JP2001073850A - 電磁負荷の制御装置 - Google Patents

電磁負荷の制御装置

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JP2001073850A JP2000046421A JP2000046421A JP2001073850A JP 2001073850 A JP2001073850 A JP 2001073850A JP 2000046421 A JP2000046421 A JP 2000046421A JP 2000046421 A JP2000046421 A JP 2000046421A JP 2001073850 A JP2001073850 A JP 2001073850A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高い頻度でエネルギーが使われる場合において
も安定した負荷の作動を確保することができる電磁負荷
の制御装置を提供する。 【解決手段】インジェクタ101のソレノイド101a
がバッテリ電源に接続されるとともにバッテリ電圧より
も高い電圧を蓄えるコンデンサC10が接続されてい
る。駆動用IC120は、トランジスタT10,T11
を制御してソレノイド101aを動作させる期間だけバ
ッテリ電源のエネルギーをソレノイド101aに供給す
ると共に、トランジスタT12を制御してコンデンサC
10の電圧Vcが高いときほど、ソレノイド101aの
動作開始のタイミングに対してコンデンサC10のエネ
ルギーの供給開始時期を遅らせて、ソレノイド101a
の動作の応答を早めるためのエネルギーをコンデンサC
10の電圧Vcに応じた時期にソレノイド101aに供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁負荷の制御装
置に係り、詳しくは、コンデンサ等に蓄積された蓄積エ
ネルギーの放出によって作動応答性(例えば、燃料噴射
用電磁弁の開弁応答性)の向上を図った電磁負荷の制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁の開弁応答を早めるため
に、昇圧回路(DC−DCコンバータ)によりコンデン
サに蓄積されたエネルギーを放出するもの、あるいは、
電磁弁の通電エネルギーの回収によりコンデンサにエネ
ルギーを蓄積し利用するものが知られている(特開平9
−115727号公報、特公平7−78374号公報、
特許第2598595号公報)。また、近年、排気ガス
対策として、本来の噴射タイミングの他、それとは異な
るタイミングでの噴射、例えば、ディーゼルエンジンの
噴射制御におけるパイロットおよびメイン噴射の他に、
その前後に噴射(多段噴射)を行ったり、更には他の気
筒が噴射している最中にも噴射(多重噴射)を行いたい
といった要求がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、連続する多段噴射又は、他気筒との多重噴射制御
にはエネルギーの蓄積が間に合わないといった問題があ
った。そこで、図12に示すように、コンデンサ502
に予め複数回の噴射に必要なエネルギーを蓄積してお
き、噴射の際に必要なエネルギーだけ放出するという方
法を用いることが考えられる。詳しくは、図12におい
て、昇圧回路501によりコンデンサ502にエネルギ
ーが蓄積される。コンデンサ502にはスイッチ503
を介してインジェクタ504のソレノイド504aの一
端が接続され、ソレノイド504aの他端はスイッチ5
05及び抵抗506を介して接地されている。駆動用I
C507は、マイコン508からのエンジン運転状態に
応じた噴射信号♯1を入力して、各スイッチ503,5
05,509をオン/オフ制御する。
【0004】上記インジェクタ制御装置の動作を図13
のタイムチャートに従い説明する。図13には、インジ
ェクタによる多段噴射が実施される様子を示す。マイコ
ン508からの噴射信号♯1に従いスイッチ505がオ
ンすると、それと同時にスイッチ503が一定時間だけ
オンし、コンデンサ502の充電電圧がインジェクタ5
04のソレノイド504aに対して放出される。これに
より、インジェクタ504の開弁当初に大電流が流れ、
インジェクタ504の開弁応答性が向上する。その後、
抵抗506により検出されるインジェクタ電流に応じて
スイッチ509がオン/オフされ、インジェクタ504
が定電流駆動される。
【0005】一方、コンデンサ502に対しては昇圧回
路501のスイッチ501aがオン/オフされて充電が
行われる。以後、このようにコンデンサ502に充電が
行われるとともに、このコンデンサ502のエネルギー
