JPH1083462A - 仮想空間情報作成装置、仮想空間表示装置、仮想空間情報記録媒体、及び仮想空間情報提供方法 - Google Patents

仮想空間情報作成装置、仮想空間表示装置、仮想空間情報記録媒体、及び仮想空間情報提供方法

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JPH1083462A
JPH1083462A JP8236874A JP23687496A JPH1083462A JP H1083462 A JPH1083462 A JP H1083462A JP 8236874 A JP8236874 A JP 8236874A JP 23687496 A JP23687496 A JP 23687496A JP H1083462 A JPH1083462 A JP H1083462A
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virtual space
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JP8236874A
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Yoshisuke Mimura
義祐 三村
Shuichi Shimizu
秀一 清水
Shigeaki Watanabe
茂晃 渡邉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の三次元グラフィックオブジェクトが配
置された仮想空間内で視点の移動に伴って仮想空間を表
示するにあたり、半導体メモリや通信路の帯域を効率的
に利用すること。 【解決手段】 仮想空間内で、視点が存在し得る通路を
設定し、通路ごとにメモリや帯域の制限に応じた容量制
限のもとに三次元オブジェクトを選択して、部分空間情
報を作成し、仮想空間情報の作成、記録、伝達、表示に
あたって、部分空間情報を単位として仮想空間情報を扱
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の三次元オブ
ジェクトが配置された仮想空間情報を作成する仮想空間
情報作成装置、上記仮想空間情報に基づいて仮想空間を
表示する仮想空間表示装置、上記仮想空間情報を記録す
る仮想空間情報記録媒体、及び上記仮想空間情報を伝達
する仮想空間情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、三次元コンピュータグラフィック
スの技術は、ゲーム機器やプレゼンテーションシステム
等に広く利用されている。
【0003】特に、三次元仮想空間上に複数の三次元グ
ラフィックオブジェクトを配置し、この仮想空間内で視
点位置や視線方向を自由に変更できるようにして、あた
かも使用者がその場に居合わせたかのごとく仮想体験を
することができるバーチャルリアリティの分野は普及が
著しく、中でもいわゆる「バーチャルウォークスルー」
と呼ばれる、仮想空間中を徒歩で、あるいは移動手段に
よって移動する様な感覚を与える応用システムは、ドラ
イブゲームやフライトシミュレーションゲーム、電子シ
ョッピングシステムなどに向けて多数開発されている。
【0004】これらのバーチャルウォークスルー応用シ
ステムの開発者にとっては、三次元グラフィックス表示
制御プログラムの作成以外にも、表示する三次元グラフ
ィックオブジェクトの作成、及びそれらのオブジェクト
の三次元仮想空間上での配置編集という作業が必要とな
る。
【0005】従来から、この三次元グラフィックオブジ
ェクトの作成及びそれらのオブジェクトの三次元仮想空
間上での配置編集を行うための装置には、「モデラー」
と呼ばれるシステムが多数開発され、利用されている。
モデラーは基本的には機構系CADシステムと同様の技
術により実現されている。すなわち、三次元の直交座標
系に基づき上面図、正面図、側面図からなる三面図を表
示し、使用者がこれらの図面を編集することにより三次
元グラフィックオブジェクトを構成する個々の頂点の三
次元座標を決定していくようになっている。より具体的
には、例えば任意のオブジェクトの配置を変更する、す
なわち座標を変更する場合、使用者は上面図、正面図、
側面図のいずれかの編集画面上で当該オブジェクトを構
成する辺などをマウスのようなポインティングデバイス
で選択した後、マウスのドラッグ・アンド・ドロップ操
作によって、所望の位置に移動させるという操作を行う
ようになっている。
【0006】さらに、オブジェクトの写実性を高めるた
めにオブジェクトの各面に写真などのビットマップデー
タをテクスチャとして貼り付けることができるようにな
っている。この場合、三次元オブジェクトは、その形状
を示す形状情報とともに、表面状態を示すテクスチャ情
報を有するように設定することが行われる。
【0007】従来より、三次元オブジェクトが配置編集
された仮想空間情報は、このような仮想空間情報作成装
置で作成されて、CD−ROMのような記録媒体によ
り、若しくはインターネットのような通信回線を通し
て、仮想空間情報の再生装置へ供給される。
【0008】再生装置ではこの仮想空間情報を主記憶部
に読み込み、使用者からの視点位置及び視線方向の変更
指示を受け付け、当該視点位置及び視線方向で眺めた場
合に得られるべき画像を透視法により画面表示すること
により、バーチャルウォークスルーのような使用者にと
っての仮想空間体験を実現させる。
【0009】このような表示処理においては、理想的に
は仮想空間内に含まれるすべてのオブジェクトを処理対
象とすることが望ましくはあるが、実際には主記憶部容
量や処理速度などの制約のために、処理対象を絞り込ん
で、表示に大きく影響するオブジェクトだけを扱うこと
がしばしば行われる。
【0010】前述のように、仮想空間の表示にあたって
は、視点位置と視線方向に基づいて行われるものである
が、絞り込みの対象を視点位置と視線方向について考察
してみると、この種のシステムにおいては使用者による
視線方向の変更指示に対してリアルタイムに表示が更新
される必要があるため、現在の視線方向に関する情報を
処理対象データの絞り込みに利用することは得策ではな
い。視線方向の反対側に存在するオブジェクトは表示に
寄与しないが、このため処理対象から外しにくい。そこ
で、処理対象の絞り込みにあたっては、現在の視点位置
に関する情報を利用し、視点位置から一定距離以内に存
在するオブジェクトのみを選択的に主記憶部に読み込
み、処理対象データとするのが一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】大容量光ディスクやネ
ットワークサーバーの普及により、大量のデータが取り
扱われることで、より写実性の高い三次元グラフィック
オブジェクトの作成が促され、膨大な頂点数のオブジェ
クトやフルカラー静止画や動画をテクスチャとして持つ
オブジェクトが、各方面で多用されるようになってい
る。ところが、これらのオブジェクトを取り扱うにあた
っては、特に表示の際には表示端末の主記憶部に使用さ
れる半導体メモリの容量や、光ディスクドライブ装置と
主記憶部とのインターフェース、あるいはネットワーク
サーバーから表示端末までの通信路の帯域幅の拡大が相
対的に立ち遅れていること、などの要因がネックとなっ
ており、上記のようなオブジェクトとしての大量のデー
タを自由自在に扱うことはままならないのが現状であ
る。そのため、少ない主記憶部容量や、狭い帯域幅を効
率的に利用し、表示に必要な情報のみを逐次読み出して
処理することが可能な情報処理装置及び情報提供方法の
提供が切望されている。
