JP3373992B2 - 両面給紙装置 - Google Patents

両面給紙装置

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JP3373992B2 JP33201995A JP33201995A JP3373992B2 JP 3373992 B2 JP3373992 B2 JP 3373992B2 JP 33201995 A JP33201995 A JP 33201995A JP 33201995 A JP33201995 A JP 33201995A JP 3373992 B2 JP3373992 B2 JP 3373992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に用
いられる両面給紙装置に係り、特に、通常の給紙トレイ
と両面ユニットを積層した状態で一体的に設け、両者に
共通の用紙繰り出し手段を有する小型の両面給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】用紙の両面に画像を形成する両面給紙機
能を有する画像形成装置においては、例えば、本体底部
に通常の給紙トレイを装着し、片面に画像を形成済みの
用紙を一旦受け入れ、もう一方の面に画像を形成すべく
再度作像部に向けて用紙を送り出す再給紙装置(両面ユ
ニット)をこの給紙トレイの上部空間に独立して設ける
のが一般的である。しかし、このような構成にすると、
特に高さ方向にスペースを必要とすることになり、最近
の小型化、低コスト化というニーズに適合しないものと
なってしまう。そこで、前述したように、通常の給紙ト
レイと両面ユニットを積層した状態で一体的に設け、両
者に共通の用紙繰り出し手段を有する小型の両面給紙装
置が本出願人より数多く提案されている。しかしなが
ら、上記の両面給紙装置においても、繰り出し手段にピ
ックアップ機能や退避機構等を持たせ、分離手段も含め
ると、より高価なものになってしまうという欠点があ
る。また、片面に画像形成済みの用紙束を再給紙位置ま
で移送する際には、カールした用紙に対する信頼性に問
題があった(移送時に用紙先端等を確実に押さえる部材
がないため)。
【0003】ここで、以下、先に提案した両面給紙装置
について図21〜図26を参照して説明する。図21は
従来例の画像形成装置の本体から給紙トレイを引き出し
た状態の斜視図、図22は両面給紙装置の構成図、図2
3は給紙トレイ側からの給紙状態を示す構成図、図24
は両面ユニットからの再給紙動作を説明するための構成
図、図25は中間トレイ内に収納した用紙束を再給紙位
置に移送する第1段階の動作を説明するための構成図、
図26は同、第2段階の動作を説明するための構成図で
ある。
【0004】図21に示すように、本体1の下方に開口
部1aが設けられ、給紙トレイ100及び両面ユニット
200がそれぞれ用紙搬送方向に直交する方向に、独立
して引き出し自在な2段構成となっている。なお、給紙
トレイ100と両面ユニット200に共通の繰り出し手
段2が模式的に示されている。
【0005】次いで、全体及び各ユニットの構成につい
て説明する。全体の構成として、図22及び図23に示
すように、下段に給紙トレイ100、上段に両面ユニッ
ト200、給紙トレイ100の前側上方及び両面ユニッ
ト200の前側方に繰り出し手段2(半月コロ等の給紙
コロ)を設けており、給紙トレイ100からの給紙と、
両面ユニット200からの再給紙を行う際に、繰り出し
手段2を兼用できるよう配置されている。2aは繰り出
し手段2の給紙コロを固定した軸である。
【0006】次に、各ユニットの構成について説明す
る。まず、両面ユニット200は、図22に示すよう
に、トレイガイド201,202により、また給紙トレ
イ100はトレイガイド101,102により支持さ
れ、引き出し(図22の紙面に直交する方向)自在とな
っている。両面ユニット200は、所定の枚数の用紙を
収納するための中間トレイ200aと、A方向から進入
してくる片面画像形成済みの用紙212aを中間トレイ
200aに1回反転させて収納するための、水平搬送路
204及び搬送ローラ対203と、水平搬送路204の
前方(図22の右方)端部にあって、用紙を1回反転さ
せるための反転ローラ206及び加圧ローラ207と、
反転ローラ206の下端にあって、中間トレイ200a
内にB方向より用紙を反転進入させ、かつ用紙の後端を
確実に送り込むための補助加圧ローラ208とを備えて
いる。
【0007】また、整合機構としては、収納された用紙
束212の後端(図22の右方)を整合し、かつ用紙を
再給紙方向前方に送り出すための可動式エンドフェンス
213と、用紙の両側端を整合するための可動式サイド
フェンス205を備えている(駆動はモータ216等に
よる)。また、中間トレイ200aの前方(図22の右
方)にあって、一旦収納された用紙束212の先端(図
22の右方)を支持し、かつ再給紙位置へ導くための再
給紙方向に前後進可能な両面可動底板211を設けてあ
る(駆動はモータ等による)。この両面可動底板211
には、移送時には用紙先端の両側を押さえ、かつ両面再
給紙時には用紙を1枚ずつ捌くためのコーナー(分離)
爪210,210を備えており、コーナー爪210は、
両面可動底板211の下側を通して設け、可動式サイド
フェンス205に対して、再給紙方向(図22の左右方
向)前後にスライド可能に支持された爪アーム214に
より回動自在に支持されている。
【0008】また、両面可動底板211の上方には、用
紙の両側縁を上方からガイドし、かつコーナー爪210
に移送されてくる用紙束212の先端を潜り込ませるた
めのガイド部材209を備えている(本例ではサイドフ
ェンスに設けている)。また、両面可動底板211は、
中間トレイ200aの下側部に、再給紙方向前後にスラ
