JP3739854B2 - 管継手装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水管などの管体を接続する管継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、排水管路の途中を屈曲接続する場合は、直線部を予め配管し、曲り部を管継手を用いて接続する。このとき排水管の内周面に凹凸部が形成されないように接続しなくてはならず、管継手を用いて接続する場合、管継手の受口に接続される排水管の先端部がそれぞれ管継手の両端受口の内端のストッパー段部まで挿入することにより、排水管と内周面と管継手の受口の内周面とが面一となるようにしている。そして、既設の直線状排水管路の中間を接続するとき直線状の排水管の先端部がそれぞれ管継手の両端受口の内端のストッパー段部まで挿入するためには、伸縮継手を用い、一方の排水管の端部に管継手の一端の受口部に嵌挿し、他方の排水管の端部に伸縮継手の伸縮可能な受口部を伸縮継手内に嵌挿して縮小した状態でこの伸縮可能な受口部を当接し、次いで、伸縮可能な受口部を引き出して他方の排水管の端部に嵌合するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の伸縮継手を用いる施工方法では、配管材料としての伸縮継手は不可欠であり、コストアップとなるという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、従来の施工法で必要とした伸縮継手のような高価な配管材料も必要なく容易に接続できる管継手装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の管継手装置は、接続端部のうち少なくともいずれか一つの接続端部の内周面に接続する管体が当接するストッパー段部を形成するとともにストッパー段部から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部を有する継手本体と、この継手本体の半割り受口部の切り欠いた半円部の形状と同一の円弧面形状を成しこの半割り受口部の切り欠いた半円部を覆う覆い体とを備え、前記継手本体の半割り受口部に軸芯方向と直交する半円弧状の切り欠き縁に沿った前記ストッパー段部の端面に開口する円弧状係合溝を形成するとともにこのストッパー段部に連続してこの半割り受口部の両側切り欠き縁に沿って軸線方向に延びる直線状係合突部を突設し、前記覆い体の基端縁に前記継手本体の円弧状係合溝に嵌挿する半円弧状の嵌合端縁を延出し、前記継手本体の半割り受口部の両側直線状係合突部間に前記覆い体を嵌着してこの覆い体の嵌合端縁を前記円弧状係合溝に嵌挿するとともに両側端縁を前記直線状係合突部の内面側に係合したものである。
【0006】
そして、継手本体の接続端部に形成した半円部を切り欠いた半割り受口部に、開口している半円部分から排水管などの管体を嵌入して、この接続管の一端部を半割り受口部の内面全周に形成したストッパー段部に当接して接着する。次いで、継手本体の半割り受口部の切り欠いた半円部に覆い体を嵌着して管体の半円部を覆い、この半割り受口部に形成した半円弧縁状の切り欠き端面に開口されている円弧状係合溝に覆い体の基端縁に延出した半円弧状の嵌合端縁を嵌挿接着するとともに、この覆い体の両側端縁を半割り受口部の軸線方向に延びる両側切り欠き縁に当接接着し、覆い体の両側端縁の外周面を半割り受口部の軸線方向に延びる両側切り欠き縁に沿って突設した直線状係合突部に係合し、かつ、覆い体の内面を管体の外周面に接着する。
【0007】
そして、継手本体の接続端部の半円部を切り欠いた半割り受口部に嵌着した管体の端面は継手本体の接続端部に形成したストッパー段部の端面に当接され、確実に接続できる。
【0008】
また、継手本体の接続端部の半円部を切り欠いた半割り受口部に開口した半円部から管体を嵌着でき、既設の排水管などの管体に管継手を接続するときの管体の切断長さを短くでき、伸縮継手も必要としないで施工作業が容易にできる。
【0009】
なお、既設排水管路の途中を接続するときは、この既設管を継手本体の端面間の長さに合わせて切断することにより、既設排水管路の中間を接続できる。
【0010】
また、受口部の基部の内面全周に形成したストッパー段部を接続管の肉厚と同一寸法とすることにより、ストッパー段部の端面と管体の端面との間に窪み凹部が形成されず、管体と管継手本体とを流動する流体は引っ掛かることなく円滑に流れる。
【0011】
請求項2記載の発明の管継手装置は、請求項1記載の管継手装置において、継手本体の接続端部のうち少なくともいずれか一つの接続端部の内周面を拡径した嵌合部を形成し、この嵌合部に嵌合基部を円周方向に回動可能に嵌合した受口体にて内周面に接続する管体が当接するストッパー段部を形成するとともにストッパー段部から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部を形成したものである。
