JP2001066960A - トナー再生方法、及び再生トナーを使用する画像形成装置 - Google Patents

トナー再生方法、及び再生トナーを使用する画像形成装置

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JP2001066960A
JP2001066960A JP24117799A JP24117799A JP2001066960A JP 2001066960 A JP2001066960 A JP 2001066960A JP 24117799 A JP24117799 A JP 24117799A JP 24117799 A JP24117799 A JP 24117799A JP 2001066960 A JP2001066960 A JP 2001066960A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナーをリサイクルする際に、変化したトナー
の組成を容易に回復することにより、終始高い画像濃度
を維持し、かつ地カブリやトナー飛散の発生のない画像
形成を維持するトナー再生方法と、この方法を用いて構
成が簡素化された画像形成装置とを提供する。 【解決手段】転写工程の際に感光体ドラム1の表面に残
留したトナーや異物をクリーニング装置7で除去・回収
し、パイプ7bを介してトナー回収容器11に収容す
る。回収したトナー等の残留物は、一度画像形成動作に
供された後に回収されるため、トナーの機能が低下し、
高画質の画像を形成できなかったが、回収トナーの機能
低下の原因がトナーの外添剤減少であるため、外添剤カ
ートリッジ12に充填した外添剤13を、トナーが所定
量蓄積した際に添加し、トナー回収容器11を振動させ
てトナーを撹拌して、再利用する。また、異物は、底部
にメッシュ19を備えた異物分離容器18で分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法等の画
像形成方法を実施する際に発生する感光体表面の残留ト
ナーを再生するトナー再生方法、及び再生したトナーを
使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体の表面に静電潜像を形成
し、この静電潜像を、トナーを用いて現像した後、記録
材として例えば記録用紙に転写した後、加熱加圧等によ
りトナー像を定着する電子写真方式の画像形成方法で
は、トナー像を転写する際に感光体表面上のトナーが全
て転写されることは無く、幾らかは感光体表面に残留す
る。また、感光体の表面には、記録用紙に含まれている
紙粉やタルク等の異物が付着している。感光体表面に残
留したトナー異物は、クリーニング工程により除去・回
収されるが、従来は、そのまま廃トナーボトルといった
トナー回収容器へ回収されて一定量が回収された後に廃
棄処分されていた。すなわち、従来は、回収されたトナ
ーは再利用されることはなかった。
【0003】複写機やプリンタ等の画像形成装置では画
像形成の高速化が進み、単位時間当たりに形成される画
像数は非常に多くなり、これに伴って、廃トナーも大量
に発生する。トナーは主成分がバインダー樹脂、即ちプ
ラスチックであるため、これらトナーを廃トナーとして
処分すると、環境汚染を招来する虞がある。また、資源
の有効利用及び環境汚染問題の観点から、除去・回収さ
れたトナーについても再利用することが広く求められる
ようになってきた。
【0004】しかし、回収されたトナーをそのまま現像
手段にリサイクルすることは困難となっている。なぜな
ら、前記のように画像形成に一度供されて回収されたト
ナー中には、転写材である記録用紙等の紙粉やタルク等
の異物、トナーの擬集体等が含まれており、そのまま再
利用すると良質の画像が形成されないばかりか、感光体
を傷つける等の悪影響を与えかねないためである。
【0005】そこで、例えば、特開平8−185101
号公報に開示された画像形成方法のように、回収したト
ナーを網目状フィルター(メッシュ)に通過させて混在
している異物を除去する再生処理を実施する技術が提案
されている。またこの技術では、回収したトナーの異物
の分離性を良くする処理を行なっている。これによっ
て、終始高い画像濃度を維持し、かつ地カブリやトナー
飛散の発生がないリサイクルトナーを得ることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成に供されて回収されたトナーは、単に異物等が混入し
ているだけでなく、トナーの組成にも変化が生じている
ことが多い。そのため、回収したトナーを再利用するた
めの再生処理は、異物等を除去するだけでは不十分であ
る。
【0007】また、上記特開平8−185101号公報
に開示された技術では、再生処理として、異物等を除去
する処理に加えて、異物の分離性を良くするための処理
を実施するために、アゾ系鉄錯塩化合物を添加してい
る。しかし、上記アゾ系鉄錯塩化合物の添加は変化した
トナーの組成そのものを回復するような再生処理ではな
いため、十分な品質のリサイクルトナーを得ることは困
難であった。また、上記アゾ系鉄錯塩化合物を、トナー
100重量部に対して最大20重量部も添加することに
なるので、コストの面から見てもあまり実用的な方法で
はない。さらに、画像形成装置に回収後のトナーを再生
利用するための構成(分離装置)が別途設けられている
ので、画像形成装置の構成が複雑化し、画像形成装置の
製造過程の煩雑化や部材点数の増加による高コスト化を
招来している。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、トナーをリサイクルする際に、
変化したトナーの組成を容易に回復することができ、終
始高い画像濃度を維持し、かつ地カブリやトナー飛散の
発生のない画像形成を維持するトナー再生方法と、この
方法を用いて構成が簡素化された画像形成装置とを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0010】(1) トナー像を記録媒体に転写した後の静
電潜像担持体上に残留しているトナーを回収し、回収し
たトナーに外添剤を添加することを特徴とする。
【0011】この構成においては、回収トナーの組成中
で減少している外添剤を添加して、リサイクルトナーと
して再生する。したがって、回収したトナーに外添剤を
補給して、帯電安定性、現像性、流動性、耐久性を向上
させることが可能になり、回収したトナーの現像特性を
低下させることなく、使用前のトナーとほぼ同様の特性
に回復させて再使用することができ、安定した画像形成
動作を維持することができる。
【0012】(2) トナー像を記録媒体に転写した後の静
電潜像担持体上に残留しているトナーを回収するクリー
ニング部と、回収したトナーを収納するトナー回収容器
と、を備えた画像形成装置において、トナー回収容器
は、前記外添剤を充填した外添剤カートリッジを備えた
ことを特徴とする。
【0013】この構成においては、添加する所定量の外
