JP2001074313A - 浴槽用湯水循環接続具及び押え部材 - Google Patents

浴槽用湯水循環接続具及び押え部材

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JP2001074313A
JP2001074313A JP19432799A JP19432799A JP2001074313A JP 2001074313 A JP2001074313 A JP 2001074313A JP 19432799 A JP19432799 A JP 19432799A JP 19432799 A JP19432799 A JP 19432799A JP 2001074313 A JP2001074313 A JP 2001074313A
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hot water
hole
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water circulation
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Minoru Hatano
實 波多野
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Hatano Factory Ltd
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来品に比べて部品点数を少なくして組み合
わせ等の取り扱いを簡単にでき、浴槽の側壁に穿設した
取付け孔の位置に、作業員一人で容易にかつ迅速に取付
けることができるようにすることにある。 【解決手段】 浴槽湯水循環用の接続具本体17と、こ
の接続具本体17を浴槽の側壁2に穿設した孔3の位置
に固定するための押え部材18と、接続具本体17と押
え部材18とを連結でき且つこの接続具本体17と押え
部材18とを近接・離反させることができる連結部材1
9とを備えている。また、押え部材18は、連結可能な
ように形成してなる2つの押え部48、49を、所定方
向に2つ折り可能なように連結するとともに、少なくと
も一方の押え部に貫通ねじ孔51を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽と湯水強制循
環式給湯装置との間で湯水を循環させるために、浴槽の
側壁の孔に取付けられる浴槽用湯水循環接続具及び押え
部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、一般的な家庭に設
置されている浴槽1には、側壁2の下部近傍に穿設した
孔3に浴槽用湯水循環接続具4(以下、接続具4とい
う)が取付けられており、この接続具4には屋外に設置
された湯水強制循環式給湯装置5(以下、給湯装置5と
いう)が、湯水往路用並びに湯水復路用の1対のホース
6、並びに1対の接続管7を介して接続されている。そ
して入浴する場合は、事前に、浴槽1に満たしている湯
又は水を給湯装置5に内蔵したポンプ(図示せず)を作
動させ、浴槽1と給湯装置5との間で湯水を強制循環さ
せながら給湯装置5内の加熱部(図示せず)で湯水を沸
かしている。
【0003】そこで、上記した浴槽1の側壁2の孔3の
位置に取付けられている従来の一例の接続具4は、図1
5(及び図14)に示すように、フィルターキャップ
8、接続具本体9、中間接続部材10、循環口ボディー
11及び複数のパッキン12a〜12e、ねじ13とか
らなるものであった。
【0004】浴槽1の設置施工の段階で、この接続具4
を浴槽1の側壁2の孔3の位置に取付ける場合は、先ず
接続具本体9の筒部9aにパッキン12eを取付け、パ
ッキン12aを介してねじ13で接続具本体9を中間接
続部材10に連結固定する。循環口ボディー11のフラ
ンジ部11aには、パッキン12dが取り付けられる。
尚、フィルターキャップ8は、後で接続具本体9に取り
付ける。
【0005】次に一方の作業員が、パッキン12dを取
り付けた循環口ボディー側14を持って浴槽1の外から