イド可能に設けられた底板アーム215により回動自在
に支持されている。
【0009】一方、給紙トレイ100は、既に載置され
ている用紙束109を積載支持するための第1の可動底
板105と、その下方には第2の可動底板106を設け
てあり、両可動底板105,106の間には加圧力を付
勢するための加圧スプリング108を挟持してある。ま
た第2の可動底板106の下方には、上昇モータ111
に連結された上昇アーム107を備え、第2の可動底板
106を上昇及び下降させることにより、用紙束109
の上面位置を給紙可能位置と退避位置に切り換える(上
昇検知手段3を繰り出し手段2の直下に設けている)。
また給紙トレイ100内の前方には、用紙束109を1
枚ずつ捌くためのコーナー爪110を備えている。また
用紙束109はサイドフェンス104とエンドフェンス
103によって位置決めされている。106aは第2の
可動底板106に設けた係止部材である。
【0010】図24において、217は両面可動底板2
11の回動中心である軸、218はコーナー爪110の
回動中心である軸である。
【0011】次に、前記両面給紙装置の動作を説明す
る。まず、図23に示すように、給紙トレイ100から
用紙を給紙する際は、上昇モータ111に連結された上
昇アーム107よって、第2の可動底板106を押し上
げる。そして、加圧スプリング108により支持された
第1の可動底板105と第1の可動底板105に予め載
置された用紙束109は、図23に示すように、第2の
可動底板106の上昇に伴って給紙可能位置まで上昇
し、繰り出し手段2とコーナー爪110によって最上位
紙がC方向に分離搬送される。また、可動底板上昇量の
検知は、繰り出し手段2の直下に設けた上昇検知手段3
によって行う。また、コーナー爪110の上方向の規制
は、第2の可動底板106に設けた係止部材106aに
より行う(コーナー爪先端部110aと係止部材106
aによって、加圧スプリング108の加圧力を受け
る)。
【0012】ここで、給紙トレイ100からの給紙時、
図23に示すように、両面ユニット200に設けられた
両面可動底板211は、その下面に設けた突状底部21
1aと用紙束109の最上位面がa点で当接することに
よって押し上げられ、上方に退避させられている。この
際、コーナー爪210は、先端部210aが両面可動底
板211に掛かるため(自重)、連動して上方に退避し
ている。これにより、両面ユニット200のスペース効
率を向上させることが可能となる。
【0013】また本提案した両面給紙装置では、特別な
退避機構を持たせずに退避可能な構成となっている。し
たがって、両面可動底板211の下面に突状底部211
aを設けない場合でも、ソレノイド及びレバー等による
退避機構を個別に設けることにより上記効果は得られ
る。
【0014】ここで、再び図22に戻り、両面ユニット
200へのスタック動作を説明する。片面画像形成済み
の用紙212aは、A方向から両面ユニット200内へ
進入し、搬送ローラ対203により搬送力を与えられ、
水平搬送路204を通過し、反転ローラ206と加圧ロ
ーラ207により1回反転させられ、下方に位置する加
圧ローラ207によりB方向から中間トレイ200a内
に進入する。このとき、可動式エンドフェンス213
は、予め用紙の後端を整合可能な位置に待機しているこ
とが望ましい。また収納された用紙束212(斜線)の
両端縁の整合は、可動式のサイドフェンス205,20
5により行う。上記動作を所定回数(所定枚数)繰り返
し行い、収納動作を完了する。
【0015】次に、中間トレイ200a内に収納した用
紙束212を再給紙位置に移送する第1段階の動作(エ
ンドフェンス213のみ移動)、第2段階の動作(エン
ドフェンス213と両面可動底板211の移動)につい
て更に詳細に説明する。なお、図23に示す給紙トレイ
100側の給紙状態から、両面ユニット200側の再給
紙状態に移行するに先立って、給紙トレイ100の第
1、第2の可動底板105,106の退避(可動)が行
われる。まず、図22に示した収納が完了した状態か
ら、用紙束212を可動式エンドフェンス213により
再給紙方向(図22の右方向)に押し出す。そして図2
5に示すように、用紙束212の先端をコーナー爪先端
部210aが掛かる位置まで移動させる(この時点で
は、両面可動底板211は静止状態である)。ここで、
上方にガイド部材209を設けることによって、用紙束
212先端の浮きを押さえ、コーナー爪先端部210a
下に確実に潜り込ませることが可能である。なお、ガイ
ド部材209は、コーナー爪210と若干重なるよう設
けることが望ましい。次に、第2段階として、エンドフ
ェンス213と可動底板211を同速度で再給紙方向
(図25のD方向)へ移動させる。そして、繰り出し手
段2と給紙トレイ100側の用紙束109の間へ、可動
底板211が収まった時点で、用紙束212の移送が完
了する(図26参照)。このとき、ガイド部材209の
先端は、コーナー爪先端部210aと用紙束212の先
端から離れるが、引き続き用紙束212の両側端部上面
(b点)をガイドし、用紙の浮き(波打ち等)を押さえ
ることが可能となる。
【0016】次いで、両面ユニット200からの再給紙
動作について説明する。用紙束212の移送が図26の
ごとく完了した状態から、給紙トレイ100からの給紙
時と同様に、第2の可動底板106を上昇させ、それに
伴い第1の可動底板105に載置された用紙束109が
上昇する。そして、図24に示すように、用紙束109
の最上位紙面が両面可動底板211の突状底部211a
とc点で当接し、両面可動底板211は再給紙可能な高
さまで上昇する。このとき、最上位紙面を検知する上昇
検知手段3により上昇量を制御する。これにより、両面
ユニット200からの再給紙時と給紙トレイ100から
の給紙時において、繰り出し手段2を兼用し、さらには
