JP2001065042A - 分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法 - Google Patents
分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】管路を構成する熱可塑製樹脂管の分岐管路を形
成すべき所定位置に正確に、傾斜する分岐管を有する分
岐管用サドルにて分岐管路を容易に形成することができ
る分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法
を提供する。 【解決手段】管路を構成する熱可塑性樹脂管の分岐管路
を設ける部分周辺の外面に沿い、分岐口111を有する
サドル部11と、該サドル部11の分岐口111の周壁
より外方に向けて前記熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾
斜するように一体的に設けられた分岐管12とからなる
熱可塑性樹脂製の分岐管用サドル1であって、前記サド
ル部11の分岐口111の周壁より内側に向けて前記熱
可塑性樹脂管の管軸と略直交する側面を有する突出部1
3が一体的に設けられている。
成すべき所定位置に正確に、傾斜する分岐管を有する分
岐管用サドルにて分岐管路を容易に形成することができ
る分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法
を提供する。 【解決手段】管路を構成する熱可塑性樹脂管の分岐管路
を設ける部分周辺の外面に沿い、分岐口111を有する
サドル部11と、該サドル部11の分岐口111の周壁
より外方に向けて前記熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾
斜するように一体的に設けられた分岐管12とからなる
熱可塑性樹脂製の分岐管用サドル1であって、前記サド
ル部11の分岐口111の周壁より内側に向けて前記熱
可塑性樹脂管の管軸と略直交する側面を有する突出部1
3が一体的に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜する分岐管を
有する分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成
方法に関するものである。
有する分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜する分岐管を有する分岐管用
サドルとしては、例えば、「下水道に関するJSWAS
R−2 1987」に、60度枝管として規定されて
おり、図5に示すように、分岐口を有するサドル部a
と、サドル部aに中心軸が樹脂本管pの中心軸に対して
60度傾斜するように設けられた分岐管bとからなる分
岐管用サドルであって、サドル部の分岐口の周壁より内
側に向けて、分岐管bの延長線上に傾斜するように突出
部cが設けられているものが知られている。
サドルとしては、例えば、「下水道に関するJSWAS
R−2 1987」に、60度枝管として規定されて
おり、図5に示すように、分岐口を有するサドル部a
と、サドル部aに中心軸が樹脂本管pの中心軸に対して
60度傾斜するように設けられた分岐管bとからなる分
岐管用サドルであって、サドル部の分岐口の周壁より内
側に向けて、分岐管bの延長線上に傾斜するように突出
部cが設けられているものが知られている。
【0003】このような従来の分岐管用サドルを用い
て、樹脂本管pに分岐管路を形成する場合、削孔機を用
いて、予め樹脂本管pの分岐路を設けるべき部分に斜め
方向の孔dをあけ、その孔dに分岐管用サドルの突出部
cを挿入するようにして、樹脂本管p上に分岐管用サド
ルを装着して、サドル部の内面を樹脂本管pの外面に接
合する方法が採用される。しかしながら、このような従
来方法の場合には、予め樹脂本管pの所定位置に、正確
に、且つ分岐管用サドルの傾斜角度に合致した削孔を行
うのは容易ではないという問題点がある。
て、樹脂本管pに分岐管路を形成する場合、削孔機を用
いて、予め樹脂本管pの分岐路を設けるべき部分に斜め
方向の孔dをあけ、その孔dに分岐管用サドルの突出部
cを挿入するようにして、樹脂本管p上に分岐管用サド
ルを装着して、サドル部の内面を樹脂本管pの外面に接
合する方法が採用される。しかしながら、このような従
来方法の場合には、予め樹脂本管pの所定位置に、正確
