JP2001063011A - 画像記録装置及び方法及びその方法に用いられるカセット構造体及びカセット構造体を用いた製造装置 - Google Patents

画像記録装置及び方法及びその方法に用いられるカセット構造体及びカセット構造体を用いた製造装置

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JP2001063011A
JP2001063011A JP24054999A JP24054999A JP2001063011A JP 2001063011 A JP2001063011 A JP 2001063011A JP 24054999 A JP24054999 A JP 24054999A JP 24054999 A JP24054999 A JP 24054999A JP 2001063011 A JP2001063011 A JP 2001063011A
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Mitsuo Hasebe
光雄 長谷部
Tomoyuki Moriya
知之 森谷
Yukimoto Sasaki
幸基 佐々木
Tomoko Takahashi
朋子 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1には表面の取り扱いが重要である中間転
写体としての画像担持体の交換の容易性、迅速性、確実
性の確保、第2には交換時に手が汚れたりするインク廃
液や使用済み廃材料に対する処置の改良、第3にはイン
クの補充及び記録ヘッド交換の作業性の改良、第4には
材料の補給及び塗布手段交換の作業性の改善、第5には
転写手段の交換作業性の改善、第6には材料除去手段の
交換作業性の改善、を実現するとともに、上記画像記録
装置が製造ラインに組み込まれた際のメンテナンスにも
考慮した画像記録装置及び方法及びその方法を使用する
カセット構造体を提供すること。 【解決手段】 画像担持体上に液体の付着により液体の
粘度を高めることができる材料を塗布する材料塗布手段
10と、材料に液体を付着させて画像担持体上に画像を
形成する液体供給手段30と、画像を記録体上に転写す
る転写手段50とを有する画像記録装置において、少な
くとも画像担持体を含み画像記録装置本体に着脱自在な
構造体を備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液滴により
溶解又は膨潤可能でかつインク液滴の粘度を上昇させる
材料である粉体を中間転写体としての画像担持体上に塗
布し、この粉体にインクジェット等の液体噴射装置によ
り画像情報に応じたインク液滴を噴射して画像を形成
し、爾後記録体に転写する画像記録装置及び方法であっ
て、特に上記画像記録装置及び方法に使用する少なくと
も中間転写体としての画像担持体を内蔵するカセット構
造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット等の液体噴射装置
により画像情報に応じたインク液滴を噴射して可視画像
を形成する画像記録装置において、上質紙のごとき普通
紙に滲みの少ない記録を行うことは重要な技術課題であ
る。斯かる技術課題を解決するものとして特開平7−8
9067号公報に開示された発明がある。この発明の内
容は、中間転写体型インクジェットと呼ばれる記録装置
で、一旦、インク画像を中間転写体である画像担持体上
に形成し、程よい粘度となったところで記録紙に転写す
ることで、普通紙上でのインク滲み等を解決するように
している。しかし、上記特開平7−89067号公報に
記載された発明は、中間転写体としての画像担持体に予
め界面活性剤を塗布してぬれ性を上げるようにしたもの
であり、程よい粘度となるまでかなりの時間を要するた
め、中間転写体としての画像担持体ひいては記録紙上に
滲みが生じ、高速記録には不向である。特に、ベタ画像
の場合に滲みが大きく、例えば、ラインプリンタ等によ
り構成して高速化しようとしても、この滲みのため、高
速化には自ずと限界が生じてしまうという問題があっ
た。一方、本件出願人の先願に係わる特願平9−359
208号には、インク液滴により溶解又は膨潤可能でか
つインク液滴粘度を上昇させる材料である粉体を中間転
写体としての画像担持体上に塗布し、この粉体に画像情
報に応じたインク液滴を噴射して画像を形成し、これを
普通紙に転写し、転写後上記粉体を除去回収するという
技術が示されている。この発明により、滲みがなくしか
も高速の画像記録が可能となった。斯かる中間転写型記
録装置においては、中間転写体としての画像担持体を利
用してその表面上に画像を形成し、爾後記録紙に転写す
るものであるので、中間転写体としての画像担持体を長
期間使用すると表面の離型性が劣化し残像が発生するな
どの問題が発生する。そこで、定期的な交換が必要とな
るが、交換の作業工程時に誤って表面に傷や汚れが形成
されることが考えられ、斯かる傷や汚れが発生すると、
これらが画像形成に直接影響してしまい、最終的には記
録紙の画像自体の欠陥になってしまうという問題があ
る。更に、このような大量の印字記録を行う画像記録装
置は、一般にオフィス等において不特定多数の人に使用
されるものであるので、メンテナンスのための作業が複
雑であれば、装置自体に不具合が発生してメンテナンス
が必要となった場合でも放置されがちで、これが装置に
与えるダメージは大きい。又、中間転写体として画像担
持体を使用するインクジェット記録方式は、紙以外の種
々の記録体にも記録印刷が可能であるところから、ビ
ン、缶、ダンボール等の容器類や被服類への印刷も検討
されている。斯かる場合には、容器類や被服類の製造の
過程で使用されることになるため、製造ラインの維持の
ために簡易なメンテナンスの方法が確立されていること
が重要な問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような先願の欠点及び問題を解消することにある。即
ち、上述の中間転写体としての画像担持体を使用したイ
ンクジェット記録装置の性能維持に関しては、特別に性
能維持のための知識を持たない不特定多数の人でも簡単
にメンテナンスできることが肝要である。次に、前述の
製造の過程で使用されるような場合には、簡便さに加え
てメンテナンスの迅速さと確実さが要求される。中間転
写体としての画像担持体を使用したインクジェット記録
装置の性能、特に画像品質を長期間維持するためにメン
テナンスが必要な内容としては、表面の離型性を適切
