JP3446802B2 - 可撓性チューブの接続構造 - Google Patents

可撓性チューブの接続構造

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JP3446802B2 JP12798597A JP12798597A JP3446802B2 JP 3446802 B2 JP3446802 B2 JP 3446802B2 JP 12798597 A JP12798597 A JP 12798597A JP 12798597 A JP12798597 A JP 12798597A JP 3446802 B2 JP3446802 B2 JP 3446802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水栓装置における
可撓性チューブと相手側の筒状の接続口との接続構造に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
自動水栓装置において、カウンターや洗面器上に吐水管
を立設する一方、洗面器下部且つカウンター内部に電磁
弁やその作動を制御する制御部を内蔵した本体部を配設
し、そして本体部と吐水管とを可撓性の樹脂チューブで
連絡し、本体部からの水を樹脂チューブを通じて吐水管
へと導くことが行われている。
【0003】従来、その可撓性の樹脂チューブと本体部
との接続構造として、本体部にエルボを予めねじ込んで
固定しておき、そして本体部に固定したエルボに対し
て、可撓性の樹脂チューブを工具を用いて固定接続する
構造が採用されていた。
【0004】しかしながらこの接続構造の場合、カウン
ター内部の奥まったところで本体部に対するエルボのね
じ込固定を行わなければならず、作業がやり難いといっ
た問題があり、また同様にカウンター内部の奥まったと
ころで樹脂チューブを工具を用いてエルボに対し固定接
続する作業を行わなければならず、同様に作業がし辛い
といった問題があった。
【0005】これに対して、かかる可撓性の樹脂チュー
ブと本体部との接続構造として、図8に示すような接続
構造が提案されている(特開平7−269763)。こ
の図に示す接続構造は、筒状の嵌入部材200の軸方向
一端側(図中下端側)を、本体部202の筒状の接続口
204の内部に嵌入させるとともに、接続口204に立
てたストッパ片206と嵌入部材200側の平坦なスト
ッパ面208とのストッパ作用によって嵌入部材200
を回止めし、その状態で嵌入部材200の他端側(図中
上端側)を樹脂チューブ210の内部に嵌入させた上、
予め可撓性の樹脂チューブ210に嵌装してある袋ナッ
ト212を筒状の接続口204の外周面の雄ねじにねじ
込むことで、樹脂チューブ210を本体部202に接続
するようになしたものである。
【0006】しかしながらこの接続構造の場合、袋ナッ
ト212を本体部202の接続口204に対して直接ね
じ込むことで、樹脂チューブ210を本体部202の接
続口204に接続する関係上、上記と同様にその接続作
業をカウンター内部の奥まったところで行わなければな
らず、作業がやり難いといった問題があり、更に樹脂チ
ューブ210と本体部202の接続口204とは回転方
向に固定状態となるため、樹脂チューブ210に対して
回転方向の力が働いたときに樹脂チューブ210がねじ
れたり折れ曲がったりする不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の可撓性チューブの接続構造は、水栓装置における
給水用の可撓性チューブと相手側の筒状の接続口との接
続構造であって、管状且つエルボ状をなす接続具の一端
側を該可撓性チューブに対してねじ手段にて固定接続す
る一方、他端側を該接続口に対して、略リング状をなし
周方向の一部を切り欠いて成る嵌込開口を有する弾性ク
リップを該嵌込開口を通じて該接続具と接続口とにま
たがるように軸直角方向から嵌込装着し、該弾性クリッ
プにて該接続具と接続口とを軸方向に抜止めするクイッ
クジョイント構造にて回転可能に接続したことを特徴と
する。
【0008】請求項2の可撓性チューブの接続構造は、
請求項において、前記接続具及び接続口の一方が他方
に嵌入されるとともに、該嵌入側の外周面に環状溝が、
被嵌入側の対応する位置に軸直角方向の貫通の係合穴が
形成される一方、前記弾性クリップが、リング状本体部
と該リング状本体部より軸直角方向に突出する形態の係
合部を有する形態で形成され、該リング状本体部が前記
嵌込開口を通じて前記環状溝に回転可能に嵌め合わさ
れ、該係合部が該係合穴に係入させられていることを特
徴とする。
【0009】請求項3の可撓性チューブの接続構造は、
請求項1,2の何れかにおいて、前記ねじ手段が、前記
接続具に形成された雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合され
