JP2001063555A - ハイブリッド型ストレージコンベヤ - Google Patents

ハイブリッド型ストレージコンベヤ

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JP2001063555A
JP2001063555A JP23886299A JP23886299A JP2001063555A JP 2001063555 A JP2001063555 A JP 2001063555A JP 23886299 A JP23886299 A JP 23886299A JP 23886299 A JP23886299 A JP 23886299A JP 2001063555 A JP2001063555 A JP 2001063555A
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晟 森清
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研二 梅沢
Yoshito Tanaka
善土 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド搬送台車を台車単位で検知して
推進力を伝達することができ、ハイブリッド搬送台車の
台車長変更に応じた台車検出センサの配置替え作業が簡
便なハイブリッド型ストレージコンベヤを提供する。 【解決手段】 ハイブリッド搬送台車Aが搬送方向に配
設した多数の台車検知センサ8と該台車検知センサ8に
それぞれ個別に対応して作動する多数の搬送スキッド用
駆動ローラ装置3によってストレージ搬送されるハイブ
リッド型ストレージコンベヤにおいて、コンベヤユニッ
ト5のユニット長が前記ハイブリッド搬送台車Aの標準
台車長より短く、台車検知センサ8がユニット連結方向
に貫設した配線ダクト7に沿って移設自在に取り付けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ラインの搬送
形態に応じて車輪搬送機能とスキッド搬送機能とを使い
分けることができるハイブリッド搬送台車を、次工程ラ
インからの要求があるまで一時的に蓄積して保管するた
めのストレージコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内で自動車のボディー等のワ
ークを搭載した搬送体を搬送するためのストレージコン
ベヤとしては、搬送体の形態、搬送ラインの形態などに
応じた様々なストレージコンベヤが用いられているが、
車輪搬送機能とスキッド搬送機能とを搬送ラインのライ
ン形態に応じて使い分けることができるハイブリッド搬
送台車をストレージ搬送するためのハイブリッド型スト
レージコンベヤについては、実用化に向けて開発段階に
あるのが現状である。
【0003】図6乃至図9は、塗装工程の搬送ラインで
塗装を行った自動車のボディー等のワークWをオーブン
炉からなる乾燥処理工程の搬送ラインに向けてストレー
ジ搬送するためのハイブリッド型ストレージコンベヤの
一例を示すものであって、図6はその横断面図であり、
図7はその側面図であり、図8はその搬送過程の一態様
を示す図であり、図9はハイブリッド搬送台車の台車長
変更に伴う駆動ローラと台車検出センサとの配設間隔を
示した図である。
【0004】そこで、図6乃至図7に示すように、従来
のハイブリッド型ストレージコンベヤ(以下、「従来型
ストレージコンベヤ」という。)は、ハイブリッド搬送
台車Aの走行車輪Bを走行案内させるための一対の軌条
Cを、搬送路の床面に搬送方向に沿って所定間隔で立設
した複数の支持ブラケットDの間に架設するとともに、
ハイブリッド搬送台車Aの搬送スキッドEをフリクショ
ン駆動させるための駆動ローラ装置Fを、軌条Cの幅方
向に架け渡した複数の定尺連結梁材Gの一つに組み付
け、さらに、前記定尺連結梁材Gの残りの一つには、ハ
イブリッド搬送台車Aが駆動ローラ装置Fの上方に存在
しているか否かを検出するための台車検出センサHを一
体的に組み付けて、コンベヤユニットIを形成する。
【0005】そして、図7に示すように、このコンベヤ
ユニットIの軌条Cと仮想線で示した搬送方向に隣接す
るコンベヤユニットIの軌条とを連結片Jによって多数
連設して、一連のストレージコンベヤを構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来型ストレージコンベヤは、以下のような問
題があった。
【0007】従来型ストレージコンベヤでは、コンベヤ
ユニットIのユニット長L1がハイブリッド搬送台車A
の標準台車長L2に等しいため、駆動ローラ装置Fが搬
