JP2001068280A - 放電灯安定器の起動制御方法 - Google Patents

放電灯安定器の起動制御方法

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JP2001068280A
JP2001068280A JP23943299A JP23943299A JP2001068280A JP 2001068280 A JP2001068280 A JP 2001068280A JP 23943299 A JP23943299 A JP 23943299A JP 23943299 A JP23943299 A JP 23943299A JP 2001068280 A JP2001068280 A JP 2001068280A
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JP
Japan
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voltage
discharge lamp
time
lighting
ballast
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JP23943299A
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English (en)
Inventor
Takeo Futami
岳朗 二見
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振フィルタのコンデンサの寿命を長くす
る。 【解決手段】 起動開始時刻t1から、放電灯が点灯す
るに必要な時間よりわずか長い時間T1=5秒間、起動
電圧VD を出力へ供給し、出力端子の電圧VoutがVR
以上か否かを調べVout >VR なら点灯せず、Vout
R なら点灯したと判定し、点灯しない場合は、小休止
時間T2=4秒の間起動電圧VD の供給を停止して、再
び時間T1だけVD を供給することを3回繰返し、起動
待機時間T3=60秒、VD の供給を停止した後、再び
前繰返起動を行う。この起動待機時間T3後に繰返起動
を行うことを3回行い、点灯しなければ起動動作を停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばイカ釣り漁
船等で集魚用に用いられる高輝度で発光効率が高いメタ
ルハライドランプなどの放電灯に安定器から所定の電圧
の交流電力を印加して点灯する起動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の放電灯安定器は図4に示
すように発電機11からの交流電力が昇圧トランス12
へ供給され、電圧が高くされ、リアクトル13とコンデ
ンサ14よりなる共振フィルタ15を通じて、出力端子
16,17間に印加され、出力端子16,17間に接続
された起動回路18にて、出力端子16,17間が短
絡、開放が繰返されて出力端子16,17間に昇圧され
た交流電力が得られ、この交流電力が出力端子16,1
7間に接続されたメタルハライドランプのような放電灯
19が点灯される。
【0003】あるいは図5に示すように発電機11より
の交流電力は整流回路21で整流され、更に平滑回路2
2で平滑されてインバータ23へ入力され、インバータ
23は駆動信号発生手段24よりの駆動信号によりスイ
ッチング制御され、交流電力が出力され、この交流電力
がリアクトル13とコンデンサ14よりなる共振フィル
タへ供給される。コンデンサ14の両端の交流電力が、
出力端子16,17間に接続された放電灯19に印加さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】放電灯安定器20を起
動させるには放電灯19の放電開始電圧、例えば交流5
00V程度の高い電圧が必要である。しかし、放電灯1
9は一度点灯しある程度点灯状態を継続させた後、消灯
させ、再び点灯させようとしても10〜15分間はこの
起動電圧を放電灯19に印加しても点灯しない。また、
この場合のほか、放電灯19が破損している場合、出力
端子16,17間が開放状態となっている場合も放電灯
19は点灯しないまま、前記高い起動電圧が出力端子1
6,17間に印加され続ける。共振フィルタのコンデン
サ14やインバータ23の各構成素子は小形、軽量、低
価格の点から、放電灯19が点灯し、出力端子16,1
7間が飽和電圧、例えば300V程度になった状態で
の、耐圧特性が得られるものが用いられる。このため前
記起動電圧が出力され続けた状態になると、コンデンサ
14やインバータ23の素子に過電圧や過電流が印加さ
れ続け、これらが内部破壊したり、劣化が著しく進み、
コンデンサの容量が低下し、安定器20の起動電圧が低
下し、また出力電圧の低下により放電灯19の照度が低
下する。更にコンデンサ14の寿命を著しく短縮し、装
置の寿命も短かくなる。特に例えばイカ釣り漁船の集魚
灯として用いる場合は一般に50台以上という多量の放
電灯安定器が搭載されており、漁船から放電灯安定器2
