JPH09274750A - 記録再生装置のテンションレギュレータ機構 - Google Patents

記録再生装置のテンションレギュレータ機構

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JPH09274750A
JPH09274750A JP8082662A JP8266296A JPH09274750A JP H09274750 A JPH09274750 A JP H09274750A JP 8082662 A JP8082662 A JP 8082662A JP 8266296 A JP8266296 A JP 8266296A JP H09274750 A JPH09274750 A JP H09274750A
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tension regulator
band
reel
tension
recording
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Katsunori Takahashi
克典 高橋
Toshio Mamiya
敏夫 間宮
Katsuji Akimoto
勝司 秋元
Masatake Takase
昌毅 高瀬
Akihiro Uetake
昭浩 上竹
Katsuaki Ikema
克明 池間
Kazuyoshi Suzuki
和良 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 リール台が大きさの異なるテープカセットに
対応する2つの位置に移動してもテンションレギュレー
タアームの位置の移動がなく、テンションレギュレータ
バンドの折損もなく、テンションレギュレータアームが
アンローディング位置に移動してもテンションレギュレ
ータバンドがリール台から弛みのないVCR装置のテン
ションレギュレータ機構。 【解決手段】 磁気テープのテープテンションのコント
ロール用テンションレギュレータ機構を備えた記録再生
装置おいて、テンションレギュレータ機構はリール台
1,2に摩擦接触してブレーキ作用するバンド37の一
方のバンド端を支持部材39を介しテンションレギュレ
ータアーム8の軸ピン40に回動可能に支持し、他方の
バンド端を第1及び第2の支持部材41,42を介しメ
カシャーシ3に設けた軸ピン43に回動可能に支持し、
第1及び第2の支持部材41,42にバンド37の長さ
調整機構45を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体とし
ての磁気テープを巻装した供給側テープリールと巻取側
テープリールが装着される一対のリール台の間隔をリー
ル台移動機構によって移動可能にし、リール台に2種類
の大きさの異なるテープカセットが選択的に装着可能に
された、いわゆるコンパチブル方式の民生用VCR(ビ
デオ・カセット・レコーダ)に使用して好適な記録再生
装置に関し、特に、テープリールから引き出された磁気
テープのテープテンションをリール台に掛け渡されたテ
ンションレギュレータバンドのブレーキ作用によってリ
ール台の回転を制御するためのテンションレギュレータ
機構に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録再生装置のテンションレギュ
レータ機構において、テンションレギュレータバンドは
その一端部はテンションレギュレータアームに支持部材
を介して固定され、バンドの他端部はメカシャーシに支
持部材を介して回動不能に固定されている。また、テン
ションレギュレータバンドの長さ調整は例えば、メカシ
ャーシ側の支持部材に設けたバンド調整部をスライドさ
せることによって行い、バンド調整後にねじで位置固定
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなテンションレギュレータバンドの構成ではリール台
が大きさの異なるテープカセットに対応する2つの位置
に移動すると、リール台に掛け渡されたバンドの張り具
合が変化するのでテンションレギュレータアームの位置
が移動し、このことは2つのリール台の移動位置でテー
プテンションが大きく変化してしまうという問題があ
る。また、テンションレギュレータバンドの一方のバン
ド端が回動不能に固定されているため、リール台が2つ
の位置に移動する動作に伴って支持部材とバンドとの接
続部分に繰り返しの折り曲げ力が作用すると、バンドが
折損するといった問題もある。
【0004】また、この種テンションレギュレータ機構