【0012】上記のように、距離によって扱うオブジェ
クトを制限するという従来技術も、かかる情報処理にお
ける、一つの対処方法である。
【0013】しかしながら、従来技術では、使用者が視
点位置の変更を指示する度に現在位置から各オブジェク
トまでの距離を再計算しなければならず、表示端末の負
荷が増大するという問題がある。
【0014】また、領域により視点位置から一定距離以
内に存在するオブジェクトの数や各オブジェクトの複雑
さが異なるため、特定のメモリ容量や帯域幅に収まる保
証がないという問題がある。
【0015】さらに、処理対象として選択された各オブ
ジェクトが記録媒体上で離散して記録されている場合、
アクセス待ち時間が発生するという問題がある。
【0016】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、多数の三次元グラフィックオブジェクトが配置
された仮想空間内で、近接して存在するオブジェクトを
連続アクセス可能なまとまったデータとするように、仮
想空間情報を作成することが可能な仮想空間情報作成装
置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、上記のまとまったデータ
の量を、表示端末における使用可能メモリ容量に適応さ
せて、仮想空間情報を作成することが可能な仮想空間情
報作成装置を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、上記のまとまったデータ
を通信によって読み込む際のデータ転送レートを、表示
端末のスループット又は情報源から主記憶部までの帯域
幅に適応させて仮想空間情報を作成することが可能な仮
想空間情報作成装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、少ない主記憶部容量と単
純なデータ入出力機構によって、仮想空間中で視点を移
動させ、その移動に伴って各視点における眺めを表示画
面上に表示するプレゼンテーションを行うことが可能な
仮想空間表示装置を提供することを目的とする。
【0020】また、本発明は、上記仮想空間情報作成装
置と上記仮想空間表示装置の間での仮想空間情報の伝達
に用いられる仮想空間情報記録媒体及び仮想空間情報提
供方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1にかかる仮想空間情報作成装置は、複数の
三次元オブジェクトが配置された仮想空間情報を作成す
る仮想空間情報作成装置において、編集画面を表示する
表示手段と、使用者の操作を受け付ける入力手段と、上
記表示手段と上記入力手段とを用いて、形状情報及びテ
クスチャ情報を有する三次元オブジェクトを、仮想空間
内に複数配置するオブジェクトレイアウト手段と、上記
表示手段と上記入力手段とを用いて、上記三次元オブジ
ェクトが複数配置された上記仮想空間内で、互いに接続
して岐路を形成する通路を設定する通路設定手段と、上
記通路ごとに、その近傍に配置されている三次元オブジ
ェクトを選択してオブジェクトセットを作成する通路別
オブジェクトセット選択手段と、上記通路ごとに、仮想
空間内での位置を示す位置情報と、上記オブジェクトセ
ットの情報と、接続する通路の情報とからなる部分空間
情報を生成する部分空間情報生成手段と、上記部分空間
情報を記憶する記憶手段とを備えたものである。
【0022】また、請求項2にかかる仮想空間情報作成
装置は、請求項1に記載の仮想空間情報作成装置におい
て、上記通路別オブジェクトセット選択手段が、通路か
らの距離が小さいものから順に、予め定められたデータ
容量を超えない範囲で、三次元オブジェクトを選択する
容量制限部を備えたものである。
【0023】また、請求項3にかかる仮想空間情報作成
装置は、請求項1に記載の仮想空間情報作成装置におい
て、上記通路別オブジェクトセット選択手段が、通路の
始点から終点までを一定距離間隔に等分して、複数の区
間を作成する通路分割部と、上記区間ごとに、上記区間
からの距離が小さいものから順に、予め定められたデー
タ容量を超えない範囲で、三次元オブジェクトを選択す
る帯域制限部と、上記通路における上記区間の並びに従
って、各区間のオブジェクトセットを結合するストリー
ム化部とを備えたものである。
【0024】また、請求項4にかかる仮想空間情報作成
装置は、請求項3に記載の仮想空間情報作成装置におい
て、上記帯域制限部が、区間ごとの三次元オブジェクト
の選択に際して、直前の区間までに既に選択された三次
元オブジェクトは選択しないものである。
【0025】また、請求項5にかかる仮想空間情報作成
装置は、請求項3又は請求項4に記載の仮想空間情報作
成装置において、上記帯域制限部が、区間ごとの三次元
オブジェクトの選択に際して、区間ごとのデータ容量の
上限値を、該区間の近傍オブジェクトの疎密に対応して
可変として選択するものである。
【0026】また、請求項6にかかる仮想空間情報作成
装置は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の仮
想空間情報作成装置において、上記通路設定手段が、複
数の通路が接続される岐路において、その中の1組の通
路の接続をデフォルト接続として定義するデフォルト通
路定義部を備えたものであって、上記記憶手段が、上記
デフォルト接続が定義されている場合に、デフォルト接
続する通路に対応する部分空間情報を隣接した領域に記
憶する配置最適化部を備えたものである。
【0027】また、請求項7にかかる仮想空間表示装置
は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空
間情報作成装置によって作成された仮想空間情報に基づ
いて、仮想空間を表示する仮想空間表示装置において、
上記仮想空間情報記録媒体又は上記通信路から上記部分
空間情報を読み込む読込手段と、上記部分空間情報を保
持する主記憶部と、上記主記憶部を参照して、現在の視
点における三次元オブジェクト群と通路群とからなる仮
想空間の眺めを画面上に表示する表示手段と、上記表示
手段によって複数の通路からなる岐路が表示されると
き、該岐路を形成している通路のうちから何れかを、使
用者に指定させる指定手段と、通路に沿って視点を移動
させる移動手段とを備えたものである。
【0028】また、請求項8にかかる仮想空間情報記録
媒体は、複数の三次元オブジェクトが配置された仮想空
間情報を記録する仮想空間情報記録媒体において、請求
項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情報作
成装置の、上記記憶手段の記憶内容を連続記録したもの
である。
【0029】また、請求項9にかかる仮想空間情報提供
方法は、複数の三次元オブジェクトが配置された仮想空
間情報を提供する仮想空間情報提供方法において、請求
項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情報作
成装置の上記記憶手段から、使用者によって指示された
通路に対応する部分空間情報を読み出して、通信路に送
出するものである。
【0030】また、請求項10にかかる仮想空間情報提
供方法は、複数の三次元オブジェクトが配置された仮想
空間情報を提供する仮想空間情報提供方法において、請
求項8に記載の仮想空間情報記録媒体から、使用者によ
って指示された通路に対応する部分空間情報を読み出し
て、通信路に送出するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1として、仮想空間
情報作成装置、及び、作成された仮想空間情報を記録す
る仮想空間情報記録媒体について以下に説明する。