がインジェクタ504のソレノイド504aに供給さ
れ、燃料噴射動作に供される。
【0006】ところが、図13において1回目と4回目
の噴射は、満充電からの放電であるが2,3回目の噴射
は噴射間隔が短いために満充電電圧より低いコンデンサ
電圧Vcから噴射が開始している。この際の噴射開始時
のコンデンサ電圧Vcが異なる時の放電によるインジェ
クタ電流の立ち上がり波形とインジェクタの開閉の状態
を図14に示す。
【0007】図14において、(a)のごとくコンデン
サ電圧Vcが低い場合は、コンデンサ放電によるインジ
ェクタへのエネルギー供給が電磁弁の開弁時に効率よく
実施されるので開弁応答を早めることができるが(図1
4の期間T300を小さくできるが)、(b)のごとく
コンデンサ電圧Vcが高い場合、インジェクタ電流の立
ち上がりが急峻になるので、エネルギー供給のタイミン
グが手前にずれ(図14のt300’がt300より手
前にくるので)開弁のために効率よく供給されず開弁応
答が悪化したり、放電終了時に電流が落ち込み、開弁状
態を維持できなくなり所望の噴射量を得られなくなる虞
がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、高い頻度でエ
ネルギーが使われる場合においても安定した負荷の作動
を確保することができる電磁負荷の制御装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1,2に記載の発
明によれば、制御手段により、電磁負荷を動作させる期
間において電磁負荷の動作の応答を早めるためのエネル
ギーがエネルギー蓄積手段のエネルギー蓄積レベル(例
えばコンデンサ電圧)に応じた時期に電磁負荷に供給さ
れる。
【0010】よって、エネルギー蓄積レベルの高低に依
らずに、常に、一定のエネルギー供給のタイミングとな
り、所望の動作を確保できる。その結果、高い頻度でエ
ネルギーが使われる場合においても安定した負荷の作動
を確保することができることとなる。
【0011】さらに、請求項7の記載の発明によれば、
第2エネルギー供給手段により電磁負荷の動作の応答を
早めるためのエネルギーが車載電源の電圧に応じて遅れ
て電磁負荷に供給されるとともに、車載電源の電圧が低
いときほど、電磁負荷の動作開始のタイミングが早めら
れる。よって、車載電源の電圧が低下した場合にも安定
した負荷の作動を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0013】本実施の形態は、車載用4気筒ディーゼル
エンジンのコモンレール式燃料噴射システムとして具体
化されるものであり、同燃料噴射システムにおいてコモ
ンレール内で蓄圧された高圧燃料は、インジェクタの駆
動に伴いディーゼルエンジンの各気筒に対して噴射供給
される。また本実施の形態では、1回の燃焼行程に際し
て複数回の燃料噴射動作を行わせる多段噴射と、同時に
2つのインジェクタを駆動させて各々燃料噴射を行わせ
る多重噴射とを実施する。
【0014】図1は、本実施の形態におけるインジェク
タ制御装置を示す電気回路図である。ただし、図1で
は、4つのインジェクタのうちの1つのみを示し、簡略
化している。
【0015】図1の装置は、エンジンの各気筒に対して
燃料噴射を行うインジェクタ101と、インジェクタ1
01を駆動する駆動回路(EDU:Electric Driver Un
it)100と、この駆動回路100に接続されるECU
(電子制御装置)200とを備える。ECU200は、
CPU、各種メモリ等からなる周知のマイクロコンピュ
ータを備え、エンジン回転数Ne、アクセル開度AC
C、エンジン水温THWなど、各種センサにて検出され
るエンジン運転情報に基づき気筒毎に噴射信号を生成し
て駆動回路100に出力する。
【0016】インジェクタ101は常閉式の電磁弁にて
構成され、電磁負荷としてのソレノイド101aを備え
る。この場合、ソレノイド101aが通電されると、図
示しない弁体がリターンスプリングの付勢力に抗して開
弁位置に移動し、燃料噴射が行われる。また、ソレノイ
ド101aの通電が遮断されると、弁体が元の閉弁位置
に戻り、燃料噴射が停止される。
【0017】インダクタL00は一端が車載電源として
のバッテリ電源ライン(+B)に接続され、他端がトラ
ンジスタ(スイッチング素子)T00に接続されてい
る。以下、トランジスタは全てスイッチング素子として
使用される。トランジスタT00のゲート端子には充電
制御回路110が接続され、この回路110の出力に応
じてトランジスタT00がオン/オフする。充電制御回
路110に関し、詳しくは自励式の発振回路を使用して
いる。また、トランジスタT00とGNDとの間には電
