JP2001071664A - 冊子状媒体の頁めくり装置および冊子状媒体の頁めくり方法 - Google Patents
冊子状媒体の頁めくり装置および冊子状媒体の頁めくり方法Info
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Abstract
頁めくり方法に関し、めくり操作の動作信頼性を高める
ことを目的とする。 【解決手段】開頁状態の冊子状媒体1のめくり対象頁1
aの表面に圧接する頁めくりローラ2と、冊子状媒体1
を搬送する搬送ローラ対3とを有し、前記頁めくりロー
ラ2は送り方向線4が冊子状媒体1の対角線方向を向く
ように配置される。
Description
り装置および冊子状媒体の頁めくり方法に関するもので
ある。
り装置の従来例を示す。この従来例において、頁めくり
装置は冊子状媒体1を開頁状態で拘束する複数の搬送ロ
ーラ対3、3・・を有する。搬送ローラ対3には、通帳
のめくり対象頁1a部分に対応する2組の頁めくりロー
ラ対6、6が含まれ、頁めくりローラ対6はめくり対象
頁1a部分の表紙1a’を拘束する下部固定ローラ6a
と、めくり対象頁1aの表面を拘束する頁めくりローラ
2からなる。
より所定位置に搬送されると、プレッシャ7により冊子
状媒体1が上方に向けて湾曲されるとともに、下部固定
ローラ6aが鎖線位置から実線位置まで下方に退避し、
この後、頁めくりローラ2が図4において矢印A方向に
駆動される。頁めくりローラ2の駆動により、めくり対
象頁1aの隅は綴り部1bに対して直角方向にずれ、や
がて図4(a)において鎖線で示すように、紙葉の開放
端が頁めくりローラ2上に跳ね上がる。この後、通帳を
図4(b)において矢印B方向に搬送すると、頁めくり
ローラ2上に跳ね上げられためくり対象頁1aは頁めく
りローラ2に押されて反対頁上に積層され、頁めくり動
作が完了する。
例において、めくり対象頁1aの跳ね上げ動作は、頁め
くりローラ2とめくり対象頁1aの表面との摩擦力を利
用するものであり、摩擦力が小さければめくり対象頁1
aをその剛性に対向して湾曲させることができない。し
たがって、跳ね上げ動作中はめくり対象頁1aに大きな
摩擦力を負荷する必要があり、このため、頁めくりロー
ラ2のめくり対象頁1aへの押圧力を大きくすることが
必要になる。
すると、めくり対象頁1aの裏面とめくり対象頁1aの
次ページ表面との摩擦力も大きくなり、跳ね上げ操作時
に次ページも一緒にめくられてしまうという問題があ
る。
ためには、頁めくりローラ2とめくり対象頁1aの押圧
力を適正な値に維持することにより解決されているが、
冊子状媒体1は剛性、あるいは表面状態が区々であるた
めに、めくり不良を完全に防止することができない。
たものであって、めくり操作の動作信頼性を高めること
のできる冊子状媒体の頁めくり装置を提供することを目
的とする。
は、開頁状態の冊子状媒体1のめくり対象頁1aの表面
に圧接する頁めくりローラ2と、冊子状媒体1を搬送す
る搬送ローラ対3とを有し、前記頁めくりローラ2は送
り方向線4が冊子状媒体1の対角線方向を向くように配
置される冊子状媒体の頁めくり装置を提供することによ
り達成される。
れてきた冊子状媒体1の頁めくり動作は跳ね上げ工程に
よって頁めくりローラ2上にめくり対象頁1aを跳ね上
げた後、搬送工程により冊子状媒体1を反対頁側に搬送
することにより行われる。跳ね上げ工程においてまず、
頁めくりローラ2がめくり対象頁1aの表面であって、
開放端隅部2カ所に圧接しており、この後、該開放端隅
部が綴り部1bに対して反対頁側にずれるように頁めく
りローラ2が駆動される。各頁めくりローラ2は送り方
向線4、すなわち、頁めくりローラ2によるめくり対象
頁1aに与えられるずれ方向の負荷方向線が冊子状媒体
1の対角線方向を向くように配置される。この結果、め
くり対象頁1aは両開放端隅部が搬送方向に対して斜め
方向にずれながら幅方向中心が浮き上がり、次ページに
対して剥離する。
交する1本の線分となるように変形させる場合に比し
て、屈曲頂部がV字状に交差する2本の線分からなる本
発明においては、紙葉に発生する変形抵抗が大きくなる
ために、次ページがめくり対象頁1aとともにめくられ
ることがなくなる。
aへの押圧力をP、頁めくりローラ2とめくり対象頁1
aとの摩擦係数をμ、紙葉間の摩擦係数をμ’、紙葉の
変形抵抗をFとすると、めくり対象頁1aのみをめくる
ためには、 Pμ-F>0・・・・・・(1) かつ、 Pμ’-F<0・・・・・(2) すなわち、 F/μ’<P<F/μ・・・(3) の条件を満たす必要がある。式1はめくり対象頁1aの
めくり条件、式2は次ページがめくられない条件を示
す。
/μ-F/μ’=F(μ-μ’)/μμ’で与えられ、
μ、μ’が一定とすると、Fが大きくなるほど大きくな
る。Pは頁めくりローラ2の押圧力を示すために、この
Pの取り得る値の範囲が大きくなると、めくり対象頁1
aのみをずらせるために許容される押圧力の許容範囲が
大きくなり、この範囲でμ、μ’のばらつきをも考慮し
た適値を選択することができる。
装置は、開頁状態の通帳(冊子状媒体1)の四隅部を拘
束する搬送ローラ対3、3・・と、めくり対象頁1aの
表面に対応して配置される頁めくりローラ2とを有す
る。
ーラ3a、3bから構成され、媒体搬送ガイド8より上
方にある上搬送ローラ3aが軸9a周りに回転駆動さ
れ、下搬送ローラ3bは軸9bに対して空転自在な従動
ローラとして構成される。
1aの表面に対応して配置され、後述する跳ね上げ工程
時でめくり対象頁1aの表面に所定押圧力で圧接する。
図1に示すように、この頁めくりローラ2は通帳1の幅
方向中心線5振り分けで左右対称位置に配置され、頁め
くりローラ2の回転中心線2aは媒体搬送方向線10に
対して鋭角αで交差する。また、頁めくりローラ2の側
方にはガイドプレート11が配置される。
間にはプレッシャ7が配置される。プレッシャ7は所定
タイミングで媒体搬送路裏面側から上方に飛び出すよう
に構成される。図示の例において、プレッシャ7は軸7
a周りに回転駆動可能であり、図2(a)における矢印
C方向に駆動させることにより搬送路上に飛び出させる
ことができる。なお、図2(a)はプレッシャ7が飛び
出した状態を示す。
くり動作は、跳ね上げ工程と、送り工程を含み、まず、
通帳1が搬送ローラ対3により搬送されて、綴り部1b
が媒体搬送ガイド8の終端近傍まで達すると、搬送ロー
ラ対3の駆動を停止して通帳1を当該位置で捕捉し、跳
ね上げ工程が開始される。跳ね上げ工程は、図2に示す
ように、プレッシャ7を駆動して通帳1を上方に湾曲す
ることから開始され、プレッシャ7の駆動により、めく
り対象頁1aの表面は所定押圧力で頁めくりローラ2に
押し付けられ、この後、めくり対象頁1a側の上搬送ロ
ーラ3aを上方に退避させ、さらに頁めくりローラ2を
図1、2における矢印D方向に回転駆動する。
象頁1aには、図1において矢印で示す送り方向線4に
沿う送り力が与えられ、めくり対象頁1aは図1、3に
示すように、屈曲部稜線12が三角形を形成するように
幅方向中心部が上方に屈曲しながら次ページとの剥離が
