JP2001074266A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JP2001074266A JP24618999A JP24618999A JP2001074266A JP 2001074266 A JP2001074266 A JP 2001074266A JP 24618999 A JP24618999 A JP 24618999A JP 24618999 A JP24618999 A JP 24618999A JP 2001074266 A JP2001074266 A JP 2001074266A
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哲朗 小澤
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、熱交換器と送風機の他にマイナスイ
オンを発生する装置を備えることを前提として、室内空
気の熱交換作用とともに効率のよいマイナスイオン供給
が行える空気調和機の室内ユニットを提供する。 【解決手段】ユニット本体1内に、室内熱交換器5と室
内送風機7とを収容し、ユニット本体内に室内空気を吸
込んで室内熱交換器と熱交換させ、室内送風機を介して
室内へ吹出す空気調和機の室内ユニットにおいて、室内
送風機の吹出し送風路8中に、マイナスイオンを発生し
て室内へ供給するマイナスイオン発生装置17を配置
し、このマイナスイオン発生装置は、保護用容器23内
に発生電極22を収容してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニットと室
内ユニットから構成される空気調和機における、室内ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内ユニットは、ユニット
本体内に熱交換器と送風機を収容し、送風機の作動によ
りユニット本体内に室内空気を吸込んで上記熱交換器を
通過させて熱交換し、さらに送風機を介して室内へ吹出
す。
【0003】一方、実開昭62−124421号や特開
平11−72240号には、マイナスイオン発生器を組
み込んだ空気調和機が開示されていて、室内にマイナス
イオンを直接、もしくは熱交換した空気とともに供給す
る。このマイナスイオンは、人体に吸収されることによ
って細胞組織の活性化を図り、老廃物の排出を促進して
新陳代謝を良好化することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報ではマイナスイオン発生器の電極部を送風路の近傍も
しくは送風路中に配置することのみしか記載されておら
ず、その詳細は不明である。
【0005】たとえば、電極部を送風機ファンの近傍に
配置すると、電極部から放出されたマイナスイオンが周
囲の構造物に吸収されてしまい、その発生量にバラツキ
が生じて不安定となる。
【0006】また、電極部との電位差を大きくとるため
装置をアースすることが考えられるが、電極部とアース
端子との距離を近接して火花放電させると、マイナスイ
オンの発生量が増大する反面、人体に有害なオゾンの発
生がみられる。
【0007】また、風速のない送風路以外の部位に電極
部を配置すると、マイナスイオンの発生量が少なく、こ
れを補うには出力電圧を極端に高くする必要があり、ラ
ンニングコストの増大に繋がる。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、熱交換器と送風機の
他にマイナスイオン発生手段を備えることを前提とし
て、室内空気の熱交換作用とともに効率のよいマイナス
イオン供給が行える空気調和機の室内ユニットを提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明は、請求項1として、ユニット本体内に熱交換器
と送風機を収容し、ユニット本体内に室内空気を吸込ん
で上記熱交換器と熱交換させ、上記送風機を介して室内
へ吹出す空気調和機の室内ユニットにおいて、上記送風
機の吹出し送風路中に、マイナスイオンを発生して室内
へ供給するマイナスイオン発生装置を配置し、このマイ
ナスイオン発生装置は、保護用容器内に発生電極を収容
してなることを特徴とする。
【0010】請求項2として、請求項1記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記発生電極は、電極板と、
この電極板に突設される針状電極からなり、上記針状電
極は送風路の送風方向と平行で、かつこの先端が送風下
流側に向くように配置されることを特徴とする。
【0011】請求項3として、請求項2記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記針状電極は、複数本、互
