JP2001083018A - 温度測定用センサ - Google Patents
温度測定用センサInfo
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Abstract
ができる温度センサと、その製造方法の提供。 【解決手段】 耐蝕性及び熱可塑性を有し弾性変形が可
能なPFAのような合成樹脂製のチューブを導管部13
とし、その先端部の内部に測温素子11を直接に挿入
し、該先端部を加熱して部分的に溶融させることによ
り、測温素子を直接に測温部12内に融着して固定す
る。更に、導管部13の一部を一般的な配管用の継手1
6によって着脱可能に把持する。測温素子が厚さの薄い
合成樹脂の外被に融着しているので熱の伝導が良く、周
辺の熱容量も小さいので高い温度応答性が得られ、自由
に曲がるので温度センサの着脱が容易になる。
Description
ハを製造する装置において薬液の温度を測定するために
用いられる温度センサのような、電気的な温度測定用セ
ンサに関する。
の構造を例示する。薬液の温度を電気的に測定するため
の温度測定用センサ(温度センサ)7は、シース管とも
呼ばれる保護管2の中に、熱電対や白金測温抵抗体のよ
うな測温素子1を挿入し、シース管2の内面との間の隙
間に酸化マグネシウムのような充填材6を充填すること
によって、測温素子1をシース管2内に固定し、更に、
シース管2の表面にフッ素樹脂のような耐蝕性材料5に
よってコーティング処理(又はライニング処理)を施す
ことにより耐蝕性を与えている。この場合のシース管2
は一般に金属管から製作される。なお、3はシース管2
の基端に取り付けられた配線用のターミナルであって、
測温素子1とターミナル3との間はリード線9によって
接続されている。
いては、シース管2と耐蝕性材料5のコーティング層と
の二つの層、及び熱伝導率が比較的小さい充填材6の層
を透過して流れた熱によって形成される充填材6の内部
の温度を測温素子1によって測定することになるため
に、高い温度応答性が得られないばかりでなく、センサ
本体である測温素子1の周囲に充填材6等が介在するこ
とから、測温部8の外径が測温素子1の外径に比べて格
段に大きくなって、全体に太くて曲がりにくいものにな
るという問題がある。
ンサを挿入して設置する場合には、薬液やそのガスが外
部へ漏れ出るのを防止するために、薬液槽の蓋や壁等の
穴に対して設けられる温度センサの取り付け部において
気密性を保持することが必要になるが、前述のような従
来の温度センサ7の構造では、測温部8の長さや取り付
け位置等についての制約が多くなるので、温度センサ7
を取り付けるのに困難が伴うという問題もある。
素子1として例えば白金測温抵抗体を使用する場合に
は、測温部8を、その外径の約30倍の長さにわたって
測定位置の測温対象物質、例えば薬液内に沈める必要が
あるため、測温素子1の外径が例えば3.2mmの場合に
は測温部8の長さを100mm以上とする必要がある。
置等においては、それに使用される高価な薬液の量を少
なくするために、長い温度センサ7をL字形等に折り曲
げることにより設置面積を小さくして取り付ける必要が
生じる。しかしながら、このように温度センサ7を折り
曲げて取り付ける場合には、薬液槽のような測温対象に
対して温度センサ7を保守、点検の必要から着脱可能に
取り付けるために、通常は配管用の継手としてよく用い
られている図2に示すような市販のアダプター4を使用
しても、折れ曲がった温度センサ7をアダプター4に対
して抜き挿しすることはできないため、温度センサ7の
保守、点検を行うことができなくなる。
取り付け部における気密性を保持しながらも着脱可能に
取り付けるためには、温度センサ7にOリング等を用い
た特殊な形状の取り付け部を設けることが必要になるの
で、それによって温度センサ7がコスト高となるばかり
でなく、取り付け位置にも大きな制約を受けることにな
り、これが装置の小型化、最適化を図る上での障害とな
る。
534号公報には、熱溶着可能で且つ熱収縮性のある合
成樹脂製のチューブ内に熱電対を複数対収容し、該チュ
ーブの先端を熱封着した線状温度センサが記載されてい
る。しかし、この例において熱封着されるのは合成樹脂
製のチューブの先端であって、測温素子である熱電対が
チューブの中に融着される訳ではないので、チューブの
内面と熱電対との間に大なり小なり隙間が生じることは
避けられない。従って、その隙間がチューブの内面と熱
電対との間で熱が移動するときに抵抗となるので、温度
センサの応答性を十分に高くすることができない。ま
た、この従来技術においては使用するのに好適な合成樹
脂の代表例としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン、商品名テフロン)を挙げているが、PTFEは耐蝕
