JP2019021543A - 車両用灯具 - Google Patents

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JP2019021543A JP2017140296A JP2017140296A JP2019021543A JP 2019021543 A JP2019021543 A JP 2019021543A JP 2017140296 A JP2017140296 A JP 2017140296A JP 2017140296 A JP2017140296 A JP 2017140296A JP 2019021543 A JP2019021543 A JP 2019021543A
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達川 正士
Masashi Tatsukawa
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Abstract

【課題】シェードを備えたプロジェクタ型の車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心光度を高める。【解決手段】投影レンズ12とシェード20との間にレーザー光源40が配置されるとともに、シェード20よりも後方側に、レーザー光源40からの出射光を投影レンズ12へ向けて反射させる第1サブリフレクタ42が配置された構成とする。また、レーザー光源40からの出射光を第1サブリフレクタ42へ向けて反射させる第2サブリフレクタ44が配置された構成とする。これにより、比較的大きなスペースを必要するレーザー光源40を配置することができるようにした上で、レーザー光源40からの出射光を第2サブリフレクタ44および第1サブリフレクタ42によって投影レンズ12へ向けて反射させる構成とすることにより、ハイビーム用配光パターンPHの中心光度を高めるようにする。【選択図】図3

Description

本願発明は、シェードを備えたプロジェクタ型の車両用灯具に関するものである。
従来より、投影レンズの後方側に配置された光源からの出射光を、投影レンズを透して前方へ照射することにより、所要の配光パターンを形成するように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具が知られている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具の構成として、投影レンズと光源との間に、配光パターンの上部にカットオフラインを形成するために光源から投影レンズへ向かう光の一部を遮光するシェードが配置されたものが記載されている。
この「特許文献1」に記載された車両用灯具においては、シェードが上記遮光を行う遮光位置と上記遮光を解除する遮光解除位置とを採り得る態様で配置されており、シェードが遮光位置にあるときにはロービーム用配光パターンを形成するとともに遮光解除位置にあるときにはハイビーム用配光パターンを形成するようになっている。
特開2017−73344号公報
このような車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心光度を高めるための方策として、レーザー光源が追加配置された構成とすることが考えられる。
しかしながら、シェードを備えたプロジェクタ型の車両用灯具においては、その光源の近くにレーザー光源を新たに配置するためのスペースを確保することが容易でない。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、シェードを備えたプロジェクタ型の車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心光度を高めることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、レーザー光源の配置等に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
投影レンズとこの投影レンズの後方側に配置された光源とを備え、上記光源からの出射光を上記投影レンズを透して前方へ照射することにより所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
上記投影レンズと上記光源との間に、上記配光パターンの上部にカットオフラインを形成するために上記光源から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するシェードが、上記遮光を行う遮光位置と上記遮光を解除する遮光解除位置とを採り得る態様で配置されており、
上記投影レンズと上記シェードとの間にレーザー光源が配置されるとともに、上記シェードよりも後方側に上記レーザー光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させる第1サブリフレクタが配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオード等の発光素子や光源バルブ等が採用可能である。
上記「シェード」は、配光パターンの上部にカットオフラインを形成するために光源から投影レンズへ向かう光の一部を遮光するものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。また、上記「シェード」の遮光位置および遮光解除位置間における移動の具体的な態様についても特に限定されるものではなく、例えば直線往復動や回動による移動が採用可能である。