流検出抵抗R00が接続されている。
【0018】インダクタL00とトランジスタT00と
の間には、逆流防止用のダイオードD13を介してエネ
ルギー蓄積手段としてのコンデンサC10の一端が接続
されている。コンデンサC10の他端はトランジスタT
00と電流検出抵抗R00との接続点に接続されてい
る。
【0019】上記インダクタL00、トランジスタT0
0、電流検出抵抗R00、充電制御回路110、ダイオ
ードD13により昇圧手段としてのDC−DCコンバー
タ回路50が構成されている。トランジスタT00がオ
ン/オフされると、ダイオードD13を通じてコンデン
サC10が充電される。これにより、コンデンサC10
がバッテリ電圧+Bよりも高い電圧に充電され、バッテ
リ電源よりも高いエネルギーを蓄積することができる。
かかる場合、電流検出抵抗R00により充電電流がモニ
タされつつ、充電制御回路110によりトランジスタT
00がオン/オフされることで、コンデンサC10が効
率の良い周期で充電される。
【0020】駆動用IC120には、#1の入力端子が
接続され、駆動用IC120はこの端子を通じてECU
200から第1気筒(#1)の噴射信号を取り込む。ト
ランジスタT12は、#1の噴射信号がオフ(論理ロー
レベル)からオン(論理ハイレベル)に反転するタイミ
ングで一時的にオンとなり、コンデンサC10の蓄積エ
ネルギーをインジェクタ101に供給(放出)するため
のトランジスタである。より詳しくは、トランジスタT
12はコンデンサC10と共通端子COM1との間に設
けられ、駆動用IC120によりトランジスタT12が
オンされると、コンデンサC10の蓄積エネルギーがC
OM1側のインジェクタ101に供給される。こうした
コンデンサC10のエネルギー放出により、インジェク
タの駆動電流として大電流が流れ、それに伴いインジェ
クタの開弁応答性が向上する。
【0021】インジェクタ101のローサイドには、駆
動回路100の端子INJ1を介してトランジスタT1
0が接続されており、ECU200から#1の噴射信号
が供給されると、その論理ハイレベルの噴射信号により
当該トランジスタT10がオンとなる。トランジスタT
10は電流検出抵抗R10を介して接地されている。電
流検出手段としての電流検出抵抗R10によりインジェ
クタ101のソレノイド101aに流れる駆動電流が検
出され、その検出結果が駆動用IC120に取り込まれ
る。
【0022】COM1端子はダイオードD11とトラン
ジスタT11を介してバッテリ電源ライン(+B)に接
続されている。かかる場合、駆動用IC120は、イン
ジェクタ101のソレノイド101aに流れる駆動電流
に応じてトランジスタT11をオン/オフ制御する。こ
れにより、+Bからインジェクタ101に定電流が供給
される。ダイオードD12は定電流制御のための帰還ダ
イオードであり、トランジスタT11のオフ時にインジ
ェクタ101のソレノイド101aに流れる電流はダイ
オードD12を介して還流される。
【0023】実際の動作に際しては、駆動指令である噴
射信号の立ち上がりと同時に先ずトランジスタT12が
オンされ、インジェクタ101の駆動電流としてコンデ
ンサC10のエネルギー放出により大電流が流れた後、
引き続き、トランジスタT11を通じて定電流が流れ、
噴射信号の立ち下がりに伴い同駆動電流が遮断される。
なお、ダイオードD11は、コンデンサC10のエネル
ギー放出に際し、高電位となるCOM1端子から+B側
への回り込みを防止するためのダイオードである。
【0024】ここで、本例のコンデンサC10は、予め
複数回分の開弁に必要なエネルギーを蓄えることができ
るようになっている。具体的には、コンデンサC10の
満充電電圧を高くする、または、コンデンサ容量を大き
くしている。
【0025】また、駆動用IC120には放電制御回路
121が備えられている。放電制御回路121は、後述
するインジェクタ開弁時のエネルギー供給のタイミング
を制御する回路で、コンデンサC10の電圧Vcを取り
込んで、このコンデンサ電圧Vcに基づいてトランジス
タT12をオン・オフ制御する。
【0026】また、インジェクタ101のソレノイド1
01a(端子INJ1)はダイオードD10を介してコ
ンデンサC10に接続されており、通電遮断に伴いイン
ジェクタ101のソレノイド101aに発生するフライ
バックエネルギー(逆起電力エネルギー)はダイオード
D10を介してコンデンサC10に回収される。
【0027】本例では、トランジスタT10が、バッテ
リ電源のエネルギーをソレノイドに供給するための第1
エネルギー供給手段として機能し、トランジスタT12
が、コンデンサC10に蓄積したエネルギーをソレノイ
