JP2001076397A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2001076397A
JP2001076397A JP25284299A JP25284299A JP2001076397A JP 2001076397 A JP2001076397 A JP 2001076397A JP 25284299 A JP25284299 A JP 25284299A JP 25284299 A JP25284299 A JP 25284299A JP 2001076397 A JP2001076397 A JP 2001076397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
tape
reel
arm
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP25284299A
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English (en)
Inventor
裕之 ▲高▼田
Hiroyuki Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大小カセットそれぞれの最適なメカニカルテ
ンション制御を実現しメカの信頼性向上とコストダウン
を図ることを目的とする。 【解決手段】 大小のテープカセットを互換的に使用可
能なテンションサーボ機構を備えたVTRにおいて、テ
ンションアーム4をテンションアーム回動支点4bの周
りに回動付勢するテンションスプリング7と、テンショ
ンポール4aと、シャーシ1に植設されてテンションバ
ンド11の一端を支持するテンションバンド固定端B
と、テンションアーム4に植設されてテンションバンド
11の他端を支持するテンションバンド固定端Aとを備
え、リール台2、3が小カセットに適合する位置でのテ
ンションアーム4の位置が、大カセットに適合する位置
でのテンションアーム4の位置よりもテンションスプリ
ング7による回転モーメントが小になるよう、テンショ
ンバンド固定端位置A、Bを定めた構成の磁気記録再生
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大小カセットを互
換性をもって使用できるVTRに関し、特に、その磁気
テープのテンションをメカニカルに制御する機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大小カセットを互換性をもって使用でき
るVTRにおける従来のメカニカルなテープテンション
の制御は、例えば特開平7−44943号公報、特開平
7−141723号公報、特開平9−274750号公
報等に記載されている。
【0003】これらの従来技術では、大カセットに対応する
リール台の第1の位置と、小カセットに対応するリール
台の第2の位置において、テンションアームの位置が変
化しないようにテンションバンドの固定点を決めてい
る。
【0004】そして、大カセットと小カセットについてそれ
ぞれ最適なテンション制御を行うために、テンションア
ームを付勢するテンションスプリングの固定端を可動式
にし、大小カセットでテンションアームに加わるモーメ
ント力を機械的に変化させて調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、部品点数が
増加したり、製造工程が増えコストアップの要因になっ
ている。本発明は、斯かる問題を解決し、特別な調整や
機構を用いることなく大小カセットそれぞれの最適なメ
カニカルテンション制御を実現しメカの信頼性向上とコ
ストダウンを図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、係る問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1記載の発明は、「磁
気テープが巻回された供給側テープリールと巻取り側テ
ープリールからなる一対のリールを有する第1のテープ
カセットと、第1のテープカセットよりリール間隔、テ
ープ巻き径、ハブ径が小さい第2のテープカセットが装
着可能で、第1、第2のテープリールにそれぞれ係合す
るように2つのリール台を第1のテープカセットに適合
する第1の位置と、第2のテープカセットに適合する第
2の位置との間で移動するように構成し、少なくも供給
側テープリールから引き出された磁気テープのテープテ
ンションを供給側のリール台と該供給側のリール台に巻
き付けられたテンションバンドの摩擦によるブレーキ作
用によってコントロールするテンションサーボ機構を備
えた磁気記録再生装置において、該装置の基台に植設さ
れたテンションアーム回動支点の周りに回動自在に支持
されたテンションアームと、該テンションアームを該テ
ンションアーム回動支点の周りに一方向に回動付勢する
テンションスプリングと、該テンションアームの先端に
植設され該磁気テープを係止して該磁気テープにテンシ
ョンを付与するテンションポールと、該基台に植設され
て該テンションバンドの一端を回動自在に支持する第1
のテンションバンド固定端と、該テンションアームに植
設されて該テンションバンドの他端を回動自在に支持す
る第2のテンションバンド固定端とを備え、該リール台
の該第2の位置で該テンションアームの位置が、該リー
ル台の該第1の位置で該テンションアームの位置よりも
該テンションスプリングによる回転モーメントが小にな
るよう、該第1のテンションバンド固定端位置と該第2
のテンションバンド固定端とを定めたことを特徴とする
磁気記録再生装置。」を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して本
発明に係る磁気記録再生装置の実施の形態について説明
する。図1は本発明の磁気記録再生装置において大カセ
ットが第1の位置あるリール台に装填された状態を示す
概略平面図であり、図2は小カセットが第2の位置ある
リール台に装填された状態を示す概略平面図である。
【0008】また、図3は、大小カセットにおける供給側テ
ープリールの巻径とテープテンションの関係を示す図で
ある。同図において、「巻始め」と表示した左方は巻き
取り側テープリールが巻取りを始めた状態を示し、供給
側テープリールの巻径が大きい状態を示している。ま
た、同図において、「巻終わり」と表示された右方に行
くほど巻き取り側テープリールにテープが巻き取られ供
給側テープリールの巻径が減少し、これに伴ってテープ
テンションが大きくなる状態を示している。
【0009】図3に示すように、一般に、メカニカルテンシ
ョンサーボ機構では、テープの巻始めから巻終わりまで
のテープテンションを完全に一定にすることは不可能で
ある。供給側テープリールのテープ巻径が小さくなると
急激にテンション増加を生じる。この結果、大小カセッ