る袋ナットとを有しており、該接続具には前記可撓性チ
ューブの内部に嵌入する嵌入部が形成されていて、該嵌
入部の外周面に、先端側に向って小径となるテーパ面が
軸直角方向に突出形成される一方、該袋ナットの内周面
には、該テーパ面と協働して前記可撓性チューブを挾み
込む、軸方向にストレートな摺動押圧面が形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項4の可撓性チューブの接続構造は、
請求項において、前記袋ナットの外周面に指掛り用の
凹凸部が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5の可撓性チューブの接続構造は、
請求項1〜の何れかにおいて、前記可撓性チューブが
自動水栓における吐水管から延び出したものであり、前
記接続口が該自動水栓における電磁弁,制御部を内蔵し
た本体部に設けられたものであることを特徴とする。
【0012】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の接続構
造は、管状をなす接続具の一端側を可撓性チューブに対
してねじ手段で固定接続する一方、他端側をクイックジ
ョイント構造、即ち弾性クリップをその嵌込開口を通じ
て接続具と接続口とにまたがるように軸直角方向から嵌
込装着することで、かかる接続口に接続するようになし
たもので、この接続構造によれば、接続具の一端側を予
め可撓性チューブに対してねじ手段で固定接続してお
き、その接続具の他端側を接続口に対して接続すること
で、可撓性チューブを接続口に対して接続状態となすこ
とができる。
【0013】而して接続具と筒状の接続口との接続は、
弾性クリップを軸直角方向からそれらにまたがるように
弾性的に嵌め込むことで行うことができ、従ってこの接
続構造によれば、自動水栓の本体部とカウンター上等に
立設された吐水管からカウンター内部に延び出した可撓
性チューブとの接続をカウンター内部の奥まった位置で
行う場合においても、簡単にその接続作業を行うことが
でき、ひいては自動水栓の取付施工を簡単に行えるよう
になる。
【0014】この請求項1の接続構造ではまた、上記接
続具をエルボ状となしこれを接続口に対して回転可能
に接続しており、この接続構造によれば、可撓性チュー
ブに対して回転方向の力が加わった場合、そのエルボ状
の接続具の接続口周りの回転によって、その回転作用力
を吸収することができ、これにより可撓性チューブがね
じれたり折れ曲がったりするのを良好に防止することが
できる。
【0015】この場合において、接続具及び接続口の一
方を他方に嵌入させるとともに、その嵌入側の外周面に
環状溝を、また被嵌入側に係合穴を形成し、そして弾性
クリップのリング状本体部を環状溝に弾性嵌合する一
方、軸直角方向に突出する係合部を被嵌入側の係合穴に
係入する構造となすことができる(請求項)。
【0016】このようにすることによって、エルボ状を
なす管状の接続具を接続口に対して回転可能に接続する
ことができ、且つ弾性クリップの弾性嵌込みにより、ワ
ンタッチで簡単にそれら可撓性チューブと接続口とを接
続することができる。
【0017】請求項の接続構造は、上記接続具に嵌入
部を設けて、その嵌入部を可撓性チューブ内部に嵌入さ
せるとともに、接続具に形成した雄ねじ部に対して袋ナ
ットをねじ込むことで、接続具と可撓性チューブとを接
続するようになし、且つ嵌入部外周面には軸直角方向に
突出するテーパ面を形成する一方、袋ナットの内周面に
はそのテーパ面と協働して可撓性チューブを挾み込む摺
動押圧面を軸方向にストレートな形状で形成したもの
で、この接続構造によれば、摺動押圧面を可撓性チュー
ブの外面に対して軸方向に摺動させながら袋ナットを接
続具の雄ねじ部にねじ込んで行くと、最終的にテーパ面
と押圧摺動面とが可撓性チューブを内外両側から強く挾
み込んだ状態となり、可撓性チューブが接続具に対して
水密に接続される。
【0018】その際袋ナットの内面、具体的には押圧摺
動面を可撓性チューブの外面に対して滑らせながら袋ナ
ットをねじ込んで行くだけで可撓性チューブと接続具と
を水密に接続状態とすることができるため、工具を用い
ないでも手作業で袋ナットのねじ込み、つまり可撓性チ
ューブと接続具との接続を行うことができ、接続具と可
撓性チューブとの接続も容易に行うことができる。
【0019】この場合において、袋ナットの外周面には
指掛り用の凹凸部を形成しておくのが望ましい(請求項
)。このようにすると手作業で袋ナットを回転操作す
る際、これを容易に行うことができる。
【0020】上記の説明から明らかなように請求項1〜
の接続構造は、自動水栓における本体部の接続口と吐
水管から延び出した可撓性チューブとの接続構造として
好適なものである(請求項)。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10はカウンター1
