JP2762681B2 - シリンダー型ミシン - Google Patents

シリンダー型ミシン

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JP2762681B2 JP12329990A JP12329990A JP2762681B2 JP 2762681 B2 JP2762681 B2 JP 2762681B2 JP 12329990 A JP12329990 A JP 12329990A JP 12329990 A JP12329990 A JP 12329990A JP 2762681 B2 JP2762681 B2 JP 2762681B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は送り歯を駆動するための機構に改良を施した
シリンダー型ミシンに関する。
(従来の技術) 筒状の縫製物の縫製に使用されるシリンダー型飾り縫
いミシンにあっては、第12図に示すように、主部1から
左方に突出してシリンダー部2を有するベッド部3を備
えて構成されている。そして、そのシリンダー部2の上
面に、アーム部4先端の縫い針5に対向する針板6が設
けられ、シリンダー部2内には、前記縫い針5との協働
により縫製物に縫い目を形成するルーパーや、針板6上
の縫製物を縫い針5の動作と同期して所定量づつ後方へ
送る主送り歯及び差動送り歯が設けられている。この場
合、前記主送り歯は前記針板6の針穴よりも奥側(縫製
物の送り方向前方)にあり、差動送り歯は針穴よりも手
前側(縫製物の送り方向後方)にあって、それら両者が
異なる運動量(送り量)にて縫製物を送ることにより、
縫製物を伸張させつつあるいは収縮させつつ縫製を行う
ことができるようになっている。
このような主送り歯及び差動送り歯を駆動するための
機構の第1の従来例を第13図に示す。
即ち、このものは、ベッド部3内を主部1からシリン
ダー部2まで延びて設けられルーパー(図示せず)を駆
動するための駆動軸7の左端部に位置して、その駆動軸
7の一方向回転を往復運動に変換する偏心輪8aなどから
なる主送り駆動機構8が設けられ、これにて主送り台9
に取付けられた主送り歯10が駆動されるようになってい
る。一方、主部1内に位置して、前記駆動軸7の一方向
回転を差動送り軸11の所定角度内の往復回転運動に変換
する偏心輪12aなどからなる差動送り機構12が設けら
れ、前記差動送り軸11がシリンダー部2まで延びて差動
送り台13に取付けられた差動送り歯14が駆動されるよう
になっている。また、前記主送り駆動機構8部分に主送
り歯10の運動量の調節を行うための主送り量調節機構15
が設けられ、主部1内に差動送り軸11の回転角度範囲ひ
いては差動送り歯14の運動量を調節するための操作レバ
ー16aなどからなる差動送り量調節機構16が設けられて
いる。
また、第14図に示す第2の従来例のような構成のもの
もある。
このものは、ベッド部主部1内に設けられた図示しな
い運動変換機構により、駆動軸7の一方向回転運動がシ
リンダー部2まで延びる送り軸17の所定角度範囲内にお
ける往復回転運動に変換され、シリンダー部2内に、送
り軸17の運動を主送り歯10及び差動送り歯14に夫々伝達
するための伝達機構18が設けられている。そして、この
伝達機構18の左方に、該伝達機構18の伝達する運動量を
調節する送り量調節機構19が設けられている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このようなシリンダー型のミシンにあって
は、一般に筒状の縫製物をシリンダー部2にはめ込むよ
うにして縫製するものであるが、シリンダー部2の左端
部から針板6までの長さ寸法は、一般的な大きさの縫製
物がシリンダー部2からずり落ちない程度に設定さてい
た。ところが、縫製物には様々な大きさのものがあり、
中でも袖口部分など小さな縫製物を縫製するにあたって
は、縫製作業者が手を針板6近傍に位置させながら縫製
作業を行うことが望ましいため、従来の一般的なミシン
では、このときシリンダー部2が邪魔になって手を所望
の位置にもっていけないことがある。このため、縫製物
の種類などによっては、シリンダー部2の左端部から針
板6までの長さ寸法の小さいものが要望されている。
しかしながら、上記した従来の各ミシンでは、シリン
ダー部2内に、針板6よりも左方に位置して、主送り駆
動機構8及び主送り量調節機構15、あるいは、伝達機構
18及び送り量調節機構19が配設されているため、シリン
ダー部2の左端部から針板6までの長さ寸法を小さくす
