JP2001070680A - ミシンの送り装置 - Google Patents
ミシンの送り装置Info
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Abstract
かつ、送り量と送り量調節ダイヤルの目盛りとの関係を
常に一定に保持することができるミシンの送り装置を提
供すること。 【解決手段】 ミシンアーム62に配設された針送り機
構89と、針送り機構89に対して駆動力を付与する針
送り用駆動軸77と、上軸60の回転運動を揺動運動に
変換し、針送り用駆動軸77に固着される連結アーム7
6を介して針送り用駆動軸77へと伝達する針送り用駆
動力伝達機構90と、針送り用駆動力伝達機構90に接
続され送り方向を切り換える送りレバー74と、ミシン
ベッド55に配設された下送り機構86と、下送り機構
86に対して駆動力を付与する下送り用駆動軸59と、
連結アーム76の揺動運動を下送り用駆動軸59へと伝
達する下送り用駆動力伝達機構87とを有することを特
徴としている。
Description
移動させるのに好適なミシンの送り装置に関する。
を実行する際に、縫製物を1針毎に移動させるための送
り装置が設けられている。このような送り装置による縫
製物の送り方法としては、縫製物を下方から支持する下
送り歯を縫製方向に移動させる下送り方法、縫製物を下
方から支持する下送り歯およびこの下送り歯に同調して
縫い針を支持する針棒の両者を縫製方向に移動させる針
送り方法、縫製物を上下方向から挟持するように支持す
る上下の送り歯を縫製方向に移動させる上下送り方法、
縫製物を上下方向から挟持する上下の送り歯および縫い
針を支持する針棒を縫製方向に移動させる総合送り方法
などの多種多様な方法が知られている。
ミシンの一例を示すものであり、図9に示すように、ミ
シン1の送り装置2は、縫製物を下方から支持して移動
させる下送り歯3を搭載した送り台4がミシンベッド5
の内部に配設されている。この送り台4の図9左斜め上
方に示す先端部4aは、先端が開口の二股状に形成され
ており、この先端部4aの内部の一部が、下軸6の図9
左方に示す先端側に固着された上下カム7の外周面に接
触するようにして配設されている。また、送り台4の図
9右斜め下方に示す基端部には、水平リンク8の一端が
連結されており、この水平リンク8の他端は、前記下軸
6と平行に配設された下送り用駆動軸としての水平送り
軸9の図9左方に示す先端部側に連結されている。
転自在に配設されており、ミシンモータによって回転駆
動される上軸10の回転運動が歯付きベルト11を介し
て回転比が1:1で伝達されるようになっている。そし
て、下軸6の長手方向のほぼ中央部分には、水平送り偏
心カム12が固着されており、この水平送り偏心カム1
2には、クランクロッド13の一端部が連結されてい
る。このクランクロッド13の他端部は、連結軸14の
図9左方に示す先端部側に連結されている。この連結軸
14には、先端部側から順に連結ロッド15および揺動
量制御ロッド16の一端部がそれぞれ連結されている。
そして、連結ロッド15の他端部には、駆動力出力ロッ
ド17の一端部が連結されており、この駆動力出力ロッ
ド17の他端部は、前記水平送り軸9に連結されてい
る。
結ピン18に連結されており、この連結ピン18には、
連結リンク19の一端部が連結されている。そして、連
結リンク19の他端部は、ミシンベッド5の内部に前記
下軸6および水平送り軸9と平行に延在するようにして
回転自在に配設された回転軸20の一端部に連結されて
いる。この回転軸20の他端部は、3つの接続リンク2
1,22,23をこの順に介して回転自在に配設された
送り調節軸24に連結されている。この送り調節軸24
には、端面カム25が固着されており、この端面カム2
5には、送り量調節ダイヤル26により端面カム25に
対して進退自在とされた調節ねじ27が当接可能とされ
ている。そして、送り量調節ダイヤル26は、ミシン1
の外部に露出するように配設されており、送り量調節ダ
イヤル26をミシン1の外部から目盛りに合わせて操作
することで調節ねじ27を進退させて、端面カム25の
送り調節軸の周方向の位置を変更することにより揺動量
制御ロッド16の傾きを変化させ、その結果、水平送り
軸9の揺動量が制御されている。また、送り調節軸24
の他端部には、付勢ばね28によって常には上方に向か
って付勢された送りレバー29が配設されており、この
送りレバー29を下方に移動させるように操作すること
で送り方向を逆方向(バック)に変換することができる
ようになっている。
偏心カム12、クランクロッド13、連結軸14、連結
ロッド15および駆動力出力ロッド17により、上軸1
0の回転運動を揺動運動に変換して下送り用駆動軸とし
ての水平送り軸9へ伝達する下送り用駆動力伝達機構3
0が構成されている。
8、連結リンク19、3つの接続リンク21,22,2
3、送り調節軸24、端面カム25、送り量調節ダイヤ
ル26および調節ねじ27により、上軸10の回転運動
を揺動運動に変換する際の揺動量を可変制御する送り量
制御機構31が構成されている。
イダクランク機構を用いたものも知られている。
側には、長さの短い第1針振りリンク35の一端部が連
結されており、この第1針振りリンク35の他端部に
は、長さの長い針振り連結ロッド36の下端部が連結さ
れている。そして、針振り連結ロッド36の上端部に
は、長さの短い第2針振りリンク37の一端部が連結さ
れており、この第2針振りリンク37の他端部は、ミシ
ンアーム38の内部に上軸10と平行に延在するように
して回転自在に配設された針送り用駆動軸としての針棒
駆動軸39の図9右方に示す基端部に連結されている。
この針棒駆動軸39の先端部には、針棒支持可動フレー
ム40の基端部が連結されており、針棒支持可動フレー
ム40の先端部40aは、針棒41を揺動可能に支持し
