JP2001063339A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001063339A
JP2001063339A JP24209899A JP24209899A JP2001063339A JP 2001063339 A JP2001063339 A JP 2001063339A JP 24209899 A JP24209899 A JP 24209899A JP 24209899 A JP24209899 A JP 24209899A JP 2001063339 A JP2001063339 A JP 2001063339A
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Koji Ito
伊藤  功治
Manabu Miyata
学 宮田
Kazutoshi Kuwayama
和利 桑山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内気吸入口での空気流れの乱れによる騒音の
発生を低減する。 【解決手段】 内気吸入口11と外気吸入口12を内外
気切替ドア14により切替開閉する車両用空調装置にお
いて、内気吸入口11を内外気切替ドア14の外周側の
開口部11aと軸方向側方の開口部11bとを有する形
状とし、内外気切替ドア14を、外周側の開口部11a
と軸方向側方の開口部11bの両方を開閉できるロータ
リ式ドアで構成し、内気吸入口11のうち、風速の高く
なる部位に、内気吸い込み流をスムースに案内するベル
マウス状の気流案内部19を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ式の内外
気切替ドアを用いて、ドア外周側およびドア軸方向の側
方からも内気を吸入可能にした車両用空調装置におい
て、内気吸入口から車室内へ放出される騒音を低減する
ための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用空調装置では、低騒音に対
する要望がますます強くなっている。このため、送風機
の吸込損失(吸入抵抗)の低減により風量アップ、低騒
音化を図っている。この送風機の吸込損失低減のために
は、送風機の吸込側に配置される内外気切替装置の内外
気の吸入口の開口面積を拡大する必要がある。
【0003】そして、この内外気吸入口の開口面積拡大
のための対策の1つとして、内外気切替ドアを通常の平
板状の板ドアとせず、ロータリ式のドアにすることが従
来提案されている。例えば、本発明者らは特願平11−
24611号にてロータリ式ドアを用いた内外気切替装
置を提案している。
【0004】このロータリ式ドアでは、ドア回動方向に
延びる外周壁面を有し、この外周壁面の軸方向の両側部
と回転軸との間を扇形の側板で連結した形状として、ド
ア外周側だけでなく、ドア軸方向の側方からも内気を吸
入可能にし、これにより、内気の吸入口開口面積を増加
させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ロータリ式ドアを用いた内外気切替装置について、実験
検討したところ、ロータリ式ドアの回転軸回りでは内気
吸入口の開口面積が狭くなって、内気吸い込み流の風速
が速くなるので、空気流れが乱れ、騒音が発生すること
が判明した。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
内気吸入口での空気流れの乱れによる騒音の発生を低減
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし5に記載の発明では、内気吸入口
(11)と外気吸入口(12)を内外気切替ドア(1
4)により切替開閉する車両用空調装置において、内気
吸入口(11)を内外気切替ドア(14)の外周側の開
口部(11a)と軸方向側方の開口部(11b)とを有
する形状とし、内外気切替ドア(14)を、外周側の開
口部(11a)と軸方向側方の開口部(11b)の両方
を開閉できるロータリ式ドアで構成し、更に、内気吸入
口(11)のうち、風速の高くなる部位に、内気吸い込
み流をスムースに案内するベルマウス状の気流案内部
(19)を配置したことを特徴としている。
【0008】これによると、内気吸入口(11)に部分
的に風速の高くなる部位が生じても、ベルマウス状の気
流案内部(19)により高速の空気流れをスムースに案
内して乱れの発生を防止できるので、内気吸入口(1
1)での空気流れの乱れによる騒音の発生を低減でき
る。
【0009】内気吸入口(11)での風速の高くなる部
位は、具体的には請求項2記載のように軸方向側方の開
口部(11b)においてロータリ式内外気切替ドア(1