【0032】図1は本発明の実施の形態1による仮想空
間情報作成装置の構成図である。図に示すように、装置
は、表示手段101と、入力手段102と、オブジェク
トレイアウト手段103と、第1記憶手段104と、通
路設定手段105と、第2記憶手段106と、通路別オ
ブジェクトセット選択手段107と、部分空間情報生成
手段108と、第3記憶手段109と、媒体書込手段1
10と、記録媒体111とからなる。又、通路設定手段
105はその内部にデフォルト通路定義部1051を、
通路別オブジェクトセット選択手段107はその内部に
容量制限部1071を、第3記憶手段109はその内部
に配置最適化部1091を備えている。
【0033】表示手段101は、CRTディスプレイ、
フレームバッファ、グラフィック制御プログラムなどで
実現され、種々の編集画面や指示入力画面を表示する。
入力手段102は、マウスやキーボードであり、使用者
の編集操作や各種の指示を受け付ける。
【0034】オブジェクトレイアウト手段103は、C
PU及び三次元図形編集プログラムにより実現され、表
示手段101と入力手段102を用いて形状情報及びテ
クスチャ情報を有する三次元オブジェクトを仮想空間内
に複数配置する。通路設定手段105は、CPU及び線
図形編集プログラムにより実現され、表示手段101と
入力手段102を用いて同一仮想空間内で互いに接続し
て岐路を形成する通路を設定する。デフォルト通路定義
部1051は、通路設定手段105の機能の一部として
組み込まれており、任意の通路に接続される通路が複数
存在する場合にその中の1つを暗黙に選択される通路と
して定義する。
【0035】通路別オブジェクトセット選択手段107
は、CPU及び制御プログラムにより実現され、通路設
定手段105により設定された通路についてその近傍に
配置されている三次元オブジェクトを選択して通路ごと
のオブジェクトセットを作成する。容量制限部1071
は、通路別オブジェクトセット選択手段107の機能の
一部として組み込まれており、通路からの距離が小さい
ものから順に、予め定められたデータ容量を超えない範
囲で、三次元オブジェクトを選択する。部分空間情報生
成手段108は、CPU及び制御プログラムにより実現
され、岐路を形成するすべての通路について、通路の位
置情報と、オブジェクトセットの情報と、該通路の前後
に接続する通路の情報とからなる、部分空間情報を生成
する。
【0036】第1記憶手段104は、例えば半導体メモ
リを用いた主記憶部の一部の領域であり、オブジェクト
レイアウト手段103による編集結果データを一時記憶
する。第2記憶手段106は、第1記憶手段104と同
一の主記憶部の別の領域であり、通路設定手段105及
びデフォルト通路定義部1051による編集結果データ
を一時記憶する。第3記憶手段109は、第1記憶手段
104と同一の主記憶部の別の領域であり、部分空間情
報生成手段108により生成された情報を記憶する。配
置最適化部1091は、第3記憶手段109の機能の一
部として組み込まれており、部分空間情報の記憶にあた
って、デフォルト通路定義部1051によりデフォルト
接続された通路に対応する部分空間情報を隣接した領域
に配置する。媒体書込手段110は、例えばCD−Rド
ライブとして、記録媒体111は、例えばCD−Rディ
スクとして実現されるもので、媒体書き込み手段110
が編集結果による仮想空間情報を記録媒体111に書き
込むことによって保存を目的とした記録を行う。
【0037】このように構成された本実施の形態1の仮
想空間情報作成装置の動作を以下に図1から図8を用い
て説明する。使用者は、入力手段102からオブジェク
トレイアウト手段103に指示を与えて、表示手段10
1の表示を確認しながら、オブジェクトを配置する。
【0038】図2の鳥瞰図に示すような仮想オフィス空
間を表現しようとする場合に、オブジェクトレイアウト
手段は、表示手段101により図3のような編集画面を
表示して、各々の三次元オブジェクト、すなわちパソコ
ン机オブジェクト301〜304、コピー機オブジェク
ト305、キャビネットオブジェクト306、本棚オブ
ジェクト307〜308、会議机オブジェクト309、
応接机オブジェクト310、ソファオブジェクト311
〜312、テレビオブジェクト313、ステレオオブジ
ェクト314、事務机オブジェクト315、重役椅子オ
ブジェクト316を、入力手段102を用いた使用者の
指示によって配置する。このように、配置されたオブジ
ェクト群は、第1記憶手段104によって記憶される。
この場合には、第1記憶手段104はすべてのオブジェ
クト301〜316に関して、編集された位置情報に加
えて、形状情報及びテクスチャ情報をも記憶する。
【0039】使用者は次に、表示手段101で確認しな
がら、入力手段102によって通路設定手段105に指
示を与えることで、通路の設定を行う。図4はこの例の
仮想オフィス空間内での通路設定の一例であり、使用者
はマウスで線分を引くことにより、開発スペース内の通
路401、事務用品スペース内の通路402、会議スペ
ースへの通路403、応接スペースへの通路404、所
長スペースへの通路405の5つの通路を設定すること
ができる。
【0040】そして、通路設定手段105に組み込まれ
たデフォルト通路定義部1051によってデフォルトの
通路の接続が定義される。実現方法の一例として、使用
者がプルダウンメニューの「デフォルト接続」なる項目
をマウスで選択すると、表示画面の最下行に「接続元の
通路を指定して下さい。」なるメッセージが表示され
る。これに対し、使用者が例えば通路401をマウスで
選択すると、次に「接続先の通路を指定して下さい。」
なるメッセージが表示される。これに対し、使用者が例
えば通路402をマウスで選択することにより、通路4
01と通路402のデフォルト接続が定義される。同様
にして、通路402と通路404のデフォルト接続を定
義することができる。これらの通路の設定、及びデフォ
ルト接続の設定は、第2記憶手段106に記憶される。
この例の場合、第2記憶手段106はすべての通路40
1〜405に関する始点座標、終点座標、及び通路間の
デフォルト接続定義401と402、402と404を
記憶する。
【0041】次に設定された通路について、オブジェク
トの選択によるオブジェクトセットの作成を行う。本実
施の形態1の情報作成装置では、オブジェクトの選定に
あたり、基準点からの距離に基づいて取捨するものでは
あるが、従来例のように一定の距離で線引きを行うので
はなく、メモリの容量などシステムの状況に従ってあら
かじめ取り扱う容量を決めておき、近距離のものから順
に、その容量の限度まで、オブジェクトを選択していく
方法をとるものである。これは、容量制限部1071を
組み込んだ、通路別オブジェクト選択手段107によっ
て行われる。
【0042】例えば通路401を基準としてオブジェク
トセットを求める場合、通路別オブジェクトセット選択
手段107は通路401の中心点からすべてのオブジェ
クトの中心点までの距離を求め、その昇順にソートを行
う。この場合、パソコン机オブジェクト301〜304
までの距離が最短であり、続いて本棚オブジェクト30
7、コピー機オブジェクト305の順になる。
【0043】ここで、容量制限部1071で制限される
データ容量を400Kバイト、個々のパソコン机オブジ
ェクトのデータ量を100Kバイト、本棚オブジェクト
のデータ量を50Kバイトと仮定すると、容量制限部1
071は、パソコン机オブジェクト301〜304まで
(100K×4=400Kバイト)を選択する。本棚オ
ブジェクト307以下のオブジェクトは容量オーバーと
なるために選択されない。通路別オブジェクト選択手段