孔3の位置の側壁2に、パッキン12cを介してフラン
ジ部11aを押し当ててその状態を保持し、もう一人の
作業員が接続具本体側15を持って浴槽内に入り、中間
接続部材10のねじ部10aにパッキン12bを挿着
し、次にねじ部10aを側壁2の孔3に挿入して循環口
ボディー側14の雌ねじ部11bにねじ込んでいる。こ
のようにして浴槽内の接続具本体側15は、浴槽外の循
環口ボディー側14とともに孔3の位置に側壁2を挟む
ようにして取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接続具4の構成では、上記したように側壁2への取付け
作業に二人の作業員を必要とし、また部品点数も多く組
み合わせ作業に手間取るといった問題があった。さらに
従来の接続具4は部品点数も多いために、その取り扱い
も煩雑となり、また製造コストも高くなるといった問題
があった。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、従来品に比べ
て部品点数を少なくして組み合わせ等の取り扱いを簡単
にでき、浴槽の側壁に穿設した取付け孔の位置に、作業
員一人で容易にかつ迅速に取付けることができるように
した浴槽用湯水循環接続具及び押え部材を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
有効に達成するために、次のような構成にしてある。す
なわち、請求項1に記載の本発明の浴槽用湯水循環接続
具は、湯水の往路用通路と復路用通路とを内部に区画形
成するとともに上記の各通路に対応する夫々の接続管を
後面側に接続できるようにした接続具本体と、この接続
具本体を浴槽の側壁に穿設した孔の位置に固定させる押
え部材と、この押え部材と接続具本体とを繋いで近接・
離反させることができる連結部材とを備えてなる構成に
してある。
【0009】請求項2に記載の本発明の浴槽用湯水循環
接続具は、請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具の構成
において、接続具本体の後面側に、往路用通路に連通す
る接続管と、復路用通路に連通する接続管とを夫々接続
した構成にしてある。
【0010】請求項3に記載の本発明の浴槽用湯水循環
接続具は、請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具の構成
において、接続具本体の後面側に、往路用通路に連通す
る所定長さの接続管と、復路用通路に連通する所定長さ
の接続管を夫々接続し、各接続管の端部にチューブを夫
々接続した構成にしてある。
【0011】請求項4に記載の本発明の浴槽用湯水循環
接続具は、請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具の構成
において、接続具本体の後面側に、往路用通路に連通す
るチューブと、復路用通路に連通するチューブとを夫々
接続した構成にしてある。
【0012】請求項5に記載の本発明の浴槽用湯水循環
接続具は、請求項2、3又は4記載の浴槽用湯水循環接
続具の構成において、連結部材を介して両接続管又は両
チューブの間に押え部材を設けた構成にしてある。
【0013】請求項6に記載の本発明の押え部材は、連
結可能なように形成してなる2つの押え部を、所定方向
に2つ折り可能なように連結するとともに、少なくとも
一方の押え部に貫通ねじ孔を設けた構成にしてある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図1
3に基づいて説明する。
【0015】図示(図1、図2参照)の本発明の浴槽用
湯水循環接続具16は、少なくとも接続具本体17、押
え部材18及び連結部材19を備えた構成のものであ
る。
【0016】より具体的に説明すると、上記の接続具本
体17(図5、図6参照)は、浴槽1の底部近傍の側壁
2に開けた孔3に浴槽内から係合できる短円柱状の凸部
22を形成した円盤状の本体部20と、この本体部20
に係合できるように形成されたフィルターガイド部21
と、本体部20とフィルターガイド部21との間に介在