上記「第1サブリフレクタ」は、シェードよりも後方側に配置されているが、その具体的な位置は特に限定されるものではない。また、上記「第1サブリフレクタ」の反射面は、レーザー光源からの出射光を投影レンズへ向けて反射させるように形成されていれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具は、シェードを備えたプロジェクタ型の灯具として構成されているが、上記シェードは遮光位置と遮光解除位置とを採り得る態様で配置されているので、ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとを選択的に形成することができる。
その上で、本願発明に係る車両用灯具においては、投影レンズとシェードとの間にレーザー光源が配置されており、また、シェードよりも後方側にはレーザー光源からの出射光を投影レンズへ向けて反射させる第1サブリフレクタが配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、レーザー光源を配置するためには比較的大きなスペースが必要となるが、シェードを備えたプロジェクタ型の灯具においては投影レンズとシェードとの間にそのようなスペースを確保することが可能である。そこで、この投影レンズとシェードとの間にレーザー光源を配置した上で、シェードよりも後方側に第1サブリフレクタを配置し、この第1サブリフレクタによってレーザー光源からの出射光を投影レンズへ向けて反射させる構成とすることにより、ハイビーム用配光パターンの中心光度を高めることができる。
このように本願発明によれば、シェードを備えたプロジェクタ型の車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心光度を高めることができる。
上記構成において、レーザー光源からの出射光を第1サブリフレクタへ向けて反射させる第2サブリフレクタを備えた構成とすれば、レーザー光源からの出射光を第1サブリフレクタに直接到達させる構成とした場合に比して、レーザー光源の配置の自由度を高めることができる。
上記構成において、光源からの出射光を投影レンズへ向けて反射させるメインリフレクタを備えた構成とすれば、光源からの出射光を投影レンズに直接到達させる構成とした場合に比して、光源の配置の自由度を高めることができ、これにより第1サブリフレクタの配置の自由度も高めることができる。
その際、メインリフレクタと第2サブリフレクタとが一体的に形成された構成とすれば、第2サブリフレクタの配置を容易に行うことができる。
上記構成において、第1サブリフレクタが、レーザー光源の点消灯に伴って移動し得る態様で配置された構成とすれば、レーザー光源の点灯時には第1サブリフレクタをハイビーム用配光パターンの中心光度を高めるために最適な位置に配置するようにした上で、レーザー光源の消灯時には第1サブリフレクタをロービーム用配光パターンの形成の邪魔にならない位置に退避させるようにすることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 上記車両用灯具を、そのシェードが遮光解除位置へ移動した状態で示す、図2と同様の図 上記車両用灯具からの照射光により形成される配光パターンを示す図であって、(a)はロービーム用配光パターンを示す図、(b)はハイビーム用配光パターンを示す図 上記実施形態の第1変形例を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図であり、図2は、そのII−II線断面図である。
これらの図において、Xで示す方向が灯具としての「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「右方向」であり、Z示す方向が「上方向」である。これら以外の図においても同様である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、ヘッドランプの一部として組み込まれた状態で用いられるプロジェクタ型の灯具ユニットであって、投影レンズ12と、この投影レンズ12の後側焦点Fよりも後方側に配置された光源14と、この光源14から出射した光を投影レンズ12へ向けて反射させるメインリフレクタ16と、光源14と投影レンズ12との間に配置されたシェード20とを備えた構成となっている。
さらに、この車両用灯具10は、投影レンズ12とシェード20との間に配置されたレーザー光源40と、シェード20よりも後方側に配置された第1サブリフレクタ42と、レーザー光源40からの出射光を第1サブリフレクタ42へ向けて反射させる第2サブリフレクタ44とを備えた構成となっている。
投影レンズ12は、前面が凸面で後面が平面の平凸非球面レンズであって、その後側焦点Fを含む焦点面である後側焦点面上に形成される光源像を、反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影するようになっている。この投影レンズ12は、その外周フランジ部においてレンズホルダ32に支持されており、このレンズホルダ32はベース部材34に支持されている。
光源14は白色発光ダイオードであって、横長矩形状の発光面を有している。この光源14は、その発光面を光軸Axの下方近傍において上向きにした状態でベース部材34に支持されている。
メインリフレクタ16は、光源14を上方側から覆うように配置された状態で、その下端縁においてベース部材34に支持されている。このメインリフレクタ16の反射面16aは、投影レンズ12の光軸Axと略同軸の長軸を有するとともに光源14の発光中心を第1焦点とする略楕円面状の曲面で構成されており、その離心率が鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。そしてこれにより、メインリフレクタ16は、光源14からの光を鉛直断面内においては後側焦点Fのやや前方に位置する点に収束させるとともに水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。
シェード20は、メインリフレクタ16で反射した光源14からの光の一部を遮光した上で、この遮光した光を上向きに反射させる上向き反射面20aを有している。そして、この上向き反射面20aで反射した光を投影レンズ12に入射させて、これを下向き光として投影レンズ12から出射させるようになっている。