ドに供給するための第2エネルギー供給手段として機能
する。
【0028】次に、本実施の形態における作用を、図2
のタイムチャートを用いて説明する。図2の噴射前にお
いて、コンデンサC10は満充電の状態にあり、t1の
タイミングで#1の噴射信号がオンに立ち上げられる
と、トランジスタT10がオンすると共に、それと同時
にトランジスタT11,T12がオンし、インジェクタ
101による噴射が開始される。トランジスタT12が
オンした後において電流検出抵抗R10により検出した
通電電流値が所定の値I0 になると(t3のタイミン
グ)、1回の噴射に必要な所定のエネルギーを放出した
としてトランジスタT12がオフする。このようにし
て、トランジスタT12は、噴射の開始当初の一定時間
だけオンし、コンデンサC10の蓄積エネルギーがイン
ジェクタ101に放出され、これにより、インジェクタ
101のソレノイド101aに大電流が流れ、インジェ
クタ101の開弁応答が早まる。
【0029】このとき、図1の放電制御回路121は、
以下のように作動する。まず、図2に示すごとく、コン
デンサC10の電圧Vcに応じて放電開始のタイミング
が制御される。詳しくは、コンデンサ電圧Vcが高いほ
ど噴射信号♯1の立ち上がりに対しトランジスタT12
のオン・タイミング(通電開始)を遅延させて最適なタ
イミングに放電エネルギーを供給する。つまり、エネル
ギー蓄積レベルが高いときほど、ソレノイドの動作開始
のタイミングに対してエネルギーの供給開始時期を遅ら
せる。コンデンサ電圧値Vcに応じた遅れ量τは、噴射
信号#1の立ち上がりから電圧が上昇するランプ波形電
圧とコンデンサ電圧Vcを比較器にて比較することによ
り容易に作ることができる。より具体的には、放電制御
回路121の一部分を、図3に示す回路構成とする。こ
の回路は、ランプ回路300と比較器301を具備し、
ランプ回路300はコンデンサ302を有し、噴射信号
を入力して、定電圧VDDによるコンデンサ302への充
電動作に伴うランプ波を生成する。比較器301はラン
プ回路300の出力信号とコンデンサ電圧Vcを入力す
る。比較器301の出力端子はトランジスタT12と接
続されている。そして、図4に示すように、比較器30
1にてコンデンサ電圧Vcとランプ回路300にて生成
したランプ波とが比較され、コンデンサ電圧Vcがラン
プ波を下回るまでの時間が遅延時間τとなり、コンデン
サ電圧Vcがランプ波を下回った時に(t10のタイミ
ング)、トランジスタT12をオンする信号が送出され
る。
【0030】一方、図4において、噴射信号♯1がオフ
からオンに転じたt1のタイミングにてトランジスタT
11がオンして、バッテリ電源(+B)からの電流によ
りインジェクタ電流が流れ始めようとする。このとき、
図2の(a)のように、コンデンサ電圧Vcが低い時
は、上記放電制御回路121により通電開始のための遅
れ量τは小さく噴射信号♯1がオフからオンに転じる
と、ほぼ同時にトランジスタT12も通電を始めるため
にトランジスタT11を経由しての電流は流れない。そ
して、トランジスタT12のオンに伴いコンデンサC1
0の放電によるインジェクタ電流(INJ1電流)が急
峻に立ち上がり、所定の電流値I0 でトランジスタT1
2がオフされ通電が遮断される(t3のタイミング)。
このようにして、コンデンサC10の放電を止めること
でインジェクタ101の開弁に効率よくエネルギーが供
給される。
【0031】また、図2の(b)のごとく、コンデンサ
電圧Vcが高い場合は、放電制御回路121によりトラ
ンジスタT12の通電開始が大きく遅延されるために、
噴射信号♯1がオフからオンに転じた時においてトラン
ジスタT11のオンにてバッテリ電源(+B)からの電
流によりインジェクタ電流が流れ始める。その後、t2
のタイミングでのトランジスタT12のオンによりコン
デンサC10の放電によるインジェクタ電流が急峻に立
ち上がる。そして、所定の電流値I0 でトランジスタT
12がオフ(遮断)され、コンデンサC10の放電が打
ち切られる(t3’のタイミング)。この時、コンデン
サC10の電圧Vcが高いのでインジェクタ電流の立ち
上がりがさらに急峻になるが、放電制御回路121によ
ってエネルギーの供給タイミングを遅らせているので、
インジェクタ101の開弁に効率よくエネルギーが供給
され、また放電終了後の電流の落ち込みもなく開弁応答
を安定して早めることができる。
【0032】このようにしてコンデンサC10のエネル
ギーを放出した後は(エネルギー供給を停止した後
は)、それに引き続いてトランジスタT11がオン/オ
フ制御され、ダイオードD11を介してインジェクタ1
01のソレノイドに流れる電流値が一定値になるように
