JP2001077302A - 半導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路 - Google Patents
半導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体素子アセンブリにおいて、電流の流れ
る経路長を等しくすることによって電流密度が経路によ
って偏らないようにした。 【解決手段】 半導体素子1の一側に入力端部2とこの
入力端部と半導体素子の一側とを結ぶ入力側接続体4を
設け、半導体素子の他側に入力側接続体と電流経路長を
同じくする出力側接続体5を設け、出力側接続体におけ
る入力端部2と反対側の端部に出力端部3を設けた構造
である。これにより、入力端部2から出力端部3に至る
電流経路長を半導体素子1のどの位置を通る電流経路で
も等しい長さにして、電流密度を経路によらず一定にで
きる。
る経路長を等しくすることによって電流密度が経路によ
って偏らないようにした。 【解決手段】 半導体素子1の一側に入力端部2とこの
入力端部と半導体素子の一側とを結ぶ入力側接続体4を
設け、半導体素子の他側に入力側接続体と電流経路長を
同じくする出力側接続体5を設け、出力側接続体におけ
る入力端部2と反対側の端部に出力端部3を設けた構造
である。これにより、入力端部2から出力端部3に至る
電流経路長を半導体素子1のどの位置を通る電流経路で
も等しい長さにして、電流密度を経路によらず一定にで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子アセン
ブリ及びそれを用いた電気回路に関する。
ブリ及びそれを用いた電気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力変換装置においてスイッチン
グ素子として採用される半導体素子は、アセンブリとし
て図6に示したように半導体素子及び圧接部品のような
付属品から成る半導体素子構成体1に対して入力端部
2、出力端部3を同じ側に設け、これらの入力端部2と
半導体素子構成体1との間、出力端部3と半導体素子構
成体1との間をそれぞれ接続体4,5によって接続する
構造であった。
グ素子として採用される半導体素子は、アセンブリとし
て図6に示したように半導体素子及び圧接部品のような
付属品から成る半導体素子構成体1に対して入力端部
2、出力端部3を同じ側に設け、これらの入力端部2と
半導体素子構成体1との間、出力端部3と半導体素子構
成体1との間をそれぞれ接続体4,5によって接続する
構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の半導体素子アセンブリでは、次のような問題点が
あった。図6において半導体素子構成体1の左上と接続
体4との接触部をa、半導体素子構成体1の右上と接続
体4との接触部をb、また半導体素子構成体1の左下と
接続体5との接触部をc、半導体素子構成体1の右下と
接続体5との接触部をdとし、電流が入力端部2から出
力端部3へ流れるとき、 (i)入力端部2→接続体4→a→半導体素子構成体1
→c→接続体5→出力端部3 (ii)入力端部2→接続体4→b→半導体素子構成体1
→d→接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
従来の半導体素子アセンブリでは、次のような問題点が
あった。図6において半導体素子構成体1の左上と接続
体4との接触部をa、半導体素子構成体1の右上と接続
体4との接触部をb、また半導体素子構成体1の左下と
接続体5との接触部をc、半導体素子構成体1の右下と
接続体5との接触部をdとし、電流が入力端部2から出
力端部3へ流れるとき、 (i)入力端部2→接続体4→a→半導体素子構成体1
→c→接続体5→出力端部3 (ii)入力端部2→接続体4→b→半導体素子構成体1
→d→接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
【0004】この2つの経路(i)と(ii)との間で
は、(i)の方が(ii)に比べて電流経路が短く、電流
密度が大きく、逆に(ii)の方が(i)に比べて電流経
路が長く、電流密度が小さい。
は、(i)の方が(ii)に比べて電流経路が短く、電流
密度が大きく、逆に(ii)の方が(i)に比べて電流経
路が長く、電流密度が小さい。
【0005】このように電流経路長が異なることによ
り、配線インダクタンスが異なり、電流密度が異なる問
題点があった。
り、配線インダクタンスが異なり、電流密度が異なる問
題点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、電流の流れる経路長を等しくすること
によって電流密度が経路によって偏らないようにした半
