JP2001063453A - 配光切換装置を有する前照灯 - Google Patents

配光切換装置を有する前照灯

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JP2001063453A
JP2001063453A JP24180599A JP24180599A JP2001063453A JP 2001063453 A JP2001063453 A JP 2001063453A JP 24180599 A JP24180599 A JP 24180599A JP 24180599 A JP24180599 A JP 24180599A JP 2001063453 A JP2001063453 A JP 2001063453A
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JP
Japan
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rack gear
gear
spur gear
groove
switching device
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JP24180599A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yanai
均 谷内
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の切換装置付の前照灯においては、走行
中のチラツキなどをなくそうとすると切換装置が大型化
して消費電力も増大し、小型化すると動作が不安定とな
る問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、ラック歯車62はガイド
ピン65a及びガイド溝62aにより所定ストロークの
移動を可能とされると共に、ガイド溝62aには所定ス
トロークの少なくとも一方の端部にこのラック歯車62
を平歯車61の側に近接させる逃溝62bが設けられ、
且つ、ラック歯車には逃溝に対応してラック歯車を平歯
車の側に押圧する偏寄スプリング66が設けられている
配光切換装置を有する前照灯1としたことで、配光特性
を切換えるために移動させる部材の設定位置においては
ラック歯車と平歯車とにバックラッシュを生じないもの
として固定を行い移動時には適正な噛み合いを行うもの
として課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドランプ、フ
ォグランプなど車両用の前照灯に関するものであり、詳
細には1つの光源ですれ違い配光と走行配光とを切り換
える構成とされた前照灯であって、その切り換えが機械
的手段で行われるものに係る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の前照灯90の構成の例を
示すものが図6であり、この前照灯90は、例えばメタ
ルハライド放電灯など発光源を1つ有する光源91と、
前記光源91を第一焦点f1の位置に配置した回転楕円
面などの反射鏡92と、前記反射鏡92の第二焦点f2
の近傍に配置された遮光板93と、前記遮光板93の位
置に焦点f3を有する投影レンズ94と、平歯車95
a、ラック歯車95bなどから成る切換装置95とから
構成されている。
【0003】そして、前記遮光板93は平歯車95aの
軸により、すれ違い位置Sと走行位置Mとに回動可能と
されている。また、前記平歯車95aにはラック歯車9
5bが噛み合わされ、このラック歯車95bの一方向に
はリターンスプリング95dが設けられ、反対方向には
ソレノイド95eが設けられ、リターンスプリング95
dとソレノイド95eとはラック歯車95bに対してそ
れぞれが反対方向に牽引力を生じるものとされ、常時は
リターンスプリング95dの牽引力により、遮光板93
はすれ違い位置Sに位置するものとされている。
【0004】ここで、ソレノイド95eの駆動が行われ
ると、このソレノイド95eの牽引力はリターンスプリ
ング95dの牽引力に勝るものとされているので、ラッ
ク歯車95bは移動し、平歯車95aは回動して遮光板
93を走行位置Mへと移動させる。よって、反射鏡92
からの光は遮光板93により遮蔽されていた上向き光と
なる部分も投影レンズ94により照射されるものとなる
ので走行配光に切り換わる。尚、前記切換装置95によ
る移動は、上記した遮光板93の限るものではなく、例
えば、光源91、反射鏡92を移動させることでも可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の切換装置95が設けられた前照灯90において
は、遮光板93を移動させる手段として、ラック歯車9
5bと平歯車95aとを採用するものであるので、両者
95a、95bの噛合には、バックラッシュとも称され
ている適宜な間隙を設けておかないと、スムーズな動作
が確保できず、よって、リターンスプリング95d、ソ