ることは不可能であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、針板からシリンダー部の先端部までの長さ寸法を小
さくすることが可能なシリンダー型ミシンを提供するに
ある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のシリンダー型ミシンは、ベッド部主部内に送
り軸を設け、駆動軸の一方向回転運動を送り軸の所定角
度範囲内における往復回転運動に変換して伝達する運動
変換機構をベッド部主部内に設け、第1の操作部の操作
に基づいて運動変換機構が伝達する前記送り軸の回転角
度範囲を調節する送り量調節機構をベッド部主部内に設
け、主送り歯を駆動する主送り軸をベッド部内に主部か
らシリンダー部まで延びるように設け、送り軸の往復回
転運動を主送り軸に伝達する主送り伝達機構をベッド部
主部内に設け、差動送り歯を駆動する差動送り軸をベッ
ド部内に主部からシリンダー部まで延びるように設け、
送り軸の往復回転運動を差動送り軸に伝達する差動送り
伝達機構をベッド部主部内に設け、第2の操作部の操作
に基づいて差動送り伝達機構が伝達する差動送り軸の回
転角度範囲を調節する差動送り量調節機構をベッド部主
部内に設けた構成に特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、駆動軸の一方向回転運動が送り軸
に所定角度範囲内における往復回転運動に変換されて伝
達され、この送り軸の所定角度範囲内における往復回転
運動が主送り軸に伝達されて主送り歯が駆動されると共
に、送り軸の所定角度範囲内における往復回転運動が差
動送り軸に伝達されて差動送り歯が駆動されるようにな
る。そして、送り量調節機構により、主送り歯及び差動
送り歯の両送り歯による縫い目ピッチが調節され、ま
た、差動送り量調節機構により、主送り歯と差動送り歯
との間の縫製物の送り量の比率が調節される。
この場合、主送り歯及び差動送り歯の両送り歯を駆動
しあるいは運動量を調節するための機構は、全てベッド
部主部内に配設されているから、シリンダー部内に針板
から先端部側に各機構を配設するスペースが不要とな
り、この結果、針板からシリンダー部の先端部までの長
さ寸法を小さくすることが可能となる。
(実施例) 以下本発明をシリンダー型飾り縫いミシンに適用した
一実施例について、第1図乃至第11図を参照して説明す
る。
まず、第11図に基づいてミシン本体の全体構成につい
て簡単に述べるに、ミシン本体はベッド部21の右端部か
ら上方に延びるアーム部22を一体的に有して構成されて
いる。前記ベッド部21は、略矩形箱状をなすベッド部主
部23と、その左端面の手前側上部から左方に突出するシ
リンダー部24とから構成されている。前記アーム部22の
先端下部には例えば3本の縫い針25aを備えた針棒25が
設けられており、図示しない駆動機構によりその針棒25
が上下動されるようになっている。一方、前記ベッド部
21のこの場合シリンダー部24の上面左端部分には、前記
針棒25に対向して針板26が設けられ、図示はしないが前
記シリンダー部24内にその針板26の下方に位置してルー
パーが設けられている。詳しく図示はしないが、針板26
には、前記縫い針25aが貫通する針穴が形成されている
と共に、この針穴の前後に位置して差動送り歯27及び主
送り歯28(第1図参照)が夫々出没する送り歯穴が形成
されている。縫製物は針板26上にてそれら主送り歯28及
び差動送り歯27により後方へ向けて送られつつ、前記縫
い針25aとルーパーとの協働により縫い目が形成され、
以て、縫製が行われるようになっている。
さて、前記ベッド部21内における、前記主送り歯28及
び差動送り歯27を駆動するための機構について、第1図
乃至第10図を参照して以下述べる。
前記主送り歯28は及び差動送り歯27は、第1図などに
示すように、夫々主送り台29及び差動送り台30に取付け
られている。第8図及び第10図に示すように、これら主
送り台29及び差動送り台30は共に板状をなし、前記シリ
ンダー部24内に、板面を合わせて揃えられた状態で夫々
が上下及び前後方向に移動自在に配設されている。ま
た、これら主送り台29及び差動送り台30の夫々両側中央
部は、矩形状に切欠かれており、この両切欠部分に夫々
両送り台29,30に跨がるようにして、両送り台29及び30
ひいては両送り歯28及び27を上下動させるための角駒31
及び32(第4図参照)が収容されている。
一方、第2図に示すように、前記ルーパーを駆動する
ための駆動軸33は、ベッド部主部23からシリンダー部24
まで延びて設けられている。この駆動軸33は、例えばミ