に維持するための中間転写体としての画像担持体の交
換、インク廃液の処理及び又は廃材料である使用済み
粉体を処理し装置内を適切に保全するため手段の交換、
インクの補充あるいは記録ヘッドの性能維持に対応す
るためのインク貯溜容器及び記録ヘッドの交換、材料
である粉体の補給及びまたは塗布手段の性能維持のため
の材料貯溜容器及び塗布手段の交換、転写性能を維持
するための転写手段の交換、中間転写体としての画像
担持体から使用済み材料を除去し、画像形成の再現性を
適切に維持するための材料除去手段の交換等、が挙げら
れる。そこで本発明は、第1には表面の取り扱いが重要
である中間転写体としての画像担持体の交換の容易性、
迅速性、確実性の確保、第2には交換時に手が汚れたり
するインク廃液や使用済み廃材料に対する処置の改良、
第3にはインクの補充及び記録ヘッド交換の作業性の改
良、第4には材料の補給及び塗布手段交換の作業性の改
善、第5には転写手段の交換作業性の改善、第6には材
料除去手段の交換作業性の改善、を実現するとともに、
上記画像記録装置が製造ラインに組み込まれた際のメン
テナンスにも考慮した画像記録装置及び方法及びその方
法を使用するカセット構造体を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するにあ
たり、請求項1の発明は、画像担持体上に液体の付着に
より液体の粘度を高めることができる材料を塗布する材
料塗布手段と、上記材料に液体を付着させて画像担持体
上に画像を形成する液体供給手段と、上記画像を記録体
上に転写する転写手段とを有する画像記録装置におい
て、少なくとも上記画像担持体を含み前記画像記録装置
本体に着脱自在な構造体を備えたことを最も主要な特徴
とする。請求項2の発明は、請求項1記載の画像記録装
置において、上記構造体は液体貯溜手段を含むことを主
要な特徴とする。請求項3の発明は、請求項1及び2の
いずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造体
は液体供給手段を含むことを主要な特徴とする。請求項
4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像
記録装置において、上記構造体は転写手段を含むことを
主要な特徴とする。請求項5の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造
体は材料除去手段を含むことを主要な特徴とする。請求
項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項記載の画
像記録装置において、上記構造体は材料貯溜手段を含む
ことを主要な特徴とする。請求項7の発明は、請求項1
乃至6のいずれか1項記載の画像記録装置において、上
記構造体は材料塗布手段を含むことを主要な特徴とす
る。請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項
記載の画像記録装置において、上記構造体は廃液処理手
段を含むことを主要な特徴とする。請求項9の発明は、
請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像記録装置にお
いて、上記構造体は使用済み材料処理手段を含むことを
主要な特徴とする。請求項10の発明は、請求項1乃至
9のいずれか1項記載の画像記録装置において、上記構
造体はカセット形状であることを最も主要な特徴とす
る。
【0005】請求項11の発明は、画像担持体の表面に
予め液体により溶解または膨潤可能でかつ該液体の粘度
を上昇させることができる材料を形成する工程と、液体
を画像信号に応じて画像担持体上に噴射して該画像担持
体上に画像を形成する工程と、前記画像を記録紙上に転
写する工程とよりなる画像記録方法において、少なくと
も上記画像担持体を含み前記記録装置本体に着脱自在な
構造体を備え、前記構造体の一部及び又は全部を交換す
る工程を設けたことを最も主要な特徴とする。請求項1
2の発明は、請求項11に記載する画像記録方法に用い
る内部に少なくとも画像担持体を具備してなるカセット
構造体を主要な特徴とする。請求項13の発明は、請求
項11に記載する画像記録方法に用いる内部に少なくと
も画像担持体と液体貯溜手段を具備してなるカセット構
造体を主要な特徴とする。請求項14の発明は、請求項
11に記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも
画像担持体と液体供給手段を具備してなるカセット構造
体を主要な特徴とする。請求項15の発明は、請求項1
1に記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画
像担持体と転写手段を具備してなるカセット構造体を主
要な特徴とする。請求項16の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と材料除去手段を具備してなるカセット構造体を主要
な特徴とする。請求項17の発明は、請求項11に記載
する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持体
と材料貯溜手段を具備してなるカセット構造体を主要な
特徴とする。請求項18の発明は、請求項11に記載す
る画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持体と
材料塗布手段を具備してなるカセット構造体を主要な特
徴とする。請求項19の発明は、請求項11に記載する
画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持体と廃
液処理手段を具備してなるカセット構造体を主要な特徴
とする。請求項20の発明は、請求項11に記載する画
像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持体と使用
済み材料処理手段を具備してなるカセット構造体を主要
な特徴とする。請求項21の発明は、画像担持体上に液
体の付着により液体の粘度を高めることができる材料を
塗布する材料塗布手段と、上記材料に液体を付着させて
画像担持体上に画像を形成する液体供給手段と、上記画
像を記録体上に転写する転写手段とを有する画像記録装
置であって、少なくとも上記画像担持体を含み前記画像
記録装置本体に着脱自在な構造体を備えた画像記録装置
を、外部に画像が記録されてなる物品の製造に用いるこ