【0012】
そして、継手本体の接続端部の内周面を拡径した嵌合部に円周方向に回動可能に嵌合した受口体を回動することにより、継手本体の接続端部に形成した半割り受口部の開口している半円部分を排水管などの管体を嵌合し易い方向、例えば、上向きにして、この開口している半円部分から管体を嵌入接着し、この管体の端部を半割り受口部の内面全周に形成したストッパー段部に当接して接着できる。
請求項3記載の発明の管継手装置は、請求項1または請求項2記載の管継手装置において、半割り受口部に形成した円弧状係合溝の内周上面部とこの円弧状係合溝に嵌合される覆い体の嵌合端縁の外周面との少なくともいずれか一方を係合溝の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面としたものである。
【0013】
そして、継手本体の接続端部の円弧状係合溝に嵌挿される覆い体の嵌合端縁は、この円弧状係合溝の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面により管体の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体は管体に圧接されて液密を保持する接着が確実となる。
【0014】
請求項4記載の発明の管継手装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の管継手装置において、半割り受口部に形成した両側直線状係合突部の外端側に内面側および外端側に開口した係合凹部を形成し、この係合凹部に係合される係合突起を覆い体の両側外周面の外端側にそれぞれ突設したものである。
【0015】
そして、継手本体に形成した両側直線状係合突部の係合凹部と覆い体の係合突起との係合で、円弧状係合溝と嵌合端縁との係合部から離間した部分でも、半割り受口部の軸方向の切断縁と覆い体の両側端縁との接合が保持される。
【0016】
請求項5記載の発明の管継手装置は、請求項4記載の管継手装置において、半割り受口部に形成した係合凹部は外端側開口部を拡げたものである。
【0017】
そして、係合突起が係合凹部の外端側の拡がった開口部から円滑に係合され、半割り受口部の直線状係合突部に覆い体の両側縁部を容易に係合できる。
【0018】
請求項6記載の管継手装置は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の管継手装置において、覆い体の内端側外周面には継手本体に形成した円弧状係合突部に当接する突出部を形成するとともに外端部外周面に被叩き部を突設したものである。
【0019】
そして、継手本体の半割り受口部に形成した円弧状係合溝に覆い体の半円弧状の嵌合端縁を嵌挿して継手本体の接続管部に形成した半円部のストッパー段部に覆い体の突出部が当たるまで、覆い体の被叩き部をプラスチックハンマーなどにて叩打することにより、確実に円弧状係合溝に嵌合端縁が嵌挿される。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の管継手装置の一実施の形態の構成を曲り継手に接続管体、例えば排水管を接続する管継手装置を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0021】
図1ないし図5において、10は塩化ビニル樹脂などの合成樹脂からなる継手本体で、この継手本体10は両端開口部を90°方向に向けた曲り円筒状に形成され、この一端側の接続端部には、図1に示すように、内周面を拡径した嵌合部11を形成し、この嵌合部11の開口縁には軸芯方向に突出する係止縁12を円周方向に連続または間欠的に突設する。
【0022】
また、図1および図2において、15は塩化ビニル樹脂などの合成樹脂からなる受口体で、この受口体15には前記継手本体10の嵌合部11に円周方向に回動自在に嵌合される筒状の嵌合基部16を有し、この嵌合基部16の外周面には前記嵌合部11の内周面に密接される環状のOリング嵌合溝17が形成され、このOリング嵌合溝17にOリング18を嵌着してこの嵌合基部16を前記嵌合部11に圧入嵌合することにより受口体15は継手本体10の嵌合基部16に円周方向に回動可能にかつ液密に嵌合される。
【0023】
この受口体15の内端全周には接続する管体の端面が当接するストッパー段部19が拡径段部にて形成され、このストッパー段部19から先端側まで略軸芯を通る水平面から略半円部を切り欠いた半割り受口部20が形成され、この半割り受口部20の内面は前記嵌合基部16の内周径より拡径した管体嵌着部21に形成される。そして、前記ストッパー段部19の端面と半円部の軸心方向と直交する半円弧縁状の切り欠き縁22の端面とが略同一面となっている。また、この半割り受口部20の軸心方向と直交する半円弧縁状の切り欠き縁22のストッパー段部19に前記嵌合基部16の端面に開口した円弧状係合溝23が形成されている。
【0024】