シン本体外に配設された図示しないモータにより一方向
回転され、ルーパーを前記針棒25と同期して駆動するよ
うになっている。そして、この駆動軸33の左端部に前記
角駒31が取付けられており、これと共に、第5図に示す
ように、この駆動軸33の途中部位に固定された偏心輪34
に上下送りロッド35が連結され、ベッド部主部23からシ
リンダー部24まで延びて設けられた上下送り軸36が、前
記上下送りロッド35により所定角度範囲内における往復
回転運動し、この上下送り軸36の先端に前記角駒32が取
付けられている(第4図参照)。これにて、前記主送り
台29及び差動送り台30ひいては主送り歯28及び差動送り
歯27は、針棒25及びルーパーと同期して上下動されるよ
うになっている。
そして、前記ベッド部21内には、前記駆動軸33の回転
運動を伝達して主送り歯28及び差動送り歯27を前後運動
させる機構が、以下のようにして設けられている。
即ち、ベッド部主部23内には、駆動軸33と略平行に送
り軸37が回転自在に設けられている。そして、第6図に
も示すように、駆動軸33には送りロッド38の上端部に支
持された偏心輪39が固定されている。その送りロッド38
の下端部は、第7図にも示すように、送り用リンク40及
び調節用リンク41の一端部と共に軸42が挿通され、前記
送り用リンク40の他端部が、前記送り軸37に固定された
送り腕43に枢支されている。また、前記調節用リンク41
の他端部は後述する送り調節土台44に枢支されている。
これにより、第6図に示すように、前記駆動軸33の一方
向回転運動が、送りロッド38の矢印A方向の往復運動に
変換され、この往復運動が、前記調節用リンク41の他端
部の枢軸Oを中心とした軸42の矢印B方向の円弧状揺動
運動に変換され、この揺動運動が送り用リンク40の矢印
C方向の往復運動に変換され、この往復運動が送り腕43
を介して送り軸37の所定角度範囲内における矢印D方向
の往復回転運動に変換されるようになる。これにて、ベ
ッド部主部23内に、駆動軸33の一方向回転運動を送り軸
37の所定角度範囲内における往復回転運動に変換して伝
達する運動変換機構45が構成されている。
前記送り調節土台44は、第1図及び第7図に示すよう
に、その中心から左方に突出するレバー軸46を中心に回
動可能に設けられている。前記調節用リンク41は、その
回動中心から偏心した位置に枢支されている。そして、
レバー軸46の左端部には、第1の操作部たる操作レバー
47が固着されている。この操作レバー47の先端部はベッ
ド部主部23の前面から突出しており、縫製作業者がこの
操作レバー47を上下方向に回動させることにより、送り
調節土台44が回動し、これに伴い、前記調節用リンク41
の枢軸Oがレバー軸46を中心に円弧状(矢印E方向)に
変位するようになっている。従って、操作レバー47を操
作することにより、前記軸42の矢印B方向の円弧状揺動
運動の矢印C方向の往復運動成分が変更され、ひいて
は、送り軸37の回転角度範囲が変更されるようになる。
以て、ベッド部主部23内に、前記運動変換機構45が伝達
する送り軸37の回転角度範囲を調節する送り量調節機構
48が構成されている。
そして、第1図及び第2図に示すように、ベッド部21
内の手前側には、前記駆動軸33と平行にベッド部主部23
からシリンダー部24まで延びて主送り軸49及び差動送り
軸50が夫々回転自在に設けられている。
このうち、主送り軸49の右端部には、第1図及び第6
図に示すように、主送り軸腕51が固定されており、この
主送り軸腕51の下端部と前記送り軸37に固定された送り
腕43の上端部とに両端が夫々枢支された主送りリンク52
にて、主送り軸49の右端部が送り軸37に連結されてい
る。これにより、第6図に示すように、前記送り軸37の
矢印D方向の所定角度範囲内における往復回転運動が、
主送りリンク52の矢印F方向の往復運動に変換され、こ
の往復運動が主送り軸49の矢印G方向の所定角度範囲内
における往復回転運動に変換されて伝達されるようにな
っている。これにて、ベッド部主部23内に、送り軸37の
往復回転運動を主送り軸49に伝達する主送り伝達機構53
が構成されている。一方、主送り軸49の左端部は、第2
図に示すように、シリンダー部24内の略先端部まで延び
ており、第3図及び第8図にも示すように、その左端部
にレバー部54が設けられている。そして、このレバー部
54にリンク55を介して前記主送り台29が連結されてい
る。これにて、主送り軸49の矢印G方向の所定角度範囲
内における往復回転運動によって、主送り台29ひいては
主送り歯28が前後方向(第3図で矢印H方向)に駆動さ
れるようになっている。
