JP7551164B2 - 画像ティーチングシステムにおける画像ティーチング方法及び画像ティーチングシステム - Google Patents
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Description
また、画像ティーチングシステムは、前記移動ステップにおいて、前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との接触を検出する検出部、及び前記検出部による前記接触の検出があった際に前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との当該接触をティーチング操作者に通知する通知部を備え、前記通知部の通知後に、前記ティーチング部にて前記砥石輪郭の位置をティーチングするようにしてもよい(請求項3)。上記構成では、移動ステップにおいて、検出部が砥石輪郭とワーク輪郭の接触を検出すると、通知部は、前記接触をティーチング操作者に通知する。操作者は、前記通知部の通知があった場合、砥石輪郭とワーク輪郭との接触を、この通知により知ることができる。操作者は、この通知後に、ティーチング部にて前記砥石輪郭の位置をティーチングすることにより、前記軌道生成部が生成する軌跡の正確を維持する。
以下、本発明を具体化した一実施形態の画像ティーチングシステムにおける画像ティーチング方法及び画像ティーチングシステムを図1~図14を参照して説明する。
図1に示すように画像ティーチングシステム10は、画像ティーチング処理装置12、ディスプレイ14、入力装置としてコンソール16、マウス18、X軸操作装置20、及びY軸操作装置22を備えている。画像ティーチング処理装置12は、NC装置33と通信が可能に接続されている。
画像ティーチング処理装置12は、コンピュータからなり、CPU(中央処理装置)24、及び、ROM、RAM、ハードディスク等を備える記憶部26等を備えている。画像ティーチングシステム10の制御プログラムは、前記記憶部26に格納されていて、システムが実行時に読み込まれる。RAMは作業用メモリである。前記ハードディスクには、複数のワークの形状図面データ、及び砥石輪郭画像データを書き込み及び読み出し可能に格納されている。前記ワークの形状図面データは、NC装置33が備える研削車によって研削がされる形状図面データであって、例えば、CADソフトで読み書き可能なDXFファイル等で保存されている。なお、前記ワークの形状図面データは、DXFファイルに限定するものではなく、他のファイル形式であってもよい。
コンソール16は、CPU24に対する数値、文字等の入力装置である。マウス18は、図1に示す画面15の画像操作領域15aに表示された画像の拡大操作、縮小操作、画面15上の図示しないマウスポインタの移動操作等を行う入力装置である。なお、以下の説明では、各種の操作、或いはティーチングは、タッチ操作で行うことを前提として説明する。しかし、マウス18の操作により各種ボタン等に図示しないマウスポインタを合致させた後、クリック操作でティーチング、或いは各種の入力操作等を行ってもよい。X軸操作装置20は、手動ハンドル20a及びエンコーダ20bを備えている。手動ハンドル20aが操作されると、エンコーダ20bはその操作に応じた操作信号を画像ティーチング処理装置12のCPU24に出力する。CPU24の表示制御部28は、前記操作信号に基づいて、図1に示す機械座標系のX軸方向へ、画面15の画像操作領域15aに表示された砥石輪郭A(図6参照)を移動する。なお、機械座標系は、NC装置33の機械座標系である。
ディスプレイ14は、液晶表示装置、有機EL表示装置、或いはCRT等からなる。ディスプレイ14は、タッチパネルディスプレイである。図1に示すように、画像ティーチング時のディスプレイ14の画面15は、画像操作領域15a、ボタン表示領域15b、15c及び切替タブ表示領域15dを有する。画像ティーチング時の画像操作領域15aは、砥石輪郭等の画像が表示される。
図3(a)に示すように、画像ティーチング時のボタン表示領域15b、15cは、画像ティーチング時に使用される各種の操作ボタンが表示される。ボタン表示領域15b、15cの各種の操作ボタンは、操作者によるタッチ操作が可能となっている。以下では、タッチ操作を単に操作という。ボタン表示領域15bに配置される各種のボタンは、プログラム保存ボタン34、プログラム読込ボタン36、機械転送ボタン38を含む。
(5.1.変化点関係線延長表示)
