JP2001067982A - キー入力装置 - Google Patents
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Abstract
ームシート7が設置されると共に、該ドームシート7の
上部には、各ドーム部を押圧するための複数の操作キー
が設置され、操作キーによる押圧によってドーム部が弾
性復帰可能に反転して、接点が閉じられるキー入力装置
において、シーソーキー15についても確実にキー接点を
閉じることが出来るキー入力装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るキー入力装置において、ド
ームシート7の各ドーム部の周囲に形成された平板部70
は、シーソーキー15によって選択的に押圧されるべき複
数のドーム部72の内側領域74と、該複数のドーム部72の
外側領域73とを具え、ベース板5とドームシート7の間
にはスペーサシート6が介在し、これによって、ドーム
シート7の平板部70の内側領域74の高さが外側領域73の
高さよりも低くなっている。
Description
備されるキー入力装置に関し、特に、複数のキー接点を
選択的に閉じることが可能なシーソーキーを含む複数の
操作キーが配備されているキー入力装置に関するもので
ある。
す如く前面ケース(11)と背面ケース(12)によってケーシ
ング(1)が形成され、前面ケース(11)の表面には、ディ
スプレイ(13)や、複数の操作キー(14)が配備されてい
る。これらの操作キー(14)の中には、機能を選択する際
に操作するシーソーキー(15)が含まれている。図示する
シーソーキー(15)では、4つのキー接点の中の1つを選
択的に閉じて、機能を選ぶことが可能である。
す如く回路基板(3)が設置され、該回路基板(3)には、
操作キー(14)によって押下されるべきキーシート装置(4
0)、前記のディスプレイ(13)、高周波回路モジュール(3
2)、モータ(22)の出力軸に偏心荷重(21)を取り付けてな
る着信報知用のバイブレータ(2)等が設置されている。
示す如く、ベース板(5)上に、スペーサシート(60)を介
して、上向きに膨らんだ複数のドーム部(75)を具えたP
ET製のドームシート(7)が設置されている。又、該ド
ームシート(7)の上部には、各ドーム部(75)を押圧する
ための、シーソーキー(15)を含む複数の操作キーが設置
されている。スペーサシート(60)には、図11に示す如
く、前記複数のドーム部(75)に対応して、複数の円形孔
(64)が開設されると共に、これらの円形孔(64)を繋ぐ溝
状の空気抜き孔(63)が開設されている。
キーによる押圧によってドーム部(75)が弾性復帰可能に
反転して、該ドーム部(75)の内面に形成された接触端子
(52)が、ベース板(5)の表面に形成された接点電極(51)
に接触し、接点が閉じられる。
装置(40)において、キー接点を確実に閉じるためには、
ドームシート(7)のドーム部(75)の内面に形成された接
触端子(52)を、ベース板(5)の表面に形成された接点電
極(51)に対して、出来るだけ大きな面積で接触させるこ
とが必要であり、このためには、ドーム部(75)を垂直下
方に押圧する必要がある。
押下されるべき複数のドーム部(75)については、シーソ
ーキー(15)が揺動して、該シーソーキー(15)の端部に下
向きに突設された押圧子(83)が、斜め方向にドーム部(7
5)を押下することとなる。即ち、図10に示す様に、ド
ーム部(75)を垂直に貫通する中心軸Vに対し、シーソー
キー(15)の押圧子(83)による押圧力Fの作用方向が、角
度θをもつこととなる。この結果、ドーム部(75)がいび
つに変形して、該ドーム部(75)の内面に形成された接触
端子(52)が、ベース板(5)の接点電極(51)に対して、点
接触状態で接触することとなり、確実にキー接点を閉じ
ることが出来ない問題があった。
いても確実にキー接点を閉じることが出来るキー入力装
置を提供することである。
においては、ベース板(5)上に、上向きに膨らんだ複数
のドーム部(71)を具えたドームシート(7)が設置される
と共に、該ドームシート(7)の上部には、各ドーム部(7
1)を押圧するための複数の操作キー(14)が設置され、該
複数の操作キー(14)の中には、前記複数のドーム部(71)
に含まれる複数のドーム部(72)を選択的に押圧すること
が可能なシーソーキー(15)が含まれ、操作キー(14)によ
る押圧によってドーム部(71)が弾性復帰可能に反転し
て、該ドーム部(71)の内面に形成された接触端子(52)
が、ベース板(5)の表面に形成された接点電極(51)に接
触し、接点が閉じられる。ここで、ドームシート(7)の
各ドーム部(71)の周囲に形成された平板部(70)は、シー
ソーキー(15)によって選択的に押圧されるべき複数のド
ーム部(72)の内側に拡がる内側領域(74)と、該複数のド
ーム部(72)の外側に拡がる外側領域(73)とを具え、ベー
ス板(5)とドームシート(7)の間にはスペーサシート
(6)が介在し、該スペーサシート(6)には、各ドーム部
(71)に対応させて、複数の円形孔(61)が開設され、該ス
ペーサシート(6)の介在によって、ドームシート(7)の