は、テープのアンローディング動作時にはテンションレ
ギュレータアームがリール台側に回動移動するので、テ
ンションレギュレータバンドがリール台に対して弛みが
発生する。例えばこの状態で記録再生装置を上下反転す
るとテンションレギュレータバンドがリール台のバンド
ブレーキ面から脱落することもあるため、従来のテンシ
ョンレギュレータ機構ではリール台にバンド脱落防止部
材を設けている。
【0005】本発明は上述したような課題を解消するた
めになされたもので、リール台が大きさの異なるテープ
カセットに対応する2つの位置に移動してもテンション
レギュレータアームの位置が移動することなく、しか
も、テンションレギュレータバンドの折損もなく、ま
た、テンションレギュレータアームがアンローディング
位置に移動してもテンションレギュレータバンドがリー
ル台から弛むことのない記録再生装置のテンションレギ
ュレータ機構を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による記録再生装置のテンションレギュレー
タ機構は、情報記録媒体としての磁気テープを巻装した
供給側テープリールと巻取側テープリールが挿着される
一対のリール台の間隔をリール台移動機構によって移動
可能にし、リール台に2種類以上の大きさの異なるテー
プカセットが選択的に挿着可能にされ、少なくとも供給
側テープリールから引き出された磁気テープのテープテ
ンションをコントロールするためのテンションレギュレ
ータ機構を備えた記録再生装置おいて、テンションレギ
ュレータ機構はリール台に摩擦接触してブレーキ作用す
るテンションレギュレータバンドの両バンド端を支持部
材を介してテンションレギュレータアームとメカシャー
シに回動支点部を中心としてそれぞれ回動可能に支持
し、一方の支持部材にテンションレギュレータバンドの
長さ調整機構を備えたものである。
【0007】このように構成したことで、リール台の移
動動作に伴ってテンションレギュレータバンドは両バン
ド端を支持している支持部材が回動支点部を中心として
リール台の移動方向へ回動するので、支持部材とバンド
との接続部分に繰り返しの折り曲げ力が発生することも
なくテンションレギュレータバンドの折損を防止するこ
とができる。
【0008】また、テンションレギュレータバンドの両
支持部材の回動支点部が、リール台のそれぞれの移動位
置の中心を結ぶ線分の平行な線分上で、当該線分の垂直
2等分線から等間隔に配置するようにしたので、リール
台が大きさの異なるテープカセットに対応する位置に移
動した状態においてもテンションレギュレータアームの
位置が変化することもなく、これによって、大きさの異
なるテープカセットの使用に対しても良好なテープテン
ションを得ることができる。
【0009】また、メカシャーシに回動可能に支持した
支持部材の一部に作動片を備え、テンションレギュレー
タアームのアンローディング位置への動作時に作動片と
接触させ、リール台に対してテンションレギュレータバ
ンドの弛みをとる方向に支持部材を回動させるようにし
たことで、アンローディング時においてテンションレギ
ュレータバンドがリール台に巻き付き、バンドの脱落を
防止することができる。
【0010】また、テンションレギュレータバンドの長
さ調整機構は上記回動支点部を有する第1の支持部材
と、テンションレギュレータバンドが取り付けられる第
2の支持部材とを偏心軸を有する回転軸部で連結した構
成としたことで、回転軸部を工具等で回転操作すること
で、回転軸部が偏心軸を中心として偏心回転し、第1の
支持部材に対して第2の支持部材をスライド移動させる
ことができ、テンションレギュレータバンドの長さ調整
をすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による記録再生装置
のテンションレギュレータ機構の実施例をコンパチブル
方式の民生用のビデオ・カセット・レコーダ(以下、V
CR装置という)に適用し、テンションレギュレータ機
構がダブル・テンションレギュレータ方式の場合を例に
とって図面を参照して説明する。
【0012】図1は本例によるVCR装置の要部を示し
た小テープカセット4Aの装着の場合の平面図であり、
図2は同じく大テープカセット4Bの装着の場合の平面
図である。
【0013】まず、図1を参照して小テープカセット4
Aの場合を参照してVCR装置のテープ走行系について
説明する。
【0014】符号1,2がメカシャーシ3上に配置され
ている一対の供給側リール台と巻取側リール台である。
この両リール台1,2に仮想線で示したテープカセット
4のテープ供給側リール5とテープ巻取側リール6が装
着される。
