JP2001085588A - リードフレーム及び半導体装置 - Google Patents

リードフレーム及び半導体装置

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JP2001085588A
JP2001085588A JP25644499A JP25644499A JP2001085588A JP 2001085588 A JP2001085588 A JP 2001085588A JP 25644499 A JP25644499 A JP 25644499A JP 25644499 A JP25644499 A JP 25644499A JP 2001085588 A JP2001085588 A JP 2001085588A
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JP
Japan
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tab
current line
lead frame
chip
die pad
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JP25644499A
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English (en)
Inventor
Toshiki Sakamoto
稔樹 坂元
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームにおける大電流ラインと小電
流ラインを分離することにより、放熱用フィンを用いた
グランド接続の配線の自由度を高める。 【解決手段】 タブにスリットを設け、タブをICチッ
プの接地端子と第1の放熱用フィンとの間に形成される
大電流ライン領域と、第1の放熱用フィンと第2の放熱
用フィンとの間に形成される小電流ライン領域とに分離
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム及
び半導体装置に関し、特に、コーナ部に放熱用フィンを
設け、このフィンをグランド端子として使用するリード
フレーム及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高許容損失のIC装置において、リード
フレームのコーナ部に放熱用フィンを設けて熱伝導率を
高め、これによりIC装置内部での発熱、熱損失を抑制
する手法が知られている。このような放熱用フィンを備
えるリードフレームの一例を図3に示す。
【0003】図3に示すリードフレーム20は、このリ
ードフレーム20の略中央に位置し、ICチップ21が
設置されるダイパッド22と、ダイパッド22を保持す
るタブ23と、リードフレーム20のそれぞれのコーナ
部に設けられた放熱用フィン24と、ダイパッド22に
対向して連設された複数のリード25とを備える。ま
た、タブ23の中途部には、貫通孔26が開設されてい
る。
【0004】図3において、点線で示す領域は、リード
フレーム20にICチップ21を搭載し、ICチップ2
1の接続端子と所定のリード25とをワイヤにより接続
した後、パッケージング樹脂により封止される領域であ
る。これにより、リード25の外端と、放熱用フィン2
4がパッケージの外に露出することとなる。このとき、
貫通孔26は、パッケージング樹脂の密着度を高める役
割を果たす。
【0005】このようなリードフレーム20を備えるI
C装置では、リードフレーム20の電位をグランド電位
として利用する。すなわち、ICチップ21のグランド
端子は、所定のワイヤを介してタブ23に接続されてい
る。また、大電流ラインを形成する第1のグランド用リ
ード25aは、交流成分をバイパスする第1のバイパス
コンデンサC3を介して放熱用フィン24aに電気的に
接続されている。また、小電流信号用の第2のグランド
用リード25bは、同様に第2のバイパスコンデンサC
4を介して放熱用フィン24aに電気的に接続されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のIC装
置では、図3に示すように1つの放熱用フィン24aに
全てのグランド用リードを接続していた。これは、リー
ドフレーム20自体が内部抵抗を有しており、大電流ラ
インに用いられる放熱用フィン24aでは、この内部抵
抗による電圧降下が著しく、このため放熱用フィン24
aと他の放熱用フィン24との間に電位差が生じてしま
うためである。すなわち、この例では、第1のグランド
端子と第2のグランド端子を別々の放熱用フィン24に
接続した場合、同等なグランド電位が得られないという
問題が生じてしまうため、単一の放熱用フィン24aに
すべてのグランド用リードを接続している。
【0007】しかしながら、単一の放熱用フィン24a
のみを用いて全てのグランド接続を行おうとすると、配
線が一カ所に集中してしまい、いわゆるたこ足配線状態
となり、配線に制限が生じてしまう。
【0008】そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなさ
れたものであり、リードフレーム内の電流ラインを大電
流ラインと小電流ラインに分け、これにより配線の自由
度を高めたリードフレーム及びICチップを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るリードフレームは、ICチップが設
置されるダイパッドと、上記ダイパッドを保持するタブ
と、上記ICチップの複数の端子に接続される複数のリ
ードと、上記タブのコーナ部に設けられた第1及び第2
の放熱用フィンとを備え、上記タブを、上記ICチップ
の接地端子と上記第1の放熱用フィンとの間に形成され
る大電流ライン領域と、上記第1の放熱用フィンと第2
の放熱用フィンとの間に形成される小電流ライン領域と
に分離するスリットを設けたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るリードフレームは、上
記小電流ライン領域の一部が上記大電流ライン領域の上
方又は下方に重なるように、上記スリットを介して上記
小電流ライン領域を上記ダイパッド側に屈曲させたこと
を特徴とする。
【0011】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係るIC装置は、上述したリードフレームと、上記
ダイパッドに設置されたICチップと、上記第1及び第
2の放熱用フィン及び上記リードフレームの外端が露出
するように上記リードフレーム及び上記ICチップを封
止する樹脂パッケージとを備える。
【0012】本発明に係るリードフレーム及びIC装置
において、タブは、スリットにより、ICチップの接地
端子と第1の放熱用フィンとの間に形成される大電流ラ
イン領域と、第1の放熱用フィンと第2の放熱用フィン
との間に形成される小電流ライン領域とに分離されてい
る。小電流ライン領域における電圧降下は微少であり、
したがって、第1の放熱用フィンと第2の放熱用フィン
とは、同電位であるみなすことができる。これにより、
グランド接続を大電流用グランド接続と小電流用グラン
ド接続に分けて行うことができ、すなわち、1つの放熱
用フィンにグランド接続を集中させる必要がなくなり、
配線の引き回しの自由度が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリードフレー
ム及びIC装置について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本発明の実施の形態として示すリ
ードフレーム1を示す図である。このリードフレーム1
は、ICチップ2が設置されるダイパッド3と、ダイパ
ッド3を保持するタブ4とタブ4のコーナ部に設けられ
た放熱用フィン5と、ダイパッド3に対向して連設され
たリード6と、後に詳細に説明するように、タブ4を大
電流ライン用の第1のタブ領域4aと小電流ライン用の
第2のタブ領域4bに分離するスリット7とを備えてい
る。
【0015】なお、図1において、点線で示す領域は、
リードフレーム1にICチップ2の接続端子と所定のリ
ード6とをワイヤにより接続した後、パッケージング樹
脂により封止される領域である。これにより、リード6
の外端と、放熱用フィン5がパッケージの外に露出す
る。このようにして形成されたIC装置において、内部
で発生した熱は、放熱用フィン5により放熱され、これ
によりIC装置本体の温度上昇、及びこれに伴う熱損失
が抑制される。
【0016】このようなリードフレーム1を備えるIC
装置では、リードフレーム1の電位をグランド電位とし
て利用する。すなわち、ICチップ2のグランド端子8
は、ワイヤ9を介してタブ4に接続されている。また、
大電流ラインを形成する第1のグランド用リード6a
は、交流成分をバイパスする第1のバイパスコンデンサ
C1を介して第1の放熱用フィン5aに接続される。こ
れにより、第1の放熱用フィン5aとICチップのグラ
ンド端子8とを結ぶ第1のタブ領域4aに大電流ライン
が形成される。
【0017】また、小電流信号に対応する第2のグラン
ド用リード6bは、同様に第2のバイパスコンデンサC
2を介して第2の放熱用フィン5bに接続されている。
これにより、第2の放熱用フィン5bと第1の放熱用フ
ィン5aとを結ぶ第2のタブ領域4bに小電流ラインが
形成される。この小電流ラインに流れる電流は微少であ
り、したがってタブ領域4bの内部抵抗により生じる電
圧降下は無視できる程度に小さい。したがって、第1の
放熱用フィン5aと第2の放熱用フィン5bの電位は略
々等しいとみなすことができる。
【0018】このように、タブ4にスリット7を設けて
タブ4を第1のタブ領域4aと、第2のタブ領域4bに
分割し、ICチップ2のグランド端子8と第1の放熱用
フィン5aとを結ぶ第1のタブ領域4aに大電流ライン
を形成し、第1の放熱用フィン5aと第2の放熱用フィ
ン5bとを結ぶ第2のタブ領域4bに小電流ラインを形
成することにより、第1の放熱用フィン5aと第2の放
熱用フィン5bとの電位差を無視できる程度の大きさと
することができる。したがって、従来のように全てのグ
ランド配線を1つの放熱用フィンに集中させる必要はな
く、大電流用のグランド接続及び小電流用のグランド接
続をそれぞれ第1及び第2の放熱用ファン5a、5bに