される押え板32と、本体部20とフィルターガイド部
21とを連結固定するねじ26とからなる。
【0017】本体部20(図3参照)は、往路用並びに
復路用の通路となる1対の湯水通路用孔24、25と、
後述する連結部材19を挿通する貫通孔23と、ねじ2
6(図5参照)によって本体部20とフィルターガイド
部21とを連結固定するためのねじ孔27と、側壁2の
浴槽内側面2a(図5参照)との間でシールをするため
のパッキン30を係止するための環状凹部31とを形成
した合成樹脂製のものである。勿論、本体部20は、合
成樹脂製に限らず他の素材によって形成したものであっ
てもよい。
【0018】貫通孔23(図7参照)の内部には、略中
間位の位置に環状の凹部29aが形成してあり、この凹
部29aにOリング28を設けてある。Oリング28
は、凹部29aに設けることによって、連結部材19を
貫通孔23から外す時に孔3から外れ落ちないようにし
てある。
【0019】尚、図9に示すように貫通孔23の内部
に、略中間位の位置に環状又は断続的に又は対峙する箇
所に凸状部29を形成し、Oリング28はこの凸状部2
9近傍の連結部材19の部分に設けるようにしてもよ
い。
【0020】さらに、本体部20の各湯水通路用孔2
4、25には(図1〜図3、図5、図6参照)、側壁2
の孔3から浴槽外に突出するように10〜20cm位の
長さの接続管33、34が、本体部20にロー付け又は
溶接等によって一体的に設けてある。勿論、この各接続
管33、34は、本体部20に対して着脱可能なよう
に、先端に雄ねじ又は雌ねじ(図示せず)を形成し、本
体部20の各湯水通路用孔24、25に雌ねじ又は雄ね
じ(図示せず)を形成してねじ込み接続できるようにす
るも、或いはその他の公知の着脱可能な連結機構によっ
て着脱可能に接続できるようにしてもよい。
【0021】尚、接続管33、34の長さや形、径、材
質等は、種々設計変更するも自由である。また、接続管
33、34は、後述するチューブの機能を有する長尺の
ものであっても、或いは適宜長さの短いものであっても
よい。また、接続管33、34は、屈曲自在なものであ
っても、或いは屈曲性を有さないものであってもよい。
さらに、本体部20の後面部の各湯水通路用孔24、2
5には、チューブ45を直接接続できるようにしてもよ
い。
【0022】この各接続管33、34の端部には、フレ
キシブルなチューブ45(図5、図6参照)を接続でき
るように雄ねじ46を外周に形成した接続部材47が固
着してある。上記のチューブ45は、最初から各接続管
33、34に接続しておいてもよいし、浴槽1の側壁2
の孔3の位置に本発明の湯水循環接続具を取付けた後に
接続してもよい。チューブ45は、ゴムホース、ステン
レス管、銅管、樹脂管、その他の種々の材質で形成した
屈曲自在なものであっても、或いは屈曲性を有さないも
のであってもよい。
【0023】次にフィルターガイド部21(図3〜図6
参照)は、本体部20の各湯水通路用孔24、25に連
通する湯水通路(往路用及び復路用)35、36と、上
記したねじ26を挿通する貫通孔37と、連結部材19
を挿通可能で係止できる連結部材用孔38とを形成した
合成樹脂製の円形状のものである。勿論、本体部20
は、合成樹脂製に限らず他の素材によって形成したもの
であってもよい。
【0024】フィルターガイド部21の各湯水通路(往
路用及び復路用)35、36は、フィルターガイド部2
1の中央部周辺から外周壁部21aまで導かれるように
形成されている。そして外周壁部21aには、各湯水通
路(往路用及び復路用)35、36の開口40、41を
形成してある。開口40と開口41とは、フィルターガ
イド部21の中心から120°位の間隔を以て形成され
ている。
【0025】また、連結部材用孔38は、フィルターガ
イド部21を貫通した孔であって、内部に連結部材19
の頭部19aを係止できる環状係止部42を形成してあ
る。
【0026】上記の連結部材19は、一端に十字溝19
b(図4参照)を形成した頭部19aを有するねじ棒で
ある。連結部材19は、接続管33、34と同じ位の長
さか或いは接続管33、34より少し短い長さのもので
ある。勿論、連結部材19は、接続管33、34より長