一方、前記差動送り軸50は、前記送り軸37の右端部に
固定された差動送り腕56に前後方向に対応位置するまで
右方に延び、第1図及び第9図に示すように、その右端
部に差動送り軸腕57が固定されている。前記差動送り腕
56は円弧状をなし、その上部途中部位に調節部材58が位
置変更可能に嵌合している。また、この調節部材58は左
方に突出する軸部58a(第2図参照)を一体に有してい
る。そして、前記差動送り軸腕57の下端部と前記調節部
材58の軸部58aとに両端が夫々枢支された差動送りリン
ク59にて、差動送り軸50の右端部が送り軸37に連結され
ている。これにより、第9図に示すように、前記送り軸
37の矢印D方向の所定角度範囲内における往復回転運動
が、差動送り腕56の矢印I方向の揺動運動に変換され、
この揺動運動が差動送りリンク59の矢印J方向の往復運
動に変換され、この往復運動が差動送り軸50の矢印K方
向の所定角度範囲内における往復回転運動に変換されて
伝達されるようになっている。これにて、ベッド部主部
23内に、送り軸37の往復回転運動を差動送り軸50に伝達
する差動送り伝達機構60が構成されている。一方、差動
送り軸50の左端部も、シリンダー部24内の左端部略いっ
ぱいまで延びており、第3図及び第10図にも示すよう
に、その左端部にレバー部61が固定されている。そし
て、このレバー部61にリンク62を介して前記差動送り台
30が連結されている。これにて、差動送り軸50の矢印K
方向の所定角度範囲内における往復回転運動によって、
差動送り台30ひいては差動送り歯27が前後方向(第3図
で矢印H方向)に駆動されるようになっている。
また、ベッド部主部23内の右側部位には、前記調節部
材58の差動送り腕56への嵌合位置を変更させることによ
り前記差動送り軸50の回転角度範囲を調節する差動送り
量調節機構63が設けられている。この差動送り量調節機
構63は、ベッド部主部23内の右端部手前側に設けられた
差動調節レバー軸64の左端部に差動調節腕65を取付け、
この差動調節腕65の他端部を前記調節部材58の軸部58a
に調節コマ58bを介して枢支させて構成されている。ま
た、差動調節レバー軸64の右端部には、差動調節レバー
66がベッド部21外部に位置して設けられている。従っ
て、第9図に示すように、差動調節レバー66を上下方向
に操作することにより、差動調節レバー軸64が矢印L方
向に回動し、差動調節腕65を介して調節部材58を矢印M
方向に移動させて差動送り腕56への嵌合位置が変更され
るようになっている。これにて、差動送り腕56の矢印I
方向の揺動運動に伴う調節部材58(軸部58a)の揺動運
動量が変更されて差動送りリンク59の矢印J方向の往復
運動量が変更され、ひいては、差動送り軸50の回転角度
範囲が変更される。
以上の構成において、駆動軸33が一方向回転されてミ
シンが駆動されると、針棒25及びルーパーが動作される
ようになる。そして、それと同期して、駆動軸33の位置
方向回転運動が運動変換期間45により送り軸37に所定角
度範囲内における往復回転運動に変換されて伝達され、
この送り軸37の所定角度範囲内における往復回転運動が
主送り伝達機構53により主送り軸49に伝達されて主送り
歯28が駆動されると共に、送り軸37の所定角度範囲内に
おける往復回転運動が差動送り伝達機構60により差動送
り軸50に伝達されて差動送り歯27が駆動されるようにな
る。
そして、送り量調節機構48の操作レバー47を操作する
ことにより、送り軸37の往復回転運動の回転角度範囲が
調節され、以て、主送り歯28及び差動送り歯27の両送り
歯による1サイクルにおける布送り量言換えれば縫い目
ピッチが調節される。また、差動送り量調節機構63の差
動調節レバー66を操作することにより、送り軸37から差
動送り軸50に伝達される該差動送り軸50の往復回転運動
の回転角度範囲が調節され、以て、主送り歯28と差動送
り歯27との間の縫製物の送り量の比率(差動比)が調節
され、縫製物の伸長あるいは収縮の度合いが調節され
る。
このような本実施例によれば、送り軸37,運動変換機
構45,送り量調節機構48,主送り伝達機構53,差動送り伝
達機構60及び差動送り量調節機構63を、全てベッド部主
部23内に配設しているので、シリンダー部24内に針板26
から左端部側にそれらの機構を配設するスペースが不要
となった。従って、従来のようなシリンダー部2内に、
針板6よりも左方に位置して、主送り駆動機構8及び主
送り量調節機構15、あるいは、伝達機構18及び送り量調
節機構19が配設されていたものと異なり、シリンダー部
24の左端部から針板26までの長さ寸法を小さくすること
