JP3486715B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス

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JP3486715B2
JP3486715B2 JP00545599A JP545599A JP3486715B2 JP 3486715 B2 JP3486715 B2 JP 3486715B2 JP 00545599 A JP00545599 A JP 00545599A JP 545599 A JP545599 A JP 545599A JP 3486715 B2 JP3486715 B2 JP 3486715B2
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vehicle
wire
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electric wires
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正智 本川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配索された
ワイヤハーネスを車体から取り外す際に、その作業性を
向上させることのできるワイヤハーネスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】環境問題の認識の高まりのなか、資源の
有効利用への関心が益々高まっている。このような問題
は、廃棄処分された車両についても例外ではない。特
に、近時の電子制御化された車両が使用しているワイヤ
ハーネスの量は膨大であり、これを無視することができ
なのが現状である。
【0003】このような実状から、現在においてもワイ
ヤハーネスのリサイクルが行われているが、車両からワ
イヤハーネスを取り外すための作業が容易ではないとい
う問題がある。この点について、図1及び図2を参照し
て以下に詳しく説明する。
【0004】ワイヤハーネス1は、複数本の電線の束W
を束ねてその回りに結束テープ2を巻回することにより
作られており、電線の束Wの端に連結したコネクタ3を
介して車両内の電気系統との接続が行われる。ワイヤハ
ーネス1は、一般的に、その途中に、係止具つまりクラ
ンプ4がテープ5によってしっかりと取付けられ、この
クランプ4を利用して車体Bに対するワイヤハーネス1
の取り付けを行うのが通例である。このクランプ4は錨
状の係合部4aを有し、図2に示すように、この係合部
4aを車体Bの透孔6の中に嵌め込むことによって車体
Bに固定されるようになっている。
【0005】このクランプ4を利用して車両に配索した
ワイヤハーネス1は、これを車両から取り外すときに
は、クランプ4に引張力を与えて車体Bの透孔6から強
制的に引き出してクランプ4を透孔6から外すための力
仕事が必要である。このことから、車両の解体業者は、
ワイヤハーネス1を車体Bから取り外すときにクレーン
車を用いることが多い。
【0006】しかしながら、ワイヤハーネス1の外径に
比べて、クレーン車のクランパーつまり把持部が大きす
ぎるので、クレーン車のクランパーを用いてワイヤハー
ネス1を把持することは、微妙な操作が必要となるだけ
に、その作業性が悪いという問題があった。
【0007】また、クランパーでワイヤハーネス1を把
持した後に、ワイヤハーネス1を車体Bから引き離す際
に、クレーン車のクランパーからワイヤハーネス1が外
れ易いという問題があった。勿論、クランパーからワイ
ヤハーネス1が外れたときには、再度、クランパーでワ
イヤハーネス1を把持し直す必要があり、これらのこと
から、ワイヤハーネス1の取り外しに時間と手間を要す
るものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の解体
時に、車両から取り外す際の作業性を向上することので
きるワイヤハーネスを提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、電線の束をテープで結束してなるワ
イヤハーネスにおいて、前記電線の束のうち、その一部
の電線の途中部分を外部に露出した状態で一回転させる
ことにより、車両解体時にワイヤハーネス取外し用フッ
クを直接掛止するためのアイが形成され、前記アイが、
前記ワイヤハーネスを車両の車体に固定するためのクラ
ンプの近傍に形成されていることを特徴とするワイヤハ
ーネスが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により詳細に説明する。図3は、本発明に従
うワイヤハーネス10を示す。この図3において、前述
した図1及び図2で説明した部材と同じ部材には同一の
参照符号を付してある。ワイヤハーネス10は、テープ
2で結束された電線の束Wのうち一部の電線12を外部
に露出させて、これを一回転させることによりアイ14
が形成されている。
【0011】すなわち、図4に模式的に示すように、ワ
イヤハーネスの電線の束Wに含まれる一部の電線12
は、その長さ寸法が他の電線16よりも長く、その途中
部分を一巻してアイ14を形成した後に、この電線の束
Wにテープ2を巻き付けることによりワイヤハーネス1
0が作られている。
【0012】アイ14を形成する電線12の数として
は、図4に例示するように1本であってもよく、また、
複数本であってもよいが、電線の束Wの全てにアイ14
を形成する必要はない。経験的には、多くても電線の束
Wの70%の電線にアイ14を形成すれば足りる。
【0013】アイ14を形成する位置としては、クラン
プ5に近い箇所を選択するのが、後述するクレーン車に
よる引っ張り力をクランプ5に直接的に伝えることがで
きるため好ましい。アイ14はワイヤハーネス10の複
数箇所に設けてもよい。この場合、同じ電線に2以上の
アイ14を形成してもよく、別の電線の相互に異なる箇
所に、夫々、アイ14を形成して、これによりワイヤハ
ーネス10が互いに離間した複数のアイ14を備えるよ
うにしてもよい。
【0014】車両の解体時には、クレーン車のアーム2
0のクランパー22にワイヤロープ24を掛け、このワ
イヤロープ24の先端に取り付けたフック26(図5)
をワイヤハーネス10のアイ14に掛止した後に、クレ
ーン車20のクランパー22を上昇させることにより、
ワイヤハーネス10を引っ張り上げる。これにより、ワ
イヤハーネス10のクランプ5が車体Bの透孔7から強
制的に抜け出て、ワイヤハーネス10が車体Bから取り
外すことができる。
【0015】アイ14の直径は、使用しようとするフッ
ク26の大きさに応じた寸法を設定すればよく、経験的
には、アイ14は15mm以上の直径を備えていればよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、車両の解体作業において、例えばウィンチにワイヤ
ーロープを介して取り付けたフックを、アイに確実にか
つ容易に引っ掛けて、ワイヤハーネスを把持、引き出す
ことができるため、分別回収を作業性良く行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネスの一般的な構造を示すワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明に従うワイヤハーネスの斜視図である。
【図4】本発明に従うワイヤハーネスを構成する電線の
束の一部と、その中の一本の電線の途中を一回転させて
アイを形成した例を模式的に示す図である。
【図5】車両の解体時に使用するクレーン車に、そのク
ランパーにワイヤロープを介してフックを装着した状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
2 結束テープ 4 クランプ 10 ワイヤハーネス 12 アイを形成した電線 14 アイ 20 クレーン車のアーム 26 フック W 電線の束
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−80037(JP,A) 特開 平10−285760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/00 301 H01B 7/00 307 B60R 16/02 620

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の束をテープで結束してなるワイヤ
    ハーネスにおいて、前記電線の束のうち、その一部の電
    線の途中部分を外部に露出した状態で一回転させること
    により、車両解体時にワイヤハーネス取外し用フックを
    直接掛止するためのアイが形成され、前記アイが、前記
    ワイヤハーネスを車両の車体に固定するためのクランプ
    の近傍に形成されていることを特徴とするワイヤハーネ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記電線の束に含まれる電線のうち、そ
    の70%以下よりも少ない本数の電線に前記アイが形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハ
    ーネス。
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EP00100076A EP1020876B1 (en) 1999-01-12 2000-01-05 Device for removing a wire harness from a vehicle
US10/448,200 US20030207597A1 (en) 1999-01-12 2003-05-30 Wire harness for removing from a vehicle
US10/447,955 US20030217860A1 (en) 1999-01-12 2003-05-30 Wire Harness for removing from a vehicle

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