に、且つ分岐管用サドルの傾斜角度に合致した削孔を行
うのは容易ではないという問題点がある。
【0004】又、図5に示すような突出部が設けられて
いない分岐管用サドルを用いて、樹脂本管の分岐路を設
けるべき部分周辺上に分岐管用サドルをのせ、そのサド
ル部の内面を樹脂本管の外面に接合した後に、分岐管よ
りホルソーを用いて樹脂本管に削孔を行う方法も一般的
に行われている。しかしながら、この方法の場合には、
ホルソーの軸が振れ易くて所定位置に正確に孔をあける
のが難しく、又、ホルソーの分岐管の内面との摩擦力が
大きいために、容易に削孔を行うことができず、多くの
工数を要するという問題点がある。
いない分岐管用サドルを用いて、樹脂本管の分岐路を設
けるべき部分周辺上に分岐管用サドルをのせ、そのサド
ル部の内面を樹脂本管の外面に接合した後に、分岐管よ
りホルソーを用いて樹脂本管に削孔を行う方法も一般的
に行われている。しかしながら、この方法の場合には、
ホルソーの軸が振れ易くて所定位置に正確に孔をあける
のが難しく、又、ホルソーの分岐管の内面との摩擦力が
大きいために、容易に削孔を行うことができず、多くの
工数を要するという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、管路を構成する熱可塑製樹脂
管の分岐管路を形成すべき所定位置に正確に、傾斜する
分岐管を有する分岐管用サドルにて分岐管路を容易に形
成することができる分岐管用サドル及びそれを用いた分
岐管路の形成方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
な従来の問題点を解消し、管路を構成する熱可塑製樹脂
管の分岐管路を形成すべき所定位置に正確に、傾斜する
分岐管を有する分岐管用サドルにて分岐管路を容易に形
成することができる分岐管用サドル及びそれを用いた分
岐管路の形成方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、管路を構成する熱可塑性樹脂管の
分岐管路を設ける部分周辺の外面に沿い、分岐口を有す
るサドル部と、該サドル部の分岐口の周壁より外方に向
けて前記熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾斜するように
一体的に設けられた分岐管とからなる熱可塑性樹脂製の
分岐管用サドルであって、前記サドル部の分岐口の周壁
より内側に向けて前記熱可塑性樹脂管の管軸と略直交す
る側面を有する突出部が一体的に設けられている分岐管
用サドルである。
発明(本発明1)は、管路を構成する熱可塑性樹脂管の
分岐管路を設ける部分周辺の外面に沿い、分岐口を有す
るサドル部と、該サドル部の分岐口の周壁より外方に向
けて前記熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾斜するように
一体的に設けられた分岐管とからなる熱可塑性樹脂製の
分岐管用サドルであって、前記サドル部の分岐口の周壁
より内側に向けて前記熱可塑性樹脂管の管軸と略直交す
る側面を有する突出部が一体的に設けられている分岐管
用サドルである。
【0007】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、前記突出部の全側面が、前記熱可塑性樹脂管の管軸
と略直交する側面と平行に形成されている本発明1の分
岐管用サドルである。
は、前記突出部の全側面が、前記熱可塑性樹脂管の管軸
と略直交する側面と平行に形成されている本発明1の分
岐管用サドルである。
【0008】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)
は、前記サドル部の内周部に電熱線が埋設されており、
該電熱線に通電することにより、その内周部を熱可塑性
樹脂管の分岐管路を設ける部分の外周部に溶融接合する
ことができるようにされている本発明1又は本発明2の
分岐管用サドルである。
は、前記サドル部の内周部に電熱線が埋設されており、
該電熱線に通電することにより、その内周部を熱可塑性
樹脂管の分岐管路を設ける部分の外周部に溶融接合する
ことができるようにされている本発明1又は本発明2の
分岐管用サドルである。
【0009】本願の請求項4に記載の発明(本発明4)
は、本発明1乃至本発明3のいずれかの分岐管用サドル
を用いて、前記熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分
