JP2001082540A - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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JP2001082540A
JP2001082540A JP25785399A JP25785399A JP2001082540A JP 2001082540 A JP2001082540 A JP 2001082540A JP 25785399 A JP25785399 A JP 25785399A JP 25785399 A JP25785399 A JP 25785399A JP 2001082540 A JP2001082540 A JP 2001082540A
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isolation device
sliding
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Akihito Fujii
彰人 藤井
Toshiyuki Kato
敏幸 加藤
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は免震機構の摩擦力を容易に調整でき
ることを課題とする。 【解決手段】 免震装置11は、架台12をX,Y方向
にガイドする第1、第2リニアベアリング機構14,1
6と、架台12を免震する第1、第2免震機構18,2
0が設けられている。第1、第2免震機構18,20
は、床面22に固定された滑り板36,37と、滑り板
36に滑動可能に摺接する滑り支持脚38と、滑り板3
7に滑動可能に摺接する転がり支持脚40と、滑り支持
脚38を原点に復帰させる復帰用バネ42と、転がり支
持脚40を原点に復帰させる復帰用バネ43とを有す
る。摩擦係数の異なる滑り支持脚38と転がり支持脚4
0とを組み合わせた免震機構18では、転がり支持脚4
0のコイルバネのバネ定数を調整することにより、滑り
支持脚38と転がり支持脚40との摩擦係数の差を利用
して被免震物の質量に合った総摩擦力に設定することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免震装置に係り、特
に架台を支持する支持脚の摩擦係数を調整可能に構成さ
れた免震装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、美術館や博物館では、例えば
美術品や仏像等の貴重な文化財を保護するため、免震装
置が設置されている。従って、美術品や仏像等は、免震
装置上に載置された状態で保管される。従来の免震装置
としては、例えば特開平6−33583号公報により開
示された装置がある。この公報に開示された免震装置
は、架台とベースとの間に水平方向に移動可能に滑り支
承する滑りタイプの免震機構と、架台とベースとの間に
水平方向に移動可能に転がり支承する転がりタイプの免
震機構とを有する。そして、滑りタイプの免震機構と、
転がりタイプの免震機構とは、夫々架台及びベースの対
角位置となるように一対ずつ配設されている。
【0003】さらに、架台とベースとの間には、架台を
原点位置に復帰させる復帰用バネが4方向に張設され
る。そして、上記免震装置を設置する際は、架台とベー
スとの間に滑りタイプの免震機構と転がりタイプの免震
機構とを個別に組み付けた後、架台を各方向に付勢する
復帰用バネが掛止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
免震装置では、滑りタイプの免震機構及び転がりタイプ
の免震機構の摩擦係数を調整する際、例えば免震機構の
ベースの材質を変更することにより摩擦係数を変更して
いた。そのため、免震装置の設置現場では、架台に載置
される被免震物の重量に応じて摩擦係数の調整作業を行
う場合、ベースの摩擦係数が最適となるように材質の異
なる複数種のベースを用意し、被免震物の重量に合った
ベースと交換する必要があった。
【0005】従って、従来は、摩擦係数の調整作業に手
間がかかり、免震装置を設置した後の摩擦係数の調整作
業に時間がかかると共に、被免震物の重量に合った摩擦
係数に調整することが難しいといった問題がある。そこ
