JP2001084581A - 磁気テープ加工装置 - Google Patents

磁気テープ加工装置

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JP2001084581A
JP2001084581A JP25930399A JP25930399A JP2001084581A JP 2001084581 A JP2001084581 A JP 2001084581A JP 25930399 A JP25930399 A JP 25930399A JP 25930399 A JP25930399 A JP 25930399A JP 2001084581 A JP2001084581 A JP 2001084581A
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magnetic tape
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laser beam
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JP25930399A
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Hirokazu Ishii
啓員 石井
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速搬送でもキャプスタンローラ等におけるス
リップを生じることがなく、その上、カッピングも小さ
い、優れた特性を有する磁気テープを、良好な製造効率
で製造することができ、しかも、作業環境も良好にでき
る磁気テープ加工装置を提供する。 【解決手段】1以上のレーザビームを所定の加工位置に
入射する光学系と、磁気テープを加工位置に保持しつつ
バック層をレーザビーム入射側に向けた状態で長手方向
に搬送する搬送手段と、加工位置よりも下流において、
磁気テープのバック層表面の気流を変更する気流変更手
段と、気流変更手段を収容すると共に、磁気テープのバ
ック層側に開口部を有するチャンバと、チャンバ内部を
吸引する吸引手段とを有することにより、前記課題を解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録や再生に
利用される磁気テープの技術分野に属し、詳しくは、磁
気テープの製造工程等において、高速で磁気テープを搬
送させてもスリップが発生せず、かつカッピングも小さ
い磁気テープを製造する、磁気テープ加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報の記録や再生に利用される磁気テー
プは、基本的に、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)等のフィルムであるベース層と、ベース層の一方の
面に形成される磁性体層と、搬送安定性や強度の向上等
を目的として、ベース層の磁性体層の逆面に形成される
バック層等を有して構成される。
【0003】このような磁気テープの製造工程において
は、磁気テープ(以下、テープとする)は、長手方向に
搬送されつつ、スリッタによる裁断やブレード刃による
表面の清掃等の各種の処理を施されて、ハブ等に巻き取
られてパンケーキやカセットとされ、次工程や納入先に
送られるが、近年では、生産性を向上させるために、各
種の工程(ブレード機やワインダ機等の製造装置)にお
けるテープの搬送速度が高速化する傾向にある。
【0004】テープの搬送は、一般的に、テープをキャ
プスタンローラに巻き掛け、キャプスタンローラを回転
することによって行われる。ところが、テープの搬送速
度を速くすると、ブレード機等の製造装置において、テ
ープが空気を巻き込んで、キャプスタンローラ等でテー
プが浮かび、これによりテープがスリップして、正常な
搬送ができなくなってしまう場合がある。
【0005】その結果、テープがキャプスタンローラ、
ガイドローラ、ブレード刃等に衝突あるいは不適正に接
触し、テープやテープエッジの折れ、磁性体層等の磨耗
や剥離等のテープの損傷が発生し、得られたテープが製
品として不適正なものとなってしまう。また、テープの
製造装置には、必要に応じてテープの長さの測定するロ
ーラ(検尺ローラ)が装着されるが、ここでテープがス
リップすると、テープ長の測定に誤差が生じ、生産管理
も適正に行えなくなるという問題点もある。そのため、
