JP2001092204A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Info

Publication number
JP2001092204A
JP2001092204A JP26700799A JP26700799A JP2001092204A JP 2001092204 A JP2001092204 A JP 2001092204A JP 26700799 A JP26700799 A JP 26700799A JP 26700799 A JP26700799 A JP 26700799A JP 2001092204 A JP2001092204 A JP 2001092204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
cartridge
frame
cartridge frame
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26700799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Odakawa
和彬 小田川
Shinichi Kanetani
真一 金谷
Kazumi Sekine
一美 関根
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26700799A priority Critical patent/JP2001092204A/ja
Publication of JP2001092204A publication Critical patent/JP2001092204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ枠体を相溶性のある部品同士に
分解選別することなく、該カートリッジ枠体の再生処理
を可能とするプロセスカートリッジを提供すること。 【解決手段】 カートリッジ枠体Bfに配される部品3
1と、前記部品を前記カートリッジ枠体に貼付するため
の貼付部材35とを、前記カートリッジ枠体の熱可塑性
樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂、或いは前
記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱
可塑性樹脂によって作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクミリ
装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及
び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも
1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して
画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、
少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカー
トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採
用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ
方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジでは、通
常、電子写真感光体及びプロセス手段を保持するカート
リッジ枠体を熱可塑性樹脂によって作製し、機能を果た
した後、廃棄せずに当該カートリッジ枠体を破砕し溶融
して、カートリッジ枠体の材料の再生利用が行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記カート
リッジ枠体に該カートリッジ枠体と相溶性の無い異種材
料によって形成された部品が使用されていると、該カー
トリッジ枠体を再生利用ためにそのまま破砕して溶融し
たとき、カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と部品の材料
が互いに溶け合わず、カートリッジ枠体の再生成形材料
としての利用が困難になる。
【0007】このようなことを避けるためには、カート
リッジ枠体の再生処理前に相溶性のある部品同士に分解
選別する必要があった。
【0008】本発明は上記従来技術を更に発展させたも
のであって、その主要な目的は、カートリッジ枠体を相
溶性のある部品同士に分解選別することなく、該カート
リッジ枠体の再生処理を可能とするプロセスカートリッ
ジを提供する事にある。
【0009】他の主要な目的は、カートリッジ枠体を相
溶性のある部品同士に分解選別することなく、該カート
リッジ枠体の再生処理を可能とするプロセスカートリッ
ジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供する事にあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手投】上記目的を達成するため
の本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成
は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカ
ートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真
感光体に作用するプロセス手段と、熱可塑性樹脂により
形成されて前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を
保持する再生可能なカートリッジ枠体と、前記カートリ
ッジ枠体に配される部品と、前記部品を前記カートリッ
ジ枠体に貼付するための貼付部材と、を有し、前記部品
及び前記貼付部材は、前記カートリッジ枠体の熱可塑性
樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂、或いは前
記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱
可塑性樹脂によって作られていることを特徴とするプロ
セスカートリッジである。
【0011】上記目的を達成するための本発明に係る電
子写真画像形成装置の代表的な構成は、プロセスカート
リッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する
