JPS5828194Y2 - 温度センサ− - Google Patents
温度センサ−Info
- Publication number
- JPS5828194Y2 JPS5828194Y2 JP11739779U JP11739779U JPS5828194Y2 JP S5828194 Y2 JPS5828194 Y2 JP S5828194Y2 JP 11739779 U JP11739779 U JP 11739779U JP 11739779 U JP11739779 U JP 11739779U JP S5828194 Y2 JPS5828194 Y2 JP S5828194Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- cap
- tube
- temperature sensor
- metal tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はサーミスタ、熱電対等のように熱電変換特性
により温度を検出する温度センサーに関する。
により温度を検出する温度センサーに関する。
従来の温度センサーは第1,2図に示すように、熱伝導
の良い材料、例えば銅等の金属によりキャップ1を作り
、この中にサーミスタ等の感熱素子2を挿入すると共に
エポキシ樹脂、無機接着剤等の液状充填剤3を注入し硬
化したものである。
の良い材料、例えば銅等の金属によりキャップ1を作り
、この中にサーミスタ等の感熱素子2を挿入すると共に
エポキシ樹脂、無機接着剤等の液状充填剤3を注入し硬
化したものである。
さらに詳細に説明するに、キャップ1は先端のネジ部1
aと外周面が六角形状に形成された基部1bとを一体的
に形成したものであり、ネジ部1aと基部1bとに亘っ
て感熱素子2が挿入される収納部1cが穿たれている。
aと外周面が六角形状に形成された基部1bとを一体的
に形成したものであり、ネジ部1aと基部1bとに亘っ
て感熱素子2が挿入される収納部1cが穿たれている。
そしてこの収納部1C内に被覆リード線2aが接続され
た感熱素子2が収納されると共に液状充填剤3が注入さ
れ硬化されているものである。
た感熱素子2が収納されると共に液状充填剤3が注入さ
れ硬化されているものである。
ところでこの温度センサーはキャップ1のネジ部1aが
被検知体(図示せず)に螺合されて熱抵抗を小さくした
状態で温度検知を行うものであるが、しかし液状充填剤
3が硬化するまでに時間がかかるため、この時間内に感
熱素子2が先端部に固定されず浮き上った状態で硬化し
てしまうものがあると、製品としての熱応答性、耐絶縁
性等の電気的特性にバラツキが生じ品質の面で好ましく
なかった。
被検知体(図示せず)に螺合されて熱抵抗を小さくした
状態で温度検知を行うものであるが、しかし液状充填剤
3が硬化するまでに時間がかかるため、この時間内に感
熱素子2が先端部に固定されず浮き上った状態で硬化し
てしまうものがあると、製品としての熱応答性、耐絶縁
性等の電気的特性にバラツキが生じ品質の面で好ましく
なかった。
また充填剤3の注入量が多すぎると外側に流れてネジ部
1aに流れて不良の原因となり、さらに高温で長時間使
用すると充填剤の耐絶縁性が劣下して特性が悪くなり高
温検知用には不向きであった。
1aに流れて不良の原因となり、さらに高温で長時間使
用すると充填剤の耐絶縁性が劣下して特性が悪くなり高
温検知用には不向きであった。
この考案は斜上の点に鑑みて成されたもので、その目的
とするところ(九組立てが簡単で自動化が図れると共に
不良品の発生が無く、また高温領域での使用も可能であ
ると共に耐絶縁性にも優れた温度センサーを提供するに
ある。
とするところ(九組立てが簡単で自動化が図れると共に
不良品の発生が無く、また高温領域での使用も可能であ
ると共に耐絶縁性にも優れた温度センサーを提供するに
ある。
次にこの考案の実施例を第3図以降について説明する。
1は第1,2図における従来より使用されているキャッ
プと同じものであって、その説明は省略する。
プと同じものであって、その説明は省略する。
4は外径がキャップ1における基部1b部分の収納部1
c内に丁度嵌合される大きさに形成された金属管にして
、嵌合された後に基部1bの開口部とロウ付げにより固
定し、あるいは第3図に示すように金属パイプ4のキャ
ップ1の開口部付近に対応する部分に環状溝4aを形成
し、金属パイプ4をキャップ1に嵌合した後、該キャッ
プ1の開口部周縁をパンチによって潰し、上記環状溝4
aとカシメることにより固定する。
c内に丁度嵌合される大きさに形成された金属管にして
、嵌合された後に基部1bの開口部とロウ付げにより固
定し、あるいは第3図に示すように金属パイプ4のキャ
ップ1の開口部付近に対応する部分に環状溝4aを形成
し、金属パイプ4をキャップ1に嵌合した後、該キャッ
プ1の開口部周縁をパンチによって潰し、上記環状溝4
aとカシメることにより固定する。
なおキャップ1と金属管4とは実施例においては別部材
で形成したものを示したが、キャップ1と金属管4とを
同時に作ることもできる。
で形成したものを示したが、キャップ1と金属管4とを
