の実施態様では、本発明の実施態様では、パスラインに対して突出した一対の前記ピンゲージの前記第2当接面側にワークを押付けるプッシャを具備し、前記移動制御部は、パスラインに対して突出した一対の前記ピンゲージにワークを接近させた状態で、前記プッシャを駆動し、かつ一方の前記移動機構を制御して一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の位置を補正し、かつ他方の前記移動機構の前記連結部材(他方の前記連結部材)に対する他方の前記ピンゲージの長さ方向の移動を許容しながら他方の前記ピンゲージの前記第1当接面をワークの端面に押付けるように他方の前記移動機構を制御してもよい。
更に、本発明の実施態様では、前記下部テーブルの背面側に奥行方向へ移動可能に設けられた可動フレームと、前記可動フレームの下部に鉛直な軸心周りに回転可能に設けられ、上端側に下部パッドを有した下部クランプ部材と、前記可動フレームの上部に昇降可能に設けられ、下端側に前記下部パッドとの協働によりワークをクランプする上部パッドを有し、前記上部パッドがワークをクランプした状態の下で前記下部クランプ部材の回転に追従して一体的に回転するように構成された上部クランプ部材と、を具備してもよい。
本発明の実施態様によると、前述のように、前記下部テーブルの背面側における一方の前記ピンゲージの移動範囲の長さ方向両側に前記光学式距離センサがそれぞれ設置されている。これにより、一方の前記ピンゲージの移動範囲が長くても、各光学式距離センサの測定範囲を一方の前記ピンゲージの移動範囲よりも十分に短くして、各光学式距離センサの測定精度を十分に確保することができる。そして、その上で、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面が前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の前記光学式距離センサの測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の位置を補正することができる。そのため、パネルベンダーの稼働又は外気温の変化等に伴って、一方の前記移動機構の前記駆動ロッドの軸長が変化しても、長さ方向の基準面としての一方の前記ピンゲージの前記第1当接面を高精度に位置決めすることができる。
本発明によれば、前記パネルベンダーの稼働又は外気温の変化等に影響を受けることなく、ワークの原点セットを高精度に行って、曲げ製品の寸法精度を安定させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの模式的な右側面図である。 図2は、図1におけるII部の拡大図である。 図3は、原点セットユニットの大部分を下部テーブルの背面側から見た図である。 図4は、原点セットユニットの主要な部分の斜視図である。 図5は、一方のピンゲージの第1当接面の移動範囲と、2つの光学式距離センサとの位置関係を示す概念図である。 図6は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの制御ブロック図である。 図7(a)(b)は、4つのコーナ側に切欠が形成されたワークの原点セットを行う様子を示す模式図である。図7(a)は、プッシャによってワークを押し付ける前の様子を示しており、図7(b)は、プッシャによってワークを押し付ける様子を示している。 図8(a)(b)は、4つのコーナ側に切欠が形成されていないワークの原点セットを行う様子を示す模式図である。図8(a)は、プッシャによってワークを押し付ける前の様子を示しており、図8(b)は、プッシャによってワークを押し付ける様子を示している。
本発明の実施形態について図1から図8を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「奥行方向」とは、パネルベンダーの奥行方向、本発明の実施形態にあっては、前後方向、換言すれば、X軸方向のことをいう。「長さ方向」とは、パネルベンダーの長さ方向のことであり、本発明の実施形態にあっては、左右方向、換言すれば、Y軸方向のことである。「長さ方向両側」とは、長さ方向内側と長さ方向外側のことをいう。「長さ方向内側」とは、パネルベンダーの長さ方向の原点位置(中心位置)に近い側のことをいい、「長さ方向外側」とは、パネルベンダーの長さ方向の原点位置(中心位置)に遠い側のことをいう。「昇降」とは、上下方向へ移動の他に、上下方向の揺動を含む意である。図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係るパネルベンダー1は、トップダイ3とボトムダイ5との協働により挟持された板状のワーク(板金)Wの端辺部の曲げ加工を行う加工機である。そして、本発明の実施形態に係るパネルベンダー1の具体的な構成等は、以下のようになる。