導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路を提供す
ることを目的とする。
なされたもので、電流の流れる経路長を等しくすること
によって電流密度が経路によって偏らないようにした半
導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の半導体
素子アセンブリは、半導体素子の一側に入力端部とこの
入力端部と前記半導体素子の一側とを結ぶ入力側接続体
を設け、前記半導体素子の他側に前記入力側接続体と電
流経路長を同じくする出力側接続体を設け、前記出力側
接続体における前記入力端部と反対側の端部に出力端部
を設けたものである。
素子アセンブリは、半導体素子の一側に入力端部とこの
入力端部と前記半導体素子の一側とを結ぶ入力側接続体
を設け、前記半導体素子の他側に前記入力側接続体と電
流経路長を同じくする出力側接続体を設け、前記出力側
接続体における前記入力端部と反対側の端部に出力端部
を設けたものである。
【0008】請求項1の発明の半導体素子アセンブリで
は、半導体素子の一側に入力側接続体を設け、同じ半導
体素子の他側に入力側接続体と電流経路長を同じくする
出力側接続体を設け、これらの入力側接続体の端部と出
力側接続体の端部とにそれぞれ入力端部、出力端部を設
けることにより、入力端部から出力端部に至る電流経路
長を半導体素子のどの位置を通る電流経路でも等しい長
さにして、電流密度を経路によらず一定にする。
は、半導体素子の一側に入力側接続体を設け、同じ半導
体素子の他側に入力側接続体と電流経路長を同じくする
出力側接続体を設け、これらの入力側接続体の端部と出
力側接続体の端部とにそれぞれ入力端部、出力端部を設
けることにより、入力端部から出力端部に至る電流経路
長を半導体素子のどの位置を通る電流経路でも等しい長
さにして、電流密度を経路によらず一定にする。
【0009】請求項2の発明の半導体素子アセンブリ
は、請求項1において、前記半導体素子を複数体有する
ものであり、半導体素子が複数体であってもそれぞれを
通る電流経路長を等しくし、電流密度を経路によらず一
定にする。
は、請求項1において、前記半導体素子を複数体有する
ものであり、半導体素子が複数体であってもそれぞれを
通る電流経路長を等しくし、電流密度を経路によらず一
定にする。
【0010】請求項3の発明の半導体素子アセンブリ
は、請求項1又は2において、前記入力端部、出力端部
それぞれを前記入力側接続体、出力側接続体それぞれの
電流の流れ方向に対して垂直な方向に設けたものであ
り、電流の入力方向、出力方向が入力側接続体、出力側
接続体それぞれの電流の流れ方向に対して垂直な方向で
あっても、電流経路長を等しくし、電流密度を経路によ
らず一定にする。
は、請求項1又は2において、前記入力端部、出力端部
それぞれを前記入力側接続体、出力側接続体それぞれの
電流の流れ方向に対して垂直な方向に設けたものであ
り、電流の入力方向、出力方向が入力側接続体、出力側
接続体それぞれの電流の流れ方向に対して垂直な方向で
あっても、電流経路長を等しくし、電流密度を経路によ
らず一定にする。
【0011】請求項4の発明の電気回路は、請求項1〜
3のいずれかに記載の発明の半導体アセンブリを必要数
用意し、それらを直列すべき部分は段々に重ね、並列す
べき部分は横並びさせ、それらの間を電気的に接続した
ものである。
3のいずれかに記載の発明の半導体アセンブリを必要数
用意し、それらを直列すべき部分は段々に重ね、並列す
べき部分は横並びさせ、それらの間を電気的に接続した
ものである。
【0012】請求項4の発明の電気回路では、電気回路
としてどの経路でも電流経路長が等しくなり、電流密度
が等しくできる。
としてどの経路でも電流経路長が等しくなり、電流密度
が等しくできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態
の半導体素子アセンブリを示している。第1の実施の形
態の半導体素子アセンブリは、入力端部2を半導体素子
構成体1の左上側に配置し、出力端部3を右下側に配置
し、これらの入力端部2と半導体素子構成体1の上面と
の間、出力端部3と半導体素子構成体1の下面との間を
それぞれ入力側接続体4、出力側接続体5によって接続
した構造である。
基づいて詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態
の半導体素子アセンブリを示している。第1の実施の形
態の半導体素子アセンブリは、入力端部2を半導体素子
構成体1の左上側に配置し、出力端部3を右下側に配置
し、これらの入力端部2と半導体素子構成体1の上面と
の間、出力端部3と半導体素子構成体1の下面との間を
それぞれ入力側接続体4、出力側接続体5によって接続
した構造である。
【0014】この第1の実施の形態の半導体素子アセン