4)の回転軸(14b)に近接する部位である。
【0010】また、請求項3記載の発明のように、ベル
マウス状の気流案内部(19)を、空気流れの上流から
下流に向かって、入口円弧部(19a)と中間ストレー
ト部(19b)と出口円弧部(19c)とを有する形状
に形成することにより、高速の空気流れをより一層スム
ースに案内できる。
【0011】また、請求項4記載の発明のように、ベル
マウス状の気流案内部(19)において、空気流れ方向
に沿って延びる角部(19d)を円弧状に形成すれば、
この角部(19d)においても空気流れの乱れを良好に
防止できる。
【0012】また、請求項5記載の発明のように、ロー
タリ式内外気切替ドア(14)にリップシールタイプの
弾性シール材(17)を備えるとともに、内気吸入口
(11)および外気吸入口(12)の開口縁部に弾性シ
ール材(17)の先端部が圧着する堤状部(18)を備
え、この堤状部(18)のうち、少なくとも、内気吸入
口(11)の風速の高くなる部位に位置する堤状部(1
8)の頂部を円弧状に形成したことを特徴としている。
【0013】これによると、風速の高くなる部位の堤状
部(18)の頂部において空気流れをスムースに案内し
て空気流れの乱れを良好に防止できる。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図5は本
発明の第1実施形態を示すもので、車両用空調装置の通
風系における内外気切替装置および送風機を含む送風機
ユニット部を示すもので、図1は内気モード時を示す。
【0016】図1に示す送風機ユニット部は、通常、自
動車の車室内前部の計器盤下方で、助手席側の部位に配
置される。なお、図1の上下、前後方向は、車両搭載時
における送風機ユニット部の上下、前後方向を示してい
る。10は合成樹脂製の内外気切替箱(ケース)で、そ
の下方には送風用スクロールケーシング22が隣接して
配置されており、内外気切替箱10の内部はスクロール
ケーシング22のベルマウス状の吸入口23に連通して
いる。
【0017】また、内外気切替箱10は、車室内空気を
吸入する内気吸入口11と車室外空気を吸入する外気吸
入口12とを有している。車両前後方向において、後方
側に内気吸入口11を配置し、その前方側に外気吸入口
12を配置している。
【0018】次に、ロータリ式の内外気切替ドア14を
具体的に説明すると、ドア14はドア回動方向(円周方
向)bに延びる外周壁面14aを有し、この外周壁面1
4aの軸方向の両側部と回転軸14bとの間を2枚の扇
形の側板14cで連結した形状としている。そして、外
周壁面14aおよび扇形の側板14cで構成されるドア
基板部の大きさを内気吸入口11を閉塞するに必要な大
きさに設定してある。また、外周壁面14aにより外気
吸入口12を閉塞できるようになっている。
【0019】内気吸入口11は内外気切替ドア14の外
周壁面14aだけでなく扇形の側板14cによっても開
閉されるため、内外気切替箱10の車両後方側の面に位
置する開口部11aの他に内外気切替箱10の車両左右
方向(図1の紙面垂直方向)の両側面に位置する開口部
11bを有している。
【0020】従って、内気吸入口11の形状は、ロータ
リ式ドア14の外周壁面14aに対向する部位から両側
板14cに対向する部位まで開口する門型に屈曲した開
口形状になっている。これにより、内気の吸入開口面積
を増加させて、内気モードによる最大冷房能力の向上を
図っている。これに対し、外気吸入口12は通常の矩形
状の平面開口形状になっている。
【0021】以上の説明から理解されるように、内外気
切替ドア14は、内気吸入口11におけるドア外周側の
開口部11aだけでなく、軸方向側方の開口部11bを
も開閉できる構成であって、このように、ドア外周側の
開口部11aと軸方向側方の開口部11bの両方を開閉
できるドアを本明細書ではロータリ式ドアという。
【0022】なお、ロータリ式の内外気切替ドア14に
おける回転軸14bは、ドア14の軸方向両側の扇形の
側板14cの回転中心位置から軸方向外方へ突出してお
り、この軸方向両側の回転軸14bは内外気切替箱10
の軸受穴15(図3)に回転自在に支持される。また、
内外気切替ドア14の回転軸14bの一端部は、内外気
切替箱10の外部において図示しないドア操作機構に連
結されて回動操作される。
【0023】また、ロータリ式の内外気切替ドア14に
おいて、外周壁面14aと扇形の側板14cとの間の内
側空間はそのまま外部へ開口しているので、この内側空
間を通って図1の矢印aのように空気が自由に流通可能
である。内外気切替ドア14は、上述した要素14a,
14b、14cを含む、その全体形状を例えば、ポリプ
ロピレンのような樹脂により一体成形できる。
