JP2001071869A - 車両の盗難防止方法および装置 - Google Patents
車両の盗難防止方法および装置Info
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
ータがリセットされたり識別コードの判定を行う指令が
発生した場合などにもエンジンの運転が一時的に止まっ
たり、減速したりして運転が不安定になるのを防ぎ、乗
り心地を向上させる。 【解決手段】 コントローラは、エンジン始動を許容す
る点火許可信号が一度出力されると、点火許可信号をメ
インスイッチがオフされるまでの間保持することによ
り、エンジンの運転を継続可能にした。
Description
ローラに予め記録した識別コードを持たないキーに対し
てはエンジンの始動を禁止するようにした車両の盗難防
止方法と、装置とに関するものである。
取付け、このキーシリンダに差込まれメインスイッチを
オンにしたキーに対しては、車体側に取付けたアンテナ
とこのキーに取付けたトランスポンダ(送信素子)との
間で通信することによりこのキーの識別コードを判定
し、この識別コードがコントローラに予め登録(記憶)
した識別コードに一致した時にエンジンの始動を許容す
るようにした車両の盗難防止装置が公知である。
を組込んでおき、キーに組み込んだトランスポンダに対
してこのアンテナから電波を送信してトランスポンダに
所定電力を供給する。そしてトランスポンダの充電が一
定量に達するとこのトランスポンダが固有の識別コード
をアンテナに返送する。コントローラはこの識別コード
が登録されたものであればエンジン始動を許容し、登録
されたものと一致しなければエンジン始動を禁止して盗
難を防ぐものである。
マイクロコンピュータ(CPU)を備え、識別コードの
判定や、識別コードの照合、識別コードの登録・消去な
どの種々の動作を行う。またこのコンピュータはエンジ
ンの出力制御や点火時期制御などのエンジン制御も行
う。しかしコンピュータは走行中に発生するノイズや周
囲から受けるノイズがあった時や、電源電圧が何らかの
原因で一時的に低下する時にリセットされて最初から動
作を再開する。すなわち識別コードの判定や照合などを
行う。また通常の走行中に何らかの理由で識別コードの
判定を行う指令が出ることもあり得る。
る信号(点火許容信号)が一時的に消失することになる
ため、エンジンが一時点に失火したり、減速したりして
運転が円滑でなくなり、乗り心地が悪くなるという問題
が生じる。
ものであり、走行中に発生するノイズなどによりコンピ
ュータがリセットされたり識別コードの判定を行う指令
が発生した場合などにもエンジンの運転が一時的に止ま
ったり、減速したりして運転が不安定になるのを防ぎ、
乗り心地を向上させることができる車両の盗難防止方法
を提供することを第1の目的とする。またこの方法の実
施に直接使用する装置を提供することを第2の目的とす
る。
取付けたキーシリンダおよびコントローラと、前記キー
シリンダに差込まれメインスイッチをオンするためのキ
ーと、前記キーに内蔵されこのキーを前記キーシリンダ
に差込んだ時に前記キーの識別コードを確認するための
トランスポンダと、を備え、前記トランスポンダから検
出した識別コードが前記コントローラに予め登録した識
別コードと一致する時にエンジンの始動を許容するよう
にした車両の盗難防止方法において、前記コントローラ
は、エンジン始動を許容する点火許可信号が一度出力さ
れると、点火許可信号をメインスイッチがオフされるま
での間保持することにより、エンジンの運転を継続可能
にしたことを特徴とする車両の盗難防止方法、により達
成される。
ダおよびコントローラと、前記キーシリンダに差込まれ
メインスイッチをオンするためのキーと、前記キーに内
蔵されこのキーを前記キーシリンダに差込んだ時に前記
キーの識別コードを確認するためのトランスポンダと、
を備え、前記トランスポンダから検出した識別コードが
前記コントローラに予め登録した識別コードと一致する
時にエンジンの始動を許容するようにした車両の盗難防
止装置において、前記キーの識別コードを登録するメモ
リと、前記キーシリンダに近接するキーの識別コードを
読取るID読取り回路と、前記ID読取り回路で読取っ
た識別コードが前記メモリに登録済みか否かを判定し登
録済の時に点火許可信号を出力するID判定部と、前記
点火許可信号を前記メインスイッチがオフされるまでの
