JP2001079846A - 中空構造物における中空室遮断具 - Google Patents

中空構造物における中空室遮断具

Info

Publication number
JP2001079846A
JP2001079846A JP26413599A JP26413599A JP2001079846A JP 2001079846 A JP2001079846 A JP 2001079846A JP 26413599 A JP26413599 A JP 26413599A JP 26413599 A JP26413599 A JP 26413599A JP 2001079846 A JP2001079846 A JP 2001079846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
pair
holder
chamber
foamable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26413599A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hayashi
修 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neo Ex Lab Inc
Original Assignee
Neo Ex Lab Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neo Ex Lab Inc filed Critical Neo Ex Lab Inc
Priority to JP26413599A priority Critical patent/JP2001079846A/ja
Publication of JP2001079846A publication Critical patent/JP2001079846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡性基材に対応する射出成形用の成形型を
製作する必要性を解消して中空室遮断具を安価に提供す
る。 【解決手段】 ホルダ体20と、発泡性基材11とを備
えた中空構造物における中空室遮断具であって、発泡性
基材11は所要量の粒状発泡性材料12によって構成さ
れる。ホルダ体20は、中空室6の長手方向に直交する
一対のホルダプレート25、40を有し、結合手段3
5、41によって所定の間隔を保って一体状に結合され
る。一対のホルダプレート25、40のうち、少なくと
も一方のホルダプレート25には、収納室21を構成す
る収納凹部26が形成される。一対のホルダプレート2
5、40の周縁部の間には、粒状発泡性材料12の粒径
寸法よりも小さい間隔寸法をもって収納室21を開口す
る略環状の隙間Sが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける中空室遮断具に関し、主として複数枚のパネルによ
って中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディの中空
パネル(例えば、ピラー、ロッカーパネル、ルーフサイ
ドパネル等)のような中空構造物の制振、防音等を高め
るために、その中空室を遮断する中空構造物における中
空室遮断具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の中空構造物における中空室遮断
具には、例えば、特開平10−91170号公報に開示
されている。これにおいては、図12に示すように、中
空構造物の中空室に取り付けられるホルダ体120と、
そのホルダ体120に保持されかつ外部加熱によって発
泡して発泡体となることで中空室を遮断する発泡性基材
111とを備えて中空室遮断具110が構成されてい
る。また、ホルダ体120は、中空室の長手方向にそれ
ぞれ直交する一対のホルダプレート125、140を有
し、一方のホルダプレート125の一側面には、そのホ
ルダプレート125の周縁部近傍に沿って略環状をなす
環状保持壁145が突設されている。また、一対のホル
ダプレート125、140の一側周縁部はヒンジ部12
1によって開閉可能に連結され、これら一対のホルダプ
レート125、140の他側には、閉止爪153と閉止
孔161とが係合可能に設けられている。一方、環状保
持壁145の外周に沿って環状でかつ板状をなす発泡性
基材111は、射出成形用の成形型内に発泡剤混入の発
泡性材料が射出されて所要とする形状に形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
中空室遮断具110において、発泡性基材111を所要
とする形状に形成するために、射出成形用の成形型を製
作しなければならない。また、中空構造物としての車両
ボディの中空パネルには、例えば、ピラー、ロッカーパ
ネル、ルーフサイドパネル等があり、これら中空パネル
の断面形状大きさも多種多様である。このため、多種多
様の中空パネルの断面形状に対応する発泡性基材111
を製作するためには、その数に相当する分だけ射出成形