定電流制御される。すなわち、電流検出抵抗R10によ
り検出した駆動電流(INJ1電流)に応じて駆動用I
C120がトランジスタT11をオン/オフし、その駆
動電流を所定値に保持する。これにより、インジェクタ
101は開弁状態で保持される。
【0033】その後、#1の噴射信号がオフされると、
トランジスタT10がオフしてインジェクタ101が閉
弁し、同インジェクタ101による噴射が終了される。
インジェクタ101の通電遮断時に発生する逆起電力エ
ネルギーはダイオードD10を通じてコンデンサC10
に回収される。
【0034】その後に、トランジスタT00がオン/オ
フを開始され、DC−DCコンバータ回路50によるコ
ンデンサC10の充電が行われる。なお、コンデンサC
10からの放電電流を安定させるためにトランジスタT
12の通電中はDC−DCコンバータ回路50による充
電を禁止する。
【0035】以後、噴射信号に基づいて噴射が連続して
行われ、多段噴射や多重噴射が実行される。このよう
に、本実施の形態は下記の特徴を有する。 (イ)制御手段としての放電制御回路121は、ソレノ
イドを動作させる期間においてソレノイドの動作の応答
を早めるためのエネルギーをコンデンサC10のエネル
ギー蓄積レベル(Vc)に応じた時期にソレノイドに供
給する。つまり、ソレノイドを動作させる期間だけバッ
テリ電源のエネルギーをソレノイドに供給すると共に、
ソレノイドの動作の応答を早めるためのエネルギーをコ
ンデンサC10のエネルギー蓄積レベル(Vc)に応じ
た時期にソレノイドに供給するようにした。このように
コンデンサC10の放電によるインジェクタへのエネル
ギー供給を実施するタイミングをコンデンサC10の充
電状態(コンデンサ電圧Vc)に従って制御することに
より、電磁弁の開弁応答を早め、かつ安定化することが
できる。その結果、高い頻度でエネルギーが使われる場
合においても安定したインジェクタ(ソレノイド)の作
動を確保することができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0036】図5に示すように、コンデンサの電圧Vc
により放電終了のタイミングを制御する際に、(a)に
比べ(b)のように、コンデンサ電圧Vcが高いほど遮
断電流値I0 を高くする(I02>I01)とともに、その
後のトランジスタT12をオフするタイミングに所定時
間T0 のディレイを設けている。つまり、ソレノイドの
動作開始に対応してコンデンサC10のエネルギーの供
給を開始し、ソレノイドに流れる電流値が所定値I0 に
達したことを検出してエネルギーの供給を停止する際
に、コンデンサ電圧Vcが高いときほど遮断電流値を高
くするとともに、遮断電流値に達したことを検出してか
ら一定時間経過後にエネルギーの供給を停止している。
これにより、放電終了のタイミングを遅らせエネルギー
が必要とされるタイミングにも放電によるエネルギー供
給を持続させることができる。
【0037】具体的には、本例の放電制御回路121
を、図6に示す回路構成とする。放電制御回路121に
は立下がりディレイ回路400と比較器401が設けら
れている。比較器401において、インジェクタ通電電
流に相当する電圧が入力されるとともに、抵抗R40と
R41による分圧が遮断電流値に相当する比較値として
入力される。ここで、抵抗R40とR41による直列回
路にはコンデンサC10の電圧Vcが印加され、コンデ
ンサ電圧Vcに応じた遮断電流値が設定されることとな
る。比較器401の出力端子にはゲート402を介して
立下がりディレイ回路400が接続され、立下がりディ
レイ回路400の出力側にはトランジスタT12が接続
されている。そして、噴射信号♯1がオンとなると、比
較器401の比較結果に対し、ディレイ回路400を介
してトランジスタT12にオン信号が送出される。つま
り、図7に示すように、トランジスタT12をオフする
際、遮断電流値I0 に達してから一定の時間T0 のディ
レイを設け、トランジスタT12をオフする。
【0038】このようにすることにより、図5の(b)
に示すように、コンデンサ電圧Vcが高く、インジェク
タ電流の立ち上がりが急峻なほど実際の遮断電流を高く
することができる。これにより、コンデンサ電圧Vcが
高い場合、インジェクタ電流の立ち上がりが急峻にな
り、図14のごとくコンデンサ放電によるエネルギー供
給タイミングが手前になろうとするが、本例では、トラ
ンジスタT12の遮断が遅延されるので、放電終了後の
電流の落ち込みもなく開弁応答を安定に早めることがで
きる。
【0039】なお、コンデンサ電圧Vcに応じて遮断電
流値を高くするとともに遮断電流値に達したことを検出
してから一定時間経過後にエネルギーの供給を停止した