間保持するホールド回路と、このホールド回路が保持す
る点火許可信号に基づいてエンジン制御を行うエンジン
制御部と、を備えることを特徴とする車両の盗難防止装
置、により達成される。
構成をを示す図、図2は識別コードの登録・消去動作の
概念を示す図、図3は通常使用時の動作流れ図、図4は
マスターキー登録時の動作流れ図、図5はキーシリンダ
交換時のマスターキー登録動作の流れ図、図6はコント
ローラの構成を示す図、図7は種々の機能の動作条件と
動作内容を対比表にして示す図、図8はシステム動作状
態と表示方法とを対比表にして示す図、図9は点火許可
信号aのホールド動作を説明する動作流れ図である。
る。これらの図で符号10はコントローラであり、ID
読取り回路12,CPU(マイクロコンピュータ)1
4,電源回路16,点火回路18,EEPROM(Elec
trically Erasable Programable Read-Only Memory)な
どからなるメモリ20などを有する。このコントローラ
10は後記するように、キーに内蔵するトランスポンダ
36との間で交信し登録した識別コードを持たないキー
34に対してはエンジンの始動を禁止する機能(イモビ
ライザー機能という)を有する。
スイッチ(図ではメインSW、MAINSWとも表示する)3
0を介して電源回路16に電力を供給する。電源回路1
6はコントローラ10の各部にそれぞれ対応する電圧を
供給する。この電源回路16は、メインスイッチ30が
オフになっても電源回路16を一定時間だけ作動し続け
るようにする自己保持回路16Aを内蔵する(図6)。
可信号aを保持するホールド回路18Aからこの点火許
可信号aが入力され、この信号aに基づいて点火回路1
8は作動する。このホールド回路18Aは一度点火許可
信号aが入力されるとそれを後記メインスイッチ30が
オフとなるまで保持する。
ンの場合には点火回路18はCDI(コンデンサ放電式
点火装置)などで構成される。この点火回路18は、C
PU14が持つ点火時期制御部(図示せず)が運転条件
に基づいて決定する点火信号に基づいてエンジン24の
点火栓24Aに点火火花を発生させる。点火回路18の
構成はエンジン24の種類により変えるべきであり、例
えばエンジン24として電動モータを用いる場合にはこ
の点火回路18はモータの駆動力を変える電気回路、例
えばPWM(パルス幅制御)制御回路などで構成され
る。この発明ではエンジン24は、電動モータなどを含
む広い概念であり、また点火回路18はこの発明のエン
ジン制御部を構成する。
他の種々のデータを記憶するものであり、電源が切れた
状態(メインスイッチ30がオフ)でもその記憶した内
容は消去されることがない。しかし後記するように、全
クリアキーを使った時、マスターキーやサブキーの再登
録時などの一定の条件の下では、全クリアキーのIDコ
ード以外の全部(すなわちマスターキーとサブキーのI
Dコード)あるいは一部(サブキーのIDコード)を電
気的に消去することが可能である。また全クリアキーの
IDコードは前記したように、固定データとして消去不
可能に記憶されている。
ード(LED)を用いた表示メータであり、スピードメ
ータなどの通常の走行に用いるメータ類、警告類を表示
するだけでなく、後記するようにイモビライザーシステ
ムの動作表示を行う動作表示部26Aを持つ。
30とアンテナ32を内蔵する(図6参照)。34はキ
ーであり、その柄部の中にはトランスポンダ36が埋め
込まれている。なおトランスポンダ付きのキー34には
1つのマスターキーと、サブキー1と、サブキー2とが
あるが、これらを総称する時は単にキー34ということ
にする。なお特殊なキー34として全クリアキーもある
が、これらの各キー34の機能については後記する。
ダ28に差込まれてメインスイッチ30がオンにされる
と、電源回路16が作動開始してコントローラ10が起
動する。するとID読取り回路12がアンテナ32を介
してキー34に無線により電波を送る。トランスポンダ
36に所定電力がたまるとトランスポンダ34は固有の
識別コード信号をアンテナ32に送り返す。ID読取り
回路12はこの識別コード信号を解読しCPU14に送
る。
部14B、ID登録部14C、タイマ14D、その他の
点火時期制御部などの機能を持つ。これらの機能は実際
にはソフトウェアで構成される。ID判定部14AはI
D読取り回路12で読取った識別コード(IDコード)