に前記突出部を挿入できるように形成された貫通孔に、
その突出部を挿着する工程と、前記サドル部の内周面を
前記熱可塑性樹脂管の外周部に接合するようにして分岐
管路を設ける工程とを有する分岐管用サドルを用いた分
岐管路の形成方法である。
は、本発明1乃至本発明3のいずれかの分岐管用サドル
を用いて、前記熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分
に前記突出部を挿入できるように形成された貫通孔に、
その突出部を挿着する工程と、前記サドル部の内周面を
前記熱可塑性樹脂管の外周部に接合するようにして分岐
管路を設ける工程とを有する分岐管用サドルを用いた分
岐管路の形成方法である。
【0010】本発明において、熱可塑性樹脂管や分岐管
用サドルを形成する熱可塑性樹脂としては、特に限定さ
れないが、例えば、高密度ポリエチレンや中密度ポリエ
チレン等のポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン系樹脂が挙げられる。
用サドルを形成する熱可塑性樹脂としては、特に限定さ
れないが、例えば、高密度ポリエチレンや中密度ポリエ
チレン等のポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン系樹脂が挙げられる。
【0011】
【作用】本発明1の分岐管用サドルは、前記サドル部の
分岐口の周壁より内側に向けて前記熱可塑性樹脂管の管
軸と直交する側面を有する突出部が一体的に設けられて
いることにより、貫通孔を形成し易いので、熱可塑性樹
脂管の分岐管路を設けるべき部分に正確に貫通孔を形成
することができ、又、その貫通孔にその突出部を挿入す
るようにして挿着することができるので、装着作業が容
易であり、又、突出部を貫通孔に嵌合させた状態で固定
させることができるので、サドル部の内周面を熱可塑性
樹脂管の外周部に接合し易く、これらより、管路を形成
する熱可塑性樹脂管に分岐管路を所定位置に正確且つ容
易に形成するのに用いることができる。
分岐口の周壁より内側に向けて前記熱可塑性樹脂管の管
軸と直交する側面を有する突出部が一体的に設けられて
いることにより、貫通孔を形成し易いので、熱可塑性樹
脂管の分岐管路を設けるべき部分に正確に貫通孔を形成
することができ、又、その貫通孔にその突出部を挿入す
るようにして挿着することができるので、装着作業が容
易であり、又、突出部を貫通孔に嵌合させた状態で固定
させることができるので、サドル部の内周面を熱可塑性
樹脂管の外周部に接合し易く、これらより、管路を形成
する熱可塑性樹脂管に分岐管路を所定位置に正確且つ容
易に形成するのに用いることができる。
【0012】本発明2の分岐管用サドルは、本発明1に
おいて、前記突出部の全側面が、前記熱可塑性樹脂管の
管軸と略直交する側面と平行に形成されていることによ
り、熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分に形成する
貫通孔をより形成し易く、又、その貫通孔に突出部を装
着し易い。
おいて、前記突出部の全側面が、前記熱可塑性樹脂管の
管軸と略直交する側面と平行に形成されていることによ
り、熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分に形成する
貫通孔をより形成し易く、又、その貫通孔に突出部を装
着し易い。
【0013】本発明3の分岐管用サドルは、本発明1又
は本発明2において、前記サドル部の内周部に電熱線が
埋設されており、該電熱線に通電することにより、その
内周部を熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分の外周
部に溶融接合することができるようにされていることに
より、サドル部の内周面を熱可塑性樹脂管の外周部に強
固に且つ容易に接合することができる。
は本発明2において、前記サドル部の内周部に電熱線が
埋設されており、該電熱線に通電することにより、その
内周部を熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分の外周
部に溶融接合することができるようにされていることに
より、サドル部の内周面を熱可塑性樹脂管の外周部に強
固に且つ容易に接合することができる。
【0014】本発明4の分岐管用サドルを用いた分岐管
路の形成方法は、本発明1乃至本発明3のいずれか分岐