性材料として優れてはいても熱可塑性のない樹脂である
から、このような目的にPTFEを使用することには加
工上の問題で疑問が残る。
おける前述のような問題に対処して、測温部の外径を、
センサ本体である測温素子の外径に近いサイズとなるよ
うに従来よりも大幅に小径化すると共に、測温部を容易
に変形させて目的の測定位置に配置することができるよ
うにフレキシブルなものとした温度測定用センサの構造
と、その温度測定用センサを製造するための好適な方法
を提供することを目的としている。
解決するための手段として、従来の温度センサにおいて
用いられているシース管(保護管)やそのコーティング
及び測温素子を固定するために使用する充填材等を廃止
する一方、PFA(パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)のような熱可塑性のあるフッ素樹脂によっ
て代表される、耐蝕性及び熱可塑性を有する合成樹脂材
料によって製造された可撓性のある細いチューブの末端
の内部に、測温素子を直接に融着して固定するという新
規な構造を有する温度測定用センサを提供すると共に、
そのような構造の温度測定用センサを製造するのに好適
な製造方法をも提供するものである。具体的には、本発
明は、特許請求の範囲に記載された温度測定用センサ
と、それを製造するための方法を提供する。
い耐蝕性と、加熱したときに溶融する性質、即ち「熱可
塑性」を有するPFAのようなフッ素樹脂によって代表
される耐蝕性のある合成樹脂材料から製造された細い管
状材(チューブ)を素材として、測温素子をその内部に
直接に挿入し、チューブを加熱して部分的に溶融させる
ことにより、チューブ内に測温素子を融着して固定する
ので、使用状態においては測温素子への熱の流れが殆ど
抵抗を受けないことと、熱容量の大きな介在物がないこ
とから温度応答性が高くなる。
性のあるチューブを使用するので、自由に変形させて取
り付けることが可能になるのと、チューブの一部をブラ
ケットや、一般的な配管用の継手等によって着脱可能に
把持することから、測温部の配置が容易であるばかりで
なく、配置後も容易に測温位置を変更することができ、
チューブを真っ直ぐに伸ばすことにより取り付け穴や配
管用の継手等に対して抜き差しすることもできるので、
温度センサの保守・点検も容易になる。更に、配管用の
継手によって温度センサの取付部の気密性も確保される
ので信頼性が向上する。
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)
が好適であるが、耐蝕性及び熱可塑性を有すると共に弾
性変形が可能な合成樹脂であれば、PFA以外のもので
あってもよい。測温部を構成するチューブの先端部は測
定位置へ挿入し易いように円錐形に成形されていること
が望ましい。
設けると、チューブを任意の形状に変形させて、その形
状を維持することができるのと、保守・点検等のために
温度センサを引き抜くときには、真っ直ぐに伸ばすこと
も容易になるので、例えば薬液槽内の薬液が高価である
ために、なるべく少ない量の薬液内に測温部を浸す必要
があるとき等には必要な長さの測温部を屈曲させて、小
さい面積の平板状に形成することができる。
のような合成樹脂製のチューブの一端を固定し、他端側
の部分をチューブの長手方向に引っ張りながら測温部と
なる部分を外部から加熱して部分的に溶融させることに
より、測温部となる部分にくびれによる円錐形状を形成
し、その内部へ測温素子を挿入し、更に加熱して測温素
子をチューブ内に融着させることによって製造すること
ができる。また、金型を使用して、その中に測温素子等
を位置決めし、軟化・溶融したPFAのような合成樹脂
を流し込むか、或いは押し込むことによって本発明の温
度センサを製造することもできる。
(温度センサ)の第1実施例を示す。第1実施例の温度
センサ10は、白金測温抵抗体或いは熱電対等の測温素
子11と、先端が閉じていると共に内部に測温素子11
を一体的に融着することによって固定している合成樹脂
製のチューブからなる測温部12と、融着して測温部1
2の外被部分となった合成樹脂製のチューブに一体的に
接続する同じ合成樹脂製のチューブからなる導管部13
と、導管部13の基端部に取り付けられ、測温素子11
から後方へ延びるリード線14に接続される配線用ター
ミナル15と、導管部13の一部に嵌着され、対象とな
る薬液槽の蓋等に形成された穴に温度センサ10を取り
付けるために使用されるアダプター16等から構成され
る。
部分と、それに一体として接続している導管部13は、
薬品等に対する耐蝕性及び熱可塑性を有すると共に、弾
性変形が可能な合成樹脂から製造された細いチューブを