用の成形金型を製作しなければならず、その成形金型の
製作費が膨大となる問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、発
泡性基材に対応する射出成形用の成形型を製作する必要
性を解消することができ中空室遮断具を安価に提供する
ことができる中空構造物における中空室遮断具を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る中空構造物における中空室遮断具
は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とする。した
がって、一対のホルダプレートのうち、一方のホルダプ
レートの収納凹部に所要量の粒状発泡性材料が載置され
た後、一対のホルダプレートが結合手段によって所定の
間隔を保って一体状に結合される。これによって、収納
凹部が閉じられ収納室が構成されるとともに、その収納
室には所要量の粒状発泡性材料が収納されて保持され
る。そして、収納室内の所要量の粒状発泡性材料より構
成される発泡性基材と、ホルダとを備えた中空室遮断具
が構成される。前記したように、一対のホルダプレート
の間の収納室に保持された所要量の粒状発泡性材料によ
って発泡性基材が容易に構成されるため、中空構造物の
断面形状や大きさが多種多様に異なる場合においても、
それに対応して形成されたホルダ体の一対のホルダプレ
ートの間の収納室に所要量の粒状発泡性材料が収納され
て保持されることによって発泡性基材を容易に構成する
ことができる。また、一対のホルダプレートの収納室内
に収納された所要量の粒状発泡性材料が外部加熱によっ
て所定の発泡倍率において発泡し、一体の発泡体となる
際、一対のホルダプレートの収納室に発泡体が充満する
とともに、これら一対のホルダプレートの周縁部の間の
隙間から発泡体が突出しかつ中空構造物の中空室の内周
壁面に向かって発泡する。そして、所要量の粒状発泡性
材料が所定の発泡倍率において発泡し、一体の発泡体と
なると、その発泡体の周縁部が中空構造物の中空室の内
周壁面に接着し、中空室が遮断される。
【0006】また、第2の発明に係る中空構造物におけ
る中空室遮断具は、請求項2に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、一方にホルダプレートの結合用
クリップに対し他方のホルダプレートの結合孔が差し込
まれてこれら結合用クリップと結合孔とが相互に係合す
ることで、一対のホルダプレートが容易にかつ確実に結
合される。
【0007】第3の発明に係る中空構造物における中空
室遮断具は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、一対のホルダプレートの間の周縁部近
傍に沿って略環状に設けられた収納室の粒状発泡性材料
が発泡して一体の発泡体となることで中空構造物の中空
室が効率よく遮断される。このため、一対のホルダプレ
ートの間の略全域にわたって収納室が設けられるものと
比べ、粒状発泡性材料の使用量を少なくすることがで
き、この分だけコスト低減を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図7にしたがって説明する。図6と図
7において、中空構造物としての車両ボディの中空パネ
ル1は、インナパネル2とアウタパネル4とが、これら
相互のフランジ3、5においてスポット溶接されること
で、中空の箱形閉じ断面に形成されている。前記インナ
パネル2の所定位置には、ホルダ体20を回り止めして
取り付けるための長円形、楕円形、四角形等の非円形の
取付孔7が貫設されている。
【0009】中空パネル1の中空室6を遮断する中空室
遮断具10は、発泡性基材11とホルダ体20とを備え
ている。前記発泡性基材11は、所要量の粒状発泡性材
料12より構成されている。これら粒状発泡性材料12
は、110℃〜190℃前後の温度で発泡、硬化し、独
立気泡の発泡体15となって金属面や塗装面に密着状態
で接着する発泡剤混合の合成樹脂、ゴム等の発泡性材料
によって所要とする粒径にそれぞれ形成されている。こ
の実施の形態1において、図3の(A)及び(B)に示
すように、押出成形機50の成形ダイ51の押出口から
発泡性材料よりなる押出品が連続して押し出され、その
成形ダイ51の押出口の近傍に配設された切断装置60
の回転カッタ61によって所要とする粒径寸法(例え
ば、直径7mmから20mm前後)に寸断されることで
粒状発泡性材料12が容易に量産される。
【0010】前記ホルダ体20は、耐熱性合成樹脂の射
出成形等によってそれぞれ個別に成形された一対のホル
ダプレート25、40を備えている。図1と図2に示す
ように、一対のホルダプレート25、40は、後述する
結合用クリップ35と結合孔41との係合による結合手
段によって一体状に結合され、これら一対のホルダプレ
ート25、40の間には発泡性基材11をなす所要量の
粒状発泡性材料12を収納して保持するための収納室2
1が形成されている。すなわち、前記一対のホルダプレ
ート25、40の対向面には、所要量の粒状発泡性材料
12を収納して保持するための収納室21を分割構成す