【0024】次に、上記ロータリ式内外気切替ドア14
におけるシール構造を説明すると、ドアシール構造はド
ア操作力低減のためにリップシールタイプになってお
り、ドア14のうち、ドア基板部の周縁部表面、すなわ
ち、外周壁面14aおよび側板14cの周縁部表面にリ
ップ状(薄板状)の弾性シール材17を設けている。
【0025】この弾性シール材17はエラストマゴムか
らなるもので、ドア基板部の樹脂材料と同系統のエラス
トマゴム(例えば、ポリプロピレン系のエラストマゴ
ム)を選択することにより、弾性シール材17をドア基
板部の樹脂成形時に同時に一体成形することができる。
【0026】一方、内気吸入口11および外気吸入口1
2の開口縁部には内外気切替ドア14側へ突出する堤状
部(バンク)18を形成している。この堤状部18は弾
性シール材17の先端部が弾性変形して面当たりする
(圧着する)シール面を形成する。なお、堤状部18は
内外気切替箱10の樹脂製ケース体に一体成形で形成す
ることができる。
【0027】次に、本発明の特徴とする内気吸入口11
の開口形状の具体例について説明する。まず、図6は内
気吸入口11における吸い込み空気(内気)の風速分布
を示すもので、具体的には最大風速Vmaxに対する各部
風速Vの比率(V/Vmax)で表している。なお、図6
では、ドア外周側の開口部11aと軸方向側方の開口部
11bとを同一平面上に展開して風速分布比率を示して
いる。
【0028】図6に示すように、軸方向側方の開口部1
1bにおける底部付近、すなわち、回転軸14bに近接
した部位が最も風速が高い。これは、開口部11bの形
状が回転軸14b側へ近接するにつれて次第に開口面積
を小さくするV状になっているので、開口部11bの底
部付近では空気流れが絞られるためである。
【0029】そこで、上記吸い込み空気(内気)の風速
分布に着目して、本実施形態では内気吸入口11の開口
形状のうち、最も風速が高い部位である、軸方向側方の
開口部11bの底部付近(回転軸14b付近)に吸い込
み空気流をスムースに案内するベルマウス状の気流案内
部19を形成している。
【0030】この気流案内部19は図1に示すように開
口部11bの底部付近に配置され、かつ、図3、4に示
すように開口部11bの底部付近から内外気切替箱10
の外方側に突出するように形成されている。気流案内部
19は、具体的には開口部11bの底部付近に流入する
空気流れに沿った所定の曲率半径(例えば、R1=6m
m程度)を持った入口円弧部19aと、所定長さ(例え
ば、L=5mm程度)を持った中間ストレート部19b
と、スクロールケーシング22のベルマウス状吸入口2
3に向かう空気流れに沿った所定の曲率半径(例えば、
2=4mm程度)を持った出口円弧部19cとを有す
る形状になっている。
【0031】更に、図1に示すように気流案内部19に
おいて、吸い込み空気の流れ方向に沿って延びる両側の
角部19dも滑らかな円弧状の形状に形成している。ま
た、図5は図1のC−C断面図で、内外気切替ドア14
は外気モード位置に操作された状態を示しており、この
図5に示すように内外気切替ドア14の弾性シール材1
7の先端部が圧着する堤状部18を開口部11bの縁部
に形成するに際して、堤状部18を断面三角状にすると
ともに、この断面三角状の頂部に所定の曲率半径(例え
ば、R=2mm程度)による円弧部を形成している。
【0032】上記した気流案内部19は軸方向の左右両
側の開口部11bにそれぞれ設けられる。また、気流案
内部19を本例では内外気切替箱10の樹脂製ケース体
に一体成形で形成しているが、必要に応じて気流案内部
19を内外気切替箱10と別体で成形し、その後に気流
案内部19を内外気切替箱10側に組み付けるようにし
てもよい。
【0033】図1において、エアフィルタ21は、内外
気切替箱10内において、ロータリドア14の回転軸1
4bより空気下流側に配置されている。エアフィルタ2
1は、コルゲート(波形)状の和紙または多孔質のウレ
タンフォーム等からなるフィルタ部材を樹脂製の枠体で
支持するようにした構成となっている。ここで、エアフ
ィルタ21は空気中の塵埃を取り除くものであり、その
全体形状は図1に示すような平板状のものであって、必
要に応じて上記フィルタ部材に活性炭のような悪臭成分
を吸着する吸着材を付加して脱臭機能を発揮できるよう
にしてもよい。
【0034】スクロールケーシング22は樹脂製のもの
であって、エアフィルタ21の直ぐ下流部位にベルマウ
ス状の吸入口23を配置している。スクロールケーシン
グ22のスクロール形状の中心部位に遠心式多翼ファン
(シロッコファン)からなる送風用ファン24を配置し
て、このファン24の回転により吸入口23から吸入さ
れた空気がファン24の半径方向外方へ流れるようにな