107は、通路ごとに選択したオブジェクトを部分空間
情報生成手段108に出力する。
【0044】通路ごとにオブジェクトの選択がなされる
と、次に部分空間情報生成手段108は、岐路を形成す
るすべての通路について、通路の位置情報と、その通路
について通路別オブジェクト選択手段107が選択した
オブジェクトと、その通路の前後に接続する通路の情報
とから、部分空間情報を生成して、第3記憶手段に記憶
させる。
【0045】図5は、部分空間情報生成手段108で生
成され、第3記憶手段109に記憶される部分空間情報
の一例を示す概念図である。同図(a)は通路401に
対応する部分空間情報を表しており、先頭に通路を一意
に識別するID、続いて始点、終点に関する情報が記憶
される。始点、終点については、それぞれに、位置座
標、デフォルト接続する通路のID、デフォルト以外の
接続する通路のIDが記憶される。図中でP0、P1な
どと表記したものはあくまで説明の便宜上のものであ
り、実際には仮想空間内でのx,y,z座標値が格納さ
れている。但し、同一記号を付した点は同一の座標点で
ある。始点、終点に関する情報以降の領域には前述の通
路別オブジェクトセット選択手段107の出力するオブ
ジェクトセットである、パソコン机オブジェクト301
〜304に対応する三次元グラフィックオブジェクトデ
ータが記憶される。以下、同様にして、通路402〜4
05に対応する部分空間情報が同図(b)〜(e)のご
とく生成される。
【0046】次に第3記憶手段109に組み込まれた配
置最適化部1091は、デフォルト通路定義部1051
によりデフォルト接続された通路に対応する部分空間情
報を隣接した領域に配置して記憶する。
【0047】この例では、通路401と通路402、通
路402と通路404が相互にデフォルト接続されてい
るので、図5に示した部分空間情報(a)と(b)、
(b)と(d)が連続アドレスとなるよう、主記憶部上
で配置される。デフォルト接続に関しない通路403と
405の部分空間情報(c)と(e)については任意の
アドレスでよい。図6に第3記憶手段109上でのメモ
リ割り付けの一例の概念図を示す。同図の左端は主記憶
部上のアドレスの16進表記であり、1つの部分空間情
報はデータ本体400Kバイトとその他の管理情報11
2Kバイトの合わせて512Kバイト、すなわち800
00Hからなるものとする。同図のように(a)(b)
(d)がこの順で連続した領域に配置される。
【0048】以上のように、仮想空間内のオブジェクト
と通路に関する編集がなされ、使用者が入力手段102
により編集の終了と編集結果の保存を指示すると、媒体
書込手段110は第3記憶手段109の記憶内容を順に
読み出し、記録媒体111に記録する。図7は媒体書込
手段110により記録された記録媒体111の一例を示
す概念図である。同図のように(a)(b)(d)がこ
の順で連続した領域に記録される。
【0049】このように、本実施の形態1の仮想空間情
報作成装置によれば、表示手段と入力手段を用いての、
使用者による編集操作は、オブジェクトレイアウト手段
により、複数の三次元グラフィックオブジェクトを仮想
空間内で配置することと、デフォルト通路定義部を組み
込んだ通路設定手段により、同一仮想空間内で視点が存
在し得る通路を複数設定して、デフォルトの通路接続を
決定することとからなる。その後は、容量制限部を組み
込んだ通路別オブジェクト選択手段が、各通路ごとに表
示処理対象とすべきオブジェクトを一定のデータ容量以
内で選択してオブジェクトセットを作成すると、部分空
間情報生成手段が、オブジェクトセットと通路の接続関
係とからなる部分空間情報を通路ごとに生成する。この
部分空間情報が記憶手段に記憶される際には、配置最適
化部によって、デフォルト接続された通路に対応する部
分空間情報同士を連続アクセス可能な一まとまりのデー
タとなるよう配置される。媒体書き込み手段が記憶手段
に記憶されたこの結果を記録媒体に書き込むことで、仮
想空間における部分空間ごとの情報を最適の配置に記録
した記録媒体を作成することが可能である。
【0050】従って本実施の形態1の仮想空間情報作成
装置によって、編集結果の記録された記録媒体は、個々
の部分空間情報は一定の容量以下におさまったものであ
り、また、デフォルト接続された通路に対応する部分空
間情報同士を連続アクセス可能な一まとまりのデータと
して、効率の良い読み出しが可能なものとなる。
【0051】実施の形態2.本発明の実施の形態2によ
る仮想空間表示装置は、仮想空間内の視点移動に伴って
仮想空間を表示するものである。図8は本発明の実施の
形態2による仮想空間表示装置の構成図である。図に示
すように、装置は、主記憶部801と、表示手段802
と、指定手段803と、移動手段804と、読込手段8
05と、記録媒体111とを備えている。
【0052】主記憶部801は、例えば半導体メモリを
用いて実現され、現在の視点が存在する通路について、
その通路の位置情報、その通路の近傍に配置されている
三次元オブジェクト群の形状情報及びテクスチャ情報、
そしてその通路の前後に接続する通路情報を部分空間情
報として保持する。
【0053】記録媒体111は、CD−Rディスクとし
て実現され、このCD−Rディスクは先の実施の形態1
による仮想空間情報作成装置により作成されたものとす
る。表示手段は802は、CRTディスプレイ、フレー
ムバッファ、グラフィック制御プログラムなどで実現さ
れ、主記憶部801を参照して、現在の視点における三
次元オブジェクト群と通路群の眺めを表示画面上に表示
する。指定手段803は、マウスやキーボードであり、
複数の通路からなる岐路が表示された場合、当該岐路を
形成する通路のうち何れかを、移動先として使用者に予
め指定させる。
【0054】移動手段804は、例えばCPU及び制御
プログラムにより実現されており、通路上で視点を移動
させ、視点が当該岐路の分岐点に位置すると、指定手段
803によって指定がある場合は指定された通路上に、
指定がない場合はデフォルト接続する通路上に視点を移
動させる。読込手段805は、例えばCD−Rドライブ
であり、移動手段804により通路が切り替わる際に、
移動先の通路に対応する部分空間情報を記録媒体111
から主記憶部801に読み込む。
【0055】次に、本実施の形態2による仮想空間表示
装置の動作を説明する。本実施の形態2の装置は初期読
み込みとして、図7に示した記録媒体111の先頭に記
録されている部分空間情報(a)を読み込み、主記憶部
801に保持する。その結果、主記憶部801の記憶状
態は図5の(a)と同様になる。表示手段802は主記
憶部801を参照し、パソコン机オブジェクト301〜
304を三次元グラフィック表示し、合わせて通路40
1〜403を表示する。その結果、表示画面の表示状態
は図9に示すように開発スペースを表示する。以上が本
装置による初期表示である。
【0056】ここで、使用者が指定手段803による操
作を何も行わない場合、移動手段804は視点の位置を
現在のP0からP1へ向かって順次移動し、岐路P1に
差し掛かった時点でデフォルト接続されている次の通路
402に視点を移動させる。
【0057】読込手段805は記録媒体111から通路
402に対応する部分空間情報、すなわち図7で連続記
録されている次のブロック(b)を読み込み、主記憶部
801の以前の記憶内容を更新する。その結果、主記憶
部801の記憶状態は図5の(b)と同様になる。
【0058】次に表示手段802は主記憶部801を参
照し、コピー機オブジェクト305、キャビネットオブ
ジェクト306、本棚オブジェクト307〜308を三
次元グラフィック表示し、合わせて通路402、40