要求される生産効率に良好に対応するように、テープの
製造におけるテープ搬送速度を高速化することが困難に
なっている。
【0006】また、テープが有する別の問題点として、
テープの幅方向のカール(湾曲)、いわゆるカッピング
が知られている。カッピングは、主に、磁性体層とバッ
ク層とで用いられるバインダの収縮率の違いによって生
じるが、カッピングが発生すると、製品としての磁気テ
ープの外観の低下; 記録ヘッドや読取ヘッドへの磁気
テープの当りが悪くなり記録誤差や読取誤差が生じる可
能性がある; 磁気テープのエッジにダメージが生じ易
く耐久性が低下する; 等、様々な問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、ブレード機や
ワインダ機等の磁気テープの製造装置において、テープ
の搬送速度を高速化してもキャプスタンローラ等におけ
るテープのスリップを生じることがなく、その上、カッ
ピングも小さい、優れた特性を有する磁気テープを、良
好な製造効率で製造することができ、しかも、磁気テー
プの加工によって作業環境に与える悪影響も、極めて少
ない磁気テープ加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、磁気テープのバック層を加工する1以上
のレーザビームを所定の加工位置に入射する光学系と、
磁気テープを前記加工位置に保持しつつ、バック層を前
記レーザビーム入射側に向けた状態で長手方向に搬送す
る搬送手段と、磁気テープ搬送方向の前記加工位置より
も下流において、前記磁気テープのバック層表面の気流
を変更する気流変更手段と、前記気流変更手段を収容す
ると共に、前記磁気テープのバック層側に開口部を有す
るチャンバと、前記チャンバ内部を吸引して負圧にする
吸引手段とを有することを特徴とする磁気テープ加工装
置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープ加工装
置について、添付の図面に示される好適実施例をもとに
詳細に説明する。
【0010】本発明の磁気テープ加工装置(以下、加工
装置とする)によって加工される磁気テープは、PET
やアラミド樹脂等からなるベース層(ベースフィルム)
の一面に磁性体層を有し、ベース層の他方の面にバック
層(バックコート層)を有し、あるいはさらにオーバー
コート層(保護層)や下塗り層を有してなる、通常の層
構成を有する磁気テープで、本発明の加工装置によって
加工され、バック層に凹部(好ましくは溝)を形成され
る。
【0011】図1に、本発明の加工装置によって加工さ
れた、バック層に凹部を形成された磁気テープ(以下、
テープとする)のバック層の一例を概念的に示す。図1
(A)に示される例は、テープのバック層に、テープの
長手方向に延在する溝(加工線a)を複数本、形成した
例である。また、図1(B)に示される例は、図1
(A)に示される例において、バック層の加工を断続的
(あるいはパターン化)にして加工線を線分化(加工線
分b)した例である。
【0012】なお、このような凹部の形状(断面形状)
には特に限定はなく、例えば、矩形、三角形、半円(弓
型)等が例示される。このような形状は、バック層を加
工するレーザビームのビームスポット強度分布で調整し
てもよい。また、凹部の深さにも特に限定はなく、テー
プの強度等に応じて適宜決定すればよいが、良好な効果
を得るためには、凹部の深さは0.1μm以上とするの
が好ましく、特に、0.2μm以上とするのが好まし
い。さらに、凹部のサイズ(線幅)や形成密度にも、特
に限定はなく、テープの強度や幅(サイズ)等に応じて
適宜決定すればよく、例えば、幅が0.5inのテープ
に、図1に示されるような、長手方向に延在する加工線
等を形成する場合には、幅3μm〜10μm程度で、幅
方向に数本〜100本程度の加工線等を形成するのが好
ましい。
【0013】バック層にこのような凹部を有するテープ
は、高速搬送(走行)しても、テープによる空気の巻き
込みが少なく、また、空気を巻き込んだ場合でも、凹部
から好適に排除できる。そのため、ブレード機等のテー
プの製造装置でテープを高速搬送しても、キャプスタン
ローラ等でテープが浮き上がってスリップすることがな
く、これに起因する損傷や搬送長の誤差がないので、高
速で正確なテープ搬送を行って、適正な生産管理の下、
適正品質の磁気テープを、安定して高効率に製造するこ
とが可能になる。また、巻き取りの際にも、テープ間の
空気を好適に抜けるので、カートリッジやパンケーキに
