JP2000257773A - 挿口突部を有する管 - Google Patents
挿口突部を有する管Info
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- JP2000257773A JP2000257773A JP11059525A JP5952599A JP2000257773A JP 2000257773 A JP2000257773 A JP 2000257773A JP 11059525 A JP11059525 A JP 11059525A JP 5952599 A JP5952599 A JP 5952599A JP 2000257773 A JP2000257773 A JP 2000257773A
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Abstract
やテーパ面加工が全く必要ないようにする。 【解決手段】 管10の挿口11の端部の外面33と端
面34とを覆うように、この挿口11の端縁部に突部ピ
ース32が被せられる。突部ピース32に管径方向の貫
通孔38が形成されている。貫通孔38に、管径方向の
外側から突部ピース32に係り合う溶接ピース40が装
着される。この溶接ピース40が挿口11の外面に溶接
される。突部ピース32に、挿口11の外面33よりも
径方向に沿った内側の位置からこの突部ピース32の外
面にいたる先端傾斜面36が形成されている。
Description
に関する。
プの離脱防止管継手がある。この管継手は、一方の管に
形成された受口の内周にシール材を装着し、この受口内
に、他方の管に形成された挿口を、シール材を圧縮させ
ながら挿入することで、受口と挿口とを接合可能である
とともに、挿口の先端の外周に形成された挿口突部が、
受口の奥側から、受口の内周に装着されたロックリング
に係り合うことで、受口からの挿口の離脱を防止可能で
ある。
の敷設現場で管どうしを互いに接合して土中に埋設する
場合に、管長さが合わないときには、切り管を行って管
長さを調整する必要がある。ところが、上述のように挿
口の先端に突部を有する管について切り管を行うと、新
たに挿口に突部を形成する必要が生じる。このため従来
においては、切り管後の挿口の外周に環状溝を加工した
うえで、この環状溝に挿口リングを外ばめして固定する
ことによって、新たな挿口突部を形成している。
口の外周に環状溝を加工する必要があるために、能率が
悪い。そこで、従来、たとえば特願平10−30022
9号においては、このような溝加工を施すことなしに容
易に挿口突部を形成できるように、管径方向の貫通孔が
形成された突部ピースを挿口の外周に沿って複数配置
し、この突部ピースの貫通孔に、管径方向の外側から突
部ピースに係り合う溶接ピースを装着し、この溶接ピー
スを挿口の外面に溶接したものが提案されている。
法について、図3および図4を用いて詳細に説明する。
図3および図4において、10はダクタイル鋳鉄管であ
り、挿口11の先端に切り管が施されたうえで、その切
断部の外周に、新たなテーパ面12がグラインダ加工な
どによって形成されている。このテーパ面12は、挿口
11を上述のようにシール材を圧縮させながら受口の内
部に挿入するときの案内の役目を果たすものである。
外周に新たな突部を形成するために、突部ピース13が
用いられる。この突部ピース13は、FCD400など
のダクタイル鋳鉄にて形成され、管10の外周の周方向
に沿って複数が配置される。各突部ピース13には、管
10のテーパ面12に連続する傾斜面14が形成されて
いる。また各突部ピース13には、管径方向の貫通孔1
5が形成されている。この貫通孔15には段部16が形
成されている。
溶接ピース17がはめ込まれている。この溶接ピース1
7は、Fe−Ni系の合金などによって形成されるとと
もに、突部ピース13の段部16に管径方向の外側から
係り合い可能な段部18を有している。溶接ピース17
における管径方向に沿った内側の内端面19は、中心部
がわずかに突出するテーパ状に形成されている。そし
て、このテーパ状の内端面19の中心部には突起20が
形成されている。
に突部を形成する際には、図3(a)に示すように、突
部ピース13をたとえば両面接着テープなどによって管
10の外周面の所定位置に仮に固定し、その貫通孔15
に溶接ピース17をはめ込む。そして、スタッド溶接を
行うことなどにより、この溶接ピース17を管10の挿
口11の外面に押し付けながら溶接する。
合金などによって形成された溶接ピース17の突起20
が鋳鉄管10に接触しているために電流が流れてアーク
が発生し、この突起20からテーパ状の内端面19の全
体に広がるようにこの内端面19が溶融して、図3
(b)に示すように溶接ピース17が鋳鉄管10の表面
に溶接される。21はその溶接部である。すると、段部
18、16によって溶接ピース17と突部ピース13と
が係り合うため、同時に突部ピース13が鋳鉄管10の
外面に固定されることになる。この状態で、溶接ピース
17は、その外端面22が突部ピース13の外面と面一
になる。
突部ピース13を管10の外周に沿って順次溶接により
固定していくことで、最終的に管10の外周にわたって
突部を形成することができる。
うに突部ピースと溶接ピースとを用いて溶接により挿口
突部を形成するものでは、挿口外周に溝加工を施すこと
は確かに不要になるが、上述のように管路の敷設現場に
おいて切り管を行った後にさらにグラインダ加工などに