っている。送風用ファン24は駆動用モータ25の回転
軸26に連結されて回転する。
【0035】スクロールケーシング22の空気出口部
(図示せず)には空調ユニット(図示せず)が連結され
ており、この空調ユニットを通過して送風空気が周知の
ごとく冷却、除湿、再加熱されて温度調整後に車室内へ
吹き出すようになっている。
【0036】次に、本実施形態の作動を説明する。ま
ず、最初に、内外気吸入の切替に関する基本的作動を説
明する。内外気の切替はロータリ式内外気切替ドア14
を図1の矢印b方向に回動することにより行うことがで
き、図1は内気モードの状態を示している。
【0037】すなわち、内外気切替ドア14の弾性シー
ル材17の先端部が外気吸入口12側の堤状部18のシ
ール面に弾性的に圧着し、外気吸入口12を全閉し、内
気吸入口11を全開する。従って、送風ファン24の作
動により内気吸入口11から内気を吸入して空調ユニッ
ト側へ送風できる。
【0038】次に、外気モードが選択されると、図1の
実線位置から内外気切替ドア14を反時計方向に所定角
度回動操作する。これにより、内外気切替ドア14の弾
性シール材17の先端部が内気吸入口11側の堤状部1
8のシール面に弾性的に圧着する。
【0039】この結果、内気吸入口11におけるドア外
周側の開口部11aおよび軸方向側方の開口部11b
を、内外気切替ドア14の外周壁面14aおよび側板1
4cにより全閉し、外気吸入口12を全開する。従っ
て、送風ファン24の作動により外気吸入口12から外
気のみを吸入して空調ユニット側へ送風できる。
【0040】ところで、図1に示す内気モードにおいて
は、内気吸入口11の開口部11a、11bにおける風
速分布は図6に示すようになり、内気吸入口11のう
ち、開口部11bの底部(回転軸14b)付近が最も高
くなる。従って、開口部11bの底部付近にベルマウス
状の気流案内部19を形成しない場合は、この高速の空
気流れが乱れて騒音を発生する。
【0041】図7〜図10はこの気流案内部19を形成
しない比較例を示す図であり、図7は図1の内外気切替
箱10部に対応する図、図8は図7のB−B断面図、図
9は図4に対応する図、図10は図5に対応する図であ
る。このような比較例によると、図9に示すように高速
の空気流れに乱れが発生して騒音を発生する。
【0042】これに対し、本実施形態によると、開口部
11bの底部(回転軸14b)付近に高速の空気流れが
生じても、ベルマウス状の気流案内部19を形成するこ
とによって、この空気流れを図4に示すようにスムース
に案内できる。また、気流案内部19において、吸い込
み空気流に沿って延びる両側の角部19dを滑らかな円
弧状に形成するとともに、断面三角状の堤状部18の頂
部に所定の曲率半径による円弧部を形成しているので、
この角部19dおよび堤状部18の部位でも空気流れを
スムースに案内できる。
【0043】以上の結果、内気モード時に、内気吸入口
11のうち、風速が高くなる開口部11b側の縁部で空
気流れが乱れることを防止でき、乱れに起因する騒音の
発生を抑制できる。
【0044】本発明者の実験によると、図1に示す内気
モード時に、車室内への吹出モードとしてフェイスモー
ドを設定し、空調ユニット内の温度調整用エアミックス
ドアを最大冷房位置とし、送風ファン24の風量を55
0m3/hとした条件において、本実施形態のもので
は、図7〜図10に示す比較例に比して騒音をオーバオ
ール値で0.5dB低減できることを確認できた。
【0045】(第2実施形態)図11は第2実施形態に
よるロータリ式内外気切替ドア14であり、第1実施形
態では、内外気切替ドア14の弾性シール材17として
ゴム系材質からなるリップシールタイプのものを用いて
いるが、第2実施形態では図11に示すように、内外気
切替ドア14の弾性シール材17として多孔質発泡材等
からなる板状パッキンタイプのものを用いている。
【0046】このパッキンタイプの弾性シール材17
は、内外気切替ドア14の縁部に沿って一体成形された
リブ14dの表裏両面に固着されている。
【0047】(他の実施形態)なお、ベルマウス状の気
流案内部19を設定する位置は、風速の高い部位である
開口部11bの底部(回転軸14b)付近が低騒音のた
めに有効であるが、内気吸入口11の他の部位あるいは
内気吸入口11の全周にわたってベルマウス状の気流案
内部19を形成してもよい。
【0048】また、上述の実施形態では、風速の高い部
位である開口部11bの縁部に形成する堤状部18を図
5のように円弧状の断面形状に形成しているが、他の部
位の堤状部18についても、同様に、円弧状の断面形状
に形成してもよい。
【0049】また、ロータリ式内外気切替ドア14の外
周壁面14aの形状を上述の実施形態では平面状として