添剤を、カートリッジに詰めて取り付けたトナー回収容
器に取り付け、静電潜像担持体上に残留しているトナー
を回収する。したがって、回収した所定量のトナーに外
添剤を補給する際に、外添剤を計量せずに、容易に外添
剤を補給することができる。
【0014】(3) 前記外添剤カートリッジは、前記トナ
ー回収容器に着脱自在であることを特徴とする。
【0015】この構成においては、外添剤カートリッジ
をトナー回収容器に着脱することが可能である。したが
って、回収したトナーに一度外添剤を補給した後も、ト
ナー回収容器は、継続して使用可能となり、外添剤カー
トリッジを取り替えることによりトナーを継続して再生
することができる。
【0016】(4) 前記外添剤カートリッジは、ヒートシ
ールで封止された開口部を介してトナー回収容器の内部
に連通することを特徴とする。
【0017】この構成においては、外添剤が充填された
外添剤カートリッジは、トナー回収容器と開口部を介し
て連通し、内容物が漏出しないように、ヒートシールで
封止されている。したがって、ヒートシールを除去する
ことによって容易に外添剤カートリッジの開口部を開封
して、回収したトナーに外添剤を補給することができ
る。
【0018】(5) 前記トナー回収容器に回収したトナー
量を検出する検出手段と、回収したトナー量が所定量で
あることを告知する告知手段と、装置の画像形成動作を
停止する制御部を備えたことを特徴とする。
【0019】この構成においては、所定量のトナーが回
収されたことを、使用者に告知する手段を設けることに
より、トナー重量比に対する適切な外添剤の量を補給で
き、回収したトナーが所定量を越える場合は、画像形成
動作を停止して、使用者に外添剤補給を促す。したがっ
て、使用者は、回収したトナー量を管理しなくても、適
宜外添剤を補給でき、画像特性の良いトナーを再使用す
ることができる。
【0020】(6) 前記外添剤は、シリカ、アルミナ、ま
たはチタニアのいずれかの微粉末であることを特徴とす
る。
【0021】この構成においては、外添剤として汎用的
に用いられるシリカ、アルミナ、またはチタニアのいず
れかの微粉末を回収したトナーに添加する。したがっ
て、未使用のトナーに添加したのと同じ物質を回収した
トナーに添加するので、未使用のトナーと同様に特性を
回復することができる。
【0022】(7) 前記外添剤は、使用前のトナーの外添
剤のトナー重量比をY[wt%]、回収トナーの外添剤
のトナー重量比をX[wt%]、回収トナーに補給する
外添剤のトナー重量比をZ[wt%]として、 0.9Y−X≦Z≦1.1Y−X で示される量を補給することを特徴とする。
【0023】この構成においては、使用前のトナーに添
加されている外添剤と回収したトナーに含まれる外添剤
との重量比によって、回収したトナーに補給する外添剤
の重量比を算出している。したがって、回収したトナー
に適正な量の外添剤を添加して、トナーを再生すること
ができる。
【0024】(8) 前記トナー回収容器は、回収したトナ
ーの撹拌を行なう撹拌部材を揺動自在に備えたことを特
徴とする。
【0025】この構成においては、撹拌部材がトナー回
収容器に揺動自在に設けられ、トナー回収容器を振動さ
せると、撹拌部材が揺動する。したがって、回収したト
ナーに外添剤を添加した際に、トナー回収容器を振動さ
せることにより、揺動する撹拌部材がトナーに当接し、
回収したトナーが内部で擬集していても容易に分散させ
ることができ、また添加した外添剤がトナー中に十分拡
散するため、画像特性のよいトナーを再使用できる。
【0026】(9) (8) の構成において、前記撹拌部材
は、ガラス、鉄、鉛、亜鉛のいずれかの無機系若しくは
金属系材質、またはゴム、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニルのいずれかの有機系材質からなるこ
とを特徴とする。
【0027】この構成においては、撹拌部材がガラス、
鉄、鉛、亜鉛、ゴム、ポリエチレン、ポリスチレン、ま
たはポリ塩化ビニルのいずれかの材質からなっている。
したがって、撹拌部材がトナーと接着したり化学変化を
生じたりすることがなく、トナーをより良好に撹拌する
ことができる。
【0028】(10)前記撹拌部材は、略球形状を有してい
ることを特徴とする。
【0029】この構成においては、トナー回収容器に設
けた撹拌部材は略球形である。したがって、トナー回収
容器を振動させて撹拌する際に、トナー回収容器の内壁
を損傷したり、撹拌部材の衝突により該撹拌部材が欠け
てトナーに異物が混入したりすることがなく、トナーを
良好に撹拌することができる。
【0030】(11)前記撹拌部材は、前記トナー回収容器
内に収容されている回収トナーの見かけ密度よりも大き
い密度を有するとともに、前記トナー回収容器内に収容
されている回収トナー重量に対して0.5wt%以上5
0wt%以下の範囲内の重量を有することを特徴とす
る。
【0031】この構成においては、トナー回収容器に設
けた撹拌部材は、収容されている回収トナーの見かけ密
度よりも大きい密度を有するとともに、収容されている
回収トナー重量に対して0.5wt%以上50wt%以
下の範囲内の重量を有する。したがって、撹拌部材によ
って、トナー回収容器に回収したトナーを確実に撹拌す
ることができる。なお、見かけ密度とは、トナー回収容
器に収容されている回収トナーの見かけ上の密度のこと
で、トナー回収容器に収容したトナーを長期間放置して
おくと、トナーが圧縮されたようになり、団子状態の塊
が生じ、見かけ上の密度が大きくなる。
【0032】(12)前記トナー回収容器は、少なくとも底
部がメッシュからなるカップ形状の異物分離容器を開口
部内に着脱自在に備えたことを特徴とする。
【0033】この構成においては、トナー回収容器にお
いて、回収トナーが収納される開口部に、カップ形状で
底部がメッシュの異物分離容器が着脱自在に備えられ
る。したがって、トナーとともに回収された紙粉等の異
物やトナーの凝集物が異物分離容器のメッシュで適正な
トナーと分離され、適正なトナーのみがトナー回収容器
内に収納される。また、異物分離容器は着脱可能になっ
ているので、分離した異物等を容易に廃棄することがで
きる。
【0034】(13)前記異物分離容器は、前記底部におけ
るメッシュの目開きが、回収するトナー粒径より大きく
分離する異物の粒径より小さい範囲であることを特徴と
する。
【0035】この構成においては、異物分離容器の底部
におけるメッシュの目開きが回収するトナー粒径より大
きく、分離する異物の粒径より小さくされている。した
がって、異物等がメッシュを通過することがなく、トナ
ーと異物とを確実に分離することができる上に、回収ト
ナーによるメッシュの目詰まりも回避することができ
る。
【0036】(14)(12)の構成において、前記異物分離容
器の内容物量を検出する検出手段と、内容物量が所定量
であることを告知する告知手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0037】この構成においては、異物分離容器に溜ま