ている。また、針棒41は、上軸10の先端部分に配設
された針棒クランク45、針棒クランクロッド46およ
び針棒抱き47によって上下方向に往復移動可能に配設
されており、この針棒41の下端部には、針留めが固着
されており、この針留めによって縫製に用いる縫い針の
基端部が支持されている。
持可動フレーム40により、針送り機構49が構成され
ている。
振りロッド35、針振り連結ロッド36および第2針振
りロッド37により、前記下送り用駆動力伝達機構30
により揺動運動に変換された上軸10の回転運動を針送
り用駆動軸としての針棒駆動軸39へ伝達する針送り用
駆動力伝達機構50が構成されている。
ば、縫製動作時に、上軸10の回転運動が下送り用駆動
力伝達機構30により揺動運動に変換されて水平送り軸
9へ伝達されるとともに、揺動量が送り量制御機構31
により制御され、その結果、水平送り軸9が所定の角度
で回動し、水平リンク8を介して送り台4に縫製方向に
沿った水平方向の所定量の揺動運動を付与する。また、
水平送り軸9の回動は、針送り用駆動力伝達機構50に
より針棒駆動軸39を所定の角度で回動し、針棒支持可
動フレーム40に縫製方向に沿った水平方向の所定量の
揺動運動を付与する。
によれば、上軸10の回転運動に連動して縫製物を下方
から支持する下送り歯3を縫製方向に移動させるととも
に、下送り歯3に同調して縫い針を支持している針棒4
1を縫製方向に移動させている。また、送り量制御機構
31により揺動量を制御することで、縫製ピッチたる送
り量を可変制御させている。
た従来のミシン1の送り装置2においては、ミシンベッ
ド5とミシンアーム38との間に、送り量制御機構31
の接続リンク22および針送り用駆動力伝達機構50の
針振り連結ロッド36を配設する構成とされているた
め、例えば鞄の縫製に用いるミシンのようにミシンベッ
ド5とミシンアーム38との距離が長いミシンにおいて
は、少なくとも接続リンク22および針振り連結ロッド
36の2つの部品を長さの長いものにする必要があり、
部品を共通化することができず、コスト低減の阻害要因
の一因となっているという問題点があった。また、針振
り連結ロッド36の長さを変更した場合、第1針振りリ
ンク35の長さを針振り連結ロッド36の長さに応じて
変更しないと、送り量と送り量調節ダイヤル26の目盛
りとの関係が狂ってしまい、送り量調節ダイヤル26の
目盛りに応じた縫製ピッチを得ることができないという
問題点もあった。
いては、送り量制御機構31の要部がミシンベッド5の
内部に配設されているため、シリンダーベッドと称され
る小型のミシンベッドを備えるミシンには、送り量制御
機構31を小型のミシンベッドの内部に収納することが
できず、送り量の調節をすることができないという問題
点があった。
間の距離に関わらずできるだけ多くの部品を共通化して
コストを低減することができるとともに、送り量と送り
量調節ダイヤルの目盛りとの関係を常に一定に保持する
ことができ、かつ、ミシンベッドの大きさに関わらず送
り量制御機構を配設することが可能なミシンの送り装置
が望まれている。
であり、部品の共通化によるコストの低減を可能とする
とともに、送り量と送り量調節ダイヤルの目盛りとの関
係を常に一定に保持することができ、かつ、ミシンベッ
ドの大きさに関わらず送り量制御機構を配設することが
可能なミシンの送り装置を提供することを目的とする。
ため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明のミシンの
送り装置の特徴は、ミシンアームに配設され縫い針を支
持する針棒を縫製方向に移動させる針送り機構と、ミシ
ンアームに配設され針送り機構に対して駆動力を付与す
る針送り用駆動軸と、ミシンアームに配設され上軸の回
転運動を揺動運動に変換し、針送り用駆動軸に固着され
る連結アームを介して針送り用駆動軸へと伝達する針送
り用駆動力伝達機構と、針送り用駆動力伝達機構に接続
され送り方向を切り換える送りレバーと、ミシンベッド
に配設され下送り歯を縫製方向に移動させる下送り機構
と、ミシンベッドに配設され下送り機構に対して駆動力
を付与する下送り用駆動軸と、連結手段の揺動運動を下
送り用駆動軸へと伝達する下送り用駆動力伝達機構とを
有する点にある。
より、上軸の回転運動は、ミシンアームに配設された針
送り用駆動力伝達機構により揺動運動に変換されて連結
アームを介して針送り用駆動軸へと伝達される。また、
連結アームの揺動運動は、下送り用駆動力伝達機構によ
り下送り用駆動軸へ伝達される。したがって、揺動運動
に変換された上軸の回転運動を針送り用駆動軸および下
送り用駆動軸に伝達することができるので、縫製動作を
実行する際に、縫製物を下方から支持する下送り歯およ
びこの下送り歯に同調して縫い針を支持する針棒の両者
を縫製方向に移動させる針送り方法を容易に実現するこ
とができるとともに、ミシンアームで上軸の回転運動を
揺動運動に変換することができるので、ミシンベッドと
ミシンアームとの間の距離に関わらずできるだけ多くの
部品を共通化してコストを低減することができる。ま
た、送りレバーを操作することにより、下送り歯および
針棒の運動方向を切り換えることができるので、縫製物
の送り方向を容易に制御することができる。
発明のミシンの送り装置の特徴は、ミシンアームに配設
され上送り歯を縫製方向に移動させる上送り機構と、ミ
シンアームに配設され上送り機構に対して駆動力を付与
する上送り用駆動軸と、ミシンアームに配設され上軸の
回転運動を揺動運動に変換し、上送り用駆動軸に固着さ
れる連結アームを介して上送り用駆動軸へと伝達する上
送り用駆動力伝達機構と、上送り用駆動力伝達機構に接
続され送り方向を切り換える送りレバーと、ミシンベッ
ドに配設され下送り歯を縫製方向に移動させる下送り機
構と、ミシンベッドに配設され下送り機構に対して駆動