4、405を表示する。その結果、表示画面の表示状態
は図10に示すように事務用品スペースを表示する。
【0059】さらに使用者が指定手段803による操作
を何も行わない場合、移動手段804は視点の位置を現
在のP1からP2へ向かって順次移動し、岐路P2に差
し掛かった時点でデフォルト接続されている次の通路4
04に視点を移動させる。同様に読込手段805は記録
媒体111から通路404に対応する部分空間情報、す
なわち図7で連続記録されている次のブロック(d)を
読み込み、主記憶部801の以前の記憶内容を更新す
る。その結果、主記憶部801の記憶状態は図5の
(d)と同様になり、表示手段802は主記憶部801
を参照し、応接机オブジェクト310、ソファオブジェ
クト311〜312、テレビオブジェクト313、ステ
レオオブジェクト314を三次元グラフィック表示し、
合わせて通路404を表示する。その結果、表示画面の
表示状態は図11に示すように応接スペースを表示す
る。
【0060】以上は、使用者が何も操作を行わない場合
の動作例である。これに対し、図9の表示状態において
使用者が指定手段803により予め移動先通路として通
路403を指定した場合は、移動手段804は視点の位
置を現在のP0からP1へ向かって順次移動し、岐路P
1に差し掛かった時点で指定された次の通路403に視
点を移動させる。読込手段805は記録媒体111から
通路403に対応する部分空間情報、すなわち図7では
離れた位置に記録されているブロック(c)を検出して
読み込み、主記憶部801の以前の記憶内容を更新す
る。その結果、主記憶部801の記憶状態は図5の
(c)と同様になり、表示手段802は主記憶部801
を参照し、会議机オブジェクト309を三次元グラフィ
ック表示し、合わせて通路403を表示する。その結
果、表示画面の表示状態は図12に示すように会議スペ
ースを表示する。
【0061】このように、本実施の形態2による仮想空
間表示装置では、容量の制限された部分空間情報が記録
された記録媒体を用いて、読み込み手段が仮想空間情報
を部分空間情報ごとに主記憶部に記憶させ、これを表示
手段が表示するので、すべての仮想空間情報を同時に主
記憶部に保持する必要がなく、1つの部分空間情報の最
大データ容量分だけの主記憶部を実装するだけでよい。
また、使用者の操作により視点が移動し、新たなデータ
を読み込む必要が発生する場合でも、次に読み込むべき
データは、予め部分空間情報単位でまとまって記録媒体
に記録されているため、従来のように視点の移動の都度
距離計算を行う必要もなく、部分空間情報分のデータを
読み込むだけで良い。さらに、記録媒体に記録された通
路ごとのデフォルト接続の定義により、岐路がある場合
にも使用者の操作による移動の指示がなければ、あらか
じめ設定された選択で自動的に視点の移動と仮想空間の
表示を続行できる。また、デフォルト接続する通路同士
の部分空間情報は、記録媒体中で隣接して連続領域に記
録されているので、頻度の高い移動経路に沿った移動を
行う場合にはアクセス待ち時間を無くすことができ、途
切れのない滑らかな表示を行うことが可能である。
【0062】なお、本実施の形態2では通路上の視点移
動は装置が自動的に一定速度で行うものとしたが、使用
者が移動/停止を制御できるもの、あるいは移動速度を
変更できるものであってもよい。
【0063】また、視線方向の変更については触れてい
ないが、従来のこの種の装置で用いられているような視
線方向の変更機能を付加してもよい。
【0064】実施の形態3.本発明の実施の形態3とし
て、仮想空間情報作成装置、及び、作成された仮想空間
情報を伝達する仮想空間情報伝達方法を以下に説明す
る。図13は本発明の実施の形態3による仮想空間情報
作成装置の構成図で、この仮想空間情報作成装置は、表
示手段101と、入力手段102と、オブジェクトレイ
アウト手段103と、第1記憶手段104と、通路設定
手段105と、第2記憶手段106と、通路別オブジェ
クトセット選択手段107と、部分空間情報生成手段1
08と、第3記憶手段109と、送出手段1301と、
通信路1302を備えている。さらに、通路設定手段1
05はその内部にデフォルト通路定義部1051を、通
路別オブジェクトセット選択手段107はその内部に通
路分割部1072、帯域制限部1073、ストリーム化
部1074を備えている。101〜109、及び105
1は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
【0065】以下に説明する通路分割部1072、帯域
制限部1073、ストリーム化部1074はいずれCP
U及び制御プログラムにより実現される。通路分割部1
072は、通路の始点から終点までを一定距離間隔に等
分する。
【0066】帯域制限部1073は、仮想空間内で通路
分割部1072により分割された各区間について、それ
ぞれの区間からの距離が小さいものから順に予め定めら
れたデータ容量を超えない範囲で三次元オブジェクトを
選択する。但し、データ容量の割り当て方は、区間ごと
にデータ容量の上限値は、近傍オブジェクトの疎密に対
応して可変としつつ、全区間での平均は一定にするもの
とする。また、直前の区間までに既に選択された三次元
オブジェクトとの重複を排除して新たな三次元オブジェ
クトのみを選択する。ストリーム化部1074は、帯域
制限部1073の出力情報を分割された区間の順に結合
する。
【0067】送出手段1301は、通信ポート及び制御
プログラムにより実現され、通信路1302は、例えば
同軸ケーブルにより実現される。本装置によって作成さ
れた仮想空間情報は、送出手段1301によって、通信
路1302から、仮想空間情報を利用する端末装置に送
信される。
【0068】このように構成された本実施の形態3の仮
想空間情報作成装置の動作を以下に図13から図17を
用いて説明する。図14の鳥瞰図に示すような農場の仮
想空間を表現しようとする場合、実施の形態1とほぼ同
様に、使用者は表示手段101、入力手段102、オブ
ジェクトレイアウト手段103により図15のごとき編
集画面で各々の三次元オブジェクト、すなわち干し草オ
ブジェクト1501、牛オブジェクト1502〜150
4、サイロオブジェクト1505、牛舎オブジェクト1
506、豚オブジェクト1507〜1509、トラクタ
ーオブジェクト1510を所定の位置に配置する。第1
記憶手段104はすべてのオブジェクト1501〜15
10に関する位置情報、形状情報、テクスチャ情報を記
憶する。
【0069】次に、使用者は、表示手段101、入力手
段102、通路設定手段105により同図に示す通路1
151を設定する。これに対し、通路別オブジェクトセ
ット選択手段107に組み込まれた通路分割部1072
は、通路1511を例えば同図15111〜15115
に示すように5等分する。これらの通路の設定、及び通
路分割の設定は、第2記憶手段106に記憶される。
【0070】次に分割された通路の各区間について、オ
ブジェクトの選択によるオブジェクトセットの作成を行
う。本実施の形態2の情報作成装置では、オブジェクト
の選定にあたり、帯域の容量に従ってあらかじめ取り扱
う容量を決めておき、分割された各区間からの距離が最
小のものから順に、オブジェクトを決めていく方法をと
るものである。これは、通路別オブジェクト選択手段に
組み込まれた、帯域制限部1073によって行われる。
【0071】データ容量の割り当て方は、データを送出
する際のビットレートについて、全区間での平均ビット
レートは一定にしつつ、各区間ごとの近傍オブジェクト
の疎密に対応して区間ごとにデータ容量の上限値を可変
とする可変ビットレート方式による。また、各区間につ