2に取り付けられた洗面器で、14はこの洗面器10の
上面から起立する状態に設置された自動水栓における吐
水管である。
【0022】吐水管14は、図2に示しているように先
端に吐水口16を有し、更にその近傍位置に使用者の手
を感知する感知センサ18を備えている。
【0023】同図において20は自動水栓における本体
部であって、内部に電磁弁及びその作動を制御する制御
部が内蔵されている。この本体部20には、筒状の接続
口22が突出状態で設けられており、この接続口22に
対して、吐水管14から下向きに延び出した可撓性の樹
脂チューブ24の下端部が、接続具26を介して接続さ
れている。そしてこの可撓性の樹脂チューブ24を通じ
て本体部20から吐水管14へと水,湯が送り込まれる
ようになっている。尚、吐水管14の感知センサ18と
本体部20の制御部とはリード線28にて互いに連絡さ
れている。
【0024】30は自動水栓における湯と水の混合部で
あって、供給管32を通じて送られてきた水と湯とをこ
こで混合し、その混合水を接続管34を通じて本体部2
0へと供給する。この混合部30には温調ハンドル(温
度調節ハンドル)36が備えられている。
【0025】尚、図1に示しているようにこれら自動水
栓における本体部20と混合部30とは、カウンター1
2内部においてフレーム38に取付固定されている。
【0026】図3及び図4は本体部20の接続口22と
可撓性の樹脂チューブ24との具体的な接続構造を示し
ている。これらの図に示しているように、筒状をなす接
続具26は直角に折れ曲がったエルボ状をなしており、
軸方向一端側に第一嵌入部40を、また他端側に第二嵌
入部42をそれぞれ有しており、その第一嵌入部40が
接続口22の内部に、また第二嵌入部42が樹脂チュー
ブ24の内部にそれぞれ嵌入されて接続されるようにな
っている。
【0027】第一嵌入部40には、図4(A)に示して
いるように管端に大径凹部44が形成されており、そこ
に定流量弁ユニット46が嵌込装着されている。
【0028】この定流量弁ユニット46は、筒状のハウ
ジング48(図3)の内部に、水の流れを定流量化する
弁体が組み込まれている。この定流量弁ユニット46
は、本体部20から吐水管14に供給される水の流量を
一定流量に規制する作用をなすものである。
【0029】この定流量弁ユニット46においては、ハ
ウジング48の外周面にシール用のOリング50が装着
され、このOリング50が大径凹部44の内面に水密に
接触させられている。
【0030】一方、第一嵌入部40の外周面においても
シール用のOリング52が装着されており、このOリン
グ52が、筒状の接続口22の内周面に水密に接触させ
られている。
【0031】第一嵌入部40には、また、外周面に軸心
側に落ち込んだ形態の環状溝54が形成されており、こ
の環状溝54において、弾性クリップ56により本体部
20側の接続口22に接続されている。弾性クリップ5
6は樹脂製の部材であって全体として略リング状をなし
ている。即ちこの弾性クリップ56は、リング状本体部
57と、周方向一部を切り欠いた形態の嵌込開口58
と、軸直角方向に突出する形態の係合部60とを有して
いる。
【0032】この弾性クリップ56は、接続口22に設
けられた貫通形態の係合穴62を通じて接続口22の内
部に挿入され、そしてリング状本体部57が嵌込開口5
8を通じて、接続口22の内部に嵌入状態にある第一嵌
入部40の環状溝54に弾性的に嵌め込まれる。そして
軸直角方向に突出した形態の係合部60が、接続口22
の係合穴部62内部に係入し、以て第一嵌入部40と接
続口22とを軸方向に連結して抜け防止する。
【0033】尚、接続具26には下向きに水抜栓接続口
64が設けられており、そこに図4(A)に示している
ように水抜栓ユニット66が接続されるようになってい
る。
【0034】上記第二嵌入部42は、これよりも大径の
雄ねじ部68から上向きに突き出しており、その先端部
にはテーパ状の頭部70が形成されている。
【0035】72は樹脂チューブ24の内部に第二嵌入
部42を嵌入させた状態でこれを接続具26に固定する
ための袋ナットであって、図4に示しているように内径
の大きな雌ねじ部73と、内径の小さな小径部74とか
らなっており、そしてその雌ねじ部73が接続具26の
雄ねじ部68にねじ込まれるようになっている。
【0036】而して小径部74の内面には、軸方向にス
トレートな摺動押圧面76と、これに続くテーパ面77
とが形成されている。ここでテーパ面77は、上記第二
嵌入部42のテーパ状の頭部70と同方向のテーパ面と
されている。尚、図3に示しているようにこの袋ナット
72の外周面には指掛り用の凹条部78と凸条部80と
が周方向に交互に形成されている。
【0037】本例の接続構造においては、図4に示して
いるように樹脂チューブ24の内部に第二嵌入部42が
嵌入させられ、その状態で袋ナット72が雄ねじ部68