巻き取った際の巻き姿も美しい。
【0014】さらに、バック層に凹部を有するこのテー
プは、カッピングも従来のテープに比して少なく、カッ
ピングに起因する外観低下、ヘッド当りの悪化、テープ
エッジのダメージ等も、従来のテープに比して大幅に低
減される。なお、バック層に凹部を形成することによ
り、カッピングが低減できる理由は明らかではないが、
前記バインダの収縮率差に起因してテープの幅方向で生
じる応力が凹部で寸断されるため、テープの幅方向に生
じる力が全体として小さくなり、その結果、カッピング
を防止できるものと考えられる。
【0015】図2に、このような凹部を有する(磁気)
テープを製造する、本発明の加工装置の概念図を示す。
図示例の加工装置10は、光源12、パルス変調器1
4、ミラー16、ビームエクスパンダ18、ビームプロ
ファイル成形器20および多眼レンズ22を有する光学
系と、テープ搬送手段24と、剥離手段26とを有す
る。
【0016】このような加工装置10においては、テー
プ搬送手段24によって、テープTを所定の加工位置W
に位置して長手方向(図中矢印x方向)に搬送(走行)
しつつ、レーザビームを光学系によって加工位置Wに入
射する。ここで、テープTは、そのバック層を上方(レ
ーザビーム入射側)に向けて搬送されており、従って、
レーザビームによってテープTのバック層が加工され、
前述のようなテープTの長手方向に延在する加工線等が
形成される。
【0017】光源12は、テープTのバック層を加工す
るレーザビームを射出するものである。光源12には特
に限定は無く、バック層を加工可能な出力を有するレー
ザビームを射出可能なものであれば、各種のレーザビー
ム光源(レーザ発振器)が使用可能であり、好ましく
は、紫外域のレーザビームおよび可視域のレーザビーム
の少なくとも一方を射出できるものが用いられる。加工
性の点では、波長の短いレーザビームの方が好ましく、
紫外域のレーザビームが最も良好であるが、コスト、安
全性、作業性等の点では可視域のレーザビームが好まし
い。具体的には、488nmや515nmのアルゴン
(イオン)レーザ、YAGレーザをSHG(Second Harm
onic Generation 二次高調波発生)素子で波長変換し
てなる532nmのレーザビームを射出する光源等が例
示される。
【0018】パルス変調器14は、図1(B)に示され
るような加工線分b等を形成するために、光源12から
射出されたレーザビームをパルス変調するものである。
従って、光源12が直接変調可能である場合や、図1
(A)に示されるような加工線aのみしか形成しない場
合には、パルス変調器14は不用である。パルス変調器
14としては、AOM(音響光学変調器)等の公知の変
調手段が利用可能である。また、変調により、加工線分
をパターン化してもよい。
【0019】レーザビームは、ミラー16で所定方向に
反射され、次いで、ビームエクスパンダ18に入射す
る。加工装置10は、1本のレーザビームを分割して、
テープTのバック層に加工線や加工線分(以下、両者を
まとめて加工線とする)を形成するが、効率の点で、テ
ープTの幅方向の全域に一度に加工線を形成可能である
のが好ましい。しかしながら、一般的に、光源12から
射出されるレーザビームの径は1mm前後であり、テー
プTはそれよりも太いので、そのままでは、幅方向全域
に加工を行うことはできない。そのため、加工装置10
では、ビームエクスパンダ18を配置し、光源12から
射出されたレーザビームを拡径する。例えば、光源12
から射出されるレーザビームの径が1mmで、テープT
の幅が0.5inである場合には、15倍〜20倍程度
にレーザビームを拡径すればよい。
【0020】ビームエクスパンダ18で拡径されたレー
ザビームは、次いで、ビームプロファイル成形器20
(以下、成形器20とする)に入射する。成形器20
は、レーザビームの強度をビームスポット全面でほぼ均
一にする、すなわち、レーザビームの強度分布をほぼ均
一化するものである。光源12から射出されるレーザビ
ームは、通常、ガウス分布のような強度分布を有するの
で、これを分割してテープTを加工すると、強度分布に
応じて加工線の深さが異なってしまう。そのため、図示
例では、成形器20を用いてレーザビームの強度分布を
均一にして、形成する加工線の深さを均一にしている。
なお、成形器20としては、各種の光学フィルタ、フレ
ネル回折を利用してビームプロファイルの成形を行うレ
ーザビームと同径のアパーチャ、多眼レンズ等が利用可
能である。