図3(a)に示す形状データタブ67aが操作されると、図8に示す目安線・クロス線選択メニュー76が表示される。目安線・クロス線選択メニュー76には、ラジオボタン式の非表示ボタン77、目安線ボタン78及びクロス線ボタン79が設けられている。目安線ボタン78は、変化点関係線延長表示指示部に相当する。クロス線ボタン79は、変化点位置表示指示部に相当する。
ワーク輪郭Bが有する変化点の座標はDXFファイルが有している。クロス線ボタン79が操作されると、表示制御部28としてのCPU24は、この変化点の座標に基づいて、各変化点にクロス線Cの中心(交差部)が合致するようにしてクロス線Cを表示させる。図10(b)はワーク輪郭Bの一例を示している。このワーク輪郭Bは、形状変化点としての変化点Q2で交わる一対の円弧Bc、直線Bdを有する。この例の場合、直線Bdは円弧Bcの端点において、円弧Bcの接線と略同一上に位置するものとする。従って、この例は、操作者による変化点Q2の位置の視認がし難いものとなっている。クロス線ボタン79が操作されると、図10(a)に示すように、変化点Q2にクロス線C(十字線)の中心点が合致するように表示される。図10(a)に示すように、クロス線Cの中心が変化点Q2と合致して表示されるため、砥石輪郭Aを変化点Q2に接触させる際、このクロス線Cの中心を目標にして接触させることが可能となる。このように、ワーク輪郭Bの変化点にクロス線Cが表示されると、変化点に対する砥石輪郭Aの接触のための目標が明示されるため、砥石輪郭Aの変化点への移動操作がし易くなる。
前記目安線、及びクロス線の表示をしない場合、図8に示す非表示ボタン77が操作されると、その操作に応じて、表示制御部28としてのCPU24は目安線、及びクロス線を非表示する。
図3(a)に示すポイント入力法選択ボタン43は、「自動変化点ティーチングモード」と、「変化点直接ティーチングモード」のいずれか1つのモードを選択する際に操作されるモード切替ホタンである。始点ボタン44、中点ボタン46、及び終点ボタン48はポイント入力用ボタンである。これらのボタンは、砥石輪郭Aとワーク輪郭Bとの接触があった際、その接触点を、始点、中点または、終点とすべきと操作者が判断した際に、操作される。ここで、ハイライト表示及び接触の検出について説明する。
砥石輪郭Aがワーク輪郭Bまたは目安線に接触したか否かの検出は、下記の通りである。検出部30としてのCPU24は、X軸操作装置20、Y軸操作装置22の操作に基づいて砥石輪郭Aを画像操作領域15aで移動させている間、ワーク輪郭B、または該目安線と砥石輪郭Aとの離間距離を演算するようにしている。検出部30は前記離間距離が接触判定閾値に達していることを検出すると、前記接触判定閾値に達したワーク輪郭Bの部位または該目安線の部位で砥石輪郭Aが接触したと判定する。
次に、図7(a)、図7(b)、図9(a)に示すように表示制御部28としてのCPU24は、前記接触判定閾値に達したワーク輪郭Bの部位または目安線の部位を接触点Jにして接触点Jを含む所定範囲をハイライト表示する。なお、図7(a)、図7(b)、図9(a)では、ワーク輪郭B、または目安線Ma、Mbにおいてハイライト表示部分を、説明の便宜上、細長い四角枠Wで囲っている。図7(a)は、砥石輪郭Aがワーク輪郭Bに対して一箇所で接触した場合を示している。図7(b)は砥石輪郭Aがワーク輪郭Bに対して二箇所で接触した場合を示している。以下の文中で説明する「接触点」に関して、上記接触の検出が行われ、その結果、該接触点を含む所定の範囲でハイライト表示されることについて説明がない場合であっても、上記接触の検出、及びハイライト表示されているものと理解されたい。ディスプレイ14は、通知部に相当する。なお、所定範囲ではなく、接触点のみをハイライト表示してもよい。
(5.7.始点ボタン44、中点ボタン46、終点ボタン48)
<5.7.1.自動変化点ティーチングモード>
自動変化点ティーチングモードがポイント入力法選択ボタン43によって選択されると、ワーク輪郭Bを形成する「要素」が直線、または円弧であるかの特定が、始点ボタン44、中点ボタン46、及び終点ボタン48の使用により実行される。自動変化点ティーチングモードでは、二点ティーチングで、「要素」が直線であることがティーチングされるとともに、三点ティーチングで、「要素」が円弧であることがティーチングされる。
図4(a)のワーク輪郭は、「要素」として直線D1、D2を有していて、変化点Qaで交わっているものとする。