送方向に沿ってハイブリッド搬送台車Aの台車長L2に
等しい配設間隔で配設された状態となり、図8に示すよ
うにハイブリッド搬送台車Aが操作ミス、緊急停止など
によって2基の駆動ローラ装置F,Fの相互間に停止し
てしまった場合、この停止したハイブリッド搬送台車A
はこれらの駆動ローラ装置F,Fから駆動力を得ること
ができなくなり、立ち往生して駆動不能状態となる。
【0008】したがって、このような場合には、この停
止したハイブリッド搬送台車Aを作業員による手動操作
等によって駆動ローラ装置Fに強制的に係属させて駆動
力を得ることができるように保守しなければならず、ス
トレージ搬送の完全な自動化が望めないという問題があ
った。
【0009】また、従来型ストレージコンベヤでは、コ
ンベヤユニットIのユニット長L1がハイブリッド搬送
台車Aの標準台車長L2に等しいため、台車検出センサ
Hが搬送方向に沿ってハイブリッド搬送台車Aの台車長
L2に等しい配設間隔で配設された状態となり、その検
知精度がハイブリッド搬送台車Aの台車長精度、検知位
置の取り付け精度に起因して、ハイブリッド搬送台車A
が2基の台車検出センサH,Hの相互間に存在するよう
な状態になる場合、これらの2基の台車検出センサH,
Hがこの1台のハイブリッド搬送台車Aに重複して係属
するとともに、これに後続するハイブリッド搬送台車A
に対応すべき台車検出センサHが係属しなくなる。
【0010】したがって、この台車検出センサHに係属
しなくなったハイブリッド搬送台車Aがストレージコン
ベヤラインの最後尾に位置している場合にはストレージ
搬送されず、置き去りにされ、ストレージ搬送が途切れ
るという問題があった。
【0011】さらに、従来型ストレージコンベヤでは、
図9に示すようにハイブリッド搬送台車Aの台車長を変
更する場合には、以下のような問題があった。具体的に
は、図9の(a)に示すようにストレージコンベヤを編
成する10基のコンベヤユニットIのユニット長がハイ
ブリッド搬送台車Aの標準台車長である4100mmと
等しい場合、駆動ローラ装置Fと台車検出センサHとが
ハイブリッド搬送台車Aの標準台車長である4100m
mに等しい配設間隔4100mmでそれぞれ配設される
ことになるが、図9の(b)に示すように搭載する搬送
物に応じてより長い台車長4800mmのハイブリッド
搬送台車Aに機種変更しなければならない場合、図9の
(c)に示すようにこの機種変更に伴って少なくとも台
車検出センサHを配設間隔4800mmに修正しなけれ
ばならず、そのための7基の台車検出センサHの配置替
え、余分な2基の台車検出センサHの撤去、余分な1基
の駆動ローラ装置Fの撤去などの組み替え作業を行わな
ければならなかった。
【0012】したがって、このような配置替え、撤去な
どの組み替え作業は、台車検出センサHが定尺連結梁材
Gに組み付けられてユニット化されているため、配置替
えすべき位置の制約を受けるばかりでなく、たとえ、多
種多様の取り付けブラケットを介して定尺連結梁材Gに
組み付けても配置替えした台車検出センサHが誤動作を
生じないような厳格な現場施工精度が要求され、そのた
めの多大な施工負担と施工時間を強いられることにな
り、従来型ストレージコンベヤをユニット化したことに
よる簡便なレイアウト変更などのメリットが完全に消失
して、寧ろ、ユニット化したことで組み替え作業を厄介
にするという問題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術の問題を解決し、ストレージ搬送ラインに搬入
された全てのハイブリッド搬送台車に推進力を確実に伝
達することができるとともに、ハイブリッド搬送台車の
台車長変更があっても台車検出センサの配設間隔の組み
替え作業を簡便に達成することができるハイブリッド型
ストレージコンベヤを提供することである。
【0014】本発明の更なる目的は、ストレージ搬送ラ
インに搬入された全てのハイブリッド搬送台車をそれぞ
れの台車単位で確実に検知することができるハイブリッ
ド型ストレージコンベヤを提供することである。
【0015】本発明の更なる目的は、ハイブリッド搬送
台車の台車長精度、検知位置の取り付け精度に多少の変
動があってもストレージ搬送ラインに搬入された全ての
ハイブリッド搬送台車を連続的に円滑にストレージ搬送
することができるハイブリッド型ストレージコンベヤを
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明である
ハイブリッド型ストレージコンベヤは、左右一対の搬送
スキッドと前後左右の走行車輪とを備えた多数のハイブ
