JPH0552452U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

Info

Publication number
JPH0552452U
JPH0552452U JP11035291U JP11035291U JPH0552452U JP H0552452 U JPH0552452 U JP H0552452U JP 11035291 U JP11035291 U JP 11035291U JP 11035291 U JP11035291 U JP 11035291U JP H0552452 U JPH0552452 U JP H0552452U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
coil spring
seat
check valve
elastic claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11035291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2575708Y2 (ja
Inventor
善正 河村
Original Assignee
株式会社ケーブイケー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ケーブイケー filed Critical 株式会社ケーブイケー
Priority to JP1991110352U priority Critical patent/JP2575708Y2/ja
Publication of JPH0552452U publication Critical patent/JPH0552452U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575708Y2 publication Critical patent/JP2575708Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆止弁の組立を容易ならしめると同時に、逆
止弁としての機能および耐久性を向上させる。 【構成】 弁体1をコイルスプリング30により弾性的
に弁座26に圧着させるようにした逆止弁において、基
端部に弁体1が固着された弁棒2の先端部寄りに段部7
を形成し、筒状止着体40の一端に弾性爪片41を形成
し他端にフランジ状の受座部42を形成し、前記弁棒2
を弁座口に貫挿しコイルスプリング30の一端を弁座2
6背面側に受止すると共に、該コイルスプリング30の
他端に前記筒状止着体40を前記弾性爪片41側から嵌
挿して前記受座部42に該コイルスプリング30の他端
を受止させ、該筒状止着体40を前記弁棒2の外周に嵌
挿することで該コイルスプリング30を圧縮状態として
前記弾性爪片41を前記段部7に係合してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、湯水混合栓,止水栓,管継手等の流体流路中に設けられる逆止弁で 、特にコイルスプリングにより付勢されたリフト式の逆止弁の改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
流体の流出側に向けて弁座が設けられ、該弁座に対向する弁体に弁棒を設ける と共に、該弁棒を弁座口に貫挿させ、弁座背面側と該弁棒の先端部との間にコイ ルスプリングを圧縮状態として介在させることにより弁体を弁座に弾性的に圧着 させるように構成されたリフト式の逆止弁は、実開昭49−14531号公報や 実開昭56−153679号公報により知られている。
【0003】 次に上記実開昭49−14531号公報に示された逆止弁の構成を図7に従い 説明する。同図中、aは弁座、bは弁体、cは該弁体bに基端部が固着された弁 棒である。弁棒cは弁座口に貫挿されていると共に、該弁棒cの先端部寄りに該 弁棒cと直交するピンdを差し通し該ピンdの内側に支持させたワッシャeにコ イルスプリングhの一端を受止し、該コイルスプリングhの他端は弁座aの背面 側に受止させることで該コイルスプリングhを圧縮状態に装着している。
【0004】 また、上記実開昭56−153679号公報に示された逆止弁では、上記のよ うに弁棒cにピンdを差し通す代わりに、弁棒cの外周に溝を形成して該溝にC リング,或いはEリングを止着し、該リングにコイルスプリングhの一端を受止 する構成のものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記のようにピンdまたはCリング,Eリング等を使用してコイルスプ リングhの一端を止着する構成のものでは、コイルスプリングhを圧縮状態に維 持した状態に保って、ピンdを側方より挿通するか、或いはCリング,Eリング 等を側方より挿通して組立てねばならないので、流入側の管路内径が充分に大き くないとスペース不足で組立不能になるという問題があると共に、そうでないに しても、狭い管路内での組立作業は容易でなく、その自動化も困難を伴うもので あった。
【0006】 また、上記構成ではコイルスプリングの長さが弁棒の全長よりもCリング等の 取付所要長分だけ短かいものとならざるを得なかったためにそのばね定数は大き な値のものしか得られず、そのために弁体の可動ストロークが短かく流路抵抗が 大きくて水圧が弱いときの通水量が少なくなるなどの問題があった。
【0007】 さらには一般にコイルスプリングはその巻数が少ない場合や巻端が平坦に仕上 されていない場合等にその弾性復元力が不均一に上記ワッシャー或いはCリング ,Eリング等に加わるために該ワッシャー等が傾斜し弁棒も傾動し弁体が弁座に 均一に対向しなくなり、そのために弁体,弁座の不均一な摩耗或いは漏水が起き 逆流止機能を不完全ならしめるなどのおそれがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の逆止弁は上記問題点を解消しようとするもので、弁体をコイルスプリ ングにより弾性的に弁座に圧着させるようにした逆止弁において、基端部に弁体 が固着された弁棒の先端部寄りに段部を形成し、筒状止着体の一端に弾性爪片を 形成し他端にフランジ状の受座部を形成し、前記弁棒を弁座口に貫挿しコイルス プリングの一端を弁座背面側に受止すると共に、該コイルスプリングの他端に前 記筒状止着体を前記弾性爪片側から嵌挿して前記受座部に該コイルスプリングの 他端を受止させ、該筒状止着体を前記弁棒の外周に嵌挿することで該コイルスプ リングを圧縮状態として前記弾性爪片を前記段部に係合してなることを特徴とし たものである。
【0009】