【0015】小テープカセット4Aのテープ供給側リー
ル5より引き出された磁気テープTは、ガイドローラ7
から供給側のテンションレギュレータアーム8のテープ
ガイド9、スライド部材10に支持された垂直ガイド1
1及び傾斜ガイド12を経て磁気ヘッドを有する回転ド
ラム13の入口側よりヘリカルに巻き付けられ、そし
て、磁気テープTは回転ドラム13の出口側より引き出
されスライド部材14に支持された傾斜ガイド15及び
垂直ガイド16、キャプスタン17及びピンチローラ1
8を経て巻取側のテンションレギュレータアーム19の
テープガイド20を経てガイドローラ21よりテープ巻
取側リール6に巻き取られるテープ走行系を構成してい
る。
【0016】ここで、両スライド部材10,14はメカ
シャーシ3に形成したスライド溝22a,22bに沿っ
て図示しないローディングギアによりリンクを介してア
ンローディング位置に移動可能である。また、両スライ
ド部材10,14は図1のローディング位置において固
定ブロック23,24に位置決めされる。
【0017】また、リール台1,2はそれぞれ支点軸2
5,26を回動支点として回動するリール台保持部材2
7,28から立設したリール台支持軸29,30に回転
可能に支持されている。このため、両リール台1,2は
リール台保持部材27,28の回動動作によりリール台
間隔が小テープカセット4Aと大テープカセット4Bと
に対応する位置に移動し位置決めされるようになってい
る。
【0018】供給側のテンションレギュレータアーム8
は支点軸31を回動支点として回動可能であり、コイル
ばね32によりテープガイド9に掛け渡した磁気テープ
Tのテンションを高める方向に付勢している。
【0019】また、巻取側のテンションレギュレータア
ーム19も支点軸33を回動支点として回動可能であ
り、コイルばね34によりテープガイド20に掛け渡し
た磁気テープTのテンションを高める方向に付勢してい
る。
【0020】さて、テンションレギュレータ機構にはリ
ール台1,2にそれぞれ摩擦接触してブレーキ作用を得
るための本発明の要部であるテンションレギュレータバ
ンド機構35,36が設けられている。テンションレギ
ュレータバンド機構35,36の構成は同一であるため
リール台1側のテンションレギュレータバンド機構35
を例にとって図3及び図4を参照して説明する。
【0021】図3はリール台1が大テープカセット4B
に対応する位置に位置決めされたときのテンションレギ
ュレータバンド機構35の動作位置であり、図4はリー
ル台1が小テープカセット4Aに対応する位置に位置決
めされたときのテンションレギュレータバンド機構35
の動作位置である。
【0022】テンションレギュレータバンド機構35の
バンド部分は細帯状の銅薄板等からなるバンド37の裏
面にフェルト材38が貼り付けられ、フェルト材38が
リール台1の図示しない回転面に掛け渡され摩擦接触す
ることでブレーキ作用する。
【0023】バンド37の一端部37aは支持部材39
のバンド取付部39aにカシメ固定され、この支持部材
39はテンションレギュレータアーム8の支点軸31の
近くにおいて軸ピン40で回動可能に支持されている。
【0024】バンド37の他端部37bは第1の支持部
材41と第2の支持部材42から構成された第2の支持
部材42のバンド取付部42aにカシメ固定されてい
る。そして、第1の支持部材41はメカシャーシ3から
立設した軸ピン43に軸受部44が挿入されて回転可能
に支持され、第1の支持部材41は軸受部44の支持孔
44a(図5参照)に設けた係合片44bを軸ピン43
に係合して抜け止めを防止している。
【0025】上述した第1及び第2の支持部材41,4
2はバンド37の長さ調整機構45によって接続されて
いる。この長さ調整機構45は図5に示すような構成と
なっている。
【0026】すなわち、第2の支持部材42には軸孔4
6を有し、この軸孔46に回転軸体47が所定の摩擦が
発生するように回転可能に挿入される。この回転軸体4
7の上面にはドライバー等の工具が差し込まれる回転操
作溝48が形成されていると共に、回転軸体47の底部
にその中心から偏心した位置に偏心軸49が突設されて
いる。この偏心軸49は第1の支持部材41に形成した
軸孔50に軸受けされる。また、第2の支持部材42に
形成したガイド孔51が第1の支持部材41に設けたガ
イドピン52に係合される。尚、第1の支持部材41の
軸受部44側の端部に作動部53が形成されている。
【0027】このように構成した長さ調整機構45の動
作を図6について説明すると、図6Aは第1の支持部材
41に対して第2の支持部材42が最も突き出ている位