【0021】レーザビームは、次いで、多眼レンズ22
に入射する。多眼レンズ22は、マイクロボールレンズ
やセルフォックレンズを、その光軸をレーザビームに平
行として、光軸と直交する方向に多数配列したものであ
り、入射したレーザビームを、多数のレーザビームに分
割して、所定の加工位置Wに入射、結像する。これによ
り、レーザビームによってテープTのバック層を加工し
て、加工線(凹部)を形成する。
【0022】図3に、その一例を光軸方向から見た際の
概略図を示す。図示例の多眼レンズ22は、一例とし
て、マイクロボールレンズやセルフォックレンズ(以
下、両者をまとめてレンズとする)を5個×5個で細密
状態に配列したものであり、一点鎖線で示されるレンズ
の配列線をテープTの搬送方向xおよび幅方向に対して
若干傾けた状態で配置される。これにより、テープTを
長手方向に一回搬送(1パス)するだけで、長手方向に
延在する計25本(列)の加工線が形成できる。
【0023】この系においては、搬送方向xとレンズの
配列線との角度を調整することにより、加工線の間隔を
調整できるが、効率良く加工線を形成するためには、こ
の角度は、各レンズの光軸(ビームウエストの中心)が
搬送方向xで重ならないように設定するのが好ましい。
【0024】なお、本発明の加工装置において、レーザ
ビームを加工位置W(テープTのバック層)に入射し
て、バック層を加工する光学系は、上述の例に限定はさ
れず、所定の加工位置に1本以上のレーザビーム、好ま
しくは複数本のレーザビーム、より好ましくは1本のレ
ーザビームを分割した複数本のレーザビームを入射、結
像(あるいは、ビームウエスト位置と加工位置とを一致
して入射)して、バック層を加工れきるものであれば、
各種の光学系が利用可能である。
【0025】一例として、図4に示される光学系が例示
される。この例は、前述の加工装置10において、多眼
レンズ22に代えて、ビームウエスト位置調整手段5
0、ビームスプリッタ52および収束レンズ54を用い
るものである。なお、図4においては、テープTは加工
位置Wにおいて紙面と垂直方向に搬送される。また、こ
の光学系では、成形器20やビームエクスパンダ18
は、必ずしも必要ではない。
【0026】レーザビームは、ビームウエスト位置調整
手段50によってビームウエスト位置を調整された後
に、ビームスプリッタ72によって形成する加工線の数
に応じてテープTの幅方向に分割(ビームNo.1〜ビ
ームNo.N)される。分割されたレーザビームは、収
束レンズ74によって収束・結像されて、加工位置Wに
位置されるのテープTのバック層に入射する。これによ
り、先の例と同様に、分割されテープTのバック層に入
射したレーザビームの数に応じた、テープTの搬送方向
(長手方向)に延在する多数の加工線等が形成される。
なお、この光学系においては、各レーザビームは、ビー
ムウエスト位置が加工位置Wに来るように、ビームウエ
スト位置調整手段50によって調整される。
【0027】さらに、本発明の加工装置に利用される、
これら以外の光学系の例として、本出願人による特願平
11−112676号の明細書に開示される各種の光学
系が好ましく例示される。
【0028】加工装置10において、テープTは、搬送
装置24によって、バック層側(裏面側)をレーザビー
ム入射側(レーザビーム光路の上流側)に向けて、所定
の加工位置Wに位置されつつ、長手方向に搬送される
(搬送方向xと長手方向とを一致して、所定方向に搬送
される)。搬送手段24は、図示しないキャプスタンロ
ーラ、リワインダ、ワインダ等の搬送駆動手段と、ガイ
ドローラ28および32と、加工位置WをテープTの搬
送方向に挟んで配置される2枚のブレード(例えば、サ
ファイアブレード)30aおよび30bで構成される保
持手段とを有して構成される。また、加工位置Wの下流
(テープT搬送方向の下流)のブレード30bとガイド
ローラ32の間には、剥離ローラ34と、チャンバ36
と、吸引ダクト38を有する剥離手段26が配置され
る。
【0029】図示例の搬送手段24においては、保持手
段を構成する2枚のブレード30aおよび30bの頂部
を加工位置Wに位置し、ガイドローラ28によって下方
からブレード30aに至り、ブレード30aおよびブレ
ード30bの間で加工位置Wに保持され、ガイドローラ
32によってブレード30bから下方に進行するように
テープTの搬送経路を構成することにより、テープTを
保持手段によって下方から支持して、加工位置Wに保持
しつつ搬送する。なお、保持手段は、図示例のブレード