パネルベンダー1は、本体フレーム7(一部のみ図示)を具備している。また、本体フレーム7の下部には、長さ方向(左右方向、換言すれば、Y軸方向)に延びた下部テーブル(下部フレーム)9が設けられており、下部テーブル9は、その上側に、ボトムダイ5を備えている。更に、本体フレーム7の上部には、長さ方向に延びた上部テーブル(上部フレーム)11が昇降可能(上下方向へ揺動可能)に設けられており、上部テーブル11は、その下側に、トップダイ3を備えている。
なお、図示は省略するが、本体フレーム7における下部テーブル9の正面側(前方)には、長さ方向に延びたベンドビームが昇降可能(上下方向へ揺動可能)に設けられている。また、ベンドビームの先端側の下部には、正曲げ加工を行うための正曲げ用ベンド金型が設けられており。ベンドビームの先端側の上部には、逆曲げ加工を行うための逆曲げ用ベンド金型が設けられている。
下部テーブル9の背面側(後方)には、ワークWをパスライン(搬送高さ位置、換言すれば、支持高さ位置)PL上にて支持する一対(1つのみ図示)のワークテーブル13が長さ方向に隣接して配設されている。また、各ワークテーブル13は、その下側に、複数の支柱15を有している。各ワークテーブル13は、その上側に、ワークWを支持するための多数のブラシ17を有している。更に、一対のワークテーブル13の間には、奥行方向(前後方向、換言すれば、X軸方向)に延びた間隙Gが形成されている。ワークテーブル13と下部テーブル9の間には、長さ方向(左右方向、換言すれば、Y軸方向)に延びた別の間隙Sが形成されている。
下部テーブル9の背面側(後方)には、ボトムダイ5に対してワークWを奥行方向に位置決めするための位置決めユニット(マニピュレータ)19が配設されている。そして、位置決めユニット19の具体的な構成は、次の通りである。
下部テーブル9の背面側には、奥行方向に延びた支持フレーム21が配設(敷設)されている。支持フレーム21の上面には、横U字形状(C字形状)の可動フレーム23がX軸ガイド25を介して奥行方向へ移動可能に設けられており、可動フレーム23は、間隙Gに位置している。
支持フレーム21の後端側には、可動フレーム23を奥行方向(前後方向、換言すれば、X軸方向)へ移動させるための移動アクチュエータとしてのX軸モータ27が設けられている。また、支持フレーム21の適宜位置には、奥行方向に延びたX軸ボールネジ29が回転可能に設けられており、X軸ボールネジ29の基端部(後端部)は、X軸モータ27の出力軸(図示省略)にタイミングベルト(図示省略)及び一対のプーリ(図示省略)を介して連動連結している。可動フレーム23の下側には、X軸ボールネジ29に螺合連結(螺合)したナット部材31が設けられている。更に、X軸モータ27は、可動フレーム23の奥行方向の移動量を検出する移動量検出器としてのX軸エンコーダ33を備えている。
可動フレーム23の下部の先端側(前端側)には、上下方向(鉛直方向)に延びた下部クランプ部材35が支持ブロック37を介して鉛直な軸心(下部クランプ部材35の軸心)周りに回転可能に設けられている。また、下部クランプ部材35は、支持ブロック37に回転可能に設けられかつ上下方向へ延びた下部シャフト39と、下部シャフト39の上端部に一体的に設けられかつワークWを下方向から支持する下部パッド41とを有している。下部クランプ部材35の軸心位置(下部パッド41の中心位置)は、長さ方向の原点位置に位置している。
可動フレーム23の下部における支持ブロック37の下側には、下部クランプ部材35を回転させるための回転モータ43が設けられている。また、下部シャフト39の下端部は、回転モータ43の出力軸(図示省略)に連動連結している。更に、回転モータ43は、下部クランプ部材35の回転量を検出する回転量検出器としての回転エンコーダ45を備えている。
可動フレーム23の上部の先端側(前端側)には、昇降体(昇降ブロック)47が昇降ガイド49を介して昇降可能(上下方向へ移動可能)に設けられている。また、可動フレーム23の上部における昇降体47の上側には、昇降体47を昇降させるための昇降アクチュエータとしての油圧式の昇降シリンダ51が設けられている。昇降シリンダ51は、上下方向へ伸縮可能な作動ロッド53を有しており、作動ロッド53の先端部(下端部)は、昇降体47に連結されている。