行われる。次ページとの剥離後にさらに頁めくりローラ
2を駆動すると、やがてめくり対象頁1aは図2におい
て鎖線で示すように、ガイドプレート11の頂部に乗り
上げ、跳ね上げ工程が完了する。
ッシャ7と上搬送ローラ3aを原位置に復帰させること
から開始され、この後、搬送ローラ対3を駆動して通帳
1を図2における矢印E方向、すなわち、めくり対象頁
1aと反対方の頁が搬送先頭となる方向で、綴り部1b
に直角方向に通帳1を移動させる。通帳1の移動により
ガイドプレート11上に跳ね上げられためくり対象頁1
aはガイドプレート11に押されて反対頁側に倒伏し、
頁めくり動作が完了する。
3は4組配置されているが、めくり対象頁1aと反対頁
に配置される2組の搬送ローラ対3により通帳1の搬送
が可能な場合には、めくり対象頁1a側の上搬送ローラ
3aを省略することができる。また、上述した実施の形
態においては上搬送ローラ3aを駆動側ローラとして構
成してあるが、下搬送ローラ3bを駆動側ローラとして
構成し、跳ね上げ工程において従動側を退避させるよう
に構成することもできる。
によれば、多数枚めくりを完全に防止できるために、動
作信頼性を向上させることができる。
平面図である。
図、(b)はガイドプレートの図1の2B方向矢視図で
ある。
である。
(a)の4B方向矢視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】開頁状態の冊子状媒体のめくり対象頁の表
面に圧接する頁めくりローラと、 冊子状媒体を搬送する搬送ローラ対とを有し、 前記頁めくりローラは送り方向線が冊子状媒体の対角線
方向を向くように配置される冊子状媒体の頁めくり装
置。 - 【請求項2】前記頁めくりローラが冊子状媒体の幅方向
中心線振り分けで左右対称に配置される請求項1記載の
冊子状媒体の頁めくり装置。 - 【請求項3】搬送路上に保持された冊子状媒体のめくり
対象頁を頁めくりローラにより綴り部と反対側にずらせ
て頁めくりローラ上に跳ね上げる跳ね上げ工程と、 冊子状媒体を反対頁側に搬送してめくり対象頁を反対頁
上に重ねる移動工程とを有し、 前記跳ね上げ工程は、めくり対象頁の開放端両隅を各々
冊子状媒体の対角線方向にずらせて行われる冊子状媒体
の頁めくり方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25124199A JP3810595B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 冊子状媒体の頁めくり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP25124199A JP3810595B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 冊子状媒体の頁めくり装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001071664A true JP2001071664A (ja) | 2001-03-21 |
JP3810595B2 JP3810595B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=17219838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25124199A Expired - Fee Related JP3810595B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 冊子状媒体の頁めくり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3810595B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009000950A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Toshiba Tec Corp | 頁捲り装置 |
US20100328695A1 (en) * | 2009-06-24 | 2010-12-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Booklet page turning apparatus, booklet page turning method, and id printing apparatus |
JP2012240353A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 通帳頁替え機構 |
JPWO2016136059A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2017-10-26 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 冊子ページめくり装置および冊子ページめくり方法 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25124199A patent/JP3810595B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009000950A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Toshiba Tec Corp | 頁捲り装置 |
US20100328695A1 (en) * | 2009-06-24 | 2010-12-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Booklet page turning apparatus, booklet page turning method, and id printing apparatus |
US8696224B2 (en) * | 2009-06-24 | 2014-04-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Booklet page turning apparatus, booklet page turning method, and ID printing apparatus |
JP2012240353A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 通帳頁替え機構 |
JPWO2016136059A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2017-10-26 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 冊子ページめくり装置および冊子ページめくり方法 |
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