る収納凹部26、42がそれぞれ形成されている。さら
に、一対のホルダプレート25、40は、その各収納凹
部26の周縁部から所要長さをもって略環状に張り出す
周縁張出部27、43がそれぞれ形成されて略皿形状を
なしている。さらに、一対のホルダプレート25、40
は、中空室6の横断面形状よりも適宜に小さくかつ中空
パネル1の中空室6の長手方向に直交する方向に設けら
れる。そして、一対のホルダプレート25、40の外周
縁と、中空室6の内周面との間には、所定の隙間(中空
パネル1が塗料槽に浸漬されたときに、その塗料槽の塗
料が通過可能な程度の隙間)が設けられるようになって
いる。
【0011】また、一方のホルダプレート25の収納凹
部26の底部には、他方のホルダプレート40の収納凹
部26の底部に貫設された所要数(図1では左右2つ)
の結合孔41に差し込まれて弾性的に係合する所要数の
結合用クリップ35が一体に形成されている。これら結
合用クリップ35は、収納凹部26の底部の突設された
座部36と、その座部36から一体に突設されかつ他方
のホルダプレート40の結合孔41に差し込まれる脚部
37と、その脚部37の先端から延出され、かつ結合孔
41に弾性的に係合する一対の弾性係止片38とを備え
ている。そして、一対のホルダプレート25、40は、
結合用クリップ35と結合孔41との係合力によって一
体状に結合されるようになっている。また、結合用クリ
ップ35と結合孔41との係合力によって一対のホルダ
プレート25、40が結合された状態において、一対の
ホルダプレート25、40の各収納凹部26、42の底
部の間隔が結合用クリップ35の座部36において保た
れるとともに、一対のホルダプレート25、40の周縁
張出部27、43の間には、粒状発泡性材料12の粒径
寸法よりも小さい間隔をもって前記収納室21を略環状
に開口させる隙間Sが設けられている。
【0012】また、一対のホルダプレート25、40の
うち、一方のホルダプレート25の周縁部の所定位置に
は、取付用クリップ31が一体に形成されている。この
取付用クリップ31は、ホルダプレート25の周縁部の
所定位置に張り出し状に形成され座部32と、その座部
32から一体に突設されかつインナパネル2の取付孔7
に差し込まれる脚部33と、その脚部33の先端から延
出され、かつ取付孔7に弾性的に係合する一対の弾性係
止片34とを備えている。
【0013】この実施の形態1に係る中空室遮断具10
は前記したように構成される。したがって、図1に示す
ように、一対のホルダプレート25、40が分離された
状態において、一方のホルダプレート25の収納凹部2
6に所要量の粒状発泡性材料12が載置される。ここ
で、図2に示すように、一方にホルダプレート25の結
合用クリップ35に対し他方のホルダプレート40の結
合孔41が差し込まれる。すると、これら結合用クリッ
プ35と結合孔41とが弾性的に係合し、その係合力に
よって一対のホルダプレート25、40が一体状に結合
される。これによって、一対のホルダプレート25、4
0の収納凹部26、42が相互に閉じられ、これら収納
凹部26、42によって構成された収納室21に所要量
の粒状発泡性材料12が収納されて保持される。そし
て、収納室21に保持された所要量の粒状発泡性材料1
2より構成される発泡性基材11と、その発泡性基材1
1を装着したホルダ体20とを備えた中空室遮断具10
が構成される。
【0014】前記したように、一対のホルダプレート2
5、40の間の収納室21に保持された所要量の粒状発
泡性材料12によって発泡性基材11が容易に構成され
る。したがって、中空パネル1の断面形状や大きさが多
種多様に異なる場合においても、それに対応して形成さ
れたホルダ体20の一対のホルダプレート25、40の
間の収納室21に所要量の粒状発泡性材料12が収納さ
れて保持されることによって発泡性基材11を容易に構
成することができる。このため、従来と異なり、多種多
様の中空パネルの断面形状に対応する発泡性基材11を
製作するためには、その数に相当する分だけ射出成形用
の成形金型を製作する必要性を解消することができ、中
空室遮断具10を安価に提供することができる。
【0015】図4と図5に示すように、前記したように
構成された中空室遮断具10は、そのホルダ体20の取
付用クリップ31においてインナパネル2の取付孔7に
取り付けられ、中空パネル1の中空室6内に配設され
る。すなわち、中空パネル1を構成するインナパネル2
とアウタパネル4とが、その相互のフランジ3、5にお
いてスポット溶接される前に、インナパネル2の取付孔
7に中空室遮断具10のホルダ体20が、その取付用ク
リップ31によって回り止めされて取り付けられる。そ
の後、インナパネル2とアウタパネル4とが、その相互
のフランジ3、5においてスポット溶接され、中空の箱
形閉じ断面をなす中空パネル1が構成される。
【0016】ここで、外部からの加熱、例えば、中空パ
ネル1を有する車両ボディの焼き付け塗装の際の外部加
熱によって、図6と図7に示すように、発泡性基材11
を構成している所要量の粒状発泡性材料12が相互に接
着しながら所定の発泡倍率において発泡し、一体の発泡