昇降体47の下部には、上下方向に延びた上部クランプ部材55が設けられている。換言すれば、可動フレーム23の上部の先端側には、上部クランプ部材55が一対の昇降ガイド49及び昇降体47を介して昇降可能に設けられており、上部クランプ部材55は、昇降シリンダ51の駆動により昇降する。また、上部クランプ部材55は、昇降体47の下部に一体的に設けられかつ上下方向へ延びた上部シャフト57を有している。上部クランプ部材55は、上部シャフト57の下端部に鉛直な軸心(上部クランプ部材55の軸心)周りに回転可能に設けられかつ下部パッド41と協働してワークWをクランプする上部パッド59を有している。上部パッド59は、ワークWをクランプした状態の下で下部クランプ部材35の回転に追従して一体的に回転するように構成されている。上部クランプ部材55の軸心位置(上部パッド59の中心位置)は、長さ方向の原点位置(中心位置)に位置している。
なお、上部シャフト57を昇降体47の下部に一体的に設ける代わりに、上部シャフト57を昇降体47の下部に鉛直な軸心(上部クランプ部材55の軸心)周りに回転可能に設けてもよい。この場合には、上部パッド59を上部シャフト57の下端部に一体的に設ける。
従って、ワークWの原点セットを行った後に、昇降シリンダ51の駆動により上部クランプ部材55を昇降体47と一体的に下降させることにより、加工プログラム上において設定されたワークWの所定の部位を上部パッド59と下部パッド41との協働によりクランプする。次に、回転モータ43の駆動により下部クランプ部材35を回転させることにより、ワークWを例えば90度旋回(回転)させて、ワークWの所定の端辺部をボトムダイ5に対して平行にする。そして、X軸モータ27の駆動により可動フレーム23を前方向(ボトムダイ5に接近する奥行方向)へ移動させことにより、ワークWをボトムダイ5に対して奥行方向に位置決めする。その後、上部テーブル11を下降(下方向へ揺動)させて、トップダイ3とボトムダイ5の協働によりワークWの所定の端辺部側を挟持する。更に、ベンドビーム昇降させることにより、正曲げ用ベンド金型又は逆曲げ用ベンド金型によってワークWの所定の端辺部に曲げ加工を行うことができる。
可動フレーム23を含む下部テーブル9の背面側(後側)等には、ワークWの原点セットを行うための原点セットユニット61が設けられている。そして、原点セットユニット61の具体的な構成は、次の通りである。
図2から図4に示すように、下部テーブル9の背面側には、一対の可動ブロック63A,63Bが複数のY軸ガイドレール65A,65Bを介して長さ方向(左右方向、換言すれば、Y軸方向)へ移動可能に設けられている。一方の可動ブロック63Aは、長さ方向の原点位置(中心位置)よりも右側に位置し、他方の可動ブロック63Bは、長さ方向の原点位置よりも左側に位置している。一対の可動ブロック63A,63Bは、長さ方向に互いに接近離反する。そして、可動ブロック63A,63Bを含む下部テーブル9の背面側等には、各可動ブロック63A(63B)を長さ方向へ移動させるY軸移動機構67A(67B)が設けられている。
各Y軸移動機構67A(67B)は、下部テーブル9の背面側の長さ方向外側の各端部に設けられかつ可動ブロック63A(63B)を長さ方向へ移動させるためのY軸モータ69A(69B)を有している。また、各Y軸移動機構67A(67B)は、下部テーブル9の背面側に回転可能に設けられかつ長さ方向に延びた駆動ロッドとしての一対のY軸ボールネジ71A(71B)を有している。各Y軸ボールネジ71A(71B)の基端部(長さ方向外側の端部)は、Y軸モータ69A(69B)の出力軸(図示省略)に連動連結している。更に、各Y軸移動機構67A(67B)は、下各可動ブロック63A(63B)に設けられかつY軸ボールネジ71A(71B)に螺合連結(連結)した連結部材としてのナット部材73A(73B)を有している。各Y軸モータ69A(69B)は、各可動ブロック63A(63B)の長さ方向の移動量を検出する移動量検出器としてのY軸エンコーダ75A(75B)を備えている。
ここで、一方のナット部材73Aは、一方の可動ブロック63Aに対して長さ方向に移動不能になっている。他方のナット部材73Bは、他方の可動ブロック63Bに対して長さ方向へ移動可能に構成されている。換言すれば、他方の可動ブロック63Bは、他方のナット部材73Bに対して相対的に長さ方向へ移動可能に構成されている。また、他方の可動ブロック63Bの適宜位置には、他方の可動ブロック63Bを他方のナット部材73Bに対して長さ方向内側へ付勢するスプリング76が設けられている。