で、本発明は上記課題を解決した免震装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、床面に設置されたベースと、前記ベース
に対向して設けられ、前記ベースとの相対変位に応じて
摺動する複数の支持脚を有する架台と、を備えてなる免
震装置において、前記複数の支持脚のうち一の支持脚を
他の支持脚より低摩擦部材で前記ベースを摺動可能と
し、前記低摩擦部材を前記ベースに押圧する付勢部材を
設け、該付勢部材の付勢力を調整する調整機構を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】従って、請求項1記載の発明によれば、複
数の支持脚のうち一の支持脚を他の支持脚より低摩擦部
材でベースを摺動可能とし、低摩擦部材をベースに押圧
する付勢部材を設け、付勢部材の付勢力を調整する調整
機構を設けたため、摩擦係数の異なる摩擦部材を組合せ
て低摩擦部材の押圧力を変化させて摩擦力の調整作業が
可能となり、設置現場でも被免震物に質量に応じて能率
良く摩擦力を調整することができる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の免震装置であって、前記低摩擦部材は、転がり
摩擦部材からなることを特徴とするものである。従っ
て、請求項2記載の発明によれば、低摩擦部材が転がり
摩擦部材からなるため、摩擦係数を他の部材よりも低く
設定することが可能になり、その分摩擦係数の差が大き
くなり、摩擦力の調整作業が容易に行うことができる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または2記載の免震装置であって、前記ベース側に設
けられた第1のリニアレールと、前記第1のリニアレー
ルと直交する前記架台側に設けられた第2のリニアレー
ルと、前記第1のリニアレールと所望の間隔をもった2
か所でレール方向に摺動可能に係合し、さらに、前記第
2のリニアレールと所望の間隔をもった2か所でレール
方向に摺動可能に係合する摺動部材とを設けたことを特
徴とするものである。
【0010】従って、請求項3記載の発明によれば、摺
動部材がベース側に設けられた第1のリニアレールと所
望の間隔をもった2か所でレール方向に摺動可能に係合
し、さらに、第1のリニアレールと直交する架台側に設
けられた第2のリニアレールと所望の間隔をもった2か
所でレール方向に摺動可能に係合するため、架台の旋回
動作に対するがたつきを小さくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる免震装置の一
実施例の全体構成を示す正面図である。また、図2は図
1に示す免震装置の平面図である。また、図3は図1に
示す免震装置の側面図である。
【0012】図1乃至図3に示されるように、免震装置
11は、X方向に延在する長方形状に形成された架台1
2を有し、長手方向の両端近傍には架台12をX,Y方
向にガイドする第1、第2リニアベアリング機構14,
16が設置されている。架台12は、例えば長尺の美術
品等からなる被免震物(図示せず)が上面に載置され
る。
【0013】また、架台12の長手方向上のリニアベア
リング機構14と16との間には、第1、第2免震機構
18,20が設けられている。そして、リニアベアリン
グ機構14,16及び免震機構18,20は、架台12
の長手方向の中心に対して対称となる位置に配置されて
いる。第1、第2リニアベアリング機構14,16は、
夫々同一構成であり、ここでは、第1リニアベアリング
機構14の構成について説明する。
【0014】図4はリニアベアリング機構14を拡大し
て示す正面図である。図4に示されるように、リニアベ
アリング機構14は、床面22に固定されたベース24
と、架台12の下面に設けられX方向に延在する第2の
リニアレールとしてのX方向リニアレール26と、ベー
ス24に載置固定されたY方向に延在する第1のリニア
レールとしてのY方向リニアレール28と、X方向リニ
アレール26とY方向リニアレール28との間で摺動可
能に介在する摺動体34とを有する。
【0015】摺動体34は、上面にY方向リニアレール
28に係合してY方向に摺動する第1係合部30が適当
な間隔を空けて2個設けられ、下面にX方向リニアレー
ル26に係合してX方向に摺動する第2係合部32が適
当な間隔を空けて2個設けられている。そのため、摺動
体34は、X,Y方向に摺動可能に係合しているため、
ベース24に入力される振動の加振方向に応じて架台1