くてもよい。尚、頭部19aの形状は種々設計変更して
よい。また、頭部19aのドライバー係合用の溝は、−
(マイナス)溝、或いはレンチ用の溝、その他種々の形
状の溝であってもよい。また、連結部材19がねじ棒で
ある場合、軸に対するねじ切りの範囲は、棒の全長にわ
たって形成するも、軸の外周面の一部をねじ切りしたも
のであってもよい。また、連結部材19は、本体部20
とフィルターガイド部21とを近接・離反できれば如何
なる構成のものであってもよい。
【0027】次に押え部材18(図1、図2、図5、図
6、図8参照)は、硬質材によって略コ字状に形成した
ものであり、側壁2の孔3の径より少し大きめの長さに
してある。押え部材18の両端には、浴槽外の側壁2の
外側面2bを押圧する先端押え部43を形成してある。
更に、押え部材18には、連結部材19と螺合できるね
じ孔44が所定箇所に形成してある。
【0028】また、フィルターガイド部21には、浴槽
内側からフィルターキャップ48が着脱自在に係止でき
るようにしてある。このフィルターキャップ48には、
フィルターガイド部21の各開口40、41と対峙する
箇所にフィルター用の孔(図示せず)が形成してあり、
この孔にフィルター(図示せず)を設けてある。勿論、
フィルターキャップ48は、前面にもフィルターを設け
たものであってもよい。また、フィルターガイド部21
の各開口40、41と対峙する箇所に孔(図示せず)を
形成し、この孔の何方か一方にフィルター(図示せず)
を設けるようにしてもよい。さらに、フィルターキャッ
プ48は、接続具本体17の内部構造が異なれば、外周
の孔にフィルターを設けないものであってもよい。
【0029】上述のような構成からなる本発明の浴槽用
湯水循環接続具にあって(図5、図6参照)、浴槽1の
側壁2の孔3の位置に取り付ける場合は、先ず本体部2
0の環状凹部31にパッキン30を嵌め込み、この本体
部20にフィルターガイド部21を被せてねじ26で固
定する。このことにより本体部20の夫々の湯水通路用
孔24、25は、対応するフィルターガイド部21の各
湯水通路(往路用及び復路用)35、36(何方の湯水
通路が往路用又は復路用として使用してもよい。)と連
通する。また、本体部20の貫通孔23は、フィルター
ガイド部21の連結部材用孔38と連通する。
【0030】上記のようにした後、Oリング28を嵌着
した連結部材19は、本体部20に固定したフィルター
ガイド部21の連結部材用孔38から挿通し、本体部2
0から突出した部分の先端近傍に押え部材18のねじ孔
44を螺合させる。この場合、押え部材18は、両接続
管33、34の間に位置し(図2参照)、連結部材19
を回しても両接続管33、34に回転方向への動きを阻
止されるため、連結部材19とともに共回りすることが
ない。
【0031】次に連結部材19に螺着された押え部材1
8は、本体部20等とともに少し傾けて、浴槽内から側
壁2の孔3を通し浴槽1の外側に配する。次に本体部2
0の凸部22を側壁2の孔3に係合させた後に、連結部
材19の頭部19aの十字溝19bにプラスドライバー
の先を係合させて連結部材19をさらに回す。このこと
により押え部材18は、連結部材19に螺合しているの
で側壁2の外側面2b側(接続具本体17側)に移動す
る。そして押え部材18の上下の先端押え部43は、浴
槽1から側壁2の外側面2bに当接して押圧し、本体部
20及びフィルターガイド部21とともに側壁2に挟着
することになる。最後に浴槽内のフィルターガイド部2
1にフィルターキャップ48を被せる。
【0032】このようにして本発明の浴槽用湯水循環接
続具16は、一人の作業員によって浴槽内から簡単に浴
槽1の側壁2の孔3の位置に取り付けることができる。
【0033】尚、接続管33、34は、図5、図6の仮
想線で示したように接続具本体17を側壁2に取り付け
た場合に、下方に向くように屈曲形成したものとするこ
とにより、現場では後でチューブ等の取付けを容易に行
うことができる。勿論、真っ直ぐな接続管33、34を
下方に傾けて本体部20に取付けられるようにしてもよ
い。
【0034】また、接続具本体17は、図示の例の構造