体15となる。前記したように、所要量の粒状発泡性材
料12が相互に接着しながら発泡し、一体の発泡体15
となる際、一対のホルダプレート25、40の収納室2
1に発泡体15が充満するとともに、これら一対のホル
ダプレート25、40の周縁張出部27、43の間の隙
間Sから発泡体15が突出しかつ中空パネル1の中空室
6の内周壁面に向かって発泡する。そして、所要量の粒
状発泡性材料12が所定の発泡倍率において発泡し一体
の発泡体15となると、その発泡体15の周縁部が中空
パネル1の中空室6の内周壁面に接着し、中空室6が塞
ぎ不良なく確実に遮断される。この結果、中空パネル1
の制振、防音等が効率良く高められる。
【0017】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図8と図9にしたがって説明する。この実施の
形態2においては、ホルダ体20の一対のホルダプレー
ト25、40の間には発泡性基材11を構成する所要量
の粒状発泡性材料12を収納して保持するための収納室
21が略環状に形成されている。すなわち、この実施の
形態1において、一対のホルダプレート25、40の対
向面には、所要量の粒状発泡性材料12を収納して保持
するための環状の収納室21を分割構成するために環状
の収納凹部26、42がそれぞれ形成されている。その
他の構成は実施の形態1と略同様にして構成されるた
め、同一構成部分に同一符号を付記してその説明は省略
する。
【0018】したがって、この実施の形態2に係る中空
室遮断具10においても、一対のホルダプレート25、
40が分離された状態において、一方にホルダプレート
25の環状の収納凹部26に所要量の粒状発泡性材料1
2が載置される。ここで、一方にホルダプレート25の
結合用クリップ35に対し他方のホルダプレート40の
結合孔41が差し込まれる。すると、これら結合用クリ
ップ35と結合孔41とが弾性的に係合し、その係合力
によって一対のホルダプレート25、40が一体状に結
合される。これによって、一対のホルダプレート25、
40の環状の収納凹部26、42が相互に閉じられ、こ
れら収納凹部26、42によって構成された環状の収納
室21に所要量の粒状発泡性材料12が収納されて保持
される。そして、環状の収納室21に保持された所要量
の粒状発泡性材料12より構成される発泡性基材11
と、その発泡性基材11を装着したホルダ体20とを備
えた中空室遮断具10が構成される。
【0019】前記したように、この実施の形態2におい
ても、中空パネル1の断面形状や大きさが多種多様に異
なる場合においても、それに対応して形成されたホルダ
体20の一対のホルダプレート25、40の間の環状の
収納室21に所要量の粒状発泡性材料12が収納されて
保持されることによって発泡性基材11を容易に構成す
ることができる。このため、従来と異なり、多種多様の
中空パネルの断面形状に対応する発泡性基材11を製作
するためには、その数に相当する分だけ射出成形用の成
形金型を製作する必要性を解消することができ、中空室
遮断具10を安価に提供することができる。
【0020】また、この実施の形態2においては、一対
のホルダプレート25、40の環状の収納凹部26、4
2によって構成された環状の収納室21には、実施の形
態1と比べて少ない量の粒状発泡性材料12が収納され
て保持される。そして、少ない量の粒状発泡性材料12
が発泡し一体の発泡体となると、その発泡体の周縁部が
中空パネルの中空室の内周壁面に接着し、中空室が塞ぎ
不良なく確実に遮断される。このように、この実施の形
態2においては、実施の形態1と比べ、粒状発泡性材料
12の使用量を少なくすることができ、この分だけコス
ト低減を図ることができる。
【0021】なお、前記実施の形態1及び2において
は、ホルダ体20は、それぞれ個別に成形された一対の
ホルダプレート25、40が結合用クリップ35と結合
孔41との係合による結合手段によって一体状に結合さ
れて構成される場合を例示したが、これに限定するもの
ではない。例えば、図10に示すように、実施の形態1
のホルダ体20の一対のホルダプレート25、40の一
側縁が所要数のヒンジ部によって一体にかつ開閉可能に
形成されてもよい。さらに、図11に示すように、実施
の形態2のホルダ体20の一対のホルダプレート25、
40の一側縁が所要数のヒンジ部によって一体にかつ開
閉可能に形成されてもよい。
【0022】また、前記実施の形態1及び2において
は、ホルダ体20の一対のホルダプレート25、40の
相互に、収納室21を分割構成する収納凹部26、42
がそれぞれ形成される場合を例示したが、これに限るも
のではなく、例えば、一方のホルダプレート25に対し
てのみ収納凹部26を形成し、他方のホルダプレート4
0は平坦な板状に形成されてもよい。但しこの場合、収
納室21の容積が確保されるように収納凹部26の深さ
が適宜に深く形成される。また、前記実施の形態1及び
2においては、中空構造物が車両ボディのピラー、ロッ
カパネル、ルーフパネル等の中空パネル1である場合を
例示したが、これに限るものではない。例えば、中空構
造物が車両ボディ以外、例えば、建築物、船舶等の建造
