JP2010108868A - 車輌用前照灯 - Google Patents

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    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
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    • F21S41/683Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens by moving screens
    • F21S41/686Blades, i.e. screens moving in a vertical plane

Abstract


【課題】 ハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保する。
【解決手段】 光源9から出射された光を反射面10で反射して前方へ向けて投影するリフレクター8と、光の一部を遮蔽すると共に光源から出射される光の光軸を挟んで左右両側に配置され光軸の左側の位置又は右側の位置において動作されて光源の点灯時の光の遮蔽量を変更する可動シェード11、11とを設け、リフレクターの反射面に、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部20と光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部21を形成し、可動シェードの動作によってハイビームの配光パターンを制御するようにした。
【選択図】 図10

Description

本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、可動シェードの動作によってハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保する技術分野に関する。
車輌用前照灯には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に光源、リフレクター及び可動シェードを備え、光源から出射された光をリフレクターで反射させて投影すると共に光源から出射された光の一部を可動シェードによって遮蔽して該可動シェードの位置に応じて投影される光の配光パターンを切り替えるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、可動シェードを動作させることにより光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンと光を近距離に照射するロービームの配光パターンとを切り替えることが可能とされている。
特開平2−230604号公報
ところが、特許文献1に記載された車輌用前照灯にあっては、ハイビームの配光パターンとロービームの配光パターンの切替を行うことは可能であるが、ハイビームの配光パターン、例えば、自車線に投影される配光パターンと対向車線に投影される配光パターンとの切替を行うことができない。
このようなハイビームの配光パターンの切替を行うことができない場合には、例えば、自車線と対向車線の双方をハイビームの配光パターンで投影したときに、自車の走行性及び安全性は向上するが、対向車には投影されたハイビームの配光パターンが幻惑光となってしまい対向車の安全性が低下するおそれがある。
そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、ハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することを課題とする。
車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、光源から出射された光を反射面で反射して前方へ向けて投影するリフレクターと、前記光源から出射される光の光軸を挟んで左右の少なくとも一方の側に配置され前記光軸の左側の位置又は右側の位置において動作されて前記光源の点灯時の光の遮蔽量を変更する可動シェードとを備え、前記リフレクターの反射面に、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部と光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部の少なくとも一方の投影部を形成し、前記可動シェードの動作によって前記ハイビームの配光パターンを制御するようにしたものである。
従って、車輌用前照灯にあっては、可動シェードの位置によって第1のパターン投影部若しくは第2のパターン投影部又は両方の投影部で反射された光がハイビームの配光パターンとして投影される。
本発明車輌用前照灯は、光源から出射された光を反射面で反射して前方へ向けて投影するリフレクターと、前記光源から出射される光の光軸を挟んで左右の少なくとも一方の側に配置され前記光軸の左側の位置又は右側の位置において動作されて前記光源の点灯時の光の遮蔽量を変更する可動シェードとを備え、前記リフレクターの反射面に、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部と光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部の少なくとも一方の投影部を形成し、前記可動シェードの動作によって前記ハイビームの配光パターンを制御するようにしたことを特徴とする。
従って、走行状況や走行時における周囲の状況に応じてハイビームの配光パターンを制御することが可能となり、安全性及び良好な走行性を確保することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記可動シェードを前記光軸を挟んで左右の両側にそれぞれ配置したので、形成可能なハイビームの配光パターンの数が多く、ハイビームの配光パターンの制御の自由度の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記光軸を挟んで左右の両側にそれぞれ配置された前記可動シェード間に隙間を形成し、前記リフレクターの反射面に、前記隙間を通って投影される光を近距離に照射するロービームとして投影する隙間用投影部を形成している。
