JP2001081134A - ゲル形成能を有するポリ(メタクリル酸メチル)系重合体組成物 - Google Patents

ゲル形成能を有するポリ(メタクリル酸メチル)系重合体組成物

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JP2001081134A
JP2001081134A JP26000499A JP26000499A JP2001081134A JP 2001081134 A JP2001081134 A JP 2001081134A JP 26000499 A JP26000499 A JP 26000499A JP 26000499 A JP26000499 A JP 26000499A JP 2001081134 A JP2001081134 A JP 2001081134A
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Koji Nishida
耕二 西田
Takayuki Makino
隆之 槙野
Koji Nodono
光史 野殿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質な構造とゲル形成能を有する新規なポリ
(メタクリル酸メチル)系重合体組成物を提供する。 【解決手段】 3連子表示(%rr)で65以上のシン
ジオタクティシティーを有するシンジオタクティックポ
リ(メタクリル酸メチル)連鎖単位を含む重合体と、少
なくとも1つの重合性官能基を分子内に有するメタクリ
ル酸メチル以外の単量体とを含むゲル形成能を有する重
合体組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲル形成能を有す
る新規なポリ(メタクリル酸メチル)系重合体組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】高分子ゲルは、吸水性、吸油性、柔軟性
などの機能性を持ち、土木、建築、医用、薬用、農芸、
食品などの様々な分野で利用されている。高分子ゲル
は、大きく分けて機械的性質を利用した材料ゲルと、吸
油性能や粘度制御能を利用した機能ゲルとに分けること
ができる。後者の機能ゲルでは、疎水性相互作用、水素
結合相互作用、静電相互作用などを考慮した高分子設計
がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリ(メタ)アクリル
酸エステル系ゲルに関しては、架橋構造を有する化学ゲ
ルと、重合体と溶媒間の相互作用を利用した物理ゲルと
が知られている。
【0004】化学ゲルは主として粘度、熱的及び力学的物性
の制御を目的に架橋されている。架橋構造を有する化学
ゲルの場合、特に低粘度域または低ポリマー濃度域にお
いて、系中に不均質構造を生じる。そのため重合性単量
体と混合して、塗料やシラップとして取り扱う際に、作
業性が悪かったり、得られた製品の性能が均一でない等
の問題があった。
【0005】また、無機充填剤を含有する人工大理石や塗料
等の樹脂組成物の成分として化学ゲルを用いた場合、無
機充填剤が沈降する、あるいは適当な粘性が得られず作
業性に劣る等の問題があった。
【0006】特開平10−182918号公報にはアイソタ
クティックメタクリル酸メチル重合体とシンジオタクテ
ィックメタクリル酸メチル重合体とから形成されるステ
レオコンプレックスのゾルゲル転移を利用したアクリル
系複合材料の製造方法が開示されているが、この場合、
2種類の高立体規則性ポリ(メタクリル酸メチル)を用
いることが必要であった。
【0007】一方、シンジオタクティックポリ(メタクリル
酸メチル)系の重合体と溶媒間の相互作用を利用した物
理ゲルに関する報告が、例えば、Polymer Co
mmunications,Vol.24,119(1
983)、Polymer,Vol.28,97(19
87)、Macromolecules,Vol.3
1,703(1998)にある。これらの報告の中で用
いられている溶媒はベンゼン、トルエン、キシレン、ア
セトン、ハロゲン化アセトンなど重合性官能基を有しな
い有機化合物のみであった。
【0008】また、Journal of Polymer
Science;Polymer Chemistr
y Edition,Vol.23,813(198
5)には、シンジオタクティックポリ(メタクリル酸メ
チル)をメタクリル酸メチル単量体にて膨潤させた組成
物が開示されているが、メタクリル酸メチル単量体以外
の単量体は開示されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討し
た結果、シンジオタクティックポリ(メタクリル酸メチ