図4(b)のワーク輪郭は、「要素」として直線D1と円弧D3を有していて、変化点Qbで交わっているものとする。なお、ワーク輪郭の直線D1に関係する接触点Ja、Ra、始点Ka、終点Ea、直線H1については、前述と同じであるため、説明を省略する。操作者は、円弧D3上の任意の三点に図示しない砥石輪郭をそれぞれ接触させる。この三点の接触点Jc、Lc、Rcのうち、前記接触点Raに近い接触点Jcでは、始点ボタン44が操作され、接触点Lcでは、中点ボタン46が操作され、接触点Rcでは終点ボタン48が操作される。ボタン44、46、48の操作に基づいて、CPU24は、それぞれの接触点における砥石輪郭の機械座標系の位置、すなわち、図4(b)の砥石輪郭の始点Kc、中点Tc及び終点Ecの機械座標系の座標を算出する。また、この三点ティーチングに基づいて、CPU24は、始点Kc、中点Tc及び終点Ecが円弧H3上であることを認定する。
図示はしないが、ワーク輪郭に円弧と円弧の変化点を有する場合、操作者は各円弧において、任意の三点に砥石輪郭をそれぞれ接触させて、各接触点において始点ボタン44、中点ボタン46、終点ボタン48により三点ティーチングを行う。これにより、各円弧の接触点で接触した砥石輪郭の始点、中点及び終点の機械座標系の座標に基づいてCPU24は、軌道生成部32として軌跡を作成し、表示制御部28として、ディスプレイ14の画面15に当該軌跡を表示する。
ポイント入力法選択ボタン43により、変化点直接ティーチングモードが選択された場合、ワーク輪郭に含まれる直線の端点、円弧の端点、変化点等に砥石輪郭をそれぞれ接触させた際に、始点ボタン44、中点ボタン46、及び終点ボタン48が使用される。
図5(a)のワーク輪郭は、図4(a)と同様に直線D1、D2を有していて、変化点Qaで交わっているものとする。操作者は、直線D1の一方の端点である接触点Jd及び他方の端点である変化点Qaに図示しない砥石輪郭をそれぞれ接触させる。接触点Jdでは、始点ボタン44が操作され、変化点Qaでは終点ボタン48が操作される。この始点ボタン44と終点ボタン48の操作に基づいて、CPU24は、接触点Jd及び変化点Qaに接触した砥石輪郭Aの機械座標系の位置、すなわち、図5(a)の砥石輪郭の始点Kd及び終点Eeの機械座標系の座標を算出する。
図5(b)のワーク輪郭は、図4(b)と同様に直線D1と円弧D3を有していて、変化点Qbで交わっているものとする。なお、ワーク輪郭の直線D1に関係する接触点Jd、始点Kd、終点Ee、直線H1は、前述と同じであるため、説明を省略する。
図示はしないが、ワーク輪郭に円弧と円弧の変化点を有する場合、操作者は各円弧において、各円弧の端点、並びに各円弧における端点の間の中間点の三点に砥石輪郭をそれぞれ接触させて、三点ティーチングを行う。具体的には、先に位置する第1円弧について一方の端点、中間点、他方の端点(変化点)を接触点とし、これらの接触点ではボタン44、46、48を操作する。次の第2円弧は、一方の端点が第1円弧との変化点であるため、ここでのボタン操作が省略される。そして、第2円弧の中間点、及び他方の端点を砥石輪郭Aが接触した際、ボタン46、48を操作して、二点ティーチングを行う。以後、円弧が続く場合は、同様に二点ティーチングが行われる。これにより、ワーク輪郭のそれぞれの円弧に沿った砥石輪郭における円弧の軌跡が軌道生成部32としてのCPU24により算出(作成)される。作成された前記軌跡は、表示制御部28としてのCPU24によりディスプレイ14に表示される。
上記では、ワーク輪郭Bの変化点に対して砥石輪郭Aが直接接触する場合について説明した。しかし、図9(b)の例に示すように、ワーク輪郭Bが直線Ba、Bbにより尖ったところに形状変化点としての変化点Q1を有する場合、砥石輪郭Aが描くべき軌跡となるところも軌跡変化点となる必要がある。このため、このような例の場合、操作者は、目安線Ma、Mbを表示させた状態で、両目安線Ma、Mbに砥石輪郭Aが同時に接触させるようにX軸操作装置20、及びY軸操作装置22を操作する。この状態で、始点ボタン44、または終点ボタン48を操作する。この操作により、目安線Ma、Mbに同時に接触した砥石輪郭Aの位置が始点または終点であることがティーチングされる。なお、ワーク輪郭Bに尖ったところに変化点を有する例は、前記直線同士の変化点以外に、直線と円弧による変化点、或いは円弧同士による変化点等がある。このような場合においても、一対の目安線を表示させた状態で、両目安線に同時に砥石輪郭Aが接触した位置で前述と同様にティーチングされる。
(5.8.1.ポイント移動)