加圧スプリング108をも兼用することが可能となる。
なお、両面ユニット200の両面可動底板211に対す
る給紙圧付勢手段を個別に設けてもよい。このとき、給
紙トレイ100側の第1,第2の可動底板105,10
6は下方に退避させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記両面給
紙装置では、両面ユニット200の中間トレイ200a
に用紙212を搬入させる際、反転部で用紙212を反
転させ、ガイド部材で用紙212の両端をガイドして中
間トレイ200aにスタックしている。従来は用紙の各
サイズごとにガイド部材を設けていたので、部品点数が
多くなっていた。また、反転部では、図27に示すよう
に、反転ローラ70に対して加圧コロ71を板バネ72
で加圧して圧接させていた。ところで、用紙212を反
転部で図29のように曲げてターンさせる場合、用紙に
は戻ろうとする方向に反力が発生する。用紙212が厚
くなればその反力も増大する。それに加えて、従来例で
は、図28に示すように、ターン時に用紙212先端の
反転ガイド板73との摩擦抵抗により撓みTが発生す
る。そして用紙212の腰により加圧コロ71を押し戻
そうとする力Fが板バネ72による加圧力と逆方向に作
用する。したがって、加圧コロ71の圧接力が十分でな
くなって搬送力のロスが生じる。これを防ぐためには加
圧力を大きくする必要があり、厚紙の場合には過大な加
圧力を必要とする。なお、74は補助コロである。
【0018】本発明の第1の課題は、反転案内部材をサ
イドフェンスに追従させたので、用紙の各サイズにサイ
ドフェンスを合わせると自動的に反転案内部材もそのサ
イズの用紙の両端に位置されることになり、部品点数を
削減して同じ反転案内部材で用紙サイズが変わっても、
かつ中間トレイに搬入するような記録済み用紙にカール
がかかっていても用紙の両端を確実にガイドでき、中間
トレイへの用紙スタック性を向上させることができる
面給紙装置を提供することにある。
【0019】
【0020】
【0021】本発明の第の課題は、サイドフェンスの
移動に反転案内部材を追従させた場合であっても、反転
案内部材のスライド動作及び回転動作を無理なくスムー
ズに行うことができる両面給紙装置を提供することにあ
る。
【0022】本発明の第の課題は、中間トレイ内に用
紙が排出されたときに、カールしやすい用紙の両端を押
え、中間トレイへの用紙スタック性を向上させることが
できる両面給紙装置を提供することにある。
【0023】本発明の第の課題は、用紙押え部材が反
転部にあっても反転部での用紙の搬送に支障がなく、か
つコンパクトであり、また用紙押え部材が反転案内部材
に対応した位置にあって、確実に用紙の両端に位置され
て用紙の両端を押えられ、また、スタック枚数に合わせ
て用紙押え部材は回動して用紙の両端を押えられる両面
給紙装置を提供することにある。
【0024】本発明の第の課題は、カール紙のスタッ
ク枚数が多くなってきた場合にストッパで用紙押え部材
の上昇を規制して空間を規制して、再給紙時に中間トレ
イ内の用紙束を給紙位置に移送する際に用紙束の上部が
上方の例えば反転部の反転ガイド板等に接触することな
く、用紙束をスムーズに再給紙位置に移送できる両面給
紙装置を提供することにある。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、用紙
を収納するための給紙トレイと、給紙コロを用紙上に圧
接しながら用紙を送り出すための繰り出し手段と、前記
給紙トレイ前方に配置し、用紙を一枚ずつ分離搬送する
分離手段と、前記給紙トレイの上方でかつ前記繰り出し
手段の後方の空間部に、片面に画像が形成された用紙を
収納するための中間トレイを有する両面ユニットを備
え、画像形成部から搬送された用紙を反転して前記中間
トレイ内に搬送する反転部を備え、画像形成部から搬送
された用紙を前記反転部で反転して前記中間トレイ内に
収納させ、前記中間トレイ内に収納されている用紙束を
前記繰り出し手段により送り出すとともに前記分離手段
により用紙を1枚ずつ分離搬送して前記画像形成部まで
再度給紙するようにした両面給紙装置において、前記中
間トレイにはサイドフェンスを配設し、前記サイドフェ
ンスのスライド方向と同方向に移動可能に軸支された回
転体からなる反転案内部材を設けて前記反転部を構成
し、前記反転案内部材は前記サイドフェンスの移動に追
従してスライド可能として前記反転案内部材により前記
反転部での用紙の両端内側をガイドさせるようにした第
1の手段により達成される。
【0030】
【0031】
【0032】上記第の課題は、第の手段において、
前記反転案内部材には外周部に凹溝を形成し、凹溝に前
記サイドフェンスを係合させて前記サイドフェンスに
従させた第の手段により達成される。
【0033】上記第の課題は、第1の手段において、
前記反転案内部材には、前記サイドフェンスの下面部に
用紙を押さえる用紙押え部材を設けた第の手段により
達成される。
【0034】上記第の課題は、第の手段において、
前記反転案内部材には外周部に凹溝を形成し、凹溝に前
記用紙押え部材を回動自在に設けた第の手段により達
成される。
【0035】上記第の課題は、第の手段におい
て、前記サイドフェンスに前記用紙押え部材の上昇を規
制するストッパを設けた第の手段により達成される。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る両面給紙装置
の実施の形態を示す要部斜視図、図2は両面給紙装置の
サイドフェンスの動作状態を示す平面図、図3は用紙押
え部材部分の説明図、図4は反転部の用紙後端との関係
を示す説明図、図5は反転部の用紙後端との関係を示す
説明図、図6は反転部の用紙後端との関係を示す説明
図、図7は用紙とエンドフェンスと反転部との関係を示