とを最も主要な特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成された画像記録装置は、請求
項1の発明では、中間転写体としての画像担持体上に液
体の付着により液体の粘度を高めることができる材料を
塗布する材料塗布手段と、上記材料に液体を付着させて
中間転写体としての画像担持体上に画像を形成する液体
供給手段と、上記画像を記録体上に転写する転写手段と
を有する画像記録装置において、少なくとも上記中間転
写体としての画像担持体を含み前記画像記録装置本体に
着脱自在な構造体を備えたこととするので、中間転写体
としての画像担持体の交換の際、画像担持体に接触する
ことなく簡単に交換することが可能となり、中間転写体
としての画像担持体に傷が発生することがなく誰にでも
迅速且つ確実な交換作業が可能となる。請求項2の発明
では、請求項1記載の画像記録装置において、上記構造
体は液体貯溜手段を含むこととするので、中間転写体と
しての画像担持体と液体貯溜手段とが一体構成であると
ころから、1回の作業で両者の交換が可能となり、簡単
で、汚れが発生せず誰にでも迅速且つ確実な交換作業が
可能となる。請求項3の発明は、請求項1及び2のいず
れか1項記載の画像記録装置において、上記構造体は液
体供給手段を含むこととするので、中間転写体としての
画像担持体と液体供給手段とが一体構成であるところか
ら、1回の作業で両者の交換が可能となり、液体供給手
段に接触しないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅
速且つ確実な交換作業が可能となる。請求項4の発明
は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像記録装置
において、上記構造体は転写手段を含むこととするの
で、中間転写体としての画像担持体と転写手段とが一体
構成であるところから、1回の作業で両者の交換が可能
となり、簡単で、誰にでも迅速且つ確実な交換作業が可
能となる。請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれ
か1項記載の画像記録装置において、上記構造体は材料
除去手段を含むこととするので、中間転写体としての画
像担持体と材料除去手段とが一体構成であるところか
ら、1回の作業で両者の交換が可能となり、交換時に廃
棄材料に接触しないため汚れが発生せず、簡単で誰にで
も迅速且つ確実な交換作業が可能となる。請求項6の発
明は、請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像記録装
置において、上記構造体は材料貯溜手段を含むこととす
るので、中間転写体としての画像担持体と材料貯溜手段
とが一体構成であるところから、1回の作業で両者の交
換が可能となり、新たに補充する材料に接触しないため
汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確実な交換作
業が可能となる。請求項7記載の発明は、請求項1乃至
6のいずれか1項記載の画像記録装置において、上記構
造体は材料塗布手段を含むこととするので、中間転写体
としての画像担持体と材料塗布手段とが一体構成である
ところから、1回の作業で両者の交換が可能となり、中
間転写体としての画像担持体に塗布する材料に接触しな
いため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確実な
交換作業が可能となる。
【0007】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造体
は廃液処理手段を含むこととするので、中間転写体とし
ての画像担持体と廃液処理手段とが一体構成であるとこ
ろから、1回の作業で両者の交換が可能となり、インク
廃液に接触しないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも
迅速且つ確実な交換作業が可能となる。請求項9記載の
発明は、請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像記録
装置において、上記構造体は使用済み材料処理手段を含
むこととするので、中間転写体としての画像担持体と使
用済み材料処理手段とが一体構成であるところから、1
回の作業で両者の交換が可能となり、使用済み材料に接
触しないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ
確実な交換作業が可能となる。請求項10記載の発明
は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像記録装置
において、上記構造体はカセット形状であることとする
ので、本体装置からの着脱が極めて簡単で、誰にでも迅
速且つ確実な交換作業が可能となる。請求項11記載の
発明は、中間転写体としての画像担持体の表面に予め液
体により溶解または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇
させることができる材料を形成する工程と、液体を画像
信号に応じて中間転写体としての画像担持体上に噴射し
て該画像担持体上に画像を形成する工程と、前記画像を
記録紙上に転写する工程とよりなる画像記録方法におい
て、少なくとも上記中間転写体としての画像担持体を含
み前記記録装置本体に着脱自在な構造体を備え、前記構
造体の一部及び又は全部を交換する工程を設けたことと
するので、極めて簡単な方法で交換作業が行える。請求
項12記載の発明は、請求項11に記載する画像記録方
法に用いる内部に少なくとも中間転写体としての画像担
持体を具備してなるカセット構造体を特徴とするので、
該画像担持体に直接接触することなく交換作業を行うこ
とができるとともに、カセット構造体単体でメンテナン
スが行える。請求項13記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも中間転写
体としての画像担持体と液体貯溜手段を具備してなるカ
セット構造体を特徴とするので、画像担持体と液体貯溜
手段に直接接触することなく交換作業を行うことができ
るとともに、カセット構造体単体でメンテナンスが行え
る。
【0008】請求項14記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも中間転写
体としての画像担持体と液体供給手段を具備してなるカ
セット構造体を特徴とするので、画像担持体と液体供給