に限定されず、加工位置Wを挟んで配置される、下方か
らテープTを支持する2本のローラであってもよく、ロ
ーラとブレードとを組み合わせたものであってもよい。
【0030】前述のように、加工位置Wには、前述の光
学系によって、複数のレーザビームが入射、結像してい
る。従って、搬送装置24によって、バック層をレーザ
ビーム入射側に向けた状態で、加工位置Wに位置しつ
つ、テープTを長手方向に搬送することにより、テープ
Tのバック層には、長手方向に延在する加工線(凹部)
が形成され、図1に示される例であれば、一回の搬送
で、25本の加工線が形成される。
【0031】ところで、レーザビームを用いる本発明の
加工装置においては、レーザビームの熱加工、レーザビ
ームでのアブレーション(解離、遊離)による加工の両
者が複合的に発生して、バック層が加工されると考えら
れる。テープTのバック層は、通常、ポリ塩化ビニル、
(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂等の結合剤(バインダ)、脂肪酸等の
潤滑剤、硬化剤、カーボンブラック等を混合/分散した
塗料を調整して、この塗料をテープTの裏面に塗布、乾
燥してなるものである。そのため、レーザビームによっ
てバック層を加工して加工線を形成すると、結合剤等の
分解によって生成するガスや、粉塵が発生する場合が、
多々ある。また、これらのガスには、窒素酸化物(NO
X )やイソシアネート系ガス等の、人体に有害で、作業
環境の悪化を招く成分が含まれている場合もある。
【0032】このようなガスに対する対策としては、加
工位置Wをケーシング等で囲って、内部を吸引して、発
生したガス等を排除、処理することが考えられる。しか
しながら、このようなテープTの加工装置においては、
加工位置Wの周辺には、テープTの搬送手段、ガイド部
材、保持部材、テープTの搬送経路調整手段等、各種の
部材が配置されるので、加工位置を囲むケーシングが大
きくなってしまい、同一の換気回数としたい場合には大
きな吸引手段が必要となり、装置コストや装置サイズ等
の点で不利である。また、ケーシングの中にガスが蔓延
する結果となり、テープTがガスで汚染される可能性も
ある。しかも、テープTはパンケーキ等の巻回状態で、
供給され、また、次工程に供給するのが通常である。そ
のため、新規なパンケーキ等を装填する際には、装填し
たパンケーキから巻取り芯までテープTを通す、いわゆ
るテープパスが必要であり、加工位置Wをケーシング等
で囲ってしまうと、テープパスがやりにくくなり、作業
性を大幅に低下する結果となる。
【0033】ここで、本発明者らの検討によれば、テー
プTのバック層の加工によって発生するガスは、加工位
置Wにおいて若干立ち昇るものの、ここで分散すること
はなく、テープTの進行が大きく変化しなければ、大部
分のガスがテープTの走行に引っ張られて、テープT上
を搬送方向に層流状態かつ層状で移動し、徐々に大気中
に分散する(以下、剥離という)。
【0034】従って、まだガスが層流状態である領域に
おいて、気流変更手段を設けてバック層表面の気流(テ
ープTの搬送によって、バック層表面に生じる雰囲気気
体の流れ)を変更し、好ましくは若干の乱気流状態とす
ることにより、ガスをバック層から良好に剥離して、そ
の位置で吸引除去することができる。
【0035】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであって、加工位置Wの下流に、内部が負圧にされた
チャンバに収容される気流変更手段を設け、気流変更手
段によってバック層表面の気流を変更して(好ましくは
乱して)ガスを剥離し、剥離したガスをチャンバおよび
吸引手段で吸引除去することにより、バック層の加工に
よって発生したガスを周辺に拡散することなく、高い効
率で吸引除去することができる。また、気流変更手段お
よびチャンバは、加工後にテープTのバック層に最初に
接触する部材よりも上流に配置するのが好ましく、ある
いはさらに、可能な限りテープTの搬送経路が変更する
位置の近傍(特に下流側)もしくは可能であれば搬送経
路変更位置を覆って配置すると、より良好な効果を得ら
れる。また、気流変更手段およびチャンバは、加工位置
Wのすぐ下流(特に、可能な限り近傍)に配置するのも
好ましく、特に、前記テープTの搬送経路変更位置が加
工位置Wから離れている場合や、搬送経路変更位置より
も上流にバック層に接触する部材が有る場合には、この
態様が好ましい。そのため、本発明の加工装置では、加