従って、可動シェード間に隙間を形成し該可動シェードの干渉を防止して動作の円滑化を図った上で、対向車に対する幻惑光の発生を防止することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記可動シェードを前記光軸を挟んで左右の一方の側に配置したので、コストの高騰を来たすことなくハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記リフレクターの反射面に、光を近距離に照射するロービームの配光パターンを投影するロービーム用投影部を形成したので、ロービームの配光パターンを投影した上でハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する(図1乃至図31参照)。
車輌用前照灯1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2と該ランプハウジング2の開口面を閉塞するカバー3とを備えている。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、該灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている。
ランプハウジング2の後端部には前後に貫通された取付孔2aが形成されている。取付孔2aにはバックカバー6が取り付けられている。
灯室5には灯具ユニット7(7A、7B、7C、7D)が配置されている。灯具ユニット7はリフレクター8(8A、8B、8C、8D)と該リフレクター8の後端部に取り付けられた光源9とを有している。
リフレクター8は内面が反射面10(10A、10B、10C、10D)として形成され、該反射面10は前方側の部分を除いて凸又は凹の曲面に形成されている。
光源9は、例えば、放電灯であり、外管9aの内部に設けられた発光部9bから光を出射する。発光部9bから出射された光はリフレクター8の反射面10で反射されて前方へ向かう。
灯室5には光源9から出射された光の一部を遮蔽する一つ又は二つの可動シェード11が配置されている。可動シェード11は光源9から出射される光の光軸を挟んで左右の一方の側又は両側に配置されている。
可動シェード11は駆動軸13に連結されたアーム部11aと該アーム部11aの先端に設けられた遮光部11bとを有している。
灯具ユニット7の下端部には一つ又は二つのアクチュエーター12が配置され、該アクチュエーター12に駆動軸13を介して可動シェード11が連結されている。従って、可動シェード11はアクチュエーター12の駆動力によって動作され、光の遮蔽量が多い第1の位置と光の遮蔽量が少ない第2の位置との間で移動される。
アクチュエーター12としては、例えば、ソレノイドが用いられている。
以下に、灯具ユニットの第1の実施の形態について説明する(図2乃至図9参照)。
第1の実施の形態に係る灯具ユニット7Aは、ハイビームの配光パターンを形成する専用の灯具ユニットであり、リフレクター8Aを有し、該リフレクター8Aの内面が反射面10Aとして形成されている(図2参照)。
反射面10Aは、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部20と、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部21とから成る。第1のパターン投影部20は反射面10Aの左側半分の領域であり、第2のパターン投影部21は反射面10Aの右側半分の領域である。
灯具ユニット7Aには、例えば、右側に一つの可動シェード11が設けられている。
光源9の点灯時において、図2に示すように、可動シェード11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部20で反射された光が前方へ投影され、第2のパターン投影部21へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽される。従って、自車線100にハイビームの配光パターン101が形成される(図3参照)。
また、光源9の点灯時において、図4に示すように、可動シェード11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部20で反射された光と第2のパターン投影部21で反射された光が前方へ投影される。従って、自車線100と対向車線110にそれぞれハイビームの配光パターン101、111が形成される(図5参照)。
一方、左側に一つの可動シェード11が設けられている灯具ユニット7Aの場合には、光源9の点灯時において、図6に示すように、可動シェード11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部20へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽され、第2のパターン投影部21で反射された光が前方へ投影される。従って、対向車線110にハイビームの配光パターン111が形成される(図7参照)。
また、光源9の点灯時において、図8に示すように、可動シェード11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部20で反射された光と第2のパターン投影部21で反射された光が前方へ投影される。従って、自車線100と対向車線110にそれぞれハイビームの配光パターン101、111が形成される(図9参照)。
上記したように、灯具ユニット7Aにあっては、光軸を挟んだ左右の一方の側に可動シェード11が設けられているため、コストの高騰を来たすことなくハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
次に、灯具ユニットの第2の実施の形態について説明する(図10乃至図15参照)。
第2の実施の形態に係る灯具ユニット7Bは、ハイビームの配光パターンを形成する専用の灯具ユニットであり、リフレクター8Bを有し、該リフレクター8Bの内面が反射面10Bとして形成されている(図10参照)。
反射面10Bは、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部30と、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部31とを有している。第1のパターン投影部30は反射面10Bの左側略半分の領域であり、第2のパターン投影部31は反射面10Bの右側略半分の領域である。反射面10Bにおける第1のパターン投影部30と第2のパターン投影部31の間の部分は、隙間用投影部32、32として形成されている。隙間用投影部32、32は光源9から出射された光を近距離に照射するロービームとして投影する機能を有している。