よってテーパ面12を全周に形成することが依然として
必要であり、改善の余地が残されている。
して、管に挿口突部を形成する際の挿口への溝加工やテ
ーパ面加工が全く必要ないようにすることを目的とす
る。
本発明は、管の挿口の端部の外面と端面とを覆うように
この挿口の端縁部に突部ピースが被せられ、この突部ピ
ースに管径方向の貫通孔が形成され、この貫通孔に、管
径方向の外側から突部ピースに係り合う溶接ピースが装
着され、この溶接ピースが挿口の外面に溶接され、前記
突部ピースに、挿口の外面よりも径方向に沿った内側の
位置からこの突部のピースの外面にいたる先端傾斜面が
形成されているようにしたものである。
に環状溝を加工することなしに、溶接作業だけで、管路
の敷設現場で挿口突部が能率良く形成されるのみなら
ず、切り管により形成された挿口の端部の外面と端面と
を突部ピースによって覆うことで、挿口の先端に機械加
工を施すことなしに、突部ピースの外面に形成された先
端傾斜面によって、管の接合時にシール材を圧縮させな
がら挿口を受口の内部に挿入するときの案内の役目を果
たすための挿口先端のテーパ面が形成されることにな
る。
ダクタイル鋳鉄管であり、図3および図4に示したもの
と同様に挿口11に切り管が施されている。31はその
切管部である。32は突部ピースで、図3および図4に
示したものと同様にFCD400などのダクタイル鋳鉄
にて形成され、管10の外周の周方向に沿って複数が配
置されている。各突部ピース32は、挿口11の端縁部
に被せられるように構成されて、そのときに挿口11の
端部の外面33と切り管により形成された端面34とを
覆うことができるような断面形状とされている。また突
部ピース32には、このように挿口11の端縁部に被せ
られたときに挿口11の外面33よりも径方向に沿った
内側の位置からこの突部のピース32の外面35にいた
る先端傾斜面36が形成されている。
面33に被せられる部分37において、管径方向の貫通
孔38が形成されている。この貫通孔38は、段部を有
しないテーパ状、すなわち管径方向の外側から内側に向
かうにつれて小径となるテーパ状に形成されている。4
0は溶接ピースで、図3および図4に示したものと同様
に溶接性の良好なFe−Ni系の合金などによって形成
され、同様にテーパ状の内端面41とその中心部の突起
42と外端面43とを有する。この溶接ピース40の外
周面44は、突部ピース32の貫通孔38に対応して段
部を有しないテーパ状に形成され、そのテーパの傾斜は
貫通孔38の傾斜に揃えられている。
に切り管により形成された挿口11の外周に突部を形成
する際には、図示のように突部ピース32を挿口11の
端縁部に被せて仮に固定することで、この突部ピース3
2によって挿口11の先端の外面33と端面34とを接
触状態で覆う。次に、貫通孔38に溶接ピース40をは
め込み、その突起42を挿口11の外面33に接触させ
る。そして、溶接ピース40の突起42を挿口11の外
面33に押し付けながら、スタッド溶接を行う。する
と、突起42からテーパ状の内端面41に広がるように
内端面41が溶融して、図2に示すように外周面44が
突部ピース32の貫通孔38に当たった状態で溶接ピー
ス40が鋳鉄管10の挿口11の外面33に溶接され
る。45は溶接部である。
で挿口11の外面33に押し付けられ、その状態で溶接
が行われても、この溶接ピース40の先端が溶融するに
つれてテーパ状の外周面44がテーパ状の貫通孔38の
内周面に揃うように溶接が進行する。すなわち、貫通孔
38と外周面44との共働作用によって溶接ピース40
は垂直方向に修正されながら溶着し、図2に示すように
外周面44が貫通孔38に当たった状態で、溶接ピース
40の内端面41が全面で挿口11の外面33に溶接さ
れることになる。このため、何ら熟練を要さずに、溶接
ピース40を挿口11の外面33に確実に溶接すること
ができる。
孔38とによって溶接ピース40と突部ピース32とが
係り合うことになるため、同時に突部ピース32が挿口
11に固定されることになる。この状態で、溶接ピース
40は、その外端面43が突部ピース32の外面35と
面一になる。なお、突部ピース32の貫通孔38と溶接
ピース40の外周面44とは、上述のようなテーパ状の
構成に代えて、図3および図4に示したものと同様に段
部どうしが係り合う構成とすることもできる。
ース32を挿口11の外周に沿って順次溶接により固定
していくことで、最終的に挿口11の外周にわたって突
部を形成することができる。また、これにより、突部ピ
ース32の先端傾斜面36も周方向に連続することにな
り、これによって、グラインダー加工などを施すことな
しに、容易に挿口11の先端の外周にテーパ面が形成さ
れることになる。
して、挿口11の外周に沿って複数配置されるものを示
したが、これに代えて、突部ピース32を、挿口11に
外ばめされるリング状の一体構成とすることもできる。
の端部の外面と端面とを覆うようにこの挿口の端縁部に
突部ピースが被せられ、この突部ピースに管径方向の貫
通孔が形成され、この貫通孔に、管径方向の外側から突
部ピースに係り合う溶接ピースが装着され、この溶接ピ
ースが挿口の外面に溶接され、前記突部ピースに、挿口
の外面よりも径方向に沿った内側の位置からこの突部の
ピースの外面にいたる先端傾斜面が形成されているよう
にしたため、管の挿口の外周に環状溝を加工することな
しに、溶接作業だけで、管路の敷設現場で挿口突部を能
率良く形成することができるのみならず、切り管により
形成された挿口の端部の外面と端面とを突部ピースによ