手段に直接接触することなく交換作業を行うことができ
るとともに、カセット構造体単体でメンテナンスが行え
る。請求項15記載の発明は、請求項11に記載する画
像記録方法に用いる内部に少なくとも中間転写体として
の画像担持体と転写手段を具備してなるカセット構造体
を特徴とするので、画像担持体と転写手段に直接接触す
ることなく交換作業を行うことができるとともに、カセ
ット構造体単体でメンテナンスが行える。請求項16記
載の発明は、請求項11に記載する画像記録方法に用い
る内部に少なくとも中間転写体としての画像担持体と材
料除去手段を具備してなるカセット構造体を特徴とする
ので、画像担持体と材料除去手段に直接接触することな
く交換作業を行うことができるとともに、カセット構造
体単体でメンテナンスが行える。請求項17記載の発明
は、請求項11に記載する画像記録方法に用いる内部に
少なくとも中間転写体としての画像担持体と材料貯溜手
段を具備してなるカセット構造体を特徴とするので、画
像担持体と材料貯溜手段に直接接触することなく交換作
業を行うことができるとともに、カセット構造体単体で
メンテナンスが行える。請求項18記載の発明は、請求
項11に記載する画像記録方法に用いる内部に少なくと
も中間転写体としての画像担持体と材料塗布手段を具備
してなるカセット構造体を特徴とするので、画像担持体
と材料塗布手段に直接接触することなく交換作業を行う
ことができるとともに、カセット構造体単体でメンテナ
ンスが行える。請求項19記載の発明は、請求項11に
記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも中間転
写体としての画像担持体と廃液処理手段を具備してなる
カセット構造体を特徴とするので、画像担持体と廃液処
理手段に直接接触することなく交換作業を行うことがで
きるとともに、カセット構造体単体でメンテナンスが行
える。請求項20記載の発明は、請求項11に記載する
画像記録方法に用いる内部に少なくとも中間転写体とし
ての画像担持体と使用済み材料処理手段を具備してなる
カセット構造体を特徴とするので、画像担持体と使用済
み材料処理手段に直接接触することなく交換作業を行う
ことができるとともに、カセット構造体単体でメンテナ
ンスが行える。請求項21記載の発明は、中間転写体と
しての画像担持体上に液体の付着により液体の粘度を高
めることができる材料を塗布する材料塗布手段と、上記
材料に液体を付着させて画像担持体上に画像を形成する
液体供給手段と、上記画像を記録体上に転写する転写手
段とを有する画像記録装置であって、少なくとも中間転
写体としての上記画像担持体を含み前記画像記録装置本
体に着脱自在な構造体を備えた画像記録装置を、外部に
画像が記録されてなる物品の製造に用いることとするの
で、外部に画像が記録されてなる物品の製造過程におけ
る装置のメンテナンスが容易に行える。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適用され
る従来の画像記録方法及び画像記録装置を説明するもの
で、粉体塗布手段10、中間転写体手段としての画像担
持体手段20、印字手段30、給紙手段40、転写手段
50、排紙手段60、及び粉体除去手段70で構成され
ている。粉体塗布手段10は、粉体(以下セット剤と称
する)11を貯溜する容器12とセット剤11を補給す
る補給ローラ13と、セット剤11を中間転写体手段と
しての画像担持体手段20の中間転写ベルト21に塗布
するための塗布ローラ15から成る。塗布ローラ15
は、回転することで中間転写ベルト21へセット剤11
を塗布する。塗布ローラ15には、補給ローラ13から
セット剤11が供給される。画像担持体手段20は3本
のローラ22、23、24と中間転写ベルト21、さら
に図示しない駆動モータ、位置制御エンコーダ、筐体な
どから構成されており、駆動モータの回転力がローラ2
2、23、24に伝達されることにより、中間転写ベル
ト21が回転される。印字手段30は、インクジェット
ヘッド31及びヘッド案内機構部32よりなり、印字領
域にセット剤11の塗布された中間転写ベルト21が到
ると印字動作が行われ始め、キャリッジの往復動ととも
に印字が行われる。ラインヘッドを使う装置に於いて
も、上記動作は同じである。給紙手段40は、給紙カセ
ット41、記録紙42、レジストローラ43等から構成
されている。印字信号が入ってから印字動作が始まり、
それとともに給紙動作が始まる。タイミングにより、給
紙動作は印字開始信号が出た後でもよい。先ず、給紙カ
セット41から記録紙42を送り出す準備がなされ、記
録紙が1枚分離間し、レジストローラ43に送られる。
上記した中間転写ベルト21に画像などが形成され送ら
れてくるとタイミングを合せ、レジストローラ43が動
作し、転写手段50へ記録紙42が送られる。
【0010】転写手段50は、転写ローラ51から構成
される。通常は、転写ローラ51はローラ23とは離反
している。中間転写ベルト21に形成された画像が回動
してくると、画像と記録紙42とのタイミングが取ら
れ、送られる前又は送られる直前に転写ローラ51が圧
力をもってローラ23に接する。中間転写ベルト21と
記録紙42がローラ23と転写ローラ51に挟まれ圧力
が加わり、画像が記録紙42に転写される。その後、印
字の完了した記録紙42は排紙手段60により排紙され
る。転写手段50を過ぎた中間転写ベルト21には、印
字をしていない部分にセット剤11が残っており、この
セット剤11をセット剤除去手段70で回収し、中間転
写ベルト21を初期状態に戻す。セット剤除去手段70
はローラ、ブレード等から構成されており、図示しない
駆動部により駆動させられセット剤11を掻き落とす。
斯かる構成よりなる記録装置の動作は、まず,印字開始
信号を受けると、中間転写体手段としての画像担持体手
段20が動作し、補給ローラ13と塗布ローラ15が回
転し、補給ローラ13がセット剤11をくみ上げ、塗布
ローラ15に伝達することでセット剤11が中間転写ベ
ルト21に塗布される。中間転写体としての画像担持体
手段20は3本のローラ22、23、24と中間転写ベ
ルト21、さらに図示しない駆動モータ、位置制御エン
コーダ、筐体などから構成されており、駆動モータの回
転力がローラ22、23、24に伝達されることによ
り、中間転写ベルト21が回転される。中間転写ベルト
21にセット剤11が塗布され、印字手段30の位置に
塗布部分が移動すると、印字動作が始まり、印字手段3
0により中間転写ベルト21上に塗布されたセット剤1
1上に画像情報が印字される。本実施例では、印字手段