物を構成する中空構造物であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
多種多様の中空パネル等の中空構造物の断面形状に対応
する発泡性基材を製作するために、その数に相当する分
だけ射出成形用の成形金型を製作する必要性を解消する
ことができ、中空室遮断具を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る中空構造物にお
ける中空室遮断具におけるホルダ体の一対のホルダプレ
ートが分離した状態を示す斜視図である。
【図2】同じく一対のホルダプレートが結合された状態
を示す断面図である。
【図3】同じく押出成形機のダイから押出された押出し
品が所要長さに寸断されて発泡性基材を構成する粒状発
泡性材料が形成される状態を示す説明図である。
【図4】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が取
り付けられた状態を示す縦断面である。
【図5】同じく中空パネルの中空室に中空室遮断具が取
り付けられた状態を示す横断面図である。
【図6】同じく発泡性基材が発泡して発泡体となり中空
室が遮断された状態を示す縦断面である。
【図7】同じく発泡性基材が発泡して発泡体となり中空
室が遮断された状態を示す横断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係る中空構造物にお
ける中空室遮断具におけるホルダ体の一対のホルダプレ
ートが分離した状態を示す斜視図である。
【図9】同じく一対のホルダプレートが結合された状態
を示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態1の一対のホルダプレ
ートがヒンジ部によって一体にかつ開閉可能に構成され
た実施態様を示す斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態2の一対のホルダプレ
ートがヒンジ部によって一体にかつ開閉可能に構成され
た実施態様を示す斜視図である。
【図12】従来の中空室遮断具におけるホルダ体の一対
のホルダプレートが開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中空パネル(中空構造物) 2 インナパネル 4 アウタパネル 6 中空室 10 中空室遮断具 11 発泡性基材 12 粒状発泡性材料 20 ホルダ体 21 収納室 22 隙間 25、40 ホルダプレート 31 取付用クリップ 35 結合用クリップ(結合手段) 41 結合孔(結合手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造物の中空室に取り付けられるホ
    ルダ体と、そのホルダ体に保持されかつ外部加熱によっ
    て発泡して発泡体となることで前記中空室を遮断する発
    泡性基材とを備えた中空構造物における中空室遮断具で
    あって、 前記発泡性基材は所要量の粒状発泡性材料によって構成
    される一方、 前記ホルダ体は、前記中空室の長手方向に直交する一対
    のホルダプレートを有し、これら一対のホルダプレート
    は、結合手段によって所定の間隔を保って一体状に結合
    されるとともに、前記一対のホルダプレートの間に前記
    所要量の粒状発泡性材料を収納して保持するための収納
    室を構成するために、前記一対のホルダプレートのう
    ち、少なくとも一方のホルダプレートには収納凹部が形
    成され、 前記一対のホルダプレートの周縁部の間には、前記粒状
    発泡性材料の粒径寸法よりも小さい間隔寸法をもって前
    記収納室を開口する略環状の隙間が設けられている中空
    構造物における中空室遮断具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具であって、結合手段は、一対のホルダプレー
    トにそれぞれ形成されて相互に係合する結合用クリップ
    と結合孔によって構成されている中空構造物における中
    空室遮断具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具であって、発泡性材料を収納して保持するた
    めの収納室は、一対のホルダプレートの間の周縁部近傍
    に沿って略環状に設けられている中空構造物における中
    空室遮断具。