す説明図、図8は図7の関係による用紙後端と反転部と
の状態を示す説明図、図9は用紙後端と補助ローラと反
転ガイド板との関係を示す説明図、図10は(a),(b)は
反転ローラに圧接していない状態の反転ベルト部分の斜
視図及び側面図、図11はエンドフェンスの動作を示す
説明図、図12は図11の動作の制御ブロック図、図1
3は図11の動作の制御フローチャート、図14は本発
明に係る両面給紙装置の実施の形態の案内コロの別の例
を示す斜視図、図15は反転ローラの軸の加圧機構を示
す説明図、図16は加圧機構の別の例を示す説明図であ
る。なお、前記従来例と同一部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0042】中間トレイ200aには、図1に示すよう
に、サイドフェンス300,300が用紙の幅方向にス
ライド自在に設けられている。このサイドフェンス30
0は、用紙212の側端下面に位置する下面部300a
と、用紙212の側端上方に位置する上面部300b
と、下面部300aと上面部300bとを連結し用紙2
12の側端に突き当てられてジョガー作用をする側面部
300cと、上面部300bが切りか欠かれて反転ガイ
ドコロ310が配置されている開口部300eと、反転
ガイドコロ310がサイドフェンス300に追従するよ
うに係合されている係合部300fとから構成されてい
る。
【0043】370は反転ガイドコロ310に所定の距
離を隔てて中間トレイ200aに配設された反転ガイド
板である。
【0044】反転ガイドコロ310,310は、図1に
示すように、円柱形状でその軸心に軸311が貫通され
ているとともに、反転ガイドコロ310は軸311の軸
心方向にスライド自在でかつ回転自在に支持されてい
る。なお、この反転ガイドコロ310は、図14に示す
ように、サイドフェンス300に直接回転自在に軸支さ
せた構成としてもよいし、あるいは回転しない構成とし
てもよい。
【0045】このように、用紙を収納するための給紙ト
レイ100と、給紙コロを用紙上に圧接しながら用紙を
送り出すための繰り出し手段と、給紙トレイ100前方
に配置し、用紙を一枚ずつ分離搬送するコーナー爪21
0(分離手段に相当する)と、給紙トレイ100の上方
でかつ繰り出し手段の後方の空間部に、片面に画像が形
成された用紙を収納するための中間トレイ200aを有
する両面ユニット200を備え、画像形成部から搬送さ
れた用紙を反転部で反転して中間トレイ200a内に収
納させ、この収納されている用紙束を繰り出し手段によ
り画像形成部まで再度給紙するようにした両面給紙装置
において、中間トレイ200aにはサイドフェンス30
0を配設し、サイドフェンス300には用紙212の両
端をガイドする反転案内部材(反転ガイドコロ310)
を設け、反転案内部材(反転ガイドコロ310)により
反転部での用紙212の内側をガイドさせるようにした
ため、腰の弱い用紙の両端を強制的に導けるので、中間
トレイ200aに搬入するような記録済み用紙212に
カールがかかっていても、用紙反転部で用紙212の両
端を確実にガイドできて、中間トレイ200aへの用紙
スタック性を向上させることができ、特に、反転部が小
径のターンの場合に有効である。また、前記反転案内部
材(反転ガイドコロ310)を回転体とすると、用紙2
12のターン時に用紙212の搬送に伴って反転ガイド
コロ310も従動回転するので、用紙212と反転ガイ
ドコロ310との接触抵抗が軽減できて、紙詰まりが生
じることなく、搬送駆動力が小さくて済むものである。
【0046】また、前記反転ガイドコロ310はサイド
フェンス300の移動に追従してスライド可能としたた
め、用紙212の各サイズにサイドフェンス300を合
わせると自動的に反転ガイドコロ310もそのサイズの
用紙212の両端に位置されることになり、部品点数を
削減して同じ反転ガイドコロ310で用紙サイズが変わ
っても用紙212の両端を確実にガイドでき、中間トレ
イ200aへの用紙スタック性を向上させることができ
る。また、前記反転ガイドコロ310には外周部に係合
凹溝310aを形成し、係合凹溝310aにサイドフェ
ンス300を係合させて追従させたため、サイドフェン
ス300の移動に反転ガイドコロ310を追従させた場
合であっても、反転ガイドコロ310のスライド動作及
び回転動作を無理なくスムーズに行うことができる。
【0047】また、各反転ガイドコロ310には、図2
に示すように、その外周の外寄りに環状の係合凹溝31
0aが形成され、係合凹溝310aにサイドフェンス3
00の係合部300fが係合されている。したがって、
サイドフェンス300のスライドに伴って、係合部30
0f及び係合凹溝310aを介して反転ガイドコロ31
0も軸311に沿ってスライドさせられる。図2には、
大サイズ紙幅に移動した位置を実線で、小サイズ紙幅に
移動した位置を破線で示してある。また、各反転ガイド
コロ310には、その外周の内側に環状の凹溝310b
が形成され、図1〜図3に示すように、凹溝310bに
用紙押え部材320が回動自在に取付けられている。す
なわち、用紙押え部材320の一端側には凹溝310b
の底部周面に合わせたリング部320aが形成されて、
リング部320aを凹溝310bに嵌め込んで回動自在
とされている。また、用紙押え部材320の他端側は反
転ガイドコロ310の凹溝310bから突出して用紙2
12の搬入方向に延設されて用紙押え部320bとされ
ている。この用紙押え部320bの形状は図1あるいは
図3など適宜最適な形状とすればよいが、要するに用紙
押え部材320のリング部320aから反転部の搬入方
向に沿うように用紙押え部320bを折り曲げ形成し、
更に紙押え部320bの先端を上方に折り曲げて用紙束
の再給紙等の移送の際にひっかからないようにしてあれ
ばよい。この用紙押え部材320の用紙押え部320b