30のインクジェットヘッド31がヘッド案内機構部3
2に沿ってスライドするシャトル走査方式で示されてい
るが、ラインヘッド等で構成しても良い。ラインヘッド
で印字機構を構成した場合には、高速でしかも連続的に
印字及び転写が行われるという特徴がでる。印字が行わ
れている最中又は終了すると給紙手段40の給紙カセッ
ト41から記録紙42が送り出され、レジストローラ4
3まで送られる。中間転写ベルト21上に印字された画
像情報にタイミングを合せて、レジストローラ43から
記録紙42が送り出され、転写手段50の転写ローラ5
1が記録紙42を裏面から押し上げることにより中間転
写ベルト21上の画像情報が記録紙42に転写される。
しかる後、排紙手段60により排紙、ストックされる。
転写手段50を通過した中間転写ベルト21上には、印
字をしていない部分にセット剤11が残存しているの
で、ローラ、ブレード等より構成されるセット剤除去手
段70により掻き落とす。
【0011】図2は、本発明の要旨とするところを模式
図的に示したもので、図1の従来例と同様の機能を果た
す部分については、図1で使用した番号と同様の番号を
使用し、重複した説明は割愛する。まず、図2に基づ
き、着脱自在な構造体が適応される前提となる本体画像
記録装置の構成について説明する。図2において中間転
写体手段としての画像担持体手段20とセット剤塗布手
段10とは図1と同様である。図1においては、インク
ジェットヘッド31は中間転写ベルト21の上方に位置
していたが、本実施例では、中間転写ベルト21のロー
ラ22の右端横に位置している。代わりに、大容量のイ
ンクカートリッジ33が中間転写ベルト21の上方に位
置する。インクカートリッジ33とインクジェットヘッ
ド31とは、図3に示すように、インク補給チューブ3
4により連結されている。インクジェットベッド31
は、シャフト32に沿って往復移動しながら中間転写ベ
ルト21上に画像を書き込んでいくが、インクカートリ
ッジ33は移動することはなく、画像形成の幅方向に、
シアン33a、マゼンダ33b、イエロー33c、ブラ
ック33dの各色毎に区画に分割されて配置されてい
る。図4は、インクカートリッジ33とインクジェット
ベッド31との接続を示す断面図である。インクカート
リッジ33の各色ごとの区画の内部にはインクを染み込
ませた発泡体35が配されており、該発泡体35に向っ
て接続ユニット36から突出しているフェルトのような
高密度の発泡体37と圧接されている。毛管現象によ
り、インクはインクカートリッジ33内部の発泡体35
から接続ユニット36内部の発泡体37へと供給され
る。更に、接続ユニット36内部の発泡体37から、色
別に準備され束ねられたインク補給チューブ34を介し
てインクジェットベッド31へと供給される。斯かる構
造を採用することにより、インクの交換時には、交換用
のインクカートリッジ33を接続ユニット36の上部に
嵌め込むことで、交換作業が極めて簡単に行える。
【0012】図5以降に本発明の要旨である中間転写体
としての画像担持体を含む構造体(以下、画像担持体カ
セット、と称する)について説明する。図5は画像担持
体カセットの概念斜視図である。画像担持体カセットは
その名の通り、中間転写体手段としての画像担持体手段
20のほぼ全面がプラスチック等の材質で形成された被
覆板20aで被われたカセットであるが、少なくとも図
1で示した材料塗布手段10、記録手段30、転写手段
50が存在する位置に対応する個所には各々開口部10
a、30a、50a(図6参照)が設けられており、そ
の部位は中間転写ベルト21の表面が露呈する形態がと
られている。このように部分的に開口は存在するもの
の、ほとんどの部位が被覆板20aでカバーされている
ので、画像担持体手段20を本体装置から着脱する際に
は、このカセットを引き出すことで交換が可能であり、
取り扱いは極めて簡便に行うことができ、中間転写ベル
ト21に接触して傷つける危険性が回避できる。図6
は、画像担持体カセットが、中間転写体としての画像担
持体と廃液吸収体38とを含む例を示している。廃液吸
収体はインクジェットヘッド31の性能を維持するため
に、定期的に試し噴射されるインクを吸収する役目を担
うもので、通常フェルトのような材質で構成される。図
示はしていないがインクジェットヘッドの目詰まり防止
等を行う信頼性維持機構で、インクジェットヘッド31
のノズル面から吸引したインクをチューブを通して廃液
吸収体38に吸収させるので、画像担持体手段20の内
部に設けられていても構わない。図5に説明したと同様
に、画像担持体手段20と廃液吸収体38とは、ほとん
どの部位が被覆板20aにカバーされているので、画像
担持体手段20と廃液吸収体とを本体装置から着脱する
際の取り扱いは極めて簡便に行うことが可能で、手や衣
服を汚すことはない。図7は、画像担持体カセットが、
画像担持体手段20と大容量インクカートリッジ33と
を含む例を示している。図4に示したように大容量イン
クカートリッジ33とインクジェットヘッド31とは、
吸引パイプ34によって結合されているところから、吸
引パイプ34の結合を外し、両者を分離することで、画
像担持体手段20と大容量インクカートリッジで構成さ
れた画像担持体カセットを本体装置に着脱することがで
きる。図5と同様に、画像担持体手段20と大容量イン
クカートリッジとは、ほとんどの部位が被覆板20aで
カバーされているので、画像担持体手段20と大容量イ
ンクカートリッジとを本体装置から着脱する際の取り扱
いは極めて簡単に行うことが可能で、手や衣服を汚すこ
とはない。ここでは、画像担持体手段20と大容量イン
クカートリッジ33とを含む例を示したが、画像担持体
手段20とインクジェツトヘッド31とを含ませること
も勿論可能である。
【0013】図8は、画像担持体カセットが、画像担持
体手段20とセット剤塗布手段10とを含む例を示して
いる。図5と同様に、画像担持体手段20とセット剤塗
布手段10とはほとんどが被覆板20aでカバーされて
いるので、画像担持体手段20とセット剤塗布手段10
とを本体装置から着脱する際の取り扱いは極めて簡便に
行うことが可能で、セット剤で手や衣服を汚すことはな
い。ここでは、画像担持体手段20とセット剤塗布手段
10とを含む例を示したが、画像担持体手段20とセッ
ト剤貯溜手段であるタンク又はカートリッジ12を含ま
せることも勿論可能である。図9は、画像担持体カセッ
トが、画像担持体手段20と転写手段50とを含む例を
示している。図5と同様に、画像担持体手段20と転写