をメモリ20に登録したIDコードと比較し、登録済み
であればエンジン24の始動を許容する信号(点火許可
信号)aをホールド回路18Aに送る。このホールド回
路18Aは、一度この信号aを受けると、その後メイン
スイッチ30がオフされるまでこの信号aを点火回路1
8に送り続ける。ID読取り回路12で読取った識別コ
ードがメモリ20に登録したIDコードに一致しなけれ
ば、エンジンの始動を禁止する信号(点火禁止信号)b
を点火回路18に送る。
コードの変更や再登録の際にメモリ20から全クリアキ
ーのIDコードを除く他の全部または一部の識別コード
を消去する。ID登録部14Cは新しい識別コードをメ
モリ20に登録する。
クリアキーのIDコードを固定データとして登録し、こ
れは消去できないものとする。コントローラ10はメモ
リ20に他のIDコードすなわちマスターキー、サブキ
ー1,サブキー2のIDコードが全てメモリされていな
い時には、最初に使用されたトランスポンダ付きキー3
4がマスターキーとして登録され、その後一定の手続で
順次差込まれたトランスポンダ付きキー34がそれぞれ
サブキー1,サブキー2として登録される。
用いる。この場合図3に示すように動作する。まずサブ
キー1または2をキーシリンダ28に挿入して回すこと
によりメインスイッチ30をオンにする(図3,ステッ
プS100)。すると電源回路16が強制的にオンとさ
れ(ステップS102)、コントローラ10が起動す
る。次にコントローラ10のID読取り回路12が挿入
したサブキーのIDコードを読取り(ステップS10
4)、CPU14のID判定部14Aがこのサブキーの
IDコードがメモリ20に登録されているか否か判定す
る(ステップS106)。
であれば、このサブキーは正規なものと判定され、点火
許可信号aをホールド回路18Aを介して点火回路18
に送り(ステップS108)、エンジン24を始動可能
にする(ステップS110)。この結果車両は走行可能
になる。この間のステップS100〜S110の動作は
正常なものであるから、メータ26の動作表示部26A
には警告表示がされない。すなわちイモビライザーシス
テムの動作を示すためのLCDやLEDからなる動作表
示部26Aは点灯も点滅もしない。
0に登録されていない時には(ステップS106)、メ
インスイッチ30がオンになってからの経過時間が5秒
以内の間はメータ26の前記動作表示部26Aを一定時
間(5秒)連続点灯し(ステップS112)、その後は
高速周期(1秒周期)で点滅させ(ステップS11
4)、エンジン始動を禁止させる(ステップS11
6)。この時の動作表示部26Aの動作は図8の動作条
件(2)に示す。この状態を解除するためには正規のキ
ー34を用いてメインスイッチ30をオンにすればよ
い。
を図4を用いて説明する。この手続は通常工場から車両
を出荷する際に行われる。ここではマスターキーの変更
に使う「特定のIDコードを有するキー」として、全ク
リアキーを用いる。まずメモリ20にはマスターキーお
よびサブキーのIDコードは登録されていないものとす
る。なお全クリアキーのIDコードはメモリ20に固定
データとして記憶されている。
8に挿入しメインスイッチ30をオンにする(図4,ス
テップS120)。ID読取り回路12がこのマスター
キーのIDコードを読取り(ステップ122)、CPU
14のID登録部14CはこのIDコードをマスターキ
ーとしてメモリ20に記憶する(すなわち登録)する
(ステップS124)。CPU14は点火許可信号aを
ホールド回路18Aを介して点火回路18に送り(ステ
ップS126)、エンジン24は始動可能になる。これ
で車両にマスターキーの登録が終わり車両完成検査を経
て出荷可能となる(ステップS128)。
キーを抜くと(ステップS130)、エンジン24は停
止するが、電源回路16の自己保持回路16Aによりコ
ントローラ10は作動を継続する。またこのメインスイ
ッチ30がオフした後の経過時間が監視され、一定時間
(10秒)経過すると(ステップS132)、自己保持
回路10Aを不作動としてコントローラ10の電源をオ
フにし全ての動作を終わる(ステップS134)。
クリアキーを挿入すると(ステップS136)、この全
クリアキーのIDコードを読取り(ステップS13
8)、このIDコードがメモリ20に予め記憶された全
クリアキーのIDコードに一致していれば、全クリアキ