2の免震動作がスムーズに行えるように動作する。
【0016】そして、上記のように構成されたリニアベ
アリング機構14,16は、長方形状に形成された架台
12の両端を異なる水平方向(時計方向、反時計方向)
に旋回させようとする力が作用しても摺動体34が床面
22に対しX方向にしか摺動できず、また、架台12は
摺動体34に対しY方向にしか摺動できないので、互い
に旋回動作を規制するように作用する。
【0017】また、本実施の形態においては、1本のX
方向リニアレール26と摺動する第2係合部32が適当
な間隔を持って2個設けられており、Y方向リニアレー
ル28と摺動する第1係合部が適当な間隔を持って2個
設けられているので、架台22の旋回動作に対するがた
つきを小さくすることが可能となっている。さらに、こ
の2個の第1、第2係合部30,32の間隔を大きくす
る程、旋回動作に対するがたつきをより小さくすること
が可能となる。
【0018】よって、上記のように構成された免震装置
11においては、架台12がX方向に延在する長方形状
に形成されているが、リニアベアリング機構14,16
によって水平方向(時計方向、反時計方向)に旋回する
ことが防止される。次に免震機構18,20の構成につ
いて説明する。尚、免震機構18と20は、同一構成で
あるので、以下免震機構18について説明し、免震機構
20の説明は省略する。
【0019】図5は免震機構18を拡大して示す平面図
である。また、図6は免震機構18を拡大して示す正面
図である。図5及び図6に示されるように、免震機構1
8は、架台12の下面に対向するように床面22に固定
された滑り板36,37と、滑り板36に滑動可能に摺
接する滑り支持脚38と、滑り板37に滑動可能に摺接
する転がり支持脚40と、滑り支持脚38を初期位置に
復帰させる2本の復帰用バネ42と、転がり支持脚40
を初期位置に復帰させる2本の復帰用バネ43とを有す
る。
【0020】滑り支持脚38は、架台12の下面に取り
付けられた取付部44に固定されており、復帰用バネ4
2は一端が取付部44に固定された掛止ピン46に掛止
され、他端が滑り板36に固定された掛止ピン48に掛
止される。転がり支持脚40は、架台12の下面に取り
付けられた取付部50に固定されており、復帰用バネ4
3は一端が取付部50に固定された掛止ピン52に掛止
され、他端が滑り板37に固定された掛止ピン54に掛
止される。
【0021】本実施例では、免震機構18に5本の転が
り支持脚38と3本の滑り支持脚40とが設けられてい
る。そして、転がり支持脚38と滑り支持脚40との間
では、2本の復帰用バネ42と2本の復帰用バネ43と
が菱形を形成するように張設されている。また、滑り板
36,37は、夫々ステンレス板等の低摩擦板からな
る。滑り板36は、滑り支持脚38の下端に設けられた
円板状の低摩擦部材56が面接触で滑動可能に摺接する
ため、比較的薄いステンレス板により形成されている。
また、滑り板37は、転がり支持脚40の下端に設けら
れたボール58が点接触で転動可能に摺接するため、滑
り板36よりも厚いステンレス板により形成されてい
る。
【0022】図7は滑り支持脚38の取付構造を示す側
面図である。図7に示されるように、3本の滑り支持脚
38は、Y方向に1列に配置されている。また、滑り支
持脚38は、夫々取付部44の底板44aに軸60を貫
通させており、軸60に螺合されたナット62,64の
締め付けにより取付部44に固定される。
【0023】また、滑り支持脚38は、ナット62,6
4の締め付け位置により滑り支持脚38の下端に取り付
けられた低摩擦部材56が滑り板36に摺接するように
取付部44の底板44aからの突出長さが調整されてい
る。図8は転がり支持脚40の取付構造を示す側面図で
ある。図8に示されるように、5本の転がり支持脚40
は、Y方向に1列に配置されている。また、転がり支持
脚40は、下部がボール軸受け構造となっており、ボー
ル58が低摩擦で回転可能に組み込まれている。
【0024】図9は転がり支持脚40の構成を拡大して
示す縦断面図である。図9に示されるように、転がり支
持脚40は、取付部50の底板50aの下面にボルト6
6により固定されたブラケット68と、底板50aの上
方からブラケット68の円筒部68aに挿通された軸部
材72と、軸部材72のねじ孔72aに螺入されるおね
じ74を有する軸受部76と、軸受部76の下端部に転
動可能に支持されたボール58と、軸受部76の段部7