JP26413599A 1999-09-17 1999-09-17 中空構造物における中空室遮断具 Pending JP2001079846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26413599A JP2001079846A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 中空構造物における中空室遮断具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26413599A JP2001079846A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 中空構造物における中空室遮断具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001079846A true JP2001079846A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17398954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26413599A Pending JP2001079846A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 中空構造物における中空室遮断具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001079846A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037608A1 (en) * 2003-10-18 2005-04-28 Sika Technology Ag Acoustic baffle
EP3063053B1 (en) 2013-10-31 2020-02-12 Sika Technology AG Baffle or reinforcement element for sealing and/or reinforcing a cavity and method for producing such a baffle or reinforcement element

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037608A1 (en) * 2003-10-18 2005-04-28 Sika Technology Ag Acoustic baffle
EP3063053B1 (en) 2013-10-31 2020-02-12 Sika Technology AG Baffle or reinforcement element for sealing and/or reinforcing a cavity and method for producing such a baffle or reinforcement element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7077461B2 (en) Sound insulating device designed to be mounted in a tubular part, in particular a motor vehicle body part
JPH08276448A (ja) 中空構造物における発泡性材料の支持構造
HUE028907T2 (en) Expandable charger insert and methods for producing a stretchable filler insert
KR20020070267A (ko) 열팽창형 포옴 물질을 갖는 관형 구조 보강 부재
JP2000249121A (ja) 機能位置を固定するための手段を有する保持プレート
JP2006001404A (ja) 中空構造物の遮断具
JPH1071628A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP4034549B2 (ja) 中空構造物の発泡充填具
JP2001079846A (ja) 中空構造物における中空室遮断具
JP2001030252A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP2746856B2 (ja) 中空構造物における発泡性材料の支持構造
EP1562788B1 (en) Universal physical barrier
JP2004252169A (ja) 中空構造物の中空室遮断具
JP3389116B2 (ja) 中空構造物における遮断・補強具
JP3373424B2 (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP4152803B2 (ja) 中空構造物の遮断具
JP2001018225A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP4476427B2 (ja) 自動車パネル部品及びその製造方法
JP4165928B2 (ja) 車両用内装部品のクリップ取付座
JPH10644A (ja) 中空構造物における発泡性基材の支持構造
JPH10323911A (ja) 中空構造物における補強用発泡性基材構造
JP2001062930A (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JP2000158471A (ja) 中空構造物における遮断・補強方法
JP2000194378A (ja) 中空構造物における中空室遮断具
JPH0624478U (ja) 釣り用クーラーの断熱構造