ブリでは、半導体素子構成体1の左上と入力側接続体4
との接触部をa、半導体素子構成体1の右上と入力側接
続体4との接触部をb、また半導体素子構成体1の左下
と出力側接続体5との接触部をc、半導体素子構成体1
の右下と出力側接続体5との接触部をdとし、電流が入
力端部2から出力端部3へ流れるとき、 (i)入力端部2→入力側接続体4→a→半導体素子構
成体1→c→出力側接続体5→出力端部3 (ii)入力端部2→入力側接続体4→b→半導体素子構
成体1→d→出力側接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
ブリでは、半導体素子構成体1の左上と入力側接続体4
との接触部をa、半導体素子構成体1の右上と入力側接
続体4との接触部をb、また半導体素子構成体1の左下
と出力側接続体5との接触部をc、半導体素子構成体1
の右下と出力側接続体5との接触部をdとし、電流が入
力端部2から出力端部3へ流れるとき、 (i)入力端部2→入力側接続体4→a→半導体素子構
成体1→c→出力側接続体5→出力端部3 (ii)入力端部2→入力側接続体4→b→半導体素子構
成体1→d→出力側接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
【0015】この2つの電流経路(i),(ii)を比べ
ると、その経路長は等しくなり、配線インピーダンスも
等しくなり、電流密度が半導体素子構成体1の左右いず
れの側にも偏ることがない。
ると、その経路長は等しくなり、配線インピーダンスも
等しくなり、電流密度が半導体素子構成体1の左右いず
れの側にも偏ることがない。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態の半導体
素子アセンブリを、図2に基づいて説明する。第2の実
施の形態は、複数の半導体構成体1a,1bに対して第
1の実施の形態と同様に入力端部2を半導体素子構成体
1a,1bの左上側に配置し、出力端部3を右下側に配
置し、これらの入力端部2と半導体素子構成体1a,1
bの上面との間、出力端部3と半導体素子構成体1a,
1bの下面との間をそれぞれ入力側接続体4、出力側接
続体5によって接続した構造である。
素子アセンブリを、図2に基づいて説明する。第2の実
施の形態は、複数の半導体構成体1a,1bに対して第
1の実施の形態と同様に入力端部2を半導体素子構成体
1a,1bの左上側に配置し、出力端部3を右下側に配
置し、これらの入力端部2と半導体素子構成体1a,1
bの上面との間、出力端部3と半導体素子構成体1a,
1bの下面との間をそれぞれ入力側接続体4、出力側接
続体5によって接続した構造である。
【0017】この第2の実施の形態の半導体素子アセン
ブリでは、電流が入力端部2から出力端部3へ流れると
き、 ( iii)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成
体1a→出力側接続体5→出力端部3 (iv)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成体
1b→出力側接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
ブリでは、電流が入力端部2から出力端部3へ流れると
き、 ( iii)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成
体1a→出力側接続体5→出力端部3 (iv)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成体
1b→出力側接続体5→出力端部3 という2通りの経路をとる。
【0018】この2つの電流経路( iii),(iv)を比
べると、その経路長は等しくなり、配線インピーダンス
も等しくなり、電流密度が半導体素子構成体1a,1b
のいずれの側にも偏ることがない。
べると、その経路長は等しくなり、配線インピーダンス
も等しくなり、電流密度が半導体素子構成体1a,1b
のいずれの側にも偏ることがない。
【0019】次に、本発明の第3の実施の形態の半導体
素子アセンブリを、図3に基づいて説明する。第3の実
施の形態の半導体素子アセンブリの特徴は、入力端部
2、出力端部3を入力側接続体4、出力側接続体5にお
ける電流の流れる方向に対して垂直な方向に設けた点に
あり、その他の構成は図2に示した第2の実施の形態と
共通である。
素子アセンブリを、図3に基づいて説明する。第3の実
施の形態の半導体素子アセンブリの特徴は、入力端部
2、出力端部3を入力側接続体4、出力側接続体5にお
ける電流の流れる方向に対して垂直な方向に設けた点に
あり、その他の構成は図2に示した第2の実施の形態と
共通である。
【0020】これにより、第3の実施の形態の半導体素