各可動ブロック63A(63B)は、ゲージ支持部材77A(77B)を備えており、各ゲージ支持部材77A(77B)には、ワークの原点セットを行うためのピンゲージ79A(79B)が昇降可能(上下方向へ移動可能)に設けられている。各ピンゲージ79A(79B)は、別の間隙Sに位置しており、その昇降動作によってパスラインPLに対して出没可能に構成されている。各ピンゲージ79A(79B)は、対応する可動ブロック63A(63B)と一体的に長さ方向へ移動可能に構成されている。また、各ピンゲージ79A(79B)は、ワークWのコーナ側の端面(第1端面)Wfに当接可能かつ奥行方向に平行な第1当接面79Af(79Bf)を有している。各ピンゲージ79A(79B)は、ワークWのコーナ側の他の端面(第1端面に直交する第2端面)Wsに当接可能かつ長さ方向に平行な第2当接面79As(79Bs)を有している。
各可動ブロック63A(63B)の適宜位置には、ピンゲージ79A(79B)を昇降させるための昇降アクチュエータとしての空気圧式の昇降シリンダ81A(81B)が設けられている。各昇降シリンダ81A(81B)は、長さ方向へ伸縮可能な作動ロッド83A(83B)を有しており、各作動ロッド83A(83B)の先端部は、連結リンク85A(85B)を介してピンゲージ79A(79B)に連結されている。
ここで、図3及び図5に示すように、一方のピンゲージ79Aは、一方のナット部材73Aに対して長さ方向に移動不能になっている。ワークWの原点セットを行う際に、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afは、長さ方向の基準面になる。また、他方のピンゲージ79Bは、他方の可動ブロック63Bと共に他方のナット部材73Bに対して長さ方向の移動が許容されている。他方のピンゲージ79Bは、スプリング76によって他方のナット部材73Bに対して長さ方向内側へ付勢されている。なお、各ピンゲージ79A(79B)の第1当接面79Af(79Bf)の移動範囲は、本発明の実施形態にあっては、長さ方向の原点位置(中心位置)を基準として、例えば200mm〜1600mmである。
図3から図5に示すように、各ゲージ支持部材77A(77B)には、ワークWの原点セットを補助的に行うための補助ピンゲージ87A(87B)が昇降可能(上下方向へ移動可能)に設けられている。各補助ピンゲージ87A(87B)は、別の間隙Sに位置しており、その昇降動作によってパスラインPLに対して出没可能に構成されている。各補助ピンゲージ87A(87B)は、対応する可動ブロック63A(63B)と一体的に長さ方向へ移動可能に構成されている。また、各補助ピンゲージ87A(87B)は、ワークWのコーナ側の他の端面Wsに当接可能かつ長さ方向に平行な当接面87As(87Bs)を有している。更に、各ゲージ支持部材77A(77B)の適宜位置には、補助ピンゲージ87A(87B)を昇降させるための昇降アクチュエータとしての空気圧式の昇降シリンダ89A(89B)が設けられている。なお、各補助ピンゲージ87A(87B)の当接面87As(87Bs)は、特許請求の範囲に記載のピンゲージの第2当接面に相当する場合がある。
可動フレーム23には、パスラインPLに対して突出した一対のピンゲージ79A,79Bの第2当接面79As,79Bs側又は一対の補助ピンゲージ87A,87Bの当接面87As,87Bs側にワークWを押付けるプッシャ91が設けられている。プッシャ91は、空気圧式の押付シリンダ等からなる。
下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲(ストローク範囲)の長さ方向内側には、レーザ光を用いて一方の可動ブロック63Aの左側の所定の部位までの実際のY軸方向の距離を測定する光学式距離センサ93が設けられている。一方の可動ブロック63Aの左側の所定の部位は、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afに対応する部位である。換言すれば、下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲の長さ方向内側には、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afまでの実際のY軸方向の距離を測定する光学式距離センサ93が設けられている。光学式距離センサ93は、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの移動範囲(本発明の実施形態にあっては、長さ方向の原点位置から例えば200mmの〜1600mm)における長さ方向内側のストローク端よりも所定距離(本発明の実施形態にあっては、例えば200mm)だけ長さ方向内側に離隔している。換言すれば、光学式距離センサ93は、長さ方向の原点位置に対応する位置に設置されている。