6aに当接するワッシャ78とブラケット68の鍔部6
8bとの間に介装されたコイルバネ(付勢部材)80
と、ワッシャ78とコイルバネ80との間に介在するバ
ネ力調整機構としてのスペーサ82とからなる。
【0025】コイルバネ80は、スペーサ82及びワッ
シャ78を介して軸受部76を下方に押圧しており、こ
の押圧力を調整することによって滑り板37に対する摩
擦力を調整することができる。スペーサ82は、ワッシ
ャ78と同様に軸部材72が挿通される孔を有する円板
状に形成されており、重ねた枚数によりコイルバネ80
の圧縮代を調整することができる。
【0026】このように、スペーサ82の枚数を変更す
ることにより軸受部76を下方に押圧するコイルバネ8
0のバネ力を任意の大きさに調整することができ、これ
により、被免震物の質量の大きさに応じて転がり支持脚
40の滑り板37に対する摩擦を調整することができ
る。ここで、上記のように摩擦係数の異なる滑り支持脚
38と転がり支持脚40とを組み合わせた免震機構18
では、コイルバネ80のバネ定数を調整することによ
り、滑り支持脚38と転がり支持脚40との摩擦係数の
差を利用して免震機構18の総摩擦力を変更する場合に
ついて説明する。
【0027】例えば、滑り支持脚38に設けられた低摩
擦部材56の滑り摩擦係数μaは、μa=0.1である
のに対し、転がり支持脚40のボール58の転がり摩擦
係数μbは、μb=0.02である。そして、コイルバ
ネ80のバネ力Fbは、転がり支持脚40のボール58
の押圧力として作用すると共に、その反作用で低摩擦部
材56に作用する荷重を減少させる力として作用する。
【0028】すなわち、免震機構18の総摩擦力Fは、
次式ように表せる。 F=(M−Fb)×μa+Fb×μb … (1) 尚、Mは、被免震物と架台12を合計した質量である。
よって、免震機構18の総摩擦力Fは、質量Mからバネ
力Fbを引いた値に滑り摩擦係数μaを掛けたものと、
バネ力Fbに転がり摩擦係数μbを掛けたものとを合計
したものである。従って、スペーサ82の枚数を減らし
てコイルバネ80のバネ力Fbを減少させると、滑り支
持脚38の摩擦力が増大すると共に転がり支持脚40と
の摩擦力が減少する。
【0029】しかしながら、滑り摩擦係数μaと転がり
摩擦係数μbとの比がおよそ20:1であるので、転が
り支持脚40の摩擦力が減少するよりも滑り支持脚38
の摩擦力が増大する割合の方が大きい。また、これとは
逆にスペーサ82の枚数を増やしてコイルバネ80のバ
ネ力Fbを増大させると、滑り支持脚38の摩擦力の減
少割合が大きい。
【0030】このように、免震機構18では、従来のよ
うに滑り板36,37の材質を変更するよりもコイルバ
ネ80のバネ力Fbを変更するだけ容易に免震機構18
の総摩擦力Fを調整することができる。そのため、免震
機構18では、総摩擦力Fを比較的短時間で調整するこ
とができるので、例えば免震装置11の設置現場でも被
免震物の質量の大きさに応じた総摩擦力Fが得られるよ
うに調整することができる。
【0031】また、上記構成とされた免震機構18にお
いては、5本の転がり支持脚40のうちコイルバネ80
のバネ力Fbを変更する本数を任意に選択することによ
ってコイルバネ80のバネ力Fbの合計値を微調整する
ことも可能である。尚、上記実施の形態では、長方形の
架台12を免震する構成を一例として説明したが、これ
に限らず、架台12の形状は上記実施例以外の形状でも
良いのは勿論である。
【0032】また、上記実施の形態では、摩擦係数の異
なる滑り支持脚38と転がり支持脚40とを組み合わせ
た構成を一例として説明したが、これに限らず、他の滑
動部材を組み合わせることもできるのは勿論である。ま
た、上記実施の形態では、3本の滑り支持脚38と5本
の転がり支持脚40を設けた構成を一例として説明した
が、これに限らず、滑り支持脚38及び転がり支持脚4
0の設置数は、被免震物の荷重の大きさに応じて任意の
数だけ設けることができる。
【0033】また、上記実施の形態では、スペーサ82
の枚数によりコイルバネ80のバネ力を調整する機構を
用いて説明したが、これに限らず、他の調整機構(例え
ば、スペーサ82の代わりにナットを用いたネジ式の調
整機構等)を用いても良いのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、請求項1
記載の発明によれば、複数の支持脚のうち一の支持脚を