ための電子写真画像形成装置において、(a)電子写真
感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
と、熱可塑性樹脂により形成されて前記電子写真感光体
及び前記プロセス手段を保持する再生可能なカートリッ
ジ枠体と、前記カートリッジ枠体に配される部品と、前
記部品を前記カートリッジ枠体に貼付するための貼付部
材と、を有し、前記部品及び前記貼付部材は、前記カー
トリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の
熱可塑性樹脂、或いは前記カートリッジ枠体の熱可塑性
樹脂と相溶性を有する熱可塑性樹脂によって作られてい
るプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するため
の装着手段と、(b)前記記録媒体を搬送するための搬
送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成
装置である。
【0012】(作用)上記プロセスカートリッジにあっ
ては、カートリッジ枠体を破粉し溶融すると、部品及び
貼付部材の素材がカートリッジ枠体の成形素材である熱
可塑性樹脂と溶け合うこととなる。これによって、カー
トリッジ枠体Bfの再生成形材料としての利用が可能と
なる。従って、カートリッジ枠体の再生処理前に、相溶
性のある部品同士を分解選別する必要がない。
【0013】上記電子写真画像形成装置にあっては、前
記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るプロセ
スカートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置
について、図面を参照して説明する。
【0015】(電子写真画像形成装置の全体構成)ま
ず、プロセスカートリッジ及びこれを用いる電子写真画
像形成装置の全体構成について、図1及び図2を用いて
説明する。なお、図1はプロセスカートリッジの概要構
成を示す断面図、図2は電子写真画像形成装置(レーザ
ービームプリンタ)の概要構成を示す断面図である。
【0016】本実施形態例に係る電子写真画像形成装置
Aは、プロセスカートリッジ着脱方式、転写式電子写真
プロセス利用のレーザービームプリンタである。この電
子写真画像形成装置Aは、光学系1から画像情報に基づ
いた情報光を、ドラム形状の電子写真感光体(以下「感
光体ドラム」という)7へ照射して、該感光体ドラム7
に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤(以下「ト
ナー」という)で現像してトナー像を形成する。そして
前記トナー像の形成と同期して、記録媒体(記録紙、O
HPシート、布等)2を収容したカセット3aからピッ
クアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで
一枚ずつ分離給送すると共に、搬送ローラ対3d、レジ
ストローラ対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つ
プロセスカートリッジBとしてカートリッジ化された前
記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段として
の転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2
に転写し、その記録媒体2を搬送ベルト3fによって定
着手段5へと搬送する。この定着手段5は、駆動ローラ
5aと、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによっ
て回転可能に支持された筒状シートで構成した定着回転
体5dとからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を
印加して転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体
2を排出ローラ対3g,3hで搬送し、反転搬送経路を
通して排出部6へと排出するごとく構成している。尚、
この電子写真画像形成装置Aは、手差しトレイ3i及び
ローラ3jによって手差し給送も可能となっている。
【0017】(プロセスカートリッジ)前記プロセスカ
ートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つの
プロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段
としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手
段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現
像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリー
ニングするためのクリーニング手段等がある。本実施形
態のプロセスカートリッジBは、図1に示すように、感
光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回
転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記
感光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この帯電した感
光体ドラム7に対して前記光学系1からの光像を露光開
口部9を介して露光して静電潜像を形成し、該静電潜像
を現像手段10によって現像するように構成している。
【0018】前記現像手段10は、トナー収納枠体10
a内のトナーをトナー送り手段である回転可能なトナー
送り部材10b2でトナー収納枠体10aの開口部10
gを通じて現像枠体10f内へ送り出し、このトナーを
トナー攪拌部材10blで攪拌し、固定磁石10cを内
蔵した現像回転体である現像ローラ(現像剤担持体)1
0dを回転させるとともに、現像ブレード10eによっ
て摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10d
の表面に形成し、そのトナーを前記静電潜像に応じて感
光体ドラム7へ転移させる事によってトナー像を形成し
て可視像化するものである。
【0019】また、10hはアンテナ棒で現像ローラ1
0dとの静電容量を測定してトナーの残量を測定する。
即ちトナー送り部材10b2によってトナー収納枠体1
0aから送られてきたトナーはアンテナ棒10hと現像