力を付与する下送り用駆動軸と、連結アームの揺動運動
を下送り用駆動軸へと伝達する下送り用駆動力伝達機構
とを有する点にある。
より、上軸の回転運動は、ミシンアームに配設された上
送り用駆動力伝達機構により揺動運動に変換されて連結
アームを介して上送り用駆動軸へと伝達される。また、
連結アームの揺動運動は、下送り用駆動力伝達機構によ
り下送り用駆動軸へ伝達される。したがって、揺動運動
に変換された上軸の回転運動を上送り用駆動軸および下
送り用駆動軸に伝達することができるので、縫製動作を
実行する際に、縫製物を上下方向から挟持するように支
持する上下の送り歯を縫製方向に移動させる上下送り方
法を容易に実現することができるとともに、ミシンアー
ムで上軸の回転運動を揺動運動に変換することができる
ので、ミシンベッドとミシンアームとの間の距離に関わ
らずできるだけ多くの部品を共通化してコストを低減す
ることができる。また、送りレバーを操作することによ
り、上下の送り歯の運動方向を切り換えることができる
ので、縫製物の送り方向を容易に制御することができ
る。
発明のミシンの送り装置の特徴は、ミシンアームに配設
され縫い針を支持する針棒を縫製方向に移動させる針送
り機構およびミシンアームに配設され上送り歯を縫製方
向に移動させる上送り機構と、ミシンアームに配設され
針送り機構に対して駆動力を付与する針送り用駆動軸お
よびミシンアームに配設され上送り機構に対して駆動力
を付与する上送り用駆動軸と、ミシンアームに配設され
上軸の回転運動を揺動運動に変換し、針送り用駆動軸に
固着される第1の連結アームを介して針送り用駆動軸へ
と伝達するとともに、ミシンアームに配設され上軸の回
転運動を揺動運動に変換し、上送り用駆動軸に固着され
る第2の連結アームを介して上送り用駆動軸へと伝達す
る上送り・針送り用駆動力伝達機構と、上送り・針送り
用駆動力伝達機構に接続され送り方向を切り換える送り
レバーと、ミシンベッドに配設され下送り歯を縫製方向
に移動させる下送り機構と、ミシンベッドに配設され下
送り機構に対して駆動力を付与する下送り用駆動軸と、
第1・第2の連結アームの内、何れかの連結アームの揺
動運動を下送り用駆動軸へと伝達する下送り用駆動力伝
達機構とを有する点にある。
より、上軸の回転運動は、ミシンアームに配設された上
送り・針送り用駆動力伝達機構により揺動運動に変換さ
れて第1連結アームを介して針送り用駆動軸へ、第2連
結アームを介して上送り用駆動軸へとそれぞれ伝達され
る。また、第1・第2の連結アームのうちの何れかの揺
動運動は、下送り用駆動力伝達機構により下送り用駆動
軸へ伝達される。したがって、揺動運動に変換された上
軸の回転運動を上送り用駆動軸および下送り用駆動軸な
らびに針送り用駆動軸に伝達することができるので、縫
製動作を実行する際に、縫製物を上下方向から挟持する
上下の送り歯および縫い針を支持する針棒を縫製方向に
移動させる総合送り方法を容易に実現することができる
とともに、ミシンアームで上軸の回転運動を揺動運動に
変換することができるので、ミシンベッドとミシンアー
ムとの間の距離に関わらずできるだけ多くの部品を共通
化してコストを低減することができる。また、送りレバ
ーを操作することにより、上下の送り歯および針棒の運
動方向を切り換えることができるので、縫製物の送り方
向を容易に制御することができる。
発明のミシンの送り装置の特徴は、ミシンアームに配設
され縫い針を支持する針棒を縫製方向に移動させる針送
り機構およびミシンアームに配設され上送り歯を縫製方
向に移動させる上送り機構の少なくとも一方の送り機構
と、ミシンアームに配設され針送り機構および上送り機
構に対して駆動力を付与する送り用駆動軸と、ミシンア
ームに配設され上軸の回転運動を揺動運動に変換し、送
り用駆動軸に固着される連結アームを介して送り用駆動
軸へと伝達する送り用駆動力伝達機構と、ミシンベッド
に配設され下送り歯を縫製方向に移動させる下送り機構
と、ミシンベッドに配設され下送り機構に対して駆動力
を付与する下送り用駆動軸と、連結アームの揺動運動を
下送り用駆動軸へと伝達する下送り用駆動力伝達機構と
を有し、送り用駆動力伝達機構に、ミシンアームに配設
され上軸の回転運動を揺動運動に変換する際の揺動量を
可変制御する第1送り量制御機構を接続するとともに、
下送り用駆動力伝達機構と下送り用駆動軸との接続部
に、下送り用駆動軸へ伝達する揺動量を微調節可能な小
型の第2送り量制御機構を配設した点にある。
より、ミシンアームに配設されている第1送り量制御機
構は、上軸の回転運動を揺動運動に変換する際の揺動量
を容易に制御することができ、第2送り量制御機構は、
針送り用駆動軸および/または上送り用駆動軸の揺動量
たる揺動角度を所定の角度に保持した状態で下送り用駆
動軸の揺動量を制御することができるので、送り量と送
り量調節ダイヤルの目盛りとの関係を常に一定に保持す
ることができる。したがって、部品の共通化によるコス
トの低減を容易に図ることができるとともに、ミシンベ
ッドの大きさに関わらず送り量制御機構を配設すること
ができる。
態により説明する。
装置を適用したミシンの第1実施形態を示すものであ
り、図1は要部を模式化して示す機構線図、図2は第2
送り量制御機構の構成を示す分解斜視図、図3は第2送
り量制御機構を固定ねじの頭部側から見て示す正面図で
ある。
を下方から支持する送り歯、および、この送り歯に同調
して針を支持している針棒の両者を縫製方向に移動させ
る針送り方法を用いたものである。
1の送り装置52は、縫製物を下方から支持して移動さ
せる送り歯たる下送り歯53を搭載した送り台54がミ
シンベッド55の内部に配設されている。この送り台5
4の図1左斜め上方に示す先端部54aは、先端が開口
の二股状に形成されており、この先端部54aの内部の
一部が、下軸56の図1左方に示す先端側に固着された