レノイド95eの大型化、消費電力の増加が避けられな
いものとなる問題点を生じる。
【0006】その一方で、噛合にバックラッシュを設け
ると、すれ違い位置Sに遮光板93を設定したときに、
遮光板93には上記のバックラッシュの量に対応するガ
タを生じるものとなり、このガタによる遮光板93の移
動が投影レンズ94で拡大されて投影されるものとなる
ので、対向車からは前照灯90からの照射光にチラツキ
を生じて観視される問題点を生じ、結果的には何れか一
方の問題点は避けることができないものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、光学的部品を
ラック歯車の駆動による平歯車の回動で移動させすれ違
い配光と走行配光とを切り換えて成る機械式配光切換装
置を有する前照灯において、前記ラック歯車はガイドピ
ン及びガイド溝により所定ストロークの移動を可能とさ
れると共に、前記ラック歯車のガイド溝には前記所定ス
トロークの少なくとも一方の端部にこのラック歯車を前
記平歯車の側に近接させる逃溝が設けられ、且つ、前記
ラック歯車には前記逃溝に対応してこのラック歯車を前
記平歯車の側に押圧する偏寄スプリングが設けられてい
ることを特徴とする配光切換装置を有する前照灯を提供
することで課題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る前照灯であり、この前照灯1は、例えば
メタルハライド放電灯など発光源が1つである光源2
と、前記光源2を第一焦点f1の位置に配置した回転楕
円面などの反射鏡3と、前記反射鏡3の第二焦点f2の
近傍に配置された遮光板4と、前記遮光板4の位置に焦
点f3を有する投影レンズ5と、前記遮光板4にすれ違
い位置Sと走行位置Mとを与える切換装置6とから構成
されているものである点は従来例のものと同様である。
【0009】図2は、前記切換装置6の構成を詳細に示
すものであり、この切換装置6は遮光板4を回動させる
ための軸4aに一体化されて設けられる平歯車61と、
この平歯車61に回動を行わせるためのラック歯車62
と、前記ラック歯車62に一方からの牽引力を加えてす
れ違い位置Sを与えるリターンスプリング63と、同じ
ラック歯車62にリターンスプリング63とは反対方向
からの牽引力を加えて走行位置Mを与えるソレノイド6
4と、前記した夫々の部品61〜64が取付けられる基
板65とを主として構成されている。
【0010】このときに、前記ラック歯車62には、こ
のラック歯車62の動作方向に沿うガイド溝62aが設
けられていて、前記基板65に設けられた2本のガイド
ピン65aに嵌合され、ガイド溝62aの端部にそれぞ
れのガイドピン65aが当接することでラック歯車62
のストロークが決定され、このストロークの両端の位置
s、mをもって、平歯車61に取り付けられた遮光板4
にすれ違い位置Sと走行位置Mとを与えるものとされて
いる。
【0011】ここで、本発明では前記ガイド溝62aの
双方の端部に逃溝62bを設けるものであり、この逃溝
62bは、ラック歯車62が平歯車61の側に近づくこ
とを可能とするようにガイド溝62aの溝幅を適宜に拡
げることで形成されている。よって、ラック歯車62が
移動しガイドピン65aがこの逃溝62bの部分に達し
たときにはラック歯車62には平歯車61方向への適宜
な自由度を生じる。
【0012】また、前記ラック歯車62の底面には、こ
のラック歯車62を前記平歯車61の方向に向かい押し
上げる偏寄スプリング66が取り付けられ、そして、基
板65にはスプリング駆動ピン67が設けられ、前記ガ
イドピン65aが逃溝62bに嵌合している間は偏寄ス
プリング66に当接して平歯車61にラック歯車62を
押しつける。
【0013】次いで、上記の構成とした本発明の切換装
置6の作用及び効果について図3〜図5により説明を行
う。先ず、前記ソレノイド64が駆動されていないとき
には、ラック歯車62はリターンスプリング63により
位置sにセットされるものとなる。そして、この位置s
では、逃溝62bが設けられると共に、偏寄スプリング
66とスプリング駆動ピン67も当接し動作状態とな
り、ラック歯車62は、平歯車61に圧接される。(図
3参照)
【0014】よって、ラック歯車62と平歯車61と
は、いわゆるバックラッシュを生じていない密接した状
態となり、自動車の走行による振動、衝撃が加わる状況
下においても、遮光板4にガタを生じないものとするこ
とができる。また、ソレノイド64の駆動が行われる
と、ラック歯車62の移動により先ず偏寄スプリング6
6とスプリング駆動ピン67との当接が解除される。
(図4参照)
【0015】よって、ラック歯車62と平歯車61との
間には適宜なバックラッシュを生じるものとなり、両歯
車61、62の噛み合いは最適条件で行われるものと成
り、作動はスムーズに行われるものとなる。そして、ガ
イドピン65aが他方の端部mと当接する時点では再び
偏寄スプリング66は作動状態となり、ラック歯車62
と平歯車61とは圧接されて遮光板4の走行位置Mでの
固定が行われる。(図5参照)
