JP2001084843A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス

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JP2001084843A
JP2001084843A JP26064599A JP26064599A JP2001084843A JP 2001084843 A JP2001084843 A JP 2001084843A JP 26064599 A JP26064599 A JP 26064599A JP 26064599 A JP26064599 A JP 26064599A JP 2001084843 A JP2001084843 A JP 2001084843A
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JP
Japan
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wire harness
vehicle
string
eye
wire
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Pending
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JP26064599A
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English (en)
Inventor
Masatomo Motokawa
正智 本川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Priority to US09/459,654 priority patent/US6610929B1/en
Priority to EP00100076A priority patent/EP1020876B1/en
Priority to DE60003340T priority patent/DE60003340T2/de
Publication of JP2001084843A publication Critical patent/JP2001084843A/ja
Priority to US10/448,200 priority patent/US20030207597A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の解体時に、車両から取り外す際の作業
性を向上させることのできるワイヤハーネスを提供す
る。 【解決手段】 ループ状をなす紐状体7を、ワイヤハー
ネス1の所要部位の周囲に、ワイヤハーネス1を取り外
す際に取り外し用フックを掛止させるためのアイ9が形
成されるように、巻付け固定する。車両の解体時には、
取り外し具のフックをアイ9に掛止し、これを引っ張り
上げてワイヤハーネス1を車体から外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配索された
ワイヤハーネスを車体から取り外す際に、その作業性を
向上させることのできるワイヤハーネスの取り外し用部
材を組み込んだワイヤハーネスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境問題の認識の高まりのなか、資源の
有効利用への関心が益々高まっている。このような問題
は、廃棄処分された車両についても例外ではない。特
に、近時の電子制御化された車両が使用しているワイヤ
ハーネスの量は膨大であり、これを無視することはでき
ないのが現状である。
【0003】このような実状から、現在においてもワイ
ヤハーネスのリサイクルが行われているが、車両からワ
イヤハーネスを取り外すための作業が容易ではないとい
う問題がある。この点について、図1及び図2を参照し
て以下に詳しく説明する。
【0004】ワイヤハーネス1は、複数本の電線の束W
を束ねてその周囲に結束テープ2を巻回することにより
作られており、電線の束Wの端に連結したコネクタ3を
介して車両内の電気系統との接続が行われる。ワイヤハ
ーネス1は、一般的に、その途中に、係止具つまりクラ
ンプ4がテープ5によってしっかりと取り付けられ、こ
のクランプを利用して車体Bに対する錨状の係合部4a
を有し、図2に示すように、この係合部4aを車体Bの
透孔6の中に嵌め込むことによって車体Bに固定される
ようになっている。
【0005】このクランプ4を利用して車両に配索した
ワイヤハーネス1は、これを車両から取り外すときに
は、クランプ4に引張力を与えて車体Bの透孔6から強
制的に引き出してクランプ4を透孔6から外すための力
仕事が必要である。このことから、車両の解体業者は、
ワイヤハーネス1を車体Bから取り外すときにクレーン
車等を用いることが多い。
【0006】しかしながら、ワイヤハーネス1の外径に
比べて、クレーン車等のクランパーつまり把持部が大き
すぎるので、クレーン車等のクランパーを用いてワイヤ
ハーネス1を把持することは、微妙な操作が必要となる
だけに、その作業性が悪いという問題があった。
【0007】また、クランパーでワイヤハーネス1を把
持した後に、ワイヤハーネス1を車体Bから引き離す際
に、クレーン車等のクランパーからワイヤハーネス1が
外れ易いという問題があった。勿論、クランパーからワ
イヤハーネス1が外れたときには、再度、クランパーで
ワイヤハーネス1を把持し直す必要があり、これらのこ
とから、ワイヤハーネス1の取り外しに時間と手間を要
するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の解体
作業において、車両からワイヤハーネスを取り外す作業
性を向上させることのできる取り外し部材を組み込んだ
ワイヤーハーネスを提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、ループ状をなす紐状体を、ワイヤハ
ーネス本体の所要部位の周囲又は該所要部位においてワ
イヤハーネス本体を構成する電線束の一部の周囲に、ワ
イヤハーネスを取り外す際に取り外し用フックを掛止さ
せるためのアイが形成されるように、巻き付け固定して
なることを特徴とするワイヤハーネスが提供される。ま
た、本発明によれば、紐状体により、ワイヤハーネスを
取り外す際に取り外し用フックを掛止させるためのアイ
を形成するとともに、該紐状体の端部をワイヤハーネス
本体の所要部位の周囲又は該所要部位においてワイヤハ
ーネス本体を構成する電線束の一部の周囲に縛り付け固
定してなることを特徴とするワイヤハーネスが提供され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により詳細に説明する。まず、本発明の第1
実施例について図3〜図5を参照して述べる。この実施
例は、図3に示すようなループ状をなす紐状体7を、ワ
イヤハーネス本体(以下ワイヤハーネスと称する)1の
所要部位の周囲に、アイ9が形成されるように、巻き付
け固定したことを特徴とするものである。
【0011】このアイ9は、車両の解体時に、車両から
ワイヤハーネス1を取り外す際に、クレーン車のクラン
パーのごとき取り外し用器具のフックを掛止させるため
のもので、その大きさはフックを掛止させるのに好適な
寸法に設定することが望ましく、経験的には、一般に1
5mm以上の直径を備えていればよい。紐状体7の材料
は所要の強度を持つものであれば特に限定されず、化繊
や綿から作られた一般的な紐を用いることができる。