【作用】 コイルスプリングの他端に筒状止着体を嵌挿した状態にて該筒状止着体を弁棒 の外周に嵌挿し弾性爪片を段部に係合させればコイルスプリングを圧縮状態とし て簡単に組立てられる。また、筒状止着体の長さ分だけ長くてばね定数の小さい コイルスプリングを装着できるようになり弁体の可動ストロークが長くできる。 さらには該筒状止着体は弁棒の外周に嵌挿されることで該筒状止着体の受座部は コイルスプリングから不均一な弾性復元力が加わっても傾斜することなく弁棒お よび弁体の傾斜が防がれる。
【0010】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図1〜図6に従い説明する。 図において、1は弁棒2の基端部に固着された弁体である。弁棒2は螺子軸部 3、太径軸部4、六角部5、摺動軸部6、段部(周溝)7,テーパー部8が一連 に形成されてなる。また弁体1は該太径軸部4に座金9,弁パツキン12を外嵌 し、該弁パツキン12の背面にさらに座金10を重合し螺子軸部3にナット11 を締付することで該座金9,座金10とでパツキン12を挟着してなる。
【0011】 一方、20は管路21内に固着される板金プレス加工製の弁座部材で、該弁座 部材20は管路21の内面に合致する円筒部22の一端にOリング23を巻着す るための凹窪部24およびフランジ部25が形成され、他端には弁座26を形成 し、該弁座26の内側には弁座口をなす通水孔27が形成されるように放射状の リブ28を形成し該リブ28に支持されるように中心にガイド筒部29を形成し てなる。
【0012】 そして該ガイド筒部29中に前記弁棒2を進退動自在に挿通すると共に、ガイ ド筒部29の外周にコイルスプリング30の一端を嵌着する。
【0013】 40は板金プレス加工製の筒状止着体で、該筒状止着体40は、一端に3つの 弾性爪片41が内向に折曲形成され、他端にはフランジ状の受座部42が一体に 形成されている。
【0014】 筒状止着体40はその弾性爪片41側から前記コイルスプリング30の他端に 嵌挿され、その受座部42にコイルスプリング30の他端を受止させて該筒状止 着体40を弁棒2の外周に嵌挿する。その際弾性爪片41はテーパー部8の外周 面によって序々に弾性的に拡径され段部7に至ってその弾性復元力により係合す る。こうして筒状止着体40を弁棒2に嵌挿する過程にてコイルスプリング30 が圧縮され弾性爪片41が段部7に係合することでコイルスプリング30は圧縮 状態にセットできる。
【0015】 図5および図6はツーハンドル式の湯水混合水栓の給水口および給湯口に本考 案の逆止弁を使用した例を示し、同図中、50は給水管、51は給湯管、52は 給水ハンドル、53は給湯ハンドル、54は吐水口、55はシャワー切換ハンド ル、56はシャワー吐出用ホースである。
【0016】 この場合、本考案の逆止弁は、湯水混合水栓本体中の給水管50との接続部分 、および、給湯管51との接続部分に配設され、該水栓本体中から給水管50お よび給湯管51に水または湯が逆流するのを防止している。本考案の逆止弁はこ のような湯水混合水栓のほか、サーモミキシングバルブ、止水栓、その他の流体 管路中に設けることができること勿論である。
【0017】 なお、この実施例では前記段部7を周溝状に形成したが、該段部7は突条に形 成してもよく、要するに弾性爪片41が係合し得る凹凸を弁棒2の外周に形成す ればよい。
【0018】 また、弾性爪片41の形状についてもこの実施例に限られることなく、例えば 複数の爪間にスリ割を設けて弾性をさらに増大させるようにしてもよい。
【0019】 このように構成された逆止弁では、矢印に示したように順方向の流れに対して はその流体の圧力がコイルスプリング30の弾性に抗して弁体1を移動させ通水 孔27よりその流体を流通させる。また逆方向の流れに対しては弁体1は弁座2 6に密着しその流れを閉塞する。
【0020】 そしてこの逆止弁では筒状止着体40の受座部42が段部7よりも先端寄りに 位置するために、コイルスプリング30としては比較的長いものを使用でき、こ のためにばね定数を小さくできる。このために順方向の流体圧に対して弁体1を 大きく移動させ弁座口を大きく開口させることがてきるので流路抵抗が少なく圧 力損失が小さいものとなる。しかも止水時、或いは逆方向の流れに対しては該コ イルスプリング30の弁座26に対する密着力は充分に保持され、逆流を確実に 防ぐことができる。
【0021】 そして筒状止着体40は弁棒2の外周に嵌挿されるのでコイルスプリング30 から受座部42に片寄った復元力が作用しても該筒状止着体40は傾斜すること なく、弁体1を傾動させないので、弁体1は弁座26に対して常に全周面を均一 に密接させることができ、偏摩耗を防いで逆流を確実に閉止できる。
【0022】
【考案の効果】
このように本考案は、逆止弁の組立を容易ならしめる効果があるほか、逆止弁 としての機能および耐久性を向上させる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の逆止弁の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のAーA線断面図。
【図3】弁体および弁棒の斜視図。
【図4】筒状止着体の斜視図。
【図5】湯水混合水栓の部分断面正面図。
【図6】湯水混合水栓の部分断面側面図。
【図7】従来の逆止弁の縦断面図。
【符号の説明】 1 弁体 2 弁棒 3 螺子軸部 4 太径軸部 5 六角部 6 摺動軸部 7 段部 8 テーパー部 9 座金 10 座金 11 ナット 12 弁パッキン 20 弁座部材 21 管路 26 弁座 27 通水孔 29 ガイド筒部 30 コイルスプリング 40 筒状止着体 41 弾性爪片 42 受座部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体をコイルスプリングにより弾性的に
    弁座に圧着させるようにした逆止弁において、基端部に
    弁体が固着された弁棒の先端部寄りに段部を形成し、筒
    状止着体の一端に弾性爪片を形成し他端にフランジ状の
    受座部を形成し、前記弁棒を弁座口に貫挿しコイルスプ
    リングの一端を弁座背面側に受止すると共に、該コイル
    スプリングの他端に前記筒状止着体を前記弾性爪片側か
    ら嵌挿して前記受座部に該コイルスプリングの他端を受
    止させ、該筒状止着体を前記弁棒の外周に嵌挿すること
    で該コイルスプリングを圧縮状態として前記弾性爪片を
    前記段部に係合してなることを特徴とした逆止弁。