リッド搬送台車が搬送スキッド用駆動ローラ装置を定置
した多数のコンベヤユニットと前記搬送スキッド用駆動
ローラ装置に個別に対応した多数の台車検知センサによ
ってストレージ搬送されるハイブリッド型ストレージコ
ンベヤにおいて、前記コンベヤユニットのユニット長が
前記ハイブリッド搬送台車の標準台車長より短く、前記
台車検知センサがユニット連結方向に貫設した配線集約
用橋梁部材に沿って移設自在に取り付けられていること
によって、前記課題を解決した。
【0017】本請求項2の発明であるハイブリッド型ス
トレージコンベヤは、請求項1記載の発明に加えて、前
記ハイブリッド搬送台車の両端部に前記台車検知センサ
に対する不感エリアがそれぞれ設けられていることによ
って、前記課題を更に解決した。
【0018】本請求項3の発明であるハイブリッド型ス
トレージコンベヤは、請求項1または2記載の発明に加
えて、前記ハイブリッド搬送台車を検知できなかった台
車検知センサに対応する搬送スキッド用駆動ローラ装置
が、その搬送下流側の搬送スキッド用駆動ローラ装置に
対応する台車検知センサの台車検知信号によって所定時
間が経過するまで強制駆動されることによって、前記課
題を更に解決した。
【0019】なお、本発明における「ハイブリッド搬送
台車の標準台車長」とは、本発明のハイブリッド型スト
レージコンベヤに最も常用されるハイブリッド搬送台車
の台車長を意味するものであって、適用頻度の少ないハ
イブリッド搬送台車の台車長を意味するものではない。
【0020】また、本発明のハイブリッド型ストレージ
コンベヤに配設される台車検知センサは、台車の存在を
確実に検知することができるものであれば、光電セン
サ、近接センサ等の如何なる検知センサを採用しても差
し支えない。
【0021】そして、本発明のハイブリッド型ストレー
ジコンベヤに配設される搬送台車用駆動ローラ装置は、
前記台車検知センサの台車検知信号に基づいて作動し、
ハイブリッド搬送台車の搬送スキッドに当接してフリク
ション駆動することができる駆動ローラを備えたもので
あれば、その具体的な装置形態は如何なるものであって
も差し支えない。
【0022】また、本発明のハイブリッド型ストレージ
コンベヤに用いられる配線集約用橋梁部材は、コンベヤ
に係わる各種配線を整然と集約して保持することができ
るとともに台車検知センサがユニット連結方向に沿って
移設自在に取り付けられるものであれば、配線集約用ダ
クト、配線集約用梁部材などの如何なる形態を有する部
材であっても、差し支えない。
【0023】さらに、本発明のハイブリッド型ストレー
ジコンベヤに適用されるハイブリッド搬送台車とは、前
後左右の走行車輪によって軌条上を自立走行する台車本
体の下底面に、搬送方向に細長い左右一対の搬送スキッ
ドを設けるとともに、台車本体の下底面の幅方向中央に
台車牽引用係合部を設けたものであり、ワークを搭載し
て車輪搬送とスキッド搬送とを両用することができるも
のである。
【0024】そして、本発明のハイブリッド型ストレー
ジコンベヤで搬送させるハイブリッド搬送台車の搬送ス
キッドとは、通常搬送ラインの走行案内ローラ、搬送駆
動ローラ、もしくは、ストレージ搬送ラインの駆動ロー
ラに当接して台車本体を搬送させるために、台車本体の
下底面に搬送方向に細長く延設された左右一対のローラ
当接部位のことであって、ハイブリッド搬送台車に搭載
して搬送されるワークの搬送方向の長さよりやや長い
か、同程度の長さを有している。
【0025】
【作用】本発明のハイブリッド型ストレージコンベヤに
おいてハイブリッド搬送台車は、前後左右の走行車輪が
台車本体の重量を支持しながら一対の軌条を走行案内さ
れるともに、台車本体の下底面に設けた一対、又は片側
の搬送スキッドが搬送スキッド用駆動ローラ装置によっ
てフリクション駆動されることにより、台車支持力と台
車推進力とがそれぞれ機能分担された状態で走行する。
【0026】そこで、本発明のハイブリッド型ストレー
ジコンベヤは、コンベヤユニットのユニット長が前記ハ
イブリッド搬送台車の標準台車長より短く、台車検知セ
ンサがユニット連結方向に貫設した配線集約用橋梁部材
に沿って移設自在に取り付けられていることによって、
搬送スキッド用駆動ローラ装置がハイブリッド搬送台車
の標準台車長より短い配設間隔で配設された状態となる
ため、ストレージ搬送ラインに搬入された全てのハイブ
リッド搬送台車に対して搬送スキッド用駆動ローラ装置
がそれぞれ台車単位で係属して台車一台毎に推進力を確
実に伝達する、所謂、一対一対応の駆動伝達機能を発揮
するとともに、ハイブリッド搬送台車の台車長変更があ
っても台車検知センサが配線集約用橋梁部材に沿って自
由自在に移設できるので搬送スキッド用駆動ローラ装置