ル)連鎖単位を含む重合体と、少なくとも1つの重合性
官能基を分子内に有するメタクリル酸メチル以外の単量
体とを含む重合体組成物が、2種類の高立体規則性ポリ
(メタクリル酸メチル)を必要とせず、均質な構造とゲ
ル形成能を有する新規なポリ(メタクリル酸メチル)系
重合体組成物となることを見いだし、本発明に到達し
た。
【0010】本発明の要旨は、3連子表示(%rr)で65
以上のシンジオタクティシティーを有するシンジオタク
ティックポリ(メタクリル酸メチル)連鎖単位を含む重
合体と、少なくとも1つの重合性官能基を分子内に有す
るメタクリル酸メチル以外の単量体とを含むゲル形成能
を有する重合体組成物にある。
【0011】また本発明の要旨は、重合性官能基を分子内に
有しない有機化合物をさらに含む前記の重合体組成物に
ある。
【0012】単量体及び有機化合物の少なくとも一方の溶解
性パラメーターが12〜30MPa1/2で、且つ25℃
におけるモル体積が60〜250cm3/molである
重合体組成物が好ましい。
【0013】JIS K 7121に従って測定した融解温
度が0℃以上である重合体組成物が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の重合体組成物を構成する
重合体は、3連子表示(%rr)で65以上のシンジオ
タクティシティーを有するシンジオタクティックポリ
(メタクリル酸メチル)連鎖単位を含む。シンジオタク
ティシティーは3連子表示(%rr)で75以上である
ことが好ましく、85以上であることがより好ましい。
その連鎖単位部の重量平均分子量は特に限定されない
が、1000以上であることが好ましい。連鎖単位部を
含む重合体の組成はメタクリル酸メチル単位単独でもよ
く、メタクリル酸メチル単位の他に、アクリル酸エステ
ル等の共重合可能な単量体単位を含んでいてもよい。重
合体中のメタクリル酸メチル単位の含有量は、20質量
%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、1
00質量%、即ち重合体がシンジオタクティックポリ
(メタクリル酸メチル)であることが最も好ましい。
【0015】重合体中のシンジオタクティックポリ(メタク
リル酸メチル)連鎖単位部は、公知の方法、例えば特公
平6−89054号公報、特開平3−263412公報
に開示されているようなアニオン重合法、配位アニオン
重合法あるいは低温ラジカル重合法によって製造するこ
とができる。アニオン重合法および配位アニオン重合法
の場合、通常−100〜100℃の間で重合されるが、
重合温度は50℃以下が好ましく、0℃以下がより好ま
しい。
【0016】本発明の重合体組成物中の重合体含有量は0.
001〜80質量%が好ましく、0.01〜60質量%
がより好ましい。又、本発明の重合体組成物中のシンジ
オタクティックポリ(メタクリル酸メチル)連鎖単位部
の含有量は、0.001〜70質量%が好ましく、0.
01〜50質量%がより好ましい。
【0017】本発明の重合体組成物を構成する少なくとも1
つの重合性官能基を分子内に有するメタクリル酸メチル
以外の単量体とは、メタクリル酸メチル以外の単量体で
あれば特に限定されない。それらのなかでも溶解性パラ
メーターが12〜30MPa1/2で、且つ25℃におけ
るモル体積が60〜250cm3/molである単量体
が好ましい。例えば、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸t−ブ
チルシクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
トリフルオロエチル、メタクリル酸テトラフルオロエチ
ル、メタクリル酸ペンタフルオロエチル等のメタクリル
酸メチル以外のメタクリル酸エステル類、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘ
キシル、アクリル酸t−ブチルシクロヘキシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル等のアクリル酸エステル類、スチレン、α−メチル
スチレン等のスチレン類、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレ
イミド、無水マレイン酸等が挙げられる。さらに、ジシ
クロペンタジエン、ノルボルネン等脂環式オレフィン誘
導体、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート
などの環状カーボネート類、カプロラクトン、バレロラ
クトンなどの環状ラクトン類;(ポリ)アルキレングリ