置に移動している。つまりバンド37が最も引き出され
ている状態である。この第2の支持部材42の突き出し
長さは、偏心軸49の中心から当該支持部材42のバン
ド取付部42aの先端部までの距離Lであり、この距離
Lは回転軸体47の回転角度位置によって調節すること
ができる。
【0028】すなわち、図6Aでは偏心軸49の中心か
ら回転軸体47の外周まで最も距離の長い長径部S0
第2の支持部材42の突き出し側に位置しているため、
第2の支持部材42が最大に突き出ていることになる。
【0029】従って、図6Aの位置から回転軸体37が
矢印方向へ45°回転されると第2の支持部材42の突
き出し側には図6Bに示すように偏心軸49の中心から
回転軸体47の外周までの距離がS1 となり、回転軸体
37がさらに45°回転されると第2の支持部材42の
突き出し側に図6Cに示すように偏心軸49の中心から
回転軸体47の外周まで最も短い距離S2 となる。この
ため、第2の支持部材42は最も後退している位置に移
動しバンド37は最も短くなるようになる。このような
構成にすることで、回転軸体47を適宜に回動操作する
ことによってリール台1に掛け渡されるバンド37の長
さを自由に調節することができる。
【0030】このように構成したバンドの長さ調整機構
は、第2の支持部材42の軸孔46に回転軸体47があ
る程度の摩擦が発生するように挿着されているため、回
転軸体47を回転操作してバンドの長さを調整した回動
位置で当該回転軸体47が固定されるため、従来のよう
にバンドを調整した後でねじで固定するようなことが一
切不要となり、バンドの調整操作を容易に行うことがで
きる。
【0031】さて、上述のように構成したテンションレ
ギュレータ機構は、リール台1が図3に示した大テープ
カセット4Bに対応する位置から図4に示した小テープ
カセット4Aに対応する位置に移動する動作に伴ってバ
ンド37の移動と共に一端側のバンド端部37aを固定
している支持部材39が軸ピン40を中心として回動
し、また、バンド37の他端側のバンド端部37bを固
定している第1の支持部材41が軸ピン43を中心とし
て回動する。
【0032】このように構成したことで、リール台1が
大テープカセット対応位置と小テープカセット対応位置
との移動動作に伴ってバンド37の両バンド端37a,
37bを支持している支持部材39,41が軸ピン4
0,43を中心としてリール台の移動方向へ回動するの
で、支持部材とバンドとの接続部分に折り曲げ力が発生
することもなくバンド37の折損を未然に防止すること
ができる。
【0033】図7は上述したリール台1が実線で示した
大テープカセット4Bの対応位置から仮想線で示した小
テープカセット4Aの対応位置に移動した様子を示した
もので、このときのリール台1の移動位置とバンド37
の回動支点軸である軸ピン40,43との関係は、リー
ル台1のそれぞれの移動位置の中心を結ぶ線分P1 と平
行な線分P2 上で、この線分P2 の垂直2等分線Pから
等間隔に軸ピン40,43が配置されている。
【0034】このように構成したことで、リール台1が
大テープカセット対応位置と小テープカセット対応位置
との2つの位置に移動してもテンションレギュレータア
ーム8及びテープガイド9の位置が変動することがな
く、これによって、選択的に装着された大小のテープカ
セットから引き出されたローディング状態のテープテン
ションが急激に変動することなく安定した状態にするこ
とができる。
【0035】図8はリール台1が大テープカセット対応
位置にあってテンションレギュレータアーム8がローデ
ィング動作位置からアンローディング位置に動作したと
きのテンションレギュレータバンド機構の本発明の有効
な動作を示したものである。
【0036】すなわち、テンションレギュレータアーム
8が実線で示したローディング位置からアンローディン
グ方向へ移動し始めると、バンド37がリール台1から
弛み始める。テンションレギュレータアーム8がアンロ
ーディング方向へさらに移動することでここでは図示し
ないがバンド37の弛みは大きくなるが、テンションレ
ギュレータアーム8がアンローディング完了位置の直前
まで移動すると、アーム8の縁部8aが第1の支持部材
41の作動片53に突き当たる。これによって、作動片
53が作用点としなり第1の支持部材41と共に第1の
支持部材41が仮想線で示すように軸ピン43を回動中
心として矢印方向であるバンドの弛み取り方向へ回動さ
せることができバンド37をリール台1に接触させるこ
とができる。従って、テンションレギュレータアーム8
がアンローディング位置においてVCR装置を上下反転