また、前記円弧状係合溝23の内周上面部はこの円弧状係合溝23の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面25に形成されている。
【0025】
さらに、前記半割り受口部20に形成した管体嵌着部21には前記嵌合基部16に連続してこの半割り受口部20の半円部の軸線方向に延びる両側切り欠き縁26に沿って、この管体嵌着部21に嵌合接続される管体の肉厚寸法を拡径した外側位置に直線状係合突部27を突設する。また、この管体嵌着部21の軸芯方向に延びる両側切り欠き縁26の端面には略V字状の係合凹条28が形成されている。
【0026】
また、前記両側直線状係合突部27の外端側には、この両側直線状係合突部27の内面側および外端側に開口した係合凹部30がそれぞれ形成されている。この両側の係合凹部30の内側上面は図2および図4に示すように外端側の高さが高くなる方向に傾斜して拡がった傾斜面にそれぞれ形成されるとともに係合凹部30の内側上面はそれぞれ略軸芯に向って下向きに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0027】
さらに、継手本体10の他端側の接続端部には受口31が形成されている。
【0028】
次に、40は前記半割り受口部20の切り欠いた半円部を覆う覆い体で、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂にてこの半割り受口部20の切り欠いた半円部の形状と同一の円弧面形状を成している。この覆い体40の一端部には前記円弧状係合溝23に嵌挿される半円弧状の嵌合端縁41が延出形成され、この嵌合端縁41の外周面は先端側から漸次肉厚が厚くなるように傾斜したテーパー面42に形成され、この嵌合端縁41は前記半割り受口部20の円弧状係合溝23に嵌挿されるようになっている。
【0029】
また、この覆い体40の両側縁部43の外面部は前記半割り受口部20の直線状係合突部27の内面側に圧接係合されるようになっている。そして、この覆い体40の両側縁部43の端面には前記半割り受口部20の管体嵌着部21の両側切り欠き縁26に形成した係合凹条28に係合する係合突条43a が形成されている。
【0030】
さらに、この覆い体40の両側縁部43の外端側の外面部には前記半割り受口部20に形成した係合凹部30に係合される係合突起44がそれぞれ突設されている。この係合突起44の上面45は図2および図4に示すようにそれぞれ略軸芯方向に向って下向きに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0031】
また、前記覆い体40の一端側の外周面中央部には切り欠いた半円部のストッパー段部19の端面に当接する突出部47が突設されており、さらに、この覆い体40の他端部外周面に肉厚の被叩き部49が突設されている。
【0032】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0033】
排水管路の途中を接続するとき、継手本体10の一端側の接続端部の内周面を拡径した嵌合部11に円周方向に回動可能に嵌合した受口体15を回動することにより、継手本体10の接続端部に形成した半割り受口部20の開口している半円部分を排水管などの管体を嵌合し易い方向、例えば、上向きにして、半円部を切り欠いた半割り受口部20の管体嵌着部21の内面、半円弧縁状の切り欠き縁22と管体の外周面とに接着剤を塗布し、下側から継手本体10の半割り受口部20を管体の端部をそれぞれ当てがって上方に向って開口した管体嵌着部21に管体を当接し、管体の端部を半割り受口部20のストッパー段部19に当接して接着するとともに管体の端面は半円弧縁状の切り欠き縁22に当接接着する。
【0034】
次いで、半割り受口部20の円弧状係合溝23の内面、直線状係合突部27の両側切り欠き縁26に沿う上面および内面端面と、覆い体40の内面、嵌合端縁41のテーパー面42、両側縁部43の端面と管体の外面とにそれぞれ接着剤を塗布し、覆い体40を半割り受口部20の切り欠いた半円部に嵌着して管体の半円部を覆い、覆い体40の半円弧状の嵌合端縁41を円弧状係合溝23にあてがい切り欠いた半円部の円弧状ストッパー段部19の端面に覆い体40の突出部47が当たるまで覆い体40の被叩き部49をプラスチックハンマーなどにて叩打し、この半割り受口部20に形成した半円部の半円弧縁状の切り欠き縁22に沿って外周側に端面に開口されている円弧状係合溝23に覆い体40に延出した半円弧状の嵌合端縁41を嵌挿して接着するとともに、この覆い体40の両側縁部43の端面を半割り受口部20の半円部の軸線方向に延びる両側切り欠き縁26に当接接着することにより、覆い体40の内面は管体の外面に接着される。
【0035】
そして、半割り受口部20の円弧状係合溝23の内側上面部のテーパー面25と覆い体40の嵌合端縁41に形成したテーパー面42との係合により覆い体40は管体の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体40は管体に圧接されて液密を保持する接着が確実となる。