平板部(70)の内側領域(74)と外側領域(73)の間には、ベ
ース板(5)の表面からの高さに差が設けられ、内側領域
(74)の高さが外側領域(73)の高さよりも低くなってい
る。
ームシート(7)の平板部(70)の内側領域(74)の高さが外
側領域(73)の高さよりも低くなっているので、シーソー
キー(15)によって選択的に押圧されるべき複数のドーム
部(72)はそれぞれ、内側領域(74)側に低く、外側領域(7
3)側に高く傾斜することになる。即ち、これらのドーム
部(72)は、それぞれの中心軸がベース板(5)の表面に対
する垂線から傾斜することになる。
のドーム部(72)を押圧した場合、該ドーム部(72)を垂直
に貫通する中心軸Cと、シーソーキー(15)による押圧力
Fの作用方向とが、同一若しくは略同一方向となり、こ
の結果、該ドーム部(72)は前記中心軸に対して対称に変
形して、該ドーム部(72)の内面に形成された接触端子(5
2)は、ベース板(5)上の接点電極(51)に十分な面積で接
触する。又、該ドーム部(72)は前記中心軸に対して対称
に変形するので、他の操作キー(14)と同様の良好なクリ
ック感が得られる。
には、シーソーキー(15)によって選択的に押圧されるべ
き複数のドーム部(72)に対応する複数の円形孔(62)の内
側に、これら複数の円形孔(62)を含む開口(65)が形成さ
れており、ドームシート(7)は、平板部(70)の内側領域
(74)が前記開口(65)を通してベース板(5)の表面に接合
されている。該具体的構成によれば、ドームシート(7)
の平板部(70)の内側領域(74)と外側領域(73)の間には、
ドームシート(7)の厚さに一致する高低差が設けられ
る。
ーソーキー(15)についてもドーム部(72)の内面に形成さ
れた接触端子(52)はベース板(5)上の接点電極(51)に十
分な面積で接触するので、確実にキー接点を閉じること
が出来る。
示す携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具
体的に説明する。本発明に係る携帯電話機においては、
図3(a)(b)(c)に示す如く、ケーシングを構成する前
面ケース(11)に、ディスプレイ(13)を露出させるための
1つの開口(16)と、複数の操作キー(14)を臨出させるた
めの複数の開口(17)とが形成され、これらの開口(17)の
中には、シーソーキー(15)を臨出させるための開口(18)
が含まれている。
ー(14)が一体に形成されたシリコンゴム製のキーシート
(8)が配備される。該キーシート(8)の複数の操作キー
(14)の中には、互いに隣接する4つのキー接点を選択的
に閉じることが出来るシーソーキー(15)が含まれてい
る。
板(3)上には、ディスプレイ(13)が設置されると共に、
複数のドーム部(71)を具えたキーシート装置(4)が設置
される。該キーシート装置(4)の複数のドーム部(71)の
中には、シーソーキー(15)によって選択的に押下される
べき4つのドーム部(72)が含まれている。
ベース板(5)上に、PET製のスペーサシート(6)を接
合し、更にその上にPET製のドームシート(7)を接合
して構成されている。ドームシート(7)は、図5に示す
如く、前述の複数のドーム部(71)と、これらのドーム部
(71)を包囲する平板部(70)とを一体に具え、各ドーム部
(71)の内面には、円形のカーボン膜からなる接触端子(5
2)が形成されている。尚、ドームシート(7)の平板部(7
0)は、前記シーソーキー(15)によって選択的に押圧され
るべき4つのドーム部(72)の内側に拡がる内側領域(74)
と、これら4つのドーム部(72)の外側に拡がる外側領域
(73)とを具えている。
く、前記ドームシート(7)の各ドーム部(71)に対応させ
て、複数の円形孔(61)が開設されると共に、これらの円
形孔(61)を互いに繋ぐ溝状の空気抜き孔(63)が開設され
ている。又、スペーサシート(6)には、前記シーソーキ
ー(15)によって選択的に押圧されるべき4つのドーム部
(72)に対応する4つの円形孔(62)の内側に、これら4つ
の円形孔(62)に囲まれた領域を切除してなる大きな開口
(65)が形成されている。該開口(65)は、ドームシート
(7)の4つのドーム部(72)と、これらのドーム部(72)の
内側に拡がる内側領域(74)とを含む輪郭形状を有してい
る。これに対し、図11に示す従来のスペーサシート(6
0)では、ドームシート(7)の4つのドーム部(75)に対応
する4つの円形孔(64)が開設されているが、これらの円
形孔(64)は単に溝状の空気抜き孔(63)で繋がっているに
過ぎず、4つの円形孔(64)の内側に開口は形成されてい
なかった。
は、前記の各操作キー(14)に対応させて、一対の櫛形の
電極片(53)(54)を対向させてなる接点電極(51)が形成さ
れており、前記ドームシート(7)のドーム部(71)の内面
に形成された接触端子(52)が、ベース板(5)上の接点電
極(51)に接触することによって、該接点電極(51)の一対
の電極片(53)(54)が互いに接続され、接点が閉じられる
ことになる。
ーキー(15)以外の操作キー(14)によって押圧されるべき