いて、直前の区間までに既に選択された三次元オブジェ
クトと重複しないように、新たな三次元オブジェクトの
みを選択する。
【0072】農場の仮想空間の例について、帯域制限部
1073は次のように割り当てを行う。干し草オブジェ
クト1501、牛オブジェクト1502〜1504、サ
イロオブジェクト1505、牛舎オブジェクト150
6、豚オブジェクト1507〜1509、トラクターオ
ブジェクト1510のデータ量がそれぞれ200Kバイ
ト、100Kバイト、500Kバイト、400Kバイ
ト、100Kバイト、300Kバイトであると仮定す
る。この場合、すべてのオブジェクトのデータ量の合計
は、200+100×3+500+400+100×3
+300=2000Kバイトとなる。これを前述の5つ
の区間15111〜15115に均等に配分すると1区
間当たり400Kバイトとなるが、この方法では500
Kバイトの容量を持つサイロオブジェクト1505はい
ずれの区間にも格納することができない。しかし、図1
6に示すように全区間での平均を400Kバイト/区間
としながらも、各区間ごとのデータ容量の上限値を可変
とすることにより、全ての区間について直近のオブジェ
クトを互いに重複なく2つずつ選択することが可能であ
る。帯域制限部を組み込んだ通路別オブジェクトセット
選択手段によって、区間15111には牛舎1506と
干し草1501、15112には牛1502と豚150
7のようにオブジェクトセットが作成される。
【0073】ストリーム化部1074は、帯域制限部1
073による、図16に示す帯域制限結果を分割された
区間の順に結合して、図17に示すデータストリームを
作成する。このように、データストリーム上では通路の
始点から終点に至る過程で出現するオブジェクトがその
出現順に並ぶようになる。この結果はそれぞれの区間に
ついての部分空間情報として、部分空間情報生成手段1
08によって、第3記憶手段109に記憶される。
【0074】通信路1302の他端に接続された端末装
置から通路IDを指定した部分空間情報の送出要求が発
せられると、送出手段1301は、第3記憶手段の中か
ら対応する部分空間情報を検索し、通信路1302に送
出する。この場合、まず当該通路の位置情報、当該通路
の前後に接続する通路情報などの管理情報が送出され、
引き続きストリーム化部1074で作成されたデータス
トリームが順次送出される。通信ビットレートは一定、
例えば100Kバイト/秒に保たれる。
【0075】このように、本実施の形態3の仮想空間情
報作成装置によれば、表示手段と入力手段を用いての使
用者による編集操作は、オブジェクトレイアウト手段に
より、複数の三次元グラフィックオブジェクトを仮想空
間内で配置することと、通路設定手段により、同一仮想
空間内で視点が存在し得る通路を複数設定して、必要に
応じてデフォルトの通路接続を決定することとからな
る。その後は、通路分割部と帯域制限部とストリーム化
部とを組み込んだ通路別オブジェクト選択手段により、
通路を分割した区間が作成され、帯域幅に応じて制限さ
れたデータ容量に応じて、三次元オブジェクトセットが
区間ごとに設定され、通路上の区間の順にオブジェクト
セットが並べられた上で、部分空間情報生成手段が、オ
ブジェクトセットと通路の接続関係とからなる部分空間
情報を通路ごとに生成する。従って、表示端末装置側で
の視点の移動に応じて、限定された帯域幅の範囲内で、
かつ最も有効な順序に従って、部分空間情報を順次送出
することが可能である。
【0076】なお、本実施の形態では通路について一方
向だけのストリームデータを作成しているが、これと逆
方向のストリームデータをも同時に作成するようにして
もよい。また、ここで採用している可変ビットレート方
式は必須のものではなく、固定ビットレート方式であっ
てもよい。
【0077】実施の形態4.本発明の実施の形態4によ
る仮想空間表示装置は、仮想空間内での視点の移動に伴
って仮想空間を表示するものである。図18は本発明の
実施の形態4による仮想空間表示装置の構成図で、この
仮想空間表示装置は、主記憶部801と、表示手段80
2と、指定手段803と、移動手段804と、受信手段
1601と、通信路1602を備えている。801〜8
04は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
【0078】受信手段1601は、通信ポート及び制御
プログラムにより実現され、通信路1602は、例えば
同軸ケーブルにより実現されている。通信路1602の
他端は実施の形態3による仮想空間情報作成装置に接続
されており、この通信路の帯域幅は100Kバイト/秒
であるとする。また、主記憶部801の記憶容量は80
0Kバイトであるとする。
【0079】このように構成された、本実施の形態4に
よる仮想空間表示装置の動作を、図14に示した仮想農
場空間内を牛舎側からサイロ側へ向かって視点移動する
場合について説明する。
【0080】まず、受信手段1601が通路ID=15
11に対応する部分空間情報の送出要求を発する。次に
受信手段1601は通信路1602を通して、当該通路
の位置情報、当該通路の前後に接続する通路情報などの
管理情報を受信し、続いて図17に示したデータストリ
ームを順次受信し、主記憶部801に記憶させる。デー
タストリーム受信開始後、6秒を経過すると、区間15
111に対応するデータである牛舎オブジェクト150
6と干し草オブジェクト1501の合計600Kバイト
の受信が完了して主記憶部801に記憶され、表示手段
802は主記憶部801を参照して、図19に示す表示
画面を表示する。
【0081】その後、移動手段804は1秒当たり4分
の1区間の速度で視点を通路上で、牛舎側からサイロ側
へ、すなわち通路区間15111から15112へと前
進させる。同時に、受信手段1601は継続して、デー
タを順次読み込んでは主記憶部801に記憶する。
【0082】データストリーム受信開始から8秒後の、
移動手段804による視点位置の移動は、最初の読み込
みに要する6秒を除いた2秒間の分、2分の1区間の前
進となる。一方、この8秒間に、主記憶部801には牛
舎オブジェクト1506、干し草オブジェクト150
1、豚オブジェクト1507、牛オブジェクト1502
の合計800Kバイトが読み込まれる。従って、表示手
段802の表示画面は図20のようになる。
【0083】この状態で、主記憶部801にはもはや空
き領域が存在しないため、次の瞬間には最初に記憶した
牛舎オブジェクト1506の記憶領域を解放し、受信手
段1601が受信した次のデータを新たに記憶する。
【0084】以後、同様の処理を繰り返す。最終的にデ
ータストリーム受信開始から20秒後には当該データス
トリームの読み込みが完了し、主記憶部801にはトラ
クターオブジェクト1510及びサイロオブジェクト1
505が残り、視点位置は3.5区間だけ前進してい
る。従って、表示手段802の表示画面は図21のよう
になる。
【0085】このように、本実施の形態4の仮想空間表
示装置によれば、受信手段が、限定された帯域幅の範囲
内で、かつ最も有効な順序に従って、部分空間情報を受
信し、これを主記憶部が保持して、表示手段が表示する
ので、すべての仮想空間情報を同時に主記憶部に保持す
る必要がないばかりか、1つの部分空間情報よりも小さ
い主記憶部容量で装置を構成することができる。また、
通信路の帯域幅を最大限に活用することができ、通信コ
ストを低減することが可能である。
【0086】なお、本実施の形態4においても実施の形
態2と同様に、通路上の視点移動について使用者が移動
/停止を制御できるもの、あるいは移動速度を変更でき
るものであってもよく、視線方向の変更機能を付加して