に限定されるものではなく、湯水の往路用通路と復路用
通路とを内部に区画形成した構造で、本発明の目的を達
成できるものであれば如何なる構造であってもよい。勿
論、接続具本体は、所謂、公知の各種の無極性(接続具
本体の各通路の接続口に対して往路用接続管、復路用接
続管の何方を接続しても湯水の循環機能を発揮させるこ
とができる構造)の構造であってもよい。
【0035】次に図10〜図13は、本発明の押え部材
18に関する図である。尚、図中符号は便宜上、図1〜
図9で示す部分と同一の部分については同一の符号を使
用する。
【0036】この押え部材18は、2つの押え部48、
49と、この両押え部48、49を連結するスプリング
ピン50とからなる。
【0037】上記の一方の押え部48は、中央に貫通ね
じ孔51を形成した連結杆部52の一端53に、この連
結杆部52とともにT字状を成すようにして当接部54
を形成し、連結杆部52の他端55にコ字状の係合部5
6を形成し、さらに、このコ字状の係合部56の対峙す
る位置にスプリングピン50を嵌着するための貫通孔5
7を形成し、全体を金属材又は硬質樹脂材等の硬材によ
って一体的に形成したものである。勿論、連結杆部52
と当接部54とは別体として形成し、ねじ等で当接部5
4を連結杆部52に固定してもよい。
【0038】また、上記の当接部54は、図示の例の場
合は角柱状の形成であるが、板状のものであってもよ
く、所望の面に対して当接できれば如何なる形状、大き
さとしてもよい。
【0039】次にもう一方の押え部49は、上記した押
え部48と異なる全体T字状のものであり、連結杆部5
8の一端59に、この連結杆部58とともにT字状を成
すようにして当接部60を形成し、連結杆部58の他端
61にスプリングピン50を嵌着するための貫通孔62
を形成し、全体を金属材又は硬質樹脂材等の硬材によっ
て一体的に形成したものである。尚、本発明の押え部材
においては、この押え部49の連結杆部58に、上記の
押え部48と同様の貫通ねじ孔を形成するようにしても
よい。
【0040】また、連結杆部58の厚みは、押え部48
のコ字状の係合部56の隙間63の寸法より少し狭い寸
法にし、連結杆部58の他端61が係合部56の隙間6
3に挿入できるようにしてある。挿入した時、連結杆部
58の貫通孔62は、押え部48のコ字状の係合部56
の各貫通孔57と合致する。
【0041】さらに、この連結杆部58の他端61の上
部には、水平方向に突出する凸部64が形成されてい
る。凸部64の下面66は、スプリングピン50を介し
て両連結杆部52、58を連結して両連結杆部52、5
8を折りたたまないで縦長に伸ばした時、連結杆部52
の上面65に当接するようにしてある。
【0042】したがって、押え部49は、凸部64が押
え部48の上面65に当接することにより、スプリング
ピン50の位置を支点に、一方向に回転移動させること
ができるが、押え部48とともに一直線状(図13の状
態)になった時には、上記の回転移動方向と反対の方向
には回転移動できないようになっている。この状態の時
に、押え部48の当接部54の端面67、並びに押え部
49の当接部60の端面67は、当接する相手の部材に
対して対峙させることができる。そのため、押え部材1
8は、この状態で当接する相手の部材に対して当接させ
ながら押圧することができる。
【0043】尚、本発明の押え部材は、押え部48、4
9を連結部分で折り曲げ可能なように形成することによ
って、上記のようにスプリングピン50を使用すること
なく、所定方向に2つ折り可能とすることができる。ま
た、スプリングピン50以外の部材によって両押え部4
8、49を連結してもよい。
【0044】次に上記した図示(図10参照)の構成か
らなる押え部材18を、本発明の浴槽用湯水循環接続具
16の押え部材として使用し、この浴槽用湯水循環接続
具16を浴槽1の側壁2の孔3の位置に取り付ける場合
について説明する。
【0045】尚、押え部材18の構成以外の浴槽用湯水
循環接続具16の構成は、前記した構成と殆ど同様であ
り、浴槽用湯水循環接続具16の前記した取付けの際の
説明と重複する取付け作業については説明を省略し、本
発明の押え部材18の取付け作業時における作用等につ