コールジ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリ
ル酸アリル、ジビニルベンゼン等分子内に重合可能な官
能基を2個以上有する単量体等も挙げられる。
【0018】これらは2種類以上を併用することもできる。
【0019】重合体組成物の粘度制御の点から、溶解性パラ
メーターが15〜25MPa1/ 2で、且つ25℃におけ
るモル体積が80〜150cm3/molである単量体
がより好ましく、さらに重合性を考慮すると、アクリル
酸エステル類、メタクリル酸メチル以外のメタクリル酸
エステル類、スチレン類などのビニル基を有する単量体
が更に好ましい。アクリル酸ブチル、スチレン、α−メ
チルスチレンが最も好ましい。
【0020】本発明中の重合体組成物中の単量体含有量は2
0〜99.999質量%が好ましく、40〜99.99
質量%がより好ましい。
【0021】また、本発明の重合体組成物は、さらに重合性
官能基を分子内に有さない有機化合物を含むことができ
る。有機化合物のなかでも、溶解性パラメーターが12
〜30MPa1/2で、且つ25℃におけるモル体積が6
0〜250cm3/molである有機化合物が好まし
い。有機化合物としては、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素化合物、アセトン、ジエチルケト
ン、クロロアセトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チルなどのカルボニル化合物等が挙げられる。これらは
2種類以上を併用することもできる。溶解性パラメータ
ーが15〜25MPa1/2で、且つ25℃におけるモル
体積が80〜150cm3/molである有機化合物が
より好ましく、さらにゲル形成能を考慮すると、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素化合
物が最も好ましい。
【0022】重合体組成物中の有機化合物の量は特に限定さ
れないが、0〜50質量%が好ましい。
【0023】本発明の重合体組成物は、少なくとも1つの重
合性官能基を有するメタクリル酸メチル以外の単量体又
は、これと重合性官能基を有しない有機化合物との混合
物に、シンジオタクティックポリ(メタクリル酸メチ
ル)連鎖単位を含む重合体を溶解または膨潤させて調製
したものであることが好ましい。この重合体組成物は、
予め重合しておいたシンジオタクティックポリ(メタク
リル酸メチル)連鎖単位を含む重合体を、メタクリル酸
メチル以外の単量体又は、前記の混合物に加熱溶解させ
ることによって調製できる。また、アニオン重合あるい
は配位アニオン重合によってメタクリル酸メチルを含む
有機化合物溶液中で重合したシンジオタクティックポリ
(メタクリル酸メチル)連鎖単位を含有する重合体溶液
をそのまま本発明の重合体組成物として用いることもで
きる。
【0024】重合体組成物には、重合開始剤や連鎖移動剤を
添加してもよいし、その他の添加物や安定剤を添加して
もよい。
【0025】本発明の重合体組成物は、温度に対して応答性
を示し、粘度及び状態(溶液−物理ゲル)の変化、いわ
ゆるゾルゲル転移が起こる。その現象は、示差熱分析
(DSC)、レオメーター、NMR、粘度計などによっ
て検出することができる。例えばDSCを用いた場合、
物理ゲルを形成した際にはゲル融解温度を測定すること
ができる。ゲルの融解温度は特に限定されないが、JI
S K 7121に従って測定した融解温度が0℃以上
であることが好ましく、10℃以上であることがより好
ましい。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施
例中の各種評価は下記の条件で実施した。 (1)重量平均分子量(Mw)・分子量分布 ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(ウォー
ターズ社製)、溶媒はクロロホルムを用いて35℃で測
定し、GPC法によりポリメタクリル酸メチル換算で求
めた。 (2)タクティシティー プロトン核磁気共鳴スペクトル測定装置(日本電子
(株)製EX−270)、溶媒は重クロロホルムを用い
50℃で測定した。タクティシティーは3連子表示(%
rr)で示した。 (3)ゲルの融解温度 示差熱分析装置((株)島津製作所製)、JIS K
7121に従って測定し、昇温測定でのゲル融解ピーク
より求めた。
【0027】[実施例1]重量平均分子量98,000、分
子量分布1.08、3連子表示(%rr)で90のシン
ジオタクティシティーを有するシンジオタクティックポ
リ(メタクリル酸メチル)10gをアクリル酸n−ブチ
ル(以下「n−BA」という)90gに溶解し、重合体
組成物を得た。n−BAの溶解性パラメーターは18.