もよい。
【0087】また、実施の形態1及び2による情報処理
装置では可搬型記録媒体を、実施の形態3及び4による
情報処理装置では通信路を用いるものとしたが、それぞ
れ逆の情報伝達手段としても差し支えない。あるいは、
いずれの場合も一旦可搬型記録媒体に記録し、これを通
信路を介して伝達するようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】請求項1の仮想空間情報作成装置は、編
集画面を表示する表示手段と、使用者の操作を受け付け
る入力手段と、三次元オブジェクトを、仮想空間内に複
数配置するオブジェクトレイアウト手段と、仮想空間内
に通路を設定する通路設定手段と、通路ごとに、その近
傍に配置されている三次元オブジェクトを選択する通路
別オブジェクトセット選択手段と、通路ごとに、選択さ
れたオブジェクトと、通路の位置及び接続関係とからな
る部分空間情報を生成する部分空間情報生成手段と、部
分空間情報を記憶する記憶手段とを備えたもので、複数
の三次元グラフィックオブジェクトを仮想空間内で配置
し、さらに同一仮想空間内で視点が存在し得る通路を複
数設定するだけで、各通路ごとに表示処理対象とすべき
オブジェクトを予め選択決定した部分空間情報を生成す
ることができる。
【0089】請求項2の仮想空間情報作成装置において
は、請求項1に記載の仮想空間情報作成装置において、
通路別オブジェクトセット選択手段が、通路からの距離
が小さいものから順に、予め定められたデータ容量を超
えない範囲で、三次元オブジェクトを選択する容量制限
部を備えたものであって、上記の効果に加え、個々の部
分空間情報を一定のデータ容量以内に収めることができ
る。
【0090】請求項3の仮想空間情報作成装置は、請求
項1に記載の仮想空間情報作成装置において、通路別オ
ブジェクトセット選択手段が、通路を等分して区間を作
成する通路分割部と、区間ごとに、区間からの距離が小
さいものから順に、予め定められたデータ容量を超えな
い範囲で、三次元オブジェクトを選択する帯域制限部
と、通路における区間の並びに従って、各区間のオブジ
ェクトセットを結合するストリーム化部とを備えたもの
であって、上記の効果に加え、部分空間情報を一定のビ
ットレートで読み出す場合に、表示に必要なオブジェク
トデータが順次読み出されるようなデータ列を作成する
ことができる。
【0091】請求項4の仮想空間情報作成装置は、請求
項3に記載の仮想空間情報作成装置において、帯域制限
部が、区間ごとの三次元オブジェクトの選択に際して、
直前の区間までに既に選択された三次元オブジェクトは
選択しないものであって、上記の効果に加え、ストリー
ム内でのオブジェクトの重複を排除し、冗長性を無くす
ことができる。
【0092】請求項5の仮想空間情報作成装置は、請求
項3又は請求項4に記載の仮想空間情報作成装置におい
て、帯域制限部が、区間ごとの三次元オブジェクトの選
択に際して、区間ごとのデータ容量の上限値を、該区間
の近傍オブジェクトの疎密に対応して可変として選択す
るものであって、上記の効果に加え、局所的に複雑な構
造を持った仮想空間に対しても平均ビットレートを増大
することなく部分空間情報ストリームを作成することが
できる。
【0093】請求項6の仮想空間情報作成装置は、請求
項1ないし請求項5のいずれかに記載の仮想空間情報作
成装置において、通路設定手段が、複数の通路が接続さ
れる岐路において、その中の1組の通路の接続をデフォ
ルト接続として定義するデフォルト通路定義部を備えた
ものであり、記憶手段が、デフォルト接続する通路に対
応する部分空間情報を隣接した領域に記憶する配置最適
化部を備えたものであって、上記の効果に加え、デフォ
ルト接続された通路に対応する部分空間情報同士を連続
アクセス可能な一まとまりのデータとすることができ
る。
【0094】請求項7の仮想空間表示装置は、請求項1
ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情報作成装
置によって作成された仮想空間情報に基づいて、仮想空
間を表示するもので、記録媒体又は通信路から部分空間
情報を読み込む読込手段と、部分空間情報を保持する主
記憶部と、主記憶部を参照して、現在の視点における仮
想空間の眺めを画面上に表示する表示手段と、複数の通
路からなる岐路が表示されるとき、何れかの通路を使用
者に指定させる指定手段と、通路に沿って視点を移動さ
せる移動手段とを備えたものであって、すべての仮想空
間情報を同時に主記憶部に保持する必要がなく、また、
使用者の操作により視点が移動し、新たなデータを読み
込む必要が発生する場合でも、視点の移動の都度視点か
ら各オブジェクトまでの距離計算を行う必要がなく、小
さい主記憶部容量、単純なデータ入出力機構で、仮想空
間中の領域上で視点を移動させ、その移動に伴って視点
における領域の眺めを表示画面上に表示するプレゼンテ
ーションを行うことができる。
【0095】請求項8の仮想空間情報記録媒体は、請求
項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情報作
成装置の、上記記憶手段の記憶内容を連続記録したもの
であって、仮想空間内で互いに接続して岐路を形成する
通路が設定され、この通路上で視点を移動させ、その移
動に伴って視点における領域の眺めを表示画面上に表示
するプレゼンテーションを行う情報処理装置において、
必要とする情報を効率的に読み込むことができる。
【0096】請求項9の仮想空間情報提供方法は、請求
項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情報作
成装置の上記記憶手段から、使用者によって指示された
通路に対応する部分空間情報を読み出して、通信路に送
出するものであって、仮想空間内で互いに接続して岐路
を形成する通路が設定され、この通路上で視点を移動さ
せ、その移動に伴って視点における領域の眺めを表示画
面上に表示するプレゼンテーションを行う情報処理装置
に対して、必要とする情報を効率的に提供することがで
きる。
【0097】請求項10の仮想空間情報提供方法は、請
求項8に記載の仮想空間情報記録媒体から、使用者によ
って指示された通路に対応する部分空間情報を読み出し
て、通信路に送出するものであって、仮想空間内で互い
に接続して岐路を形成する通路が設定され、この通路上
で視点を移動させ、その移動に伴って視点における領域
の眺めを表示画面上に表示するプレゼンテーションを行
う情報処理装置に対して、必要とする情報を効率的に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による仮想空間情報作成
装置の構成図である。
【図2】同実施の形態における対象仮想空間を示す図で
ある。
【図3】同実施の形態の装置におけるオブジェクトレイ
アウト手段の編集画面を示す図である。
【図4】同装置における通路設定手段の編集画面を示す
図である。
【図5】同装置における部分空間情報生成手段で生成さ
れる部分空間情報を示す概念図である。
【図6】同装置における第3記憶手段上でのメモリ割り
付けを示す概念図である。
【図7】同装置における媒体書込手段により記録された
記録媒体の状態を示す概念図である。
【図8】本発明の実施の形態2による仮想空間表示装置
の構成図である。
【図9】同装置における表示手段の表示画面を示す図で
ある。
【図10】同装置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【図11】同装置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【図12】同措置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【図13】本発明の実施の形態3による仮想空間情報作
