JP2001079263A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ゲーム実行手段と画像処理手段と記憶手段とワークメモリと操作部とを備えたゲーム装置であって、
前記記憶手段にはゲームプログラムと背景データを含むゲーム装置においてゲームの実行に必要なプログラムとデータが格納されており、
前記ゲームプログラムの実行により任意の方向に移動進路の選択が可能なフィールドが仮想三次元空間に設定されるように構成されており、
前記画像処理手段は、遊技者の操作に応答して操作部から入力される操作データに基づき、前記移動体の進行に従って視野角内に展開される背景を表示手段に表示するように構成されており、
前記背景データは、前記フィールドを複数のエリアに縦横に区分けして格納されており、
前記ゲーム装置は、遊技者の操作に応答して前記ゲームプログラムの実行により、
（ａ）前記移動体の進行方向前方に、前記視野角内において視点から所定距離に仮想的に設定されたラインであって当該ラインを超えた範囲の背景の表示が省略される表示限界ラインと、前記視野角内において前記視点から見て前記表示限界ラインよりもさらに遠方にある位置に設定された参照ラインと、を設定し、
（ｂ）前記移動体の現在位置を特定し、
（ｃ）前記移動体の現在位置に対する視点から見て前記視野角内であって前記参照ラインが含まれる一つ乃至複数の前記エリアを検出し、
（ｄ）前記（ｃ）で検出された、前記表示限界ラインより遠方位置にある前記エリアに対応する前記背景データを前記記憶手段から先読みし前記ワークメモリに読み込むよう構成され、
遊技者の操作に応答して前記移動体が前記フィールド内を任意の方向に移動する動きに応じ前記各（ａ）乃至（ｄ）の処理が実行されるように構成されてなることを特徴とするゲーム装置。
【請求項２】
請求項１記載のゲーム装置において、
前記複数のエリアは前記記憶手段に背景データの内容を背景の種類毎に分割して夫々記憶されており、
前記ワーク用メモリは、同じ記憶容量の複数のメモリブロックに分割設定されており、前記記憶手段から読み出された前記各エリアの背景データをそのデータ量に応じてｎ個以上（ｎは正の整数値）の前記メモリブロックに記憶させることを特徴とするゲーム装置。
【請求項３】
請求項２記載のゲーム装置において、
前記（ｄ）では、
前記ワーク用メモリメモリブロックが空き領域か否かを判断し、
この判断により空き領域であると認識されたときに前記エリア毎の背景データをｎ個以上の前記メモリブロックに順次記憶させるように構成され、
前記ゲーム装置は、前記（ａ）乃至（ｄ）を実行することを特徴とするゲーム装置。
【請求項４】
請求項３記載のゲーム装置において、
前記ゲーム装置はさらにカウント手段を備え、
前記（ｄ）では、
背景データ記憶済みのメモリブロックに対応する前記エリア内に前記移動体が存在するか、あるいは当該エリアが視界の範囲内に存在するか否かを検出してこれを定期的にカウントしカウント値を記憶し、前記メモリブロックに空き領域が無いと判断されたときに、前記メモリブロックそれぞれに対する前記カウンタ値に基づき前記背景データを記憶させる記憶先のメモリブロックを決定するように構成され、
前記ゲーム装置は、前記（ａ）乃至（ｄ）を実行することを特徴とするゲーム装置。
【請求項５】
請求項３記載のゲーム装置において、
前記（ｄ）では、
記憶させる背景データが複数個のメモリブロックを必要とするときには、前記複数個の連続したメモリブロックを決定するように構成されることを特徴とするゲーム装置。
【請求項６】
請求項４記載のゲーム装置において、
複数個の連続するメモリブロックに対する前記カウント値を比較して最も高い値あるいは低い値を呈する連続した複数個のメモリブロックを決めることを特徴とするゲーム装置。
【請求項７】
請求項４記載のゲーム装置において、
前記複数個の連続するメモリブロックに対する前記カウント値の平均値を演算してこの演算値が最も高い値あるいは低い値を呈する連続した複数個のメモリブロックを決めることを特徴とするゲーム装置。
【請求項８】
請求項１乃至７の何れか一項記載のゲーム装置において、
前記移動体は前記仮想三次元空間を移動する車両であるゲーム装置。
【請求項９】
ゲーム実行手段と画像処理手段と記憶手段とワークメモリと操作部とを備えたコンピュータ装置において実行されるデータ処理方法であって、
前記記憶手段にはゲームプログラムと背景データを含むゲームの実行に必要なプログラムとデータが格納されており、
前記ゲームプログラムとデータは前記ゲームプログラムの実行により任意の方向に移動進路の選択が可能なフィールドが仮想三次元空間に設定されるように構成されており、
前記背景データは、前記フィールドを複数のエリアに縦横に区分けして格納されており、
前記画像処理手段は、遊技者の操作に応答して操作部から入力される操作データに基づき、前記移動体の進行に従って視野角内に展開される背景を表示手段に表示するように構成されており、
前記コンピュータ装置上において遊技者の操作に応じて前記ゲームプログラムの実行により、
（ａ）前記移動体の進行方向前方に、前記視野角内において視点から所定距離に仮想的に設定されたラインであって当該ラインを超えた範囲の背景の表示が省略される表示限界ラインと、前記視野角内において前記視点から見て前記表示限界ラインよりもさらに遠方にある位置に設定された参照ラインと、を設定する段階と、
（ｂ）前記移動体の現在位置を特定する段階と、
（ｃ）前記移動体の現在位置に対する視点から見て前記視野角内であって前記参照ラインが含まれる一つ乃至複数の前記エリアを検出する段階と、
（ｄ）前記段階（ｃ）で検出された、前記表示限界ラインより遠方位置にある前記エリアに対応する前記背景データを前記記憶手段から先読みし前記ワークメモリに読み込む段階と、を含み、
遊技者の操作に応答して前記移動体が前記フィールド内を任意の方向に移動する動きに応じ逐次実行することを特徴とするデータ処理方法。
【請求項１０】
請求項１乃至７の何れか一項記載の前記背景データと前記ゲームプログラムがコンピュータ装置上で実行可能に記録された情報記録媒体。