ローラ10dとの間に介在する。アンテナ棒10hと現
像ローラ10dには各々電気的に接続されプロセスカー
トリッジBの外観部に露出した接点(図示せず)へと通
じ、それらの接点はさらに電子写真画像形成装置本体A
1側に配置された接点(図示せず)へと接続される。画
像形成装置本体A1にはアンテナ棒10hと現像ローラ
10dとの静電容量を測定する測定手段(図示せず)が
設けられており、その静電容量を常時モニターしてい
る。トナーが消費されトナー収納枠体10a内のトナー
が無くなり、さらにアンテナ棒10hと現像ローラ10
dとの間のトナーまで消費されると静電容量が減少す
る。静電容量が所定の値より小さくなるとトナー残量が
僅かである旨表示されるようになっている。こうしたト
ナーの残量検出方法については特開昭52−6092号
公報に詳しく記載されている。
【0020】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後
に、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート
11bによってすくいとり、除去トナー収納部11cへ
集めるクリーニング手段11によって感光体ドラム7上
の残留トナーを除去するように構成されている。
【0021】尚、前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、
現像手段10等の各部材は、トナー送り部材10b2を
回転駆動されるように支持するトナー収納枠体10aと
トナー攪拌部材10b1、現像ローラ10d、現像ブレ
ード10e等の現像部材を内蔵する現像枠体10fと蓋
部材10iとを接合して一体化した現像ユニットDと、
除去トナー収納部11cを構成し、感光体ドラム7、ク
リーニングブレード11a、スクイシート11b及び帯
電ローラ8を有するクリーニング枠体13とを結合して
カートリッジ化され、画像形成装置本体A1に設けたカ
ートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着される。
【0022】このカートリッジ装着手段は、図2に示す
ように、軸15aを中心に開閉部材15を開くと、カー
トリッジ装着部の空間Sが表れ、その左右に不図示のカ
ートリッジ装着ガイド部材が配されており、ボスとリブ
からなるプロセスカートリッジBのガイド(図示せず)
が該装着ガイド部材に嵌合して導かれ、プロセスカート
リッジBが画像形成装置本体A1に対し矢印X方向に着
脱されるものである。
【0023】(プロセスカートリッジの枠体構成)次
に、本実施形態のプロセスカートリッジの枠体構成につ
いて、図1、図3及び図4を用いて説明する。なお、図
3はプロセスカートリッジにおけるクリーニング枠体の
部分拡大詳細図、図4はプロセスカートリッジの現像枠
体の部分拡大詳細図である。
【0024】本実施形態のプロセスカートリッジBは、
既に述べたように、トナーを収納するトナー収納枠体1
0aと、そのトナー収納枠体10aの開口10gからト
ナーを受けて現像ローラ10dに供給するトナー室10
jを有する現像枠体10fと、蓋部材10iとを結合し
て、感光体ドラム7の静電潜像を可視像化する現像ユニ
ット(現像装置)Dの主要枠体を構成している。そし
て、前記現像ユニットDの現像枠体10fにクリーニン
グ枠体13をピン状の結合部材24(図1参照)によっ
て回動可能に結合することによりカートリッジ枠体Bf
を構成している。従って、カートリッジ枠体Bfは、電
子写真感光体である感光体ドラム7、プロセス手段を構
成する帯電ローラ8、現像手段10及びクリーニング手
段11を保持する。
【0025】また、前記カートリッジ枠体Bfを構成す
るトナー収納枠体10a、現像枠体10f及びクリーニ
ング枠体13を形成する材質としては、熱可塑性樹脂
(プラスチック)、例えばポリスチレン、ABS樹脂
(アクリロニトル/ブタジエン/スチレン共重合体)、
変性PPE樹脂(ポリフェニレンエーテル)、変性PP
O樹脂(ポリフェニレンオキサイド)、ポリカーボネイ
ト、ポリエチレン、ポリプロピレン等が用いられる。
【0026】クリーニング枠体13の除去トナー収納室
11cには、除去トナーの漏れを防止するため、図3に
示すように、クリーニングブレード11aを支持する支
持部材11a1とクリーニング枠体13の内壁部13a
1との間に、部品としてのクリーニングブレード下シー
ル(以下「シール材」という)31が配されている。ま
た、クリーニングブレード11aとクリーニング枠体1
3の内壁部13a2との間に、部品としての縦シール
(以下「シール材」という)32が配されている。
【0027】シール材31,32は、クリーニング枠体
13の熱可塑性樹脂(例えばポリスチレン系の熱可塑性
樹脂、或いはABS樹脂、以下同じ)と同系統の素材か
ら成る樹脂エラストマーの発泡体より成っている。そし
て、前記シール材31,32は、何れも貼付部材として
の両面テープ35(図5参照)によってクリーニング枠
体13の内壁部13a1に貼付されている。両面テープ
35は、図5に示すように、クリーニング枠体13の熱
可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂によ
って形成されたフィルム状の基材35−bを有する。そ
して、前記基材35−bのシール材31側とクリーニン
グ枠体13の内壁部13a1側の両面に、クリーニング
枠体13の熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱可塑性樹脂
によって作られた粘着剤層35−aを備えている。
【0028】前述の例では、シール材31,32を両面
テープ35によってクリーニング枠体13の内壁部13
a1に貼付した場合を説明したが、前記シール材31,
32を貼付部材としての粘着剤36(図6参照)によっ
てクリーニング枠体13の内壁部13a1,13a2に
貼付してもよい。粘着剤36は、図6に示すように、ク
リーニング枠体13の熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱
可塑性樹脂によって作られている。
【0029】また、図3に示すように、前記クリーニン
グ枠体13の除去トナー収納室11cに配される部品と
してのスクイシート11bは、やはり該クリーニング枠
体13の熱可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑
性樹脂によって形成されたフィルム状の基材であって、
該クリーニング枠体13の所定の取付け面13に前記両
面テープ35又は前記粘着剤36によって貼付されてい