管用サドルを用いて、前記熱可塑性樹脂管の分岐管路を
設ける部分に前記突出部を挿入できるように形成された
貫通孔に、その突出部を挿着する工程と、前記サドル部
の内周面を前記熱可塑性樹脂管の外周部に接合するよう
にして分岐管路を設ける工程とを有することにより、貫
通孔を形成し易いので、熱可塑性樹脂管の分岐管路を設
けるべき部分に正確に貫通孔を形成することができ、
又、その貫通孔にその突出部を挿入するようにして挿着
することができるので、装着作業が容易であり、又、突
出部を貫通孔に嵌合させた状態で固定させることができ
るので、サドル部の内周面を熱可塑性樹脂管の外周部に
接合し易く、これらより、管路を形成する熱可塑性樹脂
管に分岐管路を所定位置に正確且つ容易に形成すること
ができる。
路の形成方法は、本発明1乃至本発明3のいずれか分岐
管用サドルを用いて、前記熱可塑性樹脂管の分岐管路を
設ける部分に前記突出部を挿入できるように形成された
貫通孔に、その突出部を挿着する工程と、前記サドル部
の内周面を前記熱可塑性樹脂管の外周部に接合するよう
にして分岐管路を設ける工程とを有することにより、貫
通孔を形成し易いので、熱可塑性樹脂管の分岐管路を設
けるべき部分に正確に貫通孔を形成することができ、
又、その貫通孔にその突出部を挿入するようにして挿着
することができるので、装着作業が容易であり、又、突
出部を貫通孔に嵌合させた状態で固定させることができ
るので、サドル部の内周面を熱可塑性樹脂管の外周部に
接合し易く、これらより、管路を形成する熱可塑性樹脂
管に分岐管路を所定位置に正確且つ容易に形成すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の分岐管用サドル
の一例の説明図であり、(a)はその断面図、(b)は
その正面図である。図1に示すように、この例の分岐管
用サドル1は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製であっ
て、サドル部11と分岐管12と突出部13とが一体的
に設けられたものである。
を参照して説明する。図1は、本発明の分岐管用サドル
の一例の説明図であり、(a)はその断面図、(b)は
その正面図である。図1に示すように、この例の分岐管
用サドル1は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製であっ
て、サドル部11と分岐管12と突出部13とが一体的
に設けられたものである。
【0016】サドル部11は、管路を構成する熱可塑性
樹脂管の分岐管路を設ける部分周辺の外面に沿う鞍状の
ものであって、略中央部に分岐口111を有している。
分岐管12は、サドル部11の分岐口111の周壁より
外方に向けて熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾斜するよ
うに一体的に設けられている。尚、分岐管12の管軸の
方向は、熱可塑性樹脂管の管軸と同一平面を形成できる
ような方向とされている。突出部13は、サドル部11
の分岐口111の周壁より内側に向けて突出するように
設けられており、熱可塑性樹脂管の管軸と略直交する側
面131を有している。尚、突出部13の全側面は、熱
可塑性樹脂管の管軸と略直交する側面と平行に形成され
ているのが好ましい。
樹脂管の分岐管路を設ける部分周辺の外面に沿う鞍状の
ものであって、略中央部に分岐口111を有している。
分岐管12は、サドル部11の分岐口111の周壁より
外方に向けて熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾斜するよ
うに一体的に設けられている。尚、分岐管12の管軸の
方向は、熱可塑性樹脂管の管軸と同一平面を形成できる
ような方向とされている。突出部13は、サドル部11
の分岐口111の周壁より内側に向けて突出するように
設けられており、熱可塑性樹脂管の管軸と略直交する側
面131を有している。尚、突出部13の全側面は、熱
可塑性樹脂管の管軸と略直交する側面と平行に形成され
ているのが好ましい。
【0017】次に、図1に示す分岐管用サドル1を用い
た、本発明の分岐管路の形成方法の一例を図2を参照し
て説明する。まず、最初の工程において、熱可塑性樹脂
管2の分岐管路を設ける部分に、削孔機を用いて管壁に
突出部13を挿入できるような貫通孔21をあける。
尚、この貫通孔21は、突出部13の全側面が、熱可塑