にねじ込まれることで、樹脂チューブ24の端部がテー
パ状の頭部70、特にその基端突起82と、袋ナット7
2の摺動押圧面76とで内外両側から挾み込まれた状態
で接続具26に接続固定される。
【0038】このとき突起82が樹脂チューブ24に食
い込んだ状態となって、第二嵌入部42と樹脂チューブ
24との間、即ち接続具26と樹脂チューブ24との間
が水密にシールされる。尚袋ナット72のテーパ面77
は、袋ナット72を雄ねじ部68にねじ込んで行くとき
のガイド面として作用する。
【0039】図5,図6,図7は本例の接続構造の接続
手順を具体的に示している。以下その接続手順をそれら
の図に基づいて具体的に説明する。先ず図5に示してい
るように、予め樹脂チューブ24に袋ナット72を外嵌
しておき、その状態で樹脂チューブ24の端部内側に接
続具26の第二嵌入部42を嵌入させる。そしてその状
態で、樹脂チューブ24に予め外嵌してある袋ナット7
2を接続具26の雄ねじ部68にねじ込んで、樹脂チュ
ーブ24と接続具26とを固定接続する。
【0040】このとき袋ナット72は小径部74の内周
面、つまり摺動押圧面76が樹脂チューブ24の外面に
沿って移動し、最終組付位置においてこの摺動押圧面7
6が第二嵌入部42のテーパ状の頭部70とともに、樹
脂チューブ24を内外両側から挾み込んだ状態となる。
そしてテーパ状の頭部70の突起82が樹脂チューブ2
4の内面に食い込んだ状態となり、これによって樹脂チ
ューブ24が第二嵌入部42に対して強固に且つ水密に
固定接続される。
【0041】この袋ナット72を接続具26の雄ねじ部
68にねじ込む際、袋ナット72は小径部74の内面の
摺動押圧面76が樹脂チューブ24の外面に沿って滑ら
かに摺動するため、かかる袋ナット72をねじ込んで行
くとき、手締めにて簡単にこれを行うことができる。図
6(IV)はその袋ナット72による樹脂チューブ24と
接続具26との接続状態を示している。
【0042】本例の接続構造では、接続具26における
今一方の端部、即ち第一嵌入部40を本体部20の筒状
の接続口22内部に嵌入させた状態で、弾性クリップ5
6によりそれらの接続を行う。
【0043】具体的には、図6(V)に示しているよう
に第一嵌入部40を接続口22の内部に嵌入させ、その
状態で図7(VI)に示しているように係合穴62を通じ
て弾性クリップ56を筒状の接続口22の内部に挿入
し、そしてそのリング状本体部57を、嵌込開口58を
通じて第一嵌入部40の環状溝54に弾性的に嵌め込
む。
【0044】ここにおいて弾性クリップ56のリング状
本体部57が環状溝54の側面に係合し、また突出状の
係合部60が相手側、即ち筒状の接続口22の係合穴6
2の側面に係合した状態となって、かかる弾性クリップ
56により第一嵌入部40の、本体部20側の接続口2
2からの抜止めがなされる。図7(VII)はこの状態を
表している。
【0045】上記のように本例の接続構造によれば、独
立した一体をなす接続具26の一端側を予め樹脂チュー
ブ24に対して、袋ナット72と雄ねじ部68とのねじ
結合で固定接続しておき、この接続具26の他端側を、
本体部20側の接続口22に対して接続することで、樹
脂チューブ24を本体部20の接続口22に接続状態と
することができる。
【0046】而して接続具26と本体部20側の接続口
22との接続は、弾性クリップ56を軸直角方向からそ
れらにまたがるように弾性的に嵌め込むだけで行うこと
ができ、従ってカウンター内部且つ奥まった位置におい
て本体部20の接続口22と樹脂チューブ24とを接続
する際にも、その接続作業を簡単に行うことができ、ひ
いては自動水栓の取付施工を簡単化することができる。
【0047】更に本例の接続構造の場合、接続具26が
エルボ状をなしており、且つ本体部20の接続口22に
対して回転可能に接続されているため、樹脂チューブ2
4に対して回転方向の力が加わった場合にも、その回転
方向力を接続具26の回転作用によって良好に吸収する
ことができ、これによりその回転方向力によって樹脂チ
ューブ24がねじれたり折れ曲がったりするのを良好に
防止することができる。
【0048】更には本例の接続構造の場合、予め接続具
26と樹脂チューブ24とを接続しておく際にも、袋ナ
ット72のねじ込みよって簡単に樹脂チューブ24と接
続具26とを接続状態とすることができ、尚且つその袋
ナット72のねじ込みに際して手締めにより簡単にこれ
を行うことができる。
【0049】また本例の接続構造では、接続具26の内
部に定流量弁を組み込むようになしているため、吐水管
14からの水が無駄に多く吐出されるのを防止でき、節
水を図ることができる。尚、この定流量弁が不要である
場合には接続具26から簡単に定流量弁ユニット46を
取り外しておくことができる。
【0050】また寒冷地に自動水栓を設置する場合に
は、接続具26に設けた水抜栓接続口64に対して水抜