トを互換的に使用する磁気記録再生装置において、大カ
セット使用時と小カセット使用時とにおけるテープテン
ションの制御に何らの手当をしないと、ハブ径の小さい
小カセットのテープ巻終わりにおいては、大カセットの
テープ巻終わりよりもかなりテンションが大きくなりテ
ープダメージやテープ走行の不安定要因になる。
【0010】従って、本発明は、小カセット使用時のテープ
テンションを大カセット使用時のそれに比して小さく設
定し、小カセット使用時におけるテープダメージの低減
を図ると共にテープ走行の安定化を図ることを目的とす
る。
【0011】図1又は図2において、1はシャーシ、2は供
給側リール台、3は巻取り側リール台、4はテンション
アーム、5、6はテンションバンド固定腕、7はテンシ
ョンスプリング、8はドラム、9はキャプスタン、10
はピンチローラ、11はテンションバンド、12、13
はハブである。
【0012】図1又は図2に示すように、テンションアーム
4はテンションアーム回動支点4bの周りにテンション
スプリング7により反時計方向に回動付勢されておりそ
の先端には磁気テープTを係止して磁気テープTにテン
ションを付与するテンションポール4aが回動自在に植
設されている。テンションアーム4に回動自在に固定さ
れたテンションバンド固定腕5の可動端Aと供給側リー
ル台2の中心との距離をa、シャーシ1に回動自在に固
定されたテンションバンド固定腕6の固定端Bと供給側
リール台2の中心との距離をb、供給側リール台2のテ
ンションバンド11作用半径をr、可動端Aと固定端B
との距離をcとするとテンションバンド11の長さL
は、
【0013】L=(a2−r21/2+r{2π−(θ1+θ2
+θ3)}+(b2−r21/2 但し、 θ1=cos-1(r/a) θ2=cos-1{(a2+b2−c2)/2ab} θ3=cos-1(r/b) で表される。
【0014】リール台2、3の第1の位置でのテンションア
ーム4の位置と、リール台2、3の第2の位置でのテン
ションアーム4の位置とが変化しないとしたときのリー
ル台2、3の第1の位置でのテンションバンド11の長
さをL1、リール台2、3の第2の位置でのテンション
バンド11の長さをL2としたとき、L1>L2となる
ように可動端A、固定端Bの位置をそれぞれ定める。実
際にはテンションバンド11の長さは一定(L1=L
2)であるから、大カセット使用時には、小カセット使
用時に比べて相対的に、テンションアーム4は、テンシ
ョンスプリング7の力による回転モーメントが大きくな
る方向(図1中、反時計方向)に回動することになる。
【0015】なお、テンションスプリング7のバネ常数は、
小カセット使用時、大カセット使用時のそれぞれにおい
て最適となるように設定すべきことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置によれば、リ
ール台が第1の位置と第2の位置の間を移動するだけ
で、特別な調整や機構を必要とせずに、大小カセットそ
れぞれに最適なテンション制御ができるようになり、メ
カの信頼性向上、コストダウンを実現することができ
る。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置において大カセット
が第1の位置あるリール台に装填された状態を示す概略
平面図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置において小カセット
が第2の位置あるリール台に装填された状態を示す概略
平面図である。
【図3】大小カセットにおける供給側テープリールの巻
径とテープテンションの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 供給側リール台 3 巻取り側リール台 4 テンションアーム 5 テンションバンド固定腕 6 テンションバンド固定腕 7 テンションスプリング 8 ドラム 9 キャプスタン 10 ピンチローラ 11 テンションバンド 12 ハブ 13 ハブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープが巻回された供給側テープリー
    ルと巻取り側テープリールからなる一対のリールを有す
    る第1のテープカセットと、第1のテープカセットより
    リール間隔、テープ巻き径、ハブ径が小さい第2のテー
    プカセットが装着可能で、第1、第2のテープリールに
    それぞれ係合するように2つのリール台を第1のテープ
    カセットに適合する第1の位置と、第2のテープカセッ
    トに適合する第2の位置との間で移動するように構成
    し、少なくも供給側テープリールから引き出された磁気
    テープのテープテンションを供給側のリール台と該供給
    側のリール台に巻き付けられたテンションバンドの摩擦
    によるブレーキ作用によってコントロールするテンショ
    ンサーボ機構を備えた磁気記録再生装置において、 該装置の基台に植設されたテンションアーム回動支点の
    周りに回動自在に支持されたテンションアームと、 該テンションアームを該テンションアーム回動支点の周
    りに一方向に回動付勢するテンションスプリングと、 該テンションアームの先端に植設され該磁気テープを係
    止して該磁気テープにテンションを付与するテンション
    ポールと、 該基台に植設されて該テンションバンドの一端を回動自
    在に支持する第1のテンションバンド固定端と、 該テンションアームに植設されて該テンションバンドの
    他端を回動自在に支持する第2のテンションバンド固定
    端とを備え、 該リール台の該第2の位置で該テンションアームの位置
    が、該リール台の該第1の位置で該テンションアームの
    位置よりも該テンションスプリングによる回転モーメン
    トが小になるよう、該第1のテンションバンド固定端位
    置と該第2のテンションバンド固定端とを定めたことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
JP25284299A 1999-09-07 1999-09-07 磁気記録再生装置 Pending JP2001076397A (ja)

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JP25284299A JP2001076397A (ja) 1999-09-07 1999-09-07 磁気記録再生装置

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JP2001076397A true JP2001076397A (ja) 2001-03-23

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