するようなことがあってもリール台1からバンド37が
脱落するようなことが回避できる。
【0037】尚、リール台1が図4に示すように小テー
プカセット対応位置においてテンションレギュレータア
ーム8がローディング動作位置からアンローディング位
置に動作する場合に際しては、リール台1とテンション
レギュレータアーム8の位置関係からバンド37が殆ど
弛むことがなく、従って、この場合にはバンドの弛み取
り動作は必ずしも必要とはしない。
【0038】上述した実施例ではテープ供給側であるリ
ール台1側のテンションレギュレータバンド機構35に
ついて説明したが、テープ巻取側であるリール台2のテ
ンションレギュレータバンド機構36も勿論上述の場合
と同様な作用を得ることができる。
【0039】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0040】上述した実施例ではテンションレギュレー
タ機構のバンド長さを調整する調整機構45をメカシャ
ーシ3に回動可能にされた支持部材側に設けた場合につ
いて説明したが、テンションレギュレータアーム8側の
支持部材39側にバンドの長さ調整機構を備えることで
あってもよい。
【0041】また、実施例に示したVCR装置ではダブ
ル・テンションレギュレータ機構の場合について説明し
たが、少なくともテープ供給側のみにテンションレギュ
レータ機構を備えているVCR装置にも広く適用可能で
ある。
【0042】また、本発明では大きさの異なる大小2種
類のテープカセットが使用可能なコンパチブル方式のV
CR装置について説明したが、大きさが2種類以上の異
なるテープカセットが使用可能な場合でも適用可能であ
ることは言うまでもなく、しかも、VCR装置以外、磁
気テープを使用する一般的なVTR装置やオーディオ装
置等の記録再生装置のテンションレギュレータ機構にも
広く適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明による記録再
生装置のテンションレギュレータ機構は、情報記録媒体
としての磁気テープを巻装した供給側テープリールと巻
取側テープリールが挿着される一対のリール台の間隔を
リール台移動機構によって移動可能にし、リール台に2
種類以上の大きさの異なるテープカセットが選択的に挿
着可能にされ、少なくとも供給側テープリールから引き
出された磁気テープのテープテンションをコントロール
するためのテンションレギュレータ機構を備えた記録再
生装置おいて、テンションレギュレータ機構はリール台
に摩擦接触してブレーキ作用するテンションレギュレー
タバンドの両バンド端を支持部材を介してテンションレ
ギュレータアームとメカシャーシに回動支点部を中心と
してそれぞれ回動可能に支持し、一方の支持部材にテン
ションレギュレータバンドの長さ調整機構を備えたこと
により、支持部材とバンドとの接続部分に繰り返しの折
り曲げ力が発生することもなくテンションレギュレータ
バンドの折損を防止することができるといった効果があ
る。
【0044】また、テンションレギュレータバンドの両
支持部材の回動支点部が、リール台のそれぞれの移動位
置の中心を結ぶ線分の平行な線分上で、当該線分の垂直
2等分線から等間隔に配置するようにしたので、リール
台が大きさの異なるテープカセットに対応する位置に移
動した状態においてもテンションレギュレータアームの
位置が変動することもなく、選択的に装着された大小の
テープカセットから引き出されたローディング状態のテ
ープテンションが急激に変動することなく安定した状態
にすることができる。
【0045】また、メカシャーシに回動可能に支持した
支持部材の一部に作動片を備え、テンションレギュレー
タアームのアンローディング位置への動作時に作動片と
接触させ、リール台に対してテンションレギュレータバ
ンドの弛みをとる方向に支持部材を回動させるようにし
たことで、アンローディング時においてテンションレギ
ュレータバンドがリール台から弛むことなく巻き付くこ
とができ、たとえ記録再生装置を上下反転するようなこ
とがあってもリール台からバンドの脱落を防止すること
ができる。
【0046】また、テンションレギュレータバンドの長
さ調整機構は回動支点部を有する第1の支持部材と、テ
ンションレギュレータバンドが取り付けられる第2の支
持部材とを偏心軸を有する回転軸部で連結した構成とし
たことで、バンドの調整後に止めねじ等で固定する必要
もなく、工具等で回転軸部を回転させた位置でロックさ
れ調整後のバンドの固定ができるためバンド調整の操作
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテンションレギュレータ機構を備