同時に作ることもできる。
またキャップ1と金属管4に使用する材質としては、熱
伝導率とコスト等を考慮して、銅、アルミニウム、黄銅
、ステンレス等の金属およびこれ等の合金が考えられる
。
伝導率とコスト等を考慮して、銅、アルミニウム、黄銅
、ステンレス等の金属およびこれ等の合金が考えられる
。
例えばキャップ1を銅、アルミニウム、金属管4を黄銅
、ステンレスとした場合には、キャップ1と金属管4を
同一材質で製作した場合に比べ、熱応答性の優れた温度
センサーが得られる。
、ステンレスとした場合には、キャップ1と金属管4を
同一材質で製作した場合に比べ、熱応答性の優れた温度
センサーが得られる。
またコスト面を考えた場合には、キャップ1を黄銅で、
金属管4をステンレスとすれば良い。
金属管4をステンレスとすれば良い。
5は上記金属管4内に挿入されるガラス繊維編組チュー
ブ等の耐熱性チューブである。
ブ等の耐熱性チューブである。
2は上記した公知のサーミスタ等の感熱素子であり、そ
のリード線2aに上記耐熱性チューブ5と同材質による
耐熱性被覆チューブ6が被覆されている。
のリード線2aに上記耐熱性チューブ5と同材質による
耐熱性被覆チューブ6が被覆されている。
そしてこのサーミスタ2を耐熱性被覆チューブ6で被覆
されたリード線2aと共に耐熱性チューブ5内に挿入し
、感熱素子2をキャップ1の収納部1c内先端まで入れ
、次いで金属管4をカシメで耐熱性チューブ5と耐熱性
被覆チューブ6を同時に固定する。
されたリード線2aと共に耐熱性チューブ5内に挿入し
、感熱素子2をキャップ1の収納部1c内先端まで入れ
、次いで金属管4をカシメで耐熱性チューブ5と耐熱性
被覆チューブ6を同時に固定する。
これによりリード線2aは金属管4に2つのチューブ5
,6を介して固定される。
,6を介して固定される。
従ってサーミスタ2が抜は出るようなことがない。
なおリード線2aとしては、ニッケル、銅、鉄、タング
ステン、モリブデン、銅−ニッケル合金、銅−クロム合
金、ニッケルー鉄合金、ニッケルークロム合金、ニッケ
ルータングステン合金、ニッケルー鉄−コバルト合金、
ニッケルー鉄−クロム合金等の耐熱性金属あるいは耐熱
性合金が適している。
ステン、モリブデン、銅−ニッケル合金、銅−クロム合
金、ニッケルー鉄合金、ニッケルークロム合金、ニッケ
ルータングステン合金、ニッケルー鉄−コバルト合金、
ニッケルー鉄−クロム合金等の耐熱性金属あるいは耐熱
性合金が適している。
第4,5図は他の実施例を示し、キャップ1の形状が異
っている。
っている。
すなわちキャップ1は円筒状部1dと先端の鍔部1eと
が一体的に形成されたものであり、この円筒部1d内に
金属管4が上記した第1の実施例と同様にロウ付け、あ
るいはカシメによって固定されている。
が一体的に形成されたものであり、この円筒部1d内に
金属管4が上記した第1の実施例と同様にロウ付け、あ
るいはカシメによって固定されている。
以下の構造は第1の実施例と同一なので説明は省略する
。
。
この実施例の温度センサーは、被検知体に対し第1の実
施例の如くネジ止めができない場合に使用するものであ
って、熱応答性を損わずに温度検知を行うことができる
ものである。
施例の如くネジ止めができない場合に使用するものであ
って、熱応答性を損わずに温度検知を行うことができる
ものである。
すなわち感熱素子2を収納する円筒状部1dより径の大
きな鍔部1eを温度検知部とし、この鍔部1eを被検知
体表面に密接させると共に該鍔部1eにバネ材等による
止め具によって被検知体表面に圧接状態で固定する。
きな鍔部1eを温度検知部とし、この鍔部1eを被検知
体表面に密接させると共に該鍔部1eにバネ材等による
止め具によって被検知体表面に圧接状態で固定する。
□また被検知体表面と鍔部1eとの間に熱伝導性の良好
な柔軟性を有する物質を介在し、隙間を無くすことによ
り、さらに熱応答性を改良することができる。
な柔軟性を有する物質を介在し、隙間を無くすことによ
り、さらに熱応答性を改良することができる。
上記したように構成された温度センサーは、被検知体と
の接触が良好に行われキャップへの熱伝導が良いと共に
充填剤が使用されていないので、従来のものより高い温
度領域(300℃以上)で連続使用しても特性の劣化が
なく、また感熱素子のリード線の固定をキャップに固定
された金属管にカシメ固定されているので、感熱素子の
キャップからの抜けが無く、熱応答性等、電気的特注に
おける各製品間のバラツキが小さく品質の面で優れてい
る外、リード線と金属管の間た耐熱性チューブを介在し
ているため絶縁耐圧が略一定となり、製品間のバラツキ
がなく、かつ高温連続使用における材質の劣化がないた
め信頼度も高くなり、また構造簡単であるから量産化が
容易となって自動組立てによるコストの低減が図れる等
の効果を有するものである。
の接触が良好に行われキャップへの熱伝導が良いと共に
充填剤が使用されていないので、従来のものより高い温
度領域(300℃以上)で連続使用しても特性の劣化が
なく、また感熱素子のリード線の固定をキャップに固定
された金属管にカシメ固定されているので、感熱素子の