手段50とはほとんどの部位が被覆板20aでカバーさ
れているので、画像担持体手段20と転写手段50とを
本体装置から着脱する際の取り扱いは極めて簡便に行う
ことが可能で、セット剤で手や衣服を汚すことはない。
図10は、画像担持体カセットが、画像担持体手段20
とセット剤除去手段70とを含む例を示している。図5
と同様に、画像担持体手段20とセット剤除去手段70
とはほとんどが被覆板20aでカバーされているので、
画像担持体手段20とセット剤除去手段70とを本体装
置から着脱する際の取り扱いは極めて簡便に行うことが
可能で、使用済みのセット剤等で手や衣服を汚すことは
ない。ここでは、画像担持体手段20とセット剤除去手
段70とを含む例を示したが、画像担持体手段20と使
用済セット剤処理手段を含ませることも勿論可能であ
る。図11に、本発明の画像記録装置を、例えば、ビ
ン、缶、ダンボール等の容器類や被服類へ印刷して印刷
物を製造する製造装置に組み込んだ例を示す。この画像
記録装置には、図5乃至図10に示した複数種類の画像
担持体カセットのいずれかを組み込むことが可能になっ
ている。画像記録装置は、ジョイントAによって製造装
置に組み込まれており、ベルトコンベアBに搭載されて
矢印方向に流れてくる商品C、例えばプリント板、包装
材、容器、被服等に画像を転写する用途に使用される。
斯かる製造装置のメンテナンスにあたっては、簡便さに
加え、迅速さと確実さが要求される。この際に本発明の
画像記録装置に用いられる複数ユニットを内蔵する画像
担持体カセットを使用することが極めて有用となる。図
12として、図11の斜視図が示されている。構成及び
動作に関しては、図11と同様であるので説明を割愛す
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明では、画像担持体上に液体
の付着により液体の粘度を高めることができる材料を塗
布する材料塗布手段と、上記材料に液体を付着させて画
像担持体上に画像を形成する液体供給手段と、上記画像
を記録体上に転写する転写手段とを有する画像記録装置
において、少なくとも上記画像担持体を含み前記画像記
録装置本体に着脱自在な構造体を備えたこととしたの
で、画像担持体の交換の際、画像担持体に接触すること
なく簡単に交換することが可能となり、画像担持体に傷
が発生することがなく誰にでも迅速且つ確実な交換作業
が可能となる画像記録装置を提供することができた。請
求項2の発明では、請求項1記載の画像記録装置におい
て、上記構造体は液体貯溜手段を含むこととしたので、
画像担持体と液体貯溜手段とが一体構成であるところか
ら、1回の作業で両者の交換が可能となり、簡単で、汚
れが発生せず誰にでも迅速且つ確実な交換作業が可能と
なる画像記録装置を提供することができた。請求項3の
発明は、請求項1及び2のいずれか1項記載の画像記録
装置において、上記構造体は液体供給手段を含むことと
したので、画像担持体と液体供給手段とが一体構成であ
るところから、1回の作業で両者の交換が可能となり、
液体供給手段に接触しないため汚れが発生せず、簡単で
誰にでも迅速且つ確実な交換作業が可能となる画像記録
装置を提供することができた。請求項4の発明は、請求
項1乃至3のいずれか1項記載の画像記録装置におい
て、上記構造体は転写手段を含むこととしたので、画像
担持体と転写手段とが一体構成であるところから、1回
の作業で両者の交換が可能となり、簡単で、誰にでも迅
速且つ確実な交換作業が可能となる画像記録装置を提供
することができた。請求項5の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造
体は材料除去手段を含むこととしたので、画像担持体と
材料除去手段とが一体構成であるところから、1回の作
業で両者の交換が可能となり、交換時に廃棄材料に接触
しないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確
実な交換作業が可能となる画像記録装置を提供すること
ができた。請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれ
か1項記載の画像記録装置において、上記構造体は材料
貯溜手段を含むこととしたので、画像担持体と材料貯溜
手段とが一体構成であるところから、1回の作業で両者
の交換が可能となり、新たに補充する材料に接触しない
ため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確実な交
換作業が可能となる画像記録装置を提供することができ
た。請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか
1項記載の画像記録装置において、上記構造体は材料塗
布手段を含むこととしたので、画像担持体と材料塗布手
段とが一体構成であるところから、1回の作業で両者の
交換が可能となり、画像担持体に塗布する材料に接触し
ないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確実
な交換作業が可能となる画像記録装置を提供することが
できた。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造体
は廃液処理手段を含むこととしたので、画像担持体と廃
液処理手段とが一体構成であるところから、1回の作業
で両者の交換が可能となり、インク廃液に接触しないた
め汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ確実な交換
作業が可能となる画像記録装置を提供することができ
た。請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか
1項記載の画像記録装置において、上記構造体は使用済
み材料処理手段を含むこととしたので、画像担持体と使
用済み材料処理手段とが一体構成であるところから、1
回の作業で両者の交換が可能となり、使用済み材料に接
触しないため汚れが発生せず、簡単で誰にでも迅速且つ
確実な交換作業が可能となる画像記録装置を提供するこ
とができた。請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれか1項記載の画像記録装置において、上記構造
体はカセット形状であることとしたので、本体装置から
の着脱が極めて簡単で、誰にでも迅速且つ確実な交換作
業が可能となる画像記録装置を提供することができた。
請求項11記載の発明は、画像担持体の表面に予め液体