いに並行して配置されることを特徴とする。
【0012】請求項4として、請求項2および請求項3
のいずれかに記載の空気調和機の室内ユニットにおいて
上記電極板と上記針状電極は互いに一体成形され、電極
板は針状電極に対して送風上流側に配置されることを特
徴とする。
【0013】請求項5として、請求項2および請求項3
のいずれかに記載の空気調和機の室内ユニットにおいて
上記保護用容器は、上記針状電極の先端と対向部位で、
かつ送風路の送風方向に沿って開口するスリットが設け
られることを特徴とする。
【0014】請求項6として、請求項1記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記保護用容器は、上記発生
電極とは離間した位置にアース部を備えたことを特徴と
する。
【0015】請求項7として、請求項6記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記保護用容器のアース部
は、上記発生電極に対してアーク放電が発生しない距離
を存して設けられることを特徴とする。
【0016】請求項8として、請求項6記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記保護用容器のアース部
は、上記発生電極の先端延長線上から外れた位置に設け
られることを特徴とする。
【0017】請求項9として、請求項6記載の空気調和
機の室内ユニットにおいて上記保護用容器のアース部
は、上記発生電極の送風風下側に設けられることを特徴
とする。
【0018】請求項10として、請求項6記載の空気調
和機の室内ユニットにおいて上記保護用容器のアース部
は、この保護用容器の表面に一体に設けられるボス部に
取付け具を介してアース線を接続してなることを特徴と
する。
【0019】請求項11として、請求項10記載の空気
調和機の室内ユニットにおいて上記ボス部の上下端に亘
って下孔が貫通して設けられ、このボス部の上端から下
孔に、下孔の全長よりも短い長さの上記取付け具が取付
けられ、取付け具頭部とボス部上端面との間に上記アー
ス線を接続するアース端子が介在されることを特徴とす
る。
【0020】請求項12として、請求項1記載の空気調
和機の室内ユニットにおいて上記保護用容器は、その表
面が帯電防止処理されることを特徴とする。
【0021】請求項13として、請求項1記載の空気調
和機の室内ユニットにおいて上記保護用容器は、上記送
風路の吹出し口近傍で、かつその上面壁に取付けられ、
上記発生電極は送風路中に露出することを特徴とする。
以上の課題を解決する手段を採用することにより、効率
のよい空気調和作用およびマイナスイオン供給が行え
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に示すように、空気調
和機の室内ユニットが構成される。ユニット本体1は、
前面パネル2と、上面パネル3と、両側部と背面部およ
び底面部を一体に備えた後板4とからなり、横長の箱状
に形成される。
【0023】ユニット本体1内には、側面視で略逆V字
状に形成される室内熱交換器5が配置される。この室内
熱交換器5は、前面側に位置する前側熱交換器部5a
と、背面側に位置する後側熱交換器部5bとから構成さ
れ、特に、後側熱交換器部5bの上面に沿って補助熱交
換器5cが配置され、これらはパイプを介して直列に接
続される。
【0024】前側熱交換器部5aの下部には前ドレンパ
ン6aが配置され、後側熱交換器部5bの下部には後ド
レンパン6bが配置される。これら前,後ドレンパン6
a,6bは、上記後板4に一体に設けられる。
【0025】上記室内熱交換器5の内部位置である前側
熱交換器部5aと後側熱交換器部5bとの間に、横流フ
ァンを備えた室内送風機7が配置される。上記後板4
は、後ドレンパン6b下部である室内送風機7の背面側
から底面部に亘って曲成され、上記前ドレンパン6a下
面部およびその延長部分との間に送風路8が形成されて
いる。
【0026】この送風路8の先端をなす前面パネル2の
下部で、かつ幅方向に沿って吹出し口9が設けられる。
この吹出し口9にはそれぞれ複数枚の縦・横ルーバーの
組合わせからなり、吹出し口9からの風向きを自動的に
変える風向案内部10が設けられる。
【0027】一方、上記上面パネル3には、枠状に組ま
れた桟が嵌め込まれていて、この空間部は上部吸込み口
11として形成される。上記前面パネル2は、上部側と
下部側の二段に亘って異なる構造の前部吸込み口12
a,12bが設けられ、上端縁に沿って図示しないヒン
ジ構造を備えユニット本体1に対して開閉自在な吸込み
グリルをなす。この前面パネル2は、室内熱交換器5の