0を取外し、陸上でコンデンサの交換を行うため、その
工数が多く工賃が高いものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】安定器から放電灯に起動
電圧を印加する起動過程と、点灯確認時間後に安定器の
出力電圧と所定電圧とを比較して点灯したか否かを調べ
る確認過程と、点灯していない場合は放電灯への起動電
圧の印加を停止する出力停止過程と、その出力停止後に
第1所定時間の経過を待って起動過程に戻る小休止過程
と、起動過程、確認過程、出力停止過程、小休止過程を
所定回数繰返す繰返し過程と、その繰返し過程後に第1
所定時間より長い第2所定時間の経過を待って繰返し過
程を繰返す起動待機過程とを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例が適用さ
れる放電灯安定器の例を示す。同図中図5と対応する部
分に同一番号を付け、重複説明は省略する。インバータ
23の出力側にそれぞれ共振フィルタ15を介して2つ
の放電灯19が接続された場合である。この例では出力
端子16,17間の電圧Vout が電圧検出回路26で検
出され、制御手段25に入力される。制御手段25はC
PUを主体に構成され、メモリ27に基準電圧VR 、基
準時間T1,T2,T3などが格納され、また計時機能
28を有し、プログラムを解読実行して予め決められた
手順で駆動信号発生手段24を制御して起動電圧の供
給、停止の制御を行うことができる。
【0007】図2にこの発明による起動方法の例を示
す。時刻t1に起動が開始されると出力端子16,17
間に起動電圧VD 、例えば500Vが印加される。起動
電圧印加から予め決められた基準時間T1が経過する
と、放電灯19が点灯したか否かの確認が行われる。通
常は起動電圧VD の印加からほぼ3秒以内に点灯する。
従って基準時間T1は点灯に必要な時間であって、例え
ば5秒とされる。また放電灯19が点灯すると出力端子
16,17間の電圧Vout は著しく低下した後、飽和電
圧VS (300V程度)まで上る。従って基準電圧VR
は起動電圧VD と飽和電圧VS との間の値とし、端子1
6,17間の出力電圧Vout が基準電圧VRより小さけ
れば点灯、VR 以上であれば点灯しなかったと判断す
る。
【0008】点灯しなかったと判断されると、起動電圧
D の供給を停止し、短かい基準時間(小休止時間)T
2の後、再び起動電圧VD を放電灯19に供給する。放
電灯19の点灯には起動電圧VD を高くし、かつ連続し
て印加するとよい。一方、コンデンサ14は過電圧でも
短時間であれば劣化はほとんど生じない。コンデンサ1
4に劣化を生じさせない程度に基準時間T2をなるべく
大とする。この点から3〜5秒程度がよい。また図1の
例のように2本の放電灯を点灯させる場合、その点灯し
易さのばらつきで一方が点灯し、他方が点灯しない場合
があるが、4秒程おいて再起動すると、両方とも点灯す
ることが多い。よって小休止時間T2は4秒程度とされ
る。
【0009】このように基準時間T1の起動電圧VD
供給、点灯の確認、小休止T2の後再起動することを、
複数回繰返す。この間に点灯すれば、そのまま起動電圧
Dの供給を継続する。前記繰返起動により点灯しない
場合は比較的長い基準時間(起動待機時間)T3、例え
ば60秒の間、起動電力の供給を停止して再び繰返起動
を行う。繰返起動の起動回数Nはこの例では3回である
が、少なくとも2回乃至5、6回とする。また起動待機
時間T3はこの例では60秒としたが、繰返起動により
放電灯19の内部状態が変化したのが、初期状態に戻る
に必要な時間あればよく、30〜120秒とすればよ
い。
【0010】繰返起動と起動待機時間T3の繰返し、つ
まり繰返起動の繰返し回数Mは例えば4回程度とされ
る。つまり起動待機時間T3の合計が3分間程度して
も、点灯しない場合は起動動作を停止する。前述のよう
に放電灯19は一度点灯しある程度点灯状態を継続させ
た後、消灯させ、再び点灯させようとしても10分〜1
5分間は点灯しない。従って起動待機時間T3の合計が
3分間程度で点灯しない場合は、前記消灯直後の再点灯
と判断して起動動作を停止する。
【0011】以上述べた起動動作の手順を図3に示す。
まずパラメータmを0に初期化し(S1)、次にmを+
1し、パラメータnを0に初期化し(S2)、その後、
nを+1して(S3)、起動電圧VD を供給する(S
4)。起動電圧VD の供給開始から時間が基準時間T1
だけ経過すると(S5)、出力電圧Vout が基準電圧V
R 以上かを調べる(S6)。Vout がVR 以下であれば
点灯したことであるから、起動動作は終了して通常点灯
に移行する。Vout がVR 以上であれば点灯しなかった
ことであるから起動電圧VD の供給を停止する(S
7)。
【0012】繰返起動における起動回数nが所定回数N
になったかを調べ(S8)、Nになっていなければ、V
D の供給を停止してから基準時間(小休止時間)T2だ
け経過すると(S9)、ステップS3に戻ってnを+1
して、再び起動電圧VD の供給に移る。このようにして
点灯に必要な時間T1だけ起動電圧VD を供給して小休
止し、再び起動電圧VD を供給することが所定回数Nだ