と台車検出センサとの対応関係が簡便に是正される。
【0027】また、本発明のハイブリッド型ストレージ
コンベヤは、台車検知センサが配線集約用橋梁部材に沿
って移設自在に取り付けられ、また、台車検知センサに
対する不感エリアがハイブリッド搬送台車の両端部にそ
れぞれ設けられていることによって、ストレージ搬送ラ
インにおける全てのハイブリッド搬送台車に対して台車
検知センサがそれぞれ台車単位で係属するとともに、台
車一台毎に確実に検知する、所謂、一対一対応の台車検
知機能を発揮する。
【0028】また、本発明のハイブリッド型ストレージ
コンベヤは、ハイブリッド搬送台車を検知できなかった
台車検知センサに対応する搬送スキッド用駆動ローラ装
置が、その搬送下流側の搬送スキッド用駆動ローラ装置
に対応する台車検知センサの台車検知信号によって所定
時間が経過するまで強制駆動されるので、ハイブリッド
搬送台車の台車長精度、検知位置の取り付け精度に多少
の変動があってもストレージ搬送ラインにおける全ての
ハイブリッド搬送台車を円滑にストレージ搬送する、所
謂、強制駆動機能を発揮する。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤは、自動車ボディーWを搭載するハイブ
リッド搬送台車を塗装工程に移動する際に一時的に蓄積
保管するためのものであって、以下、図面に基づいて説
明する。
【0030】まず、図1は、本実施例のハイブリッド型
ストレージコンベヤを示す横断面図であり、図2は、そ
の平面図であり、図3は、その側面図であり、図4はそ
の搬送過程の一態様を示す図であり、図5はハイブリッ
ド搬送台車の台車長変更に伴う搬送スキッド用駆動ロー
ラ装置と台車検知センサとの配設間隔を示した図であ
る。
【0031】そこで、本実施例におけるハイブリッド型
ストレージコンベヤは、図1に示すようなハイブリッド
搬送台車Aの走行車輪Bを走行案内させるための一対の
軌条1を、搬送路の床面に搬送方向に沿って所定間隔で
立設した複数の支持ブラケット2の間に架設するととも
に、ハイブリッド搬送台車Aの搬送スキッドEをフリク
ション駆動させてコンベヤとしての推進力を伝達するた
めの搬送スキッド用駆動ローラ装置3を、コンベヤ幅方
向に架け渡した複数本の定尺連結梁材4の一つに組み付
けて、施工現場において連接可能なコンベヤユニット5
を構成し、このコンベヤユニット5の軌条1とこれに隣
り合う他のコンベヤユニット5の軌条1を図2乃至図3
に示すような連結片6によって搬送方向に多数連結して
一連のストレージコンベヤ構造を編成している。
【0032】上述したように、コンベヤユニット5は、
軌条1と支持ブラケット2と搬送スキッド用駆動ローラ
装置3と定尺連結梁材4とを一体的に組み付けてユニッ
ト化したものであるが、そのユニット長L1は、図3に
示すように前記ハイブリッド搬送台車Aの標準台車長L
2、すなわち、本実施例のハイブリッド型ストレージコ
ンベヤに最も常用されるハイブリッド搬送台車Aの台車
長より短く設定することにより、図4に示すようにスト
レージ搬送ラインに搬入される全てのハイブリッド搬送
台車をそれぞれの台車単位で推進力を確実に伝達できる
ようになっている。
【0033】そして、図1乃至図3に示すような上記ス
トレージコンベヤ構造を編成する多数のコンベヤユニッ
ト5の下方空域を貫通する少なくとも1本の配線ダクト
からなる配線集約用橋梁部材7が、コンベヤ幅方向に架
け渡した多数の定尺連結梁材3を介して敷設され、コン
ベヤに係わる各種配線を整然と集約して保持している。
【0034】さらに、この配線ダクト7には、多数の台
車検知センサ8が位置決めブラケット9を介して搬送方
向の如何なる取り付け位置であっても移設自在に取り付
けられている。
【0035】そして、これらの台車検知センサ8は、図
3に示すような台車検知センサ8に対する不感エリア1
0をハイブリッド搬送台車の両端部にそれぞれ設けるこ
とによって、ストレージ搬送ラインにおける全てのハイ
ブリッド搬送台車をそれぞれの台車単位で確実に検知で
きるので、通常の光電センサ、近接センサ等で充分であ
る。
【0036】また、上述したような多数の搬送スキッド
用駆動ローラ装置3と台車検知センサ8とは、通常、そ
れぞれ1対1の対応を基本として制御されるが、台車検
知センサ8の一つがハイブリッド搬送台車Aを検知でき
なかった場合にはそのハイブリッド搬送台車Aを検知で
きなかった台車検知センサ8に対応する搬送スキッド用
駆動ローラ装置3が、その搬送下流側の搬送スキッド用
駆動ローラ装置3に対応する台車検知センサ8の台車検
知信号によってハイブリッド搬送台車一台分を搬送する
