JP3521524B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JP3521524B2
JP3521524B2 JP02961795A JP2961795A JP3521524B2 JP 3521524 B2 JP3521524 B2 JP 3521524B2 JP 02961795 A JP02961795 A JP 02961795A JP 2961795 A JP2961795 A JP 2961795A JP 3521524 B2 JP3521524 B2 JP 3521524B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射弁に設けられ
た電磁ソレノイドを通電制御して内燃機関への燃料噴射
量及び噴射時期を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関に燃料を噴射供給す
る燃料噴射弁には、電磁ソレノイドを備え、電磁ソレノ
イドへの通電により開弁される電磁弁が使用されてい
る。そして、こうした燃料噴射弁を開弁させる駆動回路
としては、電磁ソレノイドへの通電開始と共に速やかに
燃料噴射弁を開弁して、内燃機関に燃料を噴射供給でき
るようにするために、例えば、特開平6−101552
号公報に開示されている如く、昇圧用コイル等からなる
昇圧回路を用いて、予めコンデンサを電源電圧より高い
高電圧まで充電しておき、燃料噴射弁の開弁時には、こ
のコンデンサに充電された電荷を電磁ソレノイドを介し
て放電させることにより、電磁ソレノイドに大電流(開
弁電流)を流して、燃料噴射弁を速やかに開弁させ、そ
の後は、定電流回路を用いて電磁ソレノイドに一定電流
(保持電流)を流し、燃料噴射弁の開弁状態を保持する
ように構成されたものが知られている。
【0003】また、この種の装置において、燃料噴射弁
の開弁時期及び開弁時間は、内燃機関の運転状態に応じ
て算出され、その算出結果に応じて電磁ソレノイドの通
電時期及び通電時間が制御されるが、電磁ソレノイドの
通電開始時に燃料噴射弁を常に安定して開弁させるため
には、コンデンサを一定の高電圧まで充電しておく必要
がある。このため従来では、電磁ソレノイドを通電せず
燃料噴射を行なわない期間中に、コンデンサの充電電圧
をモニタしながら昇圧回路を動作させ、充電電圧が一定
の高電圧になった時点で昇圧回路の動作を停止させるこ
とにより、燃料噴射弁の開弁前にコンデンサを一定の高
電圧まで充電するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来の燃料噴射制御装置においては、燃料噴射を行なわな
い期間中には、コンデンサに高電圧が充電されるため、
コンデンサに高電圧が充電された状態で、当該装置への
電源供給が遮断されることがある。そしてこの場合、コ
ンデンサに充電された高電圧が、制御装置の内部回路に
印加されることになるため、内部回路、特にコンデンサ
の充電電圧をモニタするモニタ回路が誤動作したり、劣
化するという問題があった。
【0005】つまり、モニタ回路は、コンデンサの充電
電圧を検出するものであるため、通常、コンデンサの充
電電圧を抵抗器等を用いて分圧することにより、充電電
圧をモニタ回路の電源電圧より低い電圧値に変換し、そ
の分圧電圧をモニタ回路に入力するようにされている
が、制御装置への電源供給が遮断されて、制御装置内の
電源電圧が低下すると、モニタ回路に入力される分圧電
圧がモニタ回路の電源電圧より高くなって、モニタ回路
が誤動作し、その内部回路に過電流が流れて、回路素子
が劣化することがある。またモニタ回路がICにて構成
されている場合、電源電圧より高い分圧電圧の印加によ
って、ICの入力端子に形成された寄生サイリスタが導
通して、ICの電源−接地間に過大な電流が流れる、所
謂ラッチアップが生じ、ICが劣化することもある。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、コンデンサに電源電圧よりも大きい高電圧を充電
して、その高電圧にて燃料噴射弁を高速開弁させる内燃
機関の燃料噴射制御装置において、当該装置への電源供
給遮断時に、コンデンサに充電された高電圧により内部
回路が劣化するのを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、図1に例示する
如く、電磁ソレノイドを備え、該電磁ソレノイドを通電
することにより開弁して内燃機関に燃料を噴射供給する
燃料噴射弁と、上記電磁ソレノイドの電流供給経路に直
列に設けられたスイッチング素子と、電荷蓄積用のコン
デンサと、電源電圧を昇圧して該コンデンサを充電する
充電回路とを備え、上記スイッチング素子のオン時に、
該コンデンサに蓄積された電荷にて上記電磁ソレノイド
に開弁電流を流し、上記燃料噴射弁を速やかに開弁させ
る開弁電流供給手段と、上記スイッチング素子のオン時
に、上記電磁ソレノイドに所定の保持電流を流して、上
記燃料噴射弁を開弁状態に保持する保持電流供給手段
と、上記内燃機関の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁
の開弁時間及び開弁時期を算出し、該算出結果に応じて
上記スイッチング素子をオンして、上記燃料噴射弁を開
弁させる燃料噴射制御手段と、上記コンデンサの充電電
圧を検出する電圧検出手段と、上記スイッチング素子の
オフ時に、上記電圧検出手段にて検出されるコンデンサ
の充電電圧が電源電圧より高い所定電圧に達するまで上
記充電回路を駆動し、上記コンデンサに上記開弁電流を
供給可能な電荷を充電させる充電制御手段と、を備え、
電源スイッチのオン時に外部から電源供給を受けて動作
する内燃機関の燃料噴射制御装置において、上記電源ス
イッチがオフしたことを検出する電源遮断検出手段と、
該電源遮断検出手段にて上記電源スイッチがオフしたこ
とが検出されると、上記コンデンサに蓄積された電荷を
放電させる放電手段と、を備え、上記放電手段は、上記
スイッチング素子を、上記燃料噴射弁が開弁しない所定
の無効噴射時間だけオンして、上記コンデンサに蓄積さ
れた電荷を放電させることを特徴とする。
【0008】
【0009】また次に、請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の燃料噴射制御装置において、電源スイッチ
のオン時に、外部電源と当該装置とを直接接続する電源
供給経路を形成し、電源スイッチのオフ後も該電源供給
経路を保持するリレースイッチと、上記放電手段が上記
コンデンサに蓄積された電荷を放電した後、上記リレー
スイッチをオフして、上記電源供給経路を遮断する電源
遮断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】一方、請求項3に記載の発明は、電磁ソレ
ノイドを備え、該電磁ソレノイドを通電することにより
開弁して内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁と、
上記電磁ソレノイドの電流供給経路に直列に設けられた
スイッチング素子と、電荷蓄積用のコンデンサと、電源
電圧を昇圧して該コンデンサを充電する充電回路とを備
え、上記スイッチング素子のオン時に、該コンデンサに
蓄積された電荷にて上記電磁ソレノイドに開弁電流を流
し、上記燃料噴射弁を速やかに開弁させる開弁電流供給
手段と、上記スイッチング素子のオン時に、上記電磁ソ
レノイドに所定の保持電流を流して、上記燃料噴射弁を
開弁状態に保持する保持電流供給手段と、上記内燃機関
の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁の開弁時間及び開
弁時期を算出し、該算出結果に応じて上記スイッチング
素子をオンして、上記燃料噴射弁を開弁させる燃料噴射
制御手段と、上記コンデンサの充電電圧を検出する電圧
検出手段と、上記スイッチング素子のオフ時に、上記電
圧検出手段にて検出されるコンデンサの充電電圧が電源
電圧より高い所定電圧に達するまで上記充電回路を駆動
し、上記コンデンサに上記開弁電流を供給可能な電荷を
充電させる充電制御手段と、を備え、電源スイッチのオ
ン時に外部から電源供給を受けて動作する内燃機関の燃
料噴射制御装置において、上記電源スイッチがオフした
ことを検出する電源遮断検出手段と、該電源遮断検出手
段にて上記電源スイッチがオフしたことが検出される
と、上記コンデンサに蓄積された電荷を放電させる放電
手段と、を備え、上記放電手段は、上記コンデンサの両
端を短絡して電荷を放電させる放電用スイッチング素子
からなり、上記電源遮断検出手段は、当該装置内部の電
源電圧をモニタし、該電源電圧が所定電圧まで低下した
とき、上記放電用スイッチング素子をオンすることを特
徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された本発明
(請求項1〜請求項3)の燃料噴射制御装置において
は、燃料噴射制御手段が、内燃機関の運転状態に応じて
燃料噴射弁の開弁時間及び開弁時期を算出し、その算出
結果に応じて、燃料噴射弁の電磁ソレノイドの電流経路
に設けられたスイッチング素子をオンする。すると、電
磁ソレノイドに、開弁電流供給手段のコンデンサに予め
充電された電荷にて開弁電流が流れて、燃料噴射弁が速
やかに開弁し、その後、電磁ソレノイドに、保持電流供
給手段から所定の保持電流が供給されて、燃料噴射弁の
開弁状態が保持される。そして、燃料噴射制御手段がス
イッチング素子をオフすると、電磁ソレノイドの電流経
路が遮断され、燃料噴射が閉弁する。
【0012】また、開弁電流供給手段のコンデンサに
は、その充電電圧を検出する電圧検出手段が接続され、
スイッチング素子のオフ時には、充電制御手段が、この
電圧検出手段にて検出されるコンデンサの充電電圧が電
源電圧より高い所定電圧に達するまで、充電回路を駆動
することにより、コンデンサに、開弁電流を供給可能な
電荷を充電させる。従って、燃料噴射制御手段がスイッ
チング素子をオンした直後には、電磁ソレノイドに一定
の開弁電流が流れて、燃料噴射弁は常に安定した速度で
開弁する。
【0013】ところで、本発明の燃料噴射制御装置は、
電源スイッチのオン時に外部から電源供給を受けて動作
するため、電源スイッチがオフされ、内部の電源電圧が
低下すると、上記一連の燃料噴射制御を終了するが、こ
のとき、上記開弁電流供給用のコンデンサに高電圧が充
電されていると、内部回路、特に、コンデンサの充電電
圧を検出する電圧検出手段に、高電圧が印加されたまま
となり、電源電圧の低下に伴い電圧検出手段等の内部回
路が誤動作して、劣化してしまう。
【0014】そこで、本発明では、電源スイッチがオフ
したことを検出する電源遮断検出手段を設け、この電源
遮断検出手段にて電源スイッチがオフしたことが検出さ
れると、放電手段にて、コンデンサに蓄積された電荷を
放電させるようにしている。従って、本発明(請求項1
〜請求項3)の燃料噴射制御装置によれば、電源スイッ
チのオフ時に、コンデンサに高電圧が充電されていて
も、その充電電荷を速やかに放電させて、その高電圧に
より、内部回路が誤動作したり、劣化するのを防止する
ことができる。
【0015】そして、特に、請求項1に記載の燃料噴射
制御装置においては、放電手段が、電磁ソレノイド通電
用のスイッチング素子を、燃料噴射弁が開弁しない所定
の無効噴射時間だけオンすることにより、コンデンサに
蓄積された電荷を、電磁ソレノイドを介して放電させ
る。
【0016】従って、請求項1に記載の燃料噴射制御装
置によれば、コンデンサに蓄積された電荷を放電させる
ための特別な回路を設けることなく実現できる。ところ
で、このように、電源スイッチのオフ時に、燃料噴射弁
の電磁ソレノイドを介して、コンデンサに蓄積された電
荷を放電させる場合、電磁ソレノイドは所定のインダク
タンスを有するため、その放電にはある程度時間がかか
る。そして、この放電に要する時間が、電源スイッチの
オフ後に装置内部の電源電圧が低下する時間より長い
と、放電手段にてコンデンサの電荷を放電するようにし
ても、電圧検出手段等の内部回路には、電源電圧よりも
高い高電圧が印加されることになり、誤動作等の悪影響
をおよぼすことが考えられる。
【0017】そこで、請求項2に記載の燃料噴射制御装
置においては、請求項1に記載の装置に、更に、電源ス
イッチのオン時に外部電源から当該装置に直接電源供給
を行なうための電源供給経路を形成するリレースイッチ
を設け、電源スイッチがオフされたときには、電源遮断
手段により、放電手段がコンデンサに蓄積された電荷を
放電してから、リレースイッチをオフし、外部電源から
の電源供給経路を遮断するようにしている。
【0018】このため、請求項2に記載の燃料噴射制御
装置によれば、電源スイッチのオフ時に、コンデンサに
蓄積された電荷を、燃料噴射弁の電磁ソレノイドを介し
て放電させる場合に、その放電にある程度時間がかかる
ような場合であっても、コンデンサに蓄積された電荷に
よって内部回路が誤動作したり劣化するのを確実に防止
することができる。
【0019】一方、請求項3に記載の燃料噴射制御装置
においては、放電手段が、コンデンサの両端を短絡して
電荷を直接放電させる放電用スイッチング素子により構
成されており、電源遮断検出手段は、装置内部の電源電
圧をモニタして、電源電圧が所定電圧まで低下したとき
に、放電用スイッチング素子をオンさせる。
【0020】この結果、請求項3に記載の燃料噴射制御
装置によれば、コンデンサに蓄積された電荷を放電する
ための専用のスイッチング素子が必要になるものの、電
源スイッチがオフされ、装置内部の電源電圧が低下し始
めると、コンデンサに蓄積された電荷を速やかに放電さ
せることができ、コンデンサに蓄積された電荷による内
部回路の誤動作等を確実に防止することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は実施例の燃料噴射制御装置全体の構成を
表す概略構成図である。図2に示す如く、本実施例の燃
料噴射制御装置1は、ディーゼルエンジン2の各気筒
(本実施例では6気筒の各々)に燃料を噴射供給する電
磁式の燃料噴射弁(インジェクタ)3と、インジェクタ
3に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧室(コモンレー
ル)4と、コモンレール4に高圧燃料を圧送する燃料供
給ポンプ5と、これらを制御する電子制御装置(EC
U)6とを備える。
【0022】燃料供給ポンプ5は、ECU6による制御
の下に、燃料タンク10に蓄えられた燃料を低圧ポンプ
11を経て吸入し、自身の内部にて高圧に加圧し、この
加圧された高圧燃料を供給配管12を介してコモンレー
ル4に圧送する。また各インジェクタ3は、配管13に
よって、高圧燃料を蓄圧したコモンレール4と連結され
ており、ECU6によって電磁ソレノイドが通電される
ことによりより、電磁弁14が開弁して、コモンレール
4に蓄圧された高圧燃料をディーゼルエンジン2の各気
筒の燃焼室へ噴射する。
【0023】次にECU6は、図3に示す如く、これら
各インジェクタ3の電磁ソレノイドL1,L2,…L6
(添え字1,2,…6は気筒を表す)を通電して、各イ
ンジェクタ3からディーゼルエンジン2の各気筒に燃料
を噴射供給させるインジェクタ駆動回路20と、燃料供
給ポンプ5を駆動する燃料供給ポンプ駆動回路25と、
予め設定された制御プログラムに従いこれら各駆動回路
20,25を駆動制御することにより、ディーゼルエン
ジン2各気筒への燃料噴射時期,燃料噴射量、及びコモ
ンレール4内の燃料圧力(コモンレール圧)を制御す
る、CPU,ROM,RAM等からなる周知のマイクロ
コンピュータ(以下単にCPUという)30と、を備え
ている。
【0024】なお、CPU30には、図2に示す如く、
ディーゼルエンジン2の所定の回転角度毎にパルス信号
を発生する回転角センサ7,アクセルペダルの踏込量
(アクセル開度)ACCを検出するアクセル開度センサ
8,コモンレール圧を検出するコモンレール圧センサ9
等からの検出信号が入力される。
【0025】また、ECU6は、ディーゼルエンジン2
のキースイッチSWのON時に、外部電源としてのバッ
テリ16から電源供給を受けるが、図3に示す如く、内
部の電源ラインは、キースイッチSWがオンした際にメ
インリレー駆動回路34によりオンされるリレースイッ
チ(メインリレー)18を介して、バッテリ16に接続
されており、キースイッチSWがオフ状態になっても、
メインリレー駆動回路34がCPU30からのオフ指令
に従いメインリレー18をオフするまでは、バッテリ1
6から電源ラインに電源が供給されるように構成されて
いる。
【0026】そして、インジェクタ駆動回路20及び燃
料供給ポンプ駆動回路25には、この電源ラインから直
接バッテリ電圧が供給され、CPU30には、電源ライ
ンを介して入力された電源電圧を所定の定電圧(例えば
5V)に変換する定電圧電源回路32を介して定電圧が
供給される。
【0027】次に、インジェクタ駆動回路20には、C
PU30から出力される噴射パルスにより、各気筒のイ
ンジェクタ3の電磁ソレノイドL1〜L6の一端を夫々
接地して電流経路を形成する、スイッチング素子として
のNPN型のトランジスタT1,T2,…T6と、各電
磁ソレノイドL1〜L6の他端に接続され、各トランジ
スタT1〜T6により電流経路が形成された電磁ソレノ
イドL1〜L6に対して、電流経路形成直後(換言すれ
ばトランジスタT1〜T6がオンした直後)に、ダイオ
ードD1を介して保持電流より大きな開弁電流を流し、
電磁弁14を速やかに開弁させる、開弁電流供給手段と
しての開弁電流供給回路23と、同じく、各電磁ソレノ
イドL1〜L6の他端に接続され、各トランジスタT1
〜T6により電流経路が形成された電磁ソレノイドL1
〜L6に対して、ダイオードD2を介して所定の定電流
(保持電流)を供給し、電磁弁14の開弁状態を保持す
る、保持電流供給手段としての保持電流供給回路24
と、が備えられている。
【0028】また、開弁電流供給回路23は、一端が接
地され、他端がダイオードD1のアノード側に接続され
て、トランジスタT1〜T6がオンした直後に予め蓄積
された電荷を電磁ソレノイドL1〜L6を介して放電す
る、電荷蓄積用のコンデンサCを備えると共に、トラン
ジスタT1〜T6のオフ時にこのコンデンサCに電源電
圧より高い所定の高電圧を充電するための充電回路とし
て、一次巻線の一端にバッテリ電圧が印加された昇圧用
の変圧器LO と、CPU30から入力される高周波の駆
動パルスによって高速スイッチングすることにより、変
圧器LO の一次巻線の他端を高周波で接地し、変圧器L
O の二次巻線に高電圧を発生させる昇圧用のトランジス
タTO 、及び、変圧器LO の二次巻線に発生した高電圧
をコンデンサCに出力することにより、コンデンサCを
充電するダイオードDO を備えている。
【0029】そして、コンデンサCには、その充電電圧
(図3に示すA点の電位)を検出するために、分圧用の
2つの抵抗器R1 及びR2 からなる直列回路が並列接続
されており、その分圧電圧が、高電圧モニタ回路22に
入力される。なお、この高電圧モニタ回路22は、コン
デンサCの充電時に、その充電電圧をモニタして、その
充電電圧が所定電圧に達したときに、CPU30側にそ
の旨を報知して、トランジスタTO のスイッチング(換
言すればコンデンサCの充電)を終了させるものであ
り、本発明の電圧検出手段に相当する。
【0030】このように構成された本実施例の燃料噴射
制御装置においては、CPU30が、回転角センサ7及
びアクセル開度センサ8からの検出信号に基づき、ディ
ーゼルエンジン2の燃焼状態がその運転状態に応じて最
適となる燃料噴射圧を実現するための目標コモンレール
圧を求め、コモンレール圧センサ9にて実際に検出され
たコモンレール圧がこの目標コモンレール圧となるよう
に燃料供給ポンプ駆動回路25を介して燃料供給ポンプ
5を制御する、コモンレール圧制御を実行すると共に、
ディーゼルエンジン2の各気筒毎に、燃料噴射時期及び
燃料噴射量を求めて、各気筒に設けられたインジェクタ
3の電磁ソレノイドL1〜L6を各々通電制御する、燃
料噴射制御を実行する。
【0031】そこで次に、このようにCPU30におい
て実行される制御処理のうち、本発明にかかわる主要な
処理である燃料噴射制御処理について、図4に示すフロ
ーチャートに沿って説明する。図4に示す如く、この処
理が開始されると、まずS110(Sはステップを表
す)にて、インジェクタ駆動回路20内のトランジスタ
TO に対する高周波のオン・オフ信号の出力を開始する
ことにより、コンデンサCへの充電を開始する。そし
て、続くS120では、高電圧モニタ回路22にてコン
デンサCの充電電圧が電源電圧より高い所定の高電圧に
達したことが検出されたか否かを判断することにより、
コンデンサCの充電電圧が所定の高電圧に達するのを待
ち、所定の高電圧に達すると、S130に移行して、ト
ランジスタTO へのオン・オフ信号の出力を停止して、
コンデンサCへの充電を終了する。
【0032】次に、S140では、回転角センサ7,ア
クセル開度センサ8等からの検出信号に基づき、ディー
ゼルエンジン2の運転状態、すなわちエンジン回転数N
Eやアクセル開度ACCを検出する。そして、続くS1
50では、キースイッチSWからメインリレー駆動回路
34にバッテリ電圧が印加されているか否かを判断する
ことにより、キースイッチSWがオン状態であるか否か
を判定し、キースイッチSWがオン状態であれば、S1
60に移行し、キースイッチSWがオフ状態であれば、
S190に移行する。
【0033】次に、S160では、S140にて検出し
たエンジン回転数NEやアクセル開度ACC等に基づ
き、ディーゼルエンジン2の次に燃料噴射を行なうべき
気筒z(z:1〜6の何れか)に対する基本噴射量KQ
及び基本噴射開始時期KTを演算する。そして、続くS
170では、S160で求めた基本噴射量KQ及び基本
噴射開始時期KTと、図5に示すインジェクタ通電時間
TTと実噴射量Qとの関係に基づいて、インジェクタ3
の電磁ソレノイドを実際に通電すべき通電開始時期KX
及び通電時間KYを演算する。
【0034】つまり、インジェクタ3は、電磁ソレノイ
ドへの通電によって電磁弁14が開弁位置まで移動する
ことにより燃料噴射を開始するものであり、通電開始
後、インジェクタ3から燃料噴射が開始されるまでには
応答遅れ(無効噴射時間:本実施例では0.3msec.)
があることから、S170では、こうしたインジェクタ
通電時間TTと実噴射量Qとの関係に基づき、上記算出
した基本噴射開始時期KTから基本噴射量KQだけイン
ジェクタ3から燃料を噴射させるための電磁ソレノイド
の通電開始時期KX及び通電時間KYを算出するのであ
る。
【0035】そして、続くS180では、その算出した
通電開始時期KX及び通電時間KYに従い、燃料噴射す
べき気筒zの電磁ソレノイドLzに接続されたトランジ
スタTzをオンして、電磁ソレノイドLzを通電するこ
とにより、燃料噴射気筒zに設けられたインジェクタ3
を駆動し、再度S110に移行する。
【0036】なお、この通電により、通電開始直後に
は、コンデンサCに蓄積された高電圧の電荷が燃料噴射
気筒zの電磁ソレノイドLzを介して放電されるため、
インジェクタ3は速やかに開弁して、燃料噴射が開始さ
れ、その後は、保持電流供給回路24から電磁ソレノイ
ドLzに開弁状態保持用の定電流が供給されるため、電
磁ソレノイドLzの通電期間中、インジェクタ3は開弁
状態に保持されて、燃料噴射が継続し、更に通電時間K
Yが経過して、電磁ソレノイドLzの通電が遮断される
と、インジェクタ3が閉弁されて、燃料噴射が終了す
る。
【0037】一方、キースイッチSWがオフ状態である
ときに実行されるS190では、次に燃料噴射すべき気
筒zの電磁ソレノイドLzに対する通電開始時期及び通
電時間として、予め設定された通電開始時期LX及び通
電時間LYを設定する。なお、この通電時間LYは、実
噴射量が0となるように、図5に示すインジェクタ通電
時間TTと実噴射量Qとの関係に基づき、予め無効噴射
時間(0.3msec.)以下に設定されている。
【0038】そして、続くS200では、S190で設
定した通電開始時期LX、通電時間LXに基づいて、燃
料噴射気筒zの電磁ソレノイドLzに接続されたトラン
ジスタTzをオンして、電磁ソレノイドLzを通電する
ことにより、コンデンサCに蓄積された電荷を電磁ソレ
ノイドLzを介して放電させる。そして、S210に
て、キースイッチSWのオフ状態を検出した後所定時間
(例えば1秒)が経過したか否かを判定することによ
り、キースイッチSWオフ後所定時間経過するのを待
ち、所定時間経過すると、S220に移行して、メイン
リレー駆動回路34に対して、メインリレー18のオフ
指令を出力して、メインリレー18をオフさせ、当該処
理を終了する。
【0039】以上説明したように、本実施例の燃料噴射
制御装置においては、キースイッチSWがオン状態であ
るときには、ある気筒に対する燃料噴射を実行すると、
高電圧モニタ回路22においてコンデンサCの充電電圧
が所定の高電圧に達したことが検出されるまでコンデン
サCへの充電を行なうようにされている。このため、図
6に示す如く、次の燃料噴射気筒(第n気筒,第n+1
気筒)のインジェクタ3の駆動時には、その電磁ソレノ
イドに流れる通電電流が、通電開始直後に大電流となっ
て、インジェクタ3が速やかに開弁され、燃料噴射が実
行される。
【0040】また、キースイッチSWがオフされた場合
には、その次の燃料噴射気筒(第n+2気筒)のインジ
ェクタ3の電磁ソレノイドに対して、インジェクタ3の
無効噴射時間分だけ通電を行なうことによって、コンデ
ンサCに蓄積された電荷をその電磁ソレノイドを介して
放電させ、その後一定時間経過した後、メインリレー1
8をオフするようにしている。
【0041】このため、キースイッチSWがオフされて
も、高電圧モニタ回路22の電源電圧が低下する前に、
コンデンサCに蓄積された電荷を確実に放電させること
ができ、従来のように、コンデンサCに高電圧の電荷が
蓄積されたまま、ECU6内の電源電圧が低下して、高
電圧モニタ回路22に電源電圧より高い電圧が入力され
て、内部素子が劣化する、といったことはない。従っ
て、本実施例によれば、高電圧モニタ回路22の劣化を
防止して、その寿命を延ばし、装置の信頼性を確保する
ことができる。
【0042】なお、コンデンサCの放電後一定時間経過
してからメインリレー18をオフするのは、メインリレ
ー18をオフしてECU6への電源供給を遮断するまで
に、CPU30においてフェイルチェック等の他の処理
を実行できるようにするためであり、コンデンサCに充
電された高電圧による誤動作を防止するだけであれば、
コンデンサCの放電後メインリレー18をそのままオフ
するようにしてもよい。
【0043】ここで、上記実施例では、キースイッチS
Wがオフされた場合に、本来次に燃料を噴射供給すべき
気筒のインジェクタ3の電磁ソレノイドを介して、コン
デンサCに蓄積された電荷を放電するように構成した
が、例えば、キースイッチSWがオフされた場合にコン
デンサCに蓄積された電荷を放電させるインジェクタに
は、予め設定された特定の気筒のインジェクタを使用す
るようにしてもよく、また、全気筒のトランジスタT1
〜T6をオンして、全気筒のインジェクタの電磁ソレノ
イドを介して放電させるようにしてもよい。
【0044】また、上記実施例の燃料噴射制御装置は、
キースイッチSWを介してECU6に電源供給を行なっ
た場合に、キースイッチSWのオフ後、コンデンサCの
電荷が放電されるまでの間に、ECU6内部の電源電圧
(特に高電圧モニタ回路22内の電源電圧)が低下して
しまう、との仮定の下に構成されたものであり、例え
ば、キースイッチSWを介してECU6に電源供給を行
なった場合であっても、コンデンサCの電荷が放電され
るまでの間、ECU6内部の電源電圧が低下しないよう
な場合には、メインリレー18を用いず、キースイッチ
SWを介してECU6内部に電源供給を行なうようにし
てもよい。
【0045】また、上記実施例では、コンデンサCの電
荷をインジェクタ3の電磁ソレノイドを介して放電する
ようにしているが、例えば、図7に示す如く、専用の放
電回路40を用いて、コンデンサCの電荷を放電させる
ようにしてもよい。即ち、図7は、高電圧モニタ回路2
2が、定電圧電源回路32にて生成された定電圧VCCを
受けて動作するように構成されたECU6の内部構成を
表わしているが、このような装置の場合、コンデンサC
の充電側端子(A点)に、高電圧モニタ回路22の電源
電圧と同じ定電圧VCCを受けて、その定電圧VCCが定常
時(例えば5V)から所定の基準電圧Vth(例えば4
V)まで低下したときに、キースイッチSWがオフされ
たと判断してコンデンサCのA点を接地し、コンデンサ
Cに蓄積された電荷を放電させる、放電回路40を設け
るようにしても、上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0046】なお、図7に示す放電回路40は、定電圧
VCCを分圧する分圧用の抵抗器R11,R12と、この抵抗
器R11,R12による分圧電圧をベースに受けて、その分
圧電圧が所定電圧以上であり、定電圧VCCが基準電圧V
th以上であればオン、そうでなければオフ状態となる、
エミッタ接地されたNPN型のトランジスタT11と、ベ
ースが、トランジスタT11のコレクタに接続されると共
に、1MΩ以上の高抵抗値を有する抵抗器R13を介して
コンデンサCのA点に接続され、コレクタが20Ω程度
の低抵抗値を有する抵抗器R14を介してコンデンサCの
A点に接続された、エミッタ接地のNPN型のトランジ
スタT12と、から構成されている。
【0047】そして、この放電回路40では、図8に示
す如く、キースイッチSWがオン状態で、定電圧電源回
路32にて生成される定電圧VCCが基準電圧Vth以上で
あれば、トランジスタT11がオン、トランジスタT12が
オフ状態となって、コンデンサCのA点は、トランジス
タT11と抵抗器R13とを介して接地されるが、抵抗器R
13には、1MΩ以上の高抵抗値が設定されているため、
電流は殆ど流れず、コンデンサCの充放電,換言すれば
インジェクタ3への通電制御は通常通り実行される。
【0048】一方、キースイッチSWがオフされ、定電
圧VCCが基準電圧Vthを下回ると、トランジスタT11が
オフ、トランジスタT12がオン状態となって、コンデン
サCのA点は、トランジスタT12と低抵抗値の抵抗器R
14を介して接地されるため、コンデンサCに蓄積された
電荷は、速やかに放電される(例えば抵抗器R14を20
Ω,コンデンサCの容量を20μFとすると、時定数
0.4msec.で放電する)ことになる。
【0049】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様をとることができる。例えば、上記実施例で
は、6気筒のディーゼルエンジンに対する燃料噴射制御
を行なう装置について説明したが、異なる気筒数(例え
ば4気筒)のディーゼルエンジンであっても、上記各実
施例と同様に本発明を適用して、同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例の燃料噴射制御装置全体の構成を表わ
す構成図である。
【図3】 実施例の電子制御回路(ECU)の内部構成
を表わす電気回路図である。
【図4】 実施例のCPUにおいて実行される燃料噴射
制御処理を表わすフローチャートである。
【図5】 インジェクタ通電時間とインジェクタからの
燃料の実噴射量との関係を表わす説明図である。
【図6】 図4の燃焼噴射制御処理によるインジェクタ
駆動系各部の動作を説明するタイムチャートである。
【図7】 専用の放電回路を設けた実施例の電子制御装
置(ECU)の内部構成を表わす電気回路図である。
【図8】 図7の電子制御装置(ECU)におけるイン
ジェクタ駆動系各部の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1…燃料噴射制御装置 2…ディーゼルエンジン
3…インジェクタ 4…コモンレール 5…燃料供給ポンプ 7…回転
角センサ 8…アクセル開度センサ 9…コモンレール圧センサ 10…燃料タンク 11…低圧ポンプ 3…インジ
ェクタ(燃料噴射弁) 14…電磁弁 L1〜L6…電磁ソレノイド 16
…バッテリ 18…メインリレー SW…キースイッチ 32…
定電圧電源回路 34…メインリレー駆動回路 20…インジェクタ駆
動回路 T1〜T6…トランジスタ(電磁ソレノイド通電用) 22…高電圧モニタ回路 24…保持電流供給回路 25…燃料供給ポンプ駆動回路 23…開弁電流供給
回路 LO …変圧器 TO…トランジスタ(コンデンサ充電
用) 40…放電回路 T12…トランジスタ(コンデンサ放