灯具ユニット7Bには、左右両側にそれぞれ可動シェード11、11が設けられている。
光源9の点灯時において、図10に示すように、右側の可動シェード11が第1の位置にあり左側の可動シェード11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部30で反射された光が前方へ投影され、第2のパターン投影部31へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽される。従って、自車線100にハイビームの配光パターン101が形成される(図11参照)。
また、光源9の点灯時において、図12に示すように、右側の可動シェード11が第2の位置にあり左側の可動シェード11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部30へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽され、第2のパターン投影部31で反射された光が前方へ投影される。従って、対向車線110にハイビームの配光パターン111が形成される(図13参照)。
さらに、光源9の点灯時において、図14に示すように、可動シェード11、11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部30で反射された光と第2のパターン投影部31で反射された光が前方へ投影される。従って、自車線100と対向車線110にそれぞれハイビームの配光パターン101、111が形成される(図15参照)。
灯具ユニット7Bにおける光源9の点灯時には、反射面10Bの隙間用投影部32、32で反射された光は可動シェード11、11間の隙間を透過して前方へ投影されるが、上記したように、隙間用投影部32、32は光をロービームとして投影するため、可動シェード11、11間の隙間を透過された光による対向車に対する幻惑光の発生を防止することができる。従って、可動シェード11、11間に隙間を形成し該可動シェード11、11の干渉を防止して動作の円滑化を図った上で、対向車に対する幻惑光の発生を防止することができる。
尚、光源(放電灯)9から光が出射されたときには、隙間用投影部32、32で反射された光に発光部9bの像が写り込むが、隙間用投影部32、32は反射した光を拡散する機能を有しているため、反射された光が前方へ向かったときに発光部9bの像が拡散される。従って、発光部9bの像はぼやけた状態で投影され、前方へ向けて投影された光は光度が緩和される。
上記したように、灯具ユニット7Bにあっては、左右両側にそれぞれ可動シェード11、11が設けられているため、形成可能なハイビームの配光パターンの数が多くなり、ハイビームの配光パターンの制御の自由度の向上を図ることができる。
尚、車輌の左右両側にそれぞれ灯具ユニット7B、7Bを有する車輌用前照灯1、1が配置されている場合に、一方の車輌用前照灯1によって配光パターン101(図11参照)を形成し、他方の車輌用前照灯1によって配光パターン111(図13参照)を形成するような制御を行うことが可能である。
また、両側の車輌用前照灯1、1によって配光パターン101、101(図11参照)又は配光パターン111、111(図13参照)を形成するような制御を行うことも可能である。この場合には配光パターン101、101又は配光パターン111、111の輝度が、一方の車輌用前照灯1によって配光パターン101又は配光パターン111を形成した場合の2倍となり、車輌の走行時における視認性の向上を図ることができる。
次に、灯具ユニットの第3の実施の形態について説明する(図16乃至図23参照)。
第3の実施の形態に係る灯具ユニット7Cは、ハイビームとロービームの配光パターンを形成する灯具ユニットであり、リフレクター8Cを有し、該リフレクター8Cの内面が反射面10Cとして形成されている(図16参照)。
リフレクター8Cは、反射面10Cにおける左側の部分で反射された光が光軸より右方へ投影され、反射面10Cにおける右側の部分で反射された光が光軸より左方へ投影される所謂クロス配光型のリフレクターである。
反射面10Cは、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部40と、光を近距離に照射するロービームの配光パターンを投影するロービーム用投影部50とを有している。第1のパターン投影部40は反射面10Cの略右半部における外周部の領域であり、ロービーム用投影部50は反射面10Cの略上半部における第1のパターン投影部40を除いた領域である。
灯具ユニット7Cには、右側に一つの可動シェード11が設けられている。
光源9の点灯時において、図16に示すように、可動シェード11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部40へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽され、ロービーム用投影部50で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン301が形成される(図17参照)。
また、光源9の点灯時において、図18に示すように、可動シェード11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部40で反射された光とロービーム用投影部50で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン301が形成されると共に自車線100にハイビームの配光パターン201が形成される(図19参照)。
一方、左側に一つの可動シェード11が設けられている灯具ユニット7Cの場合には、図20に示すように、反射面10Cは、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部41と、光を近距離に照射するロービームの配光パターンを投影するロービーム用投影部60とを有している。第2のパターン投影部41は反射面10Cの略左半部における外周部の領域であり、ロービーム用投影部60は反射面10Cの略上半部における第2のパターン投影部41を除いた領域である。
光源9の点灯時において、図20に示すように、可動シェード11が第1の位置にあるときには、第2のパターン投影部41へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽され、ロービーム用投影部60で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン301が形成される(図21参照)。