が、コンデンサ電圧Vcに応じて遮断電流値を高くする
だけで遮断電流値に達したことを検出した後のディレイ
は設けないようにしてもよい。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0040】第1の実施の形態ではバッテリ電圧+Bに
ついて格別の考慮を払わなかったが、バッテリ電圧+B
が低下する場合がある。つまり、図11の(a)に示す
ように、バッテリ電圧+Bが高い場合は、コンデンサ放
電によるインジェクタ101へのエネルギー供給が電磁
弁の開弁時に効率よく実施されるので開弁応答を早める
ことができる。しかし、図11の(b)に示すように、
バッテリ電圧+Bが低い場合は、定電流の立ち上がりが
緩やかになるので、エネルギー供給のタイミングが後に
ずれてエネルギーが効率よく供給されず開弁応答が悪化
したり、放電終了時に電流が落ち込み開弁状態を維持で
きなくなり所望の噴射量を得られなくなる可能性があ
る。そこで、本実施形態では以下のような構成を採用し
ている。
【0041】図8には、図3に代わる本実施形態で用い
る放電制御回路の構成を示す。図9は、その動作を表す
タイムチャートである。図9のように本例ではバッテリ
電圧+Bが低くなるほどトランジスタT12を遅らせて
オン(コンデンサC10のエネルギーをソレノイド10
1aに供給)するようにしている。即ち、放電制御回路
121は、図8に示すように、トランジスタT12によ
りソレノイド101aの動作の応答を早めるためのエネ
ルギーを、車載電源であるバッテリの電圧+Bに応じて
遅らせてソレノイド101aに供給する(+Bが低いほ
どコンデンサエネルギーの供給開始を遅らせる)。
【0042】また、本実施形態においては図1のECU
200がバッテリ電圧+Bを検知して、図10に示すよ
うに、電磁弁の開弁タイミング(噴射信号♯1)を基準
にしてバッテリ電圧+Bが低いほど早期に噴射信号♯1
に代わる噴射信号♯1’を出力して早期にトランジスタ
T10,T11のオン動作(ソレノイド101aの動作
開始)を行わせるようにしている。即ち、ECU200
はバッテリ電圧+Bが低いときほど、ソレノイド101
aの動作開始のタイミングを早める。
【0043】本実施形態では、ECU200と駆動用I
C120によって、本実施形態での特徴的な動きを行わ
せるべくトランジスタT10,T11,T12を制御す
る制御手段が構成されている。
【0044】以下、詳しく説明する。図8のランプ回路
300においてコンデンサ302にはバッテリ(+B)
からの電荷を蓄積させるようになっており、図9に示す
ごとくランプ波の傾きはバッテリ電圧+Bによって決定
される。詳しくは、バッテリ電圧+Bが低いほどランプ
波の傾きは緩やかになる。このように、図8の構成とす
ることにより、比較器301においてランプ波とコンデ
ンサ電圧Vcの比較により噴射信号♯1の立ち上がりに
対しトランジスタT12のオン動作(通電開始)を遅延
させるときに、ランプ波の傾きをバッテリ電圧+Bに依
存させてバッテリ電圧+Bが低いほど噴射信号♯1の立
ち上がりに対しトランジスタT12のオン動作(通電開
始)が遅延する。これにより、コンデンサ電圧Vcに加
えバッテリ電圧+Bによって放電開始のタイミングが制
御され、最適なタイミングで放電エネルギーを供給する
ことができる。
【0045】時間的に区切って詳しく説明すると、図9
のt1のタイミングで噴射信号♯1がオフからオンに転
じると同時にトランジスタT11が通電を開始しバッテ
リ電源(+B)からの電流によりインジェクタ電流が流
れ始めようとするが、コンデンサ電圧Vcが低く且つバ
ッテリ電圧+Bが高い時は、通電開始のための遅れ量τ
は小さく噴射信号♯1がオフからオンに転じると、ほぼ
同時にトランジスタT12も通電を始めるためにトラン
ジスタT11を経由しての電流は流れない。また、トラ
ンジスタT12のオンによりコンデンサC10の放電に
よるインジェクタ電流が急峻に立ち上がり、所定の電流
値I0 でトランジスタT12を遮断することによりコン
デンサC10の放電を止めることでインジェクタ101
の開弁に効率よくエネルギーが供給される。
【0046】一方、コンデンサ電圧Vcが高い又はバッ
テリ電圧+Bが低い場合は、トランジスタT12の通電
開始が遅延されるために、噴射信号♯1がオフからオン
に転じると同時にまずトランジスタT11がオンして通
電を開始しバッテリ電源(+B)からの電流によりイン
ジェクタ電流が流れ始める。
【0047】その後、トランジスタT12のオンにより
コンデンサC10の放電によるインジェクタ電流が急峻
に立ち上がり、所定の電流値I0 でトランジスタT12
を遮断することによりコンデンサC10の放電を止め