により溶解または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇さ
せることができる材料を形成する工程と、液体を画像信
号に応じて画像担持体上に噴射して該画像担持体上に画
像を形成する工程と、前記画像を記録紙上に転写する工
程とよりなる画像記録方法において、少なくとも上記画
像担持体を含み前記記録装置本体に着脱自在な構造体を
備え、前記構造体の一部及び又は全部を交換する工程を
設けたこととしたので、極めて簡単な方法で交換作業が
行える画像記録方法を提供することができた。請求項1
2記載の発明は、請求項11に記載する画像記録方法に
用いる内部に少なくとも画像担持体を具備してなるカセ
ット構造体を特徴としたので、画像担持体に直接接触す
ることなく交換作業を行うことができるとともに、カセ
ット構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体
が提供できた。請求項13記載の発明は、請求項11に
記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担
持体と液体貯溜手段を具備してなるカセット構造体を特
徴としたので、画像担持体と液体貯溜手段に直接接触す
ることなく交換作業を行うことができるとともに、カセ
ット構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体
が提供できた。請求項14記載の発明は、請求項11に
記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担
持体と液体供給手段を具備してなるカセット構造体を特
徴としたので、画像担持体と液体供給手段に直接接触す
ることなく交換作業を行うことができるとともに、カセ
ット構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体
が提供できた。請求項15記載の発明は、請求項11に
記載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担
持体と転写手段を具備してなるカセット構造体を特徴と
したので、画像担持体と転写手段に直接接触することな
く交換作業を行うことができるとともに、カセット構造
体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体が提供で
きた。
【0016】請求項16記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と材料除去手段を具備してなるカセット構造体を特徴
としたので、画像担持体と材料除去手段に直接接触する
ことなく交換作業を行うことができるとともに、カセッ
ト構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体が
提供できた。請求項17記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と材料貯溜手段を具備してなるカセット構造体を特徴
としたので、画像担持体と材料貯溜手段に直接接触する
ことなく交換作業を行うことができるとともに、カセッ
ト構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体が
提供できた。請求項18記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と材料塗布手段を具備してなるカセット構造体を特徴
としたので、画像担持体と材料塗布手段に直接接触する
ことなく交換作業を行うことができるとともに、カセッ
ト構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体が
提供できた。請求項19記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と廃液処理手段を具備してなるカセット構造体を特徴
としたので、画像担持体と廃液処理手段に直接接触する
ことなく交換作業を行うことができるとともに、カセッ
ト構造体単体でメンテナンスが行えるカセット構造体が
提供できた。請求項20記載の発明は、請求項11に記
載する画像記録方法に用いる内部に少なくとも画像担持
体と使用済み材料処理手段を具備してなるカセット構造
体を特徴としたので、画像担持体と使用済み材料処理手
段に直接接触することなく交換作業を行うことができる
とともに、カセット構造体単体でメンテナンスが行える
カセット構造体が提供できた。請求項21記載の発明
は、画像担持体上に液体の付着により液体の粘度を高め
ることができる材料を塗布する材料塗布手段と、上記材
料に液体を付着させて画像担持体上に画像を形成する液
体供給手段と、上記画像を記録体上に転写する転写手段
とを有する画像記録装置であって、少なくとも上記画像
担持体を含み前記画像記録装置本体に着脱自在な構造体
を備えた画像記録装置を、外部に画像が記録されてなる
物品の製造に用いることとしたので、外部に画像が記録
されてなる物品の製造過程における装置のメンテナンス
が容易に行える製造装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される従来の画像記録装置及び方
法の説明図である。
【図2】本発明が適用される前提となる本発明の構成を
模式的に説明した模式図である。
【図3】本発明が適用される前提となる本発明の構成の
うち印字手段を説明した説明図である。
【図4】本発明が適用される前提となる本発明の構成の
うち印字手段の断面を説明した断面図である。
【図5】本発明の中間転写手段のカセット構造体の実施
例を模式的に説明した模式図である。
【図6】本発明の中間転写手段と廃液吸収体とを一体と
したカセット構造体を模式的に説明した模式図である。
【図7】本発明の中間転写手段と大容量インクカートリ
ッジとを一体としたカセット構造体を模式的に説明した
模式図である。
【図8】本発明の中間転写手段とセット剤塗布手段とを
一体としたカセット構造体を模式的に説明した模式図で
ある。
【図9】本発明の中間転写手段と転写手段とを一体とし
たカセット構造体を模式的に説明した模式図である。
【図10】本発明の中間転写手段とセット剤除去手段と
を一体としたカセット構造体を模式的に説明した模式図
である。
【図11】本発明の画像記録装置を製造機械に適用した
例を説明した模式図である。
【図12】本発明の画像記録装置を製造機械に適用した
例を説明した斜視図である。