【0036】
このとき、覆い体40の両側縁部43の端面に形成した係合突条43a が半割り受口部20の管体嵌着部21の両側切り欠き縁26に形成した係合凹条28に係合され、接着面積が拡がり液密性が高まる。
【0037】
さらに、半割り受口部20の円弧状係合溝23に覆い体40の嵌合端縁41が嵌挿されるときに、覆い体40の両側縁部43の外端側の外面部に形成した係合突起44が半割り受口部20に形成した係合凹部30に係合される。このとき、覆い体40の係合突起44は係合凹部30にその内側上面の外端側の高さを拡げた傾斜面が案内となって円滑に係合され、両側直線状係合突部27の係合凹部30と覆い体40の係合突起44との係合で、円弧状係合溝23と嵌合端縁41との係合部と離間した部分でも、半割り受口部20の軸方向の切り欠き縁と覆い体40の両側端縁との接合が保持される。
【0038】
なお、継手本体10の他方の受口31には予め他方の管体を嵌合接着して接続している。
【0039】
また、前記実施の形態では、継手本体10の半割り受口部20の半円部の円弧状係合溝23の内側上面部をテーパー面25とし、覆い体40の嵌合端縁41の外周面をテーパー面42に形成したが、いずれか一方のみをテーパー面とすることもできる。
【0040】
さらに、前記覆い体40の両側縁部43の端面に係合突条43a を形成し、半割り受口部20の管体嵌着部21の両側切り欠き縁26に係合凹条28を形成したが、覆い体40の両側縁部43の端面に係合凹条を形成し、半割り受口部20の管体嵌着部21の両側切り欠き縁26に係合突条を形成することもできる。
【0041】
また、継手本体10の他端側の接続端部の受口31も前記半割り受口部20と覆い体40からなる図2に示す管継手装置を用いることもできる。
【0042】
さらに、前記実施の形態では、継手本体10の接続端部に内周面を拡径した嵌合部11を形成し、この嵌合部11に嵌合基部16を円周方向に回動可能に嵌合した受口体15にて内周面に接続管が当接するストッパー段部19を形成するとともにストッパー段部19から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部20を形成した構造としたが、継手本体10から半割り受口部20を一体に形成することもできる。
【0043】
さらに、前記実施の形態では、継手本体10を90°曲り継手としたが、直線状の継手とすることもでき、また、図6および図7に示すように三方の分岐継手にも適用できる。
【0044】
この実施の形態の説明は、前記実施の形態と同一構成部分を同一符号で示して省略する。
【0045】
この実施の形態は、継手本体10は一端側の接続端部の受口部51と枝管接続部52とには嵌合部11を形成し、この嵌合部11に受口体15を円周方向に回動可能に嵌合する。
【0046】
この受口体15に形成したストッパー段部19から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部20を形成し、この継手本体10の半割り受口部20の切り欠いた半円部を覆い体40で覆うもので、前記実施の形態の管継手装置と同一構成である。
【0047】
また、この実施の形態においても、枝管接続部52を通常の受口構成とすることもでき、また、一端側の接続端部の受口部51を前記管継手装置と同一構成とし、継手本体10の他端側の接続端部の受口部53と枝管接続部52との少なくともいずれか一方を前記管継手装置と同一構成とすることもできる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、排水管路などの中間を管継手を用いて接続するときは、伸縮継手など余分な配管材料を必要とせず、コストを低下することができる。さらに、継手本体の半割り受口部に嵌着した管体の端面は継手本体のストッパー段部の端面に当接することにより、ストッパー段部の端面と接続管の端面との間に窪み凹部が形成されないので、管体から継手本体に流入する流体または継手本体から管体に流れる流体に含まれる異物が引っ掛かることなく円滑に流れる。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、継手本体の接続端部の内周面を拡径した嵌合部に円周方向に回動可能に嵌合した受口体を回動することにより、継手本体の接続端部に形成した半割り受口部の開口している半円部分を排水管などの管体を嵌合し易い方向、例えば、上向きにして、この開口している半円部分から管体を嵌入接着でき、施工作業性が向上する。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、継手本体の接続端部の円弧状係合溝に嵌挿される覆い体の嵌合端縁は、係合溝の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面により覆い体は接続管の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体は接続管に圧接されて液密を保持する接着が確実となる。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、継手本体に形成した両側直線状係合突部の係合凹部と覆い体の係合突起との係合で、円弧状係合溝と嵌合端縁との係合部から離間した部分でも、半割り受口部の軸方向の切り欠き縁と覆い体の両側端縁との接合が保持され、液密性が向上する。