った異物の量が検出手段によって検出され、所定量にな
ると、告知手段によって告知される。したがって、異物
が所定量溜まった際や、異物によるメッシュの目詰まり
等が検出されると、告知されるので、使用者は確実に異
物を廃棄して、再利用可能なトナーを使用できる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明が適用される画像形成装置
は、従来から用いられている電子写真方式のものであ
り、複写機やレーザプリンタ等が挙げられる。これら画
像形成装置は、図1に示すような画像形成部を備えてい
る。
【0039】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置における画像形成部の概略構成を示す図である。画
像形成装置は、図1に示すように、感光体ドラム1の周
囲に、画像形成のための帯電・露光・現像・転写・剥離
・クリーニング・除電の工程を実施する部材によって画
像形成部を構成している。円筒形状を有する感光体ドラ
ム1は矢印Aの方向に回転可能となっており、その表面
に静電潜像を担持する。感光体ドラム1の回転方向に沿
って、帯電器2、露光装置3、現像装置4、転写装置
5、剥離装置6、クリーニング装置7、及び除電装置8
が配置されている。
【0040】また、感光体ドラム1と互いに隣接してい
る転写装置5・剥離装置6との間には記録媒体搬送路1
0が設けられており、記録媒体として例えば用紙Pが搬
送される。この用紙Pの搬送方向の下流側には、定着部
9が配置されている。
【0041】感光体ドラム1は、金属または樹脂製の導
電性基体と、その表面に形成される下引き層と、この下
引き層の上に形成される感光層とを有するものである。
感光層は2層構造となっており、下引き層の直上に形成
される層が比較的薄いキャリア発生層(CGL)であ
り、最外層がポリカーボネートで形成されるキャリア移
動層(CTL)である。露光装置による露光によってキ
ャリア発生層でキャリアが発生し、キャリアによって感
光体ドラム1に帯電した電荷が相殺されて静電潜像が形
成される。
【0042】帯電器2としては、例えば帯電高圧電源2
dを具備したコロナチャージャや接触ローラ方式のもの
が好適であり、感光体ドラム1の周面に単一極性の電荷
を均一に付与する。露光装置3としては、例えば半導体
レーザを光源として画像情報に基づいた光を感光体ドラ
ム1に照射するレーザスキャンユニットが好適である。
【0043】現像装置4は、トナーを収容し、現像部4
bにトナーを供給するホッパ部4a、供給されたトナー
を撹拌し現像する現像部4b、トナーをキャリアと撹拌
するための図外の撹拌ローラ、そして感光体ドラム1の
表面に形成された静電潜像に対してトナーを供給する現
像ローラ(現像剤担持体)4c等を備えている。現像ロ
ーラ4cの回転方向は、感光体ドラム1と逆方向で、対
向位置において現像ローラ4cと感光体ドラム1は、同
方向に移動する。
【0044】転写装置5としては、例えば転写高圧電源
5dを具備したチャージャ型やローラ型が好適であり、
感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を、給紙部
から所定のタイミングで搬送された用紙Pの表面に転写
する。剥離装置6は、剥離高圧電源6dを具備してお
り、トナー像が転写された用紙Pを除電して用紙Pの静
電吸着力を低減し、用紙Pの剛性と自重とを利用して、
感光体ドラム1から剥離する。
【0045】クリーニング装置7は、感光体ドラム1の
表面に接触可能に配置されるクリーニングブレード7a
を設けて、このクリーニングブレード7aにより感光体
ドラム1の表面の残留物を掻き落として回収する。ま
た、本発明では、トナーリサイクルを実施するために、
回収した残留物をトナー回収容器11に収容する。トナ
ー回収容器11は、クリーニング装置7の底部に接続さ
れているパイプ7bを介して接続される。なお、トナー
回収容器11内に収容されているトナー量については、
トナー量検出センサ14によって検出される。除電器8
としては光除電ランプ等の非接触方式のものが好まし
く、転写工程を終了した感光体ドラム1の表面に残留し
ている電荷を除去する。
【0046】本発明の実施形態に係る画像形成装置の画
像形成動作を説明する。感光体ドラム1の表面はまず帯
電器2によって所定の電荷量に均一に帯電される。帯電
された表面は感光体ドラム1の回転に伴って露光装置3
に対向する位置に到達する。露光装置3は、帯電された
感光体ドラム1の表面上に画像情報に基づいた画像光を
照射して静電潜像を形成する。静電潜像が担持された感
光体ドラム1の表面は感光体ドラム1の回転に伴って現
像装置4に対向する位置に到達する。現像装置4は、ト
ナー等の現像剤を用いて上記静電潜像を現像して可視像
とする。可視像が形成された感光体ドラム1の表面は、
感光体ドラム1の回転に伴って転写装置5に対向する位
置に到達する。
【0047】ここで、転写装置5に対向する位置の記録
媒体搬送路10には、現像終了後に、図外の給紙部から
用紙Pがすでに搬送されている。この用紙Pは、転写装
置5により感光体ドラム1の表面の可視像に同期して接
触し、これによって可視像が用紙P上に転写される。転
写後、用紙Pは感光体ドラム1の表面に付着したままの
状態にあるので、剥離装置6によって用紙Pを剥離す
る。可視像が転写された用紙Pは、記録媒体搬送路10
に設けられた定着部9へ搬送され、そこで加熱及び加圧
により用紙Pに可視像が定着される。その後、画像が定
着された用紙Pは図外の排紙部へ排紙される。
【0048】一方、転写を終了した感光体ドラム1は、
回転によって可視像が形成されていた表面が、クリーニ
ング装置7に対向する位置に到達する。このとき可視像
が転写されたとはいっても、感光体ドラム1の表面には
トナーが残留しており、さらに用紙Pから付着した紙粉
等の異物が付着しているため、これら残留物をクリーニ
ング装置7に設けられたクリーニングブレード7aによ
り、感光体ドラム1の表面の残留物を掻き落として除去
・回収される。
【0049】回収された残留物は、クリーニング装置7
に接続されているパイプ7bを介してトナー回収容器1
1に収容される。一方、残留物が回収された感光体ドラ
ム1の表面は、除電器8に対向する位置に到達し、その
表面が除電され、電気的に初期化される。以上の一連の
プロセスにより、画像形成動作が実施される。
【0050】従来、感光体ドラム1から回収したトナー
等の残留物は、一度画像形成動作に供された後に回収さ
れるため、トナーの機能が低下し、高画質の画像を形成
することができなかった。しかし、本発明では、回収ト
ナーにおける機能低下の原因がトナーの組成変化である
ことを見出したので、変化した組成を回復することによ
って、回収したトナーにおいても高画質の画像を形成で
きるようにしたものである。
【0051】ここで、一般に、二成分系の現像用トナー
の基本的な組成は、表1のようになっている。
【表1】