表示された軌跡におけるポイント移動、すなわち、当該軌跡の軌跡変化点の位置変更を行う場合、或いは円弧の軌跡を変更する場合、操作者は変更対象の軌跡変化点を含む軌跡範囲、或いは、変更対象の円弧を含む軌跡範囲を操作する。この後、操作者は、編集ボタン50を操作する。表示制御部28は、両操作に基づいて図12に示す編集メニュー80をポップアップ表示する。編集メニュー80には、ポイント移動ボタン82、円弧変更ボタン84及び閉じるボタン86が設けられている。ポイント移動ボタン82は、ティーチングにより軌跡変化点の位置の再教示を行うためのものである。以下では、図13に示す軌跡Nの始点P1、中点P2、終点P3を含む円弧軌跡Na1、及び終点P3にて円弧軌跡Na1に隣接する円弧軌跡Nb1を有する軌跡Nにおいて、軌跡変化点である終点P3の位置をポイント移動する例を挙げて説明する。なお、図13において、P0は、アプローチ点である。
次に、円弧変更の場合を図14に示す例を参照して説明する。なお、図14は、図13と同様の軌跡Nが示されている。この例は、前記軌跡Nにおいて、円弧軌跡Na1を変更する例であって、編集ボタン50を操作する前に、変更対象の円弧軌跡Na1がタッチ操作されて指定されているものとする。円弧変更ボタン84が操作されると、表示制御部28は、仮想の砥石輪郭A1を、変更前の軌跡N上において、編集ボタン50を操作する前に操作されていることに基づいて二点鎖線で示す変更対象の円弧軌跡Na1に重ね表示する。なお、仮想の砥石輪郭A1が円弧軌跡Na1において、重ね表示する位置は、例えば、円弧軌跡Na1の略半分の長さの位置であるが、この位置に限定するものではなく、他の位置であってもよい。
図3(a)に示す特殊ボタン52が操作されると、表示制御部28は図3(b)に示す特殊メニュー88をディスプレイ14の画面15にポップアップ表示する。特殊メニュー88には、ドゥエルボタン90、OPストップボタン92及び閉じるボタン94が設けられている。ドゥエルボタン90は、始点、中点、終点の各ポイントをティーチングする際、そのポイント位置において、NC動作を所定秒間、停止させるコマンドを図3(a)に示す軸移動速度欄74に挿入する場合に操作される。OPストップボタン92は、始点、中点、終点の各ポイントをティーチングする際、そのポイント位置において、NC動作を停止させるコマンドを図3(a)に示す軸移動速度欄74に挿入する場合に操作される。特殊メニュー88の閉じるボタン94が操作されると、表示制御部28は、特殊メニュー88を非表示する。
操作者が、いずれかの工程で砥石輪郭Aを直線移動させたい場合、図3(a)に示す設定ボタン56を操作すると、表示制御部28はその工程に砥石輪郭Aを移動させる際の角度を入力可能な入力欄(図示しない)を表示する。前記入力欄に角度入力がコンソール16により入力されて、有効ボタン58が操作されると、その工程では、設定された角度θで、設定された工程の直線軌跡を直線補間で移動させることが可能である。角度θは、X軸と平行な直線に対する角度である。図11は、直線軌跡Nc、Ndを有する軌跡Nのうち、直線軌跡Ndが、設定された角度θで、直線補間で移動するように設定された場合を示している。なお、有効ボタン58が操作されない場合は、直線補間での移動は無効となる。
ハンドル倍率用の「×10」ボタン62、「×1」ボタン64、「×1/10」ボタン66は、X軸操作装置20及びY軸操作装置22が操作された際の砥石輪郭A、A1の移動速度の選択ボタンである。「×1」ボタン64が操作された際の砥石輪郭A、A1の移動速度を基準して、「×10」ボタン62及び「×1/10」ボタン66が操作されると、それぞれ10倍速及び1/10倍速で、砥石輪郭A、A1を移動させる。
上記のように構成された画像ティーチングシステム10における画像ティーチング方法を図2及び図6を参照して説明する。
(1)画像ティーチング方法及びシステム10は、ディスプレイ14の画面15(共通画面)に対し表示制御部28により、ワーク輪郭及び砥石輪郭を表示するステップを有する。この後、移動ステップでは、操作者による手動操作部の操作に基づいて、表示制御部は砥石輪郭を前記ワーク輪郭へ移動させる。ティーチングステップでは、砥石輪郭がワーク輪郭と接触したときの砥石輪郭の位置を、操作者が始点ボタン44、中点ボタン46、及び終点ボタン48(ティーチング部)にてティーチングする。これらのステップを操作者が繰り返すことにより、軌道生成部は、得られた砥石輪郭の位置を含む軌跡を生成する。この結果、本実施形態は、光学式投影機及びチャート紙を必要とせず、ティーチングを容易に行うことができる。
第2実施形態の画像ティーチングシステム10及び画像ティーチング方法を図14~図17(a)、図17(b)を参照して説明する。
図15に示すように、NC装置33は、研削機構部131、ワーク保持機構部132、移動機構部133、及び撮像部139を備える。
本実施形態の画像ティーチング処理装置12のCPU24は、NC制御部29としても作動する。