前側熱交換器部5aと所定の間隙を存するように、断面
がR状に形成されている。
【0028】上記前面パネル2の前部吸込み口12aと
対向する前側熱交換器部5aの前面側上部と近接した位
置に、空気清浄手段である空気清浄機13が配置され
る。すなわち、空気清浄機13は前側熱交換器部5aと
前面パネル2との間の空間スペースに位置する。
【0029】この空気清浄機13は、室内の塵・埃・水
蒸気の除去を目的とした電気集塵機13Aと、室内の臭
いの除去を目的とした図示しないハニカム活性炭構造の
高性能脱臭フィルタとで構成され、互いに上記部位に左
右に並べて配置される。
【0030】上記電気集塵機13Aについて詳述する
と、図2(A)に示すように、プラス電位の荷電電極
(アイオナイザ部)14と、マイナス電位の集塵電極
(コレクタ部)15とから構成されている。
【0031】上記荷電電極14は、イオン化線と呼ばれ
る放電電極14aと対向電極14bとの間に直流の高電
圧を印加してコロナ放電を起させ、塵・埃の粒子をイオ
ン化する。上記集塵電極15は、片面側に導電極を設け
たシート15aを積層し、交互に+−の電荷を与えてシ
ート間に発生するクーロン力でイオン化された塵・埃を
吸引し、集塵するコルゲート電極である。
【0032】また、このような集塵作用にともなって各
電極14,15からある程度の放熱があり、塵・埃とと
もに空気中に含まれる水蒸気は電気集塵機13Aを通過
する際に蒸発することになる。
【0033】再び図1に示すように、上記電気集塵機1
3Aの下部側に把手部aが一体に設けられていて、ユー
ザー側において前面パネル2を開放することにより自由
にユニット本体1から脱着可能であり、特に集塵電極1
5に付着した塵・埃を除去するメンテナンスができるよ
うになっている。
【0034】さらに、上記電気集塵機13Aの把手部a
と、前側熱交換器部5aの下部側前面および前面パネル
2とで囲まれる空間部に、脱着自在にフィルタ16が取
付けられていていて、付着した塵・埃を除去するメンテ
ナンスができるようになっている。
【0035】一方、上記送風路8にはマイナスイオン発
生手段であるマイナスイオン発生装置17が配置され
る。このマイナスイオン発生装置17は、電気集塵機1
3Aを通過した空気が通る上記送風路8の前ドレンパン
6a下面部よりも吹出し口9側に延長される部分で、か
つ吹出し口9の一側部に設けられている。
【0036】再び図2(A)に示すように、マイナスイオ
ン発生装置17の基本構成は、高電圧が印加される電極
板20および、この電極板20の側面に一体に突設され
先端からマイナスイオンを放射する針状電極21とで構
成されるマイナスイオン発生電極22と、この発生電極
22を収容しかつ保護する保護用容器23(一点鎖線で
示す)からなる。
【0037】なお、マイナスイオン発生装置17におい
て、より多量のマイナスイオンを放射させるためには、
針状電極21先端と、先端周辺との電位差を大きくとる
必要がある。そこで、保護用容器23の針状電極21先
端近傍部位に、後述するようにアース部Eを設け、保護
用容器23を取付けねじ24とアース線25を介して接
地して、針状電極21先端との電位差を確保している。
【0038】たとえば、このマイナスイオン発生装置1
7を先に説明した室内送風機7のごく近傍部位に配置す
ると、放出されたマイナスイオンは送風路8を形成する
ノーズやケーシングに吸収されてしまい、室内空間への
放出量が大幅に減少する。そのため、発生装置17を吹
出し口9に配置し、風向案内部10の縦横ルーバー間を
介して放射させている。
【0039】また、電極板20から突出する針状電極2
1は、先端を送風路8の送風上流側から下流側に向けて
配置され、アース端子24は針状電極21の下流側に取
付けられる。
【0040】たとえば、図2(B)に示すように、針状
電極21先端の向きを逆にし、これと対向してアース端
子24を送風上流側に取付けると、針状電極21先端か
ら放射されるマイナスイオンは送風に載ってほとんど電
極板20に吸収されてしまい室内空間への放出量が低下
するので、この構成は採用されない。
【0041】さらに上記マイナスイオン発生装置17の
具体的な構成を、図3ないし図5にもとづいて説明す
る。このマイナスイオン発生装置17は、上記発生電極
22が保護用容器23内に収容されてなる。上記保護用
容器23は図において上面が開口するとともに、この開
口縁に沿って鍔部23aが一体に設けられてほぼ矩形箱
状をなし、全表面には所定の帯電防止処理が施されてい
る。左右の鍔部23aには引掛け爪23bが一体に設け
られていて、先に説明した取付け部位にワンタッチで着
脱できるようになっている。
【0042】上記アース部Eは、保護用容器23の前面
側の中央部に設けられる。すなわち、鍔部23a中央に