上下カム57の外周面に接触するようにして配設されて
いる。そして、送り台54の図1右斜め下方に示す基端
部には、水平リンク58の一端が連結されており、この
水平リンク58の他端は、前記下軸56と平行に配設さ
れた下送り用駆動軸としての水平送り軸59の図1左方
に示す先端部側に連結されている。また、下軸56は、
ミシンベッド55の内部に回転自在に配設されており、
ミシンモータによって回転駆動される上軸60の回転運
動が歯付きベルト61を介して回転比が1:1で伝達さ
れるようになっている。
に回転自在に配設されており、上軸60の図1右方に示
す基端部側で、かつ、歯付きベルト61の取付位置より
図1左方に示す先端部側には、水平送り偏心カム63が
固着されている。この水平送り偏心カム63には、クラ
ンクロッド64の一端部が連結されている。このクラン
クロッド64の他端部には、駆動力出力ロッド65およ
び揺動量制御リンク66の一端部がそれぞれ連結されて
いる。
結ピン67に連結されており、この連結ピン67には、
連結リンク68の一端部が連結されている。そして、連
結リンク68の他端部は、ミシンアーム62の内部に前
記上軸60と平行に延在するようにして回転自在に配設
された送り調節軸69に連結されている。この送り調節
軸69には、端面カム70が固着されており、この端面
カム70には、送り量調節ダイヤル71により端面カム
70に対して進退自在とされた調節ねじ72が当接可能
とされている。そして、本実施形態の送り量調節ダイヤ
ル71は、ミシン51の外部、詳しくはミシンアーム6
2の上方外部に露出するように配設されており、送り量
調節ダイヤル71をミシン51の外部から目盛りに合わ
せて操作することで調節ねじ72を進退させて、端面カ
ム70の送り調節軸69の周方向の位置を変更すること
により連結リンク68の傾きを変化させ、その結果、水
平送り偏心カム63から出力される揺動運動の揺動量が
制御可能に構成されている。また、送り調節軸69の図
1右方に示す基端部には、付勢ばね73によって常には
上方に向かって付勢された送りレバー74が接続されて
いる。この送りレバー74はミシン51の外部、詳しく
はミシンベッド55とミシンアーム62とを接続する部
位の側面に露出するように配設されており、この送りレ
バー74を下方に移動させるように操作することで送り
方向を逆方向(バック)に変換することができるように
なっている。
す他端部には、連結アームとしての出力伝達ロッド76
の一端部が連結されており、この出力伝達ロッド76の
他端部は、ミシンアーム62の内部に上軸60と平行に
延在するようにして回転自在に配設された送り用駆動軸
としての針送り用駆動軸たる針棒駆動軸77の図1右方
に示す基端部、および、第1連結ロッド78の一端部が
連結されている。つまり、針棒駆動軸77の基端部に、
出力伝達ロッド76の他端部、および、第1連結ロッド
78の一端部が固着されている。
ッド76および第1連結ロッド78が全体として直線状
になるようにして針棒駆動軸77の同一位置たる基端部
に固着した構成としたが、針棒駆動軸77に対する出力
伝達ロッド76および第1連結ロッド78の取付位置
は、針棒駆動軸77の任意の位置から選択することがで
きるとともに、出力伝達ロッド76の軸方向に対して第
1連結ロッド78の軸方向がなす角度は、それぞれが平
行に位置する180度だけでなく任意の角度から選択す
ることができる。
部には、針棒支持可動フレーム79の基端部が連結され
ており、針棒支持可動フレーム79の先端部79aは、
針棒80を揺動可能に支持している。また、針棒80
は、上軸60の先端部分に配設された針棒クランク8
1、針棒クランクロッド82および針棒抱き83によっ
て上下方向に往復移動可能に配設されており、この針棒
80の下端部には従来公知の針留めが固着されており、
この針留めによって縫製に用いる縫い針の基端部が支持
されるようになっている。
2連結ロッド84の一端部たる図1上方に示す上端部が
連結されており、この第2連結ロッド84の他端部たる
図1下方に示す下端部は、ミシンベッド55の内部に配
設された駆動アーム85の先端部に連結されている。こ
の駆動アーム85の基端部は、ミシンベッド55の内部
に配設された水平送り軸59の図1右方に示す基端部に
固着されている。
57および水平リンク58により、本実施形態の下送り
機構86が構成されている。なお、下送り機構86の構
成は、従来公知のものであり、その詳しい説明は省略す
る。
84および駆動アーム85により、本実施形態の連結ア
ームとしての出力伝達ロッド76の揺動運動を下送り用
駆動軸としての水平送り軸59へと伝達する下送り用駆
動力伝達機構87が構成されている。
構87は、出力伝達ロッド76の揺動運動を第1連結ロ
ッド78、第2連結ロッド84および駆動アーム85を
この順に介して水平送り軸59へと伝達する構成とした
が、第2連結ロッド84の先端部を出力伝達ロッド76
あるいは針棒駆動軸77へ接続する構成、すなわち、第
1連結ロッド78を設けずに、出力伝達ロッド76の揺
動運動を直接的あるいは間接的に第2連結ロッド84お
よび駆動アーム85をこの順に介して水平送り軸59へ
と伝達する構成としてもよい。
7、連結リンク68、送り調節軸69、端面カム70、
送り量調節ダイヤル71および調節ねじ72により、本
実施形態の上軸60の回転運動を揺動運動に変換する際
の揺動量を可変制御する第1送り量制御機88が構成さ
れている。
としての針送り用駆動力伝達機構90に、ミシンアーム
62に配設され上軸60の回転運動を揺動運動に変換す
る際の揺動量を可変制御する第1送り量制御機構88が
接続されている。
従来公知のものであり、その詳しい説明は省略する。ま
た、第1送り量制御機構88としては、設計コンセプト
などの必要に応じて従来公知のスライダクランク機構な