【符号の説明】
10 粉体塗布手段(セット剤塗布手段) 10a 開口部 11 粉体(セット剤) 12 タンク又はカートリッジ 13 補給ローラ 15 塗布ローラ 20 画像担持体手段 20a 被覆板 21 中間転写ベルト 22 ローラ 23 ローラ 24 ローラ 30 印字手段 30a 開口部 31 インクジェットヘツド 32 ヘッド案内機構部 33 インクカートリッジ 33a シアン 33b マゼンダ 33c イエロー 33d ブラック 34 インク補給チューブ 35 発泡体 36 接続ユニット 37 発泡体 38 廃液吸収体 40 給紙手段 41 給紙カセット 42 記録紙 43 レジストローラ 50 転写手段 50a 開口部 51 転写ローラ 60 排紙手段 70 粉体除去手段(セット剤除去手段) 71 除去ローラ A ジョイント B ベルトコンベア C 商品
フロントページの続き (72)発明者 高橋 朋子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EA22 FD13 HA41 JB18 KC02 KC11

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体上に液体の付着により液体の
    粘度を高めることができる材料を塗布する材料塗布手段
    と、上記材料に液体を付着させて画像担持体上に画像を
    形成する液体供給手段と、上記画像を記録体上に転写す
    る転写手段とを有する画像記録装置において、少なくと
    も上記画像担持体を含み前記画像記録装置本体に着脱自
    在な構造体を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像記録装置において、
    上記構造体は液体貯溜手段を含むことを特徴とする画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は液体供給手段を含む
    ことを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は転写手段を含むこと
    を特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は材料除去手段を含む
    ことを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は材料貯溜手段を含む
    ことを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は材料塗布手段を含む
    ことを特徴とする画像記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項記載の
    画像記録装置において、上記構造体は廃液処理手段を含
    むことを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項記載の画
    像記録装置において、上記構造体は使用済み材料処理手
    段を含むことを特徴とする画像記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    画像記録装置において、上記構造体はカセット形状であ
    ることを特徴とする画像記録装置。
  11. 【請求項11】 画像担持体の表面に予め液体により溶
    解または膨潤可能でかつ該液体の粘度を上昇させること
    ができる材料を形成する工程と、液体を画像信号に応じ
    て画像担持体上に噴射して該画像担持体上に画像を形成
    する工程と、前記画像を記録紙上に転写する工程とより
    なる画像記録方法において、少なくとも上記画像担持体
    を含み前記記録装置本体に着脱自在な構造体を備え、前
    記構造体の一部及び又は全部を交換する工程を設けたこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体を具備してなるカセ
    ット構造体。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と液体貯溜手段を具
    備してなるカセット構造体。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と液体供給手段を具
    備してなるカセット構造体。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と転写手段を具備し
    てなるカセット構造体。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と材料除去手段を具
    備してなるカセット構造体。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と材料貯溜手段を具
    備してなるカセット構造体。
  18. 【請求項18】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と材料塗布手段を具
    備してなるカセット構造体。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と廃液処理手段を具
    備してなるカセット構造体。
  20. 【請求項20】 請求項11に記載する画像記録方法に
    用いる内部に少なくとも画像担持体と使用済み材料処理
    手段を具備してなるカセット構造体。
  21. 【請求項21】 画像担持体上に液体の付着により液体
    の粘度を高めることができる材料を塗布する材料塗布手
    段と、上記材料に液体を付着させて画像担持体上に画像
    を形成する液体供給手段と、上記画像を記録体上に転写
    する転写手段とを有する画像記録装置であって、少なく
    とも上記画像担持体を含み前記画像記録装置本体に着脱
    自在な構造体を備えた画像記録装置を、外部に画像が記
    録されてなる物品の製造に用いることを特徴とする製造
    装置。
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JP2019520236A (ja) * 2016-05-30 2019-07-18 ランダ ラブズ (2012) リミテッド 3次元物体に印刷する装置
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