このシェード20の上向き反射面20aは、光軸Axよりも左側(灯具正面視では右側)に位置する左側領域が光軸Axを含む水平面で構成されており、光軸Axよりも右側に位置する右側領域が、短い斜面を介して左側領域よりも一段低い水平面で構成されている。この上向き反射面20aの前端縁は、後側焦点Fを通るようにして左右両側へ延びている。
このシェード20は、可動式のシェードとして構成されている。すなわち、このシェード20は、アクチュエータ22の駆動によって上下方向に移動し得るように構成されており、これにより、メインリフレクタ16で反射した光源14からの光の一部を遮光する遮光位置(図中実線で示す位置)と、この遮光を解除する遮光解除位置(図中2点鎖線で示す位置)とを採り得るようになっている。このアクチュエータ22は、図示しないビーム切換えスイッチの操作が行われたときに駆動するようになっている。
図3は、車両用灯具10を、そのシェード20が遮光解除位置へ移動した状態で示す、図2と同様の図である。
同図にも示すように、レーザー光源40は、レーザーダイオード40aから出射した光を集光レンズ40bによって蛍光体からなる発光部40cに集光させ、この発光部40cから白色の拡散光として出射させるように構成されている。その際、このレーザー光源40からの出射光は、発光部40cの中心位置からの出射光の強度が最も高いものとなっている。このレーザー光源40は、その発光部40cが円形状の表面形状を有しており、この表面を鉛直上方へ向けた状態でベース部材34に支持されている。
このレーザー光源40は、シェード20が遮光解除位置に移動したときであってもメインリフレクタ16で反射した光源14からの光を該レーザー光源40によって遮光してしまわないようにするため、シェード20の前方近傍において光軸Axから下方にある程度変位した状態で配置されている。
第1サブリフレクタ42は、シェード20の後方近傍(すなわちシェード20と光源14との間)において光軸Ax上に位置するように配置された状態でベース部材34に支持されている。一方、第2サブリフレクタ44は、メインリフレクタ16の前方近傍において光軸Axの上方に位置するように配置された状態でメインリフレクタ16と一体的に形成されている。
第2サブリフレクタ44の反射面44aは、光軸Axを含む鉛直面内においてレーザー光源40の発光部40cの発光中心を第1焦点とするとともに第1サブリフレクタ42の斜め下後方に位置する点を第2焦点とする楕円面で構成されている。
一方、第1サブリフレクタ42の反射面42aは、平面状に形成されており、略円形状の外形形状を有している。この反射面42aは、その法線方向を斜め上前方へ向けた状態で配置されている。
そして本実施形態においては、第2サブリフレクタ44で反射したレーザー光源40からの光を、第1サブリフレクタ42で反射させて投影レンズ12の後側焦点F付近に収束させるようになっている。
図4は、車両用灯具10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図であって、同図(a)はロービーム用配光パターンPL、同図(b)はハイビーム用配光パターンPHを示す図である。
同図(a)に示すロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いのカットオフラインCL1、CL2を有している。このカットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V−V線よりも右側の対向車線側部分が下段カットオフラインCL1として形成されるとともに、V−V線よりも左側の自車線側部分が、この下段カットオフラインCL1から傾斜部を介して段上がりになった上段カットオフラインCL2として形成されている。
このロービーム用配光パターンPLは、メインリフレクタ16で反射した光源14からの光によって投影レンズ12の後側焦点面上に形成された光源14の光源像を、投影レンズ12により上記仮想鉛直スクリーン上に反転投影像として投影することにより形成され、そのカットオフラインCL1、CL2は、シェード20の上向き反射面20aの前端縁の反転投影像として形成されるようになっている。
このロービーム用配光パターンPLにおいて、下段カットオフラインCL1とV−V線との交点であるエルボ点Eは、H−Vの0.5〜0.6°程度下方に位置している。
そして、このロービーム用配光パターンPLにおいては、エルボ点Eを囲むようにして高光度領域HZLが形成されている。この高光度領域HZLの形成には、シェード20の上向き反射面20aで反射した光が大きく寄与している。
なお、メインリフレクタ16で反射した光源14からの光は、光軸Ax上に配置された第1サブリフレクタ42によってその一部が遮光されてしまうが、この第1サブリフレクタ42によって遮光される光は、メインリフレクタ16の反射面16aにおいて光軸Axの近傍に位置する領域からの反射光であり、この領域に入射する光源14からの光の量は少ないので、ロービーム用配光パターンPLの形成に支障を来してしまうおそれはない。
同図(b)に示すハイビーム用配光パターンPHは、基本配光パターンPH0と付加配光パターンPAとの合成配光パターンとして形成されている。
基本配光パターンPH0は、シェード20が遮光解除位置へ移動した状態において、メインリフレクタ16で反射した光源14からの光によって形成される配光パターンであって、ロービーム用配光パターンPLをそのカットオフラインCL1、CL2の上方へ拡張したような形状を有している。
この基本配光パターンPH0の形成に関してシェード20の上向き反射面20aでの反射光は寄与していないので、この基本配光パターンPH0にはロービーム用配光パターンPLの高光度領域HZLのような高光度領域が存在していない。