【0052】表1に示したようにトナーの組成は、一般
に、大半をバインダー樹脂が占めており、このバインダ
ー樹脂の他に、染料または顔料、電荷制御剤、離型剤及
び外添剤等が含有されている。バインダー樹脂は、トナ
ーの結着性・定着性・摩擦帯電性を向上させる。染料ま
たは顔料は、トナーを着色し、トナーの摩擦帯電性を向
上させる。電荷抑制剤は、トナーの摩擦帯電性を向上さ
せる。離型剤は、トナーのクリーニング性を向上させ、
定着オフセットを防止する。外添剤は、トナーの流動
性、クリーニング性及び摩擦帯電性を向上させる。な
お、定着オフセットとは、定着時にトナー像の一部がロ
ーラに転移する現象のことである。
【0053】トナーの主成分である上記バインダー樹脂
の具体的な材質については、上記各機能を発現できる材
質であれば特に限定されるものではないが、上記画像形
成装置の定着部として、オイル塗布装置を備えた加熱・
加圧式ローラ定着装置を使用する場合には、例えば、ポ
リスチレン・ポリ−p−クロルスチレン・ポリビニルト
ルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体、スチレ
ン−p−クロルスチレン共重合体・スチレン−ビニルト
ルエン共重合体・スチレン−ビニルナフタリン共重合体
・スチレン−アクリル酸エステル共重合体・スチレン−
メタクリル酸エステル共重合体・スチレン−α−クロル
メタクリル酸メチル共重合体・スチレン−アクリロニト
リル共重合体・スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体・スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体・ステレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体・スチレン−ブタジエ
ン共重合体・スチレン−イソプレン共重合体・スチレン
−アクリロニトリル−イソプレン共重合体・スチレン−
アクリロニトリル−インデン共重合体等のスチレン系共
重合体、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル・ポリビニル
ブチラール等のビニル系樹脂、フェノ−ル樹脂、天然変
性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アク
リル樹脂・メタクリル樹脂等の(メタ)アクリル系樹
脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシ
レン樹脂、テルペン樹脂、クマロインデン樹脂、その他
石油系樹脂等が好適に用いられる。
【0054】オイルをほとんど塗布しない加熱・加圧式
ローラ定着装置を用いる場合には、オフセット現象、ト
ナーのブロッキングやケーキングの防止のために、架橋
された上記スチレン系共重合体や架橋されたポリエステ
ル樹脂等が好ましい。なお、トナーのブロッキングと
は、トナーが固まって流動性が悪くなることであり、ト
ナーのケーキングとは、トナーが固まって凝集物になり
団子状態の塊が生じることである。
【0055】また、加圧式定着装置の場合には、トナー
は圧力のみで用紙上に定着する必要があるので、例え
ば、ポリエチレン・エチレン−エチルアクリレート共重
合体・エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン系樹
脂、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレタンエラ
ストマー、アイオノマー樹脂、スチレンーブタジエン共
重合体・スチレンーイソプレン共重合体等のスチレン共
重合体、線状飽和ポリエステル、パラフィン等が好適に
用いられる。
【0056】染料または顔料は、トナーの色に応じて適
宜選択できるため特に限定されるものではないが、ブラ
ックのトナーの場合には、例えばカーボンブラック、ア
ニリンブラック、アセチレンブラック、フタロシアニン
ブルー、インダンスレンブルー等の顔料や、アゾ系、ア
ントラキノン系、キサンテン系、メチン系等の各染料が
好適に用いられる。
【0057】電荷制御剤としては、特に限定されるもの
ではないが、正帯電用には、4級アンモニウムのような
イオン半径の大きいカチオンとハロゲンのようなアニオ
ンとを組み合わせたような塩構造のもの等が挙げられ、
負帯電用には、金属に配位子が配位したイオン半径の大
きいアニオンとアルカリ金属カチオンとを組み合わせた
ような塩構造のもの等が好適に用いられる。
【0058】離型剤としては、特に限定されるものでは
ないが、低分子量ポリエチレン・低分子量ポリプロピレ
ン・低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のエチレ
ン−プロピレン系重合体、マイクロクリスタリンワック
ス・カルナバワックス・サゾールワックス・パラフィン
ワックス等のワックス類等が好適に用いられる。
【0059】外添剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、シリカ(酸化ケイ素:SiO2 )微粉
末、アルミナ(酸化アルミニウム:A123 )微粉
末、チタニア(酸化チタン:TiO2 )微粉末が挙げら
れる。なかでもシリカ微粉末が特に好ましい。上記外添
剤としては、疎水性のものが非常に好ましい。これは、
親水性の材質を用いる場合に比べて、現像剤等の帯電の
環境変動を抑制することができるためである。特に、高
温高圧下では、トナーの帯電量が低下し、トナー飛散や
地カブリ等が生じ易くなるため、トナーの疎水化を行う
ことが非常に好ましい。したがって、例えば外添剤とし
てシリカ微粉末を選択した場合には、疎水性の高い(例
えば疎水化度40%以上)のシリカ微粉末を用いること
が好ましい。
【0060】前記のように、回収トナーにおける流動性
及び摩擦帯電性の低下は、上記トナー組成中の外添剤の
減少に由来することは、従来知られていなかった。シリ
カ微粉末等の外添剤は、トナーが現像・転写・クリーニ
ング工程を経る間に、トナーから離脱したり、トナー粒
子に埋没したりするため、外添剤の含有量が低下する。
そのため、そのまま回収トナーをリサイクルすると、現
像性の低下及びクリーニング不良が発生する。具体的に
は、クリーニング工程後に回収される回収トナーでは、
シリカ微粉末の含有量は未使用トナーの約1/5〜4/
5にまで低下する。通常、未使用トナーにおける外添剤
(シリカ微粉末)の含有量はトナー重量比の約0.5w
t%程度である。
【0061】本発明では、回収トナーの外添剤の含有量
を未使用のトナーにおける含有量である約0.5wt%
に戻すように、後から外添剤を0.1〜0.4wt%添
加する。トナーの種類によっても異なるが、通常一成分
・二成分の現像剤ともに、外添剤の含有量はトナー重量
比の0.3〜0.7wt%の範囲内である。それゆえ、
使用前の外添剤の含有量が0.5wt%であったとして
も、回収トナーに添加された後の外添剤の含有量が0.