0MPa1/2、25℃におけるモル体積は143.4c
3/molであった。DSC測定によってゲルの融解
温度(以下、「Tmelt」という)を測定し、結果を
表1に示した。
【0028】[実施例2]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)を5g、n−BAを95gとしたこと
以外は実施例1と同様にして重合体組成物を得、測定結
果を表1に示した。
【0029】[実施例3]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)を20g、n−BAを80gとしたこ
と以外は実施例1と同様にして重合体組成物を得、測定
結果を表1に示した。
【0030】[実施例4]n−BA90gをスチレン90g
としたこと以外は実施例1と同様にし、重合体組成物を
得た。スチレンの溶解性パラメーターは19.0MPa
1/2、25℃におけるモル体積は115.6cm3/mo
lであった。測定結果を表1に示した。
【0031】[実施例5]n−BA90gをα−メチルスチ
レン(以下「α−MSt」という)90gとしたこと以
外は実施例1と同様にし、重合体組成物を得た。α−M
Stの溶解性パラメーターは17.4MPa1/2、25
℃におけるモル体積は130.0cm3/molであっ
た。測定結果を表1に示した。
【0032】[実施例6]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)として、重量平均分子量15,00
0、分子量分布1.08、3連子表示(%rr)で90
のシンジオタクティシティーを有するシンジオタクティ
ックポリ(メタクリル酸メチル)を用いたこと以外は実
施例1と同様にし、重合体組成物を得、測定結果を表1
に示した。
【0033】[実施例7]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)として、重量平均分子量398,00
0、分子量分布1.08、3連子表示(%rr)で90
のシンジオタクティシティーを有するシンジオタクティ
ックポリ(メタクリル酸メチル)を用いたこと以外は実
施例1と同様にし、重合体組成物を得、測定結果を表1
に示した。
【0034】[実施例8]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)10gの代わりに、シンジオタクティ
ックポリ(メタクリル酸メチル)−ポリブタジエン−シ
ンジオタクティックポリ(メタクリル酸メチル)の3元
ブロック共重合体10gを使用したこと以外は実施例1
と同様にし、重合体組成物を得た。3元ブロック共重合
体の両端のシンジオタクティックポリ(メタクリル酸メ
チル)の連鎖部は、重量平均分子量が34,000、分
子量分布が1.24、3連子表示(%rr)が90であ
った。ポリブタジエン部は重量平均分子量が8,00
0、分子量分布が1.05であった。測定結果を表1に
示した。
【0035】[実施例9]n−BA90gを、n−BA54
gとトルエン36gとしたこと以外は実施例1と同様に
し、重合体組成物を得た。トルエンの溶解性パラメータ
ーは18.2MPa1/2、25℃におけるモル体積は1
06.8cm3/molであった。測定結果を表1に示
した。
【0036】[比較例1]シンジオタクティックポリ(メタ
クリル酸メチル)として、重量平均分子量98,00
0、分子量分布1.5、3連子表示(%rr)で49の
シンジオタクティシティーを有するポリ(メタクリル酸
メチル)を用いたこと以外は実施例1と同様にし、重合
体と単量体との混合物を得、測定結果を表1に示した。
この混合物にはゲル形成能がなく、Tmeltは測定で
きなかった。
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の重合体組成物は、ゲル形成能を
有する新規な重合体組成物である。この重合体組成物は
2種類の高立体規則性ポリ(メタクリル酸メチル)を必
要としないため、安価である。また架橋構造を有しない
ために均質な構造であり、粘度制御能にも優れるため、
無機充填剤を含む重合性組成物や塗料として好適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BG051 EA046 EA057 EB127 EB137 EE037 EH037 EH076 ET006 GH01 4J100 AL03P CA01 CA12 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3連子表示(%rr)で65以上のシン
    ジオタクティシティーを有するシンジオタクティックポ
    リ(メタクリル酸メチル)連鎖単位を含む重合体と、少
    なくとも1つの重合性官能基を分子内に有するメタクリ
    ル酸メチル以外の単量体とを含むゲル形成能を有する重
    合体組成物。
  2. 【請求項2】 重合性官能基を分子内に有しない有機化
    合物をさらに含む請求項1に記載の重合体組成物。
  3. 【請求項3】 単量体の溶解性パラメーターが12〜3
    0MPa1/2で、且つ25℃におけるモル体積が60〜
    250cm3/molであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の重合体組成物。
  4. 【請求項4】 有機化合物の溶解性パラメーターが12
    〜30MPa1/2で、且つ25℃におけるモル体積が6
    0〜250cm3/molであることを特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載の重合体組成物。
  5. 【請求項5】 単量体が、アクリル酸ブチル、スチレン
    またはα−メチルスチレンであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の重合体組成物。
  6. 【請求項6】JIS K 7121に従って測定した融
    解温度が0℃以上であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の重合体組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056864A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Japan Science & Technology Agency フラーレン高分子複合体とその製造方法
WO2023238886A1 (ja) * 2022-06-07 2023-12-14 株式会社カネカ メタクリル樹脂及びその製造方法、樹脂組成物、ドープ、並びに樹脂フィルム

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