分割して行うことができる。したがって、配線の集中を
避けることができ、配線の引き回しの自由度を高めるこ
とができる。
【0019】ここで、本発明の変形実施例を図2に示
す。図2に示すリードフレーム10は、ICチップ11
が設置されたダイパッド12と、ダイパッド12を保持
するタブ13と、タブ13のコーナ部に設けられた放熱
用フィン14と、ダイパッド13に対向して連設された
リード15と、タブ13を大電流ライン用の第1のタブ
領域13aと小電流ライン用の第2のタブ領域13bに
分離するスリット16とを備えている。さらに、このリ
ードフレーム10では、スリット16により第1のタブ
領域13aから分離された第2のタブ領域13bを第1
のタブ領域13a側に屈曲し、第2のタブ領域13bの
一部が第1のタブ領域13aに重なるような形状として
いる。
【0020】このリードフレーム10において、スリッ
ト16によりタブ13を第1のタブ領域13aと第2の
タブ領域13bとに分割する効果については、図1に示
し、また上述したリードフレーム1の場合と同様である
ので、詳細な説明は省略する。また、このように、第2
のタブ領域13bを屈曲してICチップ11に近付ける
ことにより、第2のタブ領域13bをヒートスプレッダ
として利用することができ、すなわち、第2のタブ領域
13bの熱伝導率を高め、PD値(Power Dissipatio
n)を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るリードフレ
ーム及びIC装置では、ICチップが設置されるダイパ
ッドを保持するタブを、スリットにより大電流ライン領
域と小電流ライン領域に分割するので、大電流ライン用
のグランド接続と小電流ライン用のグランド接続をそれ
ぞれ異なる放熱用フィンを用いて実現することができ
る。すなわち、本発明によれば、従来のように1つの放
熱用フィンに全てのグランド接続を集中させる必要がな
くなり、したがって配線の自由度が高まり、配線の引き
回しが容易になる。さらに、スリットにより隔てられた
小電流ライン領域を屈曲し、小電流ライン領域の一部が
大電流ライン領域に重なるようにすることにより、小電
流ライン領域の熱伝導率を高めることができ、IC装置
のPD値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したリードフレームの平面図であ
る。
【図2】本発明を適用したリードフレームの変形例を示
す図である。
【図3】従来のリードフレームの平面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 ICチップ 3 ダイパッド 4 タブ 4a 第1のタブ領域 4b 第2のタブ領域 5 放熱用フィン 6 リード 7 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップが設置されるダイパッドと、
    上記ダイパッドを保持するタブと、上記ICチップの複
    数の端子に接続される複数のリードと、上記タブのコー
    ナ部に設けられた第1及び第2の放熱用フィンとを備え
    るリードフレームにおいて、 上記タブを、上記ICチップの接地端子と上記第1の放
    熱用フィンとの間に形成される大電流ライン領域と、上
    記第1の放熱用フィンと第2の放熱用フィンとの間に形
    成される小電流ライン領域とに分離するスリットを設け
    たことを特徴とするリードフレーム。
  2. 【請求項2】 上記小電流ライン領域の一部が上記大電
    流ライン領域の上方又は下方に重なるように、上記スリ
    ットを介して上記小電流ライン領域を上記ダイパッド側
    に屈曲させたことを特徴とする請求項1記載のリードフ
    レーム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のリードフレーム
    と、上記ダイパッドに設置されたICチップと、上記第
    1及び第2の放熱用フィン及び上記リードフレームの外
    端が露出するように上記リードフレーム及び上記ICチ
    ップを封止する樹脂パッケージとを備える半導体装置。
JP25644499A 1999-09-10 1999-09-10 リードフレーム及び半導体装置 Pending JP2001085588A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305671A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレーム及びそれを用いた半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305671A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレーム及びそれを用いた半導体装置
JP4705881B2 (ja) * 2006-05-09 2011-06-22 パナソニック株式会社 リードフレーム及びそれを用いた半導体装置

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