JPH01143054A - カセット式記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 この発明は、巻取リールおよび供給リールの回転の切り
換えに用いられる首振りアイドラを備えたカセット式記
録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図はカセット式記録再生装置であるＤＡＴ（デジタ
ル・オーディオ・テープデツキ）の内部を示す斜視図、
第４図は第３図のカセット式記録再生装置にカセットが
装着されている状態を示す斜視図、第５図は第３図の要
部平面図であり、図において、シャーシｌに取り付けら
れた供給り−ル２と巻取り−ル３との間には磁気テープ
４が巻かれている。この磁気テープ４は、シャーシ１に
形成された湾曲状の一対のガイド孔５に沿って移動可能
なガイドローラ６に引っ掛けられ、ドラム７の円周面に
巻き付けられるようになっている。

そして、ドラム７が回転し、ドラム７の磁気ヘッド８に
より磁気テープ４に対する信号の録音または再生が行わ
れるようになっている。

供給リール２の近傍には磁気テープ４の巻取りまたは巻
戻しを行うためのモード切換カム９が設けられており、
端部に第１のビン２８を有するモード切換カム９はモー
ド切換モータ１８により動作するようになっている。こ
のモード切換カム９の第１のビン２８により回動が規制
されるレバー２２はその一方の端部の第２のビン２９を
中心に回動可能になっている。レバー２２の他方の端部
にはばね２７が張設され、このばね２７はその近傍の支
点１０で回動自在に取り付けられたアイドラギヤ１１１
１を後述する伝達ギヤに向けて付勢するようになってい
る。

このアイドラアーム１１の先端部には供給リール２と巻
取り−ル３との間に位置したアイドラギヤ１２が回転自
在に設けられている。また、アイドラアーム１１の先端
面には駆動ギヤ１３が形成されている。

そして、アイドラアーム１１、アイドラギヤ１２および
駆動ギヤ１３により首振りアイドラ１４を構成している
。

駆動ギヤ１３に対向して第６図に示すように大径部であ
る回転伝達ギヤ１５と小径部である方向伝達ギヤ１６と
からなる伝達ギヤ１７が配設されている。

伝達ギヤ１７のプーリ２６とキャプスタン／リール用モ
ータ２０との間にはベルト１９が巻き掛けされている。

なお、２１はスラントビン、２３はテープ張力制御ビン
、２４はテープ走行ガイド、２５はピンチローラである
。

このような従来のカセット式記録再生装置においては、
使用者が周知の動作を行うことにより、モード切換用モ
ータ１８が回転し、その回転に連動してモード切換カム
９が時計方向に回動する。すると、今までレバー２２は
ばね２７により付勢されていたにも拘わらず第１のビン
２８によりその動作は阻止されていたが、モード切換カ
ム９の時計方向の回動によりロック状態は解除される。

そこで、レバー２２は第２のビン２９を中心に時計方向
に回動し、アイドラアーム１１は伝達ギヤ１フに向けて
移動し、駆動ギヤ１３は伝達ギヤ１７の方向伝達ギヤ１
６と噛合する。その後、キャプスタン／リールモータ２
０は時計方向に回転すると、首振りアイドラ１４は巻取
リール３に向けて振られる。さらに、方向伝達ギヤ１６
が回転すると、駆動ギヤ１３と方向伝達ギヤ１６との噛
合が解除され、直ぐにアイドラギヤ１２は伝達ギヤ１７
の回転伝達ギヤ１５と噛きする。ここで、首振りアイド
ラ１４は伝達ギヤ１７に向けて付勢されているので、そ
の付勢力の分力がＡ方向に作用する。したがって、首振
りアイドラ１４はＡ方向にさらに進み、アイドラギヤ１
２は回転伝達ギヤ１５とともに巻取リール３とも噛合し
、巻取リール３は時計方向に回転し、巻取リール３には
磁気テープ４が巻かれる。