は、サイドフェンス300の下面部300aの上方に位
置しており、中間トレイ200a内に反転進入させた用
紙212の終端にカールがあっても、この用紙押え部材
320によりこの用紙212の終端を押さえる。
【0048】このように反転ガイドコロ310に用紙押
え部材320を設けたため、中間トレイ200a内に用
紙212が排出されたときに、カールしやすい用紙21
2の両端を押え、中間トレイ200aへの用紙スタック
性を向上させることができる。また、反転ガイドコロ3
10には外周部に凹溝310bを形成し、凹溝310b
に用紙押え部材320を回動自在に設けたため、反転部
での用紙212の搬送に支障がなく、かつコンパクトで
あり、また反転ガイドコロ310に対応した位置にある
ので、確実に用紙212の両端に位置されて用紙212
の両端を押えられ、また、スタック枚数に合わせて用紙
押え部材320は回動して用紙212の両端を押えられ
る。
【0049】また、用紙押え部材320の用紙押え部3
20bの先端は、図3に破線で示すように、サイドフェ
ンス300の上面部300b下面(ストッパ)に突き当
たってその上昇が規制されている。この規制高さは、反
転ガイド板の下端より低い位置(δ1>0)が最良であ
る。図3に示すように尚、ストッパは別部材で形成して
もよい。このようにサイドフェンス300に用紙押え部
材320の上昇を規制するストッパを設けたため、カー
ル紙のスタック枚数が多くなってきた場合にストッパで
用紙押え部材320の上昇を規制して空間を規制してい
るので、再給紙時に中間トレイ200a内の用紙束21
2を給紙位置に移送する際に用紙束212の上部が上方
の例えば反転部の反転ガイド板等に接触することなく、
用紙束をスムーズに再給紙位置に移送できる。
【0050】軸311の中央部には、反転ローラ33
0,330が回動自在に支持されている。反転ローラ3
30の近傍の上方には駆動ローラ340が駆動軸341
に取付けられて配設されている。また、反転ローラ33
0の近傍の下方には補助ローラ342が回動自在に支持
されている。駆動ローラ340と補助ローラ342には
反転ベルト350が掛け回されるとともに、反転ベルト
350の外面が反転ローラ330の外周面の一部に圧接
されている。つまり、反転部は、駆動側として駆動ロー
ラ340と反転ベルト350と補助ローラ342を備
え、従動側として反転軸311に反転ローラ330を別
体で回転自在に備えて構成されており、このように構成
したため、反転部で反転ローラ330に沿って曲げられ
た用紙212の反力が、反転部の出入り部で常に用紙2
12を反転ベルト350に押し付けるように作用し、ま
た反転部の中央部分では用紙212は反転ローラ330
に押し付けられているので、それらの力によって用紙2
12は反転ベルト350や反転ローラ330に圧接され
ながら反転ベルト350や反転ローラ330の回転とと
もに確実に搬送されることになり、用紙212にカール
がかかっているものや厚紙であっても搬送力のロスがな
く、かつ少ない加圧力で搬送できる。
【0051】なお、軸311は、図1及び図15に示す
ように、板バネ360により加圧力を付与されて軸31
1の反転ローラ330を反転ベルト350に圧接されて
いる。あるいは、この板バネ360を、図16に示すよ
うに、搬送ガイド板361に取付けることにより、搬送
ガイド板361を開放したとき(破線で示す位置)、板
バネ360も軸311から離れて加圧力が解除されるよ
うにしてもよい。このようにすると、ジャム時にジャム
紙を除去するのが容易になってジャム除去性が向上す
る。
【0052】前記反転ベルト350は、ゴム等の高摩擦
部材等からになり、さらに外周にわたって横方向の多数
の突条351,351…が形成されている。この反転ベ
ルト350により、中間トレイ200a内に反転進入さ
せた用紙212の終端がカールして反転ローラ330付
近にあっても、用紙212の終端が反転ベルト350の
突条351に引掛かって用紙212の終端を補助ローラ
342の下方右側へ移動させることができる。
【0053】また、反転ローラ330を樹脂等の用紙に
対して低摩擦係数材で構成すれば、反転ローラ330の
摩擦が少ないので、図6に示すように、スタックされた
用紙212のカール端が反転ローラ330に接触してい
ても、滑って巻き込まれず、また用紙押えも必要なく、
部品点数を削減できる。したがって、反転部の反転ロー
ラ330を用紙に近付けた位置に配置することが可能と
なり、つまりスタック空間(高さ)の減少させて両面ユ
ニット200の薄型化・小型化を図ることができる。
【0054】中間トレイ200aには、図7に示すよう
に、可動式エンドフェンス213が設けられ、可動式エ
ンドフェンス213と反転部の補助ローラ342との距
離L1を、用紙212の長さL2より小さく設定してあ
る。これにより、中間トレイ200aに搬入された用紙
212は、図8に示すようにその先端がエンドフェンス
213に押えられ、後端E1が反転ベルト350ととも
にE2→E3へと補助ローラ342を周り込むので、用紙
束212の移送時に用紙束212の後端が補助ローラ3
42に接触することがなく確実に再給紙位置へ移送でき
る。更に反転ベルト350の外周面に図10(a),(b)に
示すように用紙端を引っ掻ける突起部(351)を突設
すると、更に前記作用効果が高まる。
【0055】なお、図9に示すように、反転ガイド板3
70の先端(下端)と用紙212の後端(先端)との距
離δ2がδ2>0となるようにL1の距離を決めるのが最
良である。つまり、このように補助ローラ342の位置
と反転ガイド板370先端の位置を設定すると、反転ガ
イド板370への用紙212の残りや再給紙移送時のカ
ールのある用紙212の当たりをなくすことができる。
【0056】次に、中間トレイ200aに用紙21を搬