どの多種多様の構成のものから選択すればよく、特に、
本実施形態の構成に限定されるものではない。
持可動フレーム79により、本実施形態の針送り機構8
9が構成されている。なお、針送り機構89の構成は、
従来公知のものであり、その詳しい説明は省略する。
ド64、駆動力出力ロッド65および出力伝達ロッド7
6により、本実施形態のミシンアーム62に配設され、
上軸60の回転運動を揺動運動に変換し、送り用駆動軸
としての針送り用駆動軸たる針棒駆動軸77に固着され
る連結アームとしての出力伝達ロッド76を介して針棒
駆動軸77へと伝達する送り用駆動力伝達機構としての
針送り用駆動力伝達機構90が構成されている。
駆動力伝達機構87と下送り用駆動軸としての水平送り
軸59との接続部、詳しくは第2連結ロッド84の下端
部と駆動アーム85との連結部は、段ねじなどと称され
る固定ねじ93の頭部側に形成されたガイド部93a
を、第2連結ロッド84の下端部に形成された貫通孔8
4aに嵌合させるとともに、固定ねじ93のねじ部93
bに損傷防止を兼ねたカラー94を外嵌し、このカラー
94のほぼ四角形形状に形成された外面を駆動アーム8
5の先端側に形成された長穴状貫通孔85aに嵌挿させ
てから駆動アーム85の図2右方に示す裏面側に突出し
たねじ部93bの先端側にナット95を螺合させること
で固定されている。
り、図3に示すように、第2連結ロッド84の下端部が
図3両矢印Aにて示すように駆動アーム85の長穴状貫
通孔85aの長手方向に沿って移動可能とされており、
第2連結ロッド84の下端部に形成された貫通孔84a
の中心位置と、駆動アーム85の基端部に固着された水
平送り軸59の軸心との間隔Dを拡縮したりする間隔調
整を容易に行うことができるようになっている。すなわ
ち、駆動アーム85の腕の長さを簡単かつ小型の構成に
より可変とすることができるようになっている。
通孔85a、固定ねじ93、カラー94およびナット9
5により、本実施形態の下送り用駆動力伝達機構87と
水平送り軸59の接続部に、水平駆動軸59へ伝達する
揺動量を微調節可能な小型の第2送り量制御機構96が
構成されている。
の作用について説明する。
化して説明する説明図である。
おいては、図4に示すように、上軸60の回転運動は、
水平送り偏心カム63に連結されたクランクロッド64
によって揺動量制御リンク66を揺動運動させる。そし
て、クランクロッド64に対して直交する方向に連結さ
れた駆動力出力ロッド65が揺動量制御リンク66の直
交方向に発生する運動を受けて出力伝達ロッド76を揺
動運動させ、この出力伝達ロッド76の揺動運動は、出
力伝達ロッド76が固着された針棒駆動軸77を揺動運
動させる。この時の揺動量は、送り量調整ダイヤル71
を操作することで連結リンク65の傾きを変化させるこ
とにより調節することができる。そして、針棒駆動軸7
7の揺動運動は、針棒支持可動フレーム79に所定量の
揺動運動を付与し、その結果、針棒80に縫製方向に沿
った所定量の揺動運動を付与することができる。
1連結ロッド78は、第2連結ロッド84および駆動ア
ーム85を介して水平駆動軸85を揺動運動させ、水平
リンク58を介して水平駆動軸85に取着されている送
り台54に縫製方向に沿った水平方向の所定量の揺動運
動を付与することができる。
結ロッド84の下端部に形成された貫通孔84aの中心
位置と、駆動アーム85の基端部に固着された水平送り
軸59の軸心との間隔Dを調節することにより、針棒支
持可動フレーム79の揺動量たる揺動角度を所定の角度
に保持した状態で送り台54の移動量のみを調節するこ
とができる。
り装置52によれば、上軸60の回転運動に連動して縫
製物を下方から支持する下送り歯53を縫製方向に水平
に移動させるとともに、下送り歯53に同調して縫い針
を支持している針棒80を縫製方向に移動させる針送り
方法を容易に実現することができ、しかも、ミシンアー
ム62に配設した第1送り量制御機構88により、縫製
ピッチたる送り量を容易に可変制御することができる。
置52によれば、クランクロッド64に対して第1送り
量制御機構88を直接接続する構成とされており、図9
に示す従来の構成の接続リンク22,23を介して送り
量制御機構31を接続する構成とした場合の使用時間の
経過にともなって接続リンク22,23の接続部位が摩
耗することで生じる接続部位のがたの拡大に起因する送
り量と送り量調節ダイヤル26の目盛りとの関係の狂い
を防止することができるので、送り量と送り量調節ダイ
ヤル71の目盛りとの関係を常に一定に保持することが
できる。
52によれば、第2送り量制御機構96を有しているの
で、第2連結ロッド84の長さを変更しても、送り量と
送り量調節ダイヤル71の目盛りとの関係を送り量調節
ダイヤル71の目盛りに応じた縫製ピッチを得るように
適正に保持することが容易にできる。また、第2送り量
制御機構96は、構造が簡単で小型化を容易に図ること
ができるので、小型のミシンベッドにも容易に配設する
ことができる。
置52によれば、ミシンアーム62の内部で上軸60の
回転運動を揺動運動に変換することができるので、第2
連結ロッド84の長さを変更することで、第1送り量制
御機構88の各部品を、ミシンベッド55とミシンアー
ム62との距離が異なる多種多様のミシンに共用するこ
とができる。つまり、第1送り量制御機構88の部品の
共通化によるコストの低減を容易に図ることができる。
52によれば、ミシンアーム62に第1送り量制御機構
88が配設されているので、シリンダーベッドと称され
る小型のミシンベッドを備えるミシンであっても、送り
量の調節を実現することができる。
り装置52によれば、送りレバー74を操作することに
より、下送り歯53および針棒80の運動方向を切り換
えることができるので、縫製物の送り方向を容易に制御
することができる。
