JP2001065008A - 住宅の給水・給湯配管 - Google Patents

住宅の給水・給湯配管

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JP2001065008A
JP2001065008A JP24440399A JP24440399A JP2001065008A JP 2001065008 A JP2001065008 A JP 2001065008A JP 24440399 A JP24440399 A JP 24440399A JP 24440399 A JP24440399 A JP 24440399A JP 2001065008 A JP2001065008 A JP 2001065008A
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water supply
pipe
hot water
supply pipe
main
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JP24440399A
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Kenji Ando
研治 安藤
Takashi Kusano
隆 草野
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Sekisui House Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鞘管を不要としたヘッダー工法による給水・
給湯配管を提供する。 【解決手段】 主給水管(1)や主給湯管(20)に接続した
ヘッダー(5)(21)を、床下空間(4)に配置するととも
に、このヘッダー(5)(21)へ別々に接続した各分岐管
(6)(6)…(22)(22)…を、床下空間(4)に巡らして、夫
々対応する水廻り設備へ導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッダー工法を
採用した住宅の給水・給湯配管に関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等の集合住宅で普及している
ヘッダー工法は、主給水管や主給湯管からヘッダーを介
してたこ足状に分岐させた分岐管を、各水廻り設備の水
栓へ1対1でつなげる工法であって、主給水管や主給湯
管から継手を介して順次枝状に分岐させた分岐管を、各
水廻り設備の水栓につなげるようにした先分岐工法によ
る配管に比べて、接続箇所が少なくて施工不良による漏
水を格段に抑えることができ、また水廻り設備の同時使
用時において流量変化が少なく、安定した給水、給湯も
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のヘッダー工法に
おいては、漏水等のトラブルが生じた場合に、コンクリ
ート床や壁内を通した分岐管を簡単に交換することがで
きるように、鞘管と言われる空配管を先行配管した後、
この鞘管内へ可撓性を有する分岐管を挿通させるのが一
般的であるが、このような鞘管を用いる場合には、以下
のような問題があった。
【0004】すなわち、鞘管の敷設、鞘管への挿通作業
が必要なために、施工手間や施工費の増大を招いてい
た。また、鞘管から分岐管を引き抜くために、分岐管と
各水栓との間に水栓ボックスという特殊な部材を設けて
おく必要があり、配管部材費も高くなり、しかも水栓ボ
ックスが外部に露出して見た目も悪かった。さらに、鞘
管の径が大きいために、外壁内や間仕切り壁内を立ち上
げるときには、壁厚を厚くしないと収まらないといった
不具合もあった。さらにまた、鞘管と分岐管との間には
隙間があるため、ウオーターハンマーが生じた場合、分
岐管があばれて鞘管にぶつかり、これによって騒音が発
生し易いといった不具合もあった。
【0005】従って、マンション等の集合住宅において
普及しているヘッダー工法による配管を、戸建住宅等に
対してそのまま適用しても、あまりメリットのあるもの
ではなかった。
【0006】そこで、本発明は、上記に鑑み、戸建住宅
等にも十分にメリットのあるヘッダー工法による給水・
給湯配管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、主給水管や主給湯管に接続したヘッダ
ーを、床下空間に配置するとともに、このヘッダーへ別
々に接続した各分岐管を、床下空間に巡らして、夫々対
応する水廻り設備へ導くようにしたことを特徴とする。
すなわち、前記分岐管を、床下又は天井内を這うように
して巡らしている。