JP1991110352U 1991-12-16 1991-12-16 逆止弁 Expired - Fee Related JP2575708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991110352U JP2575708Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991110352U JP2575708Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0552452U true JPH0552452U (ja) 1993-07-13
JP2575708Y2 JP2575708Y2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=14533592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991110352U Expired - Fee Related JP2575708Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575708Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228812A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Aron Kasei Co Ltd 逆流防止弁、逆流防止弁付き管構造、逆流防止弁付き管継手、および逆流防止弁を備えたます
JP2010121646A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kakudai:Kk 逆止弁
JP2010249253A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Koki Corp 逆止弁及びそれが組み込まれた流量調整弁
JP2010249246A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Koki Corp 電動弁及びそれが用いられた冷凍サイクル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54167435U (ja) * 1978-05-16 1979-11-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54167435U (ja) * 1978-05-16 1979-11-26

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228812A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Aron Kasei Co Ltd 逆流防止弁、逆流防止弁付き管構造、逆流防止弁付き管継手、および逆流防止弁を備えたます
JP2010121646A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kakudai:Kk 逆止弁
JP2010249253A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Koki Corp 逆止弁及びそれが組み込まれた流量調整弁
JP2010249246A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Koki Corp 電動弁及びそれが用いられた冷凍サイクル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2575708Y2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7140390B2 (en) Frost free valve assembly
US5911404A (en) Automatic fluid stopper and fluid stopper mounting spanner
US5735467A (en) Three-way adjustable shower device
US5361431A (en) Vacuum breaker for faucets
US7533683B2 (en) Cartridge underbody attachment
US5193579A (en) Internal combustion engine lubricating oil filter valve
US4672731A (en) Ferrule extractor
US4070003A (en) Coupler with automatic shut-off
US5271429A (en) Internal combustion engine lubricating oil filter valve
JPH05209692A (ja) 急速係止取り付け特徴部を備えた逆止弁
US6640461B1 (en) Dryer exhaust conduit and flow passage elbow with universal interconnection therebetween
US4340244A (en) Clip for slip-joint tube connections
JPH0552452U (ja) 逆止弁
JP3876297B2 (ja) 逆止弁
US5443291A (en) Quick-coupling pipe fitting
JP3029520B2 (ja) 管継手のソケット
JPS5932704B2 (ja) シヤワ−浴槽切換バルブ
SE453861B (sv) Ventil for radiatorer med anordning for forinstellning
CA2011760C (en) Tubular tailpiece for a flush valve
US3905386A (en) Valve
JP3824629B2 (ja) 物品の取付構造
IL46488A (en) Quickly attachable and detachable spring-clamp and pipe coupling including same
JP3446802B2 (ja) 可撓性チューブの接続構造
US7028709B2 (en) One-way valve with poppet member
JPH0314607Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980310

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees