JP2001072980A - 有機性廃棄物を加熱処理する方法及びその処理装置 - Google Patents
有機性廃棄物を加熱処理する方法及びその処理装置Info
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Abstract
を、環境を害することなく、衛生的に効率よく炭化処理
を行うことができて、且つ、加熱処理装置を傷めること
がなくて、容易に操作が行えるようにした加熱処理装置
を提供する。 【解決手段】 非処理物を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体4aをチェーン等の無端紐状体
4bにより所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手
段4を、外熱式に加熱可能な円筒体内に循環移動するよ
うに設けてなるパイプコンベヤ3を、直管路と曲管路で
つづれ折りに蛇行形成した加熱円筒部2を有する無端搬
送路に形成すると共に、該無端搬送路に被処理物の供給
部6と排出部7とを設けて、前記加熱円筒部2を囲むよ
うに外套壁1aを形成し、該外套壁と加熱円筒体との間
に仕切り壁1bを設けてジグザグ状の熱風通路1cを形
成した加熱処理炉を構成し、該加熱処理炉の底部近傍に
熱風発生炉を連設して、前記加熱円筒部を熱風により外
熱式に加熱するようした加熱処理装置。
Description
燥、炭化処理する方法と装置、中でも、多量の水分を含
有する有機性廃棄物を乾燥及び炭化処理するのに適した
処理方法と装置に関するもので、例えば、厩舎等の敷き
藁、養鶏状の鶏糞、脱穀した籾殻、コーヒーや紅茶等の
搾り滓、野菜屑その他の厨芥、ゴルフ場等の刈り芝、そ
の他有機材料からなる産業廃棄物等々の有機性廃棄物を
処理するのに適した乾燥及び炭化処理する方法とその処
理装置に関するものである。
焼きを含めて自然乾燥させたものを焼却する方法が、従
来から一般に広く採用されてきたが、近年の生活環境や
社会環境の変化につれて単に焼却するだけの方法は採用
できなくなり、特に、腐敗臭やその他の悪臭及び煙その
他の排気ガスを伴うものは、その処理を適切に行わなけ
れば許されなくなってきた。
30803号公報に見るように、野菜や草木の屑等を乾
留して焼却する処理方法が提案されているが、それは燃
焼室と乾留室とを分離して設けた装置に於いて、燃焼室
内に燃焼し易い木片等を投入して燃焼した熱で乾留室内
に投入された野菜や草木の屑等を乾留するようにしたも
ので、燃焼効率が悪くて、また悪臭を発生する恐れがあ
るものである。
1167号公報に見るように、厨芥や雑草等を粗砕及び
異物分離した後で、ジューサー又はすりつぶし機により
微細化してから一次乾燥したものを更に造粒化して、そ
れを二次乾燥を行って、発生するガスを分離した後、有
機質肥料または飼料に加工して、ガスは燃焼処理する方
法があるが、これは処理に多くの手間を要し、また、刈
り芝やコーヒー滓等の乾燥や炭化処理にはあまり適して
いない。
た敷き藁や脱穀した後の籾殻、砂を含有する刈り芝、水
分を含むコーヒーや豆腐の搾り滓等に適用して処理する
には、含水率が多過ぎたり、難燃性であったりして、思
うような処理ができず、また、天日乾燥してから処理し
ようとすれば、腐敗して悪臭を放って処置に困る原因に
なる。特に、ゴルフ場の刈り取った芝には、雑草と相当
量の砂が混ざっており、上記のような従来の焼却装置を
用いたのでは、刈り取ってすぐの生芝そのままのもを、
完全に燃焼させたり、また、炭化処理することは不可能
であった。
んだ有機物を炭化処理するものとして、特開平6−12
2879号公報に見るような装置があるが、それは、天
井面にバーナを備えた熱輻射源を設けて、且つ、炉内を
貧酸素状態に保った円筒状をしたトンネル式の乾燥炉内
に、刈り芝等を撹拌しつつ移送する一対のパドルを配置
して、ホッパから水分を含んだ刈り芝等を投入する投入
口と、芝等から蒸発した水分を排出する排気口とを前記
乾燥炉の前後端に設けると共に、先端部に設けたオーバ
フローシュートを介して乾燥炉よりも高い温度に保つ熱
輻射源を天井面に設けた炭化炉の端部を接続して、前記
乾燥炉で乾燥した芝等を炭化炉内に供給して、一対のパ
ドルにより撹拌、移送しつつ炭化させた後、前記シュー
トとは反対側の端部に形成した排出口に設けた開閉弁か
ら草炭を取り出すようにしたものである。
炭化炉の天井面に熱輻射源であるバーナを設けた直熱式
であるので、各炉内の温度や酸素量をそれぞれの最適な
温度範囲に制御しなければならないという困難な操作が
伴ったり、また、ゴルフ場の刈り芝は、延びた芝を刈り
取った後で、芝生の凹凸等の傷んだ部分をなくすため
に、芝生の窪んだ部分に砂を入れて平らにならす作業を
行なうので、多量の砂を含有しているから炭化物と砂と
を分離して再利用することが望まれるが、これらの点に
ついての考慮がなされていない。
含んだ刈り芝や多量の水分を含んだコーヒー滓等の処理
に適した外熱式の炭化処理装置を、特開平8−1048
80号として出願人は提案している。その発明は、内部
にスクリューコンベヤを設けるか、又は、内面に螺旋状
の溝を設けた円筒状の加熱内筒と該内筒を囲むように加
熱路を設けて外套部を形成して、前記内筒部分を外部か
ら加熱して間接的に乾燥、炭化するようにして外熱式の
炭化処理炉を形成し、前記内部加熱筒の一方の端部に刈
り取った砂混じりの芝を受入れるためのホッパーと該ホ
ッパーの下部にスクリューフィーダを設けると共に、他
方の端部には炭化処理炉で処理した芝の炭化生成物と砂
とを冷却、分離する冷却分離塔を設け、炭化処理炉の外
套部に熱風を供給する熱風発生炉を接続して炭化処理装
置を構成したものである。
筒で構成しているので焼成処理量には制限があり、この
形式で処理量を大きくしようとすれば、加熱筒部分を大
径にするか、または、加熱筒を長尺のものにしたり、あ
るいは、ロータリーキルン式にすることが必要となる。
そのように装置が大型化すると、装置を設置するのに広
い場所が必要となり、また、所定の温度に加熱するのに
時間がかかると同時に、装置を気密に保つ構造が複雑に
なり、維持費が嵩むことが分かったので、上記発明を更
に改良した先行技術として、出願人は特開平9−675
80号に記載するような発明を提案している。
けた移送、攪拌部材54の両端を軸支してなる外熱式の
円筒体(加熱シリンダー)52を加熱炉51内に横置に
して複数多段状に重ねて配置して、該円筒体の端部間に
開閉装置を設けた連通路を介して連結して加熱円筒部を
形成すると共に、該加熱円筒部を囲む加熱炉の外套壁5
3と前記円筒体52間に仕切り壁53eを並列のジクザ
ク状に設けて各円筒体外周面を加熱するための熱風通路
53dを連続状に形成して加熱処理部を形成して、該加
熱処理部の底部近傍に熱風発生炉55を連設して、熱風
発生炉の熱風吹出し口55cを前記熱風通路の最下端部
の熱風供給口に連結して含水有機廃棄物の乾燥、炭化処
理する装置本体を構成して、前記加熱処理部の最上段に
位置する前記円筒体に被処理物投入口52eを設けると
共に、最下段に位置する前記円筒体に処理物排出口52
fを設けて、熱処理部前半のやや低温に保つ乾燥処理帯
域52aと加熱処理部後半の高温で酸欠状態に保つ炭化
処理帯域52cとを形成して、含水有機性廃棄物を連続
的に乾燥、炭化処理可能とし、且つ、前記各円筒体の一
端部にそれぞれ排気口を設けて、切り換え装置を有する
ダクト56により各排気口を連結すると共に排煙装置5
8及び熱風発生炉55に連結した含水有機性廃棄物を乾
燥及び炭化処理するようにした装置である。
乾燥及び炭化処理する装置は、従来の装置に比べて、有
機性廃棄物を効率よく乾燥することができると共に、確
実に炭化をすることがてきることが確認できた。しかし
ながら、上記発明に於いては、移送、攪拌手段に通常の
スクリューコンベヤーを用いているので、加熱円筒体を
形成するシリンダーのライナー面とスクリューとの間に
噛み込みが生じて移送が停止したり、加熱円筒体のライ
ナー面やスクリューを傷めることがあったり、また、排
気用のダクトを加熱炉の外側に保温手段を施した状態に
して設けても、ダクト内に排気ガス中の成分が凝縮して
腐食の原因になったり、ダクトを閉塞する原因になった
りすることも分かった。
なる移送装置に於いて、管路内に設ける移送手段として
は、従来からスクリューコンベヤが一般的に用いられて
きたが、スクリューコンベヤを用いた場合には、装置を
小型にできて、簡単ではあるが、上記したような欠点も
ある。そこで、このような移送装置に於いて、スクリュ
ーコンベヤに代わる移送手段を用いたものとして、特開
平6−48541号公報に見るように、特殊ブレードを
チェーンにより多数連結した移送手段を用いたパイプコ
ンベヤ、あるいは、特開平10−38241号公報に見
るように、バケットをチェーンにより多数連結した移送
手段を用いたバケットコンベヤ等があるが、これらの移
送手段を用いた移送装置の場合には、従来のスクリュー
コンベヤ装置のように、移送手段と円筒体管路との間に
噛み込みが生じて移送が停止したり、円筒体の内面や移
送手段を傷めるようなことがないのが分かった。
により、上記した発明のような構成をした乾燥、炭化装
置に於いて、大量の砂が混ざった刈り芝や硬い不燃物が
混ざった有機性廃棄物を、加熱円筒体内で攪拌、移送し
ながら乾燥処理や炭化処理を行っても、前記処理装置の
加熱円筒体やスクリューを傷めることがないような構造
をした処理装置となすと共に、該処理装置に於いて発生
する乾溜ガスその他の気化ガスが排気ガスとして排出さ
れる際に、排気用のダクト内で排気ガス中の成分が凝縮
してダクトを腐食したり、環境への悪影響をもたらした
りすることがない処理装置を開発することにした。
コーヒーや紅茶等の搾り滓、工場から排出される有機性
材料等の廃棄物を回収して乾燥及び炭化処理を行うため
に、環境を害せずに、また、衛生的に効率よく処理を行
うことができてると共に、炭化処理された炭化物を砂そ
の他の非炭化物と分離して再利用することができて、且
つ、処理装置の加熱円筒体や移送手段を傷めることがな
くて、そして、簡単に無理なく乾燥、炭化処理の操作が
行えるようにした効率の良い乾燥、炭化処理装置を提供
することを目的とする。
棄物を乾燥、炭化処理するための加熱処理部を、外熱式
の円筒体を複数個横置きにして多段状に重ねた状態に配
置して、該円筒体の端部を連結してループ状に連続形成
した加熱円筒体を加熱炉内に設けて、前記加熱円筒体の
内部には有機性廃棄物の移送に適した特殊なブレードを
チェーン等の連結手段により連続状に多数連結した移送
手段を循環移動するように設けたパイプコンベヤにより
構成して、乾燥、炭化処理装置の本体を形成する。
の間に仕切り体を設けて、該円筒体を外側から加熱する
ための熱風通路をジクザク状に形成した多段階状の加熱
処理部を形成して、前記加熱円筒体の前段部を乾燥処理
部となすと共に後段部を炭化処理部となして、前記最上
段の円筒体の一端部を加熱炉の外に導出して含水有機性
廃棄物を供給する供給装置を連設すると共に、最下段の
円筒体の一端部を加熱炉の外に導出して炭化処理部で処
理した炭化生成物を冷却して排出する排出装置を設け
て、前記加熱炉外に導出した円筒体を連結する部分に前
記パイプコンベヤの移送手段を循環移動させる駆動装置
を設けて、有機性廃棄物を攪拌、移動させながら乾燥、
炭化処理可能とする。
加熱炉内に熱風を供給するための熱風発生炉を設けて、
該熱風炉の噴き出し口と加熱炉の下部の熱風供給口とを
連結すると共に、多段状に配置した前記加熱円筒体の各
水平端部には乾溜ガス等を導出する排気管を連結して設
けて、該排気管の一端を熱風発生炉に燃焼用空気を供給
する給気装置のノズルに連結して、排気ガスを空気と混
合して熱風発生炉で燃焼させるようにして、含水有機性
廃棄物を乾燥、炭化処理するのに適した装置を構成す
る。
体を横置きにして多段状に重ねた状態に配置して、該円
筒体の端部を連結してつづら折り状に形成せしめた加熱
円筒体2を加熱炉1内に配置して、前記加熱円筒体2の
内部には有機性廃棄物を移送するのに適した独特な構造
をしたブレード4aをチェーン等の連結手段4bにより
連続状に多数連結して形成した移送手段4を外部から循
環移動できるように設けてパイプコンベヤ5を形成する
と共に、前記加熱円筒体2の最上段の一端部2aを加熱
炉1の外に導出して被処理物を供給する供給口6を設け
ると共に、最下段の一端部2bを加熱炉1の外に導出し
て既処理物を排出する排出口7を設けて、前記加熱炉1
の外に導出した前記円筒体の両端部2a,2bを連結し
てループ状をした循環移送管路を形成すると共に、前記
移送手段4を循環移動させるための駆動装置8を設け
て、乾燥、炭化処理を行う加熱処理装置の本体を構成す
る。
切り体1bを加熱炉1の外套壁1aで支持するように設
けて、前記円筒体を外側から加熱するための熱風通路を
ジクザク状に形成した多段階状の加熱処理部を形成し
て、前記加熱円筒体2の前段部を乾燥処理部となすと共
に後段部を炭化処理部となして、前記加熱炉1の底部に
加熱処理部に熱風を送風するための熱風発生炉9を設け
て、前記加熱円筒体2内を前記移送手段4により攪拌、
移動させながら有機性廃棄物を乾燥、炭化処理するよう
に構成する。
て、刈り芝やコーヒー滓等の多量の水分を含んだ有機物
やその他の有機性廃棄物、生産現場から排出する有機性
原材料の屑等からなる被処理物を原料供給装置10のホ
ッパー10bに投入し、スクリューフィーダー10aの
作用により前方へ送り出しながら、余分な外気が入り込
まないように二重ダンパー10cを開閉して、加熱円筒
体2の一端部に設けた供給口6からパイプコンベヤ3内
に供給する。パイプコンベヤ3の加熱円筒部に送り込ま
れた有機性廃棄物は、該コンベヤ内に設けられた移送手
段4のブレード4aにより加熱円筒体2内で撹拌されな
がら前方へ移送されて、該円筒体の外側からの加熱によ
り乾燥処理される。
部よりも高い温度で外部から加熱されている炭化処理部
に移送されて、乾燥処理部と同様に加熱円筒体2内をパ
イプコンベヤ3の移送手段4により撹拌されながら移送
されて、酸欠状態下で加熱されて炭化処理される。炭化
された被処理物は、加熱円筒体2の一端部に設けた排出
口7から排出装置11へ送られて冷却された後、供給時
と同様に外気が進入しないように二重ダンパー11cを
開閉して、スクリュコンベヤー11a等により排出され
て炭化生成物として貯溜槽12に回収される。
かの最適な実施例に基づいて詳細に説明する。 実施例1.図1に示したものは、本願発明の含水有機性
廃棄物を乾燥、炭化等の加熱処理する装置の一つの実施
例を説明するために図示した縦断面図である。本発明の
有機性物質を加熱処理する装置には、パイプコンベヤ3
を構成してなる加熱円筒体2の乾燥処理部の一部を加熱
炉1の外に導出して形成した供給口6に、刈り芝やコー
ヒー滓、その他の有機物を含む廃棄物等の被処理物(原
材料)を投入する漏斗状をしたホッパー10bを設ける
と共に被処理物を送り込むスクリューフィーダー710
aを内蔵した供給装置10を、加熱円筒体の炭化処理部
の一部を加熱炉1の外に導出して形成した排出口7に、
乾燥及び炭化処理した既処理物を冷却する冷却装置11
bを設けると共に既処理物を送りだすスクリュコンベヤ
ー11a等を内蔵した排出装置11をそれぞれ備えてい
る。
の直円筒体2aを横置きに複数段重ねた状態で配置し
て、該円筒体の端部を図6に見るようなU字状をした管
状継ぎ手2bにより連結してつづら折り状の循環移送路
に形成して、該円筒体の内部にブレード等からなる受け
体4aをチェーンリンク4b等により多数連結してなる
可撓性の移送手段4を設けてパイプコンベヤ3を形成し
た加熱円筒体2と、該加熱円筒体を囲むように外套壁1
aを形成した加熱炉1と、該加熱炉に熱風を供給する熱
風発生炉5とにより構成されている。
コンベヤ3を形成する前記円筒体2の間には、仕切り壁
1bが外套壁1aで支持されるようにして設けられて、
前記熱風発生炉5からの熱風により加熱円筒体2を加熱
するための熱風路1cがジクザグ状に形成されて、熱風
による外部加熱式の熱処理部が構成されると共に、前記
パイプコンベヤ3内に設けた移送手段4は、炉外に設け
たモーター等により駆動されるスプロケット等8aを備
えた駆動装置8により循環駆動が可能なように張設され
て循環移送路を構成している。
図5にパイプコンベヤ3を拡大して示したように、移送
管路3b内に循環駆動するように張設されていて、該移
送手段のチェーンリンク4b等は常に管路3bの下面に
接するようにして駆動されるので、被処理物は図に見る
ようにブレード等の受け体4aの板状部分により排出方
向へ引き寄せられながら移送される。このようにして移
送される過程は、図4に部分的に示すように、パイプコ
ンベヤ3の湾曲した部分ではチェーンリンク4b等の移
送部材が管路3bの内周面に接するようにして通過する
が、湾曲部を過ぎるとチェーンリンク4b等は再び管路
の下面に接して駆動されるので、被処理物は管路内に停
溜することはない。
の熱風取入れ口1dには熱風発生炉5の熱風噴出し口5
dが連結され、また、前記加熱炉1上部の排気口1fに
は煙突等の排煙装置12が連結して設けられている。こ
のようにして、前記加熱円筒体2と移送手段4とで循環
移送を形成してなるパイプコンベヤ3は、熱風発生炉5
に近い下段部分が高温で酸欠状態に保たれる炭化処理帯
域を形成して、排気口1fに近い上段部分がやや低温に
保たれる乾燥処理帯域を形成して、本願発明の有機性廃
棄物を加熱処理する装置本体部が構成されている。
処理部は、熱風発生炉5の熱風噴き出し口5dを通して
加熱炉下部の熱風路1dに供給される熱風により外側か
ら間接的に加熱される構造になっているので、熱風は加
熱円筒内の被処理物の移動方向とは向流状態に送られる
から、下流の加熱処理部は高温の熱風により熱せられる
が、上方の加熱処理部2aは温度下がってやや低温にな
った熱風により熱せられるので、上方の加熱処理部は乾
燥処理に適した温度帯域に保たれるが、下方の加熱処理
部は炭化処理に適した温度帯域に保たれることになる。
cは、モーターM等により自動開閉する二重ダンパー1
0dを備えた供給調整装置10を介して、加熱炉1内の
最上部のパイプコンベヤ3の加熱処理側へ被処理物を供
給する投入口6に連結されており、また、前記加熱炉1
内の最下部のパイプコンベヤ3の炭化処理部の一端に設
けた排出口2fには、加熱処理した物質を排出するため
の冷却装置11bを設けた排出装置11が連結されて、
外気の進入を防止するようにモーターMなどにより開閉
する二重ダンパー11dが設けられていて、パイプコン
ベヤ3からなる加熱処理部に余分な空気が入らないよう
に最適な状態に調節されるようになっている。
2は、円筒体の熱膨張率を吸収できるように水平部で滑
り受け2cにより伸縮可能に支持されると共に、該水平
部の各先端には、乾燥処理帯域及び炭化処理帯域で発生
したガスを熱風炉5に導く排気ダクト2eが設けられて
いて、該ダクトの排出端は熱風発生炉5へ燃焼空気を供
給するために設けた給気装置5bのノズル部5cに連結
されてベンチュリー効果を利用して吸引排気されるよう
になっている。
棄物の加熱処理装置に於いて、刈り芝やコーヒー滓、そ
の他有機材料を含む含水廃棄物等の被処理物は供給装置
10のホッパー10bに投入されて、スクリューフィー
ダー10aの作用により前方へ送り出されて、モーター
Mの作動により外気を取り込まないように供給調整装置
10eの二重ダンパー10dを開閉して、パイプコンベ
ヤ3の加熱処理部の一端部を炉外に導出した部分に設け
た供給口6に供給される。
れた含水有機性廃棄物は、パイプコンベヤ3の搬送手段
4により円筒体2内を撹拌されながら前方へ移送されつ
つ、外部からの加熱される前記加熱円筒部の前段部分の
乾燥処理部で加熱乾燥処理され、続いて乾燥された有機
性廃棄物は、パイプコンベヤ3により撹拌しつつ前方へ
順次送られて、前記加熱円筒部の後段部分の炭化処理部
で更に高い温度で外側から加熱されて、酸欠状態の下で
蒸し焼きにして炭化処理される。
は、パイプコンベヤ3の炭化処理部の一端部を炉外に導
出した部分に設けた冷却装置12で冷却するか、あるい
はそのまま送って排出口7から排出装置11へ送って冷
却された後、モーターMの作動により二重ダンパー11
dを開閉して、外気を取り込まないようにしてスクリュ
コンベヤー11a等により排出されて、炭化物として貯
溜槽に回収される。また、上記したようにして乾燥処理
や炭化処理を行う途中に於いて発生する被処理物に含ま
れていた気化成分や分解ガス、乾留ガス、その他の種々
のガスは、加熱円筒部の水平端の開口部から排気ダクト
2eを通じて燃焼用空気の供給装置5bのノズル部5c
へ吸引されて、空気に混合されて燃焼用空気を温めてか
ら熱風発生炉5内に送り込まれて燃焼されて、無臭、無
色の無害な気体へ完全に分解されるので、排気ガスがダ
クトまたは管体2e内で凝縮することもない。
の別のもう一つの実施例を説明するために図示した縦断
面図である。実施例1と同じように、含水有機性廃棄物
等に乾燥や炭化処理等の加熱処理を行う加熱円筒部にパ
イプコンベヤを用いた加熱処理装置であって、外部加熱
式の直円筒体2aを横置きに複数段重ねた状態にして、
該円筒体の端部をU字状の管状継ぎ手2bにより連結し
て、つづら折り状をした循環搬送路を形成して、該搬送
路内にリンクチェーン4bによりブレード等の受け体4
aを連結して形成した可撓性の移送手段4を設けたパイ
プコンベヤ3により加熱円筒部2を形成して、前記管状
継ぎ手2bにより連結した部分を炉壁外に露出した状態
にして外套壁3で加熱円筒部2を囲んで加熱炉1を形成
すると共に、該加熱炉の底部に熱風を供給する熱風発生
炉5を連結して含水有機性廃棄物を加熱処理する装置の
本体を構成する。
1と同様に、加熱炉1内に配置されたパイプコンベヤ3
の一部を形成する前記円筒体2の間には、仕切り壁1b
を炉壁1a面で支持するように設けて熱風により加熱す
るための熱風路1cを形成して、該熱風路の熱風取入れ
口1dに前記熱風発生炉5の熱風噴出し口5dを連結す
ると共に、前記加熱炉1上部の排気口1fに煙突等の排
煙装置を連結して、更に、前記パイプコンベヤ3の循環
移送路内に設けた移送手段4を炉外に設置した駆動装置
8のスプロケット等8aにより循環移送が可能に張設し
て、熱風を用いた外部加熱式の熱処理部を形成してなる
有機性廃棄物を乾燥、炭化する加熱処理装置を構成した
ものである。
ける加熱処理部では、熱風発生炉5からの熱風がパイプ
コンベヤの循環移送路内を移動する被処理物の移動方向
とは向流状態で送られて、下流の熱風発生炉5に近い加
熱処理部では高温で酸欠状態に熱せられる炭化処理帯域
となり、上流の排気口3fに近い加熱処理部ではやや低
温となった熱風により熱せられる乾燥処理帯域となった
含水有機性廃棄物を乾燥、炭化処理するのに適した加熱
処理装置が形成される。
に於いては、パイプコンベヤ3を形成する加熱円筒体2
の連結部であるU字状をした管状継ぎ手部分2bが、加
熱炉1の外套壁1aの外側で冷たい外気温に曝されてい
るので、当該部分を通過する被処理物は冷やされて温度
が低下する恐れがある。そこで、本発明に於いては、図
2に示すように、加熱炉外にある湾曲した部分2bが処
理温度以下に低下しないようにするために、図7に示す
ようなエルボ部材2E,2Fを用いて連結した管状継ぎ
手部分2bを囲繞するように抵抗加熱、誘導加熱、マイ
クロ波加熱等の加熱手段3aを設けて、管路内を通過す
る被処理物を外側から電気的に保温しつつ次の処理域へ
移送するようにしてある。
ガスや乾留ガス等は、加熱円筒部2の炉内水平端部に設
けた開口部2dに連結した排気ダクト2eを通じて燃焼
用空気の供給装置5bのノズル部5cへ送られ、ベンチ
ュリー効果を利用して燃焼用空気に混合されて熱風発生
炉5内で燃焼分解される。そして、上記した実施例に於
いては、加熱炉内に配置した直円筒の端部を図7に示す
ようなエルボ部材2E,2Fを用いてフランジ結合によ
り連結して、循環移送路となしたパイプコンベヤ3を形
成したので、チェーンなどのによる磨耗が起こり易い湾
曲部分やその他の部分に不具合等が発生した場合には、
該エルボ部材のフランジ部分2e,2fのボルトをはず
ことにより容易に補修することがてきるし、また、炉外
に露出した部分に保温を施す場合にも、図に示した電気
的な加熱手段3a以外の保温手段を容易に施すことがで
きる。
の他の実施例について説明するために図示した縦断面図
である。実施例1と同じように、有機性廃棄物を乾燥、
炭化等の加熱処理するための加熱円筒部にパイプコンベ
ヤを用いた加熱処理装置に於いて、前記加熱円筒部2
を、パイプコンベヤ3が上下方向に螺旋状に巻回せしめ
られた加熱循環管路により形成すると共に、該循環管路
内に被加熱処理物を移送、加熱処理するのに適したチェ
ーンその他の牽引索体4cによりブレード等4bを多数
連結した可撓性の移送手段4を循環移動させるように設
けて、前記螺旋状の加熱円筒部2を外套壁3で囲んで加
熱炉1を形成すると共に、該加熱炉の底部に熱風を供給
する熱風発生炉5を連結して有機性廃棄物を加熱処理す
る装置の本体を構成する。
プコンベヤ3の一部を螺旋状に形成した加熱円筒部2の
間には、実施例1の場合と同様に、仕切り壁1bが炉壁
1a面で支持されて設けられているが、前記仕切り壁は
加熱円筒部の構造に合わせてやや傾斜して設けられて、
ジグザグ状の熱風路1cが形成されており、該熱風路の
熱風取入れ口1dには前記熱風発生炉5の熱風噴出し口
5dが連結され、また、前記加熱炉1上部の排気口1f
に煙突等の排煙装置が連結されている。
1と同様に、パイプコンベヤ3の移送手段4を循環駆動
するためのスプロケット等を備えた駆動装置8と、被処
理物を供給するための二重ダンパー等の開閉装置を備え
た供給装置10と、加熱処理した物質を排出するための
冷却装置や二重ダンパー等を備えた排出装置11とが設
けられて、含水有機性廃棄物の乾燥、炭化処理する装置
が構成されている。
した加熱円筒部2は、加熱による膨張を吸収するように
滑り受け体2cで支持されると共に、該加熱円筒部の一
端には加熱処理中に発生したガスを吸引して、熱風炉発
生5へ導く排気ダクト6が設けられていて、該ダクトの
排出端は熱風炉へ燃焼空気を供給するために設けた給気
装置5bのノズル部5cに連結されてベンチュリー効果
を利用して燃焼されるようになっている。
化する各処理装置に於いて、刈り芝やコーヒー滓、その
他の有機物を含む廃棄物が供給装置10のホッパー10
bに投入されると、供給調整装置10eの二重ダンパー
10dが外気を取り込まないように開閉して、供給口6
からパイプコンベヤ3の加熱処理部に供給され、供給さ
れた有機性廃棄物は、移送手段4により加熱円筒2内を
撹拌されながら上方から下方へと移送されて、外部から
加熱される前記加熱円筒部の前段部分の乾燥処理部で加
熱乾燥処理される。
は、続けて移送手段4により前記加熱円筒部の後段部分
の炭化処理部に送られて、更に高い温度に加熱されて酸
欠状態の下で蒸し焼きにして炭化処理された後、炉外に
設けられたパイプコンベヤ3の途中に設けた冷却装置1
2により冷却するか、あるいはそのまま排出口7から排
出装置11へ送られて、外気を取り込まないように二重
ダンパー8dを開閉して生成物として貯溜タンク等に回
収される。
を螺旋状に巻回せしめた循環管路を加熱炉内に配置して
加熱処理部を形成したが、このようにパイプコンベヤを
螺旋状に巻回した加熱循環路に形成すると、加熱領域を
長くするのが容易ではあるが、パイプコンベヤを上下方
向ないし斜め方向にしか配置することができない。それ
に比べて、前記した実施例のようにパイプコンベヤを直
線状の管とU字状のエルボ形をした管状継ぎ手とで形成
したものは、上下方向のみならず、斜め方向、水平方向
等の自由な方向にジクザグ状に重ねた状態に加熱循環路
に形成することができる。
を行うようにした本願発明は、被処理物が加熱円筒部を
形成するパイプコンベヤ内を攪拌、移送されると共に、
その移送手段として独特のブレードやバケットをチェー
ン等により連結した可撓性を有する搬送体を用いたパイ
プコンベヤにより乾燥、炭化処理装置の本体を構成して
いるので、被処理物が多量に送り込まれたり、被処理物
に硬い異物が混入していても、ブレードと円筒体との間
に噛み込みを生じて停止することもない。一般的には、
ブレードの受け体部分の面積を移送管路の断面積の60
〜80%にするのが好ましい条件であり、また、図6に
示したような構造をしたブレード4cを用いて移送手段
4を構成すると、被処理物の攪拌や発生したガスの吸引
等の効率を良くすることができることも分かった。
砂等の不純物の含有量に応じて各調整弁等を操作するこ
とにより、加熱円筒内の水蒸気や炭酸ガス等の量、その
他を調節できて、加熱円筒内を目的に合った最適な条件
に保つことができるので、炭化せずに乾燥処理装置のみ
としても使用することが可能である。例えば、上記装置
に於いて、ブレードなどの搬送体の移動速度を上げて、
被処理物の各加熱筒内に於ける滞留時間を短くすること
により、被処理物が炭化しないように制御すれば、本発
明は乾燥装置として使用することができて、また、熱風
発生炉の温度を調節して下方の炭化処理部の温度を炭化
温度よりも低く保ことにより、効率のよい乾燥装置とし
て使用することも可能である。
ヤを蛇行せしめて形成した循環搬送路の湾曲部分は、チ
ェーン等の牽引索が摩擦接触して移送されるので、他の
部分に比べて磨耗し易い部分となるので、耐磨耗材料を
用いたU字状をした別部材で形成することにより、補修
や保守点検が容易に行うことができる。
性廃棄物を乾燥、炭化等の加熱処理する装置は、従来か
ら用いられているスクリューコンベヤを用いた装置に比
べて、移送量を大きく取れるので、比較的低速で多くの
量の被処理物を安定して移送することができ、円筒体ケ
ーシング内での残りがなくて、また、移送操作も静かに
行うことができて、且つ、円筒体の磨耗を低く抑えるこ
とができる。また、パイプコンベヤからなる循環搬送路
は、気密性を確保するのが容易であるから炭化処理を安
全に行うことができて、加熱処理する工程路を長くした
り、短くすることも容易に行うことができる。更に、本
願発明は、被処理物を加熱して乾燥、炭化処理する際に
加熱筒内で発生したガスを、熱風発生炉へ送る燃焼用空
気に混ぜることにより冷たい外気を温めることにより、
熱風発生炉の温度を下げないようにしているので、エネ
ルギーの消費量を低く抑えることが可能である。
す断面図である。
図である。
面図である。
示す断面図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
側から加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、直管路と曲管路でつづ
れ折りに蛇行した加熱円筒部を有する無端搬送路に形成
し、該加熱円筒部を囲むように外套壁を形成すると共に
該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を設けてジグザ
グ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成し、該加熱炉の
底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風発生炉を連設し
て、前記加熱円筒部を熱風により外側から加熱して含水
有機性廃棄物を乾燥及び炭化処理する方法に於いて、前
記加熱円筒部の最上段の一端に設けた供給口に余分な空
気を取り入れないようにして供給装置から含水有機性の
被処理物を投入して、前記パイプコンベヤにより被処理
物を順次下段の加熱円筒体へ移送しつつ、上段の加熱円
筒部内で乾燥処理をして、次いで下段の加熱円筒部内で
炭化処理をして、前記加熱円筒部の最下段の一端に設け
た排出口から排出装置へ炭化物を送り出して、外部から
空気が吸入されないようにして排出装置から貯溜タンク
へ排出することを特徴とする有機性廃棄物を加熱処理す
る方法。 - 【請求項2】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
側から加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、直管路と曲管路でつづ
れ折りに蛇行した加熱円筒部を有する無端搬送路に形成
し、該加熱円筒部を囲むように外套壁を形成すると共に
該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を設けてジグザ
グ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成し、該加熱炉の
底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風発生炉を連設し
て、前記加熱円筒部を熱風により外側から加熱して有機
性廃棄物を処理する方法に於いて、前記加熱円筒部の最
上段の一端に設けた供給口に供給装置から有機性物質を
含む被処理物を投入して、前記パイプコンベヤにより被
処理物を順次下段の加熱円筒体へ移送しながら加熱処理
をして、有機性物質を分解除去することを特徴とする有
機性廃棄物を加熱処理する方法。 - 【請求項3】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
側から加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、直管路と曲管路でつづ
れ折りに蛇行した加熱円筒部を有する無端搬送路に形成
し、該加熱円筒部を囲むように外套壁を形成すると共に
該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を設けてジグザ
グ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成し、該加熱炉の
底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風発生炉を連設し
て、前記加熱円筒部を熱風により外側から加熱して有機
性廃棄物を処理する方法に於いて、前記加熱円筒部の最
上段の一端に設けた供給口に供給装置から有機性物質を
含む被処理物を投入して、前記パイプコンベヤにより被
処理物を順次下段の加熱円筒体へ移送しながら加熱処理
をすると共に、前記加熱円筒部で発生した乾溜、分解ガ
ス等の気化ガスを、加熱円筒部の水平路先端開口部に連
結した排気ダクトを通して燃焼空気の供給流によるベン
チュリー効果により吸引、混合して熱風発生炉内で燃焼
させることを特徴とする有機性廃棄物を加熱処理する方
法。 - 【請求項4】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
熱式に加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、直管路と曲管路でつづ
れ折りに蛇行形成した加熱円筒部を有する無端搬送路に
形成すると共に該無端搬送路に被処理物の供給部と排出
部とを設けて、前記加熱円筒部を囲むように外套壁を形
成すると共に該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を
設けてジグザグ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成
し、該加熱炉の底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風
発生炉を連設して、前記加熱円筒部を熱風により外熱式
に加熱するようにしたことを特徴とする有機性廃棄物を
加熱処理する装置。 - 【請求項5】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
側から加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、直管路と曲管路でつづ
れ折りに蛇行形成した加熱円筒部を有する無端搬送路に
形成すると共に該無端搬送路に被処理物の供給部と排出
部とを設けて、前記加熱円筒部を囲むように外套壁を形
成すると共に該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を
設けてジグザグ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成
し、該加熱炉の底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風
発生炉を連設して、前記加熱円筒部を熱風により外側か
ら加熱するように構成して、前記加熱円筒部の最上段の
一端部に被処理物を供給する供給装置を、また、加熱円
筒部の最下段の一端部に既処理物を排出する排出装置を
設けて、前記パイプコンベヤにより被処理物を上段の加
熱円筒部から下段の加熱円筒部へ移送しながら加熱処理
するように形成してなることを特徴とする有機性廃棄物
を加熱処理する装置。 - 【請求項6】 移送物体を掻き出すブレードあるいはバ
ケット等の多数の受け体をチェーン等の無端紐状体によ
り所定の間隔で連結した可撓性の無端状搬送手段を、外
側から加熱可能な円筒体内に循環移動するように設けて
形成してなるパイプコンベヤを、上下方向に螺旋状に蛇
行形成した加熱円筒部を有する無端搬送路に形成すると
共に該無端搬送路に被処理物の供給部と排出部とを設け
て、前記加熱円筒部を囲むように外套壁を形成すると共
に該外套壁と加熱円筒体との間に仕切り壁を設けてジグ
ザグ状の熱風通路を形成して加熱炉を形成し、該加熱炉
の底部近傍に加熱炉に熱風を供給する熱風発生炉を連設
して、前記加熱円筒部を熱風により外側から加熱するよ
うにしたことを特徴とする有機性廃棄物を加熱処理する
装置。 - 【請求項7】 加熱可能な円筒体内に無端状搬送手段を
循環移動するように設けたパイプコンベヤをつづれ折り
に蛇行形成した加熱円筒部の前記曲管路の部分を、加熱
炉の外に突出せしめて無端搬送路を形成すると共に、該
曲管路の部分に電気的加熱手段を設けてなることを特徴
とする請求項4または5に記載する有機性廃棄物を加熱
処理する装置。 - 【請求項8】 加熱可能な円筒体内に無端状搬送手段を
循環移動するように設けたパイプコンベヤをつづれ折り
に蛇行形成した加熱円筒部の前記直管路の先端部近く
に、前記加熱円筒部で発生した乾溜、分解ガス等を排気
するための開口を形成して、該開口を排気ダクトに連結
すると共に該ダクトの先端開口部をを熱風発生炉の給気
装置に連結して、前記分解ガス等を燃焼空気の供給流に
よるベンチュリー効果により吸引、混合して前記熱風発
生炉内で燃焼させることを特徴とする請求項4ないし6
に記載する有機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項9】前記加熱円筒部は、熱膨張よる伸縮変形を
吸収可能に直管路の下面で支持されていることを特徴と
する請求項4乃至6に記載する有機性廃棄物を加熱処理
する装置。 - 【請求項10】前記曲管路部分に設けた電気的加熱手段
は、抵抗加熱、誘導加熱、または、マイクロ波加熱のい
ずれかの加熱手段、あるいは、これらの幾つかを組み合
わせた加熱手段からなることを特徴とする請求項6に記
載する有機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項11】 前記排気ダクトは、前記加熱円筒部で
発生した分解ガス等が凝縮しないように加熱炉内に設け
られてなることを特徴とする請求項7に記載する有機性
廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項12】 前記供給部及び排出部は、パイプコン
ベヤにより形成される無端搬送路が加熱炉の外側に導出
された部分にそれぞれ設けられていることを特徴とする
請求項5に記載した機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項13】 前記供給部に設けられた供給装置は、
自動開閉が可能な二重ダンパーを備えて外気の進入を遮
断調整が可能なようになっていることを特徴とする請求
項12に記載する有機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項14】 前記排出部に設けた排出装置は、排出
物を冷却する冷却手段を設けると共に、自動開閉が可能
な二重ダンパーを設けて外気の進入を遮断するよにうし
たことを特徴とする請求項12に記載した有機性廃棄物
を加熱処理する装置。 - 【請求項15】 前記パイプコンベヤの搬送管路内に循
環移動可能に設けた無端状搬送手段を構成する無端状紐
体は、リンクチェーン等の多関節体または鎖体、ワイヤ
ーロープのいずれからなることを特徴とする請求項4乃
至6に記載する有機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項16】 前記無端状搬送手段のブレードからな
る受け体は、乾溜ガス等の排気ガスが通過できるような
透孔または開口が設けられていることを特徴とする請求
項4乃至6に記載する有機性廃棄物を加熱処理する装
置。 - 【請求項17】 前記無端状搬送手段のブレードからな
る受け体は、移送管路の断面積の60〜80%に形成さ
れてなることを特徴とする請求項4乃至6に記載する有
機性廃棄物を加熱処理する装置。 - 【請求項18】 前記無端搬送路の加熱円筒部と排出部
との間の管路には、既処理物を冷却するための冷却手段
が設けられていることを特徴とする請求項4乃至6に記
載する有機性廃棄物を加熱処理する装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25368299A JP3623898B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 有機性廃棄物を加熱処理する方法及びその処理装置 |
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JP25368299A JP3623898B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 有機性廃棄物を加熱処理する方法及びその処理装置 |
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JP2001072980A true JP2001072980A (ja) | 2001-03-21 |
JP3623898B2 JP3623898B2 (ja) | 2005-02-23 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25368299A Expired - Fee Related JP3623898B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 有機性廃棄物を加熱処理する方法及びその処理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006117888A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Sunfuu Co., Ltd. | 加熱油化装置及び加熱油化方法 |
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CN105716082A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-06-29 | 安徽未名生物环保有限公司 | 一种用于对生活垃圾进行处理的装置 |
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-
1999
- 1999-09-07 JP JP25368299A patent/JP3623898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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