同様に、下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲の長さ方向外側には、レーザ光を用いて一方の可動ブロック63Aの右側の所定の部位までの実際のY軸方向の距離を測定する光学式距離センサ95が設けられている。一方の可動ブロック63Aの右側の所定の部位は、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afに対応する部位である。換言すれば、下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲の長さ方向外側には、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afまでの実際のY軸方向の距離を測定する光学式距離センサ95が設けられている。光学式距離センサ95は一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの移動範囲(本発明の実施形態にあっては、例えば200mm〜1600mm)における長さ方向外側のストローク端よりも所定距離(本発明の実施形態にあっては、例えば200mm)だけ長さ方向外側に離隔している。換言すれば、光学式距離センサ95は、長さ方向の原点位置から例えば1800mmだけ長さ方向外側に離隔した位置に対応する位置に設置されている。
続いて、本発明の実施形態に係るパネルベンダー1の制御構成について説明する。
図6に示すように、パネルベンダー1は、加工プログラムに基づいて、位置決めユニット19(X軸モータ27、回転モータ43、及び昇降シリンダ51)及び原点セットユニット61(Y軸移動機構67(Y軸モータ69A,69B)、昇降シリンダ81A,81B,89A,89B、プッシャ91)等を制御する制御装置97を具備している。また、制御装置97は、1つ又は複数のコンピュータによって構成されており、制御装置97は、加工プログラム等を記憶するメモリと、加工プログラムを解釈して実行するCPU(Central Processing Unit)とを有している。制御装置97には、X軸エンコーダ33、回転エンコーダ45、Y軸エンコーダ75A,75B、光学式距離センサ93、及び光学式距離センサ95等が接続されている。
制御装置97は、移動制御部99としての機能及び補正値算出部101としての機能を有している。そして、移動制御部99及び補正値算出部101の具体的な内容は、次の通りである。
移動制御部99は、一方のY軸エンコーダ75Aの検出値に基づいて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが長さ方向の目標位置に位置するように、一方のY軸モータ69をフィードバック制御する。また、移動制御部99は、パスラインPLに対して突出した一対のピンゲージ79A,79BにワークWを接近させた状態で、プッシャ91を駆動させる。
図5及び図6に示すように、補正値算出部101は、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afがその移動範囲の所定位置に位置した際における一対の光学式距離センサ93,95の測定値に基づいて、2つの光学式距離センサ93,95の長さ方向の設置位置を事前補正(原点補正)するための事前補正値を算出する。また、補正値算出部101は、前記事前補正値を加味しつつ、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93又は95の測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの長さ方向の位置を補正するための補正値を算出する。
ここで、一対の光学式距離センサ93,95が前記目標位置に等距離だけ離隔している場合において、前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93.95とは、本発明の実施形態においては、例えば光学式距離センサ93のことをいう。移動範囲の所定位置とは、本発明の実施形態にあっては、移動範囲の中心位置であって、長さ方向の原点位置から例えば900mmだけ長さ方向外側に離隔した位置のことをいう。なお、算出された前記補正値が0の場合もある。
具体的には、例えば、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afがその移動範囲の中心位置に位置した際における一対の光学式距離センサ93,95の測定値が900.1mm、899.5mmの場合には、補正値算出部101は、(900.1mm−900mm)+(899.5mm−900mm)の計算式から、前記事前補正値を−0.4mmとして算出する。そして、例えば、前記目標値が1200mmであって、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ95の測定値が600.5mmである場合には、補正値算出部101は、1200mm−1800mm−(600.5mm−(−0.4mm))の計算式から、前記補正値0.9mmを算出する。