は、この上面から容器の側壁中間部に亘ってボス部23
cが一体に設けられる。ボス部23cの上端から下端に
亘って下孔27が貫通して設けられ、この上部から上記
取付けねじ24が螺挿される。取付けねじ24の頭部と
保護用容器23上端面との間にアース端子28が介在固
定され、このアース端子28に上記アース線25が接続
されている。
【0043】上記取付けねじ24の全長はボス部23c
の全長よりも短いものが選択されており、したがって取
付けねじ24の下端はボス部23c下端からは突出しな
い。さらに、保護用容器23には一対のスリット30,
30が開口される。これらスリット30は保護用容器2
3の上記ボス部23cの左右に位置し、かつ下面全部と
前後面の一部に亘って設けられていて、互いに並行して
いる。
【0044】上記保護用容器23のたとえば底部から支
持脚31が一体に立設されていて、上端から高電圧回路
接続端子33を支持脚31に取付け固定する取付けねじ
34が螺挿される。
【0045】上記高電圧回路接続端子33から高電圧リ
ード線32が延出されていて、これは、ユニット本体1
の一側部に設けられる電装部品箱35内の高電圧回路に
電気的に接続される。また、上記高電圧回路接続端子3
3は左右に延出され、この左右両端部に先に説明した電
極板20が一体に設けられる。
【0046】それぞれの電極板20に上記針状電極21
が突設されるので、針状電極21は左右一対あって、先
端を上記一対のスリット30に対向している。したがっ
て、2組の電極板20,20と針状電極21,21から
なる発生電極22が保護用容器23に収容される。
【0047】上記マイナスイオン発生電極22を収容し
た保護用容器23が吹出し口9の所定位置に取付けられ
ることにより、保護用容器23のスリット30が送風方
向に沿うとともに、一対の針状電極21は送風方向に平
行に向き、かつ先端は下流側である吹出し口9を介して
室内空間に向く。針状電極21が突設される電極板20
は、針状電極21より送風上流側に位置する。
【0048】保護用容器23に設けられる上記アース部
Eは、マイナスイオン発生電極22とは離間した位置に
ある。そして、アース部Eはマイナスイオン発生電極2
2に対してアーク放電が発生しない距離(たとえば、−
5000Vで約5mm)だけ離間している。しかも、ア
ース部Eはマイナスイオン発生電極22の先端延長線上
から外れた位置にあり、かつ送風風下側に設けられる。
【0049】なお、特に図1および図5に示すように、
マイナスイオン発生装置17が取付けられる送風口9の
上面壁端部で、この発生装置17と対向する部位には、
複数の突条からなるガード部40が設けられていて、吹
出し口9からマイナスイオン発生装置17を遮蔽し、か
つ異物の挿入を阻止している。
【0050】このようにして構成される空気調和機の室
内ユニットであり、図示しないリモコンの運転開始ボタ
ンが押されると、室内熱交換器5に対する冷凍サイクル
運転と、室内送風機7の駆動が開始される。
【0051】室内空気は、ユニット本体1の前面パネル
(吸込みグリル)2と上面パネル3の吸込み口12a,
12b,11からユニット本体1内に吸込まれる。特
に、前部吸込み口12aから吸込まれる室内空気は直接
的に電気集塵機13Aを通過し、室内空気に含まれる塵
・埃・水蒸気が捕捉されて清浄化する。
【0052】清浄化した空気は室内熱交換器5に導かれ
て熱交換をなし、さらに室内送風機7を介して送風路8
に案内され、吹出し口9から室内空間に吹出される。同
時に、吹出し口9に設けられるマイナスイオン発生装置
17が作用してマイナスイオンが放射され、室内空間に
供給される。
【0053】吹出し口9から吹出される熱交換した清浄
空気には、マイナスイオンを減衰する塵・埃・水蒸気が
全く存在しないところから、発生装置17から放射され
るマイナスイオンは減衰することなく、そのまま室内に
供給される。
【0054】このようにして、室内空気は以上の経路を
循環し、室内ユニット内において電気集塵機13Aと、
室内熱交換器5と、マイナスイオン発生装置17に導か
れることによって空気清浄化と、所望の空気調和と、人
体に好影響を与えるマイナスイオンの供給が、ともに効
率よくなされる。
【0055】また、上記マイナスイオン発生装置17
は、保護用容器23内に発生電極22を収容してなるか
ら、発生電極22の取付け位置が固定化される。そし
て、保護用容器23を送風路8の所定部位に取付けるこ
とで発生電極22の設置が行えるため、装着性がよい。
【0056】また、発生電極22は、電極板20および
針状電極21からなり、この針状電極21は送風路8の
送風方向と平行で、先端が送風下流側に向くように保護
用容器23内に収容したから、針状電極21は送風方向
に向かってマイナスイオンを放射し、このマイナスイオ