3〜0.7wt%の範囲であれば、問題なく使用するこ
とができる。つまり、本発明では、後から添加される外
添剤の誤差範囲は、未使用トナーにおける外添剤の量に
対して±40%の範囲内まで許容可能であり、好ましく
は±10%範囲内である。
【0062】ここで、未使用トナーの外添剤のトナー重
量比をY[wt%]、回収トナーに含有される外添剤の
トナー重量比をX[wt%]とし、未使用トナーにおけ
る外添剤の量に対して±10%の範囲内に抑えることを
条件とすると、回収トナーに補給する外添剤の重量比を
Z[wt%]は、下記の式で表される。 Y(1−0.1)≦X+Z≦Y(1+0.1) 0.9Y−X≦Z≦1.1Y−X (式1) したがって、式1の範囲で外添剤の量を補給してやれば
良い。
【0063】本発明に用いられる外添剤の具体的な例を
表2に示す。本発明の外添剤は、これらに限定されるも
のではない。なお、下記外添剤は、全て日本アエロジル
(株)製である。
【表2】
【0064】なお、従来、未使用のトナーに外添剤とし
てシリカ微粉末等を添加する技術は、例えば、特開平5
−216267号公報や特開平8−185101号公報
に開示されているが、これは未使用のトナー、すなわち
トナーの製造段階における技術であって、本発明のよう
に、リサイクルのために回収トナーを再生処理するため
の技術ではない。
【0065】図2は、トナー回収容器11の概略の構成
を示す図であり、図2(A)は外添剤カートリッジ12
を取り付ける前のトナー回収容器11を示す図であり、
図2(B)は外添剤カートリッジ12を取り付ける位置
を示す図であり、図2(C)は外添剤カートリッジ12
を取り付けたトナー回収容器11を示す図である。本実
施例のトナー回収容器11は、容器上部にトナーを注入
するための開口部11aと、開口部11aを着脱可能に
封止する蓋部20と、を備え、あらかじめ外添剤13を
詰め込んだ外添剤カートリッジ12を、開口部11aに
近接した開口部11bに取り付ける構造とする。すなわ
ち、回収トナーを収納するトナー回収容器11は、図2
(A)に示すボトル形状であり、本例ではトナー回収容
器11の上面にトナーが注入される開口部11aと、外
添剤が注入される開口部11bと、を設ける。外添剤カ
ートリッジ12は、トナー回収容器11に着脱自在であ
り、外添剤13を充填されて、ヒートシール15によっ
て封止される。図2(B)に示すように、トナー回収容
器11の上面の開口部11bに外添剤カートリッジ12
を取り付ける。外添剤13を補充する際は、図2(C)
に示すように、トナー回収容器11に外添剤カートリッ
ジ12を取り付けた際に、トナー回収容器11の側面に
延出しているヒートシール15の端部を、装置の使用者
が引張ることにより、ヒートシール15が剥がれ、外添
剤13がトナー回収容器11内に落下し、補給される。
使用者は、手等を汚さずに、外添剤13の添加を容易に
行なうことができる。
【0066】このトナー回収容器11を備える画像形成
装置には、トナー回収容器11中に収容されている回収
トナーの量を検出するトナー量検出センサ14を備えて
いる。このトナー量検出センサ14は、回収トナー量を
検出できるものであれば特に限定されるものではない
が、回収トナー量を重量にて検知する重量検出センサを
使用する。これは、上述したように、外添剤13の添加
を回収トナーの重量に基づいて実施するためである。
【0067】トナー重量検出センサ14は、図外の制御
部に接続され、回収トナーの収容量が所定量以上となる
と、図外の制御部は使用者に告知する。本実施例では、
トナー回収容器11の重量を検知し、第1の所定量以上
になると、使用者にトナー回収容器11のトナーが第1
の所定量であることを告知する。その方法としては、図
外の画像形成装置の表示パネルに表示したり、音声合成
部とスピーカにより音声で告知する等の方法を用いる。
さらに、第2の所定量を超えると、使用者にトナー回収
容器11のトナーが第2の所定量であることを告知する
とともに、図外の制御部は画像形成装置の画像形成動作
を停止させる。
【0068】ここで、本発明では、前記のように回収ト
ナーの外添剤13の含有量を未使用のトナーにおける含
有量である約0.5wt%に戻すように、後から外添剤
13を0.1〜0.4wt%添加する。つまり、第1の
所定量を、回収したトナーに対して添加する外添剤13
の量が0.4wt%になる量とする。また、第2の所定
量を、回収したトナーに対して添加する外添剤13の量
が0.1wt%になる量とする。これにより、回収トナ
ーの外添剤13の含有量は、回収トナー重量の約0.3
〜0.7wt%の範囲内となり、回収トナーを問題なく
使用することができる。
【0069】上記の一連の動作により、使用者は、回収
したトナー量を管理することなく、画像形成装置を使用
することができ、また、画像形成装置からの告知や画像
形成動作の停止により使用者が外添剤13の補給を忘れ
た場合にも、回収したトナーの所定量に対し、適正な量
の外添剤13を補給することができる。
【0070】外添剤13の補給にあたっては、前述の通
り、ヒートシール15を剥がすことにより容易に行うこ
とができる。使用者は、トナー回収容器11内に外添剤
13を補給すると、前記トナー回収容器11を十分振動
・撹拌させ、その後に、再生トナーとして、再使用する
ことが可能となる。
【0071】また従来、トナー回収容器11は、回収し
た残留物と一緒に廃棄物として廃棄されていたが、本発
明では、トナー回収容器11も再使用が可能になり、再
生トナーを現像装置4に補給して、空になったトナー回
収容器11は、再度画像形成装置内に取り付けて、使用
することができる。その際に、新しい外添剤カートリッ
ジ12をトナー回収容器11に取り付けることにより、
回収トナーが所定量になった際にすぐに外添剤13を補
給できる。
【0072】トナー回収容器11内に収容されている回
収トナーを長期間放置しておくと、トナーが圧縮された
ように沈積したり、ブロッキングやケーキングが発生し
ていわゆる団子状態の塊が生じ、見かけの密度が大きく
なる。トナーがこのような状態となると、その流動性が
極端に低下し、トナー回収容器11からトナーを排出さ
せることが非常に困難となる上に、回収トナーに外添剤
13を混合・分散しにくくなって、回収トナーの機能を
低下させる。
【0073】そこで、本発明に係るトナー回収容器11
は、図2(A)〜(C)に示すように、本体部の内部
に、回収トナーの見かけ密度よりも大きい密度を有する
とともに、回収トナーの重量に対して0.5wt%以上
50wt%以下の範囲内の重量を有する撹拌部材16が
設けてある。前記のようにトナーの見かけ密度が大きく
なっても、トナー回収容器11を振動させると、撹拌部
材16によって、塊状のトナーが粉砕されて、その流動