また、例えば、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afがその移動範囲の中心位置に位置した際における一対の光学式距離センサ93,95の測定値が899.8mm、900.3mmの場合には、補正値算出部101は、(899.8mm−900mm)+(900.3mm−900mm)の計算式から、前記事前補正値を0.1mmとして算出する。そして、例えば、前記目標値が700mmであって、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93の測定値が700.3mmである場合には、補正値算出部101は、700mm−700.3mm+0.1mmの計算式から、前記補正値−0.2mmを算出する。
移動制御部99は、パスラインPLに対して突出した一対のピンゲージ79A,79BにワークWを接近させた状態で、算出された前記補正値に基づいて、一方のY軸モータ69Aを制御して一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置(基準位置)を補正する。換言すれば、移動制御部99は、その状態で、一方のY軸モータ69Aを制御して一方の可動ブロック63Aを前記補正値分だけ移動させて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置を補正する。また、移動制御部99は、その状態で、他方のナット部材73Bに対する他方のピンゲージ79Bの長さ方向の移動を許容しながら、他方のピンゲージ79Bの第1当接面79BfをワークWのコーナ側の端面Wfに押付けるように他方のY軸モータ69Bを制御する。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
図3、図6、及び図7(a)(b)に示すように、4つのコーナ側に切欠Wnが形成されたワークWの原点セットを行う場合には、一対の昇降シリンダ81A,81Bの駆動により一対のピンゲージ79A,79Bを上昇させてパスラインPLに対して突出させる。また、位置決めユニット19よってワークWを前方向へ移動させて、一対のピンゲージ79A,79Bに接近させる。
その後、移動制御部99は、一方のY軸エンコーダ75Aの検出値に基づいて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが長さ方向の目標位置に位置するように、一方のY軸モータ69をフィードバック制御する。次に、補正値算出部101は、前記事前補正値を加味しつつ、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93又は95の測定値と、前記目標位置とに基づいて、前記補正値を算出する。そして、移動制御部99は、その状態で、一方のY軸モータ69Aを制御して一方の可動ブロック63Aを前記補正値分だけ移動(変位)せて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置を補正する。
その際に、移動制御部99は、他方のナット部材73Bに対する他方のピンゲージ79Bの長さ方向の移動を許容しながら、他方のピンゲージ79Bの第1当接面79BfをワークWのコーナ側の端面Wfに押付けるように他方のY軸モータ69Bを制御する。また、移動制御部99はプッシャ91を駆動させて、ワークWを一対のピンゲージ79A,79Bの第2当接面79As,79Bs側にワークWを押付ける。
すると、ワークWのコーナ側の端面Wfを一対のピンゲージ79A,79Bの第1当接面79Af,79Bfに当接させかつワークWのコーナ側の他の端面Wsを一対のピンゲージ79A,79Bの第2当接面79As,79Bsに当接させることができる。これにより、ワークWのコーナ側の端面Wfを奥行方向に平行にしかつワークWのコーナ側の他の端面Wsを長さ方向に平行にした状態で、ワークWの所定の部位が長さ方向の原点位置に位置するように、ワークWの原点セットを行うことができる。