電用)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−195848(JP,A) 特開 昭59−10132(JP,A) 特開 昭63−95853(JP,A) 特開 平4−127881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/20 375 F02D 41/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁ソレノイドを備え、該電磁ソレノイ
    ドを通電することにより開弁して内燃機関に燃料を噴射
    供給する燃料噴射弁と、 上記電磁ソレノイドの電流供給経路に直列に設けられた
    スイッチング素子と、 電荷蓄積用のコンデンサと、電源電圧を昇圧して該コン
    デンサを充電する充電回路とを備え、上記スイッチング
    素子のオン時に、該コンデンサに蓄積された電荷にて上
    記電磁ソレノイドに開弁電流を流し、上記燃料噴射弁を
    速やかに開弁させる開弁電流供給手段と、 上記スイッチング素子のオン時に、上記電磁ソレノイド
    に所定の保持電流を流して、上記燃料噴射弁を開弁状態
    に保持する保持電流供給手段と、 上記内燃機関の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁の開
    弁時間及び開弁時期を算出し、該算出結果に応じて上記
    スイッチング素子をオンして、上記燃料噴射弁を開弁さ
    せる燃料噴射制御手段と、 上記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出手段と、 上記スイッチング素子のオフ時に、上記電圧検出手段に
    て検出されるコンデンサの充電電圧が電源電圧より高い
    所定電圧に達するまで上記充電回路を駆動し、上記コン
    デンサに上記開弁電流を供給可能な電荷を充電させる充
    電制御手段と、 を備え、電源スイッチのオン時に外部から電源供給を受
    けて動作する内燃機関の燃料噴射制御装置において、 上記電源スイッチがオフしたことを検出する電源遮断検
    出手段と、 該電源遮断検出手段にて上記電源スイッチがオフしたこ
    とが検出されると、上記コンデンサに蓄積された電荷を
    放電させる放電手段と、を備え、上記放電手段は、上記スイッチング素子を、上
    記燃料噴射弁が開弁しない所定の無効噴射時間だけオン
    して、上記コンデンサに蓄積された電荷を放電させるこ
    とを特徴とする 内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 電源スイッチのオン時に、外部電源と当
    該装置とを直接接続する電源供給経路を形成し、電源ス
    イッチのオフ後も該電源供給経路を保持するリレースイ
    ッチと、上記放電手段が上記コンデンサに蓄積された電
    荷を放電した後、上記リレースイッチをオフして、上記
    電源供給経路を遮断する電源遮断手段と、を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御
    装置。
  3. 【請求項3】 電磁ソレノイドを備え、該電磁ソレノイ
    ドを通電することにより開弁して内燃機関に燃料を噴射
    供給する燃料噴射弁と、 上記電磁ソレノイドの電流供給経路に直列に設けられた
    スイッチング素子と、 電荷蓄積用のコンデンサと、電源電圧を昇圧して該コン
    デンサを充電する充電回路とを備え、上記スイッチング
    素子のオン時に、該コンデンサに蓄積された電荷にて上
    記電磁ソレノイドに開弁電流を流し、上記燃料噴射弁を
    速やかに開弁させる開弁電流供給手段と、 上記スイッチング素子のオン時に、上記電磁ソレノイド
    に所定の保持電流を流して、上記燃料噴射弁を開弁状態
    に保持する保持電流供給手段と、 上記内燃機関の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁の開
    弁時間及び開弁時期を算出し、該算出結果に応じて上記
    スイッチング素子をオンして、上記燃料噴射弁を開弁さ
    せる燃料噴射制御手段と、 上記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出手段と、 上記スイッチング素子のオフ時に、上記電圧検出手段に
    て検出されるコンデンサの充電電圧が電源電圧より高い
    所定電圧に達するまで上記充電回路を駆動し、上記コン
    デンサに上記開弁電流を供給可能な電荷を充電させる充
    電制御手段と、 を備え、電源スイッチのオン時に外部から電源供給を受
    けて動作する内燃機関の燃料噴射制御装置において、 上記電源スイッチがオフしたことを検出する電源遮断検
    出手段と、 該電源遮断検出手段にて上記電源スイッチがオフしたこ
    とが検出されると、上記コンデンサに蓄積された電荷を
    放電させる放電手段と、 を備え、 上記放電手段は、上記コンデンサの両端を短絡
    して電荷を放電させる放電用スイッチング素子からな
    り、上記電源遮断検出手段は、当該装置内部の電源電圧
    をモニタし、該電源電圧が所定電圧まで低下したとき、
    上記放電用スイッチング素子をオンすることを特徴とす
    る内燃機関の燃料噴射制御装置。
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