って覆うことで、挿口の先端に機械加工を施すことなし
に、突部ピースの外面に形成された先端傾斜面によっ
て、管の接合時にシール材を圧縮させながら挿口を受口
の内部に挿入するときの案内の役目を果たすための挿口
先端のテーパ面を形成することができる。
造方法を説明するための断面図である。
である。
るための断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 管の挿口の端部の外面と端面とを覆うよ
うにこの挿口の端縁部に突部ピースが被せられ、この突
部ピースに管径方向の貫通孔が形成され、この貫通孔
に、管径方向の外側から突部ピースに係り合う溶接ピー
スが装着され、この溶接ピースが挿口の外面に溶接さ
れ、前記突部ピースに、挿口の外面よりも径方向に沿っ
た内側の位置からこの突部のピースの外面にいたる先端
傾斜面が形成されていることを特徴とする挿口突部を有
する管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05952599A JP3719870B2 (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 挿口突部を有する管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05952599A JP3719870B2 (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 挿口突部を有する管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257773A true JP2000257773A (ja) | 2000-09-19 |
JP3719870B2 JP3719870B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=13115787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05952599A Expired - Fee Related JP3719870B2 (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 挿口突部を有する管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3719870B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004182A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Kubota Corp | 挿し口突部成形方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0468281U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-17 | ||
JPH09122910A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-13 | Kubota Corp | 管の挿口の突部の形成方法 |
JPH09184582A (ja) * | 1996-01-08 | 1997-07-15 | Kubota Corp | 管の挿口の突部の形成方法 |
JP2000130658A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Kubota Corp | 挿口に突部を有する管およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-03-08 JP JP05952599A patent/JP3719870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0468281U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-17 | ||
JPH09122910A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-13 | Kubota Corp | 管の挿口の突部の形成方法 |
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JP2000130658A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Kubota Corp | 挿口に突部を有する管およびその製造方法 |
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JP2003004182A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Kubota Corp | 挿し口突部成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3719870B2 (ja) | 2005-11-24 |
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Legal Events
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