工位置Wを囲むケーシングを用いなくても、バック層の
加工で発生するガス等を、拡散せずに効率よく除去し
て、作業環境をこのガスで悪化させることがない。
【0036】図示例においては、剥離手段26を、気流
変更手段としてテープTのバック層の近傍に配置される
剥離ローラ34と、剥離ローラ34を収容するチャンバ
36と、チャンバ内を吸引して負圧にする吸引ダクト3
8とで構成する。図示例において、剥離ローラ34は、
テープTの幅方向に軸線(回転軸)を有し、かつ、テー
プTの幅に対して十分な長さを有する(テープTの全幅
を覆う)ローラである。この剥離ローラを回転すること
により、テープTのバック層表面の気流を変化させて、
ガスをバック層から剥離し、剥離したガスをチャンバ3
6から吸引ダクト38に吸引して、除去する。
【0037】剥離ローラ34とバック層との距離には特
に限定はなく、搬送されるテープTの搬送ブレ等に応じ
て、両者が接触しない範囲において、可能な限りバック
層の近傍に剥離ローラ34を配置するのが好ましい。ま
た、剥離ローラ34は、テープTの幅方向に一致させる
のに限定はされず、幅方向に対して、角度を持って配置
してもよい。剥離ローラ34の回転方向にも特に限定は
なく、テープTの搬送方向に対して順方向でも逆方向で
もよく、特に、逆方向が好ましい。また、剥離ローラ3
4の回転速度にも特に限定はなく、バック層に沿って移
動するガスを剥離可能な程度にバック層表面の気流を変
化させることが可能な速度とすればよい。なお、剥離ロ
ーラ34の回転が逆方向である場合には、テープTの搬
送速度の20%〜100%の周速が、同順方向である場
合には50%〜150%の周速が、それぞれ好ましい。
さらに、剥離ローラ34の径にも、特に限定はなく、設
置場所のスペース等に応じて適宜決定すればよい。
【0038】前述のように、剥離ローラ34によってテ
ープTから剥離されたガスは、剥離ローラ34を収容す
るチャンバ36から、吸引ダクト38に吸引され、処理
される。吸引ダクト26は、工場等に配置される公知の
もので、例えば、吸引(排気)のためのブロワと、ダク
トと、吸引したガスの処理手段等とから構成されるもの
である。なお、本発明者らの検討によれば、最大で−1
kPa(−100mmAq)程度チャンバ36内を負圧
にすれば、ガスを好適に吸引除去できると思われる。
【0039】なお、吸引ダクト26で吸引されたガスの
処理方法には特に限定はなく、ガスに含まれる成分に応
じた各種の方法が利用可能であるが、好ましい例とし
て、ダクトの途中に活性炭を用いたフィルタ部材を配置
し、ガスに含まれる各種の成分を活性炭で吸着除去する
方法が例示される。また、ガス成分を吸着した活性炭
は、高温(好ましくは、80℃以上)で加熱処理して、
ガス成分を分解するのが好ましい。
【0040】上記剥離装置26は、テープTのバック層
に近接して配置されるローラ(剥離ローラ34)を気流
変更手段として用い、この回転によってバック層からガ
スを剥離したが、本発明はこれに限定はされず、気流変
更手段としては、各種のものが利用可能である。例え
ば、図5に示されるように、剥離ローラ60をテープT
のバック層に接触させて、これにより気流を遮断してバ
ック層からガスを剥離してもよい。この例においては、
バック層の損傷防止等の点で、剥離ローラ60の回転方
向はテープTの搬送方向に対して順方向で、また、回転
速度(ローラの周速)も、テープTの搬送速度と一致さ
せるのが好ましい。
【0041】図6に示される例は、気流変更手段とし
て、剥離ローラ34の代わりに、ローラ(円筒状の基
材)の側面に、ローラの軸線方向に延在するフィン(羽
根)64を、円周方向に複数配列(図示例では、同間隔
で8枚)した羽根車62を用いた例である。この例にお
いても、羽根車62(特に、フィン64)はテープTの
幅に対して十分な長さを有するのが好ましく、また、回
転方向にも限定はない。さらに、回転速度は、フィン6
4のサイズ等に応じて、ガスの剥離に十分な気流の変更
を発生できる速度とすればよく、また、フィン64とバ
ック層との間隔は、テープTの搬送ブレ等に応じて、両
者が接触しない間隔で、かつ、フィン64によってガス
の剥離に十分な気流の変更が発生できる距離とすればよ
い。
【0042】図7は、気流変更手段として、テープTの
幅方向に延在するフィン66を、テープTの搬送方向に
複数配列した気流変更部材68を用いる例である。テー
プTの搬送によってバック層の表面に生じる気流は、こ