キャップからの抜けが無く、熱応答性等、電気的特注に
おける各製品間のバラツキが小さく品質の面で優れてい
る外、リード線と金属管の間た耐熱性チューブを介在し
ているため絶縁耐圧が略一定となり、製品間のバラツキ
がなく、かつ高温連続使用における材質の劣化がないた
め信頼度も高くなり、また構造簡単であるから量産化が
容易となって自動組立てによるコストの低減が図れる等
の効果を有するものである。
第1図は従来の温度センサーを示す斜視図、第2図は同
上の中央半断面図、第3図はこの考案に係る温度センサ
ーの中央半断面図、第4図は他の実施例の斜視図、第5
図は同上の中央半断面図である。 1・・・・・・キャップ、1a・・・・・・ネジ部、1
c・・・・・・収納部、1d・・・・・・円筒状部、1
e・・・・・・鍔部、2・・・・・・感熱素子、2a・
・・・・・リード線、4・・・・・・金属管、5・・・
・・・耐熱性チューブ、 6・・・・・・耐熱性被覆チューブ。
上の中央半断面図、第3図はこの考案に係る温度センサ
ーの中央半断面図、第4図は他の実施例の斜視図、第5
図は同上の中央半断面図である。 1・・・・・・キャップ、1a・・・・・・ネジ部、1
c・・・・・・収納部、1d・・・・・・円筒状部、1
e・・・・・・鍔部、2・・・・・・感熱素子、2a・
・・・・・リード線、4・・・・・・金属管、5・・・
・・・耐熱性チューブ、 6・・・・・・耐熱性被覆チューブ。
Claims (3)
- (1)被検知体に取付ゆられる金属製のキャップに、該
キャップの収納部と連結される金属管を延長して形成し
、該金属管を介して感熱素子をキャップの収納部に収納
すると共に該感熱素子の耐熱性被覆チューブで被覆され
たリード線を耐熱性チューブで被覆して上記金属管内に
挿入し、かつ上記金属管をカシメて上記リード線を耐熱
性チューブおよび耐熱性被覆、チチープを介して固定し
たことを特徴とする温度センサー。 - (2)、キャップの形状が先端にネジ部が形成さ卆、被
検知体にネジ止め固定されることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の温度センサー。 - (3)キャップの形状が円筒状部と先端の鍔部とより形
成されていて、該鍔部が被検知体に取付けられることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の温度セ
ンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11739779U JPS5828194Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 温度センサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11739779U JPS5828194Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 温度センサ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5635027U JPS5635027U (ja) | 1981-04-06 |
JPS5828194Y2 true JPS5828194Y2 (ja) | 1983-06-20 |
Family
ID=29349605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11739779U Expired JPS5828194Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 温度センサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828194Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058297A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 三菱マテリアル株式会社 | 温度センサ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6608088B1 (ja) * | 2018-08-10 | 2019-11-20 | 日本特殊陶業株式会社 | 温度センサ |
-
1979
- 1979-08-28 JP JP11739779U patent/JPS5828194Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058297A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 三菱マテリアル株式会社 | 温度センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5635027U (ja) | 1981-04-06 |
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