り装置52によれば、ミシンベッド55とミシンアーム
62との間の距離に関わらずできるだけ多くの部品を共
通化してコストの低減を容易に図ることができるととも
に、送り量と送り量調節ダイヤル71の目盛りとの関係
を常に一定に保持することができ、かつ、ミシンベッド
55の大きさに関わらず各送り量制御機構88,96を
容易に配設することができる。
用したミシンの第2実施形態を示すものである。
1Aの送り装置52Aは、前述した第1実施形態の水平
送り偏心カム63を三角カム98とし、前述した第1実
施形態のクランクロッド64を三角カム98に接する部
位がほぼコ字状に形成された出力ロッド99としたもの
である。そして、出力ロッド99のコ字状部99aの内
部の一部が三角カム98の外周面に接触するようにして
配設されている。また、出力ロッド99のコ字状部99
aの上部は、上軸60に支持された二股支持リンク10
0の自由端部に挿通されたピン101に連結されてい
る。なお、二股支持リンク100の基端部をミシンフレ
ームに支持するようにしてもよい。
シン51と同様とされている。
Aの送り装置52Aによれば、前述した第1実施形態の
ミシン51の送り装置52と同様の効果を奏するととも
に、三角カム98を用いることで、縫製物の送り始めお
よび送り終わりの時点で下送り歯53および針を支持し
ている針棒80が縫製方向へ移動しない休止区間をもつ
送り軌跡を容易に得ることができる。そして、縫製物の
送り始めおよび送り終わりの時点で下送り歯53および
針を支持している針棒80が縫製方向へ移動しない休止
区間を設けることにより、縫製物の厚みが変わった場合
の目詰まりを防止することができるとともに、出力ロッ
ド99を二股支持リンク100で支持しているので、出
力ロッド99の剛性を向上させることができるので、多
種多様のミシンに適用することができる。
用したミシンの第3実施形態を示すものである。
ダーベッドと称される小型のミシンベッドを備えるミシ
ンに用いたものである。
1Bの送り装置52Bは、小型のミシンベッド55Bの
図6左方に示す先端側に、縫製物を下方から支持して移
動させる送り歯たる下送り歯53を搭載した送り台54
B、上下カム57および水平リンク58などからなる下
送り機構86Bが配設されている。この下送り機構86
Bは、従来公知のものでありその詳しい説明は省略す
る。
シン51と同様とされている。
Bの送り装置52Bによれば、前述した第1実施形態の
ミシン51の送り装置52と同様の効果を奏することが
できる。
用したミシンの第4実施形態を示すものである。
を上下方向から挟持するように支持する上下の送り歯を
縫製方向に移動させる上下送り方法を用いたものであ
る。
1Cの送り装置52Cは、ミシンベッド55の図7左方
に示す先端側に、縫製物を下方から支持して移動させる
送り歯たる下送り歯53を搭載した送り台54、上下カ
ム57、および、水平リンク58などからなる前述した
第1実施形態と同様の下送り機構86が配設されてい
る。
示す他端部は、ミシンアーム62の内部に上軸60と平
行に延在するようにして回転自在に配設された送り用駆
動軸としての上送り用駆動軸たる上送り軸110の図7
右方に示す基端部に固着された連結アームとしての伝達
アーム111の先端部に連結されている。また、第2出
力ロッド84の上端部も伝達アーム111の先端部に連
結されている。そして、上送り軸110の図7左方に示
す先端部には、縫製物を上方から支持して移動させる送
り歯たる上送り歯112を備えた上送り機構113が配
設されている。この上送り機構113は、従来公知のも
のでありその詳しい説明は省略する。
構87Cは、第2出力ロッド84の上端部を駆動力出力
ロッド65の図7下方に示す伝達アーム111との連結
部に直接連結することにより構成されており、上送り軸
110に固着される連結アームとしての伝達アーム11
1の揺動運動を下送り用駆動軸たる水平送り軸59へと
伝達することができるように構成されている。
85により、本実施形態の連結アームとしての伝達アー
ム111の揺動運動を下送り用駆動軸たる水平送り軸5
9へと伝達する下送り用駆動力伝達機87Cが構成され
ている。
ド64、駆動力出力ロッド65および伝達アーム111
により、本実施形態のミシンアーム62に配設され、上
軸60の回転運動を揺動運動に変換し、送り用駆動軸と
しての上送り用駆動軸たる上送り軸110に固着される
連結アームとしての伝達アーム111を介して上送り軸
110へと伝達する上送り用駆動力伝達機構114が構
成されている。
シン51の送り装置52と同様とされている。
Cの送り装置52Cによれば、上軸60の回転運動は、
水平送り偏心カム63に連結されたクランクロッド64
によって揺動量制御リンク66を揺動運動させる。そし
て、クランクロッド64に対して直交する方向に連結さ
れた駆動力出力ロッド65が揺動量制御リンク66の直
交方向に発生する運動を受けて伝達アーム111を揺動
運動させ、この伝達アーム111の揺動運動は、伝達ア
ーム111が固着された上送り軸110を揺動運動させ
る。この時の揺動量は、前述した第1実施形態と同様
に、送り量調整ダイヤル71(図1)を操作することで
連結リンク65の傾きを変化させることにより調節する
ことができる。そして、上送り軸110の揺動運動は、
上送り機構113を介して上送り歯112に縫製方向に
沿った所定量の揺動運動と、縫製物に対して接離する方
向の上下運動とを付与することができる。
れている第2連結ロッド84は、駆動アーム85を介し
て水平駆動軸85を揺動運動させ、水平リンク58を介
して水平駆動軸85に取着されている送り台54に縫製
方向に沿った水平方向の所定量の揺動運動を付与するこ
とができる。
結ロッド84の下端部に形成された貫通孔84aの中心
位置と、駆動アーム85の基端部に固着された水平送り
軸59の軸心との間隔Dを調節することにより、上送り