のフィン66によって進行を妨害され、その結果、気流
が変化してガスが剥離される。この例において、フィン
66の向きはテープTの幅方向と一致している必要はな
く、テープTの搬送方向に対して、角度を有していれば
よい。なお、フィン66は、テープTの幅に対して十分
な長さを有するのが好ましいのは、前述の各例と同様で
ある。さらに、フィン66とバック層との間隔は、テー
プTの搬送ブレ等に応じて、両者が接触しない間隔で、
可能な限り小さくするのが好ましい。
【0043】図8は、気流変更手段として、エアノズル
70から噴射されるエアナイフ72を利用するものであ
る。この態様によれば、加工によって付着した加工カス
(粉塵等)も、バック層から除去し、吸引処理すること
ができる。エアナイフ72の強さ(風量や速度)には特
に限定はなく、ガスや加工カスの剥離に十分な強度を適
宜設定すればよい。しかしながら、あまり強くすると、
ガスの分散や、加工カスの飛散が生じてしまう可能性が
あるので、チャンバ38内の負圧等に応じて、適正な強
度を設定する必要がある。
【0044】図9に、本発明の(磁気テープ)加工装置
の別の例を示す。図9において、(A)は部分概略斜視
図を、(B)は(A)のb−b線における線図的な部分
断面図を、(C)はこの加工装置をテープTの幅方向か
ら見た際におけるテープTの搬送経路を、それぞれ示
す。なお、(A)においては、構成を明瞭にするため
に、テープTは省略する。
【0045】図9に示される例は、遮光性でかつ側壁を
貫通する多数のアパーチャ82を有する円筒状のテープ
ガイド84用いるものである。図示例は、図1(B)に
示されるような加工線分bを形成するもので、テープガ
イド84の側面には、円周方向(後述する回転方向=テ
ープTの長手方向)に延在する短い線分状のアパーチャ
82が、円周方向および軸線方向に多数配列されてい
る。なお、本例においては、テープガイド84をガラス
等の透明な材料で形成し、マスキング等によってテープ
ガイド84を遮光性にし、かつアパーチャを形成しても
よい。
【0046】テープガイド84は底面をガイド支持体8
6によって、軸線(中心線)を中心に回転自在に支持さ
れ、後述するテープTの走行(あるいは、別途設けられ
る駆動源による回転)によって、テープTとスリップす
ることなく回転される。テープガイド84の内部には、
反射面を上に向けて45°の角度でミラー88が固定さ
れている。このミラー88は、テープガイド84と共に
回転しないように、公知の方法で固定される。
【0047】また、テープTのバック層を加工するレー
ザビームは、前述の各例と同様の光源(図示省略)から
射出され、シート状ビーム形成手段90によって、一方
向にのみ広げられ、シート状(面状)のレーザ光(以
下、シート光Sとする)とされる。なお、シート状ビー
ム形成手段90は、シリンドリカルレンズを組み合わせ
てレーザビームをシート光Sにする光学素子等、公知の
ものが各種利用可能である。このシート光Sは、テープ
ガイド84の軸軸と平行に進行して、テープガイド84
の内部に入射され、ミラー88によって90°光路を折
り曲げられて、テープガイド84の内側面に入射し、テ
ープガイド84の軸線方向に延在する線(レーザ光によ
る線)を画成する。
【0048】本例においては、テープTは、前記内側面
へのシート光Sの入射位置に対応する位置を含むよう
に、図9(C)に示されるように、バック層をテープガ
イド84の外側面の一部に当接して(巻き掛けられ
て)、テープガイド84を軸線を中心に回転するように
長手方向に搬送される。なお、図9(B)においては、
作用を明瞭にするために、テープガイド84とテープT
とは離して示す。前述のように、テープガイドの側壁に
は、多数のアパーチャ82が形成されており、また、テ
ープガイド84の内側面には、シート状ビーム形成手段
90によってシート光Sにされて、ミラー88によって
90°反射された、テープガイド84の軸線方向に線を
形成するシート光が入射している。従って、シート光S
のうち、テープガイド84のアパーチャ82に入射した
領域が多数のレーザビームとして分割された状態とな
り、このレーザビームがテープTのバック層に入射して
加工を行い、例えば、図1(B)に示されるような加工
線分bを形成する。
【0049】バック層を加工されたテープTは、テープ
ガイド84からガイドローラ92に搬送される。ここ
で、テープガイド84とガイドローラ92の間のバック
層側には、前述の加工装置10と同様の剥離手段26が
配置されており、テープTの搬送によって引っ張られ