【0052】
請求項5記載の発明によれば、継手本体の直線状係合突部に形成した係合凹部に覆い体の係合突起が円滑に係合され、半割り受口部の軸方向の切断縁と覆い体の両側端縁との接合が円滑に行われる。
【0053】
請求項6記載の発明によれば、継手本体の半割り受口部に形成した半円部の円弧状係合溝に覆い体の半円弧状の嵌合端縁を嵌挿して継手本体の接続端部に形成した半円部の円弧状係合突部に覆い体の突出部が当たるまで覆い体の被叩き部をプラスチックハンマーなどにて叩打することにより、確実に円弧状係合溝に嵌合端縁が嵌挿され、接続管の接続作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す管継手装置の縦断正面図である。
【図2】同上管継手装置の受口部の分解斜視図である。
【図3】同上管継手装置の正面図である。
【図4】同上右側面図である。
【図5】図上底面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す管継手装置の縦断面図である。
【図7】同上正面図である。
【符号の説明】
10 継手本体
11 嵌合部
15 受口体
16 嵌合基部
19 ストッパー段部
20 半割り受口部
22 半円弧縁状の切り欠き縁
23 円弧状係合溝
25,42 テーパー面
27 直線状係合突部
30 係合凹部
40 覆い体
41 嵌合端縁
44 係合突起
47 突出部
49 被叩き部

Claims (6)

  1. 接続端部のうち少なくともいずれか一つの接続端部の内周面に接続する管体が当接するストッパー段部を形成するとともにストッパー段部から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部を有する継手本体と、この継手本体の半割り受口部の切り欠いた半円部の形状と同一の円弧面形状を成しこの半割り受口部の切り欠いた半円部を覆う覆い体とを備え、
    前記継手本体の半割り受口部に軸芯方向と直交する半円弧状の切り欠き縁に沿った前記ストッパー段部の端面に開口する円弧状係合溝を形成するとともにこのストッパー段部に連続してこの半割り受口部の両側切り欠き縁に沿って軸線方向に延びる直線状係合突部を突設し、
    前記覆い体の基端縁に前記継手本体の円弧状係合溝に嵌挿する半円弧状の嵌合端縁を延出し、
    前記継手本体の半割り受口部の両側直線状係合突部間に前記覆い体を嵌着してこの覆い体の嵌合端縁を前記円弧状係合溝に嵌挿するとともに両側端縁を前記直線状係合突部の内面側に係合した
    ことを特徴とする管継手装置。
  2. 継手本体の接続端部のうち少なくともいずれか一つの接続端部の内周面を拡径した嵌合部を形成し、この嵌合部に嵌合基部を円周方向に回動可能に嵌合した受口体にて内周面に接続する管体が当接するストッパー段部を形成するとともにストッパー段部から先端開口部まで略半円部を切り欠いた半割り受口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の管継手装置。
  3. 半割り受口部に形成した円弧状係合溝の内周上面部とこの円弧状係合溝に嵌合される覆い体の嵌合端縁の外周面との少なくともいずれか一方を係合溝の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の管継手装置。
  4. 半割り受口部に形成した両側直線状係合突部の外端側に内面側および外端側に開口した係合凹部を形成し、この係合凹部に係合される係合突起を覆い体の両側外周面の外端側にそれぞれ突設したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の管継手装置。
  5. 半割り受口部に形成した係合凹部は外端側開口部を拡げたことを特徴とする請求項4記載の管継手装置。
  6. 覆い体の内端側外周面には継手本体に形成した円弧状係合突部に当接する突出部を形成するとともに外端部外周面に被叩き部を突設したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の管継手装置。
JP10297896A 1996-04-24 1996-04-24 管継手装置 Expired - Fee Related JP3739854B2 (ja)

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