材料として製作される。この目的に使用し得る合成樹脂
としては、耐蝕性に優れているフッ素樹脂の中でも、特
に熱可塑性のあるパーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体(PFA)が好適である。
PFAからなる細いチューブ材料そのままか、或いは僅
かに縮径しただけの導管部13に一体的に接続して、外
形が円錐形に形成された同じ材料からなる先端の測温部
12の内部に埋め込むように、特に「融着状態」で固定
されている点に特徴がある。以下温度センサ10の構造
を詳細に説明する。
を例示すると、測温素子11としては外径が0.4mm、
長さが8mmの白金測温抵抗体を使用しており、導管部1
3、即ち、チューブの外径は4mm、肉厚は1mmであっ
て、先端の測温部12は円錐形であるために、その外径
は先端に向かって漸減している。測温部12において測
温素子11はPFAからなる円錐形の外被の内部に埋没
して、それに融着することにより固定されている。その
結果、測温部12内の測温素子11は0.8mm前後の厚
さのPFAからなる耐蝕性に富む外被によって完全に覆
われている。
ブ)13の基端部には、配線を容易にするために、図2
に示した従来の温度センサ7に用いられているものと同
様な構造の配線用ターミナル15が取り付けられ、導管
部13の内部を通るリード線14によって測温素子11
と電気的に接続している。
同様に、導管部13の任意の位置に嵌着されるアダプタ
ー16は、市販の一般的な配管用継手であって、測温対
象となる薬液槽の蓋等に形成された螺子穴に螺着される
テーパー螺子を有する螺子ブロックと、導管部13を周
囲から締めつける楔部材と、それを軸方向に押圧するた
めに螺子ブロックに形成された別の螺子に螺合する袋ナ
ット等からなっているが、その構造は周知であるから詳
細な説明は省略する。
構造を有するから、測温素子11は外形が円錐形に成形
されたPFAからなる先端の測温部12の内部に全く隙
間なくそれと一体的に融合して固定されていることと、
測温素子11を覆うPFAの外被の厚さは0.8mm前後
に過ぎないことから、測温素子11と測温部との間の熱
の流れを妨げる熱的な抵抗及び熱容量は非常に小さな値
となる。従って、温度センサ10の温度応答性は従来の
温度センサに比べて格段に高くなる。
部へ挿入される温度センサ10の導管部13は可撓性の
あるPFAチューブからなり、その外径は、温度センサ
本体である測温素子11の外径よりも僅かに大きいだけ
の細いものであるから、導管部13は先端の測温部12
の設置位置に応じて自由に弾性変形をすることができ
る。従って、薬液槽の蓋等に形成された螺子穴にアダプ
ター16を螺着することによって、温度センサ10の先
端の測温部12を任意の測温位置に配置して確実に支持
することができる。なお、導管部13が非常に長くなる
場合は、測温部12に近い位置等において導管部13を
何らかのブラケットによって支持した方がよいことは言
うまでもない。
ンサ20の構造を示すものである。第1実施例の温度セ
ンサ10の構造と異なる点は、導管部13の中などに形
状保持部材として、例えば、薄くて幅の狭いステンレス
鋼板製のリボンを螺旋管状に巻き上げたスパイラルチュ
ーブ21を挿入し、その内部に絶縁被覆を有するリード
線14を通していることである。その他の構造部分は図
1に示す第1実施例の温度センサ10と同じである。
状保持部材としてのスパイラルチューブ21が導管部1
3内などに設けられているので、スパイラルチューブ2
1が設けられた部分では、それを任意の形状に容易に変
形させることできると共に、変形させた後は外力が加わ
らない限りその形状を保持する。
導管部13をアダプター16の穴に挿通した後に、導管
部13を任意の形状に変形させて、薬液槽30の蓋31
等に形成された穴32内へ挿入し、測温部12に近い部
分の導管部13を固定フック33のようなブラケットに
よって固定することによって、温度センサ20を簡単に
測定位置へ配置することができる。また、温度センサ2
0の保守・点検等の際には、変形させた導管部13を伸
ばしながら薬液槽の蓋の穴32やアダプター16から容
易に引く抜くこともできる。
導管部13を任意の形状に変形させることによってその
形状を保持させることができるから、例えば、高価な薬
液を収容している薬液槽に温度センサ20を取り付ける
場合には、測温部12や導管部13の少なくとも一部を
偏平なジグザク形状、L字形状、或いは渦巻き形状、コ
イル状等に曲げてから薬液槽30内へ挿入することによ
り、十分な長さの測温部12を量の少ない薬液槽内へ沈
めることが可能になる。
して融着・固定する前に、測温素子11の外面にフッ素
樹脂等を薄くコーティングしておくと、測温部12の外