入した時の可動式エンドフェンス213の制御動作につ
いて図11ないし図13を参照して説明する。図12に
て、216はエンドフェンス駆動モータ、161はエン
ドフェンス駆動モータ216を駆動するドライバー、1
62はドライバー161を制御するマイクロコンピュー
タである。このマイクロコンピュータ(制御部)163
には、反転部入口付近に配設された用紙検知センサ21
9と、可動式エンドフェンス213のホームポジション
を検知するホームセンサ220が接続されている。
【0057】次に、可動式エンドフェンス213の制御
動作を図13のフローチャートにて説明する。ここでは
エンドフェンス213の動作を中心に説明する。まず、
可動式エンドフェンス213のホーム動作を行う(S
1)。このホーム動作では可動式エンドフェンス213
をエンドフェンス駆動モータ216で駆動して退避(図
の左方)位置にあるのをホームセンサ220で検知した
後、停止する。そして、用紙サイズの設定釦等からマイ
クロコンピュータ163に入力されている情報に基づい
て可動式エンドフェンス213をエンドフェンス駆動モ
ータ216で駆動して移動させる(S2)。この時の可
動式エンドフェンス213の状態は図11の実線の位置
である。次いで、画像形成部から搬送されてきた用紙2
12は、搬送路の搬送ローラで反転部に送られ、反転部
の反転ローラ,反転ベルト等によりターンさせられて中
間トレイ200aに搬入させられる。この際、用紙21
2の後端を用紙検知センサ219で検知すると(S3で
YES)、1枚の用紙212が確実に中間トレイ200
aに排出されるまで待って(S4)、用紙212の先端
を可動式エンドフェンス213に突き当たらせる。そし
て、可動式エンドフェンス213を距離aだけ前進(再
給紙位置方向)させて(S5)、用紙212も距離aだ
け前進(再給紙位置方向)させる。この状態では、用紙
212の右端は完全に補助ローラ342下方の右側にあ
る。その後、可動式エンドフェンス213を距離aだけ
後退(再給紙位置と逆方向)させる(S6)。可動式エ
ンドフェンス213は左方に移動するが用紙212は前
進した位置に留まっている。コピーが継続されていれば
(S7でNO)、S3からS7を繰り返し、つまり、コ
ピーされた用紙212が1枚中間トレイ200aに搬入
されてくる度に上述した動作を繰り返す。
【0058】ところで、前記図7ないし図9のようにし
ても、中間トレイ200aに収納するスタック枚数が増
加すると、図4に示すように、用紙212のカールが大
の時は用紙212の後端のカールが補助ローラ342に
接触してしまい、カール部分以外はスペースがあるにも
拘らず、進入してきた用紙212の後端が補助ローラ3
42に対してまわり込めなくなってスタックしずらくな
る。しかし、上述のように制御することにより、用紙2
12を予め1枚ずつ前方に移動し、常に補助ローラ34
2下方の空間を空けておくけるので、図5に示すよう
に、用紙212の後端のカール部分は補助ローラ342
に到達した高さにあっても用紙212の後端を補助ロー
ラ342に対してまわり込ませられる。
【0059】このように用紙212が反転し、中間トレ
イ200aに搬入された後、1枚ずつ所定の距離だけ再
給紙方向に押し出すマイクロコンピュータ163を備え
たため、1枚ごとに用紙212を再給紙位置方向に押し
出して、用紙212のカール部分を反転部の用紙排出部
付近から外してあり、用紙束212の再給紙位置への移
送時にカール部が反転部に突き当たることがなく、また
反転部から用紙212をスタックさせる際にカール部に
用紙先端が当たることもなく、また、用紙212の後端
のカール部分の高さに影響されずに用紙212の後端を
補助ローラ342に対してまわり込ませられ、カール紙
に対する用紙スタック性が格段に向上する。
【0060】ここで、本発明が適用される両面給紙装置
の全体構成について説明する。図17は本発明に係る両
面給紙装置の実施の形態を示す要部縦断面図である。な
お、前記従来例と同一部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0061】これらの図に示すように、中間トレイ20
0aの前方にあって、一旦収納された用紙束212の先
端を支持し、かつ再給紙位置へ導くための再給紙方向に
前後進可能な両面可動底板221が配設されている。こ
の両面可動底板221はその一端を中間トレイ200a
に対して軸217で軸支されている。この両面可動底板
221には、給紙トレイ100に収納された用紙束10
9に接触して加圧力を付与させる加圧部である突状底部
221aが設けられている。この突状底部221aは、
繰り出し手段2の用紙束109に対する加圧力作用線L
上に設けられている(図17に実線で示す位置)。この
場合、突状底部221aの給紙トレイ100の用紙束1
09との接触点はCで、この接触点Cが加圧力作用線L
上にある。
【0062】このように接触点Cが加圧力作用線L上に
あるのが最良であるが、この突状底部221aを加圧力
作用線Lより両面可動底板221の軸217側の近傍に
設けてもよい。この状態を図17に破線で示してあり、
C’が突状底部221aの接触点である。
【0063】なお、前記突条底部221aに代えて加圧
部として図18に示すように従動コロ241を設けても
よい。図18は本発明が適用される両面給紙装置の別の
例を示す要部縦断面図である。
【0064】すなわち、図18に示すように、従動コロ
241は、両面可動底板221の下面に回転自在に軸支
されており、この従動コロ241が前記第1の実施の形
態と同様に給紙トレイ100の用紙109の上面に当接
される。しかし、この第2の実施の形態では、従動コロ
241であるため、従動コロ241は給紙トレイ100
の用紙109上を転動するので、従動コロ241と給紙
トレイ100の用紙109との接触点で摩擦が殆どな