【0008】また、前記の主給水管、主給湯管及び分岐
管は、樹脂管に保温機能を有する保護材を被覆してな
り、さらに、前記樹脂管は、架橋ポリエチレン製又はポ
リブテン製とされている。さらにまた、給水用の管と給
湯用の管とを色分けしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る給水・給湯配管を示す斜視図、図2は、給水用
のヘッダー部分の拡大斜視図、図3は、主給水管、主給
湯管及び分岐管の縦断面図である。
【0010】(1)は、基礎(2)を貫通して戸建住宅にお
ける1階の床下空間(4)に導かれた主給水管であって、
この主給水管(1)には、給水用ヘッダー(5)が接続され
ている。給水用ヘッダー(5)には、複数の給水分岐管
(6)(6)…がたこ足状に接続されており、これら給水分
岐管(6)(6)…は、基礎(2)の要所要所に形成した切欠
(7)(7)…を挿通しながら土間コンクリート(8)上面を
這うようにして、床下空間(4)に巡らされている。
【0011】これら給水分岐管(6)(6)…のうち、1本
の給水分岐管(6)は、建物外壁(9)内を立ち上がって、
建物外壁(9)の外面に取り付けられた給湯器(15)に接続
され、残りの給水分岐管(6)(6)…は、キッチン(10)、
トイレ(11)、洗濯機(12)、ユニットバス(13)、さらには
洗面所(14)といった夫々対応する水廻り設備の水栓に接
続されている。
【0012】(20)は、給湯器(15)から建物外壁(9)内を
通って床下空間(4)に導かれた主給湯管であって、この
主給湯管(20)には給湯用ヘッダー(21)が接続されてい
る。給湯用ヘッダー(21)には、複数の給湯分岐管(22)(2
2)…がたこ足状に接続されており、これら給湯分岐管(2
2)(22)…は、給水分岐管(6)(6)…と同様に床下空間
(4)に巡らされ、キッチン(10)、ユニットバス(13)、洗
面所(14)といった夫々対応する水廻り設備の水栓に接続
されている。
【0013】そして、これら給水・給湯用の管(1)(6)
(20)(22)及びヘッダー(5)(21)は、図2に示すように、
その要所要所が固定金具(25)(25)…によって土間コンク
リート(8)に固定されている。このように、各ヘッダー
(5)(21)を、床下空間(4)の外周基礎(2)近傍に配置し
て、各管(1)(6)(20)(22)の引き回しも、床下空間(4)
で極力行うようにすることで、鞘管を先行配管しなくて
も、各管(1)(6)(20)(22)を簡単に施工することがで
き、また保守、点検も比較的容易に行うことができる。
【0014】また、上記の給水・給湯用の管(1)(6)(2
0)(22)は、図3に示すように、架橋ポリエチレン製の樹
脂管(30)に保温機能を有する発泡ポリエチレン製の保護
材(31)を被覆してなり、可撓性を有するフレキシブル管
とされている。
【0015】架橋ポリエチレンは、ポリエチレン分子が
立体網目構造をした超高分子量の樹脂であり、耐熱性及
び耐久性に優れている。従って、架橋ポリエチレン製の
樹脂管(30)を用いることによって、使用温度や圧力の対
応範囲が広く、水道水に含まれる消毒殺菌のための塩素
や、酸、アルカリに対しても優れた耐久性を発揮し、水
質にも悪影響を与えることがない。しかも、給水・給湯
停止時の水撃圧を、柔軟性のある樹脂管(30)が吸収する
ので、ウオーターハンマーの発生を抑えることができ
る。なお、樹脂管(30)は、架橋ポリエチレン製に限ら
ず、例えば、ボリブテン製としてもよい。保護材(31)
は、厚さ3mm又は10mmの蛇腹状に形成されてい
て、樹脂管(30)を保護するだけでなく保温機能も有して
いる。
【0016】このように、各管(1)(6)(20)(22)の性能
を向上させることによって、水漏れ等の少ない長期使用
が可能な配管を実現することができ、このため各管(1)
(6)(20)(22)の交換の必要性をほとんどなくして、鞘管
を不要とすることができる。
【0017】さらに、上記の管(1)(6)(20)(22)は、そ
の用途に応じた色分けがなされている。すなわち、主給
水管(1)及び給水分岐管(6)(6)…においては、その保
護材(31)がブルーに色付けされており、主給湯管(20)及
び給湯分岐管(22)(22)…においては、その保護材(31)が
オレンジに色付けされている。これによって、配管施工
時や保守、点検時に、目視による各管(1)(6)(20)(22)
の区別がつき易くなり、施工を確実且つ安全に行うこと
ができ、保守、点検時の素早い対応が可能となる。
【0018】なお、建物2階にも水廻り設備がある場合
には、図4に示すように、建物1階の給水用ヘッダー