【0016】尚、この実施形態のように走行位置Sでは
遮光板4を光束中から退去させ、実質的には遮光板4と
しての機能を失わせるようにして、すれ違い配光と走行
配光とを切換える切り換え方法の場合には、この側(走
行位置S)の逃溝62bおよび偏寄スプリング66は省
略しても良い。また、前記にも説明したように本発明の
切換装置6は光源2、反射鏡3の移動によるすれ違い位
置Sと走向位置Mの切り換えに使用可能であり、このよ
うに双方の位置に精度が要求される場合には上記逃溝6
2bはガイド溝62aの両端に設けられる。
【0017】本発明により、切換装置6を上記の構成と
したことで、遮光板4など配光の形状を直接に制御する
部品の規定位置での固定を可能とする。また、切り換え
動作時には歯車に必要とされている適宜なバックラッシ
ュを与えるものとして、スムーズに作動するものとし、
ソレノイド64に必要以上の負担を生じるのを防止す
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、ラ
ック歯車はガイドピン及びガイド溝により所定ストロー
クの移動を可能とされると共に、前記ラック歯車のガイ
ド溝には所定ストロークの少なくとも一方の端部にこの
ラック歯車を平歯車の側に近接させる逃溝が設けられ、
且つ、前記ラック歯車には前記逃溝に対応してこのラッ
ク歯車を平歯車の側に押圧する偏寄スプリングが設けら
れている配光切換装置を有する前照灯としたことで、例
えば遮光板など配光特性を切換えるために移動させる部
材の設定位置においては、この部材を駆動するためのラ
ック歯車と平歯車とにバックラッシュを生じないものと
して固定を行い、自動車の走行時に遮光板などが振動し
て対向車にチラツキを感じさせるなどを解消し、前照灯
の品質の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0019】また、切り換えの作動時には、ラック歯車
と平歯車とには適正なバックラッシュを生じるものとし
て、両歯車がスムーズに動作するものとしてソレノイド
への負担を低減し、上記の配光を切り換える部材の固定
を行えるものとしたときにも、ソレノイドが大型化して
重量や消費電力が増加することを避けると共に、コスト
アップも避けられるものとして、前照灯の市場性を損な
うことがないという優れた効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る機械式配光切換装置を有する前
照灯の実施形態を示す断面図である。
【図2】 同じ実施形態の要部を示す斜視図である。
【図3】 同じ実施形態の動作状態をすれ違い位置で示
す説明図である。
【図4】 同じく動作状態を移動時で示す説明図であ
る。
【図5】 同じく動作状態を走向位置で示す説明図であ
る。
【図6】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……前照灯 2……光源 3……反射鏡 4……遮光板 5……投影レンズ 6……切換装置 61……平歯車 62……ラック歯車 62a……ガイド溝 62b……逃溝 63……リターンスプリング 64……ソレノイド 65……基板 65a……ガイドピン 66……偏寄スプリング 67……スプリング駆動ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的部品をラック歯車の駆動による平
    歯車の回動で移動させすれ違い配光と走行配光とを切り
    換えて成る機械式配光切換装置を有する前照灯におい
    て、前記ラック歯車はガイドピン及びガイド溝により所
    定ストロークの移動を可能とされると共に、前記ラック
    歯車のガイド溝には前記所定ストロークの少なくとも一
    方の端部にこのラック歯車を前記平歯車の側に近接させ
    る逃溝が設けられ、且つ、前記ラック歯車には前記逃溝
    に対応してこのラック歯車を前記平歯車の側に押圧する
    偏寄スプリングが設けられていることを特徴とする配光
    切換装置を有する前照灯。
JP24180599A 1999-08-27 1999-08-27 配光切換装置を有する前照灯 Pending JP2001063453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1516782A1 (de) * 2003-09-19 2005-03-23 Saia-Burgess Murten AG Stellantrieb für eine Scheinwerfereinheit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1516782A1 (de) * 2003-09-19 2005-03-23 Saia-Burgess Murten AG Stellantrieb für eine Scheinwerfereinheit

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