また、モード切換用モータ１８が回転し、ベルト１９を
介して伝達ギヤ１７が反時計方向に回転した場合には、
伝達ギヤ１７の方向伝達ギヤ１６と呻きした駆動ギヤ１
３により、首振りアイドラ１４は供給り−ル２に向けて
振られるとともに、方向伝達ギヤ１６と駆動ギヤ１３と
の噛合が解除され、直ぐにアイドラギヤ１２は回転伝達
ギヤ１５と噛合する。さらに、回転伝達ギヤ１５の回転
力により首振りアイドラ１４は矢印Ｂ方向に移動し、ア
イドラギヤ１２は回転伝達ギヤ１５とともに供給リール
２とも噛合し、供給リール２は反時計方向に回転し、供
給リール２には磁気テープ４が巻かれる。

［発明が解決しようとする問題点］ 以上のように構成されている従来のカセット式記録再生
装置においては、支点１０がフリーであるので、カセッ
ト式記録再生装置を供給リール２側または巻取リール３
側に傾斜して載置したりして、供給リール２側または巻
取リール３側に重力Ｇが加わったりした場合には、アイ
ドラアーム１１が伝達ギヤ１７に向けて移動する際、傾
斜方向く重力方向）に首振りアイドラ１４が回動し、例
えば巻取リール３に時計方向の回転駆動力が生じなけれ
ばならないのに、供給リール２に時計方向の回転駆動力
が生じてしまい、磁気テープ４は本来の方向と反対方向
に走行するといった問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、例えば供給リール側または巻取リール側に
傾斜して載置したときに供給り一ルまたは巻取リールに
誤動作が生じるのを防止するカセット式記録再生装置を
得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るカセット式記録再生装置は、シャーシに
設けられ磁気テープが巻かれる供給リールと、この供給
リールと並設され供給リールからの磁気テープを巻取る
巻取リールと、この巻取リールおよび前記供給リールと
所定の距離能れてシャーシに設けられモータがらの回転
力で回転する伝達ギヤと、この伝達ギヤに対向しかつ付
勢されて設けられ前記巻取リール側および前記供給リー
ル側に回動するアイドラアームと、このアイドラアーム
の端部に回転自在に取り付けられ前記伝達ギヤ側に移動
して伝達ギヤと噛きしかつ前記巻取リールまたは前記供
給リールと噛合するアイドラギヤと、前記シャーシに設
けられ前記アイドラアームの回動を規制する回動規制手
段とを備えたものである。

［作用］ この発明においては、伝達ギヤの回転力により回動規制
手段の規制力に逆らってアイドラアームが巻取リコル側
に回動されて前記伝達ギヤが前記アイドラギヤを介して
巻取リールと噛合して巻取リールが回転され、また前記
伝達ギヤの回転力により前記規制手段の規制力に逆らっ
て前記アイドラアームが前記供給リール側に回動されて
伝達ギヤが前記アイドラギヤを介して供給リールと噛合
して供給リールが回転される。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す要部斜視図であり、
第３図ないし第６図と同一または相当部分は同一符号を
付し、その説明は省略する。

図において、シャーシ１にはアイドラアーム１１と交差
して細長のガイド穴３０が形成されている。

このガイド穴３０には貫通しかつアイドラアーム１１を
またいだコの字状のばね３１が設けられている。

そして、このばね３１とガイド穴３０とによりアイドラ
アーム１１の回動を規制する回動規制手段を構成してい
る。

このように構成されたカセット式記録再生装置であるＤ
ＡＴにおいては、カセット式記録再生装置が供給リール
２側に傾斜して載置されているときには、アイドラアー
ム１１は、供給リール２側に重力が作用し、供給リール
２側に回動するが、途中供給リール２の手前でばね３１
に当接し、アイドラギヤ１２と供給リール２とが噛合す
るようなことはない。

そして、この状態のときに巻取り−ル３を回転させよう
としたときは、使用者が周知の動作を行うことにより、
キャプスタン／リールモータ２ｏが回転し、ベルト１９
を介して伝達ギヤ１７が時計方向に回転する。また、モ
ード切換カム９が回動することにより、アイドラアーム
１１は伝達ギヤ１７に向けて移動し、駆動ギヤ１３は伝
達ギヤ１７の方向伝達ギヤ１６と噛合する。すると、ア
イドラギヤ１２は供給リール２側に作用する重力に逆ら
って巻取り−ル３に向けて振られて駆動ギヤ１３と方向
伝達ギヤ１６との噛合が解除され、かつ方向伝達ギヤ１
６の回転力によりばね３１を変形させてアイドラギヤ１
２は伝達ギヤ１７の回転伝達ギヤ１５と噛合する。さら
に、回転伝達ギヤ１５の回転力により首振りアイドラ１
４は矢印Ｃ方向に回動し、アイドラギヤ１２は回転伝達
ギヤ１５とともに巻取り−ル３とも咄合し、巻取リール
３は時計方向に回転し、巻取り−ル３には磁気テープ４
が巻かれる。