ーのIDコード以外の全ての登録IDコードをメモリ2
0から消去する(ステップS140)。そして全クリア
キーを抜けばマスターキーの再登録が可能になる(ステ
ップS142)。すなわちIDコードが異なる別のマス
ターキーを登録できる。
スターキー挿入後点火許可信号aが出るまでに、IDコ
ードを読取るための信号の送受信を何回か繰り返すこと
があり得る。特にアンテナ32によりトランスポンダ3
6を充電するのに時間がかかったり、IDコードの読取
りを複数回繰り返してIDコードの読取り間違いを防ぐ
ことがある。このような場合には点火許可信号aが出る
までの間、動作表示部26Aを低速周期で点滅させる。
この点滅は図8の動作条件(3)に示すように2秒周期
で9秒間繰り返される。すなわち5回点滅する。
ーシリンダ28を交換する場合の手順を図5に基づいて
説明する。なおこの場合コントローラ10やメモリ20
の内容は変更しないものとする。ここではマスターキー
の登録に用いる「特定のIDコードを有するキー」とし
て古いマスターキーを用いる。キーシリンダ28を交換
すると、新しいキーシリンダ28に適合するトランスポ
ンダ付きの新しいキー(未登録)を差込んでメインスイ
ッチ30をオンにする(ステップS150)。
入した新しいキーのIDコードが読取られる(ステップ
S152)。このIDコードはメモリ20には登録され
ていないから、照合の結果(ステップS154)登録済
みのIDコードとは不一致となる。メインスイッチ30
がオンしてからの経過時間が5秒経過するまでの間は動
作表示部26Aを連続点灯し(ステップS156)、5
秒経過すると点火禁止信号bを出して高速周期での点滅
に切替える(ステップS158)。この表示動作は図8
の動作条件(2)となる。
新しいキー(未登録)を抜けば(ステップS160)、
その後10秒間は自己保持回路16Aが作動してコント
ローラ10は作動を続ける(ステップS162)。その
間に、すなわち動作表示部26Aが高速で点滅している
間に、全クリアキーまたは古いマスターキーを挿入しな
ければ自己保持回路16Aが解除されて電源がオフとな
る(ステップS164)。この動作表示部26Aが高速
で点滅している間に全クリアキーか古いマスターキーが
挿入されると(ステップS166)、挿入したキーのI
Dコードが読取られる(ステップS168)。このID
コードはコントローラ10のメモリ20に登録されてい
るから、CPU14はメモリ20の全ての登録済みID
コード(全クリアキーのIDコードを除く)を消去する
(ステップ170)。
ーキーを抜き取れば(ステップ172)、前記図4に示
した新しいマスターキーの登録手順と同様に新しいキー
をマスターキーとして登録することができる。すなわち
新しいキーによりメインスイッチ30をオンとし(ステ
ップS174)、そのIDコードを読取って(ステップ
S176)、このIDコードを新しいマスターキーのI
Dコードとして登録する(ステップ178)。CPU1
4は点火許可信号aをホールド回路18Aを介して点火
回路18に送りエンジンの始動を許可する(ステップS
180)。この新しく登録されたマスターキーでメイン
スイッチ30をオフにしてこのマスターキーを抜いた後
(ステップS182)、次のようにしてサブキーの登録
が行われる。
ブキーID登録」の項に説明してあるように、マスター
キーの抜き取り後一定時間(10秒)以内に別のトラン
スポンダ付きのキーを挿入しメインスイッチ30をオン
することにより行われる。またサブキー2の登録は、こ
のサブキー1でメインスイッチ30をオフし抜き取った
後、一定時間(10秒)以内に別のトランスポンダ付き
のキーを挿入しメインスイッチ30をオンにすることに
より行われる。
れるが、いずれか一方を紛失した時には次のようにして
新しいサブキーを登録する。すなわち残っているサブキ
ーでメインスイッチ30をオンした後、オフし、一定時
間(10秒)以内に新しいトランスポンダ付きのキーを
挿入してメインスイッチ30をオンにすればよい。また
サブキーの登録時には、その登録可能な時間内に動作表
示部26Aが2秒周期で5回(9秒)点滅するから、そ
の点滅中に登録が可能であることが容易に確認できる。
なお2つ目のサブキーを登録した時には動作表示部26
Aは点滅しないから、サブキーの登録が1番目か2番目
かを動作表示部26Aの表示から判断できる。
示してある。図2はIDコードの登録/消去のイメージ