性を向上させることができる。特に、撹拌部材16の密
度が塊状となったトナーの見かけ密度よりも大きけれ
ば、トナー回収容器11を逆さにする等の動作により加
えられる外力によって、トナー回収容器11内でトナー
の動きよりも大きく動作することになる。その結果、塊
状のトナーをより確実に砕くことが可能となり、トナー
の流動性をより一層向上させることができる。
【0074】なお、撹拌部材16が回収トナーの重量に
対して0.5wt%未満であれば、たとえ高密度の撹拌
部材16を使用したとしても、重量が過小になり、塊状
のトナーを十分に砕くことができなくなるので好ましく
ない。一方、50wt%を超えると、トナー回収容器1
1の収容物の重量が過大になり、トナー回収容器11を
振動させたり上下逆さにしたりしても撹拌部材16が十
分に移動できなくなる上に、トナー回収容器11全体の
重量が大きくなることから、トナー回収容器11を振動
させる際等の取扱が容易ではなくなるので好ましくな
い。
【0075】また、撹拌部材16は、略球形状を有して
いる。撹拌部材16が略球形状を有しておれば、トナー
回収容器11中においても撹拌部材16の衝突により内
壁を損傷したり、撹拌部材16が欠けてトナーに異物が
混入したりすることがなく、トナーを良好に撹拌するこ
とができる。
【0076】撹拌部材16を形成する材質としては、ト
ナーと接触して接着したり、化学変化等を生じたりしな
い物質であれば特に限定されるものではないが、例え
ば、ガラス(密度2.5g/cm3 )・鉄(7.86g
/cm3 )・鉛(11.3g/cm3 )・亜鉛(7.1
2g/cm3 )等の無機系または金属系材質、ゴム
(0.93g/cm3 )・ポリエチレン(0.90g/
cm3 )・ポリスチレン(1.05g/cm3 )・ポリ
塩化ビニル(1.4g/cm3 )等の有機系材質を使用
することが好ましい。特に、ガラス・ゴム、若しくは鉄
・鉛・亜鉛の金属系の材質が好ましく、とりわけ金属系
の材質は高い密度を有しているのでより好ましく、取扱
い易さ等の点から鉄が特に好ましい。なお、一般に、ト
ナーの見かけ密度は約0.3g/cm3 程度である。
【0077】さらに、撹拌部材16は、ひも17により
トナー回収容器11と接続されている。このひも17の
長さは、トナー回収容器11を振動させた際に、開口部
に装着している蓋部20に撹拌部材16が衝突しない程
度の長さであればよく、特に限定されるものではない。
【0078】ひも17の材質としては、トナー回収容器
11を振動させた場合に容易に切断せず、且つトナーと
接触して接着したり化学変化等を生じたりしない物質で
あれば特に限定されるものではないが、例えば、強度の
点からナイロン繊維が好ましい。
【0079】上記構成の撹拌部材16を備えることによ
り、トナー回収容器11を大きく振動させたり、上下逆
さまにしたなくても、適度に振動させることにより、内
部のトナーを撹拌してトナーの見かけ密度を低下させる
ことが可能になる。さらに、外添剤13をトナー回収容
器11に添加し、トナー回収容器11を振動させるのみ
で、外添剤13がトナー中に十分分散するため、容易に
トナーを再生することが可能になる。
【0080】本発明に係るトナー回収容器11は、感光
体ドラム1の表面から回収した残留物中に紙粉等の異物
やトナーの凝集物が含まれているという問題を解決する
ために、図2(A)に示すように、カップ形状を有し、
底部がメッシュ19からなっている異物分離容器18を
備えている。異物分離容器18は、トナー回収容器11
の開口部11a内に着脱可能に設けられている。
【0081】紙粉等の異物やトナー凝集物をメッシュ1
9で除去することによって、回収トナーを再利用して
も、画質不良の発生や感光体表面の損傷の発生等を防止
することができる。しかも、異物分離容器18は、トナ
ー回収容器11から容易に取り外して、紙粉等の異物を
容易かつ確実に分離・除去することができる。
【0082】異物分離容器18の底部を構成するメッシ
ュ19の目開きが、異物やトナー凝集物の最低粒径の2
00μmより大きくなると、紙粉等の異物やトナー擬集
物がメッシュ19を通過する可能性が高くなり、その結
果、回収トナーにこれら異物や凝集物が混入し易くなる
ので好ましくない。一方、一般にトナーの平均粒径10
〜15μm程度であるため、メッシュ19の目開きが2
0μm以下になると、回収トナー自体によってメッシュ
19が目詰まりし易くなり、その結果、トナーの回収効
率が低下するので好ましくない。そこで、メッシュ19
は、一例として20μm以上200μm以下の範囲の目
開きの物を使用する。なお、トナー粒径や異物等の粒径
が上記の例と異なる場合は、目開きの異なるメッシュを
使用する。
【0083】また、メッシュ19が上記の目開きであっ
ても紙粉等の異物やトナー凝集物が、異物分離容器18
に溜まると、それに伴って、異物や凝集物に付着して異
物分離容器18にも蓄積する。そこで、異物分離容器1
8に溜まった内容物が所定量であることを検出する検出
手段である図外のセンサを設ける。この図外のセンサ
は、異物分離容器18に溜まった内容物の量をを検出で
きるものであれば特に限定されるものではないが、光学
式の反射センサや超音波センサ等を使用する。
【0084】図外のセンサによって異物分離容器18に
溜まった内容物の量が所定の量であることが検出される
と、図外の制御部は、画像形成装置の図外の表示部に、
異物分離容器18に所定量の異物が溜まったことを使用
者に告知し、画像形成動作を禁止する。これは、異物分
離容器18に所定量以上の異物やトナーが蓄積すると、
異物分離容器18から漏出して、画像形成装置内を汚染
する可能性があるからである。使用者はトナー回収容器
11を画像形成装置から取り外し、蓋20をトナー回収
容器11に取り付けて、トナー回収容器11を適度に振
動させると、異物分離容器18に溜まった回収トナーの
みがメッシュ19を通過して、トナー回収容器11に収
納される。そして、蓋20と異物分離容器18をトナー
回収容器11から取り外し、異物分離容器18内の異物
や凝集物を廃棄して、異物分離容器18をトナー回収容
器11に取り付け、トナー回収容器11を画像形成装置
に取り付ける。
【0085】図3は、画像形成装置の内部構成の例を示
す図である。画像形成装置の構成において、トナー回収
容器11が配置される位置は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、図3に示すように、従来からのトナー
回収容器11が配置されている画像形成装置内の右端部
であると、使用者が容易にトナー回収容器11を取り外
し、交換できる。また、回収したトナーは、トナー回収
容器11を画像形成装置から取り外し、トナー回収容器
11から異物分離容器18を取り外す。そして、図3に