に足りる所要時間が経過するまで強制駆動されるような
制御手段を図示していないが備えている。
【0037】したがって、ハイブリッド搬送台車Aの台
車長精度、検知位置の取り付け精度に多少の変動があっ
てもストレージ搬送ラインにおける全てのハイブリッド
搬送台車Aを円滑にストレージ搬送する、所謂、強制駆
動機能を発揮する。
【0038】つぎに、本実施例のハイブリッド型ストレ
ージコンベヤに適用するハイブリッド搬送台車Aの台車
長を変更する際の搬送スキッド用駆動ローラ装置3と台
車検知センサ8の配設状態を具体的に詳説すると、以下
のとおりである。
【0039】図5の(a)に示すように、ストレージコ
ンベヤを編成する10基のコンベヤユニットIのユニッ
ト長L1が自動車ボディーを搭載したハイブリッド搬送
台車Aの標準台車長L2である4100mmよりも短い
4000mmである場合、台車検出センサHの配設間隔
はハイブリッド搬送台車Aの標準台車長L2と等しい4
100mmに、また、駆動ローラ装置Fの配設間隔は必
然的に4000mmにそれぞれ設定されることになる
が、図5の(b)に示すような常用している4100m
mの標準台車長L2より長い台車長4800mmのハイ
ブリッド搬送台車Aに機種変更しなければならない場
合、図5の(c)に示すようにこの機種変更に伴って台
車検出センサHを配設間隔4800mmに修正すること
になるが、7基の台車検出センサHの配置替えと余分な
2基の台車検出センサHの撤去による台車検出センサH
の組み替え作業のみを行うことで対応することができ、
駆動ローラ装置Fを撤去する負担を生じない。
【0040】しかも、このような配置替え、撤去などの
組み替え作業は、台車検出センサHがユニット連結方向
に貫設した配線ダクトからなる配線集約用橋梁部材に沿
って移設自在に取り付けられておりユニット化されてい
ないため、配置替えすべき位置の制約を受けることがな
く、配置替えした台車検出センサHが誤動作を生じない
ような厳格な現場施工精度を確保することができるとと
もにその施工負担と施工時間を著しく軽減することがで
き、従来型ストレージコンベヤにおいて生じたような問
題を解消することができる。
【0041】以上のとおりであるから、本実施例である
ハイブリッド型ストレージコンベヤは、ストレージ搬送
ラインに搬送される全てのハイブリッド搬送台車をそれ
ぞれの台車単位で確実に検知して推進力を確実に伝達す
ることができるとともに、ハイブリッド搬送台車の台車
長変更があっても台車検出センサの配設間隔の組み替え
作業を簡便に達成することができ、しかも、ハイブリッ
ド搬送台車の台車長精度、検知位置の取り付け精度に多
少の変動があっても円滑なストレージ搬送を達成するこ
とができ、その顕著な効果は甚大である。
【0042】
【発明の効果】このようにして得られた本発明のハイブ
リッド型ストレージコンベヤは、本発明に特有のコンベ
ヤ構造を有しているので以下のような効果を奏すること
ができる。すなわち、本請求項1記載のハイブリッド型
ストレージコンベヤは、コンベヤユニットのユニット長
がハイブリッド搬送台車の標準台車長より短く、台車検
知センサがユニット連結方向に貫設した配線集約用橋梁
部材に沿って移設自在に取り付けられていることによっ
て、ストレージ搬送ラインに搬入された全てのハイブリ
ッド搬送台車にそれぞれの台車単位で推進力を確実に伝
達することができるとともに、ハイブリッド搬送台車の
台車長変更があっても搬送現場において台車検出センサ
を自由自在かつ簡便に配置替えすることができ、しか
も、ユニット化したメリットを損なうことなくその高度
な施工精度を確保することができる。
【0043】また、本請求項2の発明であるハイブリッ
ド型ストレージコンベヤは、台車検知センサがハイブリ
ッド搬送台車の台車長に等しい配設間隔で配設され、台
車検知センサに対する不感エリアがハイブリッド搬送台
車の両端部にそれぞれ設けられていることによって、従
来のような台車検知センサの誤動作を生じることなく、
ストレージ搬送ラインに搬入された全てのハイブリッド
搬送台車をそれぞれの台車単位で確実に検知することが
できる。
【0044】また、本請求項3の発明であるハイブリッ
ド型ストレージコンベヤは、ハイブリッド搬送台車を検
知できなかった台車検知センサに対応する搬送スキッド
用駆動ローラ装置が、その搬送下流側の搬送スキッド用
駆動ローラ装置に対応する台車検知センサの台車検知信
号によって検知できなかったハイブリッド搬送台車を搬
送するに足りる所要時間が経過するまで強制駆動される
ので、ハイブリッド搬送台車の台車長精度、検知位置の
取り付け精度に多少の変動があってもストレージ搬送ラ