軸110の揺動量たる揺動角度を所定の角度に保持した
状態で送り台54の移動量のみを調節することができ
る。すなわち、送り量と送り量調節ダイヤル71の目盛
りとの関係を常に一定に保持することができる。
送り装置52Cによれば、前述した第1実施形態のミシ
ン51の送り装置52と同様の効果を奏することができ
るとともに、縫製動作時に、上軸60の回転運動に連動
して縫製物を下送り機構86の下送り歯53と上送り機
構の113の上送り歯112とで上下方向から挟持する
ようにして縫製方向に移動させる上下送り方法を容易に
実現することができる。
り装置52と第4実施形態のミシンの送り装置52Cと
を組み合わせることにより、縫製物を上下方向から挟持
する上下の送り歯53,112および縫い針を支持する
針棒80を縫製方向に移動させる総合送り方法を用いた
送り装置を容易に実現することができる。
すように、駆動力出力ロッド65の下端部を、上送り軸
110に固着される伝達アーム111と、図7に想像線
にて示す上送り軸110とほぼ平行に配設される針棒駆
動軸77に固着される出力伝達ロッド76とに接続する
構成とすることにより、縫製物を上下方向から挟持する
上下の送り歯53,112および縫い針を支持する針棒
80を縫製方向に移動させる総合送り方法を用いた送り
装置を容易に実現することができる。
達ロッド76は、針送り用駆動軸としての針棒駆動軸7
7に固着される第1の連結アームとされ、伝達アーム1
11は、上送り用駆動軸としての上送り軸110に固着
される第2の連結アームとされる。
送り偏心カム63、クランクロッド64、駆動力出力ロ
ッド65、出力伝達ロッド76および伝達アーム111
により、ミシンアーム62に配設され、上軸60の回転
運動を揺動運動に変換し、送り用駆動軸としての針送り
用駆動軸たる針棒駆動軸77に固着される連結アームと
しての出力伝達ロッド76を介して針棒駆動軸77へと
伝達するとともに、ミシンアーム62に配設され、上軸
60の回転運動を揺動運動に変換し、送り用駆動軸とし
ての上送り用駆動軸たる上送り軸110に固着される連
結アームとしての伝達アーム111を介して上送り軸1
10へと伝達する上送り・針送り用駆動力伝達機構が構
成されることになる。
アーム62に配設され縫い針を支持する針棒80を縫製
方向に移動させる針送り機構89およびミシンアーム6
2に配設され上送り歯112を縫製方向に移動させる上
送り機構113の少なくとも一方の送り機構を具備する
ことになる。さらに、針棒駆動軸77および水平駆動軸
59が、ミシンアーム62に配設され針送り機構89お
よび上送り機構113に対して駆動力を付与する送り用
駆動軸とされ、出力伝達ロッド76および伝達アーム1
1が連結アームとされる。そして、第1送り量制御機構
88は、送り用駆動力伝達機構に接続されることにな
る。さらに、第2送り量制御機構96は、針送り用駆動
軸たる針棒駆動軸77および/または上送り用駆動軸た
る上送り軸110の揺動量たる揺動角度を所定の角度に
保持した状態で下送り用駆動軸たる水平送り軸59の揺
動量を制御することになる。
用したミシンの第5実施形態を示すものである。
の立体縫製に用いられるポスト型ミシンと称されるミシ
ンベッドとミシンアームとの距離が長いミシンに用いた
ものである。
1Dの送り装置52Dは、第2連結ロッド84の図8上
方に示す先端部が出力伝達ロッド76に直接接続されて
おり、第2連結ロッド84および駆動アーム85によ
り、本実施形態の連結アームとしての出力伝達ロッド7
6の揺動運動を下送り用駆動軸としての水平送り軸59
へと伝達する下送り用駆動力伝達機構87Dが構成され
ている。
シン51の送り装置52と同様とされている。
Dの送り装置52Dによれば、前述した第1実施形態の
ミシン51の送り装置52と同様の効果を奏するととも
に、ミシンベッド55とミシンアーム62との距離が長
くなった場合、送りレバー74の取付位置は、操作性を
損なうことがないので縫製位置に対して変更されること
はないので、送りレバー74と送り調整軸69とを結ぶ
リンク120の長さを変える必要がないので、第2連結
ロッド84のみを変更すればよく、図9に示す従来の構
成の針振り連結ロッド36および接続リンク22の2つ
の部品を交換するミシン1の送り装置2に比べて、部品
の共通化によるコストの低減を容易に図ることができ
る。このことは、前述した各実施形態においても同様で
ある。
れるものではなく、必要に応じて種々変更することがで
きる。
明のミシンの送り装置によれば、縫製動作を実行する際
に、縫製物を下方から支持する下送り歯およびこの下送
り歯に同調して縫い針を支持する針棒の両者を縫製方向
に移動させる針送り方法を容易に実現することができる
とともに、ミシンアームで上軸の回転運動を揺動運動に
変換することができるので、ミシンベッドとミシンアー
ムとの間の距離に関わらずできるだけ多くの部品を共通
化してコストを低減することができる。また、送りレバ
ーを操作することにより、下送り歯および針棒の運動方
向を切り換えることができるので、縫製物の送り方向を
容易に制御することができるなどの極めて優れた効果を
奏する。
り装置によれば、縫製動作を実行する際に、縫製物を上
下方向から挟持するように支持する上下の送り歯を縫製
方向に移動させる上下送り方法を容易に実現することが
できるとともに、ミシンアームで上軸の回転運動を揺動
運動に変換することができるので、ミシンベッドとミシ
ンアームとの間の距離に関わらずできるだけ多くの部品
を共通化してコストを低減することができる。また、送
りレバーを操作することにより、上下の送り歯の運動方
向を切り換えることができるので、縫製物の送り方向を
容易に制御することができるなどの極めて優れた効果を
奏する。
り装置によれば、縫製動作を実行する際に、縫製物を上
下方向から挟持する上下の送り歯および縫い針を支持す