示すように、画像形成装置内の中央上部に備えられたホ
ッパ部4aを引き出して、トナー回収容器11内の再生
トナーを補給して再使用する。
【0086】図4は、トナー回収から再使用するまでの
処理を示すフローチャートである。まず、画像形成装置
の制御部は、画像形成装置の所定の位置にトナー回収容
器11が装着されていることをトナー重量検出センサ1
4によって検知する(s1)。この際、使用者はトナー
回収容器11に外添剤カートリッジ12を取り付けてか
ら、画像形成装置の所定の位置に装着する。制御部は、
トナー回収容器11に回収したトナーの量が第1の所定
量になったことをトナー重量検出センサ14によって検
出すると(s2)、画像形成装置の図外の表示部に回収
トナーが第1の所定量になったことを示す表示を行な
う。または、音声によって告知・警告する(s6)。こ
の時、回収トナーの量は、第2の所定量になっていない
ので、使用者がトナー回収容器11を画像形成装置から
取り外して、現像装置4のホッパ4aにトナー回収容器
11内のトナーを補給して、再度トナー回収容器11を
画像形成装置の所定の位置に装着しても、または、前記
動作を行なわなくても、画像形成動作は継続して実施で
きる。
【0087】なお、使用者がトナー回収容器11を画像
形成装置から取り外して、現像装置4のホッパ4aにト
ナー回収容器11内のトナーを補給する際には、外添剤
カートリッジ12のヒートシール15を剥がして回収ト
ナーに外添剤13を補給する。そして、トナー回収容器
11を適度に振動させて回収トナーを撹拌し、異物分離
容器18を取り外して現像装置のホッパ4aにトナーを
補給する。
【0088】次に、制御部は回収トナーの量が、第2の
所定量になっているか否かの判定を行ない(s4)、第
2の所定量になっていなければ、制御部は、使用者の操
作に従い画像形成を実施する(s4)。そして、印字す
る原稿等が無くなると画像形成が終了する(s5)。
【0089】トナー回収容器に回収したトナーの量が第
1の所定量になっても、回収したトナーの補給を行なわ
ずに画像形成動作を繰り返し行ない、回収したトナーの
量が第2の所定量になったことが、トナー重量検出セン
サ14によって検出されると(s3)、制御部は、画像
形成装置の図外の表示部にトナーが第2の所定量になっ
たことを示す表示を行なうか、音声によって告知・警告
する。さらに、画像形成装置の図外の制御部は、使用者
が画像形成装置の図外のスタートボタンを操作しても、
画像形成動作を行なわずに画像形成装置を禁止して、さ
らにトナー回収容器11にトナーが蓄積しないようにす
る(s7)。そして、制御部はトナー回収容器のトナー
が使用者によってホッパに補給されるまで、s1からs
7の処理ループを実行する。
【0090】ここで、使用者は、トナー回収容器11を
画像形成装置から取り外し、外添剤13を回収トナーに
補給する。そして、トナー回収容器11を適度に振動さ
せて回収トナーを撹拌し、異物分離容器18を取り外し
て現像装置のホッパ4aにトナーを補給する。トナー回
収容器11に新しい外添剤カートリッジ12を取り付
け、再度トナー回収容器11を画像形成装置の所定の位
置に装着すると(s1)、制御部は、画像形成装置の所
定の位置にトナー回収容器11が装着されていることを
トナー重量検出センサ14によって検知し(s1)、再
度上記一連の処理を行なう。
【0091】以上のように本発明は、トナー回収容器を
備え、トナーリサイクルを実施する場合に、回収したト
ナーの帯電安定性、現像性、流動性及び耐久性を向上さ
せ、リサイクルトナーとして長期にわたって再利用する
ことができるとともに、従来から用いられているトナー
回収容器を、上記各構成のトナー回収容器に代えるのみ
の構成であり、装置構成が複雑化せず、製造コストの上
昇や製造工程の煩雑化を回避することができる。その結
果、安定したコピー画質を長期にわたって維持できるリ
サイクル機構を有する画像形成装置を、より安価に提供
することができる。
【0092】また、回収トナーに対して組成中で大幅に
減少している外添剤を容易に添加することができため、
回収したトナーの帯電安定性、現像性、流動性、耐久性
を向上させることが可能になり、回収したトナーの現像
特性を低下させることなく、未使用のトナーとほぼ同様
に再生して、安定した画像形成動作を維持することがで
きる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0094】(1) 回収トナーの組成中で減少している外
添剤を添加して、リサイクルトナーとして再生すること
により、回収したトナーに外添剤を補給して、帯電安定
性、現像性、流動性、耐久性を向上させることが可能に
なり、回収したトナーの現像特性を低下させることな
く、使用前のトナーとほぼ同様の特性に回復させて再使
用することができ、安定した画像形成動作を維持するこ
とができる。
【0095】(2) 添加する所定量の外添剤を、カートリ
ッジに詰めて取り付けたトナー回収容器に取り付け、静
電潜像担持体上に残留しているトナーを回収することに
より、回収した所定量のトナーに外添剤を補給する際
に、外添剤を計量せずに、容易に外添剤を補給すること
ができる。
【0096】(3) 外添剤カートリッジをトナー回収容器
に着脱することを可能とすることにより、回収したトナ
ーに一度外添剤を補給した後も、トナー回収容器は、継
続して使用可能となり、外添剤カートリッジを取り替え
ることによりトナーを継続して再生することができる。
【0097】(4) 外添剤が充填された外添剤カートリッ
ジを、トナー回収容器と開口部を介して連通させ、内容
物が漏出しないように、ヒートシールで封止することに
より、ヒートシールを除去することによって容易に外添
剤カートリッジの開口部を開封して、回収したトナーに
外添剤を補給することができる。
【0098】(5) 所定量のトナーが回収されたことを、
使用者に告知する手段を設けることにより、トナー重量
比に対する適切な外添剤の量を補給でき、回収したトナ
ーが所定量を越える場合は、画像形成動作を停止して、
使用者に外添剤補給を促すことにより、使用者は、回収
したトナー量を管理しなくても、適宜外添剤を補給で
き、画像特性の良いトナーを再使用することができる。
【0099】(6) 外添剤として汎用的に用いられるシリ
カ、アルミナ、またはチタニアのいずれかの微粉末を回
収したトナーに添加することにより、未使用のトナーに
添加したのと同じ物質を回収したトナーに添加するの
で、未使用のトナーと同様に特性を回復することができ
る。
【0100】(7) 使用前のトナーに添加されている外添
剤と回収したトナーに含まれる外添剤との重量比によっ
て、回収したトナーに補給する外添剤の重量比を算出す
ることにより、回収したトナーに適正な量の外添剤を添