次に、図2、図16及び図17(a)、図17(b)を参照して、第2実施形態の作用を説明する。
S10は、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
なお、上記のように砥石輪郭Aを、砥石画像Ggに重ね合わせ表示している状態で、重ね合わせ表示を解消する場合、作業者は、砥石輪郭表示ONボタン54をタッチ操作する。このタッチ操作により、表示制御部28は、砥石輪郭Aの表示を停止する。
S30は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(1)本実施形態の画像ティーチング方法及び画像ティーチングシステム10では、表示制御部28により、ディスプレイ14の共通画面にワーク輪郭及び砥石輪郭を表示するステップでは、砥石画像Ggに対して砥石輪郭を重ね合わせて表示する。
従来のティーチング方法で軌跡を作成する。
・前記実施形態では、ディスプレイが、砥石輪郭Aとワーク輪郭Bとの接触があった際、前記砥石輪郭Aとの接触点を含めた所定範囲のワーク輪郭Bをハイライト表示するようにしたが、両者の接触の通知を下記のように変更してもよい。
ディスプレイ以外を通知部とする場合は、下記のようにしてもよい。
12…画像ティーチング処理装置
14…ディスプレイ(通知部)
15…画面(共通画面)
20…X軸操作装置
22…Y軸操作装置
24…CPU
26…記憶部
28…表示制御部
30…検出部
32…軌道生成部
33…NC装置
34…プログラム保存ボタン
36…プログラム読込ボタン
38…機械転送ボタン
44…始点ボタン(ティーチング部)
46…中点ボタン(ティーチング部)
48…終点ボタン(ティーチング部)
54…砥石輪郭表示ONボタン
78…目安線ボタン(変化点関係線延長表示指示部)
79…クロス線ボタン(変化点位置表示指示部)
A…砥石輪郭
B…ワーク輪郭
Ba、Bb…直線
Bc…円弧
Be、Bf…直線
C…クロス線
D1、D2…直線
D3…円弧
Ea、Eb、Ec、Ee、Ef、Eg、…終点
Fa、Fb…軌跡変化点
Gg…砥石画像
Gb…ボケ領域
H1、H2…直線
H3…円弧
J…接触点
Ja、Jb、Jc…接触点
Ka、Kb、Kc、Kd…始点
Lc…接触点
Ma、Mb…目安線
N…軌跡
Qa、Qb、Q1、Q2、Q3…変化点
Ra、Rb、Rc…接触点
Rf、Rg…端点
Tc、Tg…中点
Claims (8)
- ディスプレイと、前記ディスプレイを表示制御する表示制御部と、手動操作部と、ティーチング部、及び軌道生成部を備えた画像ティーチングシステムにおける画像ティーチング方法であって、
前記表示制御部により、ワークの形状図面データ及び砥石輪郭画像データに基づいて前記ディスプレイの共通画面に前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示するステップと、
前記ディスプレイの共通画面において、前記手動操作部の操作に基づく前記表示制御部の制御により前記砥石輪郭を前記ワーク輪郭へ移動させる移動ステップと、
前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触したときの前記砥石輪郭の位置を前記ティーチング部にてティーチングするティーチングステップと、
前記移動ステップ、及び前記ティーチングステップを繰り返して、得られた前記砥石輪郭の位置を含む軌跡を前記軌道生成部にて得るステップを含み、
前記画像ティーチングシステムは、前記移動ステップにおいて、前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との接触を検出する検出部、及び前記検出部による前記接触の検出があった際に前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との当該接触をティーチング操作者に通知する通知部を備え、
前記通知部の通知後に、前記ティーチング部にて前記砥石輪郭の位置をティーチングする画像ティーチング方法。 - 前記表示制御部により、ワークの形状図面データ及び砥石輪郭画像データに基づいて前記ディスプレイの共通画面に前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示するステップでは、さらに、取得した砥石画像に対して前記表示制御部により、前記砥石輪郭を重ね合わせて表示する請求項1に記載の画像ティーチング方法。
- 前記通知部は、前記ディスプレイであって、