る。
【0048】このとき、コンデンサC10の電圧Vcが
高い場合はインジェクタ電流の立ち上がりがさらに急峻
になる。また、バッテリ電圧+Bが低い時は定電流制御
到達時間が遅くなるが、コンデンサC10のエネルギー
の供給タイミングを遅らせているので、インジェクタ
(電磁弁)101の開弁に効率よくエネルギーが供給さ
れ、また、放電終了後の電流の落ち込みもなく開弁応答
を安定に早めることができる。
【0049】図10は、電磁弁の開弁タイミング(噴射
信号♯1)を基準にして、(a)のごとくコンデンサ電
圧Vcが低い時と、(b)のごとくコンデンサ電圧Vc
が高い時と、(c)のごとくバッテリ電圧+Bが低い時
における電磁弁の開弁状況を示すタイミングチャートで
ある。
【0050】この図10において、電磁弁の開弁を同じ
タイミングで制御しようとした時、バッテリ電圧+Bが
定電流制御するのに充分な電圧がある場合には、(b)
のごとく噴射信号♯1に対し一定の遅れ時間τ1後にト
ランジスタT12をオンすることにより、コンデンサ電
圧Vcが高くても放電終了後の電流落ち込みなく開弁応
答を安定することができる。これに対し、(c)のごと
くバッテリ電圧+Bが低い場合には、この遅れ時間τ1
が更に大きくなることになってしまう。そこで、ECU
200はバッテリ電圧+Bを検出し、バッテリ電圧+B
が低い時にはその電圧に応じて、本来の開弁信号♯1よ
りもτ2だけ早めに開弁信号♯1’を出力する。
【0051】以上のごとく、コンデンサC10の放電に
よるインジェクタ101へのエネルギー供給を実施する
タイミングを、コンデンサC10の充電状態(コンデン
サ電圧Vc)と共に、バッテリ電圧+Bによっても制御
することにより、バッテリ電圧+Bが低下した場合にも
電磁弁の開弁応答を早め、且つ安定したソレノイド10
1aの作動を確保することができる。特に、コンデンサ
C10に溜めるエネルギーを少ない容量で、高電圧に充
電する場合に有効である。
【0052】なお、上述した第3の実施形態では、EC
U200と駆動用IC120にてトランジスタT10,
T11,T12を制御する制御手段を構成して、ECU
200からの噴射信号に対しハードによるディレイ回路
(図8)を設け、また、バッテリ電圧+Bが低い場合は
電磁弁の開弁タイミングを同じとするために、噴射信号
を早めに出すソフト処理とした。この他にも、ECU2
00によって本実施形態での特徴的な動きを行わせるべ
くトランジスタT10,T11,T12を制御する制御
手段を構成してもよい。つまり、コンデンサ充電電圧を
もECU200内に取り込んで、ECU200において
定電流制御を行うバッテリ電圧+Bの低下により噴射開
始信号を早めて出力するとともに、コンデンサC10の
充電量(Vc)に応じたディレイ時間を持つ放電信号を
生成してもよい。
【0053】また、これまでの説明ではディーゼルエン
ジンのインジェクタの制御システムに適用したが、ガソ
リンエンジンのインジェクタの制御システムに適用して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態におけるインジェクタ制御装置を
示す電気回路図。
【図2】 第1の実施の形態における作用説明のための
タイムチャート。
【図3】 放電制御回路の電気回路図。
【図4】 作用説明のためのタイムチャート。
【図5】 第2の実施の形態における作用説明のための
タイムチャート。
【図6】 放電制御回路の電気回路図。
【図7】 作用説明のためのタイムチャート。
【図8】 第3の実施の形態における放電制御回路の電
気回路図。
【図9】 作用説明のためのタイムチャート。
【図10】 作用説明のためのタイムチャート。
【図11】 バッテリ電圧低下時の挙動を説明するため
のタイムチャート。
【図12】 従来技術を説明するためのインジェクタ制
御装置の構成例を示す図。
【図13】 従来技術を説明するためのタイムチャー
ト。
【図14】 従来技術を説明するためのタイムチャー
ト。
【符号の説明】
50…DC−DCコンバータ回路、101a…ソレノイ
ド、120…駆動用IC、121…放電制御回路、C1
0…コンデンサ、T10…トランジスタ、T12…トラ
ンジスタ、R10…抵抗。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁負荷(101a)と、 前記電磁負荷に接続され、前記電磁負荷に供給するエネ
    ルギーが蓄積されるエネルギー蓄積手段(C10)と、 前記エネルギー蓄積手段に蓄積したエネルギーを用いて
    前記電磁負荷を制御する制御手段(120)と、を備
    え、 前記制御手段(120)は、前記電磁負荷を動作させる