被が万一破損したときでも薬液等が直ちに測温素子11
内へ侵入しないので、温度センサの故障を抑止すること
ができる。このように測温素子11に対して予め施す薄
いコーティングは、介在物というよりは測温素子11そ
のものの一部と考えてよいものであり、それが熱の流れ
の抵抗を著しく増大させるような恐れはない。
の工程を、図5に示した例によって説明する。例えば第
1実施例の温度センサ10のようなものを製造する場合
は、まず工程において、コイル状に巻かれた電気ヒー
タ40の中へ測温部12の外被と導管部13となるPF
Aの細いチューブ41を挿入し、チューブ41の一端
(右端)をクランプによって固定すると共に、他端側の
部分をチューブ41の長手方向に軽く引っ張りながら、
電気ヒータ40に通電してチューブ41の一部を加熱す
ることにより軟化・溶融させる。それによってチューブ
41は対向円錐形にくびれると共に、くびれて最も細く
なった部分において完全に閉塞される。
部へ測温素子11を挿入し、更に電気ヒータ40によっ
て外部から加熱する。それによって、工程のように、
測温部12となる部分では、チューブ41のPFA材料
が測温素子11の回りに溶着するので、内部に測温素子
11を融着・固定した円錐形の測温部12が形成され
る。その際に測温素子11の周りのチューブ41の部分
は若干縮径する。これを冷却・硬化させた後に、工程
のように、カッター42等によって不要な部分を切り離
す。また、この際に測温部12の外形を整形することも
できる。なお、測温素子11をチューブ41内へ挿入す
る時期は、対向円錐形のくびれ部分が閉じる時期の後で
あっても、或いは前であってもよい。
ば成形用の金型を使用し、溶融したPFA等の成形材料
を成形用金型の中へ流し込むか、或いは押し込むことに
よって成形することも可能である。このような金型によ
る成形は、第2実施例の温度センサ20のようなものを
製造する場合に適している。この場合は予め金型内の所
定の位置に測温素子11とスパイラルチューブ21を取
り付けてから、それらを鋳込むようにして型成形を行
う。
度センサ7の温度応答性をそれぞれ測定した結果を比較
して示した線図であって、太い曲線は本発明の温度セン
サの特性を、細い曲線は従来の温度センサの特性を示し
ている。即ち、98°Cの水の中に従来の温度センサ7
と本発明の温度センサ10を同時に浸漬して、これら2
つの温度センサからの信号を記録したものである。この
線図から、本発明の温度センサ10は従来の温度センサ
7に比べて約4倍もの高い温度応答性を有することが分
かる。
である。
ある。
である。
た状態を示す断面図である。
次に示す断面図である。
応答性を比較して示す線図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 耐蝕性及び熱可塑性を有すると共に弾性
変形が可能な合成樹脂製のチューブの先端部の内部に、
後方に向かってリード線が接続された測温素子を実質的
に介在物なしに直接に挿入し、前記チューブの先端部を
外部から加熱して部分的に溶融させることにより、前記
チューブ内に前記測温素子を直接に融着して固定すると
共に、前記チューブの先端部を閉じて前記測温素子を含
む測温部を構成し、更に、前記測温部以外の前記チュー
ブの一部を配管用の継手によって着脱可能に把持するこ
とにより、前記測温部を目的の測温位置に位置させるよ
うに構成したことを特徴とする温度測定用センサ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記チューブに使用
する合成樹脂としてパーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体(PFA)が用いられていることを特徴とす
る温度測定用センサ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、内部に前記
測温素子を融着して固定することにより測温部を構成す
る前記チューブの先端部が、その外径が前記チューブの
基端部寄りの部分の外径から漸次減少するように、概ね
円錐形に成形されていることを特徴とする温度測定用セ
ンサ。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記チューブの一部に、任意の形状に変形され得ると共
にその形状を保持することができる形状保持部材が設け
られていることを特徴とする温度測定用センサ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載され
た前記温度測定用センサを製造するために、耐蝕性及び
熱可塑性を有すると共に弾性変形が可能な合成樹脂製の
チューブの一端を固定し、他端側の部分を前記チューブ