る針棒を縫製方向に移動させる総合送り方法を容易に実
現することができるとともに、ミシンアームで上軸の回
転運動を揺動運動に変換することができるので、ミシン
ベッドとミシンアームとの間の距離に関わらずできるだ
け多くの部品を共通化してコストを低減することができ
る。また、送りレバーを操作することにより、上下の送
り歯および針棒の運動方向を切り換えることができるの
で、縫製物の送り方向を容易に制御することができるな
どの極めて優れた効果を奏する。
り装置によれば、ミシンアームに配設されている第1送
り量制御機構は、上軸の回転運動を揺動運動に変換する
際の揺動量を容易に制御することができ、第2送り量制
御機構は、針送り用駆動軸および/または上送り用駆動
軸の揺動量たる揺動角度を所定の角度に保持した状態で
下送り用駆動軸の揺動量を制御することができるので、
送り量と送り量調節ダイヤルの目盛りとの関係を常に一
定に保持することができる。したがって、部品の共通化
によるコストの低減を容易に図ることができるととも
に、ミシンベッドの大きさに関わらず送り量制御機構を
配設することができるなどの極めて優れた効果を奏す
る。
シンの第1実施形態の要部を模式化して示す機構線図
御機構の構成を示す分解斜視図
頭部側から見て示す正面図
カム近傍の動作を簡略化して説明する説明図
シンの第2実施形態の要部を示す斜視図
シンの第3実施形態の要部を模式化して示す図1と同様
の図
シンの第4実施形態の要部を模式化して示す図1と同様
の図
シンの第5実施形態の要部を模式化して示す図1と同様
の図
要部を模式化して示す機構線図
Claims (4)
- 【請求項1】 ミシンアームに配設され縫い針を支持す
る針棒を縫製方向に移動させる針送り機構と、 前記ミシンアームに配設され前記針送り機構に対して駆
動力を付与する針送り用駆動軸と、 前記ミシンアームに配設され上軸の回転運動を揺動運動
に変換し、前記針送り用駆動軸に固着される連結アーム
を介して前記針送り用駆動軸へと伝達する針送り用駆動
力伝達機構と、 前記針送り用駆動力伝達機構に接続され送り方向を切り
換える送りレバーと、 ミシンベッドに配設され下送り歯を縫製方向に移動させ
る下送り機構と、 前記ミシンベッドに配設され前記下送り機構に対して駆
動力を付与する下送り用駆動軸と、 前記連結アームの揺動運動を前記下送り用駆動軸へと伝
達する下送り用駆動力伝達機構と、を有することを特徴
とするミシンの送り装置。 - 【請求項2】 ミシンアームに配設され上送り歯を縫製
方向に移動させる上送り機構と、 前記ミシンアームに配設され前記上送り機構に対して駆
動力を付与する上送り用駆動軸と、 前記ミシンアームに配設され上軸の回転運動を揺動運動
に変換し、前記上送り用駆動軸に固着される連結アーム
を介して前記上送り用駆動軸へと伝達する上送り用駆動
力伝達機構と、 前記上送り用駆動力伝達機構に接続され送り方向を切り
換える送りレバーと、 ミシンベッドに配設され下送り歯を縫製方向に移動させ
る下送り機構と、 前記ミシンベッドに配設され前記下送り機構に対して駆
動力を付与する下送り用駆動軸と、 前記連結アームの揺動運動を前記下送り用駆動軸へと伝
達する下送り用駆動力伝達機構と、を有することを特徴
とするミシンの送り装置。 - 【請求項3】 ミシンアームに配設され縫い針を支持す
る針棒を縫製方向に移動させる針送り機構およびミシン
アームに配設され上送り歯を縫製方向に移動させる上送
り機構と、 前記ミシンアームに配設され前記針送り機構に対して駆
動力を付与する針送り用駆動軸および前記ミシンアーム
に配設され前記上送り機構に対して駆動力を付与する上
送り用駆動軸と、 前記ミシンアームに配設され上軸の回転運動を揺動運動
に変換し、前記針送り用駆動軸に固着される第1の連結
アームを介して前記針送り用駆動軸へと伝達するととも
に、前記ミシンアームに配設され上軸の回転運動を揺動
運動に変換し、前記上送り用駆動軸に固着される第2の
連結アームを介して前記上送り用駆動軸へと伝達する上
送り・針送り用駆動力伝達機構と、 前記上送り・針送り用駆動力伝達機構に接続され送り方
向を切り換える送りレバーと、 ミシンベッドに配設され下送り歯を縫製方向に移動させ
る下送り機構と、 前記ミシンベッドに配設され前記下送り機構に対して駆
動力を付与する下送り用駆動軸と、 前記第1・第2の連結アームの内、何れかの連結アーム
の揺動運動を前記下送り用駆動軸へと伝達する下送り用
駆動力伝達機構と、を有することを特徴とするミシンの
送り装置。 - 【請求項4】 ミシンアームに配設され縫い針を支持す
る針棒を縫製方向に移動させる針送り機構およびミシン
アームに配設され上送り歯を縫製方向に移動させる上送
り機構の少なくとも一方の送り機構と、 前記ミシンアームに配設され前記針送り機構および上送
り機構に対して駆動力を付与する送り用駆動軸と、 前記ミシンアームに配設され上軸の回転運動を揺動運動
に変換し、前記送り用駆動軸に固着される連結アームを
介して前記送り用駆動軸へと伝達する送り用駆動力伝達
機構と、 ミシンベッドに配設され下送り歯を縫製方向に移動させ
る下送り機構と、 前記ミシンベッドに配設され前記下送り機構に対して駆
動力を付与する下送り用駆動軸と、 前記連結アームの揺動運動を前記下送り用駆動軸へと伝
達する下送り用駆動力伝達機構とを有し、 前記送り用駆動力伝達機構に、前記ミシンアームに配設
され前記上軸の回転運動を揺動運動に変換する際の揺動
量を可変制御する第1送り量制御機構を接続するととも
に、前記下送り用駆動力伝達機構と前記下送り用駆動軸
との接続部に、前記下送り用駆動軸へ伝達する揺動量を
微調節可能な小型の第2送り量制御機構を配設したこと
を特徴とするミシンの送り装置。
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