子アセンブリでも、図2に示した第2の実施の形態と同
様に、 ( iii)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成
体1a→出力側接続体5→出力端部3 (iv)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成体
1b→出力側接続体5→出力端部3 という2つの電流経路の経路長が等しくなり、配線イン
ピーダンスも等しくなり、電流密度が半導体素子構成体
1a,1bのいずれの側にも偏ることがない。
子アセンブリでも、図2に示した第2の実施の形態と同
様に、 ( iii)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成
体1a→出力側接続体5→出力端部3 (iv)入力端部2→入力側接続体4→半導体素子構成体
1b→出力側接続体5→出力端部3 という2つの電流経路の経路長が等しくなり、配線イン
ピーダンスも等しくなり、電流密度が半導体素子構成体
1a,1bのいずれの側にも偏ることがない。
【0021】なお、入力端部2、出力端部3の方向は図
4に示したように図3のものとは反対向きであっても良
い。
4に示したように図3のものとは反対向きであっても良
い。
【0022】次に、本発明の第4の実施の形態の電気回
路を、図5に基づいて説明する。第4の実施の形態の電
気回路は、図1に示した第1の実施の形態乃至図3に示
した第3の実施の形態のいずれかの半導体素子アセンブ
リを必要数用意し、それらを直列すべき部分は段々に重
ね、並列すべき部分は横並びさせ、それらの間を電気的
に接続することによってコンバータあるいはインバータ
のような電気回路を構成したことを特徴とする。
路を、図5に基づいて説明する。第4の実施の形態の電
気回路は、図1に示した第1の実施の形態乃至図3に示
した第3の実施の形態のいずれかの半導体素子アセンブ
リを必要数用意し、それらを直列すべき部分は段々に重
ね、並列すべき部分は横並びさせ、それらの間を電気的
に接続することによってコンバータあるいはインバータ
のような電気回路を構成したことを特徴とする。
【0023】図5に示した電気回路では半導体アセンブ
リ10a〜10dの4体を用いてスイッチング素子のブ
リッジ回路を構成している。
リ10a〜10dの4体を用いてスイッチング素子のブ
リッジ回路を構成している。
【0024】半導体素子アセンブリ10aは入力端部2
aを半導体素子構成体1aの左上側に配置し、出力端部
3aを右下側に配置し、これらの入力端部2aと半導体
素子構成体1aの上面との間、出力端部3aと半導体素
子構成体1aの下面との間をそれぞれ入力側接続体4
a、出力側接続体5aによって接続した構造である。半
導体素子アセンブリ10bは入力端部2bを半導体素子
構成体1の左下側に配置し、出力端部3aを左上側に配
置し、これらの入力端部2bと半導体素子構成体1bの
下面との間、出力端部3aと半導体素子構成体1bの上
面との間をそれぞれ入力側接続体4b、出力側接続体5
aによって接続した構造である。
aを半導体素子構成体1aの左上側に配置し、出力端部
3aを右下側に配置し、これらの入力端部2aと半導体
素子構成体1aの上面との間、出力端部3aと半導体素
子構成体1aの下面との間をそれぞれ入力側接続体4
a、出力側接続体5aによって接続した構造である。半
導体素子アセンブリ10bは入力端部2bを半導体素子
構成体1の左下側に配置し、出力端部3aを左上側に配
置し、これらの入力端部2bと半導体素子構成体1bの
下面との間、出力端部3aと半導体素子構成体1bの上
面との間をそれぞれ入力側接続体4b、出力側接続体5
aによって接続した構造である。
【0025】また半導体素子アセンブリ1cは入力端部
2aを半導体素子構成体1cの左上側に配置し、出力端
部3bを右下側に配置し、これらの入力端部2aと半導
体素子構成体1cの上面との間、出力端部3bと半導体
素子構成体1cの下面との間をそれぞれ入力側接続体4
a、出力側接続体5bによって接続した構造である。さ
らに半導体素子アセンブリ10dは入力端部2bを半導
体素子構成体1の左下側に配置し、出力端部3bを右上
側に配置し、これらの入力端部2bと半導体素子構成体
1dの下面との間、出力端部3bと半導体素子構成体1
dの上面との間をそれぞれ入力側接続体4b、出力側接
続体5bによって接続した構造である。
2aを半導体素子構成体1cの左上側に配置し、出力端
部3bを右下側に配置し、これらの入力端部2aと半導
体素子構成体1cの上面との間、出力端部3bと半導体
素子構成体1cの下面との間をそれぞれ入力側接続体4
a、出力側接続体5bによって接続した構造である。さ
らに半導体素子アセンブリ10dは入力端部2bを半導
体素子構成体1の左下側に配置し、出力端部3bを右上