成装置の構成図である。
【図14】同実施の形態における対象仮想空間を示す図
である。
【図15】同実施の形態の装置におけるオブジェクトレ
イアウト手段及び通路設定手段の編集画面を示す図であ
る。
【図16】同装置における帯域制限部により決定された
通路区間別の選択オブジェクトを示す概念図である。
【図17】同装置におけるストリーム化部により生成さ
れたデータストリームを示す概念図である。
【図18】本発明の実施の形態4による仮想空間表示装
置の構成図である。
【図19】同装置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【図20】同装置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【図21】同装置における表示手段の表示画面を示す図
である。
【符号の説明】
101 表示手段 102 入力手段 103 オブジェクトレイアウト手段 104 第1記憶手段 105 通路設定手段 106 第2記憶手段 107 通路別オブジェクトセット選択手段 108 部分空間情報生成手段 109 第3記憶手段 110 媒体書込手段 111 記録媒体 1051 デフォルト通路定義部 1071 容量制限部 1091 配置最適化部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の三次元オブジェクトが配置された
    仮想空間情報を作成する仮想空間情報作成装置におい
    て、 編集画面を表示する表示手段と、 使用者の操作を受け付ける入力手段と、 上記表示手段と上記入力手段とを用いて、形状情報及び
    テクスチャ情報を有する三次元オブジェクトを、仮想空
    間内に複数配置するオブジェクトレイアウト手段と、 上記表示手段と上記入力手段とを用いて、上記三次元オ
    ブジェクトが複数配置された上記仮想空間内で、互いに
    接続して岐路を形成する通路を設定する通路設定手段
    と、 上記通路ごとに、その近傍に配置されている三次元オブ
    ジェクトを選択してオブジェクトセットを作成する通路
    別オブジェクトセット選択手段と、 上記通路ごとに、仮想空間内での位置を示す位置情報
    と、上記オブジェクトセットの情報と、接続する通路の
    情報とからなる部分空間情報を生成する部分空間情報生
    成手段と、 上記部分空間情報を記憶する記憶手段とを備えたことを
    特徴とする仮想空間情報作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の仮想空間情報作成装置
    において、 上記通路別オブジェクトセット選択手段は、 通路からの距離が小さいものから順に、予め定められた
    データ容量を超えない範囲で、三次元オブジェクトを選
    択する容量制限部を備えたものであることを特徴とする
    仮想空間情報作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の仮想空間情報作成装置
    において、 上記通路別オブジェクトセット選択手段は、 通路の始点から終点までを一定距離間隔に等分して、複
    数の区間を作成する通路分割部と、 上記区間ごとに、上記区間からの距離が小さいものから
    順に、予め定められたデータ容量を超えない範囲で、三
    次元オブジェクトを選択する帯域制限部と、 上記通路における上記区間の並びに従って、各区間のオ
    ブジェクトセットを結合するストリーム化部とを備えた
    ものであることを特徴とする仮想空間情報作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の仮想空間情報作成装置
    において、 上記帯域制限部は、 区間ごとの三次元オブジェクトの選択に際して、直前の
    区間までに既に選択された三次元オブジェクトは選択し
    ないものであることを特徴とする仮想空間情作成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の仮想空間
    情報作成装置において、 上記帯域制限部は、 区間ごとの三次元オブジェクトの選択に際して、区間ご
    とのデータ容量の上限値を、該区間の近傍オブジェクト
    の疎密に対応して可変として選択するものであることを
    特徴とする仮想空間情報作成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の仮想空間情報作成装置において、 上記通路設定手段は、 複数の通路が接続される岐路において、その中の1組の
    通路の接続をデフォルト接続として定義するデフォルト
    通路定義部を備えたものであって、 上記記憶手段は、 上記デフォルト接続が定義されている場合に、デフォル
    ト接続する通路に対応する部分空間情報を隣接した領域
    に記憶する配置最適化部を備えたものであることを特徴
    とする仮想空間情報作成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の仮想空間情報作成装置によって作成された仮想空間
    情報に基づいて、仮想空間を表示する仮想空間表示装置
    において、 上記仮想空間情報記録媒体又は上記通信路から上記部分
    空間情報を読み込む読込手段と、 上記部分空間情報を保持する主記憶部と、 上記主記憶部を参照して、現在の視点における三次元オ
    ブジェクト群と通路群とからなる仮想空間の眺めを画面
    上に表示する表示手段と、 上記表示手段によって複数の通路からなる岐路が表示さ
    れるとき、該岐路を形成している通路のうちから何れか
    を、使用者に指定させる指定手段と、 通路に沿って視点を移動させる移動手段とを備えたこと
    を特徴とする仮想空間表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の三次元オブジェクトが配置された
    仮想空間情報を記録する仮想空間情報記録媒体におい
    て、 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情
    報作成装置の、上記記憶手段の記憶内容を連続記録した
    ものであることを特徴とする仮想空間情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 複数の三次元オブジェクトが配置された
    仮想空間情報を提供する仮想空間情報提供方法におい
    て、 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の仮想空間情
    報作成装置の上記記憶手段から、使用者によって指示さ
    れた通路に対応する部分空間情報を読み出して、通信路
    に送出するものであることを特徴とする仮想空間情報提
    供方法。
  10. 【請求項10】 複数の三次元オブジェクトが配置され
    た仮想空間情報を提供する仮想空間情報提供方法におい
    て、 請求項8に記載の仮想空間情報記録媒体から、使用者に
    よって指示された通路に対応する部分空間情報を読み出
    して、通信路に送出するものであることを特徴とする仮
    想空間情報提供方法。
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