一方、付加配光パターンPAは、レーザー光源40から出射して第2サブリフレクタ44および第1サブリフレク42で順次反射した光により形成される配光パターンである。
この付加配光パターンPAは、H−Vを中心にしてやや横長に拡がるスポット状の明るい配光パターンとして形成されている。
この付加配光パターンPAが明るい配光パターンとして形成されるのは、光源としてレーザー光源40が用いられていることによるものである。また、この付加配光パターンPAがH−Vを中心とするスポット状の配光パターンとして形成されるのは、第1サブリフレクタ42で反射した第2サブリフレクタ44からの反射光が投影レンズ12の後側焦点F付近に収束することによるものである。
この付加配光パターンPAが基本配光パターンPH0に重畳されることによって、ハイビーム用配光パターンPHはH−V付近に高光度領域HZHを有する配光パターンとして形成されており、これにより遠方視認性に優れた配光パターンとなっている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、シェード20を備えたプロジェクタ型の灯具として構成されているが、シェード20は遮光位置と遮光解除位置とを採り得る態様で配置されているので、ロービーム用配光パターンPLとハイビーム用配光パターンPHとを選択的に形成することができる。
その上で、本実施形態に係る車両用灯具10においては、投影レンズ12とシェード20との間にレーザー光源40が配置されており、また、シェード20よりも後方側にはレーザー光源40からの出射光を投影レンズ12へ向けて反射させる第1サブリフレクタ42が配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、レーザー光源40を配置するためには比較的大きなスペースが必要となるが、本実施形態に係る車両用灯具10のようにシェード20を備えたプロジェクタ型の灯具においては投影レンズ12とシェード20との間にそのようなスペースを確保することが可能である。そこで、この投影レンズ12とシェード20との間にレーザー光源40を配置した上で、シェード20よりも後方側に第1サブリフレクタ42を配置し、この第1サブリフレクタ42によってレーザー光源40からの出射光を投影レンズ12へ向けて反射させる構成とすることにより、ハイビーム用配光パターンPHの中心光度を高めることができる。
このように本実施形態によれば、シェード20を備えたプロジェクタ型の車両用灯具10において、ハイビーム用配光パターンPHの中心光度を高めることができる。
しかも本実施形態においては、レーザー光源40からの出射光を第1サブリフレクタ42へ向けて反射させる第2サブリフレクタ44を備えているので、レーザー光源40からの出射光を第1サブリフレクタ42に直接到達させる構成とした場合に比して、レーザー光源40の配置の自由度を高めることができる。
また本実施形態においては、光源14からの出射光を投影レンズ12へ向けて反射させるメインリフレクタ16を備えているので、光源14からの出射光を投影レンズ12に直接到達させる構成とした場合に比して、光源14の配置の自由度を高めることができ、これにより第1サブリフレクタ42の配置の自由度も高めることができる。
さらに本実施形態においては、メインリフレクタ16と第2サブリフレクタ44とが一体的に形成されているので、第2サブリフレクタ44の配置を容易に行うことができる。
上記実施形態においては、第1サブリフレクタ42の反射面42aが平面状に形成されているものとして説明したが、曲面状に形成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、第2サブリフレクタ44の反射面44aが楕円面で構成されているものとして説明したが、これ以外の曲面で構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、シェード20が上向き反射面20aを有しているものとして説明したが、上向き反射面20aを有していない構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、シェード20が上下方向の直線往復動によって遮光位置と遮光解除位置とを採り得るように構成されているものとして説明したが、それ以外の方向の直線往復動や回動等を採用することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、第1サブリフレクタ142の周辺構造が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の第1サブリフレクタ142は、上記実施形態の第1サブリフレクタ42の反射面42aと同様の反射面142aを有しているが、レーザー光源40の点消灯に伴って移動し得る態様で配置されている点で、上記実施形態の第1サブリフレクタ42と異なっている。
具体的には、この第1サブリフレクタ142は、その下端部において車幅方向に延びる回動軸146を中心にして前後方向に回動し得る態様でベース部材134に支持されている。
その際、この第1サブリフレクタ142は、レーザー光源40が点灯しているときには上記実施形態の第1サブリフレクタ42と同じ位置に配置される一方、レーザー光源40が消灯しているときには、この位置から後方側へ回動して光軸Axよりも下方側の位置(すなわちメインリフレクタ16で反射した光源14からの光を全く遮光しない位置)に配置されるようになっている。
本変形例の構成を採用することにより、レーザー光源40の点灯時には第1サブリフレクタ42をハイビーム用配光パターンの中心光度を高めるために最適な位置に配置するようにした上で、レーザー光源40の消灯時には第1サブリフレクタ42をロービーム用配光パターンPLの形成の邪魔にならない位置に退避させることができ、これによりロービーム用配光パターンPLの明るさを最大限に確保することができる。