側に配置し、これらの入力端部2bと半導体素子構成体
1dの下面との間、出力端部3bと半導体素子構成体1
dの上面との間をそれぞれ入力側接続体4b、出力側接
続体5bによって接続した構造である。
【0026】ただし、この電気回路では、互いに直列に
接続すべき半導体素子アセンブリ10aと10b、また
半導体素子アセンブリ10cと10dとはそれぞれ上下
に段々に重ね、かつ直接に接触する部材、つまり出力側
接続体5a,5bは共有させている。また互いに並列に
接続すべき半導体素子アセンブリ10aと10c、また
半導体素子アセンブリ10bと10dとは、入力を共通
にするので入力側接続体4a,4bそれぞれを長くして
半導体素子構成体1aと1c、また半導体素子構成体1
bと1dとに共に接触する構造にしている。このような
構造にすることにより、電気回路として見た場合の必要
部品点数を少なくすることができるメリットがある。
接続すべき半導体素子アセンブリ10aと10b、また
半導体素子アセンブリ10cと10dとはそれぞれ上下
に段々に重ね、かつ直接に接触する部材、つまり出力側
接続体5a,5bは共有させている。また互いに並列に
接続すべき半導体素子アセンブリ10aと10c、また
半導体素子アセンブリ10bと10dとは、入力を共通
にするので入力側接続体4a,4bそれぞれを長くして
半導体素子構成体1aと1c、また半導体素子構成体1
bと1dとに共に接触する構造にしている。このような
構造にすることにより、電気回路として見た場合の必要
部品点数を少なくすることができるメリットがある。
【0027】しかしながら、原則的には、半導体素子ア
センブリを必要数用意し、それらを直列すべき部分は段
々に重ね、並列すべき部分は横並びさせ、それらの間を
結線によって電気的に接続する構成にすることもでき
る。
センブリを必要数用意し、それらを直列すべき部分は段
々に重ね、並列すべき部分は横並びさせ、それらの間を
結線によって電気的に接続する構成にすることもでき
る。
【0028】このようにして構成される電気回路では、
半導体素子アセンブリ10a〜10dを4体用い、電流
経路が偏らない配置にすることにより、電流密度が偏ら
ないメリットがある。
半導体素子アセンブリ10a〜10dを4体用い、電流
経路が偏らない配置にすることにより、電流密度が偏ら
ないメリットがある。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明の半導体素
子アセンブリによれば、入力端部から出力端部に至る電
流経路長を半導体素子のどの位置を通る電流経路でも等
しい長さにして、電流密度を経路によらず一定にするこ
とができる。
子アセンブリによれば、入力端部から出力端部に至る電
流経路長を半導体素子のどの位置を通る電流経路でも等
しい長さにして、電流密度を経路によらず一定にするこ
とができる。
【0030】請求項2の発明の半導体素子アセンブリに
よれば、半導体素子が複数体であってもそれぞれを通る
電流経路長を等しくし、電流密度を経路によらず一定に
することができる。
よれば、半導体素子が複数体であってもそれぞれを通る
電流経路長を等しくし、電流密度を経路によらず一定に
することができる。
【0031】請求項3の発明の半導体素子アセンブリに
よれば、入力端部、出力端部それぞれを入力側接続体、
出力側接続体それぞれの電流の流れ方向に対して垂直な
方向に設けたので、電流の入力方向、出力方向が入力側
接続体、出力側接続体それぞれの電流の流れ方向に対し
て垂直な方向であっても、電流経路長を等しくし、電流
密度を経路によらず一定にすることができる。
よれば、入力端部、出力端部それぞれを入力側接続体、
出力側接続体それぞれの電流の流れ方向に対して垂直な
方向に設けたので、電流の入力方向、出力方向が入力側
接続体、出力側接続体それぞれの電流の流れ方向に対し
て垂直な方向であっても、電流経路長を等しくし、電流
密度を経路によらず一定にすることができる。
【0032】請求項4の発明の電気回路によれば、電気
回路としてどの経路でも電流経路長が等しくなり、電流
密度が等しくできる。
回路としてどの経路でも電流経路長が等しくなり、電流
密度が等しくできる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体素子アセン
ブリの正面図。
ブリの正面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の半導体素子アセン
ブリの正面図。
ブリの正面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の半導体素子アセン
ブリの正面図及び平面図。
ブリの正面図及び平面図。
【図4】第3の実施の形態の半導体素子アセンブリの他
の例を示す正面図及び平面図。