    期間において前記電磁負荷の動作の応答を早めるための
    エネルギーを前記エネルギー蓄積手段のエネルギー蓄積
    レベル(Vc)に応じた時期に前記電磁負荷に供給する
    ことを特徴とする電磁負荷の制御装置。
  2. 【請求項2】 車載電源に接続された電磁負荷(101
    a)と、 前記車載電源のエネルギーを前記電磁負荷に供給するた
    めの第1エネルギー供給手段(T10)と、 前記電磁負荷に接続され、前記電磁負荷に供給する前記
    車載電源よりも高いエネルギーが蓄積されるエネルギー
    蓄積手段(C10)と、 前記電磁負荷と前記エネルギー蓄積手段との間に設けら
    れ、前記エネルギー蓄積手段に蓄積したエネルギーを前
    記電磁負荷に供給するための第2エネルギー供給手段
    (T12)と、 前記第1、第2エネルギー供給手段を制御する制御手段
    (120)と、を備え、 前記制御手段(120)は、前記第1エネルギー供給手
    段により前記電磁負荷を動作させる期間だけ前記車載電
    源のエネルギーを前記電磁負荷に供給すると共に、前記
    第2エネルギー供給手段により前記電磁負荷の動作の応
    答を早めるためのエネルギーを前記エネルギー蓄積手段
    のエネルギー蓄積レベル(Vc)に応じた時期に前記電
    磁負荷に供給することを特徴とする電磁負荷の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電磁負荷の制
    御装置において、 前記エネルギー蓄積レベルが高いときほど、前記電磁負
    荷の動作開始のタイミングに対して前記エネルギー蓄積
    手段のエネルギーの供給開始時期を遅らせることを特徴
    とする電磁負荷の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の電磁負荷の制
    御装置において、 前記電磁負荷に流れる電流値を検出する電流検出手段
    (R10)が備えられていて、 前記制御手段は、前記電磁負荷動作開始に対応して前記
    エネルギー蓄積手段のエネルギーの供給を開始し、前記
    電流値が所定値に達したことを検出して前記エネルギー
    蓄積手段のエネルギーの供給を停止し、且つ前記エネル
    ギー蓄積レベルが高いときほど、前記所定値を高くする
    ことを特徴とする電磁負荷の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電磁負荷の制御装置に
    おいて、 前記電流値が所定値に達したことを検出してから一定時
    間経過後に前記エネルギー蓄積手段のエネルギーの供給
    を停止することを特徴とする電磁負荷の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電
    磁負荷の制御装置において、 前記エネルギー蓄積手段のエネルギーの供給を停止した
    後は、前記電磁負荷に流れる電流値が一定になるよう定
    電流制御することを特徴とする電磁負荷の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項に記載の電
    磁負荷の制御装置において、 前記第2エネルギー供給手段により前記電磁負荷の動作
    の応答を早めるためのエネルギーを前記車載電源の電圧
    に応じて遅らせて前記電磁負荷に供給するとともに、前
    記車載電源の電圧が低いときほど、前記電磁負荷の動作
    開始のタイミングを早めることを特徴とする電磁負荷の
    制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
    磁負荷の制御装置において、 エネルギー蓄積手段には、車載電源電圧を昇圧手段(5
    0)にて昇圧したエネルギーが蓄積されることを特徴と
    する電磁負荷の制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電
    磁負荷の制御装置において、 エネルギー蓄積手段には、電磁負荷への通電遮断時に発
    生するフライバックエネルギーが蓄積されることを特徴
    とする電磁負荷の制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    電磁負荷の制御装置において、 前記電磁負荷はエンジンに燃料を供給するインジェクタ
    のソレノイドであることを特徴とする電磁負荷の制御装
    置。
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