インに搬入された全てのハイブリッド搬送台車を連続し
て円滑にストレージ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤの横断面図。
【図2】 本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤの平面図。
【図3】 本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤの側面図。
【図4】 本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤの搬送過程の一態様を示す図。
【図5】 本発明の一実施例であるハイブリッド型スト
レージコンベヤにおいてハイブリッド搬送台車の台車長
変更に伴う搬送スキッド用駆動ローラ装置および台車検
知センサの配置関係を示した図。
【図6】 従来のハイブリッド型ストレージコンベヤの
横断面図。
【図7】 従来のハイブリッド型ストレージコンベヤの
側面図。
【図8】 従来のハイブリッド型ストレージコンベヤの
搬送過程の一態様を示す図。
【図9】 従来のハイブリッド型ストレージコンベヤに
おいてハイブリッド搬送台車の台車長変更に伴う搬送ス
キッド用駆動ローラ装置および台車検知センサの配置関
係を示した図。
【符号の説明】
1 ・・・ 軌条 2 ・・・ 支持ブラケット 3 ・・・ 搬送スキッド用駆動ローラ装置 4 ・・・ 定尺連結梁材 5 ・・・ コンベヤユニット 6 ・・・ 連結片 7 ・・・ 配線集約用橋梁部材(配線ダクト) 8 ・・・ 台車検知センサ 9 ・・・ 位置決めブラケット 10 ・・・ 不感エリア A ・・・ ハイブリッド搬送台車 B ・・・ 走行車輪 C ・・・ 軌条 D ・・・ 支持ブラケット E ・・・ 搬送スキッド F ・・・ 駆動ローラ装置 G ・・・ 定尺連結梁材 H ・・・ 台車検出センサ I ・・・ コンベヤユニット L1 ・・・ ユニット長 L2 ・・・ 標準台車長 W ・・・ ワーク(自動車ボディ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 善土 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 居石 義史 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の搬送スキッドと前後左右の走
    行車輪とを備えた多数のハイブリッド搬送台車が搬送ス
    キッド用駆動ローラ装置を定置した多数のコンベヤユニ
    ットと前記搬送スキッド用駆動ローラ装置に個別に対応
    した多数の台車検知センサによってストレージ搬送され
    るハイブリッド型ストレージコンベヤにおいて、 前記コンベヤユニットのユニット長が、前記ハイブリッ
    ド搬送台車の標準台車長より短く、 前記台車検知センサが、ユニット連結方向に貫設した配
    線集約用橋梁部材に沿って移設自在に取り付けられてい
    ることを特徴とするハイブリッド型ストレージコンベ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 前記ハイブリッド搬送台車の両端部に、
    前記台車検知センサに対する不感エリアがそれぞれ設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のハイブリッ
    ド型ストレージコンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記ハイブリッド搬送台車を検知できな
    かった台車検知センサに対応する搬送スキッド用駆動ロ
    ーラ装置が、その搬送下流側の搬送スキッド用駆動ロー
    ラ装置に対応する台車検知センサの台車検知信号によっ
    て所定時間が経過するまで強制駆動されることを特徴と
    する請求項1または2記載のハイブリッド型ストレージ
    コンベヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010075736A1 (zh) * 2008-12-30 2010-07-08 奇瑞汽车股份有限公司 工装输送设备及利用该设备运送工件的方法
JP2011218967A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Nakanishi Metal Works Co Ltd コンベア装置

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