いるが、この外周壁面14aを円弧状にしたり、あるい
は球面状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用空調装置の
送風機ユニット部の一部断面側面図で、内気モード時を
示す。
【図2】図1のロータリ式内外気切替ドア単体の側面図
である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図3に示すベルマウス状の気流案内部における
空気流れを示す断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】内気吸入口における風速分布の説明図である。
【図7】本発明の比較例による車両用空調装置の内外気
切替装置部の側面図で、内気モード時を示す。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】図8に示す内気吸入口の開口形状における空気
流れを示す断面図である。
【図10】図7のD−D断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態によるロータリ式内外
気切替ドア単体の側面図である。
【符号の説明】
10…内外気切替箱、11…内気吸入口、11a、11
b…開口部、12…外気吸入口、14…ロータリ式内外
気切替ドア、14a…外周壁、14b…回転軸、14c
…側板、17…弾性シール材、18…堤状部、19…ベ
ルマウス状の気流案内部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑山 和利 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 BE02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気吸入口(11)と外気吸入口(1
    2)を有する内外気切替箱(10)と、 前記内外気切替箱(10)内に配置され、前記内気吸入
    口(11)と前記外気吸入口(12)を切替開閉する内
    外気切替ドア(14)と、 前記内外気切替箱(10)の下流側に配置され、前記内
    気吸入口(11)と前記外気吸入口(12)から吸入さ
    れた空気を送風する送風用ファン(24)とを備え、 前記内気吸入口(11)は、前記内外気切替ドア(1
    4)の外周側の開口部(11a)と前記内外気切替ドア
    (14)の軸方向側方の開口部(11b)とを有する形
    状であり、 前記内外気切替ドア(14)は、前記外周側の開口部
    (11a)と前記軸方向側方の開口部(11b)の両方
    を開閉できるロータリ式ドアであり、 更に、前記内気吸入口(11)のうち、風速の高くなる
    部位に、内気吸い込み流をスムースに案内するベルマウ
    ス状の気流案内部(19)を配置したことを特徴とする
    車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記風速の高くなる部位は、前記軸方向
    側方の開口部(11b)において前記ロータリ式内外気
    切替ドア(14)の回転軸(14b)に近接する部位で
    あることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベルマウス状の気流案内部(19)
    は、空気流れの上流から下流に向かって、入口円弧部
    (19a)と中間ストレート部(19b)と出口円弧部
    (19c)とを有する形状に形成されていることを特徴
    とする請求項1また2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルマウス状の気流案内部(19)
    において、空気流れ方向に沿って延びる角部(19d)
    を円弧状に形成したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記ロータリ式内外気切替ドア(14)
    にリップシールタイプの弾性シール材(17)を備える
    とともに、前記内気吸入口(11)および前記外気吸入
    口(12)の開口縁部に前記弾性シール材(17)の先
    端部が圧着する堤状部(18)を備え、 前記堤状部(18)のうち、少なくとも、前記内気吸入
    口(11)の風速の高くなる部位に位置する堤状部(1
    8)の頂部を円弧状に形成したことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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