上記第1変形例においては、第1サブリフレクタ142が回動するものとして説明したが、直線往復動する構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る車両用灯具210を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、レーザー光源40の配置が上記実施形態の場合と異なっており、これに伴って、第1サブリフレクタ242、ベース部材234およびアクチュエータ222の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においても、レーザー光源40は投影レンズ12とシェード20との間に配置されているが、本変形例においては、レーザー光源40がその発光部40cを後方やや上向きの方向へ向けた状態でベース部材234に支持されている。
その際、このレーザー光源40は、シェード20が遮光解除位置に移動したときであってもメインリフレクタ16で反射した光源14からの光を遮光してしまわないようにするため、シェード20の前方近傍において光軸Axから下方にある程度変位した状態で配置されている。
そして本変形例においては、レーザー光源40からの出射光を、遮光解除位置に移動したシェード20の上向き反射面20aと光軸Axとの間の空間を通過させるようにして、第1サブリフレクタ242に直接入射させるようになっている。これを実現するため、本変形例のアクチュエータ222は、シェード20の遮光解除位置が上記実施形態の場合よりもさらに下方に位置するように大きなストロークで駆動する構成となっている。
第1サブリフレクタ242は、光源14の前方近傍(すなわちシェード20と光源14との間)において光軸Ax上に位置するように配置された状態でベース部材234に支持されている。その際、この第1サブリフレクタ242は、その上下方向の中心位置が光軸Axのやや下方に位置するようにして配置されている。
この第1サブリフレクタ242の反射面242aは、レーザー光源40の発光部40cの発光中心を第1焦点とするとともに投影レンズ12の後側焦点Fを第2焦点とする楕円面で構成されている。そして、この反射面242aによりレーザー光源40からの光を反射させて、投影レンズ12の後側焦点F付近に収束させるようになっている。
なお本変形例においては、レーザー光源40からの光を第1サブリフレクタ242に直接入射させる構成となっているので、本変形例のメインリフレクタ16は、上記実施形態のメインリフレクタ16のように第2サブリフレクタ44が一体的に形成された構成とはなっていない。
本変形例の構成を採用した場合にも、第1サブリフレクタ242によってレーザー光源40からの出射光を投影レンズ12へ向けて反射させることにより、上記実施形態の場合と同様、ハイビーム用配光パターンPHの中心光度を高めることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 車両用灯具
12 投影レンズ
14 光源
16 メインリフレクタ
16a、42a、44a、142a、242a 反射面
20 シェード
20a 上向き反射面
22、222 アクチュエータ
32 レンズホルダ
34、134、234 ベース部材
40 レーザー光源
40a レーザーダイオード
40b 集光レンズ
40c 発光部
42、142、242 第1サブリフレクタ
44 第2サブリフレクタ
146 回動軸
Ax 光軸
CL1 下段カットオフライン
CL2 上段カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
HZH、HZL 高光度領域
PA 付加配光パターン
PH ハイビーム用配光パターン
PH0 基本配光パターン
PL ロービーム用配光パターン

Claims (5)

  1. 投影レンズとこの投影レンズの後方側に配置された光源とを備え、上記光源からの出射光を上記投影レンズを透して前方へ照射することにより所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
    上記投影レンズと上記光源との間に、上記配光パターンの上部にカットオフラインを形成するために上記光源から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するシェードが、上記遮光を行う遮光位置と上記遮光を解除する遮光解除位置とを採り得る態様で配置されており、
    上記投影レンズと上記シェードとの間にレーザー光源が配置されるとともに、上記シェードよりも後方側に上記レーザー光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させる第1サブリフレクタが配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記レーザー光源からの出射光を上記第1サブリフレクタへ向けて反射させる第2サブリフレクタを備えている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させるメインリフレクタを備えている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記メインリフレクタと上記第2サブリフレクタとが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
  5. 上記第1サブリフレクタは、上記レーザー光源の点消灯に伴って移動し得る態様で配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109737354A (zh) * 2019-03-01 2019-05-10 苏州晶清光电科技有限公司 远近光一体的照明灯
CN111412428A (zh) * 2020-05-08 2020-07-14 苏州晶清光电科技有限公司 一种激光双光透镜及使用方法

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