性樹脂管の管軸と略直交する側面と平行に形成されてい
る場合には、それに対応するように形成される。その熱
可塑性樹脂管2の分岐管路を設ける部分に接着剤を塗布
しておき、その上に図1に示す分岐管用サドル1をの
せ、設けられた貫通孔21中に、その突出部13をその
側面を摺動させるように挿着する。最後の工程におい
て、サドル部11の内周面を熱可塑性樹脂管2の外周面
に接着剤にて接合するようにして分岐管路を設ける作業
を終了する。
た、本発明の分岐管路の形成方法の一例を図2を参照し
て説明する。まず、最初の工程において、熱可塑性樹脂
管2の分岐管路を設ける部分に、削孔機を用いて管壁に
突出部13を挿入できるような貫通孔21をあける。
尚、この貫通孔21は、突出部13の全側面が、熱可塑
性樹脂管の管軸と略直交する側面と平行に形成されてい
る場合には、それに対応するように形成される。その熱
可塑性樹脂管2の分岐管路を設ける部分に接着剤を塗布
しておき、その上に図1に示す分岐管用サドル1をの
せ、設けられた貫通孔21中に、その突出部13をその
側面を摺動させるように挿着する。最後の工程におい
て、サドル部11の内周面を熱可塑性樹脂管2の外周面
に接着剤にて接合するようにして分岐管路を設ける作業
を終了する。
【0018】図3は、本発明の分岐管用サドルの一例の
説明図であり、(a)はその断面図、(b)はその正面
図である。図3に示すように、この例の分岐管用サドル
3は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製であって、サド
ル部31と分岐管32と突出部33とが一体的に設けら
れたものである。サドル部31の内面には、電熱線31
2が埋設されており、電熱性312にターミナル313
から電気を流すことにより、その内周面と熱可塑性樹脂
管の外周面間を融着接合することができるようになって
いる。上記以外の構造は、図1を参照して説明したもの
と同じであるので、対応する図番のみを付して詳細な説
明は省略する。
説明図であり、(a)はその断面図、(b)はその正面
図である。図3に示すように、この例の分岐管用サドル
3は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製であって、サド
ル部31と分岐管32と突出部33とが一体的に設けら
れたものである。サドル部31の内面には、電熱線31
2が埋設されており、電熱性312にターミナル313
から電気を流すことにより、その内周面と熱可塑性樹脂
管の外周面間を融着接合することができるようになって
いる。上記以外の構造は、図1を参照して説明したもの
と同じであるので、対応する図番のみを付して詳細な説
明は省略する。
【0019】次に、図3に示す分岐管用サドルを用い
た、本発明の本発明の分岐管路の形成方法の一例を図4
を参照して説明する。まず、最初の工程において、熱可
塑性樹脂管4の分岐管路を設ける部分に、削孔機を用い
て管壁に突出部33を挿入できるような貫通孔41をあ
ける。次に、熱可塑性樹脂管路4の分岐管路を設ける部
分の上に、分岐管用サドル3をのせ、形成された貫通孔
41中に、その突出部33をその側面を摺動させるよう
に挿着する。最後の工程において、サドル部31のター
ミナル313より電熱線312に通電することにより、
その内周部と熱可塑性樹脂管の外周部間を溶融接合する
ようにして分岐管路を設ける作業を終了する。
た、本発明の本発明の分岐管路の形成方法の一例を図4
を参照して説明する。まず、最初の工程において、熱可
塑性樹脂管4の分岐管路を設ける部分に、削孔機を用い
て管壁に突出部33を挿入できるような貫通孔41をあ
ける。次に、熱可塑性樹脂管路4の分岐管路を設ける部
分の上に、分岐管用サドル3をのせ、形成された貫通孔
41中に、その突出部33をその側面を摺動させるよう
に挿着する。最後の工程において、サドル部31のター
ミナル313より電熱線312に通電することにより、
その内周部と熱可塑性樹脂管の外周部間を溶融接合する
ようにして分岐管路を設ける作業を終了する。
【発明の効果】本発明の分岐管用サドル及びそれを用い
た分岐管路の形成方法は、上記のとおりとされているの
で、管路を構成する熱可塑製樹脂管の分岐管路を形成す
べき所定位置に正確に、傾斜する分岐管を有する分岐管
用サドルにて分岐管路を容易に形成することができる。
た分岐管路の形成方法は、上記のとおりとされているの
で、管路を構成する熱可塑製樹脂管の分岐管路を形成す