えた小テープカセット対応のテープ走行系の平面図であ
る。
【図2】同じく大テープカセット対応のテープ走行系の
平面図である。
【図3】テンションレギュレータ機構の大テープカセッ
ト対応位置の動作図である。
【図4】同じく小テープカセット対応位置の動作図であ
る。
【図5】バンド長さ調整機構を有する支持部材の分離状
態の斜視図である。
【図6】A、バンドが最も引き出されている状態のバン
ド長さ調整機構の動作図である。 B、バンドが所定長さ調整された状態のバンド長さ調整
機構の動作図である。 C、バンドが最も短い状態のバンド長さ調整機構の動作
図である。
【図7】リール台の移動位置とバンドの回動支点軸との
位置関係の説明図である。
【図8】テンションレギュレータアームのアンローディ
ング位置におけるバンドの弛み取り動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
1,2 リール台、4A 小テープカセット、4B 大
テープカセット、8,19 テンションレギュレータア
ーム、9,20 テープガイド、35,36テンション
レギュレータバンド機構、37 バンド、39 支持部
材、40,43 軸ピン、41 第1の支持部材、42
第2の支持部材、45 バンド長さ調整機構、46
軸孔、47 回転軸体、48 回転操作溝、49 偏心
軸、50 軸孔、51 ガイド孔、52 ガイドピン、
53 作動片、T 磁気テープ
フロントページの続き (72)発明者 高瀬 昌毅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 上竹 昭浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 池間 克明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体としての磁気テープを巻装
    した供給側テープリールと巻取側テープリールが挿着さ
    れる一対のリール台の間隔をリール台移動機構によって
    移動可能にし、上記リール台に2種類以上の大きさの異
    なるテープカセットが選択的に挿着可能にされ、少なく
    とも上記供給側テープリールから引き出された磁気テー
    プのテープテンションをコントロールするためのテンシ
    ョンレギュレータ機構を備えた記録再生装置おいて、 上記テンションレギュレータ機構は上記リール台に摩擦
    接触してブレーキ作用するテンションレギュレータバン
    ドの両バンド端を支持部材を介してテンションレギュレ
    ータアームとメカシャーシに回動支点部を中心としてそ
    れぞれ回動可能に支持し、上記一方の支持部材に上記テ
    ンションレギュレータバンドの長さ調整機構を備えたこ
    とを特徴とする記録再生装置のテンションレギュレータ
    機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置のテンショ
    ンレギュレータ機構において、 上記テンションレギュレータバンドの上記両支持部材の
    回動支点部が、上記リール台のそれぞれの移動位置の中
    心を結ぶ線分の平行な線分上で、当該線分の垂直2等分
    線から等間隔に配置されていることを特徴とする記録再
    生装置のテンションレギュレータ機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置のテンショ
    ンレギュレータ機構において、 上記メカシャーシに回動可能に支持した支持部材の一部
    に作動片を備え、上記テンションレギュレータアームの
    アンローディング位置への動作時に上記作動片と接触さ
    せ、上記リール台に対して上記テンションレギュレータ
    バンドの弛みをとる方向に上記支持部材を回動させるよ
    うにしたことを特徴とする記録再生装置のテンションレ
    ギュレータ機構。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録再生装置のテンショ
    ンレギュレータ機構において、 上記テンションレギュレータバンドの長さ調整機構は上
    記回動支点部を有する第1の支持部材と、テンションレ
    ギュレータバンドが取り付けられる第2の支持部材とを
    偏心軸を有する回転軸部で連結されていることを特徴と
    する記録再生装置のテンションレギュレータ機構。
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