いて主に説明する。
【0046】先ず本体部20の貫通孔23に連結部材1
9を挿通し、この連結部材19の先端に押え部材18の
貫通ねじ孔51を螺合する。次に押え部材18の押え部
49をスプリングピン50の枢着箇所から本体部20側
に90°位折り曲げる(図12参照)。
【0047】このようにした後に折り曲げた押え部材1
8は、浴槽1の側壁2の孔3に浴槽内から挿入する。押
え部48が浴槽外に出た時に、押え部48及び本体部2
0とともに連結部材19を孔3の上端に移動させる。移
動させた後に押え部49は、スプリングピン50の枢着
箇所を支点に下方側に回転移動させ、凸部64を押え部
48の上面65に当接させ、押え部48とともに上下方
向に一直線状にする。
【0048】次に連結部材19は、側壁2の孔3の上端
より少し下に移動させる。このことにより押え部48の
当接部54と押え部49の当接部60とが、図13に示
すように孔3の上下端近傍の側壁2の外側面2bと対峙
することになる。
【0049】このようにした後に連結部材19を回すこ
とにより、連結部材19と螺合している押え部材18は
側壁2側に移動する。そして各当接部54、60の端面
67が、側壁2の外側面2bに当接して押圧する。その
ためパッキン30を設けた本体部20は、押え部材18
とともに側壁2を挟むようにして孔3の位置に固定され
る。
【0050】このように本発明の押え部材18を使用す
ることにより、連結部材19を介して本体部20と繋が
れた押え部材18は、浴槽1の側壁2の孔3に対して浴
槽内から簡単に浴槽外に配することができ、本発明の浴
槽用湯水循環接続具16を側壁2の孔3の位置に容易に
取り付けることができる。
【0051】
【発明の効果】以上、上記の説明でも明らかなように本
発明の浴槽用湯水循環接続具では、取付け作業中に浴槽
の内側、外側に移動したりすることなく、一人の作業員
が浴槽内から連結部材を回すことにより、簡単に且つ短
時間で浴槽の側壁の孔に取付けることができ、作業性を
一段と向上させることができる。また、本発明の浴槽用
湯水循環接続具は、接続具本体と押え部材及び連結部材
とによって、浴槽用湯水循環接続具としての機能を充分
に発揮することができ、構成部品の数も少なく、製造コ
ストを低減でき、且つ取り扱いも容易に行うことかてき
る。
【0052】また、本発明の浴槽用湯水循環接続具は、
接続具本体の後面側に、往路用通路に連通する接続管
と、復路用通路に連通する接続管とを夫々接続したこと
により、接続具本体と接続管とが一体的な1つの物とし
て取り扱うことができ、夫々の接続管を後で接続具本体
に接続する作業を省くことができ、作業効率を向上させ
ることができる。
【0053】また、本発明の浴槽用湯水循環接続具は、
各接続管の端部にチューブを接続しておくことにより、
浴槽用湯水循環接続具の取付け後にチューブを接続する
作業を省くことができ、作業効率をより高めることがで
きる。
【0054】また、本発明の浴槽用湯水循環接続具は、
接続具本体の後面側に、往路用通路に連通するチューブ
と、復路用通路に連通するチューブとを夫々接続したこ
とにより、浴槽の側壁への浴槽用湯水循環接続具の取付
け後に直ちに屋外に設置した給湯装置に各チューブを接
続することができる。したがって、給湯装置への各チュ
ーブの接続作業も含めて浴槽用湯水循環接続具の取付け
施工作業をより能率良く行うことができる。
【0055】また、本発明の浴槽用湯水循環接続具は、
接続具本体の後面側に接続した両接続管又は両チューブ
の間に、連結部材を介して押え部材を設けたことによ
り、この連結部材を回して押え部材又は/及び接続具本
体を近接・離反させるときに、押え部材が連結部材とと
もに共回りして浴槽用湯水循環接続具の側壁への取付
け、取り外し作業を損なうといったこともなく、迅速に
作業を行うことができる。
【0056】また、本発明の押え部材は、所定方向に2
つ折りできるようにしたことにより、上記した浴槽用湯
水循環接続具に使用した場合、この接続具の浴槽の側壁
の孔の位置への取付け時に、2つ折りにして側壁の孔に
挿入することができ、簡単に孔を通過させて浴槽の外側
に導くことができる。したがって、浴槽用湯水循環接続