ンは熱交換された風に載って室内に送られることにな
り、効果的に供給される。
【0057】また、ここでは一対の針状電極21、21
が互いに並行して配置されるから、各針状電極21から
同時にマイナスイオンが放射されて、常に多量のマイナ
スイオンが室内に供給される。
【0058】また、針状電極21は電極板20と一体化
されるから、針状電極21を保護用容器23内に確実に
固定でき、しかも電極板20は針状電極21の送風上流
側に配置されるから、この電極板20の位置設定からマ
イナスイオンの発生に何らの影響も与えずにすむ。
【0059】また、保護用容器23に開口するスリット
30は針状電極21の先端と対向する部位で、かつ送風
路8の送風方向に沿って設けられるから、発生電極22
を収容する保護用容器23内はスリット30を介して送
風路8と連通する。したがって、送風される空気がスリ
ット30を介して発生電極22の周辺に送られ、保護用
容器23内外での温度差ができず、容器23内や発生電
極22での露付き発生を確実に防止する。
【0060】また、保護用容器23に設けられるアース
部Eは、保護用容器23内に収容される発生電極22と
は離間した位置に設けられる。すなわち、保護用容器2
3の表面がマイナスイオンに帯電されると、発生電極2
2と周囲との間の電位差が減少して、マイナスイオン放
射の減少に繋がる。そのため、保護用容器23表面の帯
電をアース部Eから逃がすことで、常に発生電極22と
周囲との電位差を確保し、マイナスイオンが発生し易い
条件を整えられる。
【0061】その一方で、アース部Eを発生電極22に
接近し過ぎた位置に備えると、アーク放電を生じて火花
が発生し危険であるとともに、人体に有害なオゾンが発
生する。そこで、アース部Eを発生電極22から離間し
た位置に設けて保護用容器23表面の帯電を放出させ、
マイナスイオンの放射を安定させる。
【0062】また、保護用容器23のアース部Eは、マ
イナスイオン発生電極22に対してアーク放電が発生し
ない距離だけ離間して設けられる。したがって、アーク
放電にともなう火花の発生がなく、かつ互いに近接した
状態で、発生電極22との電位差を大きくとることがで
きマイナスイオンの多量放射を得られる。
【0063】また、上記保護用容器23のアース部E
は、上記マイナスイオン発生電極22の先端延長線上か
ら外れた位置に設けられるから、針状電極21先端から
放射されるマイナスイオンがアース部Eに送られて放電
されるのを防止でき、室内への放射を効率的に行える。
【0064】また、保護用容器23のアース部Eは、マ
イナスイオン発生電極22の送風風下側に設けられる。
すなわち、針状電極21先端から放射されるマイナスイ
オンは、アース部Eの付近が最も電位差があって放射効
果を高めることができ、これを風下側に設けることでマ
イナスイオンの発生量を増加させ、かつ室内への放射が
効率よく行われる。
【0065】また、保護用容器23のアース部Eは、こ
の保護用容器23の表面に一体に設けられるボス部23
cに取付けねじ24を介してアース線25を接続してな
るから、ボス部23cは保護用容器23と一体であり、
ここにねじ24を取付けることで確実にアースを取るこ
とができる。
【0066】また、上記ボス部23cには下孔27が貫
通して設けられ、この下孔27にボス部23cよりも短
い長さの取付けねじ24を取付け、アース線25を接続
したから、発生電極22と取付けねじ24との間で異常
放電することがない。しかも、発生電極22は下孔27
内の取付けねじ24先端の影響を受けてマイナスイオン
の発生量が増加し、ボス部23c方向である吹出し口9
に向けて効率よく放射する。
【0067】また、上記保護用容器23の全表面が帯電
防止処理されているから、保護用容器23の帯電が防止
されて常に発生電極22と周囲との電位差が確保され、
マイナスイオンが発生し易い条件が整えられ、マイナス
イオンを安定的に放射させることができる。
【0068】また、上記保護用容器23は通風路8を形
成する吹出し口9近傍の上面壁に発生電極22が通風路
8に露出するように装着したから、保護用容器23の取
付けが確実で、かつマイナスイオンの室内への供給が確
実に行われる。
【0069】なお、上述の実施の形態では、アース端子
28を取付けねじ24を介してアース部Eを構成するボ
ス部23cに取付けるようにしたが、これに限定される
ものではなく、上記取付けねじ24自体をアースしても
よい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
交換器と送風機の他にマイナスイオン発生手段を備える
ことを前提として、室内空気の熱交換作用とともに効率