なお、図3及び図8(a)(b)に示すように、4つのコーナ側に切欠Wnが形成されていないワークWの原点セットを行う場合には、一対の昇降シリンダ89A,89Bの駆動により一対の補助ピンゲージ87A,87Bを上昇させて一対のピンゲージ79A,79Bと共にパスラインPLに対して突出させる。この場合には、移動制御部99はプッシャ91を駆動させて、ワークWを一対の補助ピンゲージ87A,87Bの当接面(第2当接面)87As,87Bs側にワークWを押付ける。すると、ワークWのコーナ側の他の端面Wsを一対の補助ピンゲージ87A,87Bの第2当接面87As,87Bsに当接させることができる。
前述のように、下部テーブル9の背面側における一方のピンゲージ79Aの移動範囲の長さ方向両側に光学式距離センサ93,95がそれぞれ設置されている。これにより、一方のピンゲージ79Aの移動範囲が長くても、各光学式距離センサ93(95)の測定範囲を一方のピンゲージ79Aの移動範囲よりも十分に短くて、各光学式距離センサ93(95)の測定精度を十分に確保することができる。換言すれば、各光学式距離センサ93(95)の測定範囲が例えば1000mmを越えることがなく、各光学式距離センサ93(95)の測定精度を十分に確保することができる。そして、その上で、前記事前補正値を加味しつつ、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afが前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の光学式距離センサ93又は95の測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置を補正することができる。
そのため、パネルベンダー1の稼働又は外気温の変化等に伴って、一方のY軸ボールネジ71Aの軸長が変化しても、長さ方向の基準面としての一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afを高精度に位置決めすることができる。特に、前記事前補正値を加味しつつ、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afの位置を補正しているため、2つの光学式距離センサ93,95の設置誤差を補正(吸収)して、一方のピンゲージ79Aの第1当接面79Afをより高精度に位置決めすることができる。
よって、本発明の実施形態によれば、パネルベンダー1の稼働又は外気温の変化等に影響を受けることなく、ワークWの原点セットを高精度に行って、曲げ製品の寸法精度を安定させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、次のように種々の態様で実施可能である。
各Y軸ボールネジ71A(71B)の代わりに、ラック部材(図示省略)を駆動ロッドとして用いてもよい。この場合には、各ナット部材73A(73B)の代わりに、各可動ブロック63A(63B)に回転可能に設けられかつラック部材に噛合連結(連結)したピニオン(図示省略)を連結部材として用いる。各Y軸モータ69A(69B)の代わりに、各可動ブロック63A(63B)に設けられかつピニオンを回転させるY軸モータ(図示省略)を用いる。
各軸ボールネジ71A(71B)を回転可能に構成する代わりに、各ナット部材73A(73B)を回転可能に構成してもよい。この場合には、各Y軸モータ69A(69B)の代わりに、各可動ブロック63A(63B)に設けられかつナット部材73A(73B)を回転させるY軸モータ(図示省略)を用いる。
一方の可動ブロック63Aが長さ方向の原点位置よりも右側に位置する代わりに、長さ方向の原点位置よりも左側に位置してもよい。この場合には、他方の可動ブロック63Bが長さ方向の原点位置よりも右側に位置する。
そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものでない。
1 パネルベンダー
3 トップダイ
5 ボトムダイ
7 本体フレーム
9 下部テーブル
11 上部テーブル
13 ワークテーブル
15 支柱
17 ブラシ
19 位置決めユニット
21 支持フレーム
23 可動フレーム
25 X軸ガイド
27 X軸モータ
29 X軸ボールネジ
31 ナット部材
33 X軸エンコーダ
35 下部クランプ部材
37 支持ブロック
39 下部シャフト
41 下部パッド
43 回転モータ
45 回転エンコーダ
47 昇降体
49 昇降ガイド
51 昇降シリンダ
53 作動ロッド
55 上部クランプ部材
57 上部シャフト
59 上部パッド
61 原点セットユニット
63A 一方の可動ブロック
63B 他方の可動ブロック
65A 一方のY軸ガイドレール
65B 他方のY軸ガイドレール
67A 一方のY軸移動機構(一方の移動機構)
67B 他方のY軸移動機構(一方の移動機構)
69A 一方のY軸モータ(一方のモータ)
69B 他方のY軸モータ(他方のモータ)
71A 一方のY軸ボールネジ(一方の駆動ロッド)
71B 他方のY軸ボールネジ(他方の駆動ロッド)
73A 一方のナット部材(一方の連結部材)
73B 他方のナット部材(他方の連結部材)
75A 一方のY軸エンコーダ
75B 他方のY軸エンコーダ
76 スプリング
77A 一方のゲージ支持部材
77B 他方のゲージ支持部材
79A 一方のピンゲージ
79Af 第1当接面
79As 第2当接面
79B 他方のピンゲージ
79Bf 第1当接面
79Bs 第2当接面
81A 昇降シリンダ
81B 昇降シリンダ
83A 作動ロッド
83B 作動ロッド
85A 連結リンク
85B 連結リンク
87A 補助ピンゲージ
87As 当接面
87B 補助ピンゲージ
87Bs 当接面
89A 昇降シリンダ
89B 昇降シリンダ
91 プッシャ
93 光学式距離センサ
95 光学式距離センサ
97 制御装置
99 移動制御部
101 補正値算出部
G 間隙
S 間隙
PL パスライン
W ワーク(板金)
Wf コーナ側の端面
Ws コーナ側の他の端面

Claims (5)

  1. 下部テーブルの背面側に長さ方向へ移動可能に設けられ、互いに接近離反する一対の可動ブロックと、
    前記下部テーブルの背面側に設けられかつ長さ方向に延びた駆動ロッド、及び前記可動ブロックに設けられかつ前記駆動ロッドに連結した連結部材を有し、各可動ブロックを長さ方向へ移動させる移動機構と、
    各可動ブロックに設けられ、パスラインに対して出没可能かつ対応する前記可動ブロックと一体的に長さ方向へ移動可能に構成され、板状のワークのコーナ側の端面に当接可能でかつ奥行方向に平行な第1当接面、及びワークのコーナ側の他の端面に当接可能でかつ長さ方向に平行な第2当接面を有したピンゲージと、
    前記下部テーブルの背面側における一方の前記ピンゲージの移動範囲の長さ方向両側にそれぞれ設置され、長さ方向の基準面としての一方の前記ピンゲージの前記第1当接面までの実際の長さ方向の距離を測定する光学式距離センサと、を具備したことを特徴とするパネルベンダー。
  2. 一方の前記ピンゲージの前記第1当接面が長さ方向の目標位置に位置するように、一方の前記移動機構を制御する移動制御部と、
    一方の前記ピンゲージの前記第1当接面が前記目標位置に位置した際における前記目標位置に近い側の前記光学式距離センサの測定値と、前記目標位置とに基づいて、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の長さ方向の位置を補正するための補正値を算出する補正値算出部と、を具備し、
    前記移動制御部は、算出された前記補正値に基づいて、一方の前記移動機構を制御して一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の位置を補正することを特徴とする請求項1に記載のパネルベンダー。
  3. 前記補正値算出部は、一方の前記ピンゲージの前記第1当接面がその移動範囲の所定位置に位置した際における一対の前記光学式距離センサの測定値を加味して、前記補正値を算出する請求項2に記載のパネルベンダー。
  4. パスラインに対して突出した一対の前記ピンゲージの前記第2当接面側にワークを押付けるプッシャを具備し、
    前記移動制御部は、パスラインに対して突出した一対の前記ピンゲージにワークを接近させた状態で、前記プッシャを駆動し、かつ一方の前記移動機構を制御して一方の前記ピンゲージの前記第1当接面の位置を補正し、かつ他方の前記移動機構の前記連結部材に対する他方の前記ピンゲージの長さ方向の移動を許容しながら他方の前記ピンゲージの前記第1当接面をワークのコーナ側の端面に押付けるように他方の前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のパネルベンダー。
  5. 前記下部テーブルの背面側に奥行方向へ移動可能に設けられた可動フレームと、
    前記可動フレームの下部に鉛直な軸心周りに回転可能に設けられ、上端側に下部パッドを有した下部クランプ部材と、
    前記可動フレームの上部に昇降可能に設けられ、下端側に前記下部パッドとの協働によりワークをクランプする上部パッドを有し、前記上部パッドがワークをクランプした状態の下で前記下部クランプ部材の回転に追従して一体的に回転するように構成された上部クランプ部材と、を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のパネルベンダー。
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