加して、トナーを再生することができる。
【0101】(8) 撹拌部材をトナー回収容器に揺動自在
に設け、トナー回収容器を振動させて、撹拌部材を揺動
させることにより、回収したトナーに外添剤を添加し
て、トナー回収容器を振動させる際に、揺動する撹拌部
材がトナーに当接し、回収したトナーが内部で擬集して
いても容易に分散させることができ、また添加した外添
剤がトナー中に十分拡散するため、画像特性のよいトナ
ーを再使用できる。
【0102】(9) トナー回収容器に設けた撹拌部材を略
球形にすることにより、トナー回収容器を振動させて撹
拌する際に、トナー回収容器の内壁を損傷したり、撹拌
部材の衝突により該撹拌部材が欠けてトナーに異物が混
入したりすることがなく、トナーを良好に撹拌すること
ができる。
【0103】(10)トナー回収容器に設けた撹拌部材を、
収容されている回収トナーの見かけ密度よりも大きい密
度を有するとともに、収容されている回収トナー重量に
対して0.5wt%以上50wt%以下の範囲内の重量
とすることにより、撹拌部材によって、トナー回収容器
に回収したトナーを確実に撹拌することができる。
【0104】(11)トナー回収容器において、回収トナー
が収納される開口部に、カップ形状で底部がメッシュの
異物分離容器を着脱自在に備えることにより、トナーと
ともに回収された紙粉等の異物やトナーの凝集物が異物
分離容器のメッシュで適正なトナーと分離され、適正な
トナーのみがトナー回収容器内に収納される。また、異
物分離容器は着脱可能になっているので、分離した異物
等を容易に廃棄することができる。
【0105】(12)異物分離容器の底部におけるメッシュ
の目開きを回収するトナー粒径より大きく、分離する異
物の粒径より小さくすることにより、異物等がメッシュ
を通過することがなく、トナーと異物とを確実に分離す
ることができる上に、回収トナーによるメッシュの目詰
まりも回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形
成部の概略の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置に使用す
るトナー回収容器の外観を示す図である。
【図3】画像形成装置の内部構成の例を示す図である。
【図4】トナー回収から再使用するまでの処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1−感光体ドラム 7−クリーニング装置 7b−パイプ 11−トナー回収容器 12−外添剤カートリッジ 13−外添剤 18−異物分離容器 19−メッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 CB13 DA07 EA05 EA07 2H034 CA04 CA05 CA06 CA08 CB00 CB02 2H077 AA31 AA33 AA37 AC01 AC16 CA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を記録媒体に転写した後の静電
    潜像担持体上に残留しているトナーを回収し、回収した
    トナーに外添剤を添加することを特徴とするトナー再生
    方法。
  2. 【請求項2】 トナー像を記録媒体に転写した後の静電
    潜像担持体上に残留しているトナーを回収するクリーニ
    ング部と、回収したトナーを収納するトナー回収容器
    と、を備えた画像形成装置において、 トナー回収容器は、前記外添剤を充填した外添剤カート
    リッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記外添剤カートリッジは、前記トナー
    回収容器に着脱自在であることを特徴とする請求項2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記外添剤カートリッジは、ヒートシー
    ルで封止された開口部を介してトナー回収容器の内部に
    連通することを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー回収容器に回収したトナー量
    を検出する検出手段と、回収したトナー量が所定量であ
    ることを告知する告知手段と、装置の画像形成動作を停
    止する制御部を備えたことを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記外添剤は、シリカ、アルミナ、また
    はチタニアのいずれかの微粉末であることを特徴とする
    請求項2乃至5にいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記外添剤は、使用前のトナーの外添剤
    のトナー重量比をY[wt%]、回収トナーの外添剤の
    トナー重量比をX[wt%]、回収トナーに補給する外
    添剤のトナー重量比をZ[wt%]として、 0.9Y−X≦Z≦1.1Y−X で示される量を補給することを特徴とする請求項2乃至
    6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記トナー回収容器は、回収したトナー
    の撹拌を行なう撹拌部材を揺動自在に備えたことを特徴
    とする請求項2乃至7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記撹拌部材は、略球形状を有している
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記撹拌部材は、前記トナー回収容器
    内に収容されている回収トナーの見かけ密度よりも大き
    い密度を有するとともに、前記トナー回収容器内に収容
    されている回収トナー重量に対して0.5wt%以上5
    0wt%以下の範囲内の重量を有することを特徴とする
    請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記トナー回収容器は、少なくとも底
    部がメッシュからなるカップ形状の異物分離容器を開口
    部内に着脱自在に備えたことを特徴とする請求項2乃至
    10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記異物分離容器は、前記底部におけ
    るメッシュの目開きが、回収するトナー粒径より大きく
    分離する異物の粒径より小さい範囲であることを特徴と
    する請求項11に記載の画像形成装置。
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