べき所定位置に正確に、傾斜する分岐管を有する分岐管
用サドルにて分岐管路を容易に形成することができる。
【図1】本発明の分岐管用サドルの一例の説明図であ
り、(a)はその断面図、(b)はその正面図である。
り、(a)はその断面図、(b)はその正面図である。
【図2】図1に示す分岐管用サドルを用いた、本発明の
分岐管路の形成方法の一例の工程を説明する断面図であ
る。
分岐管路の形成方法の一例の工程を説明する断面図であ
る。
【図3】本発明の分岐管用サドルの別の例の説明図であ
り、(a)はその断面図、(b)はその正面図である。
り、(a)はその断面図、(b)はその正面図である。
【図4】図3に示す分岐管用サドルを用いた、本発明の
分岐管路の形成方法の一例の工程を説明する断面図であ
る。
分岐管路の形成方法の一例の工程を説明する断面図であ
る。
【図5】従来の分岐管用サドルの一例を示す断面図であ
る。
る。
1,3 分岐管用サドル 2,4 熱可塑性樹脂管 11,31 サドル部 12,32 分岐管 13,33 突出部 21,41 孔 312 電熱線
Claims (4)
- 【請求項1】 管路を構成する熱可塑性樹脂管の分岐管
路を設ける部分周辺の外面に沿い、分岐口を有するサド
ル部と、該サドル部の分岐口の周壁より外方に向けて前
記熱可塑性樹脂管の管軸に対して傾斜するように一体的
に設けられた分岐管とからなる熱可塑性樹脂製の分岐管
用サドルであって、前記サドル部の分岐口の周壁より内
側に向けて前記熱可塑性樹脂管の管軸と略直交する側面
を有する突出部が一体的に設けられていることを特徴と
する分岐管用サドル。 - 【請求項2】 前記突出部の全側面が、前記熱可塑性樹
脂管の管軸と略直交する側面と平行に形成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の分岐管用サドル。 - 【請求項3】 前記サドル部の内周部に電熱線が埋設さ
れており、該電熱線に通電することにより、その内周部
を熱可塑性樹脂管の分岐管路を設ける部分の外周部に溶
融接合することができるようにされていることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の分岐管用サドル。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載の分岐管用サドルを用いて、前記熱可塑性樹脂管の
分岐管路を設ける部分に前記突出部を挿入できるように
形成された貫通孔に、その突出部を挿着する工程と、前
記サドル部の内周面を前記熱可塑性樹脂管の外周部に接
合するようにして分岐管路を設ける工程とを有すること
を特徴とする分岐管用サドルを用いた分岐管路の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24379999A JP2001065042A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24379999A JP2001065042A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 分岐管用サドル及びそれを用いた分岐管路の形成方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7224007B1 (ja) | 2022-05-30 | 2023-02-17 | 株式会社トラストテクノ | 管渠用の人孔と、管渠の端部の管渠結合構造、管渠用継手要素及び管渠工法 |
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1999
- 1999-08-30 JP JP24379999A patent/JP2001065042A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7224007B1 (ja) | 2022-05-30 | 2023-02-17 | 株式会社トラストテクノ | 管渠用の人孔と、管渠の端部の管渠結合構造、管渠用継手要素及び管渠工法 |
JP2023175379A (ja) * | 2022-05-30 | 2023-12-12 | 株式会社トラストテクノ | 管渠用の人孔と、管渠の端部の管渠結合構造、管渠用継手要素及び管渠工法 |
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