く、したがって、両面可動底板221の回動がスムーズ
になり、加圧力の負荷に対するロスが軽減され、小さい
駆動力で確実に両面可動底板221を上昇でき、かつ下
降もスムーズに行なえる。また、給紙トレイ100から
の給紙時に発生する加圧支点と給紙トレイ上の最上位用
紙面の摩擦が軽減され、給紙動作に支障が生じることが
ない。
【0065】このような構成では、1つの給紙コロ2を
給紙トレイ100及び中間トレイ200aの給紙動作に
兼用して部品点数の削減を図れて薄型化を図れ、かつピ
ックアップ手段及び退避手段等を用いないで、かつシン
プルで安価とすることができる。また、突状底部221
aに加わる第1,第2の可動底板105,106からの
加圧力が、中間トレイ200aの両面可動底板221の
軸217あるいは給紙コロ2に対して増大して加わるこ
とがなく、あるいはその加圧力より小さい力で加わるの
で、両面可動底板221の支持アームの撓みや過度の摩
擦が発生しなくなり、第1,第2の可動底板105,1
06の駆動でスムーズに両面可動底板221を押し上げ
ることができ、確実に再給紙状態とすることができる。
なお、加圧力の低下は不送りの原因となるが、これを防
ぐには給紙コロ2の食い込み量を大きくすればよく、こ
の方が加圧力の制御は容易である。次に、両面給紙装置
の更に別の例について説明する。図19は本発明に係る
両面給紙装置の更に別の実施の形態を示す縦断面図、図
20は図19の変形例を摸式的に示した説明図である。
【0066】この更に別の例が前記別の例と異なる部分
は第1の可動底板の回動支点の設け方である。すなわ
ち、前記各例では、第1の可動底板105の回動支点は
給紙トレイ100に設けられていたが、このような構成
では、第2の可動底板106を上昇させると、第1の可
動底板105の右端部が次第にコーナー爪110から離
れる。したがって、用紙109にコーナー爪110が十
分掛からなくなる虞れがあり、用紙先端のもぐり込みや
分離不良が発生して給紙性能が低下していた。そこで、
図19に示すように、第1の可動底板250の回動支点
251を第2の可動底板252の上面部から立ち上げら
れた支持片253に設け、また、サイドフェンス254
を第2の可動底板252の側部に設けるとともに、コー
ナー爪110の回動支点255をサイドフェンス254
に設けてある。なお、219は可動式エンドフェンス2
13のホーム検知センサ、220は用紙検知センサであ
る。これにより、第2の可動底板252を上昇させて
も、サイドフェンス254の用紙に対する掛かり量及び
コーナー爪110の位置関係が変わらないので、スキュ
ーを防止して給紙性能を向上できる。
【0067】また、図20に示す例では、第1の可動底
板260の支持片261の丸孔262に軸263を挿通
し、この軸263を給紙トレイ100に形成された縦
(垂直)方向の長孔264に挿入してある。この軸26
3に第2の可動底板265の側端から立ち上げられた支
持片266の上端267が突き当たっている。268は
第2の可動底板265の給紙トレイ100に支持された
軸である。このような図20の構成では、第2の可動底
板265を上昇させると、加圧スプリング108を介し
て第1の可動底板260の先端が上昇させられると共
に、第2の可動底板265の支持片266の上端267
により軸263が長孔264に沿って上昇させられて第
1の可動底板260の回動支点(263)側も上昇させ
られる。この際、長孔264が縦方向に形成されて、第
1の可動底板260の回動支点(263)は垂直方向に
のみ移動させられるように規制されているので、用紙枚
数が少なくなっても第1の可動底板260の傾斜角度が
急にならなず、かつコーナー爪110との位置関係も変
わらない。したがって、用紙先端のもぐり込みや分離不
良を防止して給紙性能を向上できる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、反転案内
部材をサイドフェンスに追従させたので、用紙の各サイ
ズにサイドフェンスを合わせると自動的に反転案内部材
もそのサイズの用紙の両端に位置されることになり、部
品点数を削減して同じ反転案内部材で用紙サイズが変わ
っても、かつ中間トレイに搬入するような記録済み用紙
にカールがかかっていても用紙の両端を確実にガイドで
き、中間トレイへの用紙スタック性を向上させることが
できる。
【0069】
【0070】
【0071】請求項記載の発明によれば、サイドフェ
ンスの移動に反転案内部材を追従させた場合であって
も、反転案内部材のスライド動作及び回転動作を無理な
くスムーズに行うことができる。
【0072】請求項記載の発明によれば、中間トレイ
内に用紙が排出されたときに、カールしやすい用紙の両
端を押え、中間トレイへの用紙スタック性を向上させる
ことができる。
【0073】請求項記載の発明によれば、反転部での
用紙の搬送に支障がなく、かつコンパクトであり、また
反転案内部材に対応した位置にあるので、確実に用紙の
両端に位置されて用紙の両端を押えられ、また、スタッ
ク枚数に合わせて用紙押え部材は回動して用紙の両端を
押えられる。
【0074】請求項記載の発明によれば、カール紙の
スタック枚数が多くなってきた場合にストッパで用紙押
え部材の上昇を規制して空間を規制しているので、再給
紙時に中間トレイ内の用紙束を給紙位置に移送する際に
用紙束の上部が上方の例えば反転部の反転ガイド板等に
接触することなく、用紙束をスムーズに再給紙位置に移
送できる。
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面給紙装置の実施の形態を示す
要部斜視図である。
【図2】両面給紙装置のサイドフェンスの動作状態を示
す平面図である。
【図3】用紙押え部材部分の説明図である。
【図4】反転部の用紙後端との関係を示す説明図であ
る。