他の支持脚より低摩擦部材でベースを摺動可能とし、低
摩擦部材をベースに押圧する付勢部材を設け、付勢部材
の付勢力を調整する調整機構を設けたため、摩擦係数の
異なる摩擦部材を組合せて低摩擦部材の押圧力を変化さ
せて摩擦力の調整作業が可能となり、設置現場でも被免
震物に質量に応じて能率良く摩擦力を調整することがで
きる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、低摩
擦部材が転がり摩擦部材からなるため、摩擦係数を他の
部材よりも低く設定することが可能になり、その分摩擦
係数の差が大きくなり、摩擦力の調整作業が容易に行う
ことができる。また、請求項3記載の発明によれば、摺
動部材がベース側に設けられた第1のリニアレールと所
望の間隔をもった2か所でレール方向に摺動可能に係合
し、さらに、第1のリニアレールと直交する架台側に設
けられた第2のリニアレールと所望の間隔をもった2か
所でレール方向に摺動可能に係合するため、架台の旋回
動作に対するがたつきを小さくすることができる。さら
に、この2個の係合部の間隔を大きくする程、旋回動作
に対するがたつきをより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる免震装置の一実施例の全体構成を
示す正面図である。
【図2】図1に示す免震装置の平面図である。
【図3】図1に示す免震装置の側面図である。
【図4】リニアベアリング機構14を拡大して示す正面
図である。
【図5】免震機構18を拡大して示す平面図である。
【図6】免震機構18を拡大して示す正面図である。
【図7】滑り支持脚38の取付構造を示す側面図であ
る。
【図8】転がり支持脚40の取付構造を示す側面図であ
る。
【図9】転がり支持脚40の構成を拡大して示す縦断面
図である。
【符号の説明】
11 免震装置 12 架台 14 第1リニアベアリング機構 16 第2リニアベアリング機構 18 第1免震機構 20 第2免震機構 22 床面 26 X方向リニアレール 28 Y方向リニアレール 34 摺動体 36,37 滑り板 38 滑り支持脚 40 転がり支持脚 42,43 復帰用バネ 44,50 取付部 56 低摩擦部材 58 ボール 60 軸 62,64 ナット 68 ブラケット 72 軸部材 76 軸受部 78 ワッシャ 80 コイルバネ 82 スペーサ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 敏幸 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA02 BC02 BG04 CB30 DA01 EA13 3J066 AA01 AA26 CA06 CA10 CB10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に設置されたベースと、 前記ベースに対向して設けられ、前記ベースとの相対変
    位に応じて摺動する複数の支持脚を有する架台と、 を備えてなる免震装置において、 前記複数の支持脚のうち一の支持脚を他の支持脚より低
    摩擦部材で前記ベースを摺動可能とし、 前記低摩擦部材を前記ベースに押圧する付勢部材を設
    け、 該付勢部材の付勢力を調整する調整機構を設けたことを
    特徴とする免震装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の免震装置であって、 前記低摩擦部材は、転がり摩擦部材からなることを特徴
    とする免震装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または2記載の免震装置で
    あって、 前記ベース側に設けられた第1のリニアレールと、 前記第1のリニアレールと直交する前記架台側に設けら
    れた第2のリニアレールと、 前記第1のリニアレールと所望の間隔をもった2か所で
    レール方向に摺動可能に係合し、さらに、前記第2のリ
    ニアレールと所望の間隔をもった2か所でレール方向に
    摺動可能に係合する摺動部材とを設けたことを特徴とす
    る免震装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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