の長手方向に引っ張りながら前記測温部となる部分を外
部から加熱して部分的に溶融させることにより、前記測
温部となる部分にくびれによる円錐形状が成形された後
に、その円錐形状の内部へ測温素子を挿入し、更に外部
から加熱して前記測温素子を前記チューブ内に融着させ
ると共に前記チューブの先端部を閉じ、冷却、硬化させ
た後に不要な部分を切り離すことを特徴とする温度測定
用センサの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載され
た前記温度測定用センサを製造するために、耐蝕性及び
熱可塑性を有すると共に弾性変形が可能な合成樹脂製の
チューブの一端を固定し、他端側の部分を前記チューブ
の長手方向に引っ張りながら前記測温部となる部分を外
部から加熱して部分的に溶融させることにより、前記測
温部となる部分にくびれによる円錐形状が成形されると
共にその部分が閉じた後に、その円錐形状の内部へ測温
素子を挿入し、更に外部から加熱して前記測温素子を前
記チューブ内に融着させ、冷却、硬化させた後に不要な
部分を切り離すことを特徴とする温度測定用センサの製
造方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載され
た前記温度測定用センサを製造するために、成形用の金
型内の所定の位置に少なくとも測温素子を位置決めし、
耐蝕性及び熱可塑性を有すると共に弾性変形が可能な合
成樹脂を溶融させた状態で前記金型内へ注入することを
特徴とする温度測定用センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25726499A JP3613089B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 温度測定用センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25726499A JP3613089B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 温度測定用センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001083018A true JP2001083018A (ja) | 2001-03-30 |
JP3613089B2 JP3613089B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=17303976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25726499A Expired - Lifetime JP3613089B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 温度測定用センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3613089B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349612A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Okazaki Mfg Co Ltd | 温度センサ及びその製造方法 |
JP2007187654A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-07-26 | Yamari Sangyo Kk | シース熱電対およびその製造方法 |
JP2010175257A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Rkc Instrument Inc | 温度測定用センサ |
CN114112078A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-01 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 玻璃熔体温度直接测量装置 |
CN116391115A (zh) * | 2021-10-05 | 2023-07-04 | 飞利浦家电控股有限公司 | 温度感测探头和系统 |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP25726499A patent/JP3613089B2/ja not_active Expired - Lifetime
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