具の取付け作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽用湯水循環接続具の一例の側面図
である。
【図2】本発明の浴槽用湯水循環接続具の一例を示す斜
視図である。
【図3】本体部20と連結部材19を示す斜視図であ
る。
【図4】フィルターガイド部21の斜視図である。
【図5】本発明の浴槽用湯水循環接続具を浴槽の側壁に
取り付ける状態を示す断面の説明図である。
【図6】本発明の浴槽用湯水循環接続具を浴槽の側壁に
取り付ける状態を示す他の箇所の断面の説明図である。
【図7】本体部20の貫通孔23と連結部材19との係
合関係を示す断面の説明図である。
【図8】本体部20の裏面図である。
【図9】別の例の本体部20の貫通孔23と連結部材1
9との係合関係を示す断面の説明図である。
【図10】本発明の押え部材の分解斜視図である。
【図11】本発明の押え部材を浴槽用湯水循環接続具に
取り付けた状態の正面図である。
【図12】本発明の押え部材を使用した浴槽用湯水循環
接続具の浴槽側壁への取付け途中の状態を断面で示した
説明図である。
【図13】本発明の押え部材を使用した浴槽用湯水循環
接続具を浴槽側壁に取付けた状態を断面で示した説明図
である。
【図14】従来の浴槽用湯水循環接続具の取付け状態を
示す説明図である。
【図15】従来の浴槽用湯水循環接続具の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 浴槽 2 側壁 3 孔 16 浴槽用湯水循環接続具 17 接続具本体 18 押え部材 19 連結部材 24 湯水の往路用通路又は復路用通路(湯水通路用
孔) 25 湯水の往路用通路又は復路用通路(湯水通路用
孔) 33 接続管 34 接続管 35 湯水の往路用通路又は復路用通路(湯水通路) 36 湯水の往路用通路又は復路用通路(湯水通路) 45 チューブ 48 押え部 49 押え部 51(44)貫通ねじ孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水の往路用通路と復路用通路とを内部
    に区画形成するとともに上記の各通路に対応する夫々の
    接続管を後面側に接続できるようにした接続具本体と、
    この接続具本体を浴槽の側壁に穿設した孔の位置に固定
    させる押え部材と、この押え部材と接続具本体とを繋い
    で近接・離反させることができる連結部材とを備えてな
    る浴槽用湯水循環接続具。
  2. 【請求項2】 接続具本体の後面側に、往路用通路に連
    通する接続管と、復路用通路に連通する接続管とを夫々
    接続した請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具。
  3. 【請求項3】 接続具本体の後面側に、往路用通路に連
    通する所定長さの接続管と、復路用通路に連通する所定
    長さの接続管を夫々接続し、各接続管の端部にチューブ
    を夫々接続した請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具。
  4. 【請求項4】 接続具本体の後面側に、往路用通路に連
    通するチューブと、復路用通路に連通するチューブとを
    夫々接続した請求項1記載の浴槽用湯水循環接続具。
  5. 【請求項5】 連結部材を介して両接続管又は両チュー
    ブの間に押え部材を設けた請求項2、3又は4記載の浴
    槽用湯水循環接続具。
  6. 【請求項6】 連結可能なように形成してなる2つの押
    え部を、所定方向に2つ折り可能なように連結するとと
    もに、少なくとも一方の押え部に貫通ねじ孔を設けた押
    え部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001029250A (ja) * 1999-07-26 2001-02-06 Inax Corp 取付基体への装着物の取付構造

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