【0012】図4は、図3のループ状の紐状体7をワイ
ヤハーネス1の周囲に巻き付け固定させる仕方を説明す
る図で、小ループ8、8の間をワイヤハーネス1が通る
ことになる。また、図5は、ループ状の紐状体7をワイ
ヤハーネス1の周囲に巻き付け固定した状態を示す図1
と同様な図である。図5において図1と同様な要素には
同じ符号及び記号が付してある。
【0013】上記では、紐状体7は1本のものを使用し
たが、複数本のものを束ねて使用してもよい。また、紐
状体7をワイヤハーネス1の周囲により確実に固定する
ために接着テープ等の公知の固定手段を用いてもよい。
【0014】上記のような構成によれば、ワイヤハーネ
スを取り外すためのフックを掛止するアイを、ループ状
の紐状体を用いて極めて簡単に形成することができ、ワ
イヤハーネスを車両から取り外す際の作業性を向上させ
ることが可能となる。
【0015】次に、本発明の第2実施例について図6を
参照して述べる。この実施例は、図3に示すようなルー
プ状をなす紐状体7を、アイ9が形成されるように、ワ
イヤハーネス1の所要部位においてワイヤハーネス1を
構成する電線束の一部10の周囲に巻き付け固定したこ
とを特徴とするものである。すなわち、第2実施例で
は、第1実施例において紐状体7をワイヤハーネス1の
所要部位の周囲に巻き付け固定したことに代えて、ワイ
ヤハーネス1の所要部位においてワイヤハーネス1を構
成する電線束の一部10の周囲に巻き付け固定したもの
で、それ以外の事項については第1実施例の場合と同様
であるので、重複を避けるため説明を省略する。
【0016】第2実施例において、紐状体7が巻き付け
固定される電線束の一部10は、ワイヤハーネス1の被
覆(結束テープ)を一部除去して露出される。電線束の
一部10に含まれる電線の数は、車両の解体時に、車両
からワイヤハーネス1を取り外す際に、紐状体7の形成
するアイ8に取り外し用器具のフックを掛止させて引張
ったときに、破損しない数とする。
【0017】第2実施例のような構成にしても、第1実
施例と同様、ワイヤハーネスを取り外すためのフックを
掛止するアイを、ループ状の紐状体を用いて極めて簡単
に形成することができ、ワイヤハーネスを車両から取り
外す際の作業性を向上させることが可能となる。
【0018】上記の実施例では、ループ状の紐状体を使
用してワイヤハーネスの取り外し用部材を構成したが、
本発明によれば、ループ状でない通常の1本又は複数本
の紐状体を用いて該取り外し用部材を構成することがで
きる。この場合、紐状体の一部でアイを形成し、紐状体
の端部をワイヤハーネス1の所要部位の周囲、あるいは
ワイヤハーネス1の所要部位におけるワイヤハーネス1
を構成する電線束の一部10の周囲に縛付けて固定す
る。例えば、1本の紐状体の中央部分を利用してアイを
予め形成しておき、紐状体の両端をワイヤハーネスある
いは電線束の一部を通して結び合わせることにより、取
り外し用部材の取り付けができる。なお、アイを形成す
るための紐状体の結び方、及び紐状体の端部のワイヤハ
ーネス側への縛り方は、上記例に限定されず、慣用の各
種方法を用いることができる。このような構成として
も、上記実施例1、2と同様にすぐれた効果を得ること
ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、車両の解体作業において、ワイヤハーネス取り外し
用器具のフックをアイに確実にかつ容易に引っ掛けて、
ワイヤハーネスを把持、引き出すことができるため、分
別回収を作業性よく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネスの一般的な構造を示すワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明によるワイヤハーネス取り外し具に用い
るループ状の紐状体を示す図である。
【図4】図3のループ状の紐状体をワイヤハーネスの周
囲に巻き付け固定させる仕方を説明する図である。
【図5】ループ状の紐状体をワイヤハーネスの周囲に巻
き付け固定した状態を示す図1と同様な図である。
【図6】本発明の第2実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス 7 紐状体 8 小ループ 9 アイ 10 電線束の一部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本川 正智 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 AA11 LA26 LA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状をなす紐状体を、ワイヤハーネ
    ス本体の所要部位の周囲又は該所要部位においてワイヤ
    ハーネス本体を構成する電線束の一部の周囲に、ワイヤ
    ハーネスを取り外す際に取り外し用フックを掛止させる
    ためのアイが形成されるように、巻き付け固定してなる
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 紐状体により、ワイヤハーネスを取り外
    す際に取り外し用フックを掛止させるためのアイを形成
    するとともに、該紐状体の端部をワイヤハーネス本体の
    所要部位の周囲又は該所要部位においてワイヤハーネス
    本体を構成する電線束の一部の周囲に縛り付け固定して
    なることを特徴とするワイヤハーネス。
JP26064599A 1999-01-12 1999-09-14 ワイヤハーネス Pending JP2001084843A (ja)

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JP26064599A JP2001084843A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 ワイヤハーネス
US09/459,654 US6610929B1 (en) 1999-01-12 1999-12-13 Wire harness for removing from a vehicle
EP00100076A EP1020876B1 (en) 1999-01-12 2000-01-05 Device for removing a wire harness from a vehicle
DE60003340T DE60003340T2 (de) 1999-01-12 2000-01-05 Vorrichtung zum Entfernen eines Kabelbaums aus einem Fahrzeug
US10/448,200 US20030207597A1 (en) 1999-01-12 2003-05-30 Wire harness for removing from a vehicle
US10/447,955 US20030217860A1 (en) 1999-01-12 2003-05-30 Wire Harness for removing from a vehicle

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093705A1 (ja) 2007-01-31 2008-08-07 Calsonic Kansei Corporation ハーネスクリップ構造

Cited By (1)

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