を示すものであり、工場出荷時には全クリアキーによっ
てメモリ20の内容を全クリアキーのIDコードのみ残
して他を全て消去することが示されている。ここに全ク
リアキーは工場内に複数個備えておき、それぞれを責任
者が管理するようにするのがよい。ライン登録はマスタ
ーキーを登録する手順であり、図4で説明したものであ
る。ユーザー登録およびユーザー再登録は、図7の機能
(4)で説明したものである。
すものであり、動作条件1は、登録済みサブキーでメイ
ンスイッチ30をオンする時や2件目のサブキーを登録
する時などの正常な使用時には動作表示部26Aは点灯
しないことを示す。この場合に1回の通信で照合が済ま
ない時や、3回連続の通信で登録OKとならなかった時
には点灯する。この点灯の動作は動作条件1〜4によっ
て図8に示すように変えておく。この結果点灯の様子か
ら逆にどのような動作状態であるかを判定することも可
能になる。
能を説明する。登録すみの正規のキーを用いてメインス
イッチ30をオンにし電源をオンにすれば、コントロー
ラ10は作動する(ステップS220)。ID判定部1
4AがこのキーのIDコードが登録された正しいIDコ
ードである判定すれば(ステップS222)、点火許可
信号aをホールド回路18Aに出力する(ステップS2
26)。ホールド回路18Aはこの信号aをメインスイ
ッチ30がオフされるまで保持し、点火回路18に送
る。
を行ってエンジンを運転可能にする(ステップS22
8)。走行を終ってメインスイッチ30がオフされると
(ステップS230)、ホールド回路18Aは信号aの
ホールドを終了し、点火回路18はエンジンの運転を停
止させる(ステップS232)。メインスイッチ30の
オフ後の一定時間は電源回路16の自己保持回路16A
が作動しこの自己保持回路16Aの設定時間内であれば
(ステップS234)、前記したようにIDコードの登
録や再登録などが可能であり(ステップS236)、こ
の自己保持時間が過ぎれば電源がオフして終了する。
可信号が一度出るとこれをメインスイッチがオフされる
までホールドしてエンジンを運転し続けることを可能に
したもの出るから、走行中にノイズなどによりコンピュ
ータがリセットされたりしてもエンジンが一時的に失火
(停止)したり出力が低下したりせず、円滑な運転を続
けることができる。また請求項2の発明によれば、この
方法の実施に直接使用する車両の盗難防止装置が得られ
る。
図
流れ図
して示す図
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に取付けたキーシリンダおよびコン
トローラと、前記キーシリンダに差込まれメインスイッ
チをオンするためのキーと、前記キーに内蔵されこのキ
ーを前記キーシリンダに差込んだ時に前記キーの識別コ
ードを確認するためのトランスポンダと、を備え、前記
トランスポンダから検出した識別コードが前記コントロ
ーラに予め登録した識別コードと一致する時にエンジン
の始動を許容するようにした車両の盗難防止方法におい
て、 前記コントローラは、エンジン始動を許容する点火許可
信号が一度出力されると、点火許可信号をメインスイッ
チがオフされるまでの間保持することにより、エンジン
の運転を継続可能にしたことを特徴とする車両の盗難防
止方法。 - 【請求項2】 車体に取付けたキーシリンダおよびコン
トローラと、前記キーシリンダに差込まれメインスイッ
チをオンするためのキーと、前記キーに内蔵されこのキ
ーを前記キーシリンダに差込んだ時に前記キーの識別コ
ードを確認するためのトランスポンダと、を備え、前記
トランスポンダから検出した識別コードが前記コントロ
ーラに予め登録した識別コードと一致する時にエンジン
の始動を許容するようにした車両の盗難防止装置におい
て、 前記キーの識別コードを登録するメモリと、 前記キーシリンダに近接するキーの識別コードを読取る
ID読取り回路と、 前記ID読取り回路で読取った識別コードが前記メモリ
に登録済みか否かを判定し登録済の時に点火許可信号を
出力するID判定部と、 前記点火許可信号を前記メインスイッチがオフされるま
での間保持するホールド回路と、 このホールド回路が保持する点火許可信号に基づいてエ
ンジン制御を行うエンジン制御部と、を備えることを特
徴とする車両の盗難防止装置。
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