け繰返されると、ステップS8でn=Nとなり、繰返起
動の繰返し回数mが所定数Mになったかを調べ(S1
0)、Mになっていなければ、ステップS7で起動電圧
D の供給を停止してから基準時間T3(起動待機時
間)の経過を待ち(S11)、起動待機時間が終ると、
ステップS2に戻り、mを+1し、nを0に初期化し
て、再び繰返起動動作を行うようになる。繰返起動の繰
返し回数mが所定数Mになると、点灯不可能と判断して
起動動作を終了する。
【0013】上述ではこの発明をインバータ式安定器に
適用したが図4に示したインバータを用いないトランス
式安定器にも適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、起
動電圧VD を点灯に必要な時間だけしか印加していない
ため、点灯しない場合、放電灯が破損している場合、負
荷側が開放となっている場合でも、共振用コンデンサ1
4やインバータの素子に過電圧や過電流が印加される時
間が従来よりも著しく短かくコンデンサやインバータの
素子の劣化が従来より著しく少なく、これらの交換が従
来より著しく少なくて済み、また装置の寿命も長くな
る。
【0015】しかも、小休止して再び短時間起動電圧を
供給することを繰返すため、放電灯には起動電圧VD
連続供給に近い動作状態になり、従来の連続供給起動に
近い点灯特性が得られる。放電灯の点灯性は起動時に高
い電圧を継続して長く印加した方がよいことが知られて
いる。しかし3〜5秒程度の小休止時間T2を設けて
も、点灯性の低下は極わずかであり、一方コンデンサ1
4の寿命は大きく改善される。従来の連続印加点灯の場
合はコンデンサ14は2年で劣化したが、この発明を適
用した場合は5年でも劣化したものは少なかったことが
確認されている。
【0016】また起動待機時間をおいて再び繰返起動を
行うことにより、点灯特性を低下させることなくコンデ
ンサ14の寿命を長くすることができる。つまり例えば
小休止時間T2だけでは何回も繰返すと、やはりコンデ
ンサ14が劣化するが、この発明では1分間程度の起動
待機時間を設けているため、コンデンサ14の劣化が著
しく小さなもので済む。この起動待機時間T3の回数は
実施例では3回としたが、一度消灯した後、再起動させ
た場合は、10分〜15分経過しないと点灯しないこと
から、起動待機時間T3の回数は10〜15程度とし、
これより多くしても点灯しない場合は故障と判断すれば
よい。なお起動待機時間T3を設けることにより、電力
消費も減少できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される放電灯安定器を示す図。
【図2】この発明の起動方法の実施例を示す図。
【図3】この発明方法の手順を示す流れ図。
【図4】従来のトランス式放電灯安定器を示す図。
【図5】従来のインバータ式放電灯安定器を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/48 H02M 7/48 L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定器から所定の電圧の交流電力を放電
    灯に印加して点灯する起動方法において、 安定器から放電灯に起動電圧を印加する起動過程と、 点灯確認時間後に安定器の出力電圧と所定電圧とを比較
    して、点灯したか否かを調べる確認過程と、 点灯していない場合は放電灯への起動電圧の印加を停止
    する出力停止過程と、 その出力停止後に第1所定時間の経過を待って上記起動
    過程に戻る小休止過程と、 上記起動過程、上記確認過程、上記出力停止過程、上記
    小休止過程を所定回数繰返す繰返し過程と、その繰返し
    過程後に上記第1所定時間より長い第2所定時間の経過
    を待って上記繰返し過程を繰返す起動待機過程と、 を有する放電灯安定器の起動制御方法。
  2. 【請求項2】 上記起動待機過程を所定回繰返すと点灯
    動作を終了する過程を有することを特徴とする請求項1
    記載の放電灯安定器の起動制御方法。
JP23943299A 1999-08-26 1999-08-26 放電灯安定器の起動制御方法 Pending JP2001068280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111791702A (zh) * 2020-05-21 2020-10-20 中国第一汽车股份有限公司 一种仪表指示灯的处理方法、装置、车辆及存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111791702A (zh) * 2020-05-21 2020-10-20 中国第一汽车股份有限公司 一种仪表指示灯的处理方法、装置、车辆及存储介质
CN111791702B (zh) * 2020-05-21 2023-01-17 中国第一汽车股份有限公司 一种仪表指示灯的处理方法、装置、车辆及存储介质

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Effective date: 20060111