前記検出部による前記接触の検出に応じて、前記表示制御部の制御により前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触した部位、または、前記接触した部位を含む所定範囲をハイライト表示させることにより、前記砥石輪郭の前記ワーク輪郭に対する前記接触をティーチング操作者に通知するものである請求項1又は2に記載の画像ティーチング方法。 - ディスプレイと、
前記ディスプレイの共通画面にワークの形状図面データ及び砥石輪郭画像データに基づいて前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示させる表示制御部と、
前記ディスプレイ上の前記砥石輪郭を移動操作する手動操作部と、
前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触した際、前記砥石輪郭の位置をティーチングするティーチング部と、
前記ティーチング部によりティーチングされた前記砥石輪郭の位置を含む軌跡を生成する軌道生成部と、
前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との接触を検出する検出部と、
前記検出部による前記接触の検出があった際に、前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭の前記接触をティーチング操作者に通知する通知部を備え、
前記ティーチング部は、前記砥石輪郭と前記ワーク輪郭との前記接触についての前記通知部による通知後に、前記砥石輪郭の位置をティーチングする画像ティーチングシステム。 - ディスプレイと、
前記ディスプレイの共通画面にワークの形状図面データ及び砥石輪郭画像データに基づいて前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示させる表示制御部と、
前記ディスプレイ上の前記砥石輪郭を移動操作する手動操作部と、
前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触した際、前記砥石輪郭の位置をティーチングするティーチング部と、
前記ティーチング部によりティーチングされた前記砥石輪郭の位置を含む軌跡を生成する軌道生成部を備え、
前記ワーク輪郭は、直線と直線の変化点、直線と曲線の変化点、曲線と曲線の変化点のいずれか1つを少なくとも含み、
前記変化点の位置を表示指示する変化点位置表示指示部を有し、
前記表示制御部は、前記変化点位置表示指示部による前記変化点の位置の表示指示の操作に応じて、変化点位置表示を前記ディスプレイに行わせる画像ティーチングシステム。 - ディスプレイと、
前記ディスプレイの共通画面にワークの形状図面データ及び砥石輪郭画像データに基づいて前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示させる表示制御部と、
前記ディスプレイ上の前記砥石輪郭を移動操作する手動操作部と、
前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触した際、前記砥石輪郭の位置をティーチングするティーチング部と、
前記ティーチング部によりティーチングされた前記砥石輪郭の位置を含む軌跡を生成する軌道生成部を備え、
前記ワーク輪郭は、直線と直線の変化点、直線と曲線の変化点、曲線と曲線の変化点のいずれか1つを少なくとも含み、
前記変化点に関係する直線または円弧の前記変化点からの延長表示を指示する変化点関係線延長表示指示部を有し、前記表示制御部は、前記変化点関係線延長表示指示部による前記変化点からの延長表示を指示の操作に応じて、前記変化点に関係する直線または曲線の延長表示を前記ディスプレイに行わせる画像ティーチングシステム。 - 前記表示制御部は、前記ワークの形状図面データ及び前記砥石輪郭画像データに基づいて前記ディスプレイの共通画面に前記ワークの形状輪郭(以下、ワーク輪郭という)及び砥石輪郭を表示する際に、取得した砥石画像と前記砥石輪郭を重ね合わせて表示する請求項4乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の画像ティーチングシステム。
- 前記通知部は、前記ディスプレイであって、
前記検出部による前記接触の検出に応じて、前記表示制御部の制御により前記砥石輪郭が前記ワーク輪郭と接触した部位、または、前記接触した部位を含む所定範囲をハイライト表示させることにより、前記砥石輪郭の前記ワーク輪郭に対する前記接触をティーチング操作者に通知するものである請求項4又は請求項4を引用する請求項7に記載の画像ティーチングシステム。
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