が可能となった。この結果、縫製作業者が手を針板26の
近傍に位置させながら縫製作業を行うことができるよう
になり、従来では困難性が付きまとっていた袖口部分な
ど小さな縫製物を縫製する場合における作業性を大幅に
向上させることができるものである。また、例えば比較
的大形の縫製物を縫製する場合には、第1図に斜線を付
して示すように、シリンダー部24の先端部に該シリンダ
ー部24の長さを延長するアタッチメントを着脱自在に取
付けるようにすれば、縫製物をずり落ちることなく縫製
することができるものである。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもの
である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明のシリンダー
型ミシンによれば、針板からシリンダー部の先端部まで
の長さ寸法を小さくすることが可能となるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は一部を省略して示すベッド部内の透視斜視図、第
2図はベッド部の横断上面図、第3図は第2図のIII−I
II線に沿う縦断面図、第4図は上下送り軸の先端部分の
分解斜視図、第5図は第2図のV−V線に沿う縦断面
図、第6図は第2図のVI−VI線に沿う縦断面図、第7図
は運動変換機構部分の分解斜視図、第8図は主送り台部
分の分解斜視図、第9図は第2図のIX−IX線に沿う縦断
面図、第10図は差動送り台部分の分解斜視図、第11図は
ミシン本体の外観を示す斜視図である。また、第12図乃
至第14図は従来例を示すもので、第12図は第11図相当
図、第13図はベッド部内部の機構の第1の従来例を示す
第1図相当図、第14図はベッド部内部の機構の第2の従
来例を示す第1図相当図である。 図面中、21はベッド部、23はベッド部主部、24はシリン
ダー部、26は針板、27は差動送り歯、28は主送り歯、29
は主送り台、30は差動送り台、33は駆動軸、36は王下送
り軸、37は送り軸、38は送りロッド、39は送り偏心輪、
40は送り用リンク、41は調節用リンク、42は軸、43は送
り腕、44は送り調節台、45は運動変換機構、47は操作レ
バー(第1の操作部)、48は送り量調節機構、49は主送
り軸、50は差動送り軸、51は主送り腕、52は主送りリン
ク、53は主送り伝達機構、56は差動送り腕、57は差動送
り軸腕、58は調節部材、59は差動送りリンク、60は差動
送り伝達機構、63は差動送り量調節機構、66は差動調節
レバー(第2の操作部)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩越 弘恭 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 1/00 - 83/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド部主部とこの主部の一部から突出し
    たシリンダー部とからなるベッド部を備え、前記シリン
    ダー部に主送り歯と差動送り歯とを設けたものにおい
    て、前記ベッド部内に主部からシリンダー部まで延びて
    設けられ該シリンダー部内のルーパーを駆動する駆動軸
    と、前記ベッド部主部内に設けられた送り軸と、前記ベ
    ッド部主部内に設けられ前記駆動軸の一方向回転運動を
    前記送り軸の所定角度範囲内における往復回転運動に変
    換して伝達する運動変換機構と、前記ベッド部主部内に
    設けられ第1の操作部の操作に基づいて前記運動変換機
    構が伝達する前記送り軸の回転角度範囲を調節する送り
    量調節機構と、前記ベッド部内に主部からシリンダー部
    まで延びて設けられ前記主送り歯を駆動する主送り軸
    と、前記ベッド部主部内に設けられ前記送り軸の往復回
    転運動を前記主送り軸に伝達する主送り伝達機構と、前
    記ベッド部内に主部からシリンダー部まで延びて設けら
    れ前記差動送り歯を駆動する差動送り軸と、前記ベッド
    部主部内に設けられ前記送り軸の往復回転運動を前記差
    動送り軸に伝達する差動送り伝達機構と、前記ベッド部
    主部内に設けられ第2の操作部の操作に基づいて前記差
    動送り伝達機構が伝達する前記差動送り軸の回転角度範
    囲を調節する差動送り量調節機構とを具備することを特
    徴とするシリンダー型ミシン。
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