なお、第２図はこの発明の他の実施例を示す要部斜視図
であり、このものの場合には、アイドラアーム１１に形
成されたガイド穴３２と、このガイド穴３２に貫通した
線ばね３３とにより回動規制手段を構成している。

また、上記実施例ではカセット式記録再生装置としてＤ
ＡＴについて説明したが、この発明はビデオにも適用す
ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明のカセット式記録再生装
置は、アイドラアームの回動を規制する回動規制手段の
規制力に逆らって伝達ギヤの回転力によりアイドラアー
ムが巻取リール側に回動されて前記伝達ギヤが前記アイ
ドラギヤを介して巻取リールと噛合して巻取リールが回
転され、また前記回動規制手段の規制力に逆らって前記
伝達ギヤの回転力により前記アイドラアームが前記供給
リール側に回動されて伝達ギヤが前記アイドラギヤを介
して供給リールと噛合して供給リールが回転されるよう
になっているので、例えば装置本体を供給リール側また
は巻取リール側に傾斜して載置した場合に生じた、供給
リールまたは巻取リールが誤動作し磁気テープが反対方
向に走行するといったことは防止される。

【図面の簡単な説明】

５第１図はこの発明の一実施例を示す要部斜視図、第２
図はこの発明の他の実施例を示す要部斜視図、第３図は
従来のカセット式記録再生装置の一例であるＤＡＴの内
部構造を示す斜視図、第４図は第３図のＤＡＴにカセッ
トが装着されている状態を示す斜視図、第５図は第３図
の要部平面図、第６図は第３図の伝達ギヤの断面図であ
る。 図において１はシャーシ、２は供給リール、３は巻取リ
ール、４は磁気テープ、１１はアイドラアーム、１２は
アイドラギヤ、１４は首振りアイドラ、１５は回動伝達
ギヤ、１６は方向伝達ギヤ、１７は伝達ギヤ、３０．３
２はガイド穴、３１はばね、３３は線ばねである。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 挑１図 第３図 第４図 手続補正書 昭和６３年　９月２０日

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、シャーシに設けられ磁気テープが巻かれる供給
   リールと、この供給リールと並設され供給リールからの
   磁気テープを巻取る巻取リールと、この巻取リールおよ
   び前記供給リールと所定の距離離れてシャーシに設けら
   れモータからの回転力で回転する伝達ギヤと、この伝達
   ギヤに対向しかつ付勢されて設けられ前記巻取リール側
   および前記供給リール側に回動するアイドラアームと、
   このアイドラアームの端部に回転自在に取り付けられ前
   記伝達ギヤ側に移動して伝達ギヤと噛合しかつ前記巻取
   リールまたは前記供給リールと噛合するアイドラギヤと
   、前記シャーシに設けられ前記アイドラアームの回動を
   規制する回動規制手段とを備え、前記伝達ギヤの回転力
   により前記回動規制手段の規制力に逆らって前記アイド
   ラアームが前記巻取リール側に回動されて伝達ギヤが前
   記アイドラギヤを介して巻取リールと噛合して巻取リー
   ルが回転され、また前記伝達ギヤの回転力により前記規
   制手段の規制力に逆らって前記アイドラアームが前記供
   給リール側に回動されて伝達ギヤが前記アイドラギヤを
   介して供給リールと噛合して供給リールが回転されるこ
   とを特徴とするカセット式記録再生装置。
2. （２）、回動規制手段は、シャーシにアイドラアームと
   交差して形成された細長のガイド穴と、このガイド穴に
   貫通しかつアイドラアームをまたいで設けられたコの字
   状のばねとからなる特許請求の範囲第１項記載のカセッ
   ト式記録再生装置。
3. （３）、回動規制手段は、アイドラアームに形成された
   ガイド穴と、このガイド穴に貫通した線ばねとからなる
   特許請求の範囲第１項記載のカセット式記録再生装置。