複数のドーム部(71)については、図2に示す如く、各ド
ーム部(71)の周囲の平板部(70)とベース板(5)との間
に、一定厚さのスペーサシート(6)が介在しているの
で、各ドーム部(71)は、ベース板(5)の表面に対して平
行な姿勢に設定される。従って、操作キー(14)に対する
押圧力Fは、ドーム部(71)に対して垂直に作用すること
になる。
1)はキーシート(8)の押圧子(81)に押下されて、ドーム
部(71)の中心軸に対して対称に反転し、該ドーム部(71)
の内面に形成された接触端子(52)は、ベース板(5)上の
接点電極(51)に対して、十分な面積で接触し、接点が閉
じられる。その後、操作キー(14)によるドーム部(71)の
押圧を解放すれば、ドーム部(71)は弾性復帰して、接点
が開かれる。
圧されるべき4つのドーム部(72)については、図1に示
す如く、ドームシート(7)の平板部(70)の外側領域(73)
とベース板(5)の間にスペーサシート(6)が介在する一
方、平板部(70)の内側領域(74)がスペーサシート(6)の
開口(65)を通してベース板(5)の表面に接合されている
ので、ドームシート(7)の平板部(70)の内側領域(74)と
外側領域(73)の間には、ベース板(5)の表面からの高さ
に差が設けられ、内側領域(74)の高さが外側領域(73)の
高さよりもスペーサシート(6)の厚さ(例えば0.1〜
0.2mm)だけ低くなっている。これに伴って、シーソ
ーキー(15)によって選択的に押圧されるべき4つのドー
ム部(72)はそれぞれ、内側領域(74)側に低く、外側領域
(73)側に高く傾斜することになる。
れか1つのドーム部(72)を押圧した場合、図1中に示す
如く、該ドーム部(72)を垂直に貫通する中心軸Cと、シ
ーソーキー(15)による押圧力Fの作用方向とが、同一若
しくは略同一方向となる。この結果、ドームシート(7)
のドーム部(72)はキーシート(8)の押圧子(82)に押下さ
れて、ドーム部(72)の中心軸Cに対して対称に反転し
て、該ドーム部(72)の内面に形成された接触端子(52)
は、ベース板(5)上の接点電極(51)に対して、十分な面
積で接触し、接点が閉じられる。この際、ドーム部(72)
は前記中心軸Cに対して対称に変形するので、他の操作
キー(14)と同様の良好なクリック感が得られる。その
後、シーソーキー(15)によるドーム部(72)の押圧を解放
すれば、ドーム部(72)は弾性復帰して、接点が開かれ
る。
れば、シーソーキー(15)についてもドーム部(72)の内面
に形成された接触端子(52)はベース板(5)上の接点電極
(51)に十分な面積で接触するので、接触端子(52)を構成
する一対の電極片(53)(54)を互いに確実に接続して、キ
ー接点を閉じることが出来る。
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば本発明は、携帯電話に限ら
ず、キー入力装置を具えた種々の電子機器に実施するこ
とが出来る。
における拡大断面図である。
おける拡大断面図である。
ース、キーシート、及び回路基板の平面図である。
ける拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース板(5)上に、上向きに膨らんだ複
数のドーム部(71)を具えたドームシート(7)が設置され
ると共に、該ドームシート(7)の上部には、各ドーム部
(71)を押圧するための複数の操作キー(14)が設置され、
該複数の操作キー(14)の中には、前記複数のドーム部(7
1)に含まれる複数のドーム部(72)を選択的に押圧するこ
とが可能なシーソーキー(15)が含まれ、操作キー(14)に
よる押圧によってドーム部(71)が弾性復帰可能に反転し
て、該ドーム部(71)の内面に形成された接触端子(52)
が、ベース板(5)の表面に形成された接点電極(51)に接
触し、接点が閉じられるキー入力装置において、 ドームシート(7)の各ドーム部(71)の周囲に形成された
平板部(70)は、シーソーキー(15)によって選択的に押圧
されるべき複数のドーム部(72)の内側に拡がる内側領域
(74)と、該複数のドーム部(72)の外側に拡がる外側領域
(73)とを具え、ベース板(5)とドームシート(7)の間に
はスペーサシート(6)が介在し、該スペーサシート(6)
には、各ドーム部(71)に対応させて、複数の円形孔(61)
が開設され、該スペーサシート(6)の介在によって、ド
ームシート(7)の平板部(70)の内側領域(74)と外側領域
(73)の間には、ベース板(5)の表面からの高さに差が設
けられ、内側領域(74)の高さが外側領域(73)の高さより
も低いことを特徴とするキー入力装置。 - 【請求項2】 スペーサシート(6)には、シーソーキー
(15)によって選択的に押圧されるべき複数のドーム部(7
2)に対応する複数の円形孔(62)の内側に、これら複数の
円形孔(62)を含む開口(65)が形成されており、ドームシ
ート(7)は、平板部(70)の内側領域(74)が前記開口(65)
を通してベース板(5)の表面に接合されている請求項1
に記載のキー入力装置。
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