また、光源9の点灯時において、図22に示すように、可動シェード11が第2の位置にあるときには、第2のパターン投影部41で反射された光とロービーム用投影部60で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン301が形成されると共に対向車線110にハイビームの配光パターン211が形成される(図23参照)。
上記したように、灯具ユニット7Cにあっては、左右の一方の側に可動シェード11が設けられているため、コストの高騰を来たすことなくハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
また、灯具ユニット7Cにあっては、リフレクター8Cにハイビーム用の投影部(第1のパターン投影部40又は第2のパターン投影部41)とロービーム用の投影部(ロービーム用投影部50又はロービーム用投影部60)が形成されているため、ロービームの配光パターンを投影した上でハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
次に、灯具ユニットの第4の実施の形態について説明する(図24乃至図31参照)。
第4の実施の形態に係る灯具ユニット7Dは、ハイビームとロービームの配光パターンを形成する灯具ユニットであり、リフレクター8Dを有し、該リフレクター8Dの内面が反射面10Dとして形成されている(図24参照)。
リフレクター8Dは、反射面10Dにおける左側の部分で反射された光が光軸より右方へ投影され、反射面10Dにおける右側の部分で反射された光が光軸より左方へ投影される所謂クロス配光型のリフレクターである。
反射面10Dは、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部70と、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部71と、光を近距離に照射するロービームの配光パターンを投影するロービーム用投影部80とを有している。第1のパターン投影部70は反射面10Dの略右半部の外周部の領域であり、第2のパターン投影部71は反射面10Dの略左半部の外周部の領域であり、ロービーム用投影部80は反射面10Dの略上半部の外周部を除いた領域である。反射面10Dの上端部における第1のパターン投影部70と第2のパターン投影部71の間の部分は、隙間用投影部82として形成されている。隙間用投影部82は光源9から出射された光を近距離に照射するロービームとして投影する機能を有している。
灯具ユニット7Dには、左右両側にそれぞれ可動シェード11、11が設けられている。
光源9の点灯時において、図24に示すように、可動シェード11、11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部70と第2のパターン投影部71へ向かう光がそれぞれ可動シェード11、11によって遮蔽され、ロービーム用投影部80と隙間用投影部82で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン501が形成される(図25参照)。
また、光源9の点灯時において、図26に示すように、右側の可動シェード11が第1の位置にあり左側の可動シェード11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部70へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽され、第2のパターン投影部71、ロービーム用投影部80及び隙間用投影部82で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン501が形成されると共に対向車線110にハイビームの配光パターン411が形成される(図27参照)。
さらに、光源9の点灯時において、図28に示すように、右側の可動シェード11が第2の位置にあり左側の可動シェード11が第1の位置にあるときには、第1のパターン投影部70、ロービーム用投影部80及び隙間用投影部82で反射された光が前方へ投影され、第2のパターン投影部71へ向かう光が可動シェード11によって遮蔽される。従って、ロービームの配光パターン501が形成されると共に自車線100にハイビームの配光パターン401が形成される(図29参照)。
さらにまた、光源9の点灯時において、図30に示すように、可動シェード11、11が第2の位置にあるときには、第1のパターン投影部70、第2のパターン投影部71、ロービーム用投影部80及び隙間用投影部82で反射された光が前方へ投影される。従って、ロービームの配光パターン501が形成されると共に自車線100と対向車線110にそれぞれハイビームの配光パターン401、411が形成される(図31参照)。
灯具ユニット7Dにおける光源9の点灯時には、反射面10Dの隙間用投影部82で反射された光が可動シェード11、11間の隙間を透過して前方へ投影されるが、上記したように、隙間用投影部82は光をロービームとして投影するため、可動シェード11、11間の隙間を透過された光による対向車に対する幻惑光の発生を防止することができる。従って、可動シェード11、11間に隙間を形成し該可動シェード11、11の干渉を防止して動作の円滑化を図った上で、対向車に対する幻惑光の発生を防止することができる。
尚、光源(放電灯)9から光が出射されたときには、隙間用投影部82で反射された光に発光部9bの像が写り込むが、隙間用投影部82は反射した光を拡散する機能を有しているため、反射された光が前方へ向かったときに発光部9bの像が拡散される。従って、発光部9bの像はぼやけた状態で投影され、前方へ向けて投影された光は光度が緩和される。
上記したように、灯具ユニット7Dにあっては、左右両側にそれぞれ可動シェード11、11が設けられているため、形成可能なハイビームの配光パターンの数が多くなり、ハイビームの配光パターンの制御の自由度の向上を図ることができる。
また、灯具ユニット7Dにあっては、リフレクター8Dにハイビーム用の投影部である第1のパターン投影部70、第2のパターン投影部71とロービーム用投影部80が形成されているため、ロービームの配光パターンを投影した上でハイビームの配光パターンを制御して安全性及び良好な走行性を確保することができる。
尚、車輌の左右両側にそれぞれ灯具ユニット7D、7Dを有する車輌用前照灯1、1が配置されている場合に、一方の車輌用前照灯1によって配光パターン411(図27参照)を形成し、他方の車輌用前照灯1によって配光パターン401(図29参照)を形成するような制御を行うことが可能である。