【図5】反転部の用紙後端との関係を示す説明図であ
る。
【図6】反転部の用紙後端との関係を示す説明図であ
る。
【図7】用紙とエンドフェンスと反転部との関係を示す
説明図である。
【図8】図7の関係による用紙後端と反転部との状態を
示す説明図である。
【図9】用紙後端と補助ローラと反転ガイド板との関係
を示す説明図である。
【図10】(a),(b)は反転ローラに圧接していない状態
の反転ベルト部分の斜視図及び拡大した側面図である。
【図11】エンドフェンスの動作を示す説明図である。
【図12】図11の動作の制御ブロック図である。
【図13】図11の動作の制御フローチャートである。
【図14】本発明に係る両面給紙装置の実施の形態の案
内コロの別の例を示す斜視図である。
【図15】反転ローラの軸の加圧機構を示す説明図であ
る。
【図16】加圧機構の別の例を示す説明図である。
【図17】本発明が適用される両面給紙装置の全体を示
す要部縦断面図である。
【図18】本発明が適用される両面給紙装置の別の例を
示す要部縦断面図である。
【図19】本発明が適用される両面給紙装置の更に別の
例を示す縦断面図である。
【図20】図19の変形例を示す縦断面図である。
【図21】従来例の画像形成装置の本体から給紙トレイ
を引き出した状態の斜視図である。
【図22】両面給紙装置の構成図である。
【図23】給紙トレイ側からの給紙状態を示す構成図で
ある。
【図24】両面ユニットからの再給紙動作を説明するた
めの構成図である。
【図25】中間トレイ内に収納した用紙束を再給紙位置
に移送する第1段階の動作を説明するための構成図であ
る。
【図26】同、第2段階の動作を説明するための構成図
である。
【図27】従来例の両面給紙装置の両面ユニットの反転
部付近を示す説明図である。
【図28】両面ユニットの反転部に用紙の先端が搬送さ
れた状態を示す説明図である。
【図29】反転部での用紙の反力の状態を示す説明図で
ある。
【図30】反転ローラと用紙後端との状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
2 用紙繰り出し手段 100 給紙トレイ 200 両面ユニット 200a 中間トレイ 212 用紙 213 可動式エンドフェンス 300 可動式サイドフェンス 310 反転ガイドコロ 311 軸 320 用紙押え部材 330 反転ローラ 340 駆動ローラ 342 補助ローラ 350 反転ベルト 370 反転ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−181761(JP,A) 特開 平6−258890(JP,A) 特開 平3−259857(JP,A) 特開 平6−186806(JP,A) 特開 昭61−140428(JP,A) 特開 昭58−152737(JP,A) 実開 平5−64173(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 83/02 B65H 29/22 B65H 29/52 B65H 31/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を収納するための給紙トレイと、給
    紙コロを用紙上に圧接しながら用紙を送り出すための繰
    り出し手段と、前記給紙トレイ前方に配置し、用紙を一
    枚ずつ分離搬送する分離手段と、前記給紙トレイの上方
    でかつ前記繰り出し手段の後方の空間部に、片面に画像
    が形成された用紙を収納するための中間トレイを有する
    両面ユニットを備え、画像形成部から搬送された用紙を反転して前記中間トレ
    イ内に搬送する反転部を備え、 画像形成部から搬送された用紙を前記反転部で反転して
    前記中間トレイ内に収納させ、前記中間トレイ内に収納
    されている用紙束を前記繰り出し手段により送り出すと
    ともに前記分離手段により用紙を1枚ずつ分離搬送して
    前記画像形成部まで再度給紙するようにした両面給紙装
    置において、 前記中間トレイにはサイドフェンスを配設し、前記 サイドフェンスのスライド方向と同方向に移動可能
    に軸支された回転体からなる反転案内部材を設けて前記
    反転部を構成し、 前記反転案内部材は前記サイドフェンスの移動に追従し
    てスライド可能として前記 反転案内部材により前記反転
    部での用紙の両端内側をガイドさせるようにしたことを
    特徴とする両面給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面給紙装置において、
    前記反転案内部材には外周部に凹溝を形成し、凹溝に前
    記サイドフェンスを係合させて前記サイドフェンスに
    従させたことを特徴とする両面給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の両面給紙装置において、
    前記反転案内部材には、前記サイドフェンスの下面部に
    用紙を押さえる用紙押え部材を設けたことを特徴とする
    両面給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の両面給紙装置において、
    前記反転案内部材には外周部に凹溝を形成し、凹溝に前
    記用紙押え部材を回動自在に設けたことを特徴とする両
    面給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項または請求項記載の両面給紙
    装置において、前記サイドフェンスに前記用紙押え部材
    の上昇を規制するストッパを設けたことを特徴とする両
    面給紙装置。
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