の例を示す正面図及び平面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の電気回路の平面
図。
図。
【図6】従来例の半導体素子アセンブリの正面図。
1,1a,1b,1c,1d 半導体素子構成体 2,2a,2b 入力端部 3,3a,3b 出力端部 4,4a,4b 入力側接続体 5,5a,5b 出力側接続体 10a,10b,10c,10d 半導体素子アセンブ
リ
リ
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体素子の一側に入力端部とこの入力
端部と前記半導体素子の一側とを結ぶ入力側接続体を設
け、前記半導体素子の他側に前記入力側接続体と電流経
路長を同じくする出力側接続体を設け、前記出力側接続
体における前記入力端部と反対側の端部に出力端部を設
けて成る半導体素子アセンブリ。 - 【請求項2】 前記半導体素子を複数体有することを特
徴とする請求項1に記載の半導体素子アセンブリ。 - 【請求項3】 前記入力端部、出力端部それぞれを前記
入力側接続体、出力側接続体それぞれの電流の流れ方向
に対して垂直な方向に設けたことを特徴とする請求項1
又は2に記載の半導体素子アセンブリ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の半導体
アセンブリを必要数用意し、それらを直列すべき部分は
段々に重ね、並列すべき部分は横並びさせ、それらの間
を電気的に接続したことを特徴とする電気回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25212199A JP2001077302A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 半導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25212199A JP2001077302A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 半導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001077302A true JP2001077302A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17232774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25212199A Pending JP2001077302A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 半導体素子アセンブリ及びそれを用いた電気回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001077302A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003243611A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体モジュール及び半導体装置 |
JP2011009767A (ja) * | 2010-08-17 | 2011-01-13 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
WO2014091839A1 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Dc-dcコンバータ装置 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25212199A patent/JP2001077302A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003243611A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体モジュール及び半導体装置 |
JP2011009767A (ja) * | 2010-08-17 | 2011-01-13 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
WO2014091839A1 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Dc-dcコンバータ装置 |
JP2014121117A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | Dc−dcコンバータ装置 |
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