また、両側の車輌用前照灯1、1によって配光パターン411、411(図27参照)又は配光パターン401、401(図29参照)を形成するような制御を行うことも可能である。この場合には配光パターン411、411と配光パターン401、401の輝度が、一方の車輌用前照灯1によって配光パターン411又は配光パターン401を形成した場合の2倍となり、車輌の走行時における視認性の向上を図ることができる。
以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、光軸を挟んで左右の少なくとも一方の側に配置された可動シェード11を設け、リフレクター8の反射面10に、ハイビームの配光パターンを投影する第1のパターン投影部20、30、40、70と第2のパターン投影部21、31、41、71の少なくとも一方の投影部を形成し、可動シェード11の動作によってハイビームの配光パターンを制御するようにしている。
従って、走行状況や走行時における周囲の状況に応じてハイビームの配光パターンを制御することが可能となり、安全性及び良好な走行性を確保することができる。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図31と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は、概略縦断面図である。 図3乃至図9と共に第1の実施の形態を示すものであり、本図は、右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 図11乃至図15と共に第2の実施の形態を示すものであり、本図は、右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 両側に設けられた二つの可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 両側に設けられた二つの可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 図17乃至図23と共に第3の実施の形態を示すものであり、本図は、右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 図25乃至図31と共に第4の実施の形態を示すものであり、本図は、両側に設けられた二つの可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 両側に設けられた二つの可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第1の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 右側に設けられた可動シェードが第2の位置にあり左側に設けられた可動シェードが第1の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。 両側に設けられた二つの可動シェードが第2の位置にあるときの状態を示す概略正面図である。 両側に設けられた二つの可動シェードが第2の位置にあるときの配光パターンを示す概念図である。
符号の説明
1…車輌用前照灯、2…ランプハウジング、3…カバー、4…灯具外筐、8…リフレクター、9…光源、10…反射面、11…可動シェード、8A…リフレクター、10A…反射面、20…第1のパターン投影部、21…第2のパターン投影部、101…配光パターン、111…配光パターン、8B…リフレクター、10B…反射面、30…第1のパターン投影部、31…第2のパターン投影部、8C…リフレクター、10C…反射面、40…第1のパターン投影部、50…ロービーム用投影部、201…配光パターン、211…配光パターン、301…配光パターン、41…第2のパターン投影部、60…ロービーム用投影部、8D…リフレクター、10D…反射面、70…第1のパターン投影部、71…第2のパターン投影部、80…ロービーム用投影部、401…配光パターン、411…配光パターン、501…配光パターン

Claims (5)

  1. 光源から出射された光を反射面で反射して前方へ向けて投影するリフレクターと、
    前記光源から出射される光の光軸を挟んで左右の少なくとも一方の側に配置され前記光軸の左側の位置又は右側の位置において動作されて前記光源の点灯時の光の遮蔽量を変更する可動シェードとを備え、
    前記リフレクターの反射面に、光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを自車線に投影する第1のパターン投影部と光を遠距離に照射するハイビームの配光パターンを対向車線に投影する第2のパターン投影部の少なくとも一方の投影部を形成し、
    前記可動シェードの動作によって前記ハイビームの配光パターンを制御するようにした
    ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 前記可動シェードを前記光軸を挟んで左右の両側にそれぞれ配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 前記光軸を挟んで左右の両側にそれぞれ配置された前記可動シェード間に隙間を形成し、
    前記リフレクターの反射面に、前記隙間を通って投影される光を近距離に照射するロービームとして投影する隙間用投影部を形成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の車輌用前照灯。
  4. 前記可動シェードを前記光軸を挟んで左右の一方の側に配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  5. 前記リフレクターの反射面に、光を近距離に照射するロービームの配光パターンを投影するロービーム用投影部を形成した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用前照灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2623373A3 (en) * 2012-02-02 2017-10-04 Ichikoh Industries, Ltd. Vehicle headlamp and vehicle headlamp device

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