る。
【0030】一方、現像枠体10fのトナー室10jに
は、除去トナーの漏れを防止するため、図4に示すよう
に、現像ブレード10eを支持する支持部材10e1と
現像枠体10fの内壁部10f1との間に部品としての
現像ブレード下シール(以下「シール材」という)33
が配されている。
【0031】シール材33は、現像枠体10fの熱可塑
性樹脂(例えばポリスチレン系の熱可塑性樹脂、或いは
ABS樹脂、以下同じ)と同系統の素材から成る樹脂エ
ラストマーの発泡体より成っている。そして、前記シー
ル材33は、前記貼付部材としての両面テープ35(図
5参照)によって現像枠体10fの内壁部10f1に貼
付されている。
【0032】また、図4に示すように、現像枠体10f
からのトナー飛散を防ぐために、現像枠体10fの顎部
10f2に配される吹き出し防止シート34は、やはり
該現像枠体10fの熱可塑性樹脂と相溶性を有する同系
統の熱可塑性樹脂によって形成されたフィルム状の基材
であって、該現像枠体10fの顎部10f2に前記両面
テープ35又は前記粘着剤36によって貼付されてい
る。
【0033】本実施形態のプロセスカートリッジBは、
カートリッジ枠体Bfを再生成形材料としての利用する
際、プロセスカートリッジBから結合部材24を取り外
して、該プロセスカートリッジBをクリーニング枠体1
3と現像ユニットDに分ける。次に、クリーニング枠体
13からシール材31,32及びスクイシート11bを
除く全ての部材(感光体ドラム7、帯電ローラ8等)を
取り外す共に、現像ユニットDからシール材33及び吹
き出し防止シート34を除く全ての部材(現像ローラ1
0d、現像スリーブ10e等)を取り外す。そして、ク
リーニング枠体13、現像枠体10f及びトナー収納枠
体10aを粉砕して溶融する。ここで、シール材31,
32,33、スクイシート11b、及び吹き出し防止シ
ート34は、カートリッジ枠体Bfの成形素材である熱
可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂、或
いはカートリッジ枠体Bfの成形素材である熱可塑性樹
脂と相溶性を有する熱可塑性樹脂によって作られている
ので、シール材31,32,33、スクイシート11
b、及び吹き出し防止シート34の素材が該枠体13,
10f,10aの成形素材である熱可塑性樹脂と溶け合
うこととなる。これによって、カートリッジ枠体Bfの
再生成形材料としての利用が可能となる。
【0034】従って、本実施形態のプロセスカートリッ
ジBにおいては、カートリッジ枠体Bfの再生処理前
に、相溶性のある部品同士を分解選別する必要がない。
このため、カートリッジ枠体Bfの再生効率が格段に向
上する。また、これに伴い再生処理のコストダウンも図
れるものである。
【0035】また、前記粘着剤36または両面テープ3
5の粘着剤35−aは、ゴム系材料と溶剤とから成っ
て、クリーニング枠体13や現像枠体13fの熱可塑性
樹脂と同系統の材質を得ている。このため、カートリッ
ジ枠体Bfの再生処理の際、前記粘着剤36または両面
テープ35の粘着剤35−aは溶融され熱可塑性樹脂と
混ざり合うが、溶剤は蒸発して無くなり、ゴム系材料は
熱可塑性樹脂材に分散して混ざり合う。しかし、ゴム系
材料は一定分量以下であれば熱可塑性樹脂材と混ざり合
うことにより、元の熱可塑性樹脂の弾性を増し、対衝撃
性を向上させるという別の効果がある。従って、ゴム系
材料と溶剤とから成る粘着剤36,35−aによって、
元の熱可塑性樹脂より弾性が増し、かつ対衝撃性が向上
した再生成形材料を得ることができる。
【0036】〔他の実施の形態〕前述した実施の形態で
示したプロセスカートリッジは単色画像を形成する場合
を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは現
像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3
色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッジ
にも好適に適用することができる。
【0037】また、電子写真感光体としては、前記感光
体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含ま
れる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電
体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファス
セレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては例えばドラム状またはベルト状のものが用いられて
おり、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ
合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは塗工を行っ
たものである。
【0038】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0039】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングスワイヤーの三方周囲にア
ルミ等の金属シールドを施し、前記タングスワイヤーに
高電圧を印加することによって生じた正または負のイオ
ンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を
一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0040】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0041】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシなど用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0042】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外に
も、例えば、電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子
写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記
プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的に
カートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等が
ある。
【0043】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能と
するものをいう。そして、このプロセスカートリッジ
は、使用者自身が装置本体に着脱することができる。そ
こで、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うこと
ができる。
【0044】更に、前述した実施の形態では、電子写真
画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子
写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッ
サ等の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能
である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプロ
セスカートリッジは、カートリッジ枠体を相溶性のある
部品同士に分解選別することなく、該カートリッジ枠体
の再生処理が可能となる。
【0046】本発明に係る電子写真画像形成装置は、カ
ートリッジ枠体を相溶性のある部品同士に分解選別する
ことなく、該カートリッジ枠体の再生処理が可能となる
プロセスカートリッジを取り外し可能に装着できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のプロセスカートリッジの概要構
成を示す断面図
【図2】 本実施形態例の電子写真画像形成装置の概要
構成を示す断面図
【図3】 プロセスカートリッジのクリーニング枠体の
部分拡大詳細図
【図4】 プロセスカートリッジの現像枠体の部分拡大
詳細図
【図5】 クリーニング枠体にシール材を貼付する両面
テープの層構成の説明図
【図6】 クリーニング枠体にシール材を貼付する粘着
剤の説明図
【符号の説明】
3…搬送手段 7…電子写真感光体 8…帯電手段 10f…現像枠体 11…クリーニング手段 11b…スクイシート 13…クリーニング枠体 31…クリーニングブレード下シール 32…縦シール 33…現像ブレード下シール 34…吹き出し防止シート 35…両面テープ 35a…両面テープの粘着剤層 35b…両面テープの基材 36…粘着剤 A…電子写真画像形成装置 A1…電子写真画像形成装置本体 B…プロセスカートリッジ Bf…カートリッジ枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 一美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 新一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA13 BA22 BA32 DA15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 熱可塑性樹脂により形成されて前記電子写真感光体及び
    前記プロセス手段を保持する再生可能なカートリッジ枠
    体と、 前記カートリッジ枠体に配される部品と、 前記部品を前記カートリッジ枠体に貼付するための貼付
    部材と、 を有し、 前記部品及び前記貼付部材は、前記カートリッジ枠体の
    熱可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂、
    或いは前記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を
    有する熱可塑性樹脂によって作られていることを特徴と
    するプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記貼付部材は、前記カートリッジ枠体
    の熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱可塑性樹脂によって
    作られている粘着剤であることを特徴とする請求項1に
    記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記貼付部材は両面テープであって、前
    記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を有する同
    系統の熱可塑性樹脂によって形成された基材を有し、前
    記基材の前記部品側と前記カートリッジ枠体側の両面
    に、前記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を有
    する熱可塑性樹脂によって作られている粘着剤層を備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 前記部品は、前記カートリッジ枠体の熱
    可塑性樹脂と同系統の熱可塑性樹脂で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記部品は、前記カートリッジ枠体の熱
    可塑性樹脂と同系統の樹脂エラストマーの発泡体である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    プロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ枠体、前記部品及び前
    記貼付部材の熱可塑性樹脂は、ポリスチレン系の熱可塑
    性樹脂であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    一項に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジ枠体及び前記部品の熱
    可塑性樹脂は、ABS樹脂であり、前記貼付部材の熱可
    塑性樹脂は、ポリスチレン系の熱可塑性樹脂であること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての、前記電子写真感光体を帯電させる
    ための帯電手段、前記電子写真感光体に形成された静電
    潜像を現像するための現像手段、前記電子写真感光体に
    残留する現像剤を除去するためのクリーニング手段の少
    なくとも一つと前記電子写真感光体とを一体的にカート
    リッジ化し、このカートリッジを前記電子写真画像形成
    装置本体に対し着脱可能とすることを特徴とする請求項