て、バック層に沿って層流かつ層状態で移動してきたガ
スは、剥離ローラ34の回転によってバック層から剥離
され、吸引ダクト38に吸引されて負圧となっているチ
ャンバ36から、吸引ダクト38に吸引され、処理され
る。なお、この加工装置においても、前述の図5〜図8
に示される各種の態様が利用可能であるのは、言うまで
もない。
【0050】以上説明した、本発明によるテープTの加
工は、バック層を形成した後であれば、磁気テープ製造
工程のいつ行っても良く、例えば、スリッタによってテ
ープを製品幅に切断する前であっても、切断した後であ
ってもよい。
【0051】以上、本発明の磁気テープ加工装置につい
て詳細に説明したが、本発明は上述の例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良や変更を行ってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
磁気テープ加工装置によれば、搬送速度を高速化しても
キャプスタンローラ等でスリップすることがなく、従っ
て、高速で正確な搬送を行うことができ、しかも、カッ
ピングの少ない、優れた特性を有する磁気テープを、効
率良く得ることができる。しかも、本発明の加工装置に
よれば、テープのバック層の加工によって生じるガス等
も好適に処理して、作業環境を悪化することがない。こ
のような本発明の加工装置によって作製された磁気テー
プを用いることにより、ブレード機等の磁気テープの製
造装置において高速かつ正確なテープ搬送を行うことが
でき、その結果、適正な生産管理の下、損傷の無い磁気
テープを安定して高生産効率で製造でき、かつカートリ
ッジやパンケーキに巻き取った際の巻き姿も美しくで
き、かつ、カッピングに起因するテープの外観低下、ヘ
ッド当りの悪化、テープエッジの損傷等も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)および(B)は、それぞれ本発明の磁
気テープ加工装置で加工された磁気テープのバック層の
一例を示す概念図である。
【図2】 本発明の磁気テープ加工装置の一例の概念図
である。
【図3】 図2に示される磁気テープ加工装置に用いら
れる多眼レンズを説明するための概念図である。
【図4】 本発明の磁気テープ加工装置の別の例の光学
系の概念図である。
【図5】 本発明の磁気テープ加工装置に用いられる剥
離手段の別の例を示す概念図である。
【図6】 本発明の磁気テープ加工装置に用いられる剥
離手段の別の例を示す概念図である。
【図7】 本発明の磁気テープ加工装置に用いられる剥
離手段の別の例を示す概念図である。
【図8】 本発明の磁気テープ加工装置に用いられる剥
離手段の別の例を示す概念図である。
【図9】 本発明の磁気テープ加工装置の別の例の概念
図であって、(A)は概略斜視図を、(B)は概略断面
図を、(C)はテープの幅方向から見た概念図を、それ
ぞれ示す。
【符号の説明】
10 加工装置 12 光源 14 パルス変調器 16 ミラー 18 ビームエクスパンダ 20 (ビームプロファイル)成形器 22 多眼レンズ 24 搬送手段 26 剥離手段 28,32,92 ガイドローラ 30a,30b ブレード 34,60 剥離ローラ 36 チャンバ 38 吸引ダクト 50 ビームウエスト位置調整手段 52 ビームスプリッタ 54 収束レンズ 62 羽根車 64,66 フィン 68 気流変更部材 70 エアノズル 72 エアナイフ 82 アパーチャ 84 テープガイド 86 ガイド支持体 88 ミラー 90 シート状ビーム形成手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープのバック層を加工する1以上の
    レーザビームを所定の加工位置に入射する光学系と、磁
    気テープを前記加工位置に保持しつつ、バック層を前記
    レーザビーム入射側に向けた状態で長手方向に搬送する
    搬送手段と、磁気テープ搬送方向の前記加工位置よりも
    下流において、前記磁気テープのバック層表面の気流を
    変更する気流変更手段と、前記気流変更手段を収容する
    と共に、前記磁気テープのバック層側に開口部を有する
    チャンバと、前記チャンバ内部を吸引して負圧にする吸
    引手段とを有することを特徴とする磁気テープ加工装
    置。
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