(5)や給湯用ヘッダー(21)に接続した分岐管(40)を間仕
切り壁(42)等を利用して立ち上げ、この分岐管(40)を建
物2階のトイレ(43)等の水廻り設備の水栓に接続するよ
うにしている。また、図5に示すように、建物2階にト
イレ(43)、洗濯機(44)、バルコニー蛇口(45)等の複数の
水廻り設備がある場合には、立ち上げた分岐管(46)を建
物2階の床下空間に配置した副ヘッダー(47)に接続し、
この副ヘッダー(47)から建物2階の床下空間に巡らした
副分岐管(48)(48)…を、各水廻り設備(43)(44)(45)の水
栓に夫々接続するようにしている。図4及び図5中、(5
0)は水道メーターである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の給水・給湯配管においては、ヘッダー及び分岐管を床
下空間に配置することによって、鞘管を先行配管しなく
ても、分岐管を簡単に施工することができ、また保守、
点検も比較的容易に行うことができる。しかも、鞘管を
不要としたことによって、以下のような効果を得ること
ができる。
【0020】すなわち、鞘管の敷設、鞘管への挿通作業
が不要なために、施工手間や施工費を抑えることがで
き、水栓ボックスのような特殊部材も不要となり、配管
部材費も削減することができる。さらに、分岐管を外壁
内や間仕切り壁内に立ち上げるときでも、壁厚をあまり
厚くすることなく収めることができる。さらにまた、ウ
オーターハンマーが生じた場合でも、分岐管があばれて
鞘管にぶつかるといったことがなく、騒音の発生も抑え
ることができる。従って、戸建住宅等に適用に際して
は、鞘管を用いたヘッダー工法による配管に比べて優位
性があり、使用者に十分なメリットを与えることができ
る。
【0021】また、架橋ポリエチレン製又はポリブテン
製の樹脂管に保護材を被覆することによって、主給水
管、主給湯管及び分岐管を構成すれば、劣化が少なく長
期にわたって安定した使用が可能な信頼性の高い給水・
給湯配管を提供することができる。
【0022】さらに、給水用の管と給湯用の管とを色分
けすることによって、管の区別がつき易くなり、施工を
確実且つ安全に行うことができ、保守、点検時の素早い
対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る給水・給湯配管を示
す斜視図である。
【図2】給水用のヘッダー部分の拡大斜視図である。
【図3】主給水管、主給湯管及び分岐管の縦断面図であ
る。
【図4】建物2階の水廻り設備への配管例を示す概略図
である。
【図5】建物2階の水廻り設備への他の配管例を示す概
略図である。
【符号の説明】
(1) 主給水管 (4) 床下空間 (5) 給水用ヘッダー (6) 給水分岐管 (20) 主給湯管 (21) 給湯用ヘッダー (22) 給湯分岐管 (30) 樹脂管 (31) 保護材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 隆 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 セキスイ管材 テクニックス株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AA05 AC01 AC03 3H019 BA04 BA43 BD05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主給水管や主給湯管に接続したヘッダー
    を、床下空間に配置するとともに、このヘッダーへ別々
    に接続した各分岐管を、床下空間に巡らして、夫々対応
    する水廻り設備へ導くようにしたことを特徴とする住宅
    の給水・給湯配管。
  2. 【請求項2】 前記分岐管を、床下又は天井内を這うよ
    うにして巡らした請求項1記載の住宅の給水・給湯配
    管。
  3. 【請求項3】 前記の主給水管、主給湯管及び分岐管
    は、樹脂管に保温機能を有する保護材を被覆してなる請
    求項1又は2記載の住宅の給水・給湯配管。
  4. 【請求項4】 前記樹脂管を、架橋ポリエチレン製又は
    ポリブテン製とした請求項3記載の住宅の給水・給湯配
    管。
  5. 【請求項5】 給水用の管と給湯用の管とを色分けする
    ようにした請求項1乃至4のいずれかに記載の住宅の給
    水・給湯配管。
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Cited By (7)

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