のよいマイナスイオン供給が行えるなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる、空気調和機の
室内ユニットの断面図。
【図2】同実施の形態に係わる、空気調和機の室内ユニ
ットの内部に収容する構成部品とその作用を説明する図
と、採用しない構成を説明する図。
【図3】同実施の形態に係わる、マイナスイオン発生装
置の斜視図。
【図4】同実施の形態に係わる、マイナスイオン発生装
置の断面図。
【図5】同実施の形態に係わる、マイナスイオン発生装
置とその周辺部の上面図。
【符号の説明】
1…ユニット本体、 5…室内熱交換器、 7…室内送風機、 17…マイナスイオン発生装置、 23…保護用容器、 22…発生電極、 20…電極板、 21…針状電極、 30…スリット、 E…アース部、 23c…ボス部、 24…取付け具(取付けねじ)、 25…アース線、 28…アース端子。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット本体内に熱交換器と送風機を収容
    し、ユニット本体内に室内空気を吸込んで上記熱交換器
    と熱交換させ、上記送風機を介して室内へ吹出す空気調
    和機の室内ユニットにおいて、 上記送風機の吹出し送風路中に、マイナスイオンを発生
    して室内へ供給するマイナスイオン発生装置を配置し、 このマイナスイオン発生装置は、保護用容器内に発生電
    極を収容してなることを特徴とする空気調和機の室内ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】上記発生電極は、電極板と、この電極板に
    突設される針状電極からなり、上記針状電極は送風路の
    送風方向と平行で、かつこの先端が送風下流側に向くよ
    うに配置されることを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機の室内ユニット。
  3. 【請求項3】上記針状電極は、複数本、互いに並行して
    配置されることを特徴とする請求項2記載の空気調和機
    の室内ユニット。
  4. 【請求項4】上記電極板と上記針状電極は互いに一体成
    形され、電極板は針状電極に対して送風上流側に配置さ
    れることを特徴とする請求項2および請求項3のいずれ
    かに記載の空気調和機の室内ユニット。
  5. 【請求項5】上記保護用容器は、上記針状電極の先端と
    対向部位で、かつ送風路の送風方向に沿って開口するス
    リットが設けられることを特徴とする請求項2および請
    求項3のいずれかに記載の空気調和機の室内ユニット。
  6. 【請求項6】上記保護用容器は、上記発生電極とは離間
    した位置にアース部を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の空気調和機の室内ユニット。
  7. 【請求項7】上記保護用容器のアース部は、上記発生電
    極に対してアーク放電が発生しない距離を存して設けら
    れることを特徴とする請求項6記載の空気調和機の室内
    ユニット。
  8. 【請求項8】上記保護用容器のアース部は、上記発生電
    極の先端延長線上から外れた位置に設けられることを特
    徴とする請求項6記載の空気調和機の室内ユニット。
  9. 【請求項9】上記保護用容器のアース部は、上記発生電
    極の送風風下側に設けられることを特徴とする請求項6
    記載の空気調和機の室内ユニット。
  10. 【請求項10】上記保護用容器のアース部は、この保護
    用容器の表面に一体に設けられるボス部に取付け具を介
    してアース線を接続してなることを特徴とする請求項6
    記載の空気調和機の室内ユニット。
  11. 【請求項11】上記ボス部の上下両端に亘って下孔が貫
    通して設けられ、このボス部の上端から下孔に、下孔の
    全長よりも短い長さの上記取付け具が取付けられ、取付
    け具頭部とボス部上端面との間に上記アース線を接続す
    るアース端子が介在されることを特徴とする請求項10
    記載の空気調和機の室内ユニット。
  12. 【請求項12】上記保護用容器は、その表面が帯電防止
    処理されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機
    の室内ユニット。
  13. 【請求項13】上記保護用容器は、上記送風路の吹出し
    口近傍で、かつその上面壁に取付けられ、上記発生電極
    は送風路中に露出することを特徴とする請求項1記載の
    空気調和機の室内ユニット。
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