    1に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 熱可塑性樹脂により形成されて前記電子写真感光体及び
    前記プロセス手段を保持する再生可能なカートリッジ枠
    体と、 前記カートリッジ枠体に配される部品と、 前記部品を前記カートリッジ枠体に貼付するための貼付
    部材と、 を有し、 前記部品及び前記貼付部材は、前記カートリッジ枠体の
    熱可塑性樹脂と相溶性を有する同系統の熱可塑性樹脂、
    或いは前記カートリッジ枠体の熱可塑性樹脂と相溶性を
    有する熱可塑性樹脂によって作られているプロセスカー
    トリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP26700799A 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Pending JP2001092204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26700799A JP2001092204A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26700799A JP2001092204A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001092204A true JP2001092204A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17438772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26700799A Pending JP2001092204A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001092204A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051071A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 キヤノン株式会社 カートリッジ及びカートリッジの製造方法
US10203654B2 (en) 2014-08-29 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge and method for manufacturing cartridge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051071A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 キヤノン株式会社 カートリッジ及びカートリッジの製造方法
US10203654B2 (en) 2014-08-29 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge and method for manufacturing cartridge

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0671670B1 (en) Toner cartridge, process cartridge, electrophotographic image forming apparatus and method of recycling a toner cartridge
KR0156752B1 (ko) 토너 용기의 개구 재밀봉 방법 및 밀봉 부재와 프로세스 카트리지 재생 방법
KR0134171B1 (ko) 프로세스카트리지
JP3259985B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3285392B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
KR100585905B1 (ko) 토너 공급 용기를 위한 재생 방법
JP2002328579A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP2005055544A (ja) 現像カートリッジ、プロセス装置および画像形成装置
US5826140A (en) Method of remanufacturing toner cartridges
JP2001092204A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2002082579A (ja) プロセスカートリッジ
JPH08292632A (ja) 現像剤容器及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3110581B2 (ja) ブレード部材及びブレード部材の取り付け方法及びプロセスカートリッジ及びクリーニング装置
JP2004109319A (ja) プロセス装置、現像器、画像形成装置および異物除去部材
JP3241859B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3285406B2 (ja) 感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3535049B2 (ja) 画像形成装置
JP3352141B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JPH0777864A (ja) 現像剤収納容器及び現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3265065B2 (ja) 現像剤容器の開口部を再封鎖する方法
JP3241826B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH08101624A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2002023594A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法及び再生産されたプロセスカートリッジ
JP2022026273A (ja) 画像形成装置
JPH06175425A (ja) バネ及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置