栓ユニット66を取り付けておくことで凍結防止するこ
とができる。尚、水抜栓ユニット66を取り付けない場
合には同部を閉鎖しておく。
【0051】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では自動水栓における
本体部と吐水管から延び出した樹脂チューブとを接続す
るに際して本発明を適用しているが、本発明は水栓装置
における可撓性チューブと相手側の筒状の接続口とを接
続するに際して一般的に適用可能なものであるなど、本
発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加
えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象の一例である自動水栓を設置
状態で示す図である。
【図2】図1における自動水栓の構成を示す図である。
【図3】図2における自動水栓本体部の接続口と樹脂チ
ューブとの接続構造を各部に分解して示す斜視図であ
る。
【図4】図3の接続構造を接続状態で示す断面図であ
る。
【図5】同実施例の接続構造の接続手順の一部工程を示
す図である。
【図6】図5に続く接続手順の一部工程を示す図であ
る。
【図7】図6に続く接続手順の一部工程を示す図であ
る。
【図8】従来の接続構造の一例を各部に分解して示す斜
視図である。
【符号の説明】
14 吐水管 20 本体部 22 接続口 24 可撓性の樹脂チューブ 26 接続具 40 第一嵌入部 42 第二嵌入部 54 環状溝 56 弾性クリップ 57 リング状本体部 58 嵌入開口 60 係合部 62 係合穴 68 雄ねじ部 70 頭部 72 袋ナット 76 摺動押圧面 78 凹条部 80 凸条部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−269763(JP,A) 実開 平1−73593(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/22 E03C 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓装置における給水用の可撓性チュー
    ブと相手側の筒状の接続口との接続構造であって管状
    つエルボ状をなす接続具の一端側を該可撓性チューブに
    対してねじ手段にて固定接続する一方、他端側を該接続
    口に対して、略リング状をなし周方向の一部を切り欠い
    て成る嵌込開口を有する弾性クリップを該嵌込開口を通
    じて該接続具と接続口とにまたがるように軸直角方向
    から嵌込装着し、該弾性クリップにて該接続具と接続口
    とを軸方向に抜止めするクイックジョイント構造にて
    転可能に接続したことを特徴とする可撓性チューブの接
    続構造。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記接続具及び接続
    口の一方が他方に嵌入されるとともに、該嵌入側の外周
    面に環状溝が、被嵌入側の対応する位置に軸直角方向の
    貫通の係合穴が形成される一方、前記弾性クリップが、
    リング状本体部と該リング状本体部より軸直角方向に突
    出する形態の係合部を有する形態で形成され、該リング
    状本体部が前記嵌込開口を通じて前記環状溝に回転可能
    に嵌め合わされ、該係合部が該係合穴に係入させられて
    いることを特徴とする可撓性チューブの接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記ね
    じ手段が、前記接続具に形成された雄ねじ部と、該雄ね
    じ部に螺合される袋ナットとを有しており、該接続具に
    は前記可撓性チューブの内部に嵌入する嵌入部が形成さ
    れていて、該嵌入部の外周面に、先端側に向って小径と
    なるテーパ面が軸直角方向に突出形成される一方、該袋
    ナットの内周面には、該テーパ面と協働して前記可撓性
    チューブを挾み込む、軸方向にストレートな摺動押圧面
    が形成されていることを特徴とする可撓性チューブの接
    続構造。
  4. 【請求項4】 請求項において、前記袋ナットの外周
    面に指掛り用の凹凸部が形成されていることを特徴とす
    る可撓性チューブの接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜の何れかにおいて、前記可
    撓性チューブが自動水栓における吐水管から延び出した
    ものであり、前記接続口が該自動水栓における電磁弁,
    制御部